JP2008288912A - 画像処理装置および画像形成装置 - Google Patents

画像処理装置および画像形成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2008288912A
JP2008288912A JP2007132323A JP2007132323A JP2008288912A JP 2008288912 A JP2008288912 A JP 2008288912A JP 2007132323 A JP2007132323 A JP 2007132323A JP 2007132323 A JP2007132323 A JP 2007132323A JP 2008288912 A JP2008288912 A JP 2008288912A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
color
area
character
background
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2007132323A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshio Akiyama
山 敏 雄 穐
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP2007132323A priority Critical patent/JP2008288912A/ja
Publication of JP2008288912A publication Critical patent/JP2008288912A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】 下地および文字色が単色の背景にカラー画像がある場合に最も効果的な高圧縮方式を提供。複雑なレイアウト&色使いの原稿の場合でも、効果的な高圧縮方式を提供。
【解決手段】 元画像を表す画像データから、単色背景の単色文字領域Cと異なるカラー画像領域D,A,Bを分離するカラー領域分離手段402〜404と、カラー画像領域の画像データを、カラー画像用の圧縮方式(JPEG又はJPEG2000,deflate)で圧縮するカラー領域圧縮手段e,kと、元画像を表す画像データの前記カラー画像領域の画像を消去するカラー画像消去手段wと、元画像を表す画像データから前記カラー画像領域の画像を消去した画像データを、単色文字画像用の圧縮方式(MMR又はJBIG,JBIG2)で圧縮する単色文字圧縮手段k,x)と、カラー画像領域および単色文字領域の圧縮データを、元画像を復元するファイルに格納する圧縮データ格納手段t,yと、を備える。
【選択図】 図6

Description

本発明は、スキャナー,デジカメなどの画像入力装置で撮影された文書画像、ならびに文章と写真が組み合わさった合成画像など、特にカラー画像が組み込まれた文書画像を高圧縮率で圧縮し或いは伸張する画像処理装置およびそれを用いる画像形成装置に関するものである。
特許第3596423号公報 特開2002−369011号公報 特開2004−350158号公報 特開2006−333175号公報 特開2007− 89136号公報。
カラーまたは多色の紙原稿をスキャンした画像は膨大なデータ量になるため、背景写真部/前景文字部に分離しそれぞれの特徴にあわせた画像処理を行い圧縮するMRC(Mixed Raster Content)技術により高圧縮化しファイル保存することがポピュラーになってきた。いわゆる高圧縮PDFやクリアライトPDFと呼ばれるものである。
この高圧縮技術を用いた文書の画質やファイルサイズを決定づける要因は、いかに精度良く背景写真部/前景文字部を分離できるかポイントとなる。しかし、実際にはレイアウトや色使いが複雑な原稿や文字にグラデーションがかかっていたり文字/背景色が安定しない原稿に対しては、誤認識することが多くその結果、期待の画質が得られなかったり、期待ほどファイルサイズを抑制できないなどの原因となる場合が多い。
また、どのような原稿にも適用できるようにカラー背景にカラー文字を前提とした方式であるため、一般的なビジネス文書のように白地に黒文字がベースで一部にカラー写真やカラー図が入るようなケースでは、一部だけカラーの原稿にもかかわらず全体をカラー処理するため、ファイルサイズは増大する傾向にある。クリアライトPDFに代表される高圧縮文書保存方式は、高い圧縮率と読みやすい文書画質の両立が要求される。
本発明は、下地およびほとんどの文字色が単色の背景にカラー画像がある場合に最も効果的な高圧縮方式を提供することを第1の目的とする。この方式は、基本的に白地に黒文字で一部カラー写真や図が入るようなビジネス文書において有効である。旅行パンフレットや製品パンフレットなど複雑なレイアウト&色使いの原稿の場合でも、効果的な高圧縮方式を提供することを第2の目的とする。
(1)元画像を表す画像データから、単色背景の単色文字領域(C)と異なるカラー画像領域(D,A,B)を分離するカラー領域分離手段(402〜404,s)と、
前記カラー画像領域の画像データを、カラー画像用の圧縮方式(JPEG又はJPEG2000,deflate)で圧縮するカラー領域圧縮手段(図8のe,k)と、
元画像を表す画像データの前記カラー画像領域の画像を消去するカラー画像消去手段(w)と、
元画像を表す画像データから前記カラー画像領域の画像を消去した画像データを、単色文字画像用の圧縮方式(MMR又はJBIG,JBIG2)で圧縮する単色文字圧縮手段(図8のk,x)と、
前記カラー画像領域の圧縮データと前記単色文字圧縮データを、元画像を復元するファイルに格納する圧縮データ格納手段(図8のt,y)と、
を具備することを特徴とする画像処理装置。
なお、理解を容易にするために括弧内には、図面に示し後述する実施例の対応又は相当要素の符号もしくは対応又は相当事項を、例示として参考までに付記した。以下も同様である。
この画像処理装置は、白地に黒文字、黄色時に青文字など背景/前景を2色で表現できる原稿、例えば、工事報告書や事故報告書のように白黒文字原稿の一部にカラー写真を埋め込んだような原稿画像の高圧縮に最適である。基本的に背景写真部/前景文字部の分離を必要としないため誤動作を最小限にすることができる。合成表示時に透過やマスク処理が必要でなく表示プログラムが簡素で高速化できる。基本的にマスクや透過処理が必要なく単純な重ね合わせにより実現できるため表示ビューアーの処理が単純ですむことであり、一般的なビジネス文書である白地に黒文字の原稿では従来方式よりも圧縮率が向上する。
さらに、カラー画像領域に従来の高圧縮方式を採用することにより、カラー画像領域上のカラー文字を画質良く表現することも可能である。従来方式(たとえば後述の方式A,方式B)との違いは、原稿全体をカラー領域として処理するわけではないため、文字分離の精度がそれほど重要視されないことである。文章中の文字と異なり、カラー写真,カラー図面上の文字は、写真又は図形の一部とみなされそれほどくっきりしていなくても許され易い。
(2)元画像を表す画像データから、単色背景の単色文字領域(C)と異なるカラー画像領域を分離するカラー領域分離手段(402〜404,s)と、
前記カラー画像領域内の文字部および文字色数を検出する文字部検出手段(図8のs〜h)と、
前記文字色数が設定値以下の場合(A)は、前記カラー画像領域の背景をカラー画像用の圧縮方式(JPEG)で圧縮し文字部を少色文字用の圧縮方式(deflateまたはMMR×色数)で圧縮して(図8の方式A)前記カラー画像領域の画像を復元するカラー領域圧縮データに編成し(図8の方式A)、前記文字色数が設定値を超える場合(B)は、前記カラー画像領域の背景をカラー画像用の圧縮方式(JPEG)で圧縮し文字部を文字マスク(MMR)と文字色(JPEG)に分離して圧縮してカラー領域圧縮データに編成し(図8の方式B)、文字が検出されない場合(D)は、前記カラー画像領域をカラー画像用の圧縮方式(JPEG)で圧縮してカラー領域圧縮データを生成する(図8の方式D)、カラー領域圧縮手段(図8)と、
元画像を表す画像データの前記カラー画像領域の画像を消去するカラー画像消去手段(w)と、
元画像を表す画像データから前記カラー画像領域の画像を消去した画像データを、単色文字画像用の圧縮方式(MMR又はJBIG,JBIG2)で圧縮する単色文字圧縮手段(k,x)と、
前記カラー領域圧縮データと前記単色文字圧縮データを、元画像を復元するファイルに格納する圧縮データ格納手段(t,y)と、
を具備することを特徴とする画像処理装置。
これによれば、カラー画像領域の画像が更に詳しく識別されて、適した圧縮方式で圧縮される。例えば、
・文字色が少ない場合(方式A)=背景(JPEG)+文字(deflateまたはMMR×色数)
・文字色が多い場合(方式B)=背景(JPEG)+文字マスク(MMR)+文字色(JPEG)
・文字がほとんど検出されない場合(方式D)=単純画像(JPEGまたはdeflate)
カラー画像領域ではない背景領域(方式C)=単色文字&単色背景(MMR)。
方式Aは、文字の表現色数に制限があるが、文字色数が極端に少ない場合には、方式Bよりもサイズ抑制できる。方式Bは、文字色をフルカラーで表現でき、文字色が多い場合には効果的である。カラー画像種別に適した圧縮方式で圧縮するので、高品質,高圧縮の圧縮データファイルを生成できる。
(3)元画像を表す画像データから、背景色の色及び濃度分布を検出し、背景色が単色安定(C)か多色不安定か識別し多色不安定であると文字抽出を行い文字少色数(A)か文字多色数(B)か識別する特徴識別手段(図6のb,h)と、
