JP2009056124A - 弾球遊技機 - Google Patents

弾球遊技機 Download PDF

Info

Publication number
JP2009056124A
JP2009056124A JP2007226317A JP2007226317A JP2009056124A JP 2009056124 A JP2009056124 A JP 2009056124A JP 2007226317 A JP2007226317 A JP 2007226317A JP 2007226317 A JP2007226317 A JP 2007226317A JP 2009056124 A JP2009056124 A JP 2009056124A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
handle
firing handle
firing
player
detection switch
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2007226317A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4722099B2 (ja
Inventor
Shigehiro Tsusaka
茂弘 津坂
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fuji Shoji Co Ltd
Original Assignee
Fuji Shoji Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Shoji Co Ltd filed Critical Fuji Shoji Co Ltd
Priority to JP2007226317A priority Critical patent/JP4722099B2/ja
Publication of JP2009056124A publication Critical patent/JP2009056124A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4722099B2 publication Critical patent/JP4722099B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Abstract

【課題】遊技者の発射ハンドルの操作負荷を確実に軽減できる弾球遊技機。
【解決手段】検出スイッチ25がONでない場合(S61;No)、大当りフラグ、保留4フラグが設定されているか否かが順次判定される(S62、S63)。大当りフラグが設定されておらず(S62;No)、保留4フラグも設定されていない場合(S63;No)、モータステップ量が減算される(S64)。モータステップ量が減算されると同時に、ステッピングモータ24が駆動され、発射ハンドル22が遊技者により回動操作された操作位置から原点位置へ復帰動作を開始する。
【選択図】図16

