JP5111227B2 - 印刷制御装置、印刷制御方法、及び、プログラム - Google Patents

印刷制御装置、印刷制御方法、及び、プログラム Download PDF

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Description

本発明は、画像形成装置により用紙上に画像を形成するための画像データをデジタルで生成、制御する印刷制御装置に関する。より具体的には、シアン、マゼンタ、イエロー、ブラック等の複数の有色トナーの他に少なくとも1色以上の特殊トナー(光沢度調整用のトナー等)を用いた印刷を制御する印刷制御装置、印刷制御方法、及び、プログラムに関する。
デジタル印刷技術は、オンデマンド印刷市場や少部数の文書印刷市場において、近年、確実にその利用価値を高めつつある。特に、電子写真技術を用いたフルカラー印刷は、生産性や印刷コスト、メンテナンスの容易性などの面で他の印刷技術よりも優位であり、急速にその市場を広めつつある。
その中で、特に従来のC、M、Y、K、4色のトナーを用いた電子写真印刷によるフルカラー印刷だけではなく、さらに特殊なトナーを用いた多色の印刷方式も注目を集めており、オンデマンド性、即時性の高い特殊印刷市場も視野に入ってきている。
特殊なトナー、例えば、透明トナーを使用した印刷が注目を集めている。カラーの印刷物に対して、透明トナーと呼ばれる印刷物に光沢を出すための特殊なトナーを重ねて印字するといった印刷装置がある。
なお、透明トナーの印刷方式としては、全面に一律に印刷し、光沢感を上げる方式が一般的であるが、それ以外に、部分的に印刷する方式の需要も高まりつつある。
特許文献1では、例えば、機器に関する情報をウォーターマークとして、透明トナーを用いて印刷するという提案がなされている。
また、特許文献2では、C、M、Y、Kの4色に加え、透明トナーを使用し、光沢性を上げるための技術の提案がなされている。
特開平6−262821号公報 特開2005−275250号公報
しかしながら、上記した従来技術においては、透明トナーを用いた印刷を行うが、特に透明トナー印刷を行う印刷装置における設定を考慮していない。このような印刷装置の設定を考慮しないと、例えば、各ページのトナー量の制限を正常に制御できずに、不完全な印刷が行われてしまう場合がある。
本発明は、上記の問題点を解決することを目的とするものである。つまり、ユーザがカラー印刷と透明トナーの印刷を指示した場合に、それらの印刷処理においてトナーの載り量に起因して、透明トナーが一部印刷されない等の不完全な印刷になってしまうことを防止できる仕組を提供することを目的とする。
本発明は、複数の有色トナーと光沢度調整用の特殊トナーを用いた印刷を指示する印刷ジョブを処理する印刷制御装置であって、前記印刷ジョブに基づき形成される画像において、前記複数の有色トナーの合計の載り量と前記特殊トナーの予め定められた載り量との合計の載り量が前記印刷ジョブで指定される印刷装置で印字可能なトナーの載り量の上限値を超えているか判定する判定手段と、前記判定手段により前記複数の有色トナーの合計の載り量と前記特殊トナーの予め定められた載り量との合計の載り量が前記上限値を超えていると判定された画像領域の全画像に占める割合に応じて、前記印刷ジョブを前記有色トナーで印刷するジョブと前記特殊トナーで印刷するジョブに分割する分割手段と、前記分割手段により分割されたジョブを印刷装置に対して送信する送信手段と、前記特殊トナーで印刷するジョブに基づく印刷を行う際に、前記有色トナーで印刷するジョブに基づいて印刷された印刷物を印刷装置の給紙手段にセットさせる際のガイド表示を当該印刷装置の表示手段に表示させるように指示する表示指示手段とを有することを特徴とする。
本発明によれば、ユーザがカラー印刷と透明トナーの印刷を指示した場合に、それらの印刷処理においてトナーの載り量に起因して、透明トナーが一部印刷されない等の不完全な印刷になってしまうことを防止できる。
本実施例における透明トナーを印字する方法としては、以下に示す第1の方法、第2の方法を利用する。
〔第1の方法〕透明トナーを印字する際には、ユーザ作業により、カラー印刷ジョブと透明トナー印刷ジョブの2つのジョブを別々に生成し、カラー印刷ジョブによる成果物に対して、透明トナー印刷ジョブに基づく印刷する方法。具体的には、透明トナー印刷ジョブとして、フォームデータのように印刷装置のBOX領域などに画像データを格納し、ユーザがカラー印刷ジョブによる成果物を給紙段などにセットした後に、フォーム合成印刷のように透明トナーの印刷を行う方法がある。ここで、カラー印刷を行う装置と透明トナーの印刷を行う装置は別の装置であってもよい。
