JP4707022B2 - 画像処理装置および画像処理プログラム - Google Patents

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Description

本発明は、画像処理装置および画像処理プログラムに関する。
近年、デジタル複合機等で紙文書をスキャンして電子的に保存する、もしくは流通させることが一般的に行われている。この際、大量な文書を電子的に保管したり、通信回線を用いてやり取りを行うため、文書あたりのファイルサイズが小さいことが望ましい。
ここで、ファイルサイズを小さくするためには高い圧縮率で圧縮すればよいが、圧縮率を高くすると画質の劣化が起こる。特許文献1では、画像を、その特性毎に領域分割し、その領域ごとに圧縮する技術が開示されている。
また、特許文献2では、文書をスキャナで入力した画像データや、コンピュータ上の文書作成ソフトウェアで作成された文書データを、一般的な圧縮画像データとして、高画質かつ高圧縮率で圧縮する技術が開示されている。
特開平7−236062号公報 特開2003−244447号公報
本発明は、適応的に圧縮方法を判定することで圧縮率と処理時間との両立を図ることを目的とする。
本願請求項1に係る発明は、画像情報を構成する複数の色情報を抽出し、当該色情報が属する特定の色への変換を行う限定色化処理手段と、前記限定色化処理手段で特定の色に変換された画像情報を前記特定の色ごとに分離する色別分離処理手段と、前記色別分離処理手段によって分離された前記特定の色ごとの画像情報について当該色ごとに圧縮方式を判定する圧縮判定手段と、前記圧縮判定手段によって判定された圧縮方式によって前記特定の色ごとの画像情報を当該色ごとに圧縮する圧縮処理手段と、前記圧縮処理手段によって圧縮された色ごとの画像情報をまとめて出力する層構造形成処理手段とを有する画像処理装置である。
本願請求項2に係る発明は、前記圧縮判定手段が、前記特定の色ごとの画像情報のON画素またはOFF画素の画素数に応じて当該色ごとの圧縮方式を判定する請求項1記載の画像処理装置である。
本願請求項3に係る発明は、前記圧縮判定手段が、前記特定の色ごとの画像情報のON/OFF画素の切り替わりの周波数に応じて当該色ごとの圧縮方式を判定する請求項1記載の画像処理装置である。
本願請求項4に係る発明は、前記圧縮判定手段が、前記特定の色ごとの画像情報のON画素またはOFF画素の外接矩形の大きさに応じて当該色ごとの圧縮方式を判定する請求項1記載の画像処理装置である。
本願請求項5に係る発明は、前記圧縮判定手段が、前記特定の色ごとの画像情報のON画素またはOFF画素の外接矩形の大きさの大きい順および小さい順の各々で異なる圧縮方式が交互になるよう当該色ごとの圧縮方式を判定する請求項1記載の画像処理装置である。
本願請求項6に係る発明は、前記圧縮判定手段が、前記特定の色ごとの画像情報の色に応じて圧縮方式を判定する請求項1記載の画像処理装置である。
本願請求項7に係る発明は、画像情報を構成する複数の色情報を抽出し、当該色情報が属する特定の色への変換を行う限定色化処理手段と、前記限定色化処理手段で特定の色に変換された画像情報を前記特定の色ごとに分離する色別分離処理手段と、前記色別分離処理手段によって分離された前記特定の色ごとの画像情報を当該色ごとに第1の圧縮方式で圧縮する第1の圧縮処理手段と、前記第1の圧縮処理手段によって圧縮された前記特定の色ごとの画像情報の容量によって前記第1の圧縮方式より圧縮率の高い第2の圧縮方式で圧縮するか否かを当該色ごとに判定する圧縮判定手段と、前記圧縮判定手段によって前記第2の圧縮方式で圧縮すると判定された特定の色の画像情報を前記第2の圧縮方式で圧縮する第2の圧縮処理手段と、前記第1の圧縮処理手段および前記第2の圧縮処理手段によって圧縮された色ごとの画像情報をまとめて出力する層構造形成処理手段とを有する画像処理装置である。
本願請求項8に係る発明は、画像情報を構成する複数の色情報を抽出し、当該色情報が属する特定の色への変換を行う限定色化処理手段と、前記限定色化処理手段で特定の色に変換された画像情報を前記特定の色ごとに分離する色別分離処理手段と、前記色別分離処理手段によって分離された前記特定の色ごとの画像情報を当該色ごとに第1の圧縮方式で圧縮する第1の圧縮処理手段と、前記第1の圧縮処理手段によって圧縮された前記特定の色ごとの画像情報の圧縮処理時間によって前記第1の圧縮方式より圧縮率の高い第2の圧縮方式で圧縮するか否かを当該色ごとに判定する圧縮判定手段と、前記圧縮判定手段によって前記第2の圧縮方式で圧縮すると判定された特定の色の画像情報を前記第2の圧縮方式で圧縮する第2の圧縮処理手段と、前記第1の圧縮処理手段および前記第2の圧縮処理手段によって圧縮された色ごとの画像情報をまとめて出力する層構造形成処理手段とを有する画像処理装置である。
本願請求項9に係る発明は、画像情報を構成する複数の色情報を抽出し、当該色情報が属する特定の色への変換を行う限定色化処理ステップと、前記限定色化処理ステップで特定の色に変換された画像情報を前記特定の色ごとに分離する色別分離処理ステップと、前記色別分離処理ステップによって分離された前記特定の色ごとの画像情報について当該色ごとに圧縮方式を判定する圧縮判定ステップと、前記圧縮判定ステップによって判定された圧縮方式によって前記特定の色ごとの画像情報を当該色ごとに圧縮する圧縮処理ステップと、前記圧縮処理ステップによって圧縮された色ごとの画像情報をまとめて出力する出力処理ステップとをコンピュータに実行させる画像処理プログラムである。
本願請求項10に係る発明は、画像情報を構成する複数の色情報を抽出し、当該色情報が属する特定の色への変換を行う限定色化処理ステップと、前記限定色化処理ステップで特定の色に変換された画像情報を前記特定の色ごとに分離する色別分離処理ステップと、前記色別分離処理ステップによって分離された前記特定の色ごとの画像情報を当該色ごとに第1の圧縮方式で圧縮する第1の圧縮処理ステップと、前記第1の圧縮処理ステップによって圧縮された前記特定の色ごとの画像情報の容量によって前記第1の圧縮方式より圧縮率の高い第2の圧縮方式で圧縮するか否かを当該色ごとに判定する圧縮判定ステップと、前記圧縮判定ステップによって前記第2の圧縮方式で圧縮すると判定された特定の色の画像情報を前記第2の圧縮方式で圧縮する第2の圧縮処理ステップと、前記第1の圧縮処理ステップおよび前記第2の圧縮処理ステップによって圧縮された色ごとの画像情報をまとめて出力する出力処理ステップとをコンピュータに実行させる画像処理プログラムである。
本願請求項11に係る発明は、画像情報を構成する複数の色情報を抽出し、当該色情報が属する特定の色への変換を行う限定色化処理ステップと、前記限定色化処理ステップで特定の色に変換された画像情報を前記特定の色ごとに分離する色別分離処理ステップと、前記色別分離処理ステップによって分離された前記特定の色ごとの画像情報を当該色ごとに第1の圧縮方式で圧縮する第1の圧縮処理ステップと、前記第1の圧縮処理ステップによって圧縮された前記特定の色ごとの画像情報の圧縮処理時間によって前記第1の圧縮方式より圧縮率の高い第2の圧縮方式で圧縮するか否かを当該色ごとに判定する圧縮判定ステップと、前記圧縮判定ステップによって前記第2の圧縮方式で圧縮すると判定された特定の色の画像情報を前記第2の圧縮方式で圧縮する第2の圧縮処理ステップと、前記第1の圧縮処理ステップおよび前記第2の圧縮処理ステップによって圧縮された色ごとの画像情報をまとめて出力する出力処理ステップとをコンピュータに実行させる画像処理プログラムである。