元画像上のカラー画像領域および該領域内の文字部および文字色数を検出する文字部検出手段(h)と、
前記単色安定(C)の場合は、元画像を表す画像データから、単色背景の単色文字領域(C)と異なる文字色数が設定値以下の第1カラー画像領域(A),文字色数が設定値を超える第2カラー画像領域(B)および文字が検出されない第3カラー画像領域(D)を分離し(図6)、前記文字少色数(A)の場合は、元画像を表す画像データから、単色背景の単色文字領域(C),第2カラー画像領域(B)および第3カラー画像領域(D)を分離し、前記文字多色数(B)の場合は、元画像を表す画像データから、単色背景の単色文字領域(C),第1カラー画像領域(A),および第3カラー画像領域(D)を分離する、カラー領域分離手段(図6のb,h)と、
第1カラー画像領域(A)は、該領域の背景をカラー画像用の圧縮方式(JPEG)で圧縮し文字部を少色文字用の圧縮方式(deflateまたはMMR×色数)で圧縮して該カラー画像領域の画像を復元するカラー領域圧縮データに格納し(図6の方式A)、第2カラー画像領域(B)は、該カラー画像領域の背景をカラー画像用の圧縮方式(JPEG)で圧縮し文字部を文字マスク(MMR)と文字色(JPEG)に分離して圧縮してカラー領域圧縮データに格納し(図6の方式B)、第3カラー画像領域(D)は、該カラー画像領域をカラー画像用の圧縮方式(JPEG)で圧縮してカラー領域圧縮データを生成する(図6の方式D)、カラー領域圧縮手段(図6)と、
前記単色背景の単色文字領域(C)は、単色文字画像用の圧縮方式(MMR又はJBIG,JBIG2)で圧縮する単色文字圧縮手段(図6のk,x)と、
前記カラー領域圧縮データと前記単色文字領域圧縮データを、元画像を復元するファイルに格納する圧縮データ格納手段(y)と、
を具備することを特徴とする画像処理装置。
背景の画像種を、単色背景の単色文字領域(C)と予め定めておくことなく、自動検出して、検出した画像種とは異なる異種画像領域を分離して、異種画像領域をそれに適した圧縮方式で圧縮し、背景の画像種もそれに適した圧縮方式で圧縮するので、高品質,高圧縮の圧縮データファイルを生成できる。あらゆる原稿を適切な状態で高圧縮ファイル化できる。各種方式が複雑に重なり合うことにより、表示処理の負荷の増大などが懸念されるが、実際には、小さな領域単位の処理となるため、それほどシステムに負荷を与えることなく処理可能である。
(4)元画像の基準背景を、単色背景の単色文字画像(C),文字色数が設定値以下の第1カラー画像(A),文字色数が設定値を超える第2カラー画像(B)、又は、文字が検出されない第3カラー画像(D)と、ユーザが指定し、基準背景に指定しなかった各画像種の領域をユーザが指定するための領域指定入力手段と、
前記単色背景の単色文字画像と指定された領域(C)は、単色文字画像用の圧縮方式で圧縮し、第1カラー画像と指定された領域(A)は、該領域の背景をカラー画像用の圧縮方式で圧縮し文字部を少色文字用の圧縮方式で圧縮して該カラー画像領域の画像を復元するカラー領域圧縮データに格納し、第2カラー画像と指定された領域(B)は、該カラー画像領域の背景をカラー画像用の圧縮方式で圧縮し文字部を文字マスクと文字色に分離して圧縮してカラー領域圧縮データに格納し、第3カラー画像と指定された領域(D)は、該カラー画像領域をカラー画像用の圧縮方式で圧縮してカラー領域圧縮データを生成する、領域圧縮手段と、
前記圧縮データを、元画像を復元するファイルに格納する圧縮データ格納手段(y)と、
を具備する、請求項1乃至3のいずれか1つに記載の画像処理装置。
ユーザが背景の画像種と、背景内の他の画像種領域を指定し、背景のみならず指定した画像種領域のそれぞれにつき、それに適した圧縮方式で圧縮するので、高品質,高圧縮データに変換できる。
(5)元画像の、単色背景の単色文字領域(C)と異なるカラー画像領域をユーザが指定するための領域指定入力手段(11:図61)と、
前記指定があったカラー画像領域の画像データを、カラー画像用の圧縮方式(JPEG又はJPEG2000,deflate)で圧縮するカラー領域圧縮手段(図8のe,k)と、
元画像を表す画像データの前記カラー画像領域の画像を消去するカラー画像消去手段(w)と、
前記カラー画像領域の画像を消去した画像データを、単色文字画像用の圧縮方式(MMR又はJBIG,JBIG2)で圧縮する単色文字圧縮手段(図8のk,x)と、
前記カラー画像領域の圧縮データと前記単色文字圧縮データを、元画像を復元するファイルに格納する圧縮データ格納手段(図8のt,y)と、
を具備することを特徴とする画像処理装置。
方式Cを利用して、カラー保存させる部分すなわちカラー画像領域をユーザー指定させるようにすることによりユーザーの希望通りの高品質,高圧縮データに変換できる。全面カラーの原稿の場合でも、どうしても必要な部分だけをカラーで表現し、他の重要でない部分は敢えて白黒表現(方式C)で保存することでファイルサイズを抑制するなどといった割切った使い方も可能である。
(6)元画像の、単色背景の単色文字領域(C)と異なるカラー画像領域をユーザが指定するための領域指定入力手段(11:図5)と、
前記指定があったカラー画像領域内の文字部および文字色数を検出する文字部検出手段(図8のs〜h)と、
前記文字色数が設定値以下の場合(A)は、前記カラー画像領域の背景をカラー画像用の圧縮方式(JPEG)で圧縮し文字部を少色文字用の圧縮方式(deflateまたはMMR×色数)で圧縮して前記カラー画像領域の画像を復元するカラー領域圧縮データに格納し(図8の方式A)、前記文字色数が設定値を超える場合(B)は、前記カラー画像領域の背景をカラー画像用の圧縮方式(JPEG)で圧縮し文字部を文字マスク(MMR)と文字色(JPEG)に分離して圧縮してカラー領域圧縮データに格納し(図8の方式B)、文字が検出されない場合(D)は、前記カラー画像領域をカラー画像用の圧縮方式(JPEG)で圧縮してカラー領域圧縮データを生成する(図8の方式D)、カラー領域圧縮手段(図8)と、
元画像を表す画像データの前記カラー画像領域の画像を消去するカラー画像消去手段(w)と、
前記カラー画像領域の画像を消去した画像データを、単色文字背景画像用の圧縮方式(MMR又はJBIG,JBIG2)で圧縮する背景画像圧縮手段(k,x)と、
前記カラー領域圧縮データと前記単色文字背景画像の圧縮データを、元画像を復元するファイルに格納する圧縮データ格納手段(t,y)と、
を具備することを特徴とする画像処理装置。
ユーザが指定したカラー画像領域の画像種を検出してそれに適した圧縮方式で圧縮するので、更に高品質,高圧縮データに変換できる。
(7)元画像の基準背景を、単色背景の単色文字画像(C),文字色数が設定値以下の第1カラー画像(A),文字色数が設定値を超える第2カラー画像(B)、又は、文字が検出されない第3カラー画像(D)と、ユーザが指定するための領域指定入力手段(11:図60)と、
元画像上のカラー画像領域および該領域内の文字部および文字色数を検出する文字部検出手段(図6のb〜h)と、
前記指定が単色背景の単色文字画像(C)の場合は、元画像を表す画像データから、単色背景の単色文字領域(C)と異なる文字色数が設定値以下の第1カラー画像領域(A),文字色数が設定値を超える第2カラー画像領域(B)および文字が検出されない第3カラー画像領域(D)を分離し、前記指定が第1カラー画像(A)の場合は、元画像を表す画像データから、単色背景の単色文字領域(C),第2カラー画像領域(B)および第3カラー画像領域(D)を分離し、前記指定が第2カラー画像(B)の場合は、元画像を表す画像データから、単色背景の単色文字領域(C),第1カラー画像領域(A),および第3カラー画像領域(D)を分離する、カラー領域分離手段(図6のb,h)と、
第1カラー画像領域(A)は、該領域の背景をカラー画像用の圧縮方式(JPEG)で圧縮し文字部を少色文字用の圧縮方式(deflateまたはMMR×色数)で圧縮して該カラー画像領域の画像を復元するカラー領域圧縮データに格納し(図6の方式A)、第2カラー画像領域(B)は、該カラー画像領域の背景をカラー画像用の圧縮方式(JPEG)で圧縮し文字部を文字マスク(MMR)と文字色(JPEG)に分離して圧縮してカラー領域圧縮データに格納し(図6の方式B)、第3カラー画像領域(D)は、該カラー画像領域をカラー画像用の圧縮方式(JPEG)で圧縮してカラー領域圧縮データを生成する(図6の方式D)、カラー領域圧縮手段と、
前記単色背景の単色文字領域(C)は、単色文字画像用の圧縮方式(MMR又はJBIG,JBIG2)で圧縮する単色文字圧縮手段(図6のk,x)と、
前記カラー領域圧縮データと前記単色文字領域圧縮データを、元画像を復元するファイルに格納する圧縮データ格納手段(y)と、
を具備することを特徴とする画像処理装置。
(8)前記カラー領域圧縮手段は、前記カラー画像領域の画像データを、解像度を1/n、n>1、に落としてカラー画像用の圧縮方式(JPEG又はJPEG2000,deflate)で圧縮する(f,o,r);上記(1)乃至(7)のいずれか1つに記載の画像処理装置。
(9)元画像の画像データを入力する手段(100,400)と、
圧縮データを格納したファイルを外部に送信する手段(410〜415)と、
を更に備える、上記(1)乃至(8)のいずれか1つに記載の画像処理装置。
(10)元画像の画像データを入力する手段(100,400)と、
生成されたファイルを蓄積保持する記憶手段(401)と、
を更に備える、上記(1)乃至(7)のいずれか1つに記載の画像処理装置。