〔第2の方法〕カラー印刷と透明トナーの印刷を1つのジョブで行う方法。
しかし、上記方法にはそれぞれ後述するような課題もありうるので、両方法の適切な利用による印刷方法を本発明において提供することとする。
〔第1の方法の課題〕1つの印刷物を仕上げるのにジョブを2回に分けて投入する必要があり、その作業はユーザにとって非常に煩わしいものであった。
また、透明トナーの使用の有無が混在したジョブでは、透明トナーを使用するページと使用しないページが混在しているため、1回目の印刷(CMYKの4色トナー印刷)を行うページと、2回目の印刷(透明トナー印刷)を行うページに差異が出てくる。そのため、1回目の印刷と2回目の印刷の両方を行うページと、1回目の印刷のみを行うページとに印刷物をソートする必要も発生し、ジョブ投入にさらに煩雑な設定が必要になるという課題もあった。
さらに、透明トナーで印刷する際に、先にカラー印刷した印刷物をどの印刷装置の給紙段にどの方向でセットすれば良いか非常に判りづらい。このため、カラー印刷した印刷物(成果物)を異なる給紙段にセットしてしまったり、表裏逆にセットしてしまったりして、透明トナーの印刷に失敗してしまうといった事態も頻繁に発生する。
〔第2の方法の課題〕C、M、Y、Kの4色のカラートナーに、透明トナーが加わることで、一度の印刷処理に使用されるトナーの量が増えてしまう。なお、印刷装置における印刷時に1枚の用紙の各画素に対して、トナーを載せすぎると、画像に滲み等の乱れが生じたり、搬送エラーなどの原因にもなる。そのため、1度の印刷処理において1枚の用紙に対しては、各画素にある一定量までしかトナーを使用できないように上限値が設定されている。例えば、単色の最大のトナーの載り量を100%とした場合に、上限値が240%等と設定されている。
よって、上述のように、1つのジョブでカラー印刷と透明トナーの印刷を実行する場合、印刷装置に設定を考慮したジョブの指定法を用意しなければならない。当然、この考慮をしなければ、各画素のトナーの載り量の上限を超えてしまい、透明トナーが一部印刷されない、印刷処理自体を行わないなどの不完全な印刷になってしまう可能性があるという問題点があった。また、これら課題を解決するために透明トナーの塗布量を少なくすると、十分な光沢が得られない成果物となってしまう。
後述で詳細に説明するが、本発明では指定法の容易さを考慮し、1つのジョブでカラー印刷と透明トナーを印刷指示することとする。そして、印刷によるトナーの載り量を判断し、1ページの各画素に対するトナーの載り量が印刷装置の上限を超えてしまう場合は、2ジョブに分割して印刷装置に印刷指示をする構成とする。つまり、トナーの載り量に応じて、第2の方法から第1の方法に切換えることを主要な構成としている。第1の方法を用いることで、通常の用紙に印刷するのと同様な状態で透明トナーの印刷が行えるので、十分な量の透明トナーを所望な部分へ塗布することが可能となる。
さらに、1つのジョブが2つのジョブに分割された際にも、透明トナー印刷の際に、ユーザに対してガイドを表示することで、先に印刷されるカラー印刷物のセット方法を誤ってしまうといった事態の発生も抑えることを可能とする。つまり、ユーザはカラー印刷した印刷物の給紙手段へのセットも、ガイド表示を見ながら正しい給紙段に正しい方向で容易に行うことができる。
以下、本発明を実現するための詳細な説明として、実施例を記載する。
〔第1実施形態〕
<画像処理システム>
図1は、本発明の一実施形態に係る画像処理システムを示すシステム構成図である。
図1において、クライアントコンピュータ101は、ユーザがアプリケーションにより文書データを作成するのに用いられる。印刷装置102は、本実施例においては、例えば電子写真方式のいわゆる複合機とも呼ばれる複数の機能を有する複写機である。
PDL(Page Description Language)コントローラ103は、クライアントコンピュータ101で作成されたデータ及びプリンタドライバから印刷するときに出力されるPDLデータを解釈する。そして、PDLコントローラ103は、クライアントコンピュータ101で作成されたデータを、ビットマップに展開し印刷装置102に送信する。
104は制御用インタフェースケーブルである。この制御用インタフェースケーブル104を介して、印刷装置102に印刷データが送信されたり、印刷データをスキャンしたりするときの制御コマンドがやり取りされる。
105はビデオインタフェースケーブルである。このビデオインタフェースケーブル105を介して、展開されたビデオデータが印刷装置102に送信される。
106はPDLコントローラのLANケーブルである。このLANケーブル106を介して、クライアントコンピュータ101とPDLコントローラ103は、ネットワーク接続されている。