本願請求項1に係る発明によれば、画像情報から変換された特定の色ごとに判定された圧縮方式で圧縮を行うことが可能となる。
本願請求項2に係る発明によれば、画像情報から変換された特定の色ごとの画像情報のON画素またはOFF画素の画素数に応じて判定された圧縮方式で圧縮を行うことが可能となる。
本願請求項3に係る発明によれば、画像情報から変換された特定の色ごとの画像情報のON画素またはOFF画素の切り替わりの周波数に応じて判定された圧縮方式で圧縮を行うことが可能となる。
本願請求項4に係る発明によれば、画像情報から変換された特定の色ごとの画像情報のON画素またはOFF画素の外接矩形の大きさ応じて判定された圧縮方式で圧縮を行うことが可能となる。
本願請求項5に係る発明によれば、画像情報から変換された特定の色ごとの画像情報のON画素またはOFF画素の外接矩形の大きさの順番によって異なる圧縮方式により圧縮を行うことが可能となる。
本願請求項6に係る発明によれば、画像情報から変換された特定の色ごとの画像情報の色に応じた圧縮方式で圧縮を行うことが可能となる。
本願請求項7に係る発明によれば、画像情報から変換された特定の色ごとの画像情報について第1の圧縮方式で圧縮した際の容量に応じて更に圧縮率の高い第2の圧縮方式での圧縮を行うことが可能となる。
本願請求項8に係る発明によれば、画像情報から変換された特定の色ごとの画像情報について第1の圧縮方式で圧縮した際の処理時間に応じて更に圧縮率の高い第2の圧縮方式での圧縮を行うことが可能となる。
本願請求項9に係る発明によれば、画像情報から変換された特定の色ごとに判定された圧縮方式で圧縮を行うことが可能となる。
本願請求項10に係る発明によれば、画像情報から変換された特定の色ごとの画像情報について第1の圧縮方式で圧縮した際の容量に応じて更に圧縮率の高い第2の圧縮方式での圧縮を行うことが可能となる。
本願請求項11に係る発明によれば、画像情報から変換された特定の色ごとの画像情報について第1の圧縮方式で圧縮した際の処理時間に応じて更に圧縮率の高い第2の圧縮方式での圧縮を行うことが可能となる。
本実施形態に係る画像処理装置の全体構成を説明するブロック図である。 減色処理部の構成を説明するブロック図である。 限定色化処理部の構成を説明するブロック図である。 色空間の領域分割について説明する模式図である。 色別分離処理部の構成を説明する図である。 色別分離処理部によるデータ分離を説明する模式図である。 圧縮処理判定部の処理の具体例(その1)を説明する図である。 圧縮処理判定部の処理の具体例(その2)を説明する図である。 圧縮処理判定部の処理の具体例(その3)を説明する図である。 圧縮処理判定部の処理の具体例(その4)を説明する図である。 圧縮処理判定部の処理の具体例(その5)を説明する図である。 他の実施形態に係る画像処理装置の減色処理部の構成を説明するブロック図である。 圧縮処理判定部の処理の具体例(その6)を説明する図である。 圧縮処理判定部の処理の具体例(その7)を説明する図である。 画像処理プログラムを実行するコンピュータのハードウェア構成を示すブロック図である。 減色処理部に対応したプログラム(その1)の流れを説明するフローチャートである。 減色処理部に対応したプログラム(その2)の流れを説明するフローチャートである。 本実施形態を適用した場合のファイルの圧縮サイズおよび圧縮処理時間の一例を示す図である。
以下、本発明を実施するための形態(以下、「実施形態」という。)について説明する。なお、説明は以下の順序で行う。
1.画像処理装置の全体構成
2.減色処理部の構成
3.限定色化処理部の構成
4.色別層分離処理部の構成
5.圧縮処理判定部の処理の具体例
6.他の画像処理装置の構成
7.他の構成による圧縮処理判定部の処理の具体例
8.画像処理プログラム
9.本実施形態による圧縮サイズと処理時間
<1.画像処理装置の全体構成>
図1は、本実施形態に係る画像処理装置の全体構成を説明するブロック図である。なお、本実施形態では、画像処理装置としてデジタル複合機を例とした説明を行うが、対象を限定しているわけではなく、例えば、デジタルカメラによる撮影(例えば、ホワイトボードモード)など、他の機器にも適用される。
画像処理装置は、画像入力部11、入力階調補正部12、拡大縮小部13、空間フィルタ部14、色空間変換部15、出力階調補正部16、ページメモリ17、圧縮部18、第1記憶部M1、カラー白黒判定部19、伸長部21、減色処理部22、第2記憶部M2を備えている。
画像入力部11は、処理対象となる画像の電子データを取得する。例えば、原稿から画像の電子データを取得するスキャナであったり、ネットワークを介して外部のコンピュータ等から送信された電子データを取得する部分であったりする。
入力階調補正部12は、画像入力部11で取得した画像の電子データにおける階調を補正する部分である。例えば、所定のトーンカーブによる階調補正を施す。
拡大縮小部13は、画像の電子データを所定の拡大、縮小率に応じて拡大、縮小する処理を行う。空間フィルタ部14は、所定の空間フィルタを用いて画像の電子データのフィルタリングを行う。例えば、画像の電子データに対して所定の空間フィルタを適用し、空間フィルタの特性に応じたMTF(Modulation Transfer Function)補正などの処理(例えば、ノイズ除去、平滑化処理、強調処理)を施す。
色空間変換部15は、画像の電子データ(画素値)を表す色空間の変換を行う部分である。例えば、RGB色空間をYCbCr色空間に変換する処理である。出力階調補正部16は、出力機器の特性に合わせた階調補正を行う部分である。ページメモリ17は、ページ単位で画像の電子データを一時保存する部分である。
圧縮部18は、画像の電子データを所定の圧縮方式(例えば、JPEG(Joint Photographic Experts Group))による圧縮を施す部分である。第1記憶部M1は、圧縮された画像データを保存する部分である。第1記憶部M1は、例えばハードディスクドライブが用いられる。
カラー白黒判定部19は、画像入力部11で取得した画像の電子データに基づき、カラー画像であるか、白黒(単色)であるかの判定を行う部分である。判定の結果は、空間フィルタ部14、色空間変換部15、出力階調補正部16に反映される。
伸長部21は、第1記憶部M1に記憶された圧縮画像データを伸長する処理を行う。減色処理部22は、伸長部21で伸長された画像の電子データに対して特定の色に減色する処理を行う。減色処理部22は本実施形態の画像処理装置の特徴部分の一つであり、後段にて詳細に説明する。
第2記憶部M2は、減色処理後の画像データを記憶する部分である。第1記憶部M1は、例えばハードディスクドライブが用いられる。第2記憶部M2は、第1記憶部M1と共用であってもよい。第2記憶部M2に記憶された減色処理済み画像データはネットワーク等を介して外部に送出される。