(11)元画像の画像データを入力する手段(100,400)と、
入力された元画像の画像データを圧縮する、上記(1),(2),(5)又は(6)に記載の画像処理装置と、
生成されたファイルを蓄積保持する記憶手段(401)と、
該記憶手段のファイルの単色文字圧縮データを前記カラー画像領域の画像を消去した画像データに伸張する背景画像伸張手段(404)と、
前記ファイルのカラー画像領域の圧縮データを画像データに伸張するカラー領域伸張手段(404)と、
伸張した画像データを元画像を表す画像データに合成する画像データ合成手段(404)と、
前記合成した画像データを、記録用画像データに変換する手段(304)と、
前記記録用画像データに基づいて用紙上に画像を形成する作像手段(200)と、
を備える画像形成装置(MF1)。
(12)元画像を表す画像データから、単色背景の単色文字領域と異なるカラー画像領域を分離し、前記カラー画像領域の画像データをカラー画像用の圧縮方式(JPEG又はJPEG2000,deflate)で圧縮し、前記入力された画像データの前記カラー画像領域の画像を消去し、前記カラー画像領域の画像を消去した画像データを、単色文字背景画像用の圧縮方式(MMR又はJBIG,JBIG2)で圧縮し、前記カラー画像領域の圧縮データと前記単色文字背景画像の圧縮データを、元画像を復元するように格納したファイルの、単色文字背景画像の圧縮データを前記カラー画像領域の画像を消去した画像データに伸張する背景画像伸張手段(404)と、
前記ファイルの、カラー画像領域の圧縮データを画像データに伸張するカラー領域伸張手段(404)と、
伸張した画像データを元画像を表す画像データに合成する画像データ合成手段(404)と、
を備えることを特徴とする画像処理装置。
(13)前記ファイルの前記カラー画像領域の圧縮データは、前記カラー画像領域の画像データを、解像度を1/n、n>1、に落としてカラー画像用の圧縮方式(JPEG又はJPEG2000,deflate)で圧縮(f,o,r)したものである;上記(11)に記載の画像処理装置。
(13)外部から前記ファイルを受信する手段(410〜415)と、
受信したファイルから元画像を表す画像データを合成する上記(12)に記載の画像処理装置と、
前記合成した画像データを、記録用画像データに変換する手段(304)と、
前記記録用画像データに基づいて用紙上に画像を形成する作像手段(200)と、
を備える画像形成装置(MF1)。
本発明の他の目的および特徴は、図面を参照した以下の実施例の説明より明らかになろう。
図1に、本発明の第1実施例の、パソコンPCから印刷指示を受けるフルカラーデジタル複合機能複写機MF1の外観を示す。このフルカラー複写機MF1は、大略で、自動原稿送り装置(ADF)120と、操作ボード10と、カラースキャナ100と、カラープリンタ200の各ユニットで構成されている。なお、操作ボード10と、ADF120付きのカラースキャナ100は、プリンタ200から分離可能なユニットであり、カラースキャナ100は、動力機器ドライバやセンサ入力およびコントローラを有する制御ボードを有して、エンジンコントローラ(CPU301:図2)と直接または間接に通信を行いタイミング制御されて原稿画像の読取りを行う。
スキャナ100,プリンタ200および画像入出力装置(302:図2)を含むエンジン(300:図2)ならびにパソコンPCを接続したコントローラボード(400:図2)には、LAN(Local Area Network)が接続されており、ファクシミリコントロールユニット(FCU 417:図2)には、電話回線PN(ファクシミリ通信回線)に接続された交換器PBXが接続されている。
図2に、図1の複合機能複写機MF1の画像処理システムの構成を示す。複合機能複写機MF1は、原稿画像読取りおよびカラー印刷を行うエンジン300,コントローラボード400および操作ボード10を含む。エンジン300は、画像読取りおよび印刷のプロセスを制御するCPU301,上述のカラースキャナ100,上述のプリンタ200、および、ASIC(Application Specific IC)で構成した画像入出力処理302を備えている。
スキャナ100の読取りユニット110にはCPU,ROMおよびRAMがあり、該CPUが該ROMに格納されたプログラムを該RAMに書き込んで実行する事で、スキャナ100の全体の制御を行っている。また、プロセス制御用のCPU301と通信線を介して接続されおり、コマンド及びデータの送受信により指令された動作を行う。読取りユニット110内のCPUは、フィラーセンサ(原稿検知センサ),基点センサ,圧板スイッチ,冷却ファン等の検知及びON/OFFの制御をする。読取りユニット110内において、スキャナモータドライバが、CPUからのPWM出力によりドライブされ励磁パルスシーケンスを発生し原稿走査駆動用のパルスモータを駆動する。
原稿画像は、ランプレギュレータによって通電されるハロゲンランプ102(図2)の光量出力により照明されて、原稿の反射光すなわち光信号は、複数ミラー103〜105及びレンズ106を通りR,GおよびB読取り用の3個のラインセンサを含むCCD107に結像される。3ラインCCD107は、各RGBの各画素のアナログの画像信号をAFE111に出力する。AFE111は、画像信号を増幅し画像データにデジタル変換しそしてシェーディング補正する画像信号処理手段である。
コントローラボード400は、CPU402と、ASICで構成された書画蓄積制御403と、ハードディスク装置(以下ではHDDと表記)401と、ローカルメモリ(MEM−C)406と、システムメモリ(MEM−P)409と、ノースブリッジ(以下、NBと記す)408と、サウスブリッジ(以下、SBと記す)415と、NIC410(Network Interface Card)と、USBデバイス411と、IEEE1394デバイス412と、セントロニクスデバイス413他を含む。操作ボード10は、コントローラボード400の書画蓄積制御403に接続されている。ファクシミリコントロールユニット(FCU)417も、書画蓄積制御403にPCIバスで接続されている。
CPU402は、NIC410を介してLANに接続されたパソコンあるいはインターネットを介する他のパソコンと書画情報の送受信を行うことができる。また、USB411,IEEE1394 412,セントロニクス413を用いてパソコンPC,プリンタ,デジタルカメラ等と通信することができる。
SB415と、NIC410と、USBデバイス411と、IEEE1394デバイス412と、セントロニクスデバイス413と、MLB414は、NB408にPCIバスで接続されている。このように、MLB414は、エンジン300にPCIバスを介して接続する基板である。そして、MLB414は、外部から入力された書画データをイメージデータ(画像データ)に変換し、変換された画像データをエンジン300に出力する。
コントローラボード400の書画蓄積制御403にローカルメモリ406、HDD401などが接続されると共に、CPU402と書画蓄積制御403とがCPUチップセットのNB408を介して接続されている。書画蓄積制御403とNB408とは、AGP(Accelerated Graphics Port)を介して接続されている。
CPU402は、複合機能複写機MF1の全体制御を行うものである。NB408は、CPU402、システムメモリ409、SB415および書画蓄積制御403を接続するためのブリッジである。システムメモリ409は、複合機能複写機MF1の描画用メモリなどとして用いるメモリである。SB415は、NB408とPCIバス、周辺デバイスとを接続するためのブリッジであり、SB415には外付けROMおよびSDメモリカード(以下ではSDカード)の読み書きをするカードIF418が接続されている。このカードIF418には、SDカード読み書き装置(カードリーダ)が接続されており、カードリーダに装着されるSDカードのデータを読み取ることができ、またSDカードにデータを書込むことができる。
ローカルメモリ406はコピー用画像バッファ、符号バッファとして用いるメモリである。HDD401は、画像データの蓄積,文書データの蓄積,プログラムの蓄積,フォントデータの蓄積,フォームの蓄積,LUT(Look Up Table)の蓄積などを行うためのメモリである。また、操作ボード10は、ユーザーからの入力操作を受け付けると共に、ユーザーに向けた表示を行う操作部である。
図2には、スキャナ100およびプリンタ200と画像入出力処理302との間でやり取りする画像データの流れを示す。画像入出力処理302には、カラー原稿スキャナ100が原稿画像を読み取って発生するR,G,B画像データのそれぞれに対して読取りγ補正,MTF補正等を行うスキャナ画像処理303があり、また、R,G,B画像データをプリンタ200の、C,M,Y,K各色書込みの画像表現特性に合ったc,m,y,k記録色データ(印刷データ)に変換するプリンタ画像処理304があり、更に、書画蓄積制御403に原稿読取り画像データRGBを出力し、書画蓄積制御403が出力する画像データRGBをプリンタ画像処理304に与える画像処理I/F(Interface circuit)305がある。
白黒コピーのときには、スキャナ画像処理303からG画象データが画像処理I/F305に出力され、画像処理I/F305がG画像データをプリンタ画像処理304に出力し、プリンタ画像処理304がG画像データをk記録色データに変換し、必要に応じて変倍,画像加工を、そしてプリンタγ変換および階調処理をして、プリンタ200のC書込みユニット212に出力する。書込みユニット212は、画像処理304が出力するk記録色データによって、プリンタ200の、静電潜像形成用の光学走査ユニットのレーザ発光ダイオードに通電する電流を変調又はオン,オフする。
