JP2005323066A - 画像処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 容易な操作で、用途に応じて圧縮率を制御できる画像処理装置を提供する。
【解決手段】 処理対象となった画像データに対する処理の指定を受け入れ、指定された処理の内容に基づいて分離圧縮条件を設定し、当該設定された分離圧縮条件に基づいて、画像データの各画素を複数のプレーンに分離し、各プレーンの圧縮処理を行い、圧縮処理後の各プレーンのデータを含む圧縮データを生成して、当該生成した圧縮データが、指定された処理に供される画像処理装置1である。
【選択図】 図1

Description

本発明は、処理対象となった画像データを、圧縮してネットワークなどを介して蓄積装置にファイリングしたり、プリンタ装置で出力したりするなど、所定の処理に供する画像通信装置に関する。
近年、画像データを、例えば文字・線画部分と絵柄・背景部分を分離し、それぞれを独立に圧縮符号化する方式(ITU−T勧告T.44にミクストラスターコンテント(以下、MRCと略記)として規格化されている方式)は、文字・絵柄が混在する画像データに対してJPEG(Joint Picture Experts Group)圧縮を施した際に発生するモスキートノイズを軽減しつつ、高圧縮に符号化することができるなどの点で注目を集めている。なお、ITU−T勧告T.44においては、圧縮率を高めたり、画質を向上させる方法については定めがなく、圧縮処理の具体的な方法については実装ごとに異なっているのが現状である。
特開2000−307867号公報 特開2001−78009号公報
このITUーT勧告T.44に基づく方式を具現化した従来の装置では通常、文字・線画部分と絵柄・背景の部分とはそれぞれ予め定められた圧縮方法で圧縮される。また、圧縮パラメータは、専ら画像データの内容に基づいて決定される。このため、圧縮後の画像の用途によっては圧縮率と画質とのバランスがユーザの所望する状態にならないことがある。例えば一般には、電子メール等で送信する際には圧縮率を高める(この場合は画質が若干劣化する)ことが望ましく、ファイルとして保存する際は、画質を高める(この場合は圧縮率が若干低下する)ことが望ましい。
そこで、ユーザが任意に圧縮パラメータを調整できるようにすることも考えられる。しかしながら、圧縮パラメータの調整は必ずしも容易でない。
本発明は、上記実情に鑑みて為されたもので、容易な操作で、用途に応じて圧縮率を制御できる画像処理装置を提供することをその目的の一つとする。
上記従来例の問題点を解決するための本発明は、画像処理装置であって、処理対象となった画像データに対する処理の指定を受け入れる手段と、前記指定された処理の内容に基づいて分離圧縮条件を設定する手段と、前記設定された分離圧縮条件に基づいて、前記画像データの各画素を複数のプレーンに分離し、各プレーンの圧縮処理を行い、圧縮処理後の各プレーンのデータを含む圧縮データを生成する圧縮処理手段と、を含み、前記圧縮データが、前記指定された処理に供されることを特徴としている。
ここで前記指定された処理は、指定された転送先へ画像データを転送する処理であり、前記分離圧縮条件が、前記指定された転送先に基づいて設定されることとしてもよい。また前記指定された処理は、指定された転送先へ画像データを転送する処理であり、前記分離圧縮条件が、前記転送の処理に係るプロトコルの種別に基づいて設定されることとしてもよい。さらに前記指定された処理は、指定された転送先へ画像データを転送する処理であり、前記分離圧縮条件が、前記転送先のアドレス情報に基づいて設定されることとしてもよい。
さらに、これらにおいて、前記分離圧縮条件は、プレーンの少なくとも一つについて、利用されている色数を低減する、限定色化処理を行うか否かの条件を含んでもよい。また、前記分離条件は、その設定によって、出力されるプレーンの数が異なるものであってもよい。
本発明の一態様に係る画像処理方法は、処理対象となった画像データに対する処理の指定を受け入れ、前記指定された処理の内容に基づいて分離圧縮条件を設定し、前記設定された分離圧縮条件に基づいて、前記画像データの各画素を複数のプレーンに分離し、各プレーンの圧縮処理を行い、圧縮処理後の各プレーンのデータを含む圧縮データを生成して、前記圧縮データを、前記指定された処理に供することを特徴としている。