なお、クライアントコンピュータ101は、パーソナルコンピュータ等であり、不図示のCPU、ROM、RAM、HDD等を有し、CPUがHDD又はROMに格納されるプログラムを必要に応じてRAMを用いて実行することにより各種機能を実現する。
<印刷装置>
図2は、図1に示した印刷装置102の構成の一例を示す断面図である。
図2において、イメージスキャナ部201は、原稿を読み取り、デジタル信号処理を行う。また、プリンタ部202は、イメージスキャナ部201によって読み取られた原稿画像に対応した画像を用紙にフルカラーでプリント出力する。
イメージスキャナ部201において、200は鏡面圧板である。また、原稿台ガラス(プラテン)203上の原稿204は、ランプ205−1、205−2で照射される。
そして、ランプ205−1、205−2から発せられた光は、ミラー206、207、208に導かれ、レンズ209によって、3ラインの個体撮像素子センサ(CCD)210−1、210−2、210−3上に像を結ぶ。そして、原稿204のフルカラー情報としてのレッド(R),グリーン(G),ブルー(B)の3つの画像信号が信号処理部211に送られる。
なお、ランプ205−1、205−2とミラー206は、速度vで、ラインセンサの電気的走査(主走査)方向に対して垂直方向に機械的に動くことによって、原稿全面を走査(副走査)する。ミラー207、ミラー208は、速度1/2vでラインセンサの電気的走査(主走査)方向に対して垂直方向に機械的に動くことによって、原稿全面を走査(副走査)する。
ここで、原稿204は、主走査及び副走査ともに600dpi(dots/inch)の解像度で読みとられる。読み取られた画像信号は、原稿1ページ分の単位で信号処理部211の内部のデータ蓄積手段に蓄積される。
信号処理部211において、内部に蓄積された画像信号は、画素単位で電気的に処理され、マゼンタ(M),シアン(C),イエロー(Y),ブラック(Bk)の各成分に分解されて、プリンタ部202に送られる。また、信号処理部211の内部には透明パターン生成部があり、透明画像データ(CL)を画素単位で生成し同じくプリンタ部202へ送出する。
送出されたM、C、Y、Bk、CLの画像信号がレーザードライバー212に送られる。レーザードライバー212は、送られてきた画像信号に応じ、半導体レーザー213を変調駆動する。
レーザー光は、ポリゴンミラー214、fθレンズ215、ミラー216を介し、感光ドラム217上を走査する。ここで、読取と同様に主走査及び副走査ともに600dpi(dots/inch)の解像度で書込まれる。
回転現像器218は、マゼンタ現像部219、シアン現像部220、イエロー現像部221、ブラック現像部222、クリア(透明)現像部223を有する。5つの現像部219〜223が、交互に感光ドラム217に接し、感光ドラム217上に形成された静電現像を各色(M,C,Y,Bk,透明(クリア))のトナーで現像する。
転写ドラム224は、用紙カセット225又は用紙カセット226、又は、手差しトレイ227より供給される用紙を、この転写ドラム224に巻き付け、感光ドラム217上に現像された像を用紙に転写する。
この様にして、M,C,Y,Bk及びクリア(透明)の5色が順次転写された後に、用紙は、定着ユニット228を通過して、トナーが用紙に定着された後に排紙される。
なお、透明(クリア)トナーは、定着後に透明になるトナーであり、光沢度調整用の特殊トナーである。
<PDLコントローラ>
図3は、図1に示したPDLコントローラ103の構成を示すブロック図である。
クライアントコンピュータ101(図1)から印刷を行う場合、クライアントコンピュータ101で作成されたプリントジョブは、ネットワークを経由してPDLコントローラ103に送られる。本実施形態の場合、このプリントジョブは、ページ記述言語(PDL:Page Description Language)で記述されたPDLデータである。
そして、PDLコントローラ103の中では、クライアントコンピュータ101から送られてきたPDLデータは、ネットワークインタフェース部302を経由して受信され、制御部301によりバンド毎にラスタ画像データに展開される。さらに、画像データは、画像圧縮伸長処理部303により圧縮され、画像メモリ305に書き込まれる。
そして、制御系インタフェース部306を経由して、印刷装置102内のデバイスコントローラに対してプリント指示が行われる。そして、画像メモリ305から読み出された圧縮画像データは、画像圧縮伸長処理部303により伸長される。
その後、画像データは、画像系ビデオインタフェース部307を経由して、印刷装置102の不図示のデバイスコントローラに送られて、画像形成が行われ、印刷される。