カラーコピーのときは、スキャナ画像処理303が出力するRGB画像データが、画像処理I/F305および画像蓄積制御403を介して、ローカルメモリ406又はHDD401に一時蓄積又はHDD401に登録され、そして読み出されて、コピーまたは印刷に用いられ、あるいは外部に送出される。
プリンタ200による登録画像データ、又は、外部から受信した画像データの印刷のときには、画像蓄積制御403および画像処理I/F305を介して画像データがプリンタ画像処理304に与えられる。プリンタ画像処理304は、画像データをcmyk記録色データに変換してから、必要に応じて変倍,画像加工を、そしてプリンタγ変換および階調処理をして、書込みユニット212に出力する。
図3に示すように、操作ボード10には、液晶タッチパネル11のほかに、テンキー15,クリア/ストップキー16,スタートキー17,初期設定キー18,モード切換えキー19,テスト印刷キー20,電源キー21がある。また、図示は省略したが、液晶タッチパネル11の左側には、URL,メール文,ファイル名,フォルダ名等の入力,設定用ならびに短縮登録用の、平仮名を付記したアルファベットキーボードがある。
電源キー21は、省エネモード(休止モード又は低電力モード)から画像印刷が可能なスタンバイモードに、またその逆への切換えを指示するための操作キーである。省エネモードが設定されている時に電源キー21が一回押されると、省エネモードからスタンバイモードに切換る。スタンバイモードであるときに電源キー21が一回押されると、スタンバイモードから休止モードに切換る。テスト印刷キー20は、設定されている印刷部数に関わらず1部だけを印刷し、印刷結果を確認するためのキーである。
初期設定キー18を押す事で、機械の初期状態を任意にカスタマイズする事が可能である。省エネモードへの移行時間を設定したり、機械が収納している用紙サイズを設定したり、コピー機能のリセットキーを押したときに設定される状態を任意に設定可能である。初期設定キ−18が操作されると、各種初期値を設定するための「初期値設定」機能ならびに「ID設定」機能,「著作権登録/設定」機能および「使用実績の出力」機能等を指定するための選択ボタンが表示される。
液晶タッチパネル11には、各種機能キーならびにエンジン300およびコントローラボード400の動作状態を示すメッセージなどが表示される。液晶タッチパネル11には、「コピー」機能,「スキャナ」機能,「プリント」機能,「ファクシミリ」機能,「蓄積」機能,「編集」機能,「登録」機能およびその他の機能の選択用および実行中を表わす機能選択キー14が表示される。機能選択キー14で指定された機能に定まった入出力画面が表示され、例えば「複写」機能が指定されているときには、図3に示すように、機能キーならびに部数及び画像形成装置の状態を示すメッセージ12,13が表示される。機能キー12の中には、印刷色指定キー「黒(BK)」,「フルカラー」,「自動色選択」,「青(C)」,「赤(M)」および「黄(Y)」指定キーがある。オペレータが液晶タッチパネル11に表示されたキーにタッチすると、操作ボード10はオペレータ入力として読み込み、選択された機能を示すキーを、指定中を表す灰色に反転表示する。また、機能の詳細を指定しなければならない場合(例えばページ印字の種類等)はキーにタッチする事で詳細機能の設定画面がポップアップ表示される。このように、液晶タッチパネル11は、ドット表示器を使用している為、その時の最適な表示をグラフィカルに行う事が可能である。
図4には、操作ボード10の回路ブロックを示す。操作ボード10の電気制御系の主体は、コントローラボード400のCPU402とコミュニケーションし、操作ボード10の入力を読取り、操作ボード10上の表示を制御するCPU 1,このCPU 1の制御プログラムが格納されているROM 2,制御時にデータの一時格納等を行うためのRAM 3,液晶タッチパネル11の描画データを格納するVRAM 7,このVRAM 7に接続され液晶タッチパネル11の描画タイミング制御およびタッチ入力検知等を行う液晶表示コントローラ(LCDC)6,時刻データを発生する時計IC 5等がある。LCDC 6には、CFLの光源をバックライト9として有する液晶タッチパネル11が接続される。CPU 1には更に、CFLバックライト9を駆動するインバータ8,操作キー群15〜21のキーマトリクス,表示LEDのLEDマトリクスおよびそれらのLEDを駆動するLEDドライバ等が接続されている。また、CPU 1が接続されたデータバスには、画像処理モード記憶用の不揮発RAM(NVRAM)4が接続されている。
操作ボード10のCPU 1は、操作ボード10に対するユーザの操作に対応して、置数キーの押下の読込みと入力数字データの生成,スタートキーの押下の読込みと、スタート指示のコントローラボード400への転送,用紙サイズの切換え入力の読取りなど、通常の複写機の操作読取りおよび表示出力の制御を行う。
ROM2には、CPU1の動作プログラムの他に、水平および垂直方向に複数画素でなる画素ブロックの、各画素の発光/非発光を指示するオン/オフ信号の分布と該画素ブロックの表示階調を表現する、それぞれが異なった階調を表現する複数の発光パターンデータでなるパターングループを、格納している。ROM2に格納されているパターングループは、操作ボード10に動作電圧が加わったときの初期化において、CPU1が、RAM3のメモリ領域に割り付けたパターンレジスタに書込み、その後の階調表示に使用する。表示データ(階調データ)はVRAM7に書込まれて、LCD11のラスター表示の同期信号に同期して、LCDC6によってVRAM7から読出されてパターンレジスタの画素ブロックデータの読出しアドレスに用いられる。パターンレジスタから読み出された画素ブロックデータは、LCD11のラスター表示の同期信号に合わせて、LCDC6からLCD11に出力される。
図5に、カラースキャナ100が読み取った画像、又は、パソコンPCが与えた画像をHDD401に蓄積(登録)する「蓄積」が指定されたときに操作ボード10の液晶タッチパネル11に表示される画像データ処理指示画面を示す。該画面には「蓄積」対象の画像と、処理指示入力画面が表示される。
なお、複写機MF1に接続されたパソコンPCには、複写機MF1を使用するためのソフトすなわち複合機ユーティリティプログラムがロードされており、該ソフトが起動されているときには、複写機MF1の操作ボード10の操作盤面が、操作ボード10の表示状態と共に、パソコンPCのディスプレイに表示され、ディスプレイ上の液晶タッチパネル11領域のみの画像を拡大表示し、更に、蓄積対象画像部のみを拡大表示することができる。パソコンPCのディスプレイ上で画像データ処理指示を入力し、「蓄積」対象画像上の領域を指定することができる。パソコンPCを、操作ボード10の代わりに使用することができる。
図2を再度参照すると、HDD401には、複合機能複写機MF1の各種機能を実現するプログラム及びデータが格納されており、「コピー」,「読み取り」,「印刷」,「ファクシミリ」,「蓄積」,・・・の機能指定ならびに外部からのアクセス或いは操作に応じて指定機能,応答機能を実現するプログラム及びデータが、HDD401からシステムメモリ409に転送され、CPU402がメモリ409のプログラム及びデータに基づいて各部を制御し、各種機能を実現する。
書画蓄積制御403の圧縮/伸張器404は、ASICであり、圧縮時には、画像データに基づいて、画像面の単色背景の単色文字画像(C),単色背景の単色文字領域と異なる文字色数が設定値以下の第1カラー画像領域(A),文字色数が設定値を超える第2カラー画像領域(B)、および、文字が検出されない第3カラー画像領域(D)を検出する、異特性画像領域識別プログラム,各領域(A,B,C,D)の画像データを高圧縮する各圧縮プログラム(方式A,B,C,D),各領域の圧縮データを元画像を復元できる形で圧縮データファルイに格納するプログラムすなわち圧縮ファイル生成プログラムを格納し、伸張時には、圧縮ファイルの各領域の圧縮データを伸張する各伸張プログラム,伸張した画像データを元画像を表すように合成するプログラムを格納するためのメモリ,圧縮および伸張の演算機能要素、ならびに、プログラムを実行するCPU、がある。上記各種プログラムには、圧縮/伸張器404とローカルメモリ406,システムメモリ409との間の、画像データ,圧縮データの転送を行うデータ入出力プログラムが含まれている。これらのプログラムはHDD401にあって、そこから圧縮/伸張器404に転送される。
図6に、「読み取り」,「蓄積」又は「登録」において、CPU402からの指示に応答して圧縮/伸張器404(のCPU)が実行する圧縮処理機能の概要を示す。これは、請求項1,2および3の一実施例に該当する。
「読み取り」,「蓄積」又は「登録」において、原稿を読み取った画像データ,外部のパソコン,サーバ等から通信により送り込まれ「蓄積」又は「登録」が指示された画像データ、をメモリ406に格納したとき、CPU402は操作ボード10およびパソコンPCに、画像データが表す画像と画像処理入力画面を表示する(例えば図5)。