<2.減色処理部の構成>
図2は、減色処理部の構成を説明するブロック図である。減色処理部22は、限定色化処理部221、色別分離処理部222、圧縮処理判定部223、層構造形成処理部224および複数の圧縮処理部(図2の例では、第1の圧縮処理部CM1および第2の圧縮処理部CM2)を備えている。
限定色化処理部221は、入力画像(図1に示す伸長部21から送られた画像の電子データ)から、画像を構成する複数の色情報を抽出し、抽出した色情報が属する特定の色への変換を行う。限定色化処理部221は、後段で詳細に説明する。
色別分離処理部222は、限定色化処理部221で複数色に変換された変換後データを色毎の画像データに分離する処理を行う。
圧縮処理判定部223は、色別分離処理部222によって分離された特定の色ごとの画像情報について、その色ごとに圧縮方式を判定する処理を行う。
複数の圧縮処理部である第1の圧縮処理部CM1および第2の圧縮処理部CM2は、色別分離処理部222で色別に分離された複数の画像データについて、その色別のデータ毎に圧縮する処理を行う。第1の圧縮処理部CM1および第2の圧縮処理部CM2は、各々圧縮方式が異なるものが適用される。第1の圧縮処理部CM1および第2の圧縮処理部CM2のいずれを用いるかは、圧縮処理判定部223の判定によって決定される。なお、本実施形態では、第1の圧縮処理部CM1および第2の圧縮処理部CM2の2つの圧縮処理部を用いる場合を例とするが、3つ以上の圧縮処理部を用いてもよい。
層構造形成処理部224は、第1の圧縮処理部CM1および第2の圧縮処理部CM2により圧縮された各色別の画像データを一つのファイルとしてまとめて出力する処理を行う。出力したファイルは図1に示す第2記憶部M2に一旦蓄積されたのち、ネットワークを通じて送出される。
<3.限定色化処理部の構成>
図3は、限定色化処理部の構成を説明するブロック図である。限定色化処理部221は、適応平滑化部2211、フィルタ処理部2212、色空間頻度計数部2213、ヒストグラムフィルタ処理部2214、地色抽出部2215、色抽出部2216、3D・LUT生成部2217、色置換部2218を備えている。
適応平滑化部2211は、入力画像(図1に示す伸長部21から送られた画像の電子データ)の平滑化処理を行う部分である。これにより、入力画像の電子データからノイズを除去する。
フィルタ処理部2212は、例えば、5×5フィルタを用いて平滑化処理後の画像の電子データに強調処理を施す部分である。
色空間頻度計数部2213は、平滑化処理後の画像の電子データについて、画素値の出現頻度(ヒストグラム)を計数する処理を行う。ここで、色空間頻度計数部2213によるヒストグラム生成について説明する。図4は、色空間の領域分割について説明する模式図である。色空間頻度計数部2213は、ヒストグラムを生成するにあたり、画像の電子データにおける3次元色空間を所定の領域に分割し、各分割領域ごとの頻度を計数する。
図4に示すように、例えば、RGB色空間における取り得る階調値が0から255であった場合、RGB各階調値を32階調ごとに8等分する。これにより、RGB色空間は、8×8×8=512の領域に分割される。色空間頻度計数部2213は、この512の分割された領域ごとに頻度を計数する。なお、分割単位は一例であり、適宜設定されるものである。
図3に示すヒストグラムフィルタ処理部2214は、色空間頻度計数部2213で計数された分割領域ごとのヒストグラムについて、所定の頻度を超えるものだけを抽出するフィルタリング処理を施す部分である。また、ヒストグラムフィルタ処理部2214は、3次元2次微分フィルタを用い、ヒストグラムのピークを抽出する。
地色抽出部2215は、ヒストグラムフィルタ処理部2214でフィルタリング処理されたヒストグラムに基づき、画像データの地色(地肌の色)を抽出する処理を行う。例えば、予め設定された地色となる複数の候補色のうち、最も頻度の高いものを地色として抽出する。なお、地色抽出処理は、各種のもの適用される。
色抽出部2216は、ヒストグラムフィルタ処理部2214でフィルタリング処理され、抽出されたヒストグラムのピークの中から、特定の色(代表色)を抽出する処理を行う。具体的には、先ず、抽出されたヒストグラムのピーク(ピーク色)の中から、予め設定された彩度より低い色を排除する。次に、残ったピーク色から黒色を判定する。
次に、残ったピーク色の中から代表色を選定する。代表色の選定は、例えば、色相等の特徴量が予め設定された所定量以上離れているものを選定する。また、代表色の色数は、予め設定された上限を超えないようにする。すなわち、代表色として選定された色のうち、頻度が高いものから順に、上限の色数を超えないよう選択する。
3D・LUT生成部2217は、色抽出部2216で抽出された代表色に色置換するための3D・LUT(3次元ルックアップテーブル)を生成する。すなわち、3D・LUTは、画像データの所定の画素値の範囲と、選定された代表色とを対応付けするものである。これにより、画像データの各画素値は、その画素値の属する範囲と対応付けられた特定の代表色へ変換されることになる。
色置換部2218は、3D・LUT生成部2217で生成された3D・LUTを用いて画像データの画素値をいずれかの代表色に置換する処理を行う。これにより、画像データが代表色に減色されることになる。
<4.色別層分離処理部の構成>
図5は、色別分離処理部の構成を説明する図である。色別分離処理部222には、入力画像(図1に示す伸長部21から送られた画像の電子データ)、入力画像のサイズ情報、限定色化処理部より出力される置換色情報(色数、色値)が入力される。色別分離処理部222は、これらの入力情報に基づき、代表色ごと層構造のデータとして分離し、結果画像を出力する。また、層構造の結果画像の情報(有効サイズ、矩形情報等)を出力する。
図6は、色別分離処理部によるデータ分離を説明する模式図である。色別分離処理部は、代表色に置換された画像データを各代表色ごとに分離して、層構造のデータとする。層構造のデータは、各代表色ごとの画像要素の画素値を2値化(多値化でもよい)したものと、その代表色の画像要素が含まれる外接矩形の情報、すなわち、ページ内における外接矩形の始点座標、矩形高さ、矩形幅の情報とを備える。
図6に示す例では、代表色として「赤」、「青」、「緑」、「灰」の4色が選定されており、それぞれの代表色ごとに分離され、層構造のデータとして出力される。各代表色の画像要素のデータは、2値化されたものとなっている。
また、代表色のほか、背景色も層構造のデータとして出力される。背景色のデータは、背景色の色値と、背景であることを示す情報とを備える。背景はページ全体に指定されるため、矩形情報を持つ必要はない。なお、背景色も代表色のデータと同様に矩形情報(この場合、ページ全体の矩形情報)を持たせるようにしてもよい。これにより、代表色と背景色とを区別しないデータ構造となる。
色別分離処理部222によって代表色や背景色ごと層構造のデータとして分離された情報は、図2に示す第1の圧縮処理部CM1および第2の圧縮処理部CM2のいずれかで層構造のデータごとに圧縮される。ここでは各色ごとのデータの特徴に応じて圧縮処理判定部223がどの圧縮処理部で圧縮するのか判定される。なお、背景色として色値と背景であることを示す情報とを備える構造では、圧縮の必要はない。