なお、制御部301は、不図示のCPU、ROM、RAM等を有し、CPUがROM又はハードディスク304に格納されるプログラムを必要に応じてRAMを用いて実行することにより各種制御を実現する。
<透明トナー印刷の印刷設定>
以下、図4を用いて、透明トナー(クリアトナー)を使用して印刷を行うときの印刷設定について説明する。
図4は、プリンタドライバの印刷設定ウィンドウを示す図である。この印刷設定ウィンドウは、クライアントコンピュータ101の不図示のCPUがHDDに格納されるプログラムを実行することによりクライアントコンピュータ101の不図示のモニタに表示される。この印刷設定ウィンドウは、クライアントコンピュータ101の不図示のキーボードやポインティングデバイスにより入力設定可能である。
図4に示すように、プリンタドライバの印刷設定ウィンドウ400は、ページ設定401、仕上げ402、給紙403、印刷品質404、4つのタブを有する。
また、印刷設定ウィンドウ400は、OKボタン409、キャンセルボタン410も有する。
図4では、仕上げタブを選択したところを示しており、透明トナーを使用する際には、透明トナーの設定405の、すべて406、現在のページ407、408ページ指定の中から、いずれかを用いて設定する。この際、透明トナーが印刷される領域は、ページ全面またはカラーオブジェクトが存在する部分のみとするなどを指定できる。また、ユーザ自身に自由に領域指定させる、もしくはウォータマークのような画像を選択するといった方法であってもよい。
<透明トナー版を含む処理>
クライアントコンピュータ101から送信された透明トナー版を含む印刷ジョブは、CMYK版とページ毎に透明トナー使用属性(図4の405の設定に基づく)を持ったPDLデータである。このPDLデータは、クライアントコンピュータ101からPDLコントローラ103に送信されRIP処理が行われる。
図5は、本発明の印刷制御装置における透明トナー版を含む印刷処理の一例を示すフローチャートである。なお、このフローチャートの処理は、PDLコントローラ103の制御部301の不図示のCPUがROM又はハードディスク304に格納されるプログラムをRAMに読み出して実行することにより実現される。
制御部301は、クライアントコンピュータ101から送られてきたPDLデータをネットワークインタフェース部302を経由して受信すると、本フローチャートの処理を開始する。
まず、ステップS501おいて、制御部301は、上記受信したPDLデータに対してCMYK版RIP処理(図6)を実行し、CMYK各色8ビットで1画素当たり32Bitのデータを作成する。なお、ここで、図6を用いて、CMYK版RIP処理について説明する。
<CMYK版RIP処理>
図6は、図5のステップS501に示したCMYK版RIP処理の一例を示すフローチャートである。なお、このフローチャートの処理は、PDLコントローラ103の制御部301の不図示のCPUがROM又はハードディスク304に格納されるプログラムをRAMに読み出して実行することにより実現される。
ステップS601において、制御部301は、クライアントコンピュータ101のプリンタドライバで生成されて、PDLコントローラ103に送信されたCMYK版の分版データのコマンド解析を行う。
次に、ステップS602において、制御部301は、コマンド解析の結果からRIP対象のオブジェクト判定を行う。判定されるオブジェクトは、文字、画像、グラフィックスの3種類である。
次に、ステップS603において、制御部301は、ラスタライズを行い、出力画像データを生成する。なお、この出力画像データは、画像圧縮伸長処理部303により圧縮され、画像メモリ305に書き込まれる。
次に、ステップS604において、ステップS602のオブジェクト判定結果とステップS603の出力画像データ生成結果に基づいて、図7に示す属性フラグの設定を行う。ここで、図7を用いて属性フラグについて説明する。なお、この属性フラグは、圧縮されずにそのまま画像メモリ305に書き込まれる。
<属性フラグ>
図7は、属性フラグの構成の一例を示す図である。
属性フラグは、出力画像データの画素ごとの属性情報が埋め込まれた8ビットからなる情報である。画像データに同期して、画像系ビデオインタフェース部307からビデオインタフェースケーブル105を介して印刷装置102に送信される。
図7に示すように、属性フラグは、以下の属性情報から構成されている。
Bit0Bit1:オブジェクト属性(文字:00、画像:01、グラフィックス:10)
Bit3:下地属性(背景部のとき1を設定)
Bit4:高精細文字処理フラグ(オブジェクトが文字で高精細文字画像処理を行うとき1を設定)