ここで図5に表示した画像を説明する。画像の背景(広い面積部分)は、白地上に大小の文字がある白黒画像であり、そこが「(C)単色背景上の単色文字」である。該背景領域の右端近く上下方向で中ほどに、小さい、春先の薄緑青葉の森にある白と薄茶色の横縞が縦方向に交互に分布するホテルを写した写真があり、これが、文字がないカラー写真の領域「(D)写真」(第3カラー画像領域である。背景領域の左端側で上下方向の中央に、料理を移したカラー写真4枚の上方に朱色単色太文字の「セレクト鍋」を冠したカラー画像領域があり、これが写真と少色文字との混合領域「(A)写真+少色文字」である。そしてこの領域の下方に横長の、「(B)写真+多色文字」ブロックがある。該ブロックないには、橙色の「湯舎めぐり誕生」との大文字,楕円形の薄黄色の領域に加えた黒文字文書,白四角領域内の黒文字,黄色外囲いの「旬感スペシャルプラン」,その下の赤字「おとな2,000円増,こども・・・」,その下の紫色の大小文字,その下の黒小文字、ならびに4枚のカラー写真がある。
ユーザが図5上の「モード(M)」の欄の「フルカラー」の項の白丸内をチェック(クリック,指定)し(これにより白丸内に黒ドットが現れる)、領域分離圧縮を指定する「フィールド合成保存」の項目先頭の白四角にチェック(チェックマーク)を入れて、更に、自動領域分離を指定する「自動識別」の項目先頭の白四角にチェックを入れて、「保存(X)」ボタンをクリックすると、CPU402が、圧縮/伸張器404に、表示画像の圧縮を指示する。
この指示に応じて圧縮/伸張器404が、図6に示す「(b)背景色識別」を実行する。図6のデータ処理フローの先頭の「(b)背景色識別」でカラー背景と判定した場合には、「(c)絵・文字分離」に進んで、「(c)絵・文字分離」以下のデータ処理を行う。図7には、図6のデータ処理フローの中の、カラー背景と判定した場合に実行するデータ処理フローのみを摘出して示し、図8には、単色背景と判定した場合に実行するデータ処理フローを示した。
(b)背景色識別処理により単色背景すなわち「単色背景上の単色文字(C)」であると判定すると、圧縮/伸張器404は、「(q)カラー領域抽出」によって、カラー画像領域を分離(判別)する。
そして、カラー画像領域と判定されなかった部分(カラー画像領域の背景C)は、すべて単色の背景画像Cとして処理する。すなわち、背景画像は、「(t)2値化」により2値(単色)化するとともに「(u)カラー領域消去」でカラー画像領域の画像を消去する。すなわち、カラー画像領域を背景色(通常は白)に置換する。2値化とカラー領域消去の順番は逆でもかまわない。こうして作成した単色背景画像は、「(k)2値圧縮」で、単色背景の圧縮に割り当てた、単色圧縮に適するMMR方式(またはJBIG,JBIG2方式などでも良い)で圧縮する。これが、「(x)単色背景データ」である。
一方、カラー画像領域は、「(c)絵・文字分離」により、文字のあり/なしを判定する。文字なしと判定した場合は、方式Dで圧縮する。すなわち「(d)解像度変換」で1/n(n>1;実施例ではn=2)に縮小処理した後、「(e)多値圧縮」で、文字なし写真の圧縮に割り当てた、文字なし写真の圧縮に適するJPEG方式(またはJPEG2000などでも良い)で圧縮する。これが、「(f)カラー領域画像データ」である。
文字ありのカラー画像領域は、「(h)文字色数判定」により、そのカラー画像領域内の文字に使用されている色が何色あるかを検索する。色数が数色しかなく同じ色が連続している場合、すなわち「(A)写真+少色文字」の場合は、方式Aで圧縮する。色数が多い場合、または色の分布が複雑な場合、すなわち「(B)写真+多色文字」のばあいは、方式Bで圧縮する。
方式Aは、(A)領域を、図9に示すように、各文字色ごとに別レイヤーに分離しそれぞれを2値圧縮する。方式Bは、図9に示すように、背景画像(写真),文字色画像および文字色マスク画像を作成する。文字色数が少ない場合に適用する方式Aは、方式Bよりファイルサイズが小さくなるのが特徴である。逆に色数が多くなるとレイヤー枚数が多くなるためファイルサイズは大きくなる傾向にある。サイズ抑制のためレイヤー数を減らすと、本来の文字色が正しく表現しにくくなる傾向にある。ちなみに前景文字画像を色ごとに分割した複数枚のMMR画像ではなく、1枚のデフレート(deflate)またはPNG画像で保持する方法もあるが、ファイルサイズを重視して選択するものとする。
方式Bは、これに対して、文字色をフルカラー表現で保持するため、色数の制約は存在しない。したがって、文字色数が多い場合や複雑な色表現の場合に適している。逆に色数が少ない場合は、レイヤー数が1つ多いことからA方式よりサイズ増大する傾向にある。
文字ありのカラー画像領域は、次のように圧縮処理する。すなわち、「(c)絵・文字分離」で文字領域を検出する。文字領域の検出は、対象領域を2値化をして黒画分布状態より検知する。OCR処理を採用してもよい。文字領域は文字を構成する画素1つづつを指す。1文字を構成する矩形領域ではない。また文字以外にも罫線,図形など単調な色で構成される情報を抽出してもよい。これにより、「(g)前景(文字)画像」と「(p)背景画像」に分離する。
上記「(p)背景画像」に対しては、まず「(q)前景消去」により前景部分を消去する。具体的には文字部分を文字周辺の色で塗りつぶす。つぎに「(d)解像度変換」で解像度をn分の1に落とす。この実施例ではn=2である。これは、サイズ抑制のためであり、写真部分は解像度を落としてもそれほど見た目に影響を与えない。ここで、画質に悪影響を与えない範囲で平滑化などスムージングを行うとさらなるサイズ抑制が図れる。最後に「(e)多値圧縮」で、写真の圧縮に適したJPEGまたはJPEG2000などの圧縮を行う。この背景画像処理は、方式A,Bともに共通である。
一方、「(g)前景(文字)画像」に対しては、「(h)文字色数判定」で文字部に使用されている色数をカウントする。スキャン画像などでは原稿の文字色は同じでも多くの色が割り当てられていたりするため色クラスタリングを行い使用されている主な色にまとめた後で最終的な色数を判定する。
色数が数色以下の場合は方式Aの処理を行う(図9を参照)。まず、「(i)減色処理」で文字画像の減色を行うが、すでに「(h)文字色数判定」の色クラスタリング処理により減色すべき色は決まっているので、その色に割り当てなおすだけである。次に「(j)色レイヤー分離」により、色ごとに別の画像を作成する。例えば赤文字の画像と黒文字の画像というように分離する。最後に「(k)2値圧縮」で、文字の圧縮に適したMMRまたはJBIG,JBIG2などに圧縮する。文字部の背景画像と合成する場合には、前景(文字)以外の部分は透過し背景画像が表示されるようにする。
前景(文字)の色数が多い場合は、方式Bの処理を行う(図9を参照)。「まず(m)文字色抽出」により文字色マスク画像と文字色画像を作成する。文字色マスク画像は、前景(文字)画像をそのまま2値化したものである。文字を黒それ以外を白などで表し後述するマスクとして使用する。これを「(k)2値圧縮」で、2値画像の圧縮に適したMMRまたはJBIG,JBIG2などに圧縮し、「(n)文字マスクデータ」を作成する。文字色画像は、前景(文字)の色を表現する画像である。ここでは基本的に色クラスタリングした文字色ではなく元画像の文字色をそのまま抽出することにより、原稿に忠実な色が再現可能となる。ただし、「(d)解像度変換」で1/4程度に解像度変換するため、色クラスタリングした平均色を割り当てたほうが、文字色が均一になり自然に見える場合もある。前景(文字)に相当しない部分は黒または白など圧縮率が高くなるように色を割り当てる。これを「(e)多値圧縮」で、写真の圧縮に適したJPEGまたはJPEG2000などで圧縮する。この圧縮データが、「(o)文字色データ」である。「(r)背景画像」,「(n)文字マスク画像」および「(o)文字色画像」を合成する場合は、「(n)文字マスク画像」において文字部は「(o)文字色画像」を表示し、文字以外は「(r)背景画像」を透過させる。
最終的には、「(t)カラー領域処理」でカラー画像領域ごとの特性に応じて方式A,B,Dで処理された「(u)カラー画像領域データ」を「(x)単色背景」の上に重ね合わせ配置し、「(y)高圧縮ファイル作成」により、重ね合わせ情報や透過情報を付加して合成し、「(z)高圧縮画像データファイル」を作成する。すなわち、元画像を復元するためのデータを格納したファイルを作成する。このファイルが、HDD401に蓄積又は登録される。あるいは、外部のパソコン又はサーバに転送される。
図10に示すように、ユーザが「モード(M)」の欄の「フルカラー」の項の白丸内をチェックし、領域分離圧縮を指定する「フィールド合成保存」の項目先頭の白四角にチェックを入れて、更に、背景画像の特徴を指定する「基準背景指定」の項目先頭の白四角にチェックを入れて「(C)単色背景上の単色文字」,「(D)写真」,「(A)写真+少色文字」および「(B)写真+多色文字」のいずれかにチェックを入れて、「保存(X)」ボタンをクリックすると、CPU402が、圧縮/伸張器404に、表示画像の圧縮を指示する。
この場合は、請求項7の一実施例であって、圧縮/伸張器404は、図11に示すように、基準背景指定があった画像特性(A,B,C又はD:例えばC)に対応して、該画像特性とは異なる画像特性の各画像領域(A,B,D)を検出して、該各画像領域を各画像領域の画像特性に割り付けられた最適な圧縮方式(A,B,D)で圧縮し、元画像からこれらの画像領域の画像を消去した画像を、基準背景指定があった画像特性に割り付けられた最適な圧縮方式(C)で圧縮して、「(y)高圧縮ファイル作成」により、元画像を復元するための「(z)高圧縮画像データファイル」を作成する。