また、図2に示す層構造形成処理部224は、圧縮された代表色や背景色の層構造のデータを層構造のデータ形式として1つのファイルにまとめ、出力する処理を行う。層構造のデータ形式としは、例えばMRC(Mixed Raster Content)が挙げられる。
<5.圧縮処理判定部の処理の具体例>
以下、圧縮処理判定部の処理の具体例を説明する。なお、ここで説明する具体例では、複数の圧縮処理部として、第1の圧縮処理部CM1および第2の圧縮処理部CM2の2つの圧縮処理部を用い、第1の圧縮処理部CM1の圧縮方式としてMMR(Modified Modified Read)、第2の圧縮処理部CM2の圧縮方式として第1の圧縮処理部CM1での圧縮方式より高圧縮となるJBIG2(Joint Bi-level Image Experts Group 2)を用いる場合を例とする。
[各具体例に共通の特徴]
本実施形態の画像処理装置では、例えば、黒文字に少数色が付加されているような原稿をスキャンして電子的に保存するデジタル複合機等において、電子データを特定の色に限定色化し、その色毎に層分離して層ごとに二値圧縮を行っている。この際、各色ごとに適用すべき圧縮方式を判定し、判定された圧縮方式で各色ごとの圧縮を行う。これにより、例えば、黒文字に少数色(朱書き等)の入った図面など、少数色原稿の読み取りにおいて、画質劣化の抑制および高速かつ高圧縮率を図る。
[具体例(その1)]
図7は、圧縮処理判定部の処理の具体例(その1)を説明する図である。この具体例では、図2に示す減色処理部22の構成を前提としている。圧縮処理判定部223は、色別層分離処理部222から送られた代表色ごとの層構造のデータについて、各色ごとのON画素(画素値が一定の閾値以上の画素:以下同様)の数(ON画素数)を計数する。そして、ON画素数の多い順に層構造のデータに番号付けを行う。
図7に示す例では、画像データから得られた代表色ごとの層構造のデータとして、黒色の層構造データD−BK、黄色の層構造データD−Y、赤色の層構造データD−R、青色の層構造データD−Bが圧縮処理判定部に送られている。また、ON画素数一例として、黒色の層構造データD−BKが50000個、黄色の層構造データD−Yが20000個、赤色の層構造データD−Rが9000個、青色の層構造データD−Bが900個となっている。
圧縮処理判定部は、ON画素数の多い順に、層構造データに番号付けを行う。この例では、黒色の層構造データD−BKがNo.1、黄色の層構造データD−YがNo.2、赤色の層構造データD−RがNo.3、青色の層構造データD−BがNo.4となる。
次に、圧縮処理判定部223は、予め設定された番号もしくはON画素数を閾値として、色ごとの層構造データの圧縮方式を判定する。図7に示す例では、順番No.2もしくはON画素数20000個が閾値となっており、この閾値以上か未満かで異なる圧縮方式を判定している。
具体的には、閾値以上となる黒色の層構造データD−BK、黄色の層構造データD−Yの圧縮方式を第2の圧縮方式(第2の圧縮処理部)、閾値未満となる赤色の層構造データD−R、青色の層構造データD−Bの圧縮方式を第1の圧縮方式(第1の圧縮処理部)と判定している。
本例では、第2の圧縮方式をJBIG2、第1の圧縮方式をMMRとしているため、閾値以上となる黒色の層構造データD−BK、黄色の層構造データD−YはJBIG2、閾値未満となる赤色の層構造データD−R、青色の層構造データD−BはMMRによって圧縮されることになる。
すなわち、ON画素数が閾値以上の層構造データは、全層に対するファイルサイズが大きくなるため、第1、第2の圧縮方式のうち高圧縮率となる第2の圧縮方式(JBIG2)を採用する。一方、ON画素数が閾値未満の層構造データは、全層に対するファイルサイズが小さいため、第1、第2の圧縮方式のうち低圧縮率となる第1の圧縮方式(MMR)を採用する。これにより、全体ファイルサイズを小さくしかつ処理速度の向上を図る。
なお、上記具体例(その1)では、各色の層構造データのON画素数を計数し、多い順に番号付けしたが、各色の層構造データのOFF画素(画素値が一定の閾値未満の画素:以下同様)の画素数(OFF画素数)を計数し、OFF画素数の少ない順に番号付けしてもよい。
[具体例(その2)]
図8は、圧縮処理判定部の処理の具体例(その2)を説明する図である。この具体例では、図2に示す減色処理部22の構成を前提としている。圧縮処理判定部223は、色別層分離処理部222から送られた代表色ごとの層構造のデータについて、各色ごとのON画素/OFF画素の切り替わりの周波数を演算する。そして、周波数の高い順に層構造のデータに番号付けを行う。
図8に示す例では、画像データから得られた代表色ごとの層構造のデータとして、黒色の層構造データD−BK、黄色の層構造データD−Y、赤色の層構造データD−R、青色の層構造データD−Bが圧縮処理判定部に送られている。
圧縮処理判定部は、ON画素/OFF画素の切り替わりの周波数の高い順に、層構造データに番号付けを行う。この例では、黒色の層構造データD−BKがNo.1、黄色の層構造データD−YがNo.2、赤色の層構造データD−RがNo.3、青色の層構造データD−BがNo.4となる。
次に、圧縮処理判定部223は、予め設定された番号もしくは周波数を閾値として、色ごとの層構造データの圧縮方式を判定する。図8に示す例では、順番No.2が閾値となっており、この閾値以上か未満かで異なる圧縮方式を判定している。
具体的には、閾値以上となる黒色の層構造データD−BK、黄色の層構造データD−Yの圧縮方式を第2の圧縮方式(第2の圧縮処理部)、閾値未満となる赤色の層構造データD−R、青色の層構造データD−Bの圧縮方式を第1の圧縮方式(第1の圧縮処理部)と判定している。
本例では、第2の圧縮方式をJBIG2、第1の圧縮方式をMMRとしているため、閾値以上となる黒色の層構造データD−BK、黄色の層構造データD−YはJBIG2、閾値未満となる赤色の層構造データD−R、青色の層構造データD−BはMMRによって圧縮されることになる。
すなわち、ON画素/OFF画素の切り替わりの周波数が高い層構造データは、全層に対するファイルサイズが大きくなるため、第1、第2の圧縮方式のうち高圧縮率となる第2の圧縮方式(JBIG2)を採用する。一方、周波数の低い層構造データは、全層に対するファイルサイズが小さいため、第1、第2の圧縮方式のうち低圧縮率となる第1の圧縮方式(MMR)を採用する。これにより、全体ファイルサイズを小さくしかつ処理速度の向上を図る。
[具体例(その3)]
図9は、圧縮処理判定部の処理の具体例(その3)を説明する図である。この具体例では、図2に示す減色処理部22の構成を前提としている。圧縮処理判定部223は、色別層分離処理部222から送られた代表色ごとの層構造のデータについて、各色ごとのON画素またはOFF画素の外接矩形の大きさを演算する。そして、外接矩形の大きい順に層構造のデータに番号付けを行う。
図9に示す例では、画像データから得られた代表色ごとの層構造のデータとして、黒色の層構造データD−BK、黄色の層構造データD−Y、赤色の層構造データD−R、青色の層構造データD−Bが圧縮処理判定部に送られている。
