JP4701817B2 - パチンコ機 - Google Patents

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Description

本発明は、パチンコ球を発射する発射装置と、パチンコ球の発射勢を調整する操作ハンドルと、前記操作ハンドルの調整に応じて前記発射装置を駆動制御する発射制御装置と、を備えたパチンコ機に関するものである。
従来より、パチンコ球を発射する発射装置と、回動操作部材を回動させてパチンコ球の発射勢を調整する操作ハンドルと、前記操作ハンドルの調整に応じて前記発射装置を駆動制御する発射制御装置と、を備えたパチンコ機に関して種々提案されている。
例えば、パチンコ機本体であって遊技者側に面した前面に固着され、遊技者の操作手の内面が当接される当接体を有するハンドル本体と、同パチンコ機本体内に内蔵されたパチンコ球発射装置と連動して自身が回動する際の回動量に応じて同パチンコ球発射装置からのパチンコ球の発射速度を調整する回動部材とを有するハンドルを備えたパチンコ機において、前記ハンドル本体の当接体を可撓性材料によって形成したパチンコ機が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2001−62051号公報(段落(0008)〜(0017)、図1〜図7)
しかしながら、上述のパチンコ機のハンドルの構造では、ハンドル本体の当接体は可撓性材料で形成されているが、回動部材の回転に伴って回転するものではない。このため、、遊技球発射装置の長時間駆動による駆動条件の変化によって遊技球の発射勢が少し変化した場合に、当接に形成された凹み部に指が引っ掛かて微小なハンドル操作を行うことが難しくなるという問題がある。また、当接体だけが変形し、回動部材の外周部は変形しないため、各個人の手の大きさの違いにより、各個人がハンドルを適切に握持できない虞が有るという問題がある。
そこで、本発明は、上述した問題点を解決するためになされたものであり、各個人が手の大きさに関係なくハンドルを適切に握持できると共に、容易に回動操作を行うことができ、長時間遊技を続けても手及び指の疲労感の少ないパチンコ機を提供することを目的とする。
前記目的を達成するため請求項1に係るパチンコ機は、パチンコ球を発射する発射装置と、パチンコ球の発射勢を調整する操作ハンドルと、前記操作ハンドルの調整に応じて前記発射装置を駆動制御する発射制御装置と、を備えたパチンコ機において、前記操作ハンドルは、後端部がパチンコ機の前面部に固設されるハンドル本体部と、前記ハンドル本体部の遊技者側先端部に回動可能に設けられ、外周部に複数の凹み部が形成された、パチンコ球の発射勢を調整する略環状の回動部材と、前記回動部材を前記ハンドル本体部との間に回動可能に保持すると共に、該回動部材の遊技者側前端部から遊技者側方向に膨出して形成される略半球状の膨出部を有する保持部材と、所定厚さの可撓性材料で形成されて、前記保持部材と前記回動部材の前記凹み部までの外側表面部を覆うと共に、前記膨出部を覆う部分が遊技者の手の平内に収まるように形成される把持部材と、を備え、前記把持部材は、前記保持部材を覆う内周面が該保持部材の外周面に沿って摺動可能に形成されると共に、前記回動部材を覆う内周面が該回動部材の外周面に固着されて、該回動部材と共に回動するように設けられていることを特徴とする。
請求項1に係るパチンコ機では、遊技者は操作する手の平を把持部材の膨出部に対向する位置に当接させながらこの把持部材を掴み、回動させて所定の位置でこの把持部材を保持することにより、回動部材が把持部材と共に回動するため、長時間把持部材を握っていても容易に回動操作を行ってパチンコ球の発射勢を調整することができる。また、把持部材は所定厚さ(例えば、厚さ約5〜10mmである。)の可撓性材料で形成されているため、操作する手指の内面に応じて変形し、かつ弾性をもって手指と当接するため、各個人が手の大きさに関係なくハンドルを適切に握持できると共に、長時間同じ位置で把持部材を握っている手の疲労の軽減を図ることができる。
また、このパチンコ機では、回動部材の外周部には複数の凹み部が形成されているため、把持部材の各凹み部に対向する部分に手指を掛けた場合には、より深くくぼみ、長時間把持しても手の滑りを確実に防止することが可能となる。
以下、本発明に係るパチンコ機について具体化した一実施例を図面を参照して詳細に説明する。
先ず、本実施例に係るパチンコ機の概略構成について図1及び図2に基づき説明する。