また、本発明の別の態様に係るプログラムは、コンピュータに、処理対象となった画像データに対する処理の指定を受け入れる手順と、前記指定された処理の内容に基づいて分離圧縮条件を設定する手順と、前記設定された分離圧縮条件に基づいて、前記画像データの各画素を複数のプレーンに分離し、各プレーンの圧縮処理を行い、圧縮処理後の各プレーンのデータを含む圧縮データを生成する圧縮処理手順と、を実行させ、前記圧縮データを、前記指定された処理に供させることを特徴としている。
本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。本発明の実施の形態に係る画像処理装置1は、制御部11と、記憶部12と、操作部13と、表示部14と、通信部15と、入出力インタフェース(I/F)16とを含んで構成されている。また、この画像処理装置は、スキャナ2やプリンタ3に接続されてもよいし、ネットワークを介して他の情報処理装置に接続されていてもよい。本実施の形態の画像処理装置1は、ネットワークに接続されたパーソナルコンピュータや、複合機などによって実現できる。
制御部11は、CPU(Central Processing Unit)などで実現でき、記憶部12に格納されているプログラムに従って動作する。具体的にこの制御部11は、分離圧縮条件を設定する条件設定処理と、当該設定された分離圧縮条件に従って、処理対象となった画像データを複数のプレーンに分離し、各プレーンの圧縮を行う分離圧縮処理とを実行する。また、この制御部11は、圧縮処理後の各プレーンのデータを含む圧縮データを生成し、当該圧縮データについてユーザから指定された処理を実行する。これらの制御部11の具体的な処理の内容は後に詳しく述べる。
記憶部12は、制御部11によって実行されるプログラムを格納するコンピュータ可読な記録媒体を含む。この記憶部12は、具体的にはRAM(Random Access Memory)や、ROM(Read Only Memory)を含んで構成される。
操作部13は、キーボードやマウス等であり、ユーザから行われた操作の内容を制御部11に出力する。表示部14は、制御部11から入力される指示に従って画像を表示するディスプレイ等である。通信部15は、制御部11から入力される指示に従い、圧縮データ(圧縮処理後の画像データ)等の種々のデータをネットワークを介して指定された宛先に送信する。また、この通信部15は、ネットワークを介して到来した種々のデータを受信して制御部11に出力する。
入出力I/F16は、例えばUSB(Universal Serial Bus)インタフェース等であり、スキャナ2やプリンタ3に接続されており、スキャナ2にて読み取られた画像データを制御部11に出力する。また制御部11から入力される指示に従って、画像データをプリンタ3に転送する。
ここで制御部11によって実行されるプログラムの具体的な内容について説明する。制御部11によって実行されるプログラムは、図2に機能的に示すように、分離圧縮部21と、情報取得部22と、出力部23とを含んで構成されている。本実施の形態では、処理の対象となる画像データは、例えばネットワークを介して取得され、あるいはスキャナ2にて読み取られて取得され、記憶部12に格納されている。
分離圧縮部21は、画像データを複数のプレーンに分離する。本実施の形態では、画像データは、基本的に文字・線画部分に係るプレーンと絵柄・背景部分に係るプレーンとの少なくとも2種類を含む複数のプレーンに分離される。また、この分離圧縮部21は、設定された分離圧縮条件に基づいて上記生成した複数のプレーンのデータをそれぞれ圧縮処理し、圧縮処理後のデータを合成して圧縮データを生成し、出力部23に出力する。本実施の形態において特徴的なことは、分離圧縮条件により文字や線画をさらに分離したり、写真とベタ塗りの背景とをさらに分離するなどの処理が行われることである。この分離圧縮部21の具体的な処理の内容は、また後に述べる。
情報取得部22は、処理対象となった画像データに関してユーザから指定された処理の内容を取得し、当該取得した処理の内容に基づいて分離圧縮条件を設定して、分離圧縮部21に出力する。出力部23は、分離圧縮部21が出力する圧縮データを一つのファイルとして生成し、ユーザから指定された処理に供するため出力する。