Bit6:CMYK+透明トナー属性(CMYK版、透明トナー版を同時に印刷する場合に1を設定)
Bit7:透明トナー属性(透明トナー版のみで印刷する場合に1を設定)
この属性フラグの属性情報(特にBit6,Bit7)に基づいて、印刷装置102内のデバイスコントローラでは、オブジェクトの属性ごとにスクリーンの設定を変えるなど最適な画像処理を行う。
なお、CMYKの画像データは、PDLコントローラ103内の画像圧縮伸長処理部303で一度非可逆圧縮されて画像伸長後に印刷装置に送られる。しかし、属性情報は、圧縮されることなく印刷装置に送られる。
なお、上記図6のステップS604では、属性フラグのBit6及びBit7には「0」が格納される。
図6のステップS604で属性フラグの設定処理が終了すると、制御部301は、図5のフローチャートに処理を戻す。
以下、図5のフローチャートの説明に戻る。
ステップS501のCMYK版RIP処理(図6)が終了すると、制御部301は、ステップS502に処理を進める。
上述したように、クライアントコンピュータ101から受信した透明トナー版を含む印刷ジョブは、CMYK版とページ毎に透明トナー使用属性(図4の405の設定に基づく)を持ったPDLデータである。ステップS502では、制御部301は、上記受信したPDLデータにプリンタドライバから送られてきた透明トナー使用属性が含まれるか否かを判定する。
そして、ステップS502で、PDLデータにプリンタドライバから送られてきた透明トナー使用属性が含まれないと判定した場合には、制御部301は、ステップS503に処理を進める。
ステップS503では、制御部301は、RIPした全ての版をホールドする。ここでは、CMYK版をホールドする。なお、ホールドとは、印刷装置102へRIP結果を送信せず、PDLコントローラ103内の記憶手段(例えば、画像メモリ305やハードディスク304)に保存することである。
そして、ステップS503の処理が終了すると、制御部301は、ステップS508に処理を進める。
一方、ステップS502で、PDLデータにプリンタドライバから送られてきた透明トナー使用属性が含まれると判定した場合には、制御部301は、ステップS504に処理を進める。
ステップS504では、制御部301は、透明トナー版のRIP処理(図8)を行い、各画素8ビットのデータを作成する。なお、ここで、図8を用いて、透明トナー版のRIP処理について説明する。
<透明トナー版のRIP処理>
図8は、図5のステップS504に示した透明トナー版のRIP処理の一例を示すフローチャートである。なお、このフローチャートの処理は、PDLコントローラ103の制御部301の不図示のCPUがROM又はハードディスク304に格納されるプログラムをRAMに読み出して実行することにより実現される。
まず、ステップS801において、制御部301は、ステップS501(図6)で実行されたCMYK版のRIP処理結果を元に透明トナー版のラスタライズ処理を行い、透明トナー版の出力画像データを生成する。なお、この出力画像データは、画像圧縮伸長処理部303により圧縮され、画像メモリ305に書き込まれる。
透明トナー版の出力画像データは、各画素8Bitのデータで作成される。それぞれの画素の値は、CMYK版の各画素の総トナー量を元に算出される。ここで、総トナー量とは、C、M、Y、Kの4色を合わせた合計の信号量により画素ごとに用紙に転写されるトナー量(トナーの載り量)を示す。
通常、総トナー量は、単色の最大値を100%としたパーセント値として表現される。画像信号が8ビットの整数で表現されている場合、単色の最大値は「255」なので、C、M、Y、Kの加算値を100/255倍して総トナー量とする。
通常、総トナー量の一般的な上限値は、200〜280%程度であり、作像プロセスによって決定される。
例えば、
(イ)透明トナーを各画素50%(予め定められた載り量)以上載せることが必要、
(ロ)最大総トナー量の画素がC=140、M=140、Y=140、K=140、
(ハ)印刷装置の上限値(印刷装置で印字可能なトナーの載り量の上限値)が240%
であったとすると、C、M、Y、Kの最大総トナー量は以下の式(1)で算出される値となる。ここで、透明トナーが各画素に対して50%以上載せるのは、クリアトナーの印刷による効果が十分補償できるからである。この値は、当然トナーの材料や作像プロセス等に応じて所定の値が設定される。
C、M、Y、Kの最大総トナー量=(140+140+140+140)×100/255=220%・・・(1)
この場合、透明トナーを50%とすると、最大総トナー量の画素におけるC、M、Y、K、透明トナーの総トナー量は、220%+50%=270%となる。