Description

本発明は、発射ハンドルを備えた弾球遊技機に関し、特に、発射ハンドルを電動アクチュエータにより操作位置から原点位置へ復帰動作させる弾球遊技機に関するものである。
従来、パチンコ機には、多数の障害釘や複数の入賞口等が配置された遊技領域と、この遊技領域に遊技球を発射する発射機構と、この発射機構を作動させるために遊技者が操作する発射ハンドルとが装備されている。発射機構は、遊技球を打撃する打撃槌と、この打撃槌を作動させる電動アクチュエータとを有し、発射ハンドルにおいて、操作ハンドルを回動操作することで、電動アクチュエータの駆動力、つまり、打撃槌の遊技球への打撃力が調整され、遊技球を遊技領域の所望の位置に向けて発射することができる。
従来の発射ハンドルとして、ハンドルベースが、パチンコ機の本体部材に前方突出状に固定され、操作ハンドルが、ハンドルベースの外周部の前端側に配設された環状操作部を有し、ハンドルベースに前後方向の軸回りに回動自在に支持され、ハンドルカバーが、操作ハンドルの前端側に配設され、操作ハンドルを回動可能に保持した状態でハンドルベースに固定され、操作ハンドルの前方移動を規制するようにしたものが周知である。
特許文献1の発射ハンドルにおいては、遊技者により操作ハンドルが操作されない場合、操作ハンドルが捩じりバネによりハンドルベースに対して反時計回り方向へ復帰駆動される。操作ハンドルを操作する場合、遊技者は手の平をハンドルカバーの前面側に位置させ、指(親指、人指し指、中指等)を操作ハンドルの指当部に掛けて、バネの付勢力に抗して操作ハンドルをハンドルベースに対して時計回り方向へ回動操作し、その手で操作ハンドルとハンドルカバーを一体的に握って、操作ハンドルを固定する。
ところで、従来の発射ハンドルの多くは、遊技者が操作ハンドルとハンドルベース又はハンドルカバーとの間にコイン等の異物を予定外に挿入し保持させて、操作ハンドルを固定できるようになっている。尚、操作ハンドルの指当部を利用し、その指当部の内面とハンドルベース又はハンドルカバーの外周面との間に遊技球が挿入保持されて、操作ハンドルが固定されるように構成した発射ハンドルも実用化されている。
しかし、操作ハンドルとハンドルベース又はハンドルカバーとの間に異物を予定外に挿入し保持させることは、特に無理やり圧入した場合には、その異物を取り除いた場合に操作ハンドルががたつく等、発射ハンドルが損傷する原因になるので好ましいことではなく、また、遊技の健全化を図る為には、操作ハンドルが異物で固定されることを防止することが望ましい。
特開2001−170267号公報
特許文献1の発射ハンドルにおいては、遊技者がバネの付勢力に抗して操作ハンドルを回動操作し、その回動操作位置を保持した状態で遊技を行うが、長時間続けて操作ハンドルの操作位置を保持し続けるためには、手で操作ハンドルとハンドルカバーとを一体的にしっかりと握り続ける必要があり、遊技者の発射ハンドルの操作負荷を軽減できないという問題がある。
本発明の目的は、弾球遊技機に関し、発射ハンドルにおいて、遊技者の発射ハンドルの操作負荷を確実に軽減することである。
請求項1の弾球遊技機は、遊技領域に遊技球を発射する発射機構と、この発射機構を作動させるために遊技者が操作する発射ハンドルとを備えた弾球遊技機において、遊技者が発射ハンドルにタッチしていることを検出するタッチセンサと、発射ハンドルの原点位置を検出する機能を有する検出スイッチと、発射ハンドルを原点位置に復帰駆動可能な電動アクチュエータと、タッチセンサのオンを所定時間検出しない場合に、発射ハンドルを原点位置へ復帰動作させるように電動アクチュエータを制御する制御手段とを備えたことを特徴としている。
遊技者が発射ハンドルを操作して、発射機構により遊技球が遊技領域に発射される。遊技者が発射ハンドルから手を離してから所定時間タッチセンサのオンが検出されない場合、制御手段により電動アクチュエータが制御され、電動アクチュエータが駆動して発射ハンドルをその操作位置から原点位置へ復帰動作させる。そのため、遊技者が発射ハンドルにタッチしている間は発射ハンドルが原点位置へ復帰動作することがなく、発射ハンドル操作後の操作位置を容易に固定できる。
請求項2の弾球遊技機は、請求項1の発明において、検出スイッチは、発射機構の作動を停止させる発射停止スイッチの機能を有することを特徴としている。
請求項3の弾球遊技機は、請求項1又は2の発明において、制御手段が電動アクチュエータを駆動して発射ハンドルを原点位置に復帰動作させても、検出スイッチがオンにならない場合に、エラー報知する報知手段を設けたことを特徴としている。
請求項4の弾球遊技機は、請求項1〜3の発明の何れかにおいて、発射ハンドルの復帰動作中にタッチセンサのオンを検出した場合、制御手段は、発射ハンドルの復帰動作を停止させるよう電動アクチュエータを制御することを特徴としている。
請求項5の弾球遊技機は、請求項1〜4の発明の何れかにおいて、制御手段は、遊技球を賞球として払出す払出手段を制御する払出制御手段に設けられたことを特徴としている。
本願の弾球遊技機によれば、発射機構と、発射ハンドルと、タッチセンサと、発射ハンドルの原点位置を検出する機能を有する検出スイッチと、発射ハンドルを原点位置に復帰駆動可能な電動アクチュエータと、タッチセンサのオンを所定時間検出しない場合に、発射ハンドルを原点位置へ復帰動作させるように電動アクチュエータを制御する制御手段とを備えたので、発射ハンドルを捩じりバネで付勢しないため、遊技者が発射ハンドルにタッチしている間は発射ハンドルが操作位置に停止するので、発射ハンドル操作後の操作位置を容易に保持できる。そのため、遊技者の発射ハンドルの操作負荷を確実に軽減できるうえ、長時間遊技を行うことができる。
また、タッチセンサのオンを所定時間検出しない場合に、発射ハンドルが原点位置へ復帰動作するので、遊技者が発射ハンドルから手を離した後、発射ハンドルが操作位置に停止した状態で遊技者の意図とは無関係に遊技球が発射されるのを防止することができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について図面に基づいて説明する。
図1〜図3に示すように、弾球遊技機であるパチンコ機1は、枠部材2、遊技盤3、皿形状体4、発射機構5、発射ハンドル機構6などを備えている。
枠部材2に裏側から遊技盤3が着脱可能に装着され、その遊技盤3の前側は開閉可能な窓部を有するガラス扉7で覆われている。遊技盤3の下側には遊技球Pを発射する発射機構5が配置されている。発射機構5は、遊技球Pを打撃する打撃槌5aと、この打撃槌5aを作動させる発射ソレノイドアクチュエータ(以下、発射ソレノイド)5bと、発射部の遊技球Pを検出する発射球検出スイッチ(図示略)などを有する。
鉛直な盤面を形成する遊技盤3にはガイドレール8がほぼ環状に設けられ、ガイドレール8の内側に遊技領域9が設けられ、遊技者が発射ハンドル機構6の発射ハンドル22を右回しに所定角度回動操作し、発射機構5の発射ソレノイド5bの駆動により遊技球Pが発射され、ガイドレール8により遊技球Pが遊技領域9に案内される。
遊技領域9には、多数の障害釘(図示略)、風車10、液晶ディスプレイ(LCD)11、複数の普通入賞口12、図柄始動入賞口13、特別図柄表示部14や大入賞口15などが配置されている。遊技領域9の上部へ発射された遊技球Pは、遊技領域9の複数の障害釘や風車10に当たって方向を換えながら落下していき、普通入賞口12、図柄始動入賞口13、大入賞口15の何れかに入賞するか、最下端まで落下して球排出口16から排出される。
図柄始動入賞口13に入賞した遊技球Pを検出した場合には、特別図柄表示部14の特別図柄が変動表示される。液晶ディスプレイ11の表示画面には、複数の図柄列からなる演出図柄が表示される。この演出図柄は、リーチや大当りに対する遊技者の期待感を喚起する為に演出目的で表示されるものである。遊技者は、この演出図柄の停止態様を見て特別図柄表示部14の特別図柄の停止態様が当りか否かを認識することができる。つまり、演出図柄は、特別図柄の変動表示に連動して変動表示され、特別図柄の停止タイミングに合わせて停止表示され、演出図柄の停止図柄の組合せが特定の組合せで表示された場合には(例えば、「777」)、遊技状態が遊技者に有利な利益状態を与える特別遊技状態(例えば、大当り、確変大当り)に移行される。