図1及び図2に示すように、パチンコ機1は、正面視矩形に形成される木製の外枠2に対して合成樹脂製の内枠3が、内枠取付用ヒンジを構成する上ヒンジ3A及び下ヒンジ3Bを介して外枠2に対して開閉自在に取り付けられている。そして、この内枠3のほぼ上半分の前側には、合成樹脂製の前面カバー部材4が左端縁部の上下を軸支されて開閉自在に取付けられている。また、この前面カバー部材4のほぼ中央部には略円形の窓部5が開設され、この窓部5の外周縁部に形成されるガラス保持枠に装着された2枚のガラスを通して不図示の遊技盤上の遊技領域を見ることができるように構成されている。また、前面カバー部材4の窓部5の左上端縁部には、フルカラーの発光ダイオードが内蔵され、遊技中のエラーを表示するエラー表示電飾ランプ6が取付けられている。また、前面カバー部材4の正面視四隅には、スピーカ7が配置されている。また、前面カバー部材4の前面部分は、窓部5の周囲が不透明な合成樹脂製の前面部材4Aで覆われており、不図示のフルカラーダイオードが窓部5の外周部に沿って内蔵され、遊技中に光演出が行われる。
また、前面カバー部材4の右側端縁部には、内枠3及び前面カバー部材4を施錠する施錠装置(不図示)を操作するための鍵挿入部4Bが設けられている。前面カバー部材4を開くためには、この鍵挿入部4Bに所定のキーを挿入して所定方向に回せば、施錠装置のロック状態が解除されて、前面カバー部材4のみがオープンされる。
また、この前面カバー部材4の下側には、賞球払出装置22を介して払い出される賞球を受ける上皿8が配設されている。また、この上皿8は、左端縁部の上下を軸支されて、前面カバー部材4を開放後、内側に設けられた不図示のレバーを下げることにより開放できるように取付けられている。また、この上皿8の中央前面部には、不図示のカード式球貸機を操作する球貸操作部8Bが設けられ、各操作ボタン8C、8Dが配置されている。そして、その上皿8の下には、下皿9が配設される。また、この下皿9の上端面左方には演出表示等に使用可能な各スイッチボタン9A、9Bが配置されている。
また、上皿8に連通する不図示の球送り機構を介して上皿8のパチンコ球が操作ハンドル10によりパチンコ球の発射勢を調整される発射装置(不図示)へ送られるよう構成されている。この発射装置は、供給されるパチンコ球を連続的に叩打する発射ソレノイドや発射勢装置として機能する発射制御基板等から構成され、該発射制御基板は、操作ハンドル10の内部に取り付けられる可変抵抗器57(図7参照)を介して発射ソレノイドへの供給電力が調節され、パチンコ球の発射勢を強めたり、弱めたりすることが可能なように構成されている。
また、外枠2の内枠3より下側部分の前面部を左右方向及び上下方向の各全幅に渡って覆うようにスピーカ筐体11が設けられている。
また、内枠3を閉じた場合には、該内枠3の下端部は、その自重によってスピーカ筐体11の上端面部に当接している。また、このスピーカ筐体11の底面前端縁部には、左右方向全幅に渡って外枠2の下端面に対向する位置まで下方に突設されるリブ部(不図示)が設けられている。
また、この内枠3のほぼ中央部には不図示の遊技盤が着脱自在なように鉄板等の金属製や合成樹脂製又は合成樹脂の一体成形により形成される機構盤18に取り付けられている。そして、この機構盤18の裏側には合成樹脂製の機構セット盤20が開閉自在に蝶番により取り付けられている。
また、パチンコ機1の裏側最上段には、上方に開口した賞球タンク21が機構セット盤20に固定されている。賞球タンク20は、傾斜した底面に連通孔が形成され、その連通孔の下方にはパチンコ球を2列に整列流出し、賞球払出装置22にパチンコ球を送る通路を形成するタンクレール23が取付けられている。また、賞球払出装置22内には、賞球案内部24内の賞球通路を通過するパチンコ球を確認する球有り検出スイッチやパチンコ球の払い出しを調節する払い出しステッピングモータが内装されている。そして、これら賞球タンク21、タンクレール23、賞球案内部24、賞球払出装置22等により賞球及び貸球の払い出しシステムが構成されている。
