JP2009055601A - 制御装置、制御方法、プログラムおよび記録媒体 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】上記課題を解決するために、本発明に係る制御装置は、CMYK版と透明トナー版のコマンド解析を行う解析手段と、解析手段によるコマンド解析の結果に基づき、CMYK版の画像データを生成する生成手段と、生成手段によって生成されたCMYK版の画像データの画素毎に附随する属性フラグに、透明トナー版を解析して得られた透明トナー属性を埋め込む埋め込み手段とを備えたことを特徴とする。
【選択図】図1
Description
[画像処理システム]
図1は、実施形態に係る画像処理システムを示す。クライアントコンピュータ101は、ユーザがアプリケーションにより文書データを作成するのに用いられる。印刷装置102は、電子写真方式のいわゆる複合機とも呼ばれる複数の機能を有する複写機である。PDL(Page Description Language)コントローラ103は、クライアントコンピュータ101で作成されたデータおよび、プリンタドライバから印刷するときに出力されるPDLデータを解釈する。そして、PDLコントローラ103は、クライアントコンピュータ101で作成されたデータを、ビットマップに展開し印刷装置102に送信する。符号104は、制御用インタフェースケーブルを指し示している。制御用インタフェースケーブル104を介して、印刷装置102に印刷データが送信されたり、印刷データをスキャンしたりするときの制御コマンドがやり取りされる。符号105は、ビデオインタフェースケーブルを指し示している。展開されたビデオデータは、ビデオインタフェースケーブル105を介して、印刷装置102に送信される。符号106は、PDLコントローラのLANケーブルを指し示している。クライアントコンピュータ101とPDLコントローラ103は、ネットワークに接続されている。
図2に、印刷装置102の概観図が示されている。図2において、イメージスキャナー部201は、原稿を読み取り、デジタル信号処理を行う。また、プリンタ部202は、イメージスキャナー部201によって読み取られた原稿画像に対応した画像を用紙にフルカラーでプリント出力する。
図3にPDLコントローラ103の図が示されている。
透明トナーを使用する場合には、PDLコントローラ103のカラー設定の中の特殊色設定で透明トナー色を特殊色登録設定でカスタムカラー登録しておく必要がある。ここで、透明とは、特定の色相を持たないことを意味する。PDLコントローラ103の管理者は特殊色登録設定で、透明トナー色の名称をカスタムカラーとして設定してCMYK値(色値)を定義する。このとき、グループ名はClear Tonerとする。
透明トナーを使用する場合には、RGB系のオフィスアプリケーションではなく、CMYK版(CMYKトナーで印刷するためのデータ)だけでなく特殊色版も作成できるDTPアプリケーションを使用する。透明トナーを使用したい部分はあらかじめ定義された特殊色を指定する。また、作成するオブジェクトはオーバープリント属性を付加しておく。特殊色版は、CMYK版と同様に8ビットの諧調をもっており、多値での表現が可能である。
透明トナーを使用して印刷を行うときの印刷設定について図4を用いて説明する。符号401は、クライアントコンピュータ101に格納されているプリンタドライバの印刷設定ウィンドウを指し示している。印刷設定ウィンドウ401は、一般402、レイアウト403、イメージ404、仕上げ405の4つのタブを有する。また、印刷設定ウィンドウ401は、OKボタン409、キャンセルボタン410、適用ボタン411も有する。図4は、イメージタブを選択したところを示しており、色分解の組み合わせ406、透明トナーを使用する407、シャープネス408の各設定が表示されている。透明トナーを使用する場合には、クライアントコンピュータ101上のアプリケーションで透明トナー色に指定された特殊色版を含む分版データが作成される。そして、印刷設定で色分解の組み合わせ:オン、透明トナーを使用する:オンの設定でOKが押下されると、プリンタドライバから印刷が行われる。
クライアントコンピュータ101から送信された透明トナー版を含む印刷ジョブは、CMYK版と透明トナー版を含む特殊色版とからなる分版PDLデータである。この分版データはPDLコントローラ103に送信されRIP処理が行われる。
図6には、CMYK版RIP処理が実行されるステップS501のフローチャートが示されている。ここで、図6に示されているフローチャートは、本発明に係る画像処理システムの不図示のCPUにより実行される。
属性フラグは、出力画像データの画素ごとの属性情報が埋め込まれた8ビットからなる情報である。画像データに同期して、画像系ビデオインタフェース部307からビデオインタフェースケーブル105を介して印刷装置102に送信される。