枠部材2の下側前面部分に合成樹脂製の皿形状体4を備え、この皿形状体4に、遊技球Pを貯留しその遊技球Pを発射機構5へ案内する球貯留皿17が形成されている。皿形状体4の裏面には、球貯留皿17の遊技球Pを発射機構5の発射部に送り出す球送り機構18が設けられている。球貯留皿17には、発射機構5で遊技領域9に発射された遊技球Pが入賞口12,13,15へ入賞することで獲得できた遊技球Pや、発射機構5で発射されたが遊技領域9へ至らず戻ってきた遊技球Pが導出される。皿形状体4にはハンドル取付部19が一体的に設けられ、このハンドル取付部19に前方開放状の円形取付穴20が形成されている。
図2,図5〜図9に示すように、発射ハンドル機構6は、ハンドルベース21、発射ハンドル22、ハンドルカバー23を備え、皿形状体4のハンドル取付部19に前方突出状に取付けられている。ハンドルベース21、発射ハンドル22、ハンドルカバー23は、夫々、合成樹脂材料で構成され、発射ハンドル22には導電性の硬質メッキが施されている。
この発射ハンドル機構6において、遊技者が発射ハンドル22を右回しに回動操作することで、発射機構5の発射ソレノイド5bが駆動され、発射ハンドル22の回動操作位置を調整することで、発射機構5の発射ソレノイド5bの駆動力、つまり、発射機構5の打撃槌5aの遊技球Pへの打撃力が調整されて、遊技球Pを遊技領域9の所望の位置に向けて発射することができる。
図2に示すように、ハンドルベース21は、皿形状体4のハンドル取付部19に前方突出状に固定されている。図9に示すように、ハンドルベース21は、筒状基部21aと、筒状基部21aの前端部から前方へ延びるように形成されたテーパ筒部21bと、テーパ筒部21bの前端から前方へ延びるように形成された大径筒部21cと、筒状基部21aとテーパ筒部21bの境界部分の内面に繋がる仕切り板部21dとを有する。
筒状基部21aの後部がハンドル取付部19の円形取付穴20に挿入され、円形取付穴20の後壁部に複数のビスで固定されている。仕切り板部21dの後面にステッピングモータ(電動アクチュエータ)24が取付られ、このステッピングモータ24に連結された前後方向の出力軸24aが、仕切り板部21dの中心部から前方へ突出するように設けられている。
図7に示すように、テーパ筒部21bと仕切り板部21dには、テーパ筒部21bと大径筒部21cの内側において、検出スイッチ25、発射停止操作レバー26、通電板27、タッチセンサ28が装着され、3つのビス固定用のボス29が前方へ突出状に一体形成されている。検出スイッチ25は板バネからなるスイッチ板25aを有し、発射ハンドル22の原点位置を検出する原点位置検出スイッチの機能と、発射機構5の発射ソレノイド5bの作動を停止させる発射停止検出スイッチの機能とを有する。
発射停止操作レバー26は、テーパ筒部21bに回動自在に支持され、先端操作部26aとスイッチ当接部26bとを有し、先端操作部26aが、大径筒部21cに形成された切欠穴21fから大径筒部21cの半径方向外側へ突出し、スイッチ当接部26bがスイッチ板25aに当接している。
通電板27はタッチセンサ28に電気的に接続されている。検出スイッチ25、タッチセンサ28には、複数の電気コード(図示略)が接続され、これら電気コードが、仕切り板部21dに形成された開口21gを通って、筒状基部21aの内部に導入され、後方へ延びて円形取付穴20の後壁部に形成された開口を通って発射制御基板41に接続されている。
タッチセンサ28は、遊技者が発射ハンドル22にタッチしているか否かを検出する為のものである。発射ハンドル22に接触している物体の静電容量の変化が特定値を示したとき、発射制御基板41の検出回路部(図示略)は、遊技者の手が発射ハンドル22にタッチしたと検出するように構成されている。
発射ハンドル22は、ハンドルベース21の大径筒部21cの前端側に配設された環状操作部22aと、環状操作部22aの内周面に繋がる円板部22bとを有し、ハンドルベース21に前後方向の軸回りに回動自在に支持されている。環状操作部22aには、3つの指当部22cが半径方向外側へ張出すように一体成形されている。
円板部22bの中心部には、前方へ突出する第1支軸部22dと、後方へ突出する第2支軸部22eとが一体形成されている。第1支軸部22dには、ステッピングモータ24に連結された出力軸24aが相対回転不能に内嵌状に連結されている。第2支軸部22eには可変抵抗器(ポテンショメータ)30に連結された軸部材30aが相対回転不能に内嵌状に連結されている。
可変抵抗器30は、ハンドルベース21内に固定され、遊技者が回動操作した発射ハンドル22の回動角度を抵抗の大きさとして検出し、その抵抗値に応じて遊技球Pの発射強度を検出する機能を有する。この可変抵抗器30により検出された抵抗値は、A/D変換回路(図示略)を介して払出制御基板32に送信され、払出制御基板32の払出制御手段32aは、その抵抗値に応じた発射強度、すなわち発射ハンドル22の回動角度に応じて設定される発射強度で遊技球Pが遊技領域9に向けて発射されるように発射ソレノイド5bを駆動制御する。
ハンドルカバー23は、発射ハンドル22の前端側に配設され、発射ハンドル22を回動可能に保持した状態でハンドルベース21に固定され、発射ハンドル22の前方移動を規制する。ハンドルカバー23は前方凸の略部分球面状のキャップ状に形成され、ハンドルカバー23に3つの固定用ボス23aが後方突出状に一体的に設けられ、これらボス23aとハンドルベース21の3つのボス29が突き合わせてビスで固定されている。
発射ハンドル22においては、遊技者が手の平をハンドルカバー23の前面側に位置させ、指(親指、人指し指、中指等)を環状操作部22aの3つの指当部22cに掛けて、発射ハンドル22を回動操作し、その手で発射ハンドル22とハンドルカバー23、更にはハンドルベース21を一体的に握って発射ハンドル22を固定し、こうして、発射ハンドル22の回動操作位置を調整する。遊技者が発射ハンドル22にタッチしている間、発射ハンドル22は原点位置に復帰動作することなくその回動操作位置に停止する。
次に、パチンコ機の制御系について説明する。
図3,図4に示すように、パチンコ機の枠部材2の裏側には、パチンコ機1を制御する各種制御手段(主制御手段、払出制御手段、演出制御手段、液晶表示制御手段、電源手段)が装備された基板として、主制御手段31aが装備された主制御基板31、払出制御手段32aが装備された払出制御基板32、演出制御手段33aが装備された演出制御基板33、液晶制御手段34aが装備された液晶表示制御基板34、電源手段が装備された電源基板35が夫々所定位置に配設されている。これら制御基板31〜35は別体に構成されて電気的に接続され、主制御基板31と払出制御基板32と演出制御基板33と液晶表示制御基板34には、夫々、CPUとROMとRAMからなるマイクロコンピュータと入出力インターフェースが夫々設けられている。
図10に示すように、主制御基板31には、図柄始動入賞口SW36、普通入賞口SW37、大入賞口SW38、大入賞口の開閉SOL39、払出制御基板32、演出制御基板33、図柄表示基板40などが接続されている。主制御基板31の主制御手段31aは、これらSW36〜38からのSW信号に基づいて、大入賞口の開閉SOL39、図柄表示基板40の特別図柄表示部14を直接的に制御すると共に、払出制御基板32の払出制御手段32aと、演出制御基板33の演出制御手段33aと、液晶表示制御基板34の液晶表示制御手段34aに制御コマンドを出力し、これら制御基板32〜34の制御手段32a〜34aを介して他の制御機器を間接的に制御する。尚、SWはスイッチを意味し、SOLはソレノイドアクチュエータのことである。