また、透明トナーを用いる全ての画素は、同じ総トナー量である必要がある。そのため、他の透明トナーを使用する画素(最大総トナー量の画素以外で透明トナーを使用する画素)では、透明トナーのトナー量は以下の式(2)で求まる値で単色の最大値「255」を超えない値を設定する。なお、単色の最大値「255」を超える場合は「255」とする。
透明トナーのトナー量=(270−(C+M+Y+K)×100/255)×255/100・・・(2)
以上のように、ステップS801の透明トナー版のラスタライズ処理を完了して透明トナー版の出力画像データが生成されると、制御部301は、ステップS802に処理を進める。
ステップS802では、制御部301は、ステップS801のラスタライズ処理結果から、属性フラグの設定を行う。ここで、制御部301は、C、M、Y、Kに加え、透明トナーによる総トナー量が、印刷装置の上限値(上記の例では240%)を超えた場合は、制御部301は、その画素の属性フラグのBit7に「1」を設定する。印刷装置の上限値を超えなかった場合は、制御部301は、その画素の属性フラグのBit6に「1」を設定する。
図8のステップS802で属性フラグ設定処理が終了すると、制御部301は、図5のフローチャートに処理を戻す。
以下、図5のフローチャートの説明に戻る。
ステップS504の透明トナー色版RIP処理(図8)が終了すると、制御部301は、ステップS505に処理を進める。
ステップS505では、制御部301は、S501でのCMYK版のRIP結果、及び、S504での透明トナー色版のRIP結果から、当該ページ内に印刷装置102で使用可能なトナー量の上限値を超えている部分(画素)があるか否かを判定する。
そして、ステップS505で、当該ページ内に印刷装置102で使用可能なトナー量の上限値を超えている部分がないと判断した場合には、制御部301は、ステップS503に処理を進める。
そして、ステップS503では、制御部301は、RIPした全ての版をホールドする。即ち、ここでは、S501でRIPしたCMYK版と透明トナー版とを合併して、各画素8BitでCMYK+透明トナーの計40Bitの出力画像データを生成する。また、S501で生成した属性フラグのBit6に「1」を立て、CMYK透明トナー版の属性フラグとする。そして、これら合併して生成した出力画像データと属性フラグをCMYK透明トナー版としてホールドする。そして、ステップS508に処理を進める。
一方、ステップS505で、当該ページ内に印刷装置102で使用可能なトナー量の上限値を超えている部分があると判断した場合には、制御部301は、ステップS506に処理を進める。この際には、例えば1ページの全画像あたりのトナーの載り量の上限値を超えている画像領域の占める割合が所定の閾値を超える(クリアトナーの載り量が50%を保証できない)か否かを判断するとしてもよい。これは、1ページあたり2、3画素のみ上限を超えていても、クリアトナー印刷による効果は十分発揮できるからである。この閾値は、ユーザにより設定してもよい。
ステップS506では、制御部301は、S501でRIPしたCMYK版のデータを印刷装置102へ送信して印刷装置102に印刷を実行させる。印刷装置102は、このCMYK版のデータを受信してCMYK版の印刷を行う。
次に、ステップS507において、制御部301は、PDLコントローラ103はS504でRIPした透明トナー色版をホールドする。この際、S504(詳細にはS802)で生成した属性フラグのBit7に「1」を立て、透明トナー版の属性フラグとする。そして、該出力画像データと属性フラグを透明トナー版としてホールドする。そして、ステップS508に処理を進める。
次に、ステップS508では、制御部301は、全ページのRIPを終了したか否かを判定する。
そして、ステップS508で、まだ全ページのRIPを終了していないと判定した場合には、制御部301は、ステップS501に処理を戻し、次のページの処理を行う。
一方、ステップS508で、全ページのRIPを終了したと判定した場合には、制御部301は、ステップS509に処理を進める。
ステップS509では、制御部301は、トナー量上限値を超えた部分を含むページが1ページでもあったかどうかを判定する。
そして、ステップS509で、トナー量上限値を超えた部分を含むページが1ページもなかったと判定した場合には、制御部301は、ステップS510に処理を進める。
ステップS510では、制御部301は、ステップS503でホールドした全ページのデータを印刷装置102へ送信して印刷実行させるように制御する。これにより印刷装置102にて、ホールドされていた全ページの印刷が実行される。なお、透明トナーの使用が設定されているページでは、CMYK版と透明トナー版とが同時に印刷される。