また、タンクレール23の下側には液晶表示器(LCD)等を制御する演出表示基板が内蔵される演出表示基板ケース26が配設されている。また、演出表示基板ケース26の横側には普通役物等を駆動制御する役物駆動制御基板が内蔵される役物駆動制御基板ケース27が配設されている。また、演出表示基板ケース26の下側には、各スピーカ7、スピーカ筐体11に内蔵されるスピーカ及びエラー表示電飾ランプ6等のフルカラーダイオードを駆動制御するサブ統合制御基板が内蔵されるサブ統合制御基板ケース28が配設されている。また、このサブ統合制御基板ケース28の下側には、パチンコ機1の遊技動作を制御する主制御基板が内蔵される主制御基板ケース29が配設されている。そして、この主制御基板ケース29の遊技者側前面部には、操作ハンドル10の操作によって発射装置を駆動制御する発射制御基板が内蔵される発射制御基板ケース30が配設されている。また、主制御基板ケース29の横側には、賞球払出装置22を駆動制御する払出制御基板が内蔵される払出制御基板ケース31が配設されている。更に、この払出制御基板ケース31の下側には、AC24Vの供給電源からDC5VやDC12V等の各種駆動電源を生成して供給する電源基板が内蔵される電源基板ケース32が配設されている。
次に、操作ハンドル10の概略構成について図3乃至図9に基づいて説明する。
図3乃至図9に示すように、操作ハンドル10は、内枠3の前面部にビス止め等によって固設されるハンドル本体部41と、このハンドル本体部41に固定的に保持される保持部材42と、このハンドル本体部41と保持部材42との間に回動可能に設けられる回動部材43と、所定厚さ(本実施例では、厚さ約5〜10mmである。)の弾力性を有するウレタンゴム等の可撓性材料で形成されて保持部材42と回動部材43との外側表面部を覆う把持部材44とから構成されている。
ここに、図3乃至図8に示すように、ハンドル本体部41は、内枠3の前面側に向かって略垂直に突設される略円筒状で、遊技者側先端部が斜め上方向に所定傾斜角度(例えば、約15度〜25度の傾斜角度で、望ましくは約20度〜22度の傾斜角度である。)で傾斜するように形成された支持部材45と、この支持部材45の径よりも大径を有し該支持部材45の遊技者側先端部に連続するようにビス46を介して取り付けられ、保持部材42を固定的に保持する略半球状の碗状部材47とから構成されている。このため、図5、図6及び図8に示すように、操作ハンドル10を内枠3の前面部に取り付けた場合には、碗状部材47の遊技者側先端部は、斜め上方向に所定傾斜角度(例えば、約15度〜25度の傾斜角度で、望ましくは約20度〜22度の傾斜角度である。)で傾斜するように設けられている。また、支持部材45の後端面には、内枠3の前面部に形成される不図示の位置決め孔に嵌入される各位置決め突起48が突設されている。また、この支持部材45の後端面には、操作ハンドル10を内枠3の前面部にネジ止めするための各ネジ孔49が設けられている。
また、図8及び図9に示すように、碗状部材47の底面部には、回動部材43の回動量を検出するための可変抵抗器57がナットで取り付けられると共に、この可変抵抗器57の回転軸にはギヤ58が取り付けられている。かかる可変抵抗器57は回動部材43を回転させることによってギヤ58を介して回転する回転軸の回転量に基づき抵抗値が変化し、このように変化された抵抗値の信号が信号線を介して発射制御基板に入力される。
また、この碗状部材47の底面部には、発射停止スイッチ60と、この発射停止スイッチ60によって該碗状部材47の外側方向に突出するように(図4参照)付勢されている平面視略S字形の操作部50が設けられている。この発射停止スイッチ60は、発射制御基板に電気的に接続される。そして、操作部50が押下されていない場合には、該発射制御基板にOFF信号を送出し、この操作部50が押下された場合には、該発射制御基板にON信号を送出するように構成されている。また、発射制御基板は、発射停止スイッチ60からOFF信号が入力されている場合には、パチンコ球を叩打する発射ソレノイドを駆動可能な状態に設定し、該発射停止スイッチ60からON信号が入力されている場合には、発射ソレノイドを停止するように駆動制御する。
また、図3乃至図8に示すように、保持部材42は、回動部材43の遊技者側前端部から遊技者側方向に膨出するように形成される略半球状の膨出部52と、この膨出部52の背面部に取り付けられて該膨出部52の基端部の外周部から略直角外側方向に延出されるように設けられてフランジ部として機能する正面視略円形のフランジ部材53とから構成されている。また、この膨出部52の基端部は、回動部材43の遊技者側前端部の外周径よりも小さい外径に形成され、該基端部と回動部材43との隙間がフランジ部材53によって覆われている。