圧縮処理判定部は、各色の層構造データに含まれる要素(文字や図表、絵柄等)を示すON画素またはOFF画素の外接矩形の大きさが大きい順に、層構造データに番号付けを行う。この例では、黒色の層構造データD−BKがNo.1、黄色の層構造データD−YがNo.2、赤色の層構造データD−RがNo.3、青色の層構造データD−BがNo.4となる。
次に、圧縮処理判定部223は、予め設定された番号もしくは大きさを閾値として、色ごとの層構造データの圧縮方式を判定する。図9に示す例では、順番No.2が閾値となっており、この閾値以上か未満かで異なる圧縮方式を判定している。
具体的には、閾値以上となる黒色の層構造データD−BK、黄色の層構造データD−Yの圧縮方式を第2の圧縮方式(第2の圧縮処理部)、閾値未満となる赤色の層構造データD−R、青色の層構造データD−Bの圧縮方式を第1の圧縮方式(第1の圧縮処理部)と判定している。
本例では、第2の圧縮方式をJBIG2、第1の圧縮方式をMMRとしているため、閾値以上となる黒色の層構造データD−BK、黄色の層構造データD−YはJBIG2、閾値未満となる赤色の層構造データD−R、青色の層構造データD−BはMMRによって圧縮されることになる。
すなわち、要素の外接矩形サイズが大きい層は、全層に対するファイルサイズが大きくなるため、第1、第2の圧縮方式のうち高圧縮率となる第2の圧縮方式(JBIG2)を採用する。一方、要素の外接矩形サイズが小さい層は、全層に対するファイルサイズが小さいため、第1、第2の圧縮方式のうち低圧縮率となる第1の圧縮方式(MMR)を採用する。これにより、全体ファイルサイズを小さくしかつ処理速度の向上を図る。
[具体例(その4)]
図10は、圧縮処理判定部の処理の具体例(その4)を説明する図である。この具体例では、図2に示す減色処理部22の構成を前提としている。圧縮処理判定部223は、色別層分離処理部222から送られた代表色ごとの層構造のデータについて、各色ごとのON画素またはOFF画素の外接矩形の大きさを演算する。そして、外接矩形の大きい順に層構造のデータに番号付けを行う。
図10に示す例では、画像データから得られた代表色ごとの層構造のデータとして、黒色の層構造データD−BK、黄色の層構造データD−Y、赤色の層構造データD−R、青色の層構造データD−Bが圧縮処理判定部に送られている。
圧縮処理判定部は、各色の層構造データに含まれる要素(文字や図表、絵柄等)を示すON画素またはOFF画素の外接矩形の大きさが大きい順に、層構造データに番号付けを行う。この例では、黒色の層構造データD−BKがNo.1、黄色の層構造データD−YがNo.2、赤色の層構造データD−RがNo.3、青色の層構造データD−BがNo.4となる。
次に、圧縮処理判定部223は、外接矩形サイズの大きい順および小さい順の各々で異なる圧縮方式が交互になるよう色ごとの圧縮方式を判定する。図10に示す例では、順番No.2が閾値となっており、この閾値以上か未満かで異なる圧縮方式を判定している。
本例では、外接矩形サイズの大きい側から中央まで、すなわち外接矩形サイズのNo.1、N0.2について、第2の圧縮方式、第1の圧縮方式の順に選択する。一方、外接矩形サイズの小さい側から中央まで、すなわち外接矩形サイズのNo.4、N0.3について、先と同じ交互順である第2の圧縮方式、第1の圧縮方式の順に選択する。
したがって、本例では、第2の圧縮方式をJBIG2、第1の圧縮方式をMMRとしているため、外接矩形サイズNo.1となる黒色の層構造データD−BKはJBIG2、NO.2となる黄色の層構造データD−YはMMR、No.3となる赤色の層構造データD−RはMMR、No.4となる青色の層構造データD−BはJBIG2によって圧縮されることになる。
ここで、各色ごとの層構造データがN層(Nは正の整数)あり、外接矩形サイズが大きい順にNo.1〜No.Nまであるとすると、圧縮方式に割り当ては次のようになる。すなわち、No.1、No.N、No.3、No.(N−2)、…の層構造データが第2の圧縮方式、No.2、No.(N−1)、No.4、No.(N−3)、…の層構造データが第1の圧縮方式となる。
なお、上記の圧縮方式の割り当て方法は一例であり、外接矩形サイズの順番に対して第1、第2の圧縮方式が偏らないような割り当て方法であればよい。これにより、圧縮処理判定部では、特殊な判定処理を行うことなく圧縮方式を判定することになるとともに、全体ファイルサイズを均等に小さくしかつ処理速度の向上を図ることになる。
[具体例(その5)]
図11は、圧縮処理判定部の処理の具体例(その5)を説明する図である。この具体例では、図2に示す減色処理部22の構成を前提としている。圧縮処理判定部223は、色別層分離処理部222から送られた代表色ごとの層構造のデータについて、各色に応じて圧縮方式を判定する。
図11に示す例では、画像データから得られた代表色ごとの層構造のデータとして、黒色の層構造データD−BK、黄色の層構造データD−Y、赤色の層構造データD−R、青色の層構造データD−Bが圧縮処理判定部に送られている。
圧縮処理判定部223は、予め設定された色ごとの圧縮方式の判定の設定に基づき、色ごとの層構造データの圧縮方式を判定する。図11に示す例では、文字色として指定された色(例えば、黒色)について第2の圧縮方式を選択する設定が行われており、それ以外の色については第1の圧縮方式を選択する設定が行われている。
したがって、黒色の層構造データD−BKの圧縮方式を第2の圧縮方式(第2の圧縮処理部)、黄色の層構造データD−Y、赤色の層構造データD−R、青色の層構造データD−Bの圧縮方式を第1の圧縮方式(第1の圧縮処理部)と判定している。
本例では、第2の圧縮方式をJBIG2、第1の圧縮方式をMMRとしているため、黒色の層構造データD−BKはJBIG2、黄色の層構造データD−Y、赤色の層構造データD−R、青色の層構造データD−BはMMRによって圧縮されることになる。
本例では、文書に多く使用される色を指定することで、全体に対してファイルサイズが大きくなる色の層構造データについて、第1、第2の圧縮方式のうち高圧縮率となる第2の圧縮方式(JBIG2)を採用する。一方、全層に対するファイルサイズが小さい色の層構造データについて、第1、第2の圧縮方式のうち低圧縮率となる第1の圧縮方式(MMR)を採用する。これにより、全体ファイルサイズを小さくしかつ処理速度の向上を図る。なお、第2の圧縮方式を採用する指定色は黒に限定されず、予め設定された色(複数色を含む)、外接矩形サイズの最も大きくなる色など、他の指定方法であってもよい。
<6.他の画像処理装置の構成>
図12は、他の実施形態に係る画像処理装置の減色処理部の構成を説明するブロック図である。減色処理部22は、限定色化処理部221、色別分離処理部222、圧縮処理判定部223、層構造形成処理部224および複数の圧縮処理部(図2の例では、第1の圧縮処理部CM1および第2の圧縮処理部CM2)を備えている。
限定色化処理部221は、入力画像(図1に示す伸長部21から送られた画像の電子データ)から、画像を構成する複数の色情報を抽出し、抽出した色情報が属する特定の色への変換を行う。限定色化処理部221の詳細は、上記図3〜図5に示す説明と同様である。