図7には、特殊色版RIP処理が実行されるステップS506のフローチャートが示されている。ここで、図7に示されているフローチャートは、本発明に係る画像処理システムの不図示のCPUにより実行される。
図8には、透明トナー版RIP処理が実行されるステップS505のフローチャートが示されている。ここで、図8に示されているフローチャートは、本発明に係る画像処理システムの不図示のCPUにより実行される。
PDLコントローラ103を使った印刷ではプリンタドライバの設定によって、印刷装置102に印刷するだけでなく、PDLコントローラ103のハードディスク304にPDLデータを残すことができる。その場合、ユーザは、クライアントコンピュータ101からPDLコントローラ103にウエブブラウザでアクセスすることによって以下のことができる。すなわち、ユーザは、自分が送信した印刷ジョブの設定を変更したり(印刷オプションのオーバーライド)、RIPだけさせたり、RIPされた画像を削除したり、再度、RIPを行ったりすることができる。RIPされた画像がある印刷ジョブに関しては、ウエブブラウザから印刷ジョブをプレビューすることができる。
図12には、印刷装置102内部の画像処理のフローチャートが示されている。ここで、図12に示されているフローチャートは、本発明に係る画像処理システムの不図示のCPUにより実行される。
第1の実施形態では、CMYK以外の特殊色トナーは、透明トナー1色のみとしたが、印刷装置102が対応していれば2色以上の特殊色の場合についても同様に適用可能である。
クライアントコンピュータ101から送信された複数の特殊色版を含む印刷ジョブは、CMYK版と透明トナー版、蛍光トナー版(蛍光トナーで印刷するためのデータ)を含む特殊色版とからなる分版PDLデータである。この分版データは、PDLコントローラ103に送信されRIP処理が行われる。ここで、特殊色版の特殊色は実施形態1と同様にあらかじめ定義されている。
図10には、特殊色トナー版RIP処理ステップS904のフローチャートが示されている。ここで、図10に示されているフローチャートは、本発明に係る画像処理システムの不図示のCPUにより実行される。
実施形態1の透明トナー版RIP処理の2値化ステップS803では、データのあるところを1とする単純2値化が行われる。ここでは、2値化をディザ処理や誤差拡散処理などにより行い、擬似諧調2値データとして属性フラグの透明トナー属性に設定してもよい。
実施形態1と実施形態2では透明トナー版や特殊色版は必ず、属性情報に埋め込まれて、CMYK色以外のトナーでの印刷を可能にしていた。印刷装置において、特殊色版を画像データのまま印刷装置が処理できる場合であっても、本発明の属性情報に特殊色版情報を入れる機能をPDLコントローラで動作させてもよい。この場合、PDLコントローラは、特殊色分のビデオチャンネルを持ちつつ、特殊色版情報から属性データに変換する系も内蔵し、接続される印刷装置の種類に応じて特殊色版処理方法を切り替えることができるという効果がある。
102 印刷装置
103 PDLコントローラ
104 制御用インタフェースケーブル
105 ビデオインタフェースケーブル
106 LANケーブル
Claims (7)
- CMYK版と透明トナー版のコマンド解析を行う解析手段と、
前記解析手段による前記コマンド解析の結果に基づき、CMYK版の画像データを生成する生成手段と、
前記生成手段によって生成されたCMYK版の画像データの画素毎に附随する属性フラグに、前記透明トナー版を解析して得られた透明トナー属性を埋め込む埋め込み手段とを備えたことを特徴とする制御装置。 - 前記透明トナー属性が附随された画像データを印刷装置に出力する出力手段をさらに備えたことを特徴とする請求項1に記載の制御装置。
- 特殊色版のコマンド解析を行う特殊色版の解析手段と、
前記特殊色版の解析手段による前記コマンド解析の結果に基づき、特殊色版の画像データを生成するデータの生成手段と、
前記特殊色版の画像データを前記CMYK版の画像データに適用する適用手段とをさらに備えたことを特徴とする請求項1に記載の制御装置。 - CMYK版と透明トナー版のコマンド解析を行う解析ステップと、
前記解析ステップによる前記コマンド解析の結果に基づき、CMYK版の画像データを生成する生成ステップと、
前記生成ステップによって生成されたCMYK版の画像データの画素毎に附随する属性フラグに、前記透明トナー版を解析して得られた透明トナー属性を埋め込む埋め込みステップとを備えたことを特徴とする制御方法。 - 前記透明トナー属性が附随された画像データを印刷装置に出力する出力ステップをさらに備えたことを特徴とする請求項4に記載の制御方法。
- 請求項4に記載の制御方法をコンピュータに実行させるためのプログラム。
- 請求項6に記載のプログラムを記録したコンピュータで読み取り可能な記録媒体。
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