また、この膨出部52は、平面視及び底面視の場合には略半球状に形成され、側面視の場合には、複数の曲率半径で形成されて、上側基端部から遊技者側方向の先端面部52Aに渡って徐々に曲率半径が小さくなるように滑らかな曲面で形成されている。また、図8に示すように、遊技者側方向の先端面部52Aが該回動部材43の回動軸心43Aよりも下方に位置するように構成されている。
ここで、図7及び図8に示すように、膨出部52は、略高さの低い円筒状で、先端側端面部が上方に所定角度傾斜するように形成されるフランジ取付部材62と、このフランジ取付部材62の先端側端面部にビス止めされる側面視略半球状で上側基端部から遊技者側方向の先端面部52Aに渡って徐々に曲率半径が小さくなるように滑らかな曲面で形成される当接部材63とから構成されている。これにより、膨出部52の下面部を容易に下側方向に突出する滑らかな曲面に形成することができ、樹脂成形コストの削減を図ることができる。
また、膨出部52は、この膨出部52の基端部の上端面部と、フランジ部材53の外周端面部との距離寸法が、該膨出部52の基端部の下端面部と、フランジ部材53の外周端面部との距離寸法よりも大きくなるように該フランジ部材53にビス止めされている。
また、図3乃至図8に示すように、回動部材43は、その外周部55に、手の指の長さ等に合致させるとともに指で押下される把持部材44が填り込むための複数個(図7には3個が示されている)の各凹み部55A乃至55Cが半径方向内側に所定深さ(本実施例では、深さ約3〜7mmである。)で正面視半月状に窪むように形成されている。また、この回動操作部材の外周部55は、遊技者側端面部の外径が前記ハンドル本体部側端面部の外径よりも小さくなるように略円錐台形状に形成されている。
また、図7及び図8に示すように、回動部材43の内側に形成される板状部65における略中央位置には、回転軸部材72がビス止めされ、この回転軸部材72には円筒状の各回転軸部70、71が回動軸心43Aを軸心とするように、それぞれ所定高さ垂設されている。この回転軸部材72の回転軸70は、フランジ部53の底面部の略中央部に前側方向(図8中、左側方向)に凹むように形成される回転支持部67に回転可能に嵌入されている。また、回転軸部材72の回転軸71は、碗状部材47の底面部の略中央部に後ろ側方向(図8中、右側方向)に凹むように形成される回転支持部68に回転可能に嵌入されている。また、この回転軸部材72の回転軸71の基端部には、可変抵抗器57の回転軸に固設されるギヤ58と歯合するギヤ部71Aが形成され、回動部材43の回動量がギヤ部71A及びギヤ58を介して可変抵抗器57の回転軸に伝達される。
また、回動部材43の保持部材42側に立設される回転軸70の基端部外周には、復帰バネ73が配設されている。この復帰バネ73の一端側は、回転軸部材72に固定され、他端側は、碗状部材47の内側面に立設されるボス部75の先端部に固定されている。これにより、回動部材43は、復帰バネ73により非操作位置(回転操作されていない位置)に向かって常時付勢されており(図3中、反時計回転方向に付勢されている)、把持部材44及び回動部材43が回転された後に、把持部材44から指が離されると、その捻り弾性力に基づき把持部材44及び回動部材43は非操作位置まで復帰される。
また、図7に示すように、碗状部材47の内側面の3箇所には、内部に貫通孔が形成されて、回動部材43の板上部65に形成される正面視円弧上の一対の各溝部78に挿通される各取付ボス79が設けられている。これにより、把持部材44及び回動部材43の回動範囲が可変抵抗器57の抵抗可変範囲内に限定されるように構成されている。
また、図7及び図8に示すように、回動部材43の遊技者側前端部には、保持部材42を構成するフランジ部材53の外周部全周に対向する所定深さ(フランジ部材53の外周部の厚さ寸法にほぼ等しい深さ寸法である。)の段差部81が形成されている。そして、保持部材42は、フランジ部材53がこの段差部81に遊技者側から嵌め合わされた後、回動部材43の各溝部78に挿通された各取付ボス79にネジ止めされて、ハンドル本体部41に固設される。また、上記の通り、膨出部52の基端部の上端面部と、フランジ部材53の外周端面部との距離寸法が、該膨出部52の基端部の下端面部と、フランジ部材53の外周端面部との距離寸法よりも大きくなるように構成されているため、膨出部52の基端部の上端部と回動部材43との隙間は、該膨出部52の基端部の下端部と回動部材43との隙間よりも大きくなるように形成される。