色別分離処理部222は、限定色化処理部221で複数色に変換された変換後データを色毎の画像データに分離する処理を行う。色別分離処理部222の詳細は、上記図5〜図6に示す説明と同様である。
圧縮処理判定部223は、第1の圧縮処理部CM1によって圧縮された色毎の画像データの特性(圧縮サイズや圧縮処理時間)によって第1の圧縮方式より圧縮率の高い第2の圧縮方式で圧縮するか否かを当該色ごとに判定する。
第1の圧縮処理部CM1は、色別分離処理部222から出力される色毎の画像データについて、第1の圧縮方式により各色ごとに圧縮処理を行う。本実施形態では、各色の画像データについて、一旦全て第1の圧縮方式による圧縮処理が行われる。
第2の圧縮処理部CM2は、第1の圧縮方式より圧縮率の高い第2の圧縮方式によって圧縮処理を行う部分である。ここで、第2の圧縮処理部CM2は、圧縮処理判定部223によって圧縮を行うと判定された色の画像データのみを圧縮処理することになる。
層構造形成処理部224は、第1の圧縮処理部CM1および第2の圧縮処理部CM2により圧縮された各色別の画像データを一つのファイルとしてまとめて出力する処理を行う。出力したファイルは図1に示す第2記憶部M2に一旦蓄積されたのち、ネットワークを通じて送出される。
<7.他の構成による圧縮処理判定部の処理の具体例>
以下、図12に示す他の構成による圧縮処理判定部の処理の具体例を説明する。なお、ここで説明する具体例では、複数の圧縮処理部として、第1の圧縮処理部CM1および第2の圧縮処理部CM2の2つの圧縮処理部を用い、第1の圧縮処理部CM1の圧縮方式としてMMR(Modified Modified Read)、第2の圧縮処理部CM2の圧縮方式として第1の圧縮処理部CM1での圧縮方式より高圧縮となるJBIG2(Joint Bi-level Image Experts Group 2)を用いる場合を例とする。
[具体例(その6)]
図13は、圧縮処理判定部の処理の具体例(その6)を説明する図である。圧縮処理判定部223(図12参照)は、色別層分離処理部222(図12参照)から送られた代表色ごとの層構造のデータについて、第1の圧縮処理部CM1(図12参照)で第1の圧縮方式により圧縮された後のファイルサイズを算出する。そして、ファイルサイズの大きい順に層構造のデータに番号付けを行う。
図13に示す例では、画像データから得られた代表色ごとの層構造のデータとして、黒色の層構造データD−BK、黄色の層構造データD−Y、赤色の層構造データD−R、青色の層構造データD−Bが第1の圧縮処理部で第1の圧縮方式により圧縮される。
圧縮処理判定部は、第1の圧縮方式で圧縮された各色の画像データの圧縮後のファイルサイズの多い順に、層構造データに番号付けを行う。この例では、黒色の層構造データD−BKがNo.1、黄色の層構造データD−YがNo.2、赤色の層構造データD−RがNo.3、青色の層構造データD−BがNo.4となる。
次に、圧縮処理判定部223は、予め設定された番号もしくは圧縮後のファイルサイズを閾値として、色ごとの層構造データについて、第2の圧縮方式による圧縮を行うか否かの判定を行う。図13に示す例では、順番No.1が閾値となっており、この閾値以上か未満かで第2の圧縮方式による圧縮の有無を判定している。
具体的には、閾値以上となる黒色の層構造データD−BKについて、第2の圧縮方式(第2の圧縮処理部)による圧縮を行い、閾値未満となる黄色の層構造データD−Y、赤色の層構造データD−R、青色の層構造データD−Bについては第2の圧縮方式による圧縮は行わず、第1の圧縮方式(第1の圧縮処理部)のまま出力すると判定している。
本例では、第2の圧縮方式をJBIG2、第1の圧縮方式をMMRとしているため、閾値以上となる黒色の層構造データD−BKについては一旦伸長した後、伸長後の画像データを第2の圧縮処理部へ送る。そして、第2の圧縮処理部で第1の圧縮方式より圧縮率の高い第2の圧縮方式(JBIG2)による圧縮を行う。一方、閾値未満となる黄色の層構造データD−Y、赤色の層構造データD−R、青色の層構造データD−Bは、第2の圧縮方式による圧縮を行わず、第1の圧縮方式(MMR)のまま出力されることになる。
すなわち、第1の圧縮方式(MMR)で圧縮した各色の画像データのうち、全層に対する圧縮後ファイルサイズが大きくなる層は、第1の圧縮方式(MMR)より高圧縮となる第2の圧縮方式(JBIG2)で圧縮して出力する。一方、第1の圧縮方式(MMR)で圧縮した各色の画像データのうち、全層に対するファイルサイズが小さい層は、第2の圧縮方式による圧縮を行わず、第1の圧縮方式(MMR)のまま出力する。これにより、ファイル全体として所望のファイルサイズに近づけつつ、処理速度の向上を図る。
[具体例(その7)]
図14は、圧縮処理判定部の処理の具体例(その7)を説明する図である。圧縮処理判定部223(図12参照)は、色別層分離処理部222(図12参照)から送られた代表色ごとの層構造のデータについて、第1の圧縮処理部CM1(図12参照)で第1の圧縮方式により圧縮された際の圧縮処理時間を算出する。そして、圧縮処理時間の長い順に層構造のデータに番号付けを行う。
図14に示す例では、画像データから得られた代表色ごとの層構造のデータとして、黒色の層構造データD−BK、黄色の層構造データD−Y、赤色の層構造データD−R、青色の層構造データD−Bが第1の圧縮処理部で第1の圧縮方式により圧縮される。
圧縮処理判定部は、第1の圧縮方式で圧縮された各色の画像データについて、圧縮の際の処理時間の長い順に、層構造データに番号付けを行う。この例では、黒色の層構造データD−BKがNo.1、黄色の層構造データD−YがNo.2、赤色の層構造データD−RがNo.3、青色の層構造データD−BがNo.4となる。
次に、圧縮処理判定部223は、予め設定された番号もしくは圧縮処理時間(処理時間そのものや予め設定された時間との差)を閾値として、色ごとの層構造データについて、第2の圧縮方式による圧縮を行うか否かの判定を行う。図14に示す例では、予め設定された時間(例えば、20秒)との差(例えば、10秒)が閾値となっており、この閾値以上か未満かで第2の圧縮方式による圧縮の有無を判定している。
具体的には、閾値以上となる黒色の層構造データD−BKについて、第2の圧縮方式(第2の圧縮処理部)による圧縮を行い、閾値未満となる黄色の層構造データD−Y、赤色の層構造データD−R、青色の層構造データD−Bについては第2の圧縮方式による圧縮は行わず、第1の圧縮方式(第1の圧縮処理部)のまま出力すると判定している。
本例では、第2の圧縮方式をJBIG2、第1の圧縮方式をMMRとしているため、閾値以上となる黒色の層構造データD−BKについては一旦伸長した後、伸長後の画像データを第2の圧縮処理部へ送る。そして、第2の圧縮処理部で第1の圧縮方式より圧縮率の高い第2の圧縮方式(JBIG2)による圧縮を行う。一方、閾値未満となる黄色の層構造データD−Y、赤色の層構造データD−R、青色の層構造データD−Bは、第2の圧縮方式による圧縮を行わず、第1の圧縮方式(MMR)のまま出力されることになる。