払出制御基板32には、検出SW25、タッチセンサ28、可変抵抗器30、発射SOL5bなどが発射制御基板41を介して接続されている。払出制御基板32の払出制御手段32aは、検出SW25やタッチセンサ28からの検知信号に基づいて発射機構5の発射SOL5bを直接的に駆動又は停止制御する。
払出制御基板32の払出制御手段32aは、検出SW25からの検知信号が検出されず、タッチセンサ28からの検知信号が所定時間(例えば、10秒間)検出されない場合、回動操作された発射ハンドル22を、その操作位置から原点位置へ復帰動作させるようにステッピングモータ24を直接的に駆動制御する。払出制御基板32の払出制御手段32aは、発射ハンドル22の復帰動作において検出SWからの検知信号が検出されない場合、発射ハンドル22の復帰動作のエラーに関するコマンドを主制御基板31の主制御手段31aに送信する。
つまり、遊技者が発射ハンドル22を回動操作した後、発射ハンドル22から手を離して所定時間経過すると、発射ハンドル22がその操作位置から原点位置へ自動的に復帰動作を開始する。発射停止操作レバー26が発射ハンドル22の内部の機構に当接することにより、発射ハンドル22が原点位置に復帰したことが検出される。一方、発射ハンドル22が復帰動作を行ったが、原点位置に復帰したことが検出されない場合、復帰動作エラーが検出される。
払出制御基板32の払出制御手段32aは、主制御基板31の主制御手段31aから受信した賞球に関する制御コマンドを入力し、払出機構42に払出モータ42aへ駆動制御信号を出力し、払出機構42の払出計数SW42bから検出信号を入力する。
演出制御基板33には、スピーカ43、ランプ群44などが接続されている。演出制御基板33の演出制御手段33aは、主制御手段31aから当り外れコマンド、特別図柄の変動パターンコマンドや停止図柄、発射ハンドル22の復帰動作のエラーに関するコマンドなどを受信して、スピーカ43、ランプ群44を駆動制御すると共に、液晶表示制御手段34aを介して液晶ディスプレイ11へ駆動制御コマンドや演出図柄変動パターンコマンドやエラー報知コマンドなどを出力する。
液晶表示制御基板34の液晶表示制御手段34aは、演出制御手段33から特別図柄の変動パターンコマンドや停止図柄、エラー報知コマンドを受信し、それらコマンドに基づいて液晶ディスプレイ11を有する液晶ディスプレイユニットへ駆動制御信号を出力する。液晶表示制御手段34aが演出制御手段33aからエラー報知コマンドを受信した場合、液晶ディスプレイ11の表示画面に発射ハンドル22の復帰動作中にエラーが発生した旨が表示される。
次に、払出制御手段32aが実行するハンドル復帰動作制御について図11〜図17のフローチャートに基づいて説明する。但し、図中の符号Si(i=1、2、3・・・)は各ステップである。尚、これらの処理の制御プログラムは、払出制御手段32aのROMに予め格納されている。
図11に示すように、ハンドル復帰動作制御が開始されると、S1においてフラグ設定処理が実行される。フラグ設定処理後、タッチセンサ28がONであるか否かが判定される(S2)。タッチセンサ28がONの場合(S2;Yes)、つまり、遊技者が発射ハンドル22にタッチしている場合には、動作ステータス1が設定される(S3)。動作ステータス1設定後、モータへの励磁がOFFされる(S4)。そのため、遊技者が発射ハンドル22にタッチしている間はステッピングモータ24は駆動されず、発射ハンドル22はその操作位置に停止する。
次に、検出スイッチ25がONであるか否かが判定される(S5)。検出スイッチ25がONでない場合(S5;No)、つまり、検出スイッチ25が操作されていない場合には、遊技球Pを遊技領域9に発射できるように発射機構5の発射ソレノイド5bが駆動され(S6)、S1へリターンする。一方、S5において、検出スイッチ25がONの場合(S5;Yes)、つまり、遊技者により検出スイッチ25が操作されたか、又は発射ハンドル22が原点位置の場合には、発射機構5の発射ソレノイド5bの駆動が停止され(S7)、S1へリターンする。
他方、S2において、タッチセンサ28がONでない場合(S2;Yes)、つまり、遊技者が発射ハンドル22から手を離してタッチしていない場合には、発射ハンドル22を操作位置から原点位置へ復帰動作させる為の動作ステータス0〜4のうちの何れが設定されているか否かの判定処理が順次実行される(S8,S10,S12,S14,S16)。この判定結果に基づいて、動作ステータス0〜4のうちの何れかの処理が実行される。
遊技者が発射ハンドル22にタッチしていない場合、先ず、動作ステータス0が設定されているか否かが判定される(S8)。動作ステータス0が設定されている場合には(S8;Yes)、動作ステータス0処理が実行される(S9)。動作ステータス0が設定されていない場合(S8;No)、動作ステータス1が設定されているか否かが判定される(S10)。動作ステータス1が設定されている場合(S10;Yes)、動作ステータス1処理が実行される(S11)。
動作ステータス1が設定されていない場合(S10;No)、動作ステータス2が設定されているか否かが判定される(S12)。動作ステータス2が設定されている場合(S12;Yes)、動作ステータス2処理が実行される(S13)。動作ステータス2が設定されていない場合(S12;No)、動作ステータス3が設定されているか否かが判定される(S14)。動作ステータス3が設定されている場合(S14;Yes)、動作ステータス3処理が実行される(S15)。動作ステータス3が設定されていない場合(S14;No)、動作ステータス4が設定されているか否かが判定される(S16)。動作ステータス4が設定されている場合(S16;Yes)。動作ステータス4処理が実行される(S17)。動作ステータス4が設定されていない場合(S16;No)、S1へリターンする。
ここで、S1のフラグ設定処理について説明する。
図12に示すように、S1のフラグ設定処理が開始されると、主制御手段31aから受信した制御コマンドが大当り開始コマンドであるか否かが判定される(S20)。大当り開始コマンドを受信した場合(S20;Yes)、大当りフラグがセットされる(S21)。次に、S22において、主制御手段31aから保留4コマンドを受信したか否かが判定される。保留4コマンドを受信した場合には(S22;Yes)、保留4フラグがセットされる(S23)。この保留4コマンドは、特別図柄の変動表示に未だ供していない保留球の数が4個ある旨を示すコマンドである。
一方、保留4コマンドを受信していない場合(S22;No)、保留4コマンド以外の保留コマンドを受信したか否かが判定される(S24)。この保留コマンドは、特別図柄の変動表示に未だ供していない保留球の数が1〜3個である旨を示すコマンドである。保留コマンドを受信した場合(S24;Yes)、保留4フラグがリセットされて(S25)、リターンする。一方、保留コマンドを受信していない場合には(S24;No)、リターンする。
他方、S20において、大当り開始コマンドを受信していない場合(S20;No)、大当り終了コマンドを受信したか否かが判定される(S26)。大当り終了コマンドを受信した場合(S26;Yes)、大当りフラグがリセットされ(S27)、S22以降の処理が実行される。一方、大当り終了コマンドを受信していない場合も(S26;No)、S22以降の処理が実行される。
次に、動作ステータス0〜4の処理を図13〜図17に基づいて説明する。
図13に示す動作ステータス0の処理を説明する。動作ステータス0は、遊技者が発射ハンドル22から手を離して所定時間経過した場合に、発射ハンドル22を操作位置から原点位置へ復帰動作させる為に、動作ステータス3とステップピングモータのモータステップ量とを設定する処理である。