ここで分離圧縮部21の具体的内容について説明する。分離圧縮部21は、図3に機能的に示すように、二値化部31と、孤立点除去部32と、マルチプレクサ33と、穴埋処理部34と、蓄積部35と、文字領域検出部36と、文字代表色決定部37と、平滑化処理部38と、選択部39とを含んで構成されている。
二値化部31は、処理対象となった画像データに含まれる各画素について、各画素値の明度がしきい値を越えるものを「白」、越えないものを「黒」など設定して二値化し、二値化後の画素を含む画像データ(二値化データ)として出力する。
具体的にこの二値化部31は、色つきの背景中にある文字や、写真部分に含まれる文字等を抽出するために、二値化のしきい値を画像データの局所的な特徴に応じて動的に(例えば移動平均法に基づき、周辺画素の平均輝度値よりも注目画素の輝度値が一定レベル以上高い場合にその画素を「黒」(有意画素)とするなど、以下、浮動二値化方式と呼ぶ)変化させる。尤もこれに限られるものではなく、二値化閾値を画像データ全体で一定とする単純二値化処理であってもよい。
孤立点除去部32は、二値化データから予め定めた大きさ以下の画素塊を孤立点として除去する。この孤立点除去部の処理の一例を図4を参照しながら説明する。孤立点除去部32は、二値化データの各画素を例えばスキャンライン順(いちばん上のラインの左から右へ、次のラインへ移って左から右へと走査を繰返す順)で注目画素として選択しながら以下の処理を行う。ここで例えば除去する孤立点の大きさを3×3画素以下とする場合、注目画素を中心とする5×5の大きさを有するウィンドウを画定し、注目画素を含む画素塊(なお、ここでは有意画素を黒で図示しているので、この画素塊は黒のかたまりのこととなる)の大きさが3×3以下かどうかを判定する。図4(b)や図4(c)、図4(e)の例は注目画素を含む画素塊の周囲全てが少なくとも1つの白画素で囲まれているので、注目画素を含む画素塊は孤立点であると判断される。図4(d)の場合、ウィンドウ内には3×3画素の画素塊が現れているが、ウィンドウから外れる部分の画素の色が不明であるため、この段階では孤立点かどうかは判断することができない。図4(f)や図4(e)は明らかにウィンドウ内に3×3を超える大きさの画素塊が現れているので注目画素を含むウィンドウ内の画素は孤立点ではないと判断される。
孤立点除去部32は、孤立点と判断した画素塊を構成する画素を、有意画素でないものとして白画素に設定する。これにより、例えば網点画像を二値化したときに、網部分が有意画素となって、二値化画像をそのまま文字・線画の形状データとして扱えなくなることを防止する。
なお、このように孤立点を除去する方法に代えて、又はこの孤立点除去の方法とともに、二値化データに対して公知のレイアウト解析処理(文字列の配列を検出する処理)を行い、文字を含むと推定される領域を検出し、当該領域(文字領域)内の有意画素からなる画像データを選択データとしてもよい。
つまり、これら二値化部31及び孤立点除去部32の処理により、文字・線画を構成する画素が検出され、当該画素のみを含んでなる画像データが選択データとして出力される。
マルチプレクサ33は、処理対象となった画像データの画素のうち、選択データにおいて有意画素となっている画素を抽出して得た画像データを前景データとして出力する。また、処理対象となった画像データの画素のうち、選択データにおいて有意画素となっていない画素に関する画素を抽出して得た画像データを背景データとして出力する。具体的に図5(a)に示すように、「JAPAN」の文字列と、日本地図とが含まれる画像データについては、まず、図5(c)に示すような選択データが生成される(一般に絵柄部分を構成する画素はその周辺の画素に比して明度差が少ないため、この選択データは文字部分を含むデータとなる)。
元の画像データから選択データによって特定される部分を抽出した前景データは、図5(b)に示すようなものとなる。なお、図5では、色の相違をハッチングを違えて示している。一方、背景データは図5(d)に示すようなものとなる。このとき、図5(d)の画像データでは、「JAPAN」の文字があった位置の画素値は設定されておらず、いわば「穴」となっている。
穴埋処理部34は、背景データのうち、この画素値の設定されていない、穴の部分を周辺の画素値に設定する処理である。具体的には、背景データの各画素をラスタスキャン順にスキャンし、選択データが有意でない画素から有意画素へ遷移したときに、その直前の画素値を記憶しておき、当該記憶している画素値を穴の部分の画素として設定する。