すなわち、基準背景指定が単色背景の単色文字画像(C)の場合は、元画像を表す画像データから、単色背景の単色文字領域(C)と異なる、文字色数が設定値以下の第1カラー画像領域(A),文字色数が設定値を超える第2カラー画像領域(B)および文字が検出されない第3カラー画像領域(D)を分離し、基準背景指定が第1カラー画像(A)の場合は、元画像を表す画像データから、単色背景の単色文字領域(C),第2カラー画像領域(B)および第3カラー画像領域(D)を分離し、基準背景指定が第2カラー画像(B)の場合は、元画像を表す画像データから、単色背景の単色文字領域(C),第1カラー画像領域(A),および第3カラー画像領域(D)を分離する。これらの分離には、「(b)背景色分離」,「(s)カラー領域抽出」,「(c)絵・文字分離」及び「(h)文字色数判定」を用いる。
そして、第1カラー画像領域(A)は、上述の方式Aで圧縮する。すなわち、該領域の背景をカラー画像用の圧縮方式で圧縮し文字部を少色文字用の圧縮方式で圧縮して該カラー画像領域の画像を復元するカラー領域圧縮データに編成する。第2カラー画像領域(B)は、上述の方式Bで圧縮する。すなわち、該カラー画像領域の背景をカラー画像用の圧縮方式で圧縮し文字部を文字マスクと文字色に分離して圧縮してカラー領域圧縮データに編成する。第3カラー画像領域(D)は、方式Dで圧縮する。すなわち、該カラー画像領域をカラー画像用の圧縮方式で圧縮してカラー領域圧縮データを生成する。前記単色背景の単色文字領域(C)は、方式Cで圧縮する。すなわち、単色文字画像用の圧縮方式で圧縮する。すべての領域の圧縮を終えると、「(y)高圧縮ファイル作成」により、元画像を復元するための「(z)高圧縮画像データファイル」を作成する。
第2実施例のハードウエアは、上述の第1実施例と同じであり、ソフトウエアの大部分も上述の第1実施例と同様であるが、第1実施例の「基準背景指定」(図5,図10)が、図12に示す「領域指定」に変更されている点が異なる。第2実施例は、請求項4の1実施例である。
第2実施例の「自動識別」の圧縮処理の内容は、図6(図7,図8)に示す第1実施例のものと同じであるので、ここでの説明は省略する。
図12に示すように、ユーザは「モード(M)」の欄の「フルカラー」の項の白丸内をチェックし、領域分離圧縮を指定する「フィールド合成保存」の項目先頭の白四角にチェックを入れて、更に、背景画像の特徴を指定する「基準背景指定」の行の、「A」,「B」,「C」又は「D」のいずれかを指定する。すると、「領域指定」欄の中の、基準背景領域に指定があった画像特性(例えばC)と同一の画像特性(C)の項目が、指定不可の灰色影表示に変わる。ユーザは、元画像上の、基準背景領域に指定した画像特性(C)とは異なる画像特性の画像領域を枠囲いして、「領域指定」欄の中の、そこの画像特性に該当する画像特性(A,B又はD)の項目をチェックして、「指定」ボタンをクリックする。これにより、枠囲いした領域が、チェックした項目(A,B又はD)の画像特性、と指定される。例えば、図12に示す元画像に対して、基準背景領域を「(C)単色背景上の単色文字」と指定すると、ユーザは例えば、図12に示す元画像上に点線枠で示す領域(A)を枠囲いして、「領域指定」欄の「(A)写真+少色文字」をチェックして「指定ボタン」をクリックすることにより、第1カラー画像領域Aを指定し、領域(B)を枠囲いして、「領域指定」欄の「(B)写真+多色文字」をチェックして「指定ボタン」をクリックすることにより、第2カラー画像領域Bを指定し、領域(D)を枠囲いして、「領域指定」欄の「(D)写真」をチェックして「指定ボタン」をクリックすることにより、第3カラー画像領域Dを指定する。
そして「保存(X)」ボタンをクリックすると、CPU402が、圧縮/伸張器404に、表示画像の圧縮を指示する。
圧縮/伸張器404は、図13に示すように、枠囲いでユーザが指定した領域(例えばA,B,D)を、ユーザ指定の画像特性(A,B,D)に割り当てられている最適な圧縮方式(A,B,D)で圧縮する。元画像上の、上記ユーザが指定した領域の画像を消去し多画像を、基準背景指定があった画像特性(C)に割り当てられている最適な圧縮方式(C)で圧縮して、「(y)高圧縮ファイル作成」により、元画像を復元するための「(z)高圧縮画像データファイル」を作成する。方式A,B,C,Dの圧縮処理の内容は、上述の第1実施例のもとの同じである。
第3実施例のハードウエアは、上述の第1実施例と同じであり、ソフトウエアの大部分も上述の第1実施例と同様であるが、図14に示すように、「モード(M)」の欄が簡素化されている。第3実施例は、請求項5および6の1実施例であって、ユーザー操作により、カラー表現を継続すべきカラー画像領域を指定するものである。前述の「自動識別」では、原稿の色分布を見て処理方式を切り替えることになるため、単純に色分布だけをみてカラーかモノクロかを切り替えることになる。しかし、情報を相手先に伝える場合にカラー部分が必ずしもカラーで伝達しなければならないという条件だけではない。写真部分のみカラーで文字情報はモノクロでも十分という場合も多い。このような条件では「自動識別」よりきわめて効率よくファイルサイズを抑制できるため実用的である。第3実施例は、ユーザーが自分の意思でカラー表現のまま残す領域を選択させる方式を採用した。
図15に、第3実施例の圧縮/伸張器404の画像データ処理フローを示す。図14に示すように、ユーザが「モード(M)」の欄の「フルカラー」の項の白丸内をチェックし、領域分離圧縮を指定する「フィールド合成保存」の項目先頭の白四角にチェックを入れると、圧縮/伸張器404は、元画像の全体をモノクロで表示する。ユーザは、どうしてもカラーで伝達しなければならない部分を判断し、マウスドラッグによりカラー画像領域(例えばD1)を指定し、そして「保存/次へ(S)」ボタンをクリックする。これにより、指定された画像領域が元画像(カラー)のカラー画像に切り換えられる。そして最後のカラー画像領域(D2)指定し、そして「保存/終了(X)」ボタンをクリックする。これらの入力情報が与えられると、圧縮/伸張器404は、元画像(カラー)の、ユーザが指定した各カラー画像領域が、画像特性「(A)写真+少色文字」,「(B)写真+多色文字」および「(D)写真」のいずれであるかを判定して、判定した画像特性に割り当てられた最適な方式(A,B又はD)で、カラー画像領域の画像データを圧縮する。これをユーザが領域を指定したカラー画像領域のそれぞれに対して実行する。そして、元画像(モノクロ)からユーザが指定した領域(カラー画像領域)の画像を消去(白に変更)した画像を、方式Cの「(k)2値圧縮」により圧縮して、「(y)高圧縮ファイル作成」により、元画像を復元するための「(z)高圧縮画像データファイル」を作成する。カラー画像領域がA,B,Dのいずれであるかの判定、ならびに、方式A,B,C,Dの圧縮処理の内容は、上述の第1実施例のもとの同じである。
図16には、ユーザがカラー画像領域D1を領域指定して、カラー画像として残すのはD1のみとするために、「保存/終了(X)」ボタンをクリックした場合の、表示画像の変遷を示す。
なお、上記第1〜3実施例のいずれにおいても、圧縮/伸張器404は、それが生成した高圧縮画像データファイルのデータに基づいて元画像を復元する伸張機能がある。ユーザが、HDD402に蓄積又は登録している高圧縮画像データファイルを指定して、あるいは外部のパソコン又はサーバから高圧縮画像データファイルの転送をうけて、該ファイルに対して、「開く」を指示すると、圧縮/伸張器404は、該ファイルに圧縮時に生成されて格納されている伸張制御データに基づいて、背景画像圧縮データを背景画像に伸張し、他の画像領域の圧縮画像データを順次に領域画像に伸張して、背景画像上の各画像領域位置に置換挿入する(書込む)。すなわち各領域の圧縮データを伸張して合成して元画像を復元する。すなわち圧縮/伸張器404は、高圧縮画像データファイルの単色文字圧縮データを伸張する画像伸張手段,カラー画像領域の圧縮データを画像データに伸張するカラー領域伸張手段、および、伸張した画像データを元画像を表す画像データに合成する画像データ合成手段、を備える。より具体的には、上記第1〜3実施例のそれぞれにおいて、圧縮/伸張器404は、圧縮によって生成した圧縮データを、圧縮処理行程の逆行程で伸張して元画像を復元する機能手段を含む。
復元した元画像は、「印刷」を指定してプリンタ200でプリントアウトできる。ユーザが、元画像が復元されてディスプレイ11,PCに表示されているときに「印刷」を指定して印刷条件を入力してスタートキーを押すと、元画像データがプリンタ画像処理304に与えられてそこでプリンタ200の作像特性に合う記録用画像データに変換されて、プリンタ200に与えられる。プリンタ200が、該記録用画像データが現す画像を用紙上に形成する。
本発明の第1実施例の画像形成装置である複合機能複写機MF1の外観を示す正面図である。 図1に示す複写機MF1の画像データ処理系統の構成を示すブロック図である。 図2に示す操作ボード10の一部分の拡大平面図である。 図3に示す操作ボードの情報入出力系統の構成を示すブロック図である。 図3に示す液晶タッチパネル11の表示画像の一例を示す拡大平面図である。 図2に示す第1実施例の圧縮/伸張器404が実行する圧縮処理機能と、処理順を示すフローチャートである。 図6の処理フローの中の、背景色をカラーと判定した場合の処理フローのみを摘出して示すフローチャートである。 図6の処理フローの中の、背景色を単色と判定した場合の処理フローのみを摘出して示すフローチャートである。 元画像と、該元画像上のカラー画像領域を画像特性に応じて更に分離した画像を示す平面図である。 第1実施例において液晶タッチパネル11に表示される指示入力画面のもう1つの態様と一例の元画像とを示す平面図である。 図10に示す指示入力画面の指示状態で第1実施例の圧縮/伸張器404が実行する圧縮処理のデータ処理順を示すフローチャートである。 第2実施例において液晶タッチパネル11に表示される指示入力画面の一態様と一例の元画像とを示す平面図である。 第2実施例の圧縮/伸張器404が実行する圧縮処理の概要を示すフローチャートである。 第3実施例において液晶タッチパネル11に表示される指示入力画面の一態様と一例の元画像とを示す平面図である。 第3実施例の圧縮/伸張器404が実行する圧縮処理の概要を示すフローチャートである。 第3実施例において、ユーザがカラー画像領域D1を領域指定して、カラー画像として残すのはD1のみとするために、「保存/終了(X)」ボタンをクリックした場合の、表示画像の変遷を示す平面図である。