遊技者が発射ハンドル22にタッチしていない状態において(S2;No)、S8の判定処理後、図13に示す動作ステータス0処理が開始される。先ず、検出スイッチ25がONであるか否かが判定され(S30)、検出スイッチ25がONでない場合(S30;No)、つまり、発射ハンドル22が原点位置でなく、遊技者により回動操作された操作位置である場合、大当りフラグ、保留4フラグが設定されているか否かが判定される(S31、S32)。
大当りフラグが設定されておらず(S31;No)、保留4フラグも設定されていない場合(S32;No)、つまり、大当り中でなく、保留数も4個でない場合には動作ステータス3が設定され(S33)、発射ハンドル22を原点位置に復帰動作させる為にステッピングモータ24のモータステップ量(100ステップ)が設定される(S34)。このステッピングモータ24のモータステップ量は、発射ハンドル22の回動範囲を100°、モータのステップ動作量を1ステップ=1°として、発射ハンドル22の回動範囲に対応付けて100ステップに設定される。
S34のモータステップ量設定後、ステッピングモータ24を駆動する為にモータへの励磁がONされ(S35)、発射ソレノイド5bの駆動を停止させ(S36)、S1へリターンする。なお、S35において、モータ励磁ONの際は階層励磁データの更新も同時に行われる。
一方、検出スイッチ25がONの場合(S30;Yes)、つまり、遊技者により検出スイッチ25が操作されたか、又は発射ハンドル22が原点位置の場合は、モータへの励磁がOFFにされる(S37)。また、検出スイッチ25がONでなく(S30;NO)、大当りフラグが設定されている場合(S31;Yes)、つまり、大当り中の場合には、モータへの励磁がOFFされ(S37)、S37の処理が実行され、S1へリターンする。さらに、検出スイッチ25がONでなく(S30;NO)、大当りフラグが設定されておらず(S31;No)、保留4フラグが設定されている場合(S32;Yes)、つまり、大当り中でなく、保留数が4個の場合、S37、S36の処理が実行され、S1へリターンする。
次に、図14に示す動作ステータス1の処理を説明する。
動作ステータス1は、タッチセンサ28がONからOFFに切換わり、そのOFF状態の時間を計時するOFFタイマの時間と動作ステータス2とを設定する処理である。
遊技者が発射ハンドル22にタッチしていない状態において(S2;No)、S10の判定処理後、動作ステータス1処理が開始される。先ず、動作ステータス2が設定され(S40)、OFFタイマが10秒に設定される(S41)。タイマ設定後、モータへの励磁がOFFされ(S42)、発射ソレノイド5bの駆動を停止させ(S43)、S1へリターンする。
次に、図15に示す動作ステータス2の処理を説明する。
動作ステータス2は、動作ステータ1で設定されたOFFタイマを減算する処理である。
遊技者が発射ハンドル22にタッチしていない状態において(S2;No)、S12の判定処理後、動作ステータス2処理が開始される。先ず、OFFタイマの減算が開始される(S50)。タイマ減算を開始してから、OFFタイマが「0」になったか否かが判定される(S51)。OFFタイマが「0」の場合(S51;Yes)、つまり、タッチセンサ28がONからOFFに切換ってから10秒経過した場合には、検出スイッチ25がONであるか否かが判定される(S52)。検出スイッチ25がONでない場合(S52;No)、大当りフラグや保留4フラグが設定されているか否かが順次判定される(S53,S54)。
大当りフラグが設定されておらず(S53;No)、保留4フラグも設定されていない場合(S54;No)、動作ステータス3が設定され(S55)、ステッピングモータ24のモータステップ量(100ステップ)が設定される(S56)。モータステップ量設定後、モータへの励磁がONされ(S57)、発射ソレノイド5bの駆動を停止させ(S58)、S1へリターンする。なお、S58において、モータ励磁ONの際は階層励磁データの更新も同時に行われる。
一方、検出スイッチ25がONの場合(S52;Yes)、つまり、遊技者により検出スイッチ25が操作されたか、又は発射ハンドル22が原点位置の場合は、動作ステータス0が設定され(S59)、モータへの励磁がOFFされ(S60)、S58の処理後、S1へリターンする。また、検出スイッチ25がONでなく(S52;No)、大当りフラグがセットされている場合(S53;Yes)、もしくは、検出スイッチ25がONでなく(S52;No)、大当りフラグがセットされておらず(S53;No)、保留4フラグがセットされている場合(S54;Yes)、S59,S60,S58の処理が順次実行され、S1へリターンする。
他方、S51において、OFFタイマが「0」でない場合(S51;No)、つまり、タッチセンサ28がONからOFFに切換ってから10秒経過していない場合には、S60,S58の処理が順次実行され、S1へリターンする。
次に、図16に示す動作ステータス3の処理を説明する。
動作ステータス3は、発射ハンドル22の復帰動作処理である。
遊技者が発射ハンドル22にタッチしていない状態において(S2;No)、S14の判定処理後、動作ステータス3処理が開始される。先ず、検出スイッチ25がONであるか否かが判定される(S61)。検出スイッチ25がONでない場合(S61;No)、大当りフラグ、保留4フラグが設定されているか否かが順次判定される(S62、S63)。
大当りフラグが設定されておらず(S62;No)、保留4フラグも設定されていない場合(S63;No)、モータステップ量が減算される(S64)。モータステップ量が減算されると同時に、ステッピングモータ24が駆動され、発射ハンドル22が遊技者により回動操作された操作位置から原点位置へ復帰動作を開始する。
次に、S65において、モータステップ量が「0」であるか否かが判定される。モータステップ量が「0」でない場合(S65;No)、つまり、ステッピングモータ24が100ステップ動作していない場合には、発射ハンドル22が原点位置に復帰していないので、モータへの励磁がONされ(S66)、発射ソレノイド5bの駆動を停止させ(S71)、S1へリターンする。
ここで、発射ハンドル22が原点位置に復帰するまでは(検出スイッチ25がONになるまで)、S61からS66、S71の処理が繰り返し実行されるが、S71の処理後、S1へリターンして、フラグ設定処理後(S1)、タッチセンサ28がONの場合(S2;Yes)、S3以降の処理が実行される。つまり、発射ハンドル22の復帰動作中に、タッチセンサ28のONが検出された場合には、発射ハンドル22の復帰動作を停止させるようステッピングモータ24の駆動を停止させる。
一方、S65において、ステッピングモータ24を駆動して発射ハンドル22を原点位置に復帰動作させても、検出スイッチ25がONにならない場合においてモータステップ量が「0」の場合(S65;Yes)、発射ハンドル22の復帰動作処理に何らかのエラーが発生した旨のエラー報知が行われる(S67)。つまり、ステッピングモータ24が100ステップ動作したにもかかわらず、実際には、例えば、発射ハンドル22がコイン等の異物により固定されている為に発射ハンドル22が原点位置に復帰しておらず、復帰途中の位置で停止した状態の場合には、液晶ディスプレイの表示画面に発射ハンドル22の復帰動作中にエラーが発生した旨が表示されると共に、スピーカ43からエラー発生の音声が出力され、ランプ群44が点滅表示する。なお、液晶ディスプレイ11、スピーカ43、ランプ群44及び演出制御手段33aが報知手段に相当する。
エラー報知後、動作ステータス4が設定され(S68)、発射ハンドル22の復帰動作を停止させる為に停止タイマが10秒に設定され(S69)、モータへの励磁がOFFされ(S70)、発射ソレノイド5bの駆動を停止させ(S71)、S1へリターンする(S71)。なお、停止タイマとは、発射ハンドル22の復帰動作にエラーが発生した後、発射ハンドル22の復帰動作を10秒間停止させる停止時間を計時するものである。