蓄積部35は、選択データと、前景データと、穴埋処理後の背景データとを記憶部12に格納して保持する。このように分離処理の途中経過でのデータを記憶部12に格納しておくことで、後に分離圧縮条件を変更して処理を行いたい場合に、画像データを再度処理する必要がなくなる。
文字領域検出部36は、記憶部12から選択データを読み出して、選択データ上の画素塊をラベリング処理などで検出し、付与した各ラベルに対応する画素の塊ごとに、その外接矩形を画定する。そして、当該画定した外接矩形の情報(当該外接矩形を画定する座標情報)を選択部39に出力するとともに、文字代表色決定部37に出力する。
文字代表色決定部37は、画定された文字・線画毎の外接矩形の各々に対応する前景データ内の画素の値を調べ、画素値のヒストグラム(発生頻度)を生成し、このヒストグラムにおいて最も高い頻度で出現する一つの画素値、又は所定しきい値(例えば注目基本矩形内の画素数の1/3など)を超える頻度で出現する少なくとも一つの画素値を代表画素値として定める。そして各矩形に固有に発行した識別子に関連づけて、その矩形内の画素を用いて決定した代表画素値を代表画素値データベースとして記憶部12に格納する。
さらに文字代表色決定部37は、代表画素値データベースに格納されている代表画素値を、互いに同一と判断される色ごとにグループ化する。具体的に、代表画素値データベースに格納されている代表画素値のうち、未だグループ化されていない代表画素値を注目代表画素値とし、この注目代表画素値とは異なる代表画素値であって、未だグループ化されていない代表画素値を順次、比較対照画素値として選択する。そして注目代表画素値と同一の色と判断できる比較対照画素値(色空間上の距離が所定距離しきい値未満であるなど)があった場合には、当該少なくとも一つの比較対照画素値と注目代表画素値とを一つのグループとして決定する。そしてグループとなった代表画素値に関連づけられた矩形の識別子を代表画素値データベースから取り出して、矩形の識別子のリストを生成し、注目代表画素値と比較対照画素値とに基づいて決定される一つのグループ代表画素値を決定する。さらに文字代表色決定部37は、固有のグループ識別子を発行し、このグループ識別子と、グループ代表画素値と、上記生成した矩形の識別子のリストとを関連づけて同一色領域情報データベースとして、記憶部12に格納する。なおグループ代表画素値の決定方法は、例えば注目代表画素値と、それに同一と判断された比較対照画素値との統計演算結果(例えば平均)の画素値などとすることができる。
一方、注目代表画素値と同一の色と判断できる比較対照画素値がなかった場合には、注目代表画素値のみからなるグループを生成する。この場合は、注目代表画素値に関連づけられた基本矩形の識別子を代表画素値データベースから取り出し、注目代表画素値をそのままグループ代表画素値として決定する。そして固有のグループ識別子を発行し、このグループ識別子と、グループ代表画素値と、上記生成した矩形の識別子とを関連づけて、同一色領域情報データベースとして記憶部12に格納する。
こうして文字代表色決定部37は、グループ化された代表画素値(グループ代表画素値)ごとに、当該代表画素値(グループ代表画素値)と当該代表画素値に対応した領域を画定する情報(ここでは領域の識別子)とを関連づけた情報を含む同一色領域情報を生成し、これを記憶部12に同一色領域情報データベースとして格納することになる。
さらに文字代表色決定部37は、グループごとに関連付けられた領域にさらに外接する矩形をグループ矩形として画定する。またここでは、選択データ全体から文字・線画毎の外接矩形を抽出する例について述べたが、選択データについてレイアウト解析の処理を行い、レイアウト解析処理によって抽出されたレイアウト要素(文字列領域)ごとに上記処理を行ってもよい。
これによると、図6に示すように、2つのレイアウト要素が画定された場合に、その内部で同一の色と判定される文字ごとにそれらを含む矩形領域が画定されることとなる。つまり、矩形Xからはグループごとの矩形X1,X2が画定され、矩形Yからはグループごとの矩形Y1,Y2が画定される。なお、図6では、「K」の文字は黒色、「R」の文字は赤、「B」の文字は青色としていずれも同一の色と判定される文字であるとしている。