一方、ステップS509で、トナー量上限値を超えた部分を含むページがあったと判定した場合には、制御部301は、ステップS511に処理を進める。
ステップS511では、制御部301は、S506で印刷装置102に送信したCMYK版データに基づいて印刷された印刷物を印刷装置102の給紙トレイへセットする旨のガイド表示(図9又は図10)を印刷装置102の不図示の操作パネルに行うように指示する。
印刷装置102の不図示のデバイスコントローラは、上記PDLコントローラ103からの表示指示(S511の指示)に応じて、印刷装置102の不図示の表示装置に図9又は図10のような表示を出力する。なお、この表示は、印刷装置102に対してステップS506でPDLコントローラ103から送信したCMYK版データに対応する印刷処理が全て完了した後に実行されるものとする。又は、PDLコントローラ103の制御部301が、印刷装置から、ステップS506でPDLコントローラ103から送信したCMYK版データに対応する印刷処理が全て完了した旨の通知を受け取った後に、S511の処理を実行するものとする。
図9は、本発明に係る用紙カセットへCMYK印刷された用紙をセットする際の指示画面(ガイド表示画面)の一例を示す表示画面である。
図10は、本発明に係る手差しトレイへCMYK印刷された用紙をセットする際の指示画面(ガイド表示画面)の一例を示す表示画面である。
ここで、どの給紙元(給紙トレイ又は用紙カセット)に用紙をセットするかは、プリンタドライバで指定しなかった場所(給紙元)を選択する。例えば、プリンタドライバで用紙カセット226を指定していた場合は、用紙カセット225を選択する。また、複数の用紙を使用するため、プリンタドライバで用紙カセット225と用紙カセット226の両方を指定していた場合は、手差しトレイ227を選択する。
用紙カセット225又は用紙カセット226を選択した場合、用紙カセット225、用紙カセット226では用紙が反転し給紙されることから、制御部301は、印刷装置102の不図示の操作パネルに図9のような画面を表示するように指示する。即ち、901に示すように印刷した用紙をセットする場所(図中網かけされた給紙カセット)と、902に示すように印刷した用紙をセットする向き(用紙の向き(表向))を指示する。
手差しトレイ227を選択した場合、手差しトレイ227では用紙がそのまま給紙されることから、制御部301は、印刷装置102の不図示の操作パネルに図10のような画面を表示するように指示する。即ち、1001に示すように印刷した用紙をセットする場所(図中網かけされた手差しトレイ)と、1002に示すように印刷した用紙をセットする向き(用紙の向き(裏向))を指示する。
このようなPDLコントローラ103からの指示により、印刷装置102は、不図示の操作パネル上に、図9又は図10のような画面を表示する。詳細には、印刷装置102は、印刷した用紙(S506の指示でCMYK印刷した印刷物)をセットする給紙元とセットする向き(表裏、天地等)を指示する画面を表示する。これにより、印刷した用紙をセットする給紙元とセットする向きをユーザへ通知することができる。
なお、図9又は図10の画面に、ジョブID,ユーザ名等を表示するようにしてもよい。
ユーザは、図9又は図10のような画面に従って用紙をセットしたら、操作パネルの印刷ボタン(903又は1003)を押下することにより、ホールドジョブの印刷指示を行う。これにより、印刷装置102の不図示のデバイスコントローラは、対応するホールドジョブをPDLコントローラ103に要求する。
そして、ステップS512において、制御部301は、印刷装置102からホールドジョブの要求を受信すると、S507でホールドした透明トナー色版のジョブ、及び、S503でホールドした全ての版のジョブを印刷装置102に送信し印刷するよう制御する。
これにより、印刷装置102では、透明版ジョブの印刷、及び、S503でホールドされた全て版のジョブの印刷が行われる(即ち、全ページの印刷が行われる)。なお、透明版ジョブの印刷では、上記画面で指示した給紙元(プリンタドライバで指定しなかった給紙元)からCMYK版を印刷済みの用紙が給紙されて印刷される。また、S503でホールドされた全て版のジョブの印刷では、プリンタドライバで指定した給紙元から用紙が給紙されて印刷される。
なお、図5のステップS512では、印刷装置102からのホールドジョブの送信要求に応じて、PDLコントローラ103が、ホールドジョブを印刷装置102へ送信する構成について説明した。