他方、S61において、検出スイッチ25がONの場合には(S61;Yes)、動作ステータス0が設定され(S72)、S70,S71の処理が順次実行され、S1へリターンする。また、検出スイッチ25がONでなく(S61;No)、大当りフラグがセットされている場合(S62;Yes)、もしくは、検出スイッチ25がONでなく(S61;No)、大当りフラグがセットされておらず(S62;No)、保留4フラグがセットされている場合(S63;Yes)、S72,S70,S71の処理が順次実行される。
次に、図17に示す動作ステータス4処理を説明する。
動作ステータス4は、発射ハンドル22の復帰動作中にエラーが発生した後、再度、発射ハンドル22を原点位置へ復帰させる復帰動作を設定する処理である。
遊技者が発射ハンドル22にタッチしていない状態において(S2;No)、S16の判定処理後、動作ステータス4処理が開始される。先ず、検出スイッチ25がONであるか否かが判定される(S80)。検出スイッチ25がONでない場合(S80;No)、大当りフラグ、保留4フラグが設定されているか否かが順次判定される(S81、S82)。
大当りフラグが設定されておらず(S81;No)、保留4フラグも設定されていない場合(S82;No)、動作ステータス3で設定した停止タイマが減算され(S84)、停止タイマが「0」になったか否かが判定される(S84)。停止タイマが「0」になった場合(S84;Yes)、動作ステータス3が設定される(S85)。動作ステータス3設定後、モータステップ量(100ステップ)が設定され(S87)、モータへの励磁がONされ(S87)、発射ソレノイド5bの駆動を停止させ(S88)、S1へリターンする。一方、停止タイマが「0」でない場合(S84;No)、モータへの励磁がOFFされ(S89)、S88の処理を実行後、S1へリターンする。
他方、検出スイッチ25がONの場合(S80;Yes)、動作ステータス0が設定され(S90)、S89,S88の処理が順次実行され、S1へリターンする。また、検出スイッチ25がONでなく(S80;No)、大当りフラグがセットされている場合(S81;Yes)、もしくは、検出スイッチ25がONでなく(S80;No)、大当りフラグがセットされておらず(S81;No)、保留4フラグがセットされている場合(S82;Yes)、S90,S89,S88の処理が順次実行され、S1へリターンする。
このように、発射ハンドル復帰動作制御においては、遊技中であるか否かを判定し、その判定結果に基づいて、発射ハンドル22の復帰動作処理(動作ステータス3)が実行される。つまり、遊技者が発射ハンドル22にタッチしていない状態で、遊技状態が大当り中や保留球の数が上限値の4個の場合でないとき、発射ハンドル22の復帰動作処理が実行される。
一方、遊技状態が大当り中や特別図柄の保留球の数が4個の場合には、遊技者が発射ハンドル22にタッチしていない状態でも発射ハンドル22の復帰動作処理は実行されない。これは、保留球の数が最大保留個数(4個)になると、遊技領域9aへ発射した遊技球Pが無駄になる為、遊技者は発射ハンドル22から手を離す。この際、発射ハンドル22の復帰動作が行われると、遊技者は、再度、発射ハンドル22の操作位置を調整しなければならず、遊技者にとって面倒となる。
また、大当り中において大入賞口15が開閉され、大入賞口15が閉じられた時、遊技者は発射ハンドル22から手を離す。この際、発射ハンドル22の復帰動作が行われると、遊技者は、再度、発射ハンドル22の操作位置を調整する必要がある。
以上説明したパチンコ機の作用効果について説明する。
遊技者が発射ハンドル22を回動操作して、発射ハンドル22がその調整された回動装置位置に停止した状態で発射機構5の発射ソレノイド5bにより遊技球Pが遊技領域9に発射される。遊技者が発射ハンドル22から手を離し、発射ハンドル22にタッチしない状態から10秒経過すると、発射ハンドル機構6のステッピングモータ24が駆動して、発射ハンドル22がその操作位置から原点位置へ復帰動作を開始し、発射ハンドル22が原点位置に復帰する。
発射ハンドル22は捩じりバネで付勢されておらず、遊技者が発射ハンドル22を回動操作後はその操作位置に停止し、遊技者がタッチしている間は発射ハンドル22の復帰動作は行われないので、発射ハンドル22操作後の操作位置を容易に保持できる。その結果として、遊技者の発射ハンドル22の操作負荷を確実に軽減できるうえ、長時間遊技を行うことができる。
発射ハンドル22の復帰動作中において、遊技者が、再度、発射ハンドル22にタッチした場合には、発射ハンドル22が復帰動作を止めてその途中位置に停止する。また、大当り中や保留球の数が4個の場合には、遊技者が発射ハンドル22にタッチしていない状態から10秒経過しても、発射ハンドル22の復帰動作は行われない。そのため、遊技状態に応じて発射ハンドル22の復帰動作が行われ、遊技者の意図とは無関係に発射ハンドル22が復帰動作を行うという不具合を確実に防止できる。
ところで、遊技者が発射ハンドル22にタッチしていない状態において、発射ハンドル22がコイン等の異物により固定されている場合、発射ハンドル22が復帰動作をしても原点位置に復帰できず復帰途中の位置で停止する。この場合、液晶ディスプレイ11の表示画面に発射ハンドル22の復帰動作にエラーが発生した旨が表示されると共に、スピーカ43からエラー発生の音声が出力され、ランプ群44が点滅表示する。エラー発生後10秒経過すると、再度、発射ハンドル22が復帰動作を開始し、検出スイッチ25により発射ハンドル22の原点位置への復帰が検出されるまで繰り返し復帰動作が行われる。
このように、払出制御手段32aがステッピングモータ24を駆動して発射ハンドル22が復帰動作をおこっても、発射ハンドル22の原点位置への復帰が検出スイッチ25により検出されない場合、エラー報知されるので、ホール側にとっては発射ハンドル22の異常を確認でき、遊技の健全化を図ることができる。
次に、前記実施例を部分的に変更した変更例について説明する。
1〕実施例において、検出スイッチ24が原点位置検出スイッチの機能と発射停止検出スイッチの機能とを有し、部品点数の削減を図っているが、発射ハンドル機構6において、原点位置検出スイッチと発射停止検出スイッチとを別個に設けてもよい。
2〕大当り中や保留球の数が4個以外に、保留球の数が1個以上の場合や特別図柄変動中の場合にも、遊技者が発射ハンドル22にタッチしていない状態から所定時間経過しても発射ハンドル22が復帰動作を行わないよう制御する構成にしてもよい。
3〕実施例において、発射ハンドル22を原点位置に復帰動作させる為にステッピングモータ24のモータステップ量が100ステップに設定されたが、100ステップ超えた値(例えば、120ステップ)に設定してもよい。
4〕実施例においては、払出制御手段32aによりハンドル復帰制御が実行されたが、その他の制御手段(例えば、主制御手段31a)によりハンドル復帰制御が実行されるように構成してもよい。
5〕その他、当業者であれば、前記実施例1,2に種々の変更を付加した形態で実施可能であり、本発明はそのような変更された種々の形態を包含するものである。
パチンコ機の正面図である。 図1の平面図である。 パチンコ機の側面図である。 パチンコ機の背面図である。 発射ハンドルの正面図である。 発射ハンドルの背面図である。 ハンドルベースの正面図である。 発射ハンドルの側面図である。 図5のIX−IX線断面図である。 パチンコ機の制御系のブロック図である。 ハンドル復帰動作制御のフローチャートである。 フラグ設定処理のフローチャートである。 動作ステータス0のフローチャートである。 動作ステータス1のフローチャートである。 動作ステータス2のフローチャートである。 動作ステータス3のフローチャートである。 動作ステータス4のフローチャートである。
符号の説明
P 遊技球
1 パチンコ機
5 発射機構
9 遊技領域
11 液晶ディスプレイ
22 発射ハンドル
24 ステッピングモータ
25 検出スイッチ
28 タッチセンサ
32a 払出制御手段
33a 演出制御手段
43 スピーカ
44 ランプ群