文字代表色決定部37は、画定したグループ矩形と、当該グループ矩形に関連付けられた代表画素値(グループ代表画素値)とを選択部39に出力する。
平滑化処理部38は、前景データのうち、この画素値の設定されていない、穴の部分を周辺の画素値に設定する処理である。具体的には、前景データの各画素をラスタスキャン順にスキャンし、選択データが有意画素から有意でない画素へ遷移したときに、その直前の画素値を記憶しておき、当該記憶している画素値を穴の部分の画素として設定する。
つまり、穴埋処理部34と平滑化処理部38とにおける動作を模式的に表すと、図7(a)に示すように、入力データがスキャン順にD1からD32まで読出され、選択データ(図7(b))が有意画素(前景)と、有意でない画素(背景)となっているとき、平滑化処理を経た前景データは、図7(c)に示すように、当初は画素値が設定されない(「00」)となっているが選択データが「前景」となっている間は、入力データそのものとなる。そして選択データが「背景」になると、その直前のデータ値が連続的に配列されるようになる。
また、背景データも穴埋処理が行われる結果、図7(d)に示すように同様に、選択データが「背景」となっている間は、入力データそのものとなる。そして選択データが「前景」になると、その直前のデータ値が連続的に配列されるようになる。
選択部39は、文字領域検出部36から文字・線画ごとの矩形を画定する情報の入力を受け、文字代表色決定部37から画定したグループ矩形と、当該グループ矩形に関連付けられた代表画素値(グループ代表画素値)との入力を受け、平滑化処理部38から平滑化処理後の前景データの入力を受ける。また、この選択部39は、選択データと背景データとを記憶部12から読出す。
選択部39は、情報取得部22から入力された分離圧縮条件に基づいて、各情報を選択的に出力する。
具体的に、情報取得部22は、画像データの転送先に関する情報をユーザから受け入れ、転送先ごとに予め定められ、記憶部12に格納されている分離圧縮条件を設定する。ここで転送先は、例えば出力先の種別(プリンタ、記憶部12などの別)を示す情報、電子メールのアドレス(本発明のアドレス情報の一例に相当する)、転送先のネットワークアドレス(これもまた本発明のアドレス情報の一例に相当する)などによって特定される。
また、分離圧縮条件は、転送先への転送に用いられるプロトコルの種別に関連付けて記憶部12に格納されていてもよい。ここでプロトコルの種別とは、LPR(プリンタへの転送に用いるプロトコルの一種)、SMTP(電子メールやインターネットFAXなど、電子メールシステムを用いたデータ転送に用いるプロトコル)等の別である。
本実施の形態では、文字・線画の扱いにおいて高画質モードと高圧縮モードとがある。すなわち、高圧縮モードでは、選択部39は、文字・線画を同一の色と識別されるグループごとに分離したもの(文字代表色決定部37が出力する情報)を選択的に用い、グループ矩形内の選択データをMMRやJBIG等の方式で圧縮処理し、グループごとの矩形を画定する情報と、グループに関連付けられたグループ代表色の情報とを出力する。
また、高画質モードでは、選択部39は、選択データと平滑化処理した前景データとを選択的に用い、選択データをMMR圧縮するとともに、平滑化処理後の前景データを多値可逆圧縮(色情報を含むデータを可逆圧縮)又はJPEG圧縮したものを出力する。
このように高圧縮モードでは、文字・線画のプレーンについて利用されている色数を低減して限定色化処理を行うことで、圧縮率を向上する代りに、本来の色とは変わってしまうため、画質は一般に劣化する。なお、選択部39は、背景データについては、JPEG圧縮して出力する。
通常、電子メールにて送信する際には、電子メールシステムにおける転送容量の制限があるから、高圧縮モードのデータが用いられることが好ましい。またプリンタや記憶部12(ディスク装置など)、ファイルサーバ等へ転送する際には、後の再利用に配慮して高画質モードのデータが用いられることが好ましい。そこで、例えば電子メールシステムでの転送を表すSMTPのプロトコルに、高圧縮モードとするための分離圧縮条件、つまり文字代表色決定部37が出力する情報を選択的に用いて圧縮処理する旨の分離圧縮条件を関連付けて記憶部12に格納する。