また、図3乃至図8に示すように、所定厚さの弾性を有するウレタンゴム等の可撓性材料で形成される把持部材44は、保持部材42の外側表面部を所定隙間(本実施例では、隙間は約0.01mm〜1.0mmである。)を形成して覆う略半球状の当接部44Aと、その当接部44Aのハンドル本体部側端面部から斜め外側方向に所定幅寸法(本実施例では、回動部材43の軸方向厚さ寸法にほぼ等しい幅寸法である。)で、側断面円弧状に延出されて、回動部材43の外側表面部を覆うのスカート部44Bとから形成されている。そして、このスカート部44Bの内周面は、導電性接着剤等によって回動部材43の外側表面部に固着されている。また、この当接部44Aは、遊技者の手の平内に収まるように形成されている。また、図8に示すように、スカート部44Bの内周面と回動部材43の各凹み部55A〜55Cとの間には、各空間部82A〜82C(図8中には、空間部82Bが示されている。)が形成されている。
また、把持部材44の当接部44Aのほぼ頂点内部には、回動軸心上に位置するように圧力センサ91が埋設され、遊技者が把持部材44を掴んだ場合には、圧力センサ91から把持信号が出力される。また、把持部材44のスカート部44Bの内周面と回動部材43の表面部には、導電性薄膜が形成されて、この圧力センサ91は、該回動部材43の板上部65に設けられるタッチ検出回路77に電気的に接続されている。そして、このタッチ検出回路77は、発射制御基板に接続されており、タッチ検出回路77を介して圧力センサ91からの把持信号が発射制御基板に入力された場合にのみ発射ソレノイドが駆動可能な状態になるように構成されている。
このため、図9に示すように、遊技者がパチンコ機1の前に座って、右手83で操作ハンドル10をもった場合には、把持部材44の当接部44Aの上面部に右手83の手の平が載せられ、各指が自然に広がった状態で把持部材44のスカート部44Bに乗せられた後、この把持部材44を上側から掴むことにより、各指85の内面形状に応じてスカート部44Bが変形して、各指85は、把持部材44のスカート部44B等に形成される溝状の変形部によって支持される。また、各指85によって押圧されたスカート部44Bの各凹み部55A〜55Cに対向する部分は、この各凹み部55A〜55C内に陥没変形するため、この各凹み部55A〜55Cに対向する部分に指85を置いた場合には、変形部の深さはより深くなり、各指85はより確実に支持される。これにより、各指85は、把持部材44のスカート部44B等に形成される溝状の変形部によって支持され、遊技者は該把持部材44を回動操作することによって右手83が滑ることなく回動部材43を回動させることができる。一方、把持部材44を放した場合には、復帰バネ73の付勢力によって、把持部材44及び回動部材43は、非操作位置まで復帰される。
従って、本実施例に係るパチンコ機1では、ハンドル本体部41の遊技者側の先端部が斜め上方向に傾斜し、回動部材43の回動軸心43Aは、このハンドル本体部41の遊技者側先端部に対してほぼ垂直になるように設けられている。また、該回動部材43の前面側を覆う保持部材42には回動部材43の遊技者側前端部から遊技者側方向に膨出する略半球状の膨出部52が設けられている。更に、回動部材43と保持部材42の外側表面部は、把持部材44で覆われ、この膨出部52に対向する当接部44Aは、遊技者の手の平内に収まるように形成されている。また、把持部材44のスカート部44Bの内周面は、回動部材43の外周面に固着されている。
これにより、遊技者は操作する手の平を把持部材44の当接部44Aに当接させながらこの把持部材44を掴み、回動させて所定の位置でこの把持部材44を保持することにより、回動部材43が把持部材44と共に回動するため、長時間把持部材44を握っていても容易に回動操作を行ってパチンコ球の発射勢を調整することができる。また、把持部材44は、所定厚さ(例えば、厚さ約5〜10mmである。)の可撓性材料で形成されているため、操作する手指の内面に応じて変形し、かつ弾性をもって手指と当接するため、各個人が手の大きさに関係なく操作ハンドル10を適切に握持できると共に、長時間同じ位置で把持部材44を握っている手の疲労の軽減を図ることができる。
また、保持部材42の膨出部52は、遊技者側斜め上方向を向くと共に、把持部材44の該膨出部52を覆う当接部44Aは、遊技者の手の平内に収まるように形成されている。このため、遊技者が把持部材44を回動操作してパチンコ球の発射勢を調整する場合には、遊技者の手の平を略半球状の当接部44Aの上側に斜め上方向から載せて、右手83にかかる重量をほぼ全て把持部材44の上側に載せて操作することととなる。