符号の説明
PC:パソコン
401:HDD
11:液晶タッチパネル

Claims (14)

  1. 元画像を表す画像データから、単色背景の単色文字領域と異なるカラー画像領域を分離するカラー領域分離手段と、
    前記カラー画像領域の画像データを、カラー画像用の圧縮方式で圧縮するカラー領域圧縮手段と、
    元画像を表す画像データの前記カラー画像領域の画像を消去するカラー画像消去手段と、
    元画像を表す画像データから前記カラー画像領域の画像を消去した画像データを、単色文字画像用の圧縮方式で圧縮する単色文字圧縮手段と、
    前記カラー画像領域の圧縮データと前記単色文字圧縮データを、元画像を復元するファイルに格納する圧縮データ格納手段と、
    を具備することを特徴とする画像処理装置。
  2. 元画像を表す画像データから、単色背景の単色文字領域と異なるカラー画像領域を分離するカラー領域分離手段と、
    前記カラー画像領域内の文字部および文字色数を検出する文字部検出手段と、
    前記文字色数が設定値以下の場合は、前記カラー画像領域の背景をカラー画像用の圧縮方式で圧縮し文字部を少色文字用の圧縮方式で圧縮して前記カラー画像領域の画像を復元するカラー領域圧縮データに編成し、前記文字色数が設定値を超える場合は、前記カラー画像領域の背景をカラー画像用の圧縮方式で圧縮し文字部を文字マスクと文字色に分離して圧縮してカラー領域圧縮データに編成し、文字が検出されない場合は、前記カラー画像領域をカラー画像用の圧縮方式で圧縮してカラー領域圧縮データを生成する、カラー領域圧縮手段と、
    元画像を表す画像データの前記カラー画像領域の画像を消去するカラー画像消去手段と、
    元画像を表す画像データから前記カラー画像領域の画像を消去した画像データを、単色文字画像用の圧縮方式で圧縮する単色文字圧縮手段と、
    前記カラー領域圧縮データと前記単色文字圧縮データを、元画像を復元するファイルに格納する圧縮データ編成手段と、
    を具備することを特徴とする画像処理装置。
  3. 元画像を表す画像データから、背景色の色及び濃度分布を検出し、背景色が単色安定か多色不安定か識別し多色不安定であると文字抽出を行い文字少色数か文字多色数か識別する特徴識別手段と、
    元画像上のカラー画像領域および該領域内の文字部および文字色数を検出する文字部検出手段と、
    前記単色安定の場合は、元画像を表す画像データから、単色背景の単色文字領域と異なる文字色数が設定値以下の第1カラー画像領域,文字色数が設定値を超える第2カラー画像領域および文字が検出されない第3カラー画像領域を分離し、前記文字少色数の場合は、元画像を表す画像データから、単色背景の単色文字領域,第2カラー画像領域および第3カラー画像領域を分離し、前記文字多色数の場合は、元画像を表す画像データから、単色背景の単色文字領域,第1カラー画像領域,および第3カラー画像領域を分離する、カラー領域分離手段と、
    第1カラー画像領域は、該領域の背景をカラー画像用の圧縮方式で圧縮し文字部を少色文字用の圧縮方式で圧縮して該カラー画像領域の画像を復元するカラー領域圧縮データに編成し、第2カラー画像領域は、該カラー画像領域の背景をカラー画像用の圧縮方式で圧縮し文字部を文字マスクと文字色に分離して圧縮してカラー領域圧縮データに編成し、第3カラー画像領域は、該カラー画像領域をカラー画像用の圧縮方式で圧縮してカラー領域圧縮データを生成する、カラー領域圧縮手段と、
    前記単色背景の単色文字領域は、単色文字画像用の圧縮方式で圧縮する単色文字圧縮手段と、
    前記カラー領域圧縮データと前記単色文字領域圧縮データを、元画像を復元するファイルに格納する圧縮データ格納手段と、
    を具備することを特徴とする画像処理装置。
  4. 元画像の基準背景を、単色背景の単色文字画像,文字色数が設定値以下の第1カラー画像,文字色数が設定値を超える第2カラー画像、又は、文字が検出されない第3カラー画像と、ユーザが指定し、基準背景に指定しなかった各画像種の領域をユーザが指定するための領域指定入力手段と、
    前記単色背景の単色文字画像と指定された領域は、単色文字画像用の圧縮方式で圧縮し、第1カラー画像と指定された領域は、該領域の背景をカラー画像用の圧縮方式で圧縮し文字部を少色文字用の圧縮方式で圧縮して該カラー画像領域の画像を復元するカラー領域圧縮データに編成し、第2カラー画像と指定された領域は、該カラー画像領域の背景をカラー画像用の圧縮方式で圧縮し文字部を文字マスクと文字色に分離して圧縮してカラー領域圧縮データに編成し、第3カラー画像と指定された領域は、該カラー画像領域をカラー画像用の圧縮方式で圧縮してカラー領域圧縮データを生成する、領域圧縮手段と、
    前記圧縮データを、元画像を復元するファイルに格納する圧縮データ格納手段と、
    を具備する、請求項1乃至3のいずれか1つに記載の画像処理装置。
  5. 元画像の、単色背景の単色文字領域と異なるカラー画像領域をユーザが指定するための領域指定入力手段と、
    前記指定があったカラー画像領域の画像データを、カラー画像用の圧縮方式で圧縮するカラー領域圧縮手段と、
    元画像を表す画像データの前記カラー画像領域の画像を消去するカラー画像消去手段と、
    前記カラー画像領域の画像を消去した画像データを、単色文字画像用の圧縮方式で圧縮する単色文字圧縮手段と、
    前記カラー画像領域の圧縮データと前記単色文字圧縮データを、元画像を復元するファイルに格納する圧縮データ格納手段と、
    を具備することを特徴とする画像処理装置。
  6. 元画像の、単色背景の単色文字領域と異なるカラー画像領域をユーザが指定するための領域指定入力手段と、
    前記指定があったカラー画像領域内の文字部および文字色数を検出する文字部検出手段と、
    前記文字色数が設定値以下の場合は、前記カラー画像領域の背景をカラー画像用の圧縮方式で圧縮し文字部を少色文字用の圧縮方式で圧縮して前記カラー画像領域の画像を復元するカラー領域圧縮データに編成し、前記文字色数が設定値を超える場合は、前記カラー画像領域の背景をカラー画像用の圧縮方式で圧縮し文字部を文字マスクと文字色に分離して圧縮してカラー領域圧縮データに編成し、文字が検出されない場合は、前記カラー画像領域をカラー画像用の圧縮方式で圧縮してカラー領域圧縮データを生成する、カラー領域圧縮手段と、
    元画像を表す画像データの前記カラー画像領域の画像を消去するカラー画像消去手段と、
    前記カラー画像領域の画像を消去した画像データを、単色文字背景画像用の圧縮方式で圧縮する背景画像圧縮手段と、
    前記カラー領域圧縮データと前記単色文字背景画像の圧縮データを、元画像を復元するファイルに格納する圧縮データ格納手段と、
    を具備することを特徴とする画像処理装置。
  7. 元画像の基準背景を、単色背景の単色文字画像,文字色数が設定値以下の第1カラー画像,文字色数が設定値を超える第2カラー画像、又は、文字が検出されない第3カラー画像と、ユーザが指定するための領域指定入力手段と、
    元画像上のカラー画像領域および該領域内の文字部および文字色数を検出する文字部検出手段と、
    前記指定が単色背景の単色文字画像の場合は、元画像を表す画像データから、単色背景の単色文字領域と異なる文字色数が設定値以下の第1カラー画像領域,文字色数が設定値を超える第2カラー画像領域および文字が検出されない第3カラー画像領域を分離し、前記指定が第1カラー画像の場合は、元画像を表す画像データから、単色背景の単色文字領域,第2カラー画像領域および第3カラー画像領域を分離し、前記指定が第2カラー画像の場合は、元画像を表す画像データから、単色背景の単色文字領域,第1カラー画像領域,および第3カラー画像領域を分離する、カラー領域分離手段と、
    第1カラー画像領域は、該領域の背景をカラー画像用の圧縮方式で圧縮し文字部を少色文字用の圧縮方式で圧縮して該カラー画像領域の画像を復元するカラー領域圧縮データに編成し、第2カラー画像領域は、該カラー画像領域の背景をカラー画像用の圧縮方式で圧縮し文字部を文字マスクと文字色に分離して圧縮してカラー領域圧縮データに編成し、第3カラー画像領域は、該カラー画像領域をカラー画像用の圧縮方式で圧縮してカラー領域圧縮データを生成する、カラー領域圧縮手段と、
    前記単色背景の単色文字領域は、単色文字画像用の圧縮方式で圧縮する単色文字圧縮手段と、
    前記カラー領域圧縮データと前記単色文字領域圧縮データを、元画像を復元するファイルに格納する圧縮データ格納手段と、
    を具備することを特徴とする画像処理装置。
  8. 前記カラー領域圧縮手段は、前記カラー画像領域の画像データを、解像度を1/n、n>1、に落としてカラー画像用の圧縮方式で圧縮する、請求項1乃至7のいずれか1つに記載の画像処理装置。
  9. 元画像の画像データを入力する手段と、
    圧縮データを格納したファイルを外部に送信する手段と、