Claims (5)

  1. 遊技領域に遊技球を発射する発射機構と、この発射機構を作動させるために遊技者が操作する発射ハンドルとを備えた弾球遊技機において、
    遊技者が発射ハンドルにタッチしていることを検出するタッチセンサと、
    前記発射ハンドルの原点位置を検出する機能を有する検出スイッチと、
    前記発射ハンドルを原点位置に復帰駆動可能な電動アクチュエータと、
    前記タッチセンサのオンを所定時間検出しない場合に、発射ハンドルを原点位置へ復帰動作させるように電動アクチュエータを制御する制御手段と、
    を備えたことを特徴とする弾球遊技機。
  2. 前記検出スイッチは、前記発射機構の作動を停止させる発射停止スイッチの機能を有することを特徴とする請求項1に記載の弾球遊技機。
  3. 前記制御手段が電動アクチュエータを駆動して発射ハンドルを原点位置に復帰動作させても、検出スイッチがオンにならない場合に、エラー報知する報知手段を設けたことを特徴とする請求項1又は2に記載の弾球遊技機。
  4. 発射ハンドルの復帰動作中にタッチセンサのオンを検出した場合、前記制御手段は、発射ハンドルの復帰動作を停止させるよう電動アクチュエータを制御することを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の弾球遊技機。
  5. 前記制御手段は、遊技球を賞球として払出す払出手段を制御する払出制御手段に設けられたことを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載の弾球遊技機。
JP2007226317A 2007-08-31 2007-08-31 弾球遊技機 Active JP4722099B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007226317A JP4722099B2 (ja) 2007-08-31 2007-08-31 弾球遊技機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007226317A JP4722099B2 (ja) 2007-08-31 2007-08-31 弾球遊技機