すなわち、第1の圧縮方式(MMR)で圧縮した各色の画像データのうち、全層に対する圧縮処理時間が大きくなる層は、第1の圧縮方式(MMR)より高圧縮となる第2の圧縮方式(JBIG2)で圧縮して出力する。一方、第1の圧縮方式(MMR)で圧縮した各色の画像データのうち、全層に対する圧縮処理時間が小さい層は、第2の圧縮方式による圧縮を行わず、第1の圧縮方式(MMR)のまま出力する。これにより、ファイル全体として所望の圧縮処理時間に近づけつつ、ファイルサイズの圧縮率の向上を図る。
上記説明したいずれの具体例でも第1の圧縮処理部および第2の圧縮処理部の2つの圧縮処理部を用いた例を示したが、3つ以上の異なる圧縮方式による圧縮処理部を用いるようにしてもよい。この場合、各々の具体例における閾値が複数設定され、各閾値によって各圧縮方式の適用を判定することになる。
<8.画像処理プログラム>
次に、本実施形態に係る画像処理プログラムを説明する。本実施形態に係る画像処理プログラムはコンピュータに実行させるステップを有している。コンピュータは本実施形態に係る画像処理プログラムを実行する演算部、プログラムや各種データを格納する記憶部、入出力部を備えている。コンピュータはパーソナルコンピュータ等の電子計算機のほか、映像記録再生装置、携帯端末等の情報を取り扱うことのできる電子機器に組み込まれているものでもよい。また、本実施形態の情報処理プログラムは、CD−ROM等の記録媒体に記録されていたり、ネットワークを介して配信されるものでもある。
[ハードウェア構成]
図15は、画像処理プログラムを実行するコンピュータのハードウェア構成を示すブロック図である。コンピュータのハードウェア構成としては、CPU(Central Processing Unit)1、ROM(Read Only Memory)2、RAM(Random Access Memory)3、HDD(Hard Disk Drive)4、HDDコントローラ5、マウス6、キーボード7、ディスプレイ8、入出力コントローラ9およびネットワークコントローラ10がバス11によって接続された構成となっている。
後述する本実施形態の画像処理プログラムは、上記ハードウェア構成のうちHDD4に格納されており、実行にあたりRAM3に読み出され、CPU1によって実行される。
[フローチャート:減色処理部に対応したプログラム(その1)]
図16は、減色処理部に対応したプログラム(その1)の流れを説明するフローチャートである。ここでは、図2に示す減色処理部22の構成を前提とした処理の流れを示している。先ず、画像データの読み込みを行う(ステップS101)。次に、読み込んだ画像データについて、限定色化処理部221による限定色化処理を行う(ステップS102)。すなわち、画像データを構成する複数の色情報を抽出し、この色情報が属する特定の色への変換を行う。
次に、色別分離処理部222による色別分離処理を行う(ステップS103)。色別分離処理では、限定色化処理部221で特定の色に変換された特定の色ごとの画像データを各色ごと層構造データに分離する。
次に、圧縮処理判定部223による圧縮処理判定を行う(ステップS104)。圧縮処理判定では、先に説明した具体例(その1)〜(その5)のように、色ごとの層構造データについての特性に応じて第1の圧縮方式で圧縮するか、第2の圧縮方式で圧縮するかの判定を行う。
そして、第1の圧縮方式で圧縮すると判定された層構造データは第1の圧縮処理部CM1へ送られ、ここで第1の圧縮方式による圧縮処理を行う(ステップS105)。一方、第2の圧縮方式で圧縮すると判定された層構造データは第2の圧縮処理部CM2へ送られ、ここで第2の圧縮方式による圧縮処理を行う(ステップS106)。
次に、層構造形成処理部224による層構造形成処理を行う(ステップS107)。この処理では、各色の層構造データについて第1もしくは第2の圧縮処理が施された圧縮後のデータをまとめて1つのファイルにする。その後、画像データの出力を行う(ステップS108)。そして、残りの画像があるか否かを判断する(ステップS109)。残りの画像がある場合にはステップS101へ戻り、以降の処理を繰り返す。残りの画像がなければ処理を終了する。
[フローチャート:減色処理部に対応したプログラム(その2)]
図17は、減色処理部に対応したプログラム(その2)の流れを説明するフローチャートである。ここでは、図12に示す減色処理部22の構成を前提とした処理の流れを示している。先ず、画像データの読み込みを行う(ステップS201)。次に、読み込んだ画像データについて、限定色化処理部221による限定色化処理を行う(ステップS202)。すなわち、画像データを構成する複数の色情報を抽出し、この色情報が属する特定の色への変換を行う。
次に、色別分離処理部222による色別分離処理を行う(ステップS203)。色別分離処理では、限定色化処理部221で特定の色に変換された特定の色ごとの画像データを各色ごと層構造データに分離する。
次に、全ての色の層構造データについて各色ごとに第1の圧縮方式による圧縮処理を行う(ステップS204)。次いで、圧縮処理の判定を行う(ステップS205)。圧縮処理の判定では、先に説明した具体例(その6)〜(その7)のように、色ごとの層構造データを第1の圧縮方式で圧縮した際の特性(圧縮サイズや圧縮処理時間)によって、第1の圧縮方式より圧縮率の高い第2の圧縮方式で圧縮するか否かを当該色ごとに判定する。
そして、第2の圧縮方式で圧縮すると判定された場合には、該当する色の層構造データについて伸長した後、第2の圧縮方式で圧縮処理を行う(ステップS206)。一方、第2の圧縮方式で圧縮しないと判定された場合には、該当する色の層構造データについて、そのまま(第1の圧縮方式で圧縮された状態で)出力する。
次に、層構造形成処理部224による層構造形成処理を行う(ステップS207)。この処理では、各色の層構造データについて第1もしくは第2の圧縮処理が施された圧縮後のデータをまとめて1つのファイルにする。その後、画像データの出力を行う(ステップS208)。そして、残りの画像があるか否かを判断する(ステップS209)。残りの画像がある場合にはステップS201へ戻り、以降の処理を繰り返す。残りの画像がなければ処理を終了する。
<9.本実施形態による圧縮サイズと処理時間>
図18は、本実施形態を適用した場合のファイルの圧縮サイズおよび圧縮処理時間の一例を示す図である。本実施形態の例は、上記説明した具体例(その1)の場合であり、最もON画素数の多い層構造データのみJBIG2で圧縮、その他の層構造データをMMRで圧縮した例である。比較のため、全ての色の層構造データについてJBIG2で圧縮した場合とMMRで圧縮した場合の例を示す。
本実施形態を適用すると、圧縮後のファイルサイズが43Kバイト、圧縮処理時間が0.68秒かかる。一方、全ての色の層構造データをJBIG2で圧縮すると、圧縮後のファイルサイズが40Kバイト、圧縮処理時間が1.2秒かかる。また、全ての色の層構造データをMMRで圧縮すると、圧縮後のファイルサイズが60Kバイト、圧縮処理時間が0.09秒かかる。このように、本実施形態を適用することで、全ての層構造データをJBIG2で圧縮する場合より僅かなファイルサイズの増加で済み、全ての層構造データをMMRで圧縮する場合より僅かな処理時間の増加で済むことになる。