    を更に備える、請求項1乃至8のいずれか1つに記載の画像処理装置。
  10. 元画像の画像データを入力する手段と、
    生成されたファイルを蓄積保持する記憶手段と、
    を更に備える、請求項1乃至8のいずれか1つに記載の画像処理装置。
  11. 元画像の画像データを入力する手段と、
    入力された元画像の画像データを圧縮する、請求項1,2,5又は6に記載の画像処理装置と、
    生成されたファイルを蓄積保持する記憶手段と、
    該記憶手段のファイルの単色文字圧縮データを前記カラー画像領域の画像を消去した画像データに伸張する背景画像伸張手段と、
    前記ファイルのカラー画像領域の圧縮データを画像データに伸張するカラー領域伸張手段と、
    伸張した画像データを元画像を表す画像データに合成する画像データ合成手段と、
    前記合成した画像データを、記録用画像データに変換する手段と、
    前記記録用画像データに基づいて用紙上に画像を形成する作像手段と、
    を備える画像形成装置。
  12. 元画像を表す画像データから、単色背景の単色文字領域と異なるカラー画像領域を分離し、前記カラー画像領域の画像データをカラー画像用の圧縮方式で圧縮し、前記入力された画像データの前記カラー画像領域の画像を消去し、前記カラー画像領域の画像を消去した画像データを、単色文字背景画像用の圧縮方式で圧縮し、前記カラー画像領域の圧縮データと前記単色文字背景画像の圧縮データを、元画像を復元するように格納したファイルの、単色文字背景画像の圧縮データを前記カラー画像領域の画像を消去した画像データに伸張する背景画像伸張手段と、
    前記ファイルの、カラー画像領域の圧縮データを画像データに伸張するカラー領域伸張手段と、
    伸張した画像データを元画像を表す画像データに合成する画像データ合成手段と、
    を備えることを特徴とする画像処理装置。
  13. 前記ファイルの前記カラー画像領域の圧縮データは、前記カラー画像領域の画像データを、解像度を1/n、n>1、に落としてカラー画像用の圧縮方式で圧縮したものである、請求項11に記載の画像処理装置。
  14. 外部から前記ファイルを受信する手段と、
    受信したファイルから元画像を表す画像データを合成する請求項12に記載の画像処理装置と、
    前記合成した画像データを、記録用画像データに変換する手段と、
    前記記録用画像データに基づいて用紙上に画像を形成する作像手段と、
    を備える画像形成装置。
JP2007132323A 2007-05-18 2007-05-18 画像処理装置および画像形成装置 Pending JP2008288912A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007132323A JP2008288912A (ja) 2007-05-18 2007-05-18 画像処理装置および画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007132323A JP2008288912A (ja) 2007-05-18 2007-05-18 画像処理装置および画像形成装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2008288912A true JP2008288912A (ja) 2008-11-27

Family

ID=40148210

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007132323A Pending JP2008288912A (ja) 2007-05-18 2007-05-18 画像処理装置および画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2008288912A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010232952A (ja) * 2009-03-27 2010-10-14 Fuji Xerox Co Ltd 画像処理装置および画像処理プログラム
US8275198B2 (en) 2009-03-27 2012-09-25 Fuji Xerox Co., Ltd. Image processing apparatus, image processing method and computer readable medium with compression processing for each color
KR101267812B1 (ko) 2012-03-26 2013-05-31 목원대학교 산학협력단 엘이디 통신을 이용한 디아이디용 문자정보 복원 시스템 및 그 방법
US10142520B1 (en) * 2017-06-28 2018-11-27 Xerox Corporation Single color background mixed raster content (MRC)
CN112449200A (zh) * 2020-11-12 2021-03-05 北京环境特性研究所 一种基于小波变换的图像压缩方法和装置

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010232952A (ja) * 2009-03-27 2010-10-14 Fuji Xerox Co Ltd 画像処理装置および画像処理プログラム
JP4707022B2 (ja) * 2009-03-27 2011-06-22 富士ゼロックス株式会社 画像処理装置および画像処理プログラム
US8213713B2 (en) 2009-03-27 2012-07-03 Fuji Xerox Co., Ltd. Image processing apparatus and computer readable medium
US8275198B2 (en) 2009-03-27 2012-09-25 Fuji Xerox Co., Ltd. Image processing apparatus, image processing method and computer readable medium with compression processing for each color
KR101267812B1 (ko) 2012-03-26 2013-05-31 목원대학교 산학협력단 엘이디 통신을 이용한 디아이디용 문자정보 복원 시스템 및 그 방법
US10142520B1 (en) * 2017-06-28 2018-11-27 Xerox Corporation Single color background mixed raster content (MRC)
CN112449200A (zh) * 2020-11-12 2021-03-05 北京环境特性研究所 一种基于小波变换的图像压缩方法和装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3962635B2 (ja) 画像処理装置およびその制御方法
EP1930820B1 (en) Image processing apparatus and image processing method
US8542953B2 (en) Image processing apparatus and image processing method
US9723177B2 (en) Image processing system, image processing apparatus, and image forming apparatus
JP2006238289A (ja) 表示データの変倍方法
JP5972578B2 (ja) 画像処理装置、画像形成装置、プログラム、記録媒体
JP5367142B2 (ja) 制御装置、制御方法およびプログラム
US20020008882A1 (en) Image processing method and apparatus
JP4402580B2 (ja) 画像処理システム
JP2006121607A (ja) 画像処理装置及び方法
JP2008288912A (ja) 画像処理装置および画像形成装置
JP2006044169A (ja) 印刷装置、及びその制御方法
US20090122373A1 (en) Image Processing Apparatus
JP4710672B2 (ja) 文字色判別装置、文字色判別方法、およびコンピュータプログラム
JPH11275299A (ja) 画像読取装置及び画像読取装置における動作指示通知方法
JP2006229386A (ja) 画像処理装置
JP2008022082A (ja) 画像形成装置及びその制御方法
JP2004153567A (ja) 画像入出力装置及びその制御方法、画像入出力システム、及び制御プログラム
JP2001337797A (ja) 通信装置、通信システム、画像入力装置、画像入力システム、画像形成装置、画像形成システム
JP3829895B2 (ja) 画像処理装置
JP2007096695A (ja) 画像処理装置、方法、及びコンピュータプログラム
JP2002084428A (ja) 画像データの圧縮方法,圧縮/伸張方法,記録媒体,圧縮器,画像記憶装置,画像読取装置および画像形成装置
JP2006157806A (ja) 画像処理装置
JP2006174241A (ja) 画像形成装置及びその制御方法
JP2007030352A (ja) 多色画像印刷装置