これにより、遊技者がパチンコ球発射のために把持部材44に指85を掛けて操作ハンドル10を把持する場合には、把持部材44は所定厚さの可撓性材料で形成されているため、この把持部材44の上側に載せられた遊技者の右手83及び指85にかかる重量に従って自然に深く窪み、該把持部材44を確実に握って微小な回動操作を容易に行うことができる。また、遊技者がパチンコ球発射のために把持部材44に指85を掛けて操作ハンドル10を把持する行為自体が、手の平を当接部44Aの上側に載せる行為となり、スムーズな姿勢で、この把持部材44の回動操作を行うことができ、長時間遊技を続けても右手83及び指85の疲労感を更に少なくすることができる。
また、回動部材43の外周部には各凹み部55A〜55Cが形成されているため、把持部材44のスカート部44Bの各凹み部55A〜55Cに対向する部分に指85を掛けた場合には、より深くくぼみ、長時間把持しても右手83の滑りを確実に防止することが可能となる。
更に、把持部材44の遊技者の手の平に対向する当接部44Aの内部に遊技者が触れていることを検出する圧力センサ91が設けられている。これにより、遊技者が回動部材44を回動させる場合には、所定厚さの可撓性材料で形成される把持部材44をしっかり握って回動させることが必要となり、該把持部材44内には、確実に所定圧力が発生して、圧力センサ91によってこの発生圧力を検出することができる。即ち、把持部材44内の圧力変化を検出することによって、遊技者のパチンコ球の発射行為を従来のタッチセンサによって検出する方法(例えば、特開平5−31226号公報参照。)よりも更に的確に検出して発射装置を駆動制御することが可能となる。
尚、本発明は、上記実施例に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の改良、変形が可能であることは勿論である。
本実施例に係るパチンコ機全体を示した正面側斜視図である。 本実施例に係るパチンコ機全体を示した背面側斜視図である。 本実施例に係るパチンコ機の操作ハンドルを示した正面図である。 本実施例に係るパチンコ機の操作ハンドルを示した背面図である。 本実施例に係るパチンコ機の操作ハンドルを示した右側面図である。 本実施例に係るパチンコ機の操作ハンドルを示した左側面図である。 本実施例に係るパチンコ機の操作ハンドルを示した分解斜視図である。 本実施例に係るパチンコ機の操作ハンドルを示した側断面図である。 本実施例に係るパチンコ機の操作ハンドルを手で操作する状態を説明する説明図である。
符号の説明
1 パチンコ機
10 操作ハンドル
30 発射制御基板ケース
41 ハンドル本体部
42 保持部材
43 回動部材
43A 回動軸心
44 把持部材
44A 当接部
44B スカート部
45 支持部材
47 碗状部材
52 膨出部
52A 先端面部
53 フランジ部
55 外周部
55A〜55C 凹み部
82A〜82C 空間部
83 右手
85 指

Claims (1)

  1. パチンコ球を発射する発射装置と、該発射装置の発射勢を調整する操作ハンドルと、前記操作ハンドルの調整に応じて前記発射装置を駆動制御する発射制御装置と、を備えたパチンコ機において、
    前記操作ハンドルは、
    後端部がパチンコ機の前面部に固設されるハンドル本体部と、
    前記ハンドル本体部の遊技者側先端部に回動可能に設けられ、外周部に複数の凹み部が形成された、パチンコ球の発射勢を調整する略環状の回動部材と、
    前記回動部材を前記ハンドル本体部との間に回動可能に保持すると共に、該回動部材の遊技者側前端部から遊技者側方向に膨出して形成される略半球状の膨出部を有する保持部材と、
    所定厚さの可撓性材料で形成されて、前記保持部材と前記回動部材の前記凹み部までの外側表面部を覆うと共に、前記膨出部を覆う部分が遊技者の手の平内に収まるように形成される把持部材と、
    を備え、
    前記把持部材は、前記保持部材を覆う内周面が該保持部材の外周面に沿って摺動可能に形成されると共に、前記回動部材を覆う内周面が該回動部材の外周面に固着されて、該回動部材と共に回動するように設けられていることを特徴とするパチンコ機。
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