11…画像入力部、12…入力階調補正部、13…拡大縮小部、14…空間フィルタ部、15…色空間変換部、16…出力階調補正部、17…ページメモリ、18…圧縮部、19…白黒判定部、21…伸長部、22…減色処理部、221…限定色化処理部、222…色別分離処理部、223…圧縮処理判定部、224…層構造形成処理部、CM1…第1の圧縮処理部、CM2…第2の圧縮処理部

Claims (10)

  1. 画像情報を構成する複数の色情報を抽出し、当該色情報が属する特定の色への変換を行う限定色化処理手段と、
    前記限定色化処理手段で特定の色に変換された画像情報を前記特定の色ごとに分離する色別分離処理手段と、
    前記色別分離処理手段によって分離された前記特定の色ごとの画像情報を圧縮する圧縮方式を、前記特定の色ごとの画像情報の色に応じて判定する圧縮判定手段と、
    前記圧縮判定手段によって判定された圧縮方式によって前記特定の色ごとの画像情報を当該色ごとに圧縮する圧縮処理手段と、
    前記圧縮処理手段によって圧縮された色ごとの画像情報をまとめて出力する層構造形成処理手段と
    を有する画像処理装置。
  2. 前記特定の色への変換の対象となる画像情報は、複数の画素を含み、
    前記圧縮判定手段は、前記画像情報に含まれる画素の内、前記特定の色の画素値が予め決められた閾値より大きいON画素または、前記画像情報に含まれる画素の内、前記特定の色の画素値が予め決められた閾値以下のOFF画素の画素数に応じて、前記色別分離処理手段によって前記特定の色ごとに分離された画像情報の圧縮方式を判定する
    請求項1記載の画像処理装置。
  3. 前記圧縮判定手段は、前記特定の色ごとの画像情報のON画素OFF画素の切り替わりの周波数に応じて当該色ごとの圧縮方式を判定する
    請求項記載の画像処理装置。
  4. 前記圧縮判定手段は、前記特定の色ごとの画像情報のON画素またはOFF画素の外接矩形の大きさに応じて当該色ごとの圧縮方式を判定する
    請求項記載の画像処理装置。
  5. 前記圧縮判定手段は、前記特定の色ごとの画像情報のON画素またはOFF画素の外接矩形の大きさの大きい順および小さい順の各々で異なる圧縮方式が交互になるよう当該色ごとの圧縮方式を判定する
    請求項記載の画像処理装置。
  6. 画像情報を構成する複数の色情報を抽出し、当該色情報が属する特定の色への変換を行う限定色化処理手段と、
    前記限定色化処理手段で特定の色に変換された画像情報を前記特定の色ごとに分離する色別分離処理手段と、
    前記色別分離処理手段によって分離された前記特定の色ごとの画像情報を当該色ごとに第1の圧縮方式で圧縮する第1の圧縮処理手段と、
    前記第1の圧縮処理手段によって圧縮された前記特定の色ごとの画像情報の容量によって前記第1の圧縮方式より圧縮率の高い第2の圧縮方式で圧縮するか否かを当該色ごとに判定する圧縮判定手段と、
    前記圧縮判定手段によって前記第2の圧縮方式で圧縮すると判定された特定の色の画像情報を前記第2の圧縮方式で圧縮する第2の圧縮処理手段と、
    前記第1の圧縮処理手段および前記第2の圧縮処理手段によって圧縮された色ごとの画像情報をまとめて出力する層構造形成処理手段と
    を有する画像処理装置。
  7. 画像情報を構成する複数の色情報を抽出し、当該色情報が属する特定の色への変換を行う限定色化処理手段と、
    前記限定色化処理手段で特定の色に変換された画像情報を前記特定の色ごとに分離する色別分離処理手段と、
    前記色別分離処理手段によって分離された前記特定の色ごとの画像情報を当該色ごとに第1の圧縮方式で圧縮する第1の圧縮処理手段と、
    前記第1の圧縮処理手段によって圧縮された前記特定の色ごとの画像情報の圧縮処理時間によって前記第1の圧縮方式より圧縮率の高い第2の圧縮方式で圧縮するか否かを当該色ごとに判定する圧縮判定手段と、
    前記圧縮判定手段によって前記第2の圧縮方式で圧縮すると判定された特定の色の画像情報を前記第2の圧縮方式で圧縮する第2の圧縮処理手段と、
    前記第1の圧縮処理手段および前記第2の圧縮処理手段によって圧縮された色ごとの画像情報をまとめて出力する層構造形成処理手段と
    を有する画像処理装置。
  8. 画像情報を構成する複数の色情報を抽出し、当該色情報が属する特定の色への変換を行う限定色化処理ステップと、
    前記限定色化処理ステップで特定の色に変換された画像情報を前記特定の色ごとに分離する色別分離処理ステップと、
    前記色別分離処理ステップによって分離された前記特定の色ごとの画像情報を圧縮する圧縮方式を、前記特定の色ごとの画像情報の色に応じて判定する圧縮判定ステップと、
    前記圧縮判定ステップによって判定された圧縮方式によって前記特定の色ごとの画像情報を当該色ごとに圧縮する圧縮処理ステップと、
    前記圧縮処理ステップによって圧縮された色ごとの画像情報をまとめて出力する層構造形成処理ステップと
    をコンピュータに実行させる画像処理プログラム。
  9. 画像情報を構成する複数の色情報を抽出し、当該色情報が属する特定の色への変換を行う限定色化処理ステップと、
    前記限定色化処理ステップで特定の色に変換された画像情報を前記特定の色ごとに分離する色別分離処理ステップと、
    前記色別分離処理ステップによって分離された前記特定の色ごとの画像情報を当該色ごとに第1の圧縮方式で圧縮する第1の圧縮処理ステップと、
    前記第1の圧縮処理ステップによって圧縮された前記特定の色ごとの画像情報の容量によって前記第1の圧縮方式より圧縮率の高い第2の圧縮方式で圧縮するか否かを当該色ごとに判定する圧縮判定ステップと、
    前記圧縮判定ステップによって前記第2の圧縮方式で圧縮すると判定された特定の色の画像情報を前記第2の圧縮方式で圧縮する第2の圧縮処理ステップと、
    前記第1の圧縮処理ステップおよび前記第2の圧縮処理ステップによって圧縮された色ごとの画像情報をまとめて出力する出力処理ステップと
    をコンピュータに実行させる画像処理プログラム。
  10. 画像情報を構成する複数の色情報を抽出し、当該色情報が属する特定の色への変換を行う限定色化処理ステップと、
    前記限定色化処理ステップで特定の色に変換された画像情報を前記特定の色ごとに分離する色別分離処理ステップと、
    前記色別分離処理ステップによって分離された前記特定の色ごとの画像情報を当該色ごとに第1の圧縮方式で圧縮する第1の圧縮処理ステップと、
    前記第1の圧縮処理ステップによって圧縮された前記特定の色ごとの画像情報の圧縮処理時間によって前記第1の圧縮方式より圧縮率の高い第2の圧縮方式で圧縮するか否かを当該色ごとに判定する圧縮判定ステップと、
    前記圧縮判定ステップによって前記第2の圧縮方式で圧縮すると判定された特定の色の画像情報を前記第2の圧縮方式で圧縮する第2の圧縮処理ステップと、
    前記第1の圧縮処理ステップおよび前記第2の圧縮処理ステップによって圧縮された色ごとの画像情報をまとめて出力する出力処理ステップと
    をコンピュータに実行させる画像処理プログラム。
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