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010191782A Division JP4926269B2 (ja) 2010-08-30 2010-08-30 弾球遊技機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009056124A true JP2009056124A (ja) 2009-03-19
JP4722099B2 JP4722099B2 (ja) 2011-07-13

Family

ID=40552428

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007226317A Active JP4722099B2 (ja) 2007-08-31 2007-08-31 弾球遊技機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4722099B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011087682A (ja) * 2009-10-21 2011-05-06 Fujishoji Co Ltd 遊技機
JP2018047309A (ja) * 2017-12-04 2018-03-29 株式会社ユニバーサルエンターテインメント 遊技機

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08117397A (ja) * 1994-10-20 1996-05-14 Heiwa Corp 遊技機の球発射制御装置
JPH08289957A (ja) * 1995-04-24 1996-11-05 Takeya Co Ltd パチンコ機の発射装置
JP2004159873A (ja) * 2002-11-13 2004-06-10 Aruze Corp 弾球遊技機
JP2008264144A (ja) * 2007-04-19 2008-11-06 Mrd:Kk 遊技機のハンドル装置

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08117397A (ja) * 1994-10-20 1996-05-14 Heiwa Corp 遊技機の球発射制御装置
JPH08289957A (ja) * 1995-04-24 1996-11-05 Takeya Co Ltd パチンコ機の発射装置
JP2004159873A (ja) * 2002-11-13 2004-06-10 Aruze Corp 弾球遊技機
JP2008264144A (ja) * 2007-04-19 2008-11-06 Mrd:Kk 遊技機のハンドル装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011087682A (ja) * 2009-10-21 2011-05-06 Fujishoji Co Ltd 遊技機
JP2018047309A (ja) * 2017-12-04 2018-03-29 株式会社ユニバーサルエンターテインメント 遊技機

Also Published As

Publication number Publication date
JP4722099B2 (ja) 2011-07-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6042607B2 (ja) 遊技機の発射操作装置
JP2007050028A (ja) 弾球遊技機
JP4722099B2 (ja) 弾球遊技機
JP4639217B2 (ja) 弾球遊技機
JP4926269B2 (ja) 弾球遊技機
JP2007029408A (ja) 遊技機
JP5171052B2 (ja) 遊技機
JP2007050027A (ja) 弾球遊技機
JP2005319088A (ja) 弾球遊技機の発射ハンドル
JPH1119283A (ja) 弾球遊技機
JP3938328B2 (ja) 遊技機
JP6319557B2 (ja) 遊技機
JP2008245966A (ja) 遊技機における発射ハンドル、及びこの発射ハンドルを備える遊技機
JP4675610B2 (ja) パチンコ機
JP4834626B2 (ja) 弾球遊技機の発射ハンドル
JP5934469B2 (ja) パチンコ機
JP2008245835A (ja) 弾球遊技機の発射ハンドル
JP6708138B2 (ja) パチンコ遊技機
JP4713563B2 (ja) 弾球遊技機
JP4701817B2 (ja) パチンコ機
JP2020081652A (ja) 遊技機用発射ハンドル及びこれを用いた遊技機
JP2012115395A (ja) パチンコ遊技機
JP4897537B2 (ja) 遊技機における発射ハンドル
JP2005160962A (ja) 弾球遊技機
JP6241649B2 (ja) 遊技機

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100629

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100701

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100830

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110324

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110405

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140415

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4722099

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250