また、 LPRやFTP(ファイル転送プロトコル)など、プリンタやファイルシステム(記憶部12自身を含む)へのデータ転送に係るプロトコルには、高画質モードとするための分離圧縮条件、つまり選択データと平滑化処理した前景データとを選択的に用いて圧縮処理する旨の分離圧縮条件を関連づけて記憶部12に格納する。
このように、本実施の形態では分離圧縮条件によっては、出力されるプレーンの数が異なっている。つまり、高画質モードの場合は、選択データのプレーンと平滑化処理した前景データのプレーンと、背景データのプレーンとの3つのプレーンが出力されることとなるが、高圧縮モードの場合は、グループ代表色ごとに生成されたグループ矩形ごとのプレーンと、背景データのプレーンとが出力されることになる。ここでグループ矩形ごとのプレーンの数は、もとの画像データにおいて利用されている文字の色の数に依存するから、出力されるプレーンの数も必ずしも3つにならないのである。
なお、ここまでの説明では分離圧縮条件として高圧縮モードにおける場合に、文字・線画部分の画像をさらに代表色ごとのグループに分離する例について述べたが、さらに解像度を低減するなどの圧縮処理を行う旨の分離圧縮条件を含んでもよい。この場合、選択部39は、当該分離圧縮条件に基づいて解像度を低減させる変換を行って出力するとともに、元の解像度を表す情報を出力することになる。
さらに、ここまでの説明では蓄積部35を設けてデータの再利用を図る場合を示していたが、この蓄積部35は必ずしも必要ではない。すなわち、孤立点除去部32や、マルチプレクサ33、穴埋処理部34が出力する選択データ、前景データ、背景データのそれぞれを、文字領域検出部36や、文字代表色決定部37、平滑化処理部38、選択部39に直接的に出力するようにしても構わない。
すなわち本実施の形態の画像処理装置1は、図8に示すように動作する。まず処理対象の画像データについて指定される処理の内容を取得する(S1)。例えばユーザが画像データを電子メールで送信する指示を行った場合は「電子メール送信」として処理の内容を特定する。ここで処理の内容の特定は、具体的にはデータ転送処理において利用されるプロトコルの種類(例えば電子メール送信の場合はSMTP)などで行う。なお、この処理の内容は、例えば図9に示すようなインタフェースを提示して受け入れてもよい。
そして、画像処理装置1は、処理対象となったビットマップの画像データの各画素に基づき、選択データと、前景データと、背景データとを含む、いわゆる三層MRCデータを生成する(S2)。
次に、画像処理装置1は、処理S1で取得した処理の内容に関連づけられて予め登録されている分離圧縮条件を参照して、それが「高画質モード」の条件であるか否かを調べる(S3)。ここで、「高画質モード」でなければ(本実施の形態では2つの分離圧縮条件のいずれかであるので)「高圧縮モード」であるとして、選択データに基づいて文字・線画部分の前景データをさらに色別のデータに多層化する(S4)。これにより文字・線画部分の画像が限定色化されるとともに、色を特定する情報と、二値のビットマップ(並びに当該ビットマップの配置位置を表す座標情報)とを含む各層に分離され、圧縮率が向上することになる(多値の画像ではなくなり、かつ部分的なビットマップからなるデータとなるため)。
そして画像処理装置1は、処理S4で生成した多層化された色別のデータと選択データ、並びに背景データにそれぞれ圧縮処理を行い、色別の文字・線画プレーン群と、選択データのプレーンと、背景データのプレーンとを得て(S5)、これらのプレーンを合成して圧縮データを生成して(S6)、この圧縮データを指定された処理に供し(S7)、処理を終了する。指定された処理が圧縮データを転送する処理であれば、指定された転送先に当該圧縮データが転送されることになる。
一方、処理S3において「高画質モード」であれば、選択データと、前景データと、背景データとにそれぞれ圧縮処理を行い(S8)、選択データのプレーンと、前景データのプレーンと、背景データのプレーンとを得て、これらのプレーンを合成して圧縮データを生成して(S9)、処理S7に移行する。
なお、処理S6,S9におけるプレーンの合成は、例えばPDF(Portable
Document Format)として合成することができる。例えば高画質モードであれば、まず、背景データのプレーンを伸長して描画する指示を記述する。そして次に、前景データのプレーンと、選択データのプレーンとを伸長して前景データに含まれる画素のうち、対応する画素が選択データ上で有意画素となっている画素のみを選択的に、背景データの描画結果上に上書きさせる指示を記述する。
このように本実施の形態によると、処理を指定する簡易な操作で、当該処理の内容に応じて予め定められた条件に基づいて圧縮率が調整される。
本発明の実施の形態に係る画像処理装置の構成ブロック図である。 本発明の実施の形態に係る画像処理装置のプログラムの一例に係る機能ブロック図である。 分離圧縮部の処理内容例を表す機能ブロック図である。 孤立点除去処理の処理例を表す説明図である。 画像データの分離例を表す説明図である。 色別のデータに多層化する処理の例を表す説明図である。 穴埋処理や平滑化処理の処理例を表す説明図である。 本発明の実施の形態に係る画像処理装置の処理の例を表すフローチャート図である。 処理の内容を受け入れるインタフェースの例を表す説明図である。
符号の説明
1 画像処理装置、2 スキャナ、3 プリンタ、11 制御部、12 記憶部、13 操作部、14 表示部、15 通信部、16 入出力インタフェース、21 分離圧縮部、22 情報取得部、23 出力部、31 二値化部、32 孤立点除去部、33 マルチプレクサ、34 穴埋処理部、35 蓄積部、36 文字領域検出部、37 文字代表色決定部、38 平滑化処理部、39 選択部。

Claims (8)

  1. 処理対象となった画像データに対する処理の指定を受け入れる手段と、
    前記指定された処理の内容に基づいて分離圧縮条件を設定する手段と、
    前記設定された分離圧縮条件に基づいて、前記画像データの各画素を複数のプレーンに分離し、各プレーンの圧縮処理を行い、圧縮処理後の各プレーンのデータを含む圧縮データを生成する圧縮処理手段と、
    を含み、
    前記圧縮データが、前記指定された処理に供されることを特徴とする画像処理装置。
  2. 請求項1に記載の画像処理装置であって、
    前記指定された処理は、指定された転送先へ画像データを転送する処理であり、
    前記分離圧縮条件が、前記指定された転送先に基づいて設定されることを特徴とする画像処理装置。
  3. 請求項1に記載の画像処理装置であって、
    前記指定された処理は、指定された転送先へ画像データを転送する処理であり、
    前記分離圧縮条件が、前記転送の処理に係るプロトコルの種別に基づいて設定されることを特徴とする画像処理装置。
  4. 請求項1に記載の画像処理装置であって、
    前記指定された処理は、指定された転送先へ画像データを転送する処理であり、
    前記分離圧縮条件が、前記転送先のアドレス情報に基づいて設定されることを特徴とする画像処理装置。
  5. 請求項1から4のいずれか一項に記載の画像処理装置であって、
    前記分離圧縮条件は、プレーンの少なくとも一つについて、利用されている色数を低減する、限定色化処理を行うか否かの条件を含むことを特徴とする画像処理装置。
  6. 請求項1から5のいずれか一項に記載の画像処理装置であって、
    前記分離条件は、その設定によって、出力するプレーンの数が異なることを特徴とする画像処理装置。
  7. 処理対象となった画像データに対する処理の指定を受け入れ、
    前記指定された処理の内容に基づいて分離圧縮条件を設定し、
    前記設定された分離圧縮条件に基づいて、前記画像データの各画素を複数のプレーンに分離し、各プレーンの圧縮処理を行い、圧縮処理後の各プレーンのデータを含む圧縮データを生成して、
    前記圧縮データを、前記指定された処理に供することを特徴とする画像処理方法。
  8. コンピュータに、
    処理対象となった画像データに対する処理の指定を受け入れる手順と、
    前記指定された処理の内容に基づいて分離圧縮条件を設定する手順と、
    前記設定された分離圧縮条件に基づいて、前記画像データの各画素を複数のプレーンに分離し、各プレーンの圧縮処理を行い、圧縮処理後の各プレーンのデータを含む圧縮データを生成する圧縮処理手順と、
    を実行させ、
    前記圧縮データを、前記指定された処理に供させることを特徴とするプログラム。
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