しかし、ステップS511の給紙表示の指示の前に、透明トナー色版のホールドジョブと、全ての版のホールドジョブを印刷装置102に送信して印刷装置のボックス(ハードディスク)に保存させておくように構成してもよい。この構成の場合、ユーザは、図9又は図10のような画面に従って用紙をセットしたら、操作パネルより、ボックスに格納された透明トナー色版のホールドジョブの印刷指示を行って印刷する。また、同様に、操作パネルより、ボックスに格納された全ての色版のホールドジョブの印刷指示を行って印刷する。
また、この構成では、図9又は図10の画面に、ジョブのボックス番号,ユーザ名等を表示するようにしてもよい。
さらに、図5のステップS505において、トナー量上限値オーバーと判断した場合には、この印刷データの送信元のホストコンピュータに、「正常に印刷できません。中止しますか?」といった警告を出し、「はい」,「いいえ」を選択させるようにしてもよい。このように、トナー量上限値オーバーの場合に、ジョブを分割するか、印刷自体を中止するかを選択することができる。例えば、プリンタが遠隔地にあるとき、ジョブが分割されると困るため、ユーザは「いいえ」を選択して、印刷自体をキャンセルすることも可能である。
また。「ジョブを分割して印刷する」、「印刷自体をキャンセルする」、「CMYK版のみで印刷する」を選択させる画面を表示させるようにしてもよい。
これらの選択画面により、ユーザは、トナー量上限値オーバーの場合に、所望の印刷動作を選択することができる。例えば、上述したようにジョブを分割して印刷させることができる。また、印刷自体をキャンセルさせることができる。また、とりあえずCMYK版のみで印刷させることができる(その後、全面を透明トナー印刷する)。
また、上述した例では、PDLコントローラ103からの指示があると、即座に、印刷装置102が図9,図10に示したような画面を表示する場合について説明した。しかし、印刷装置102は、図9,図10に示したような画面を、該当するユーザが印刷装置102にログインした際に、表示するように構成してもよい。これにより、ユーザが誤って他人のジョブを操作するといった事態の発生を抑えることができる。
<印刷設定のオーバーライドと再RIP処理>
PDLコントローラ103を使った印刷では、プリンタドライバの設定によって、印刷装置102に印刷するだけでなく、PDLコントローラ103のハードディスク304にPDLデータを残すことができる。
その場合、ユーザは、クライアントコンピュータ101からPDLコントローラ103にウェブブラウザでアクセスすることによって以下に示すようなことが可能となる。
即ち、ユーザは、自分が送信した印刷ジョブの設定を変更したり(印刷オプションのオーバーライド)、RIPだけさせたり、RIPされた画像を削除したり、再度、RIPを行ったりすることができる。RIPされた画像がある印刷ジョブに関しては、ウェブブラウザから印刷ジョブをプレビューすることができる。
図11は、PDLコントローラ103にアクセスしたときのウェブブラウザの表示が示されている画面の一例を示す図である。
図11において、1101は、PDLコントローラ103のステータス表示である。1102は、PDLコントローラ103で印刷したジョブの一覧を示す。例えば、図11において、ジョブの一覧1102では、上から3番目のジョブが選択されている。
1103はプロパティボタンで、ジョブのプロパティを表示するためのボタンである。このプロパティボタン1103を押下すことにより、印刷設定を変更することができる。1104はプレビューボタンで、選択されたジョブのプレビューを行うためのボタンである。1105はRIP処理ボタンで、PDLデータのRIPを行うためのボタンである。
1106は削除ボタンで、ジョブの一覧1102で選択されたジョブを削除するためのものである。1107は印刷ボタンで、ジョブの一覧1102で選択されたジョブの印刷を実行するためのものである。
なお、透明トナーを使用する設定のジョブをプレビューした場合には、透明トナー版は属性情報に適用され、CMYK画像に適用されていないので透明トナー版は表示されない。
しかし、プロパティボタン1103を押下して透明トナーを使用するという設定をオフに変更し、RIP処理ボタン1105を押下して再RIP処理後にプレビューを行うと、以下のようになる。即ち、透明トナー版は、特色の処理として予め定義された色で、CMYK画像に適用されるため、透明トナー版もCMYK版と同様にモニタ表示される。
以下、図12を用いて、印刷装置102での版の生成(印刷装置102内部の画像処理)について説明する。
<印刷装置102での版の生成>
図12は、印刷装置102内部の画像処理の一例を示すフローチャートである。なお、このフローチャートの処理は、印刷装置102の不図示のデバイスコントローラ内のCPUがROM等の記録媒体に格納されるプログラムを実行することにより実現される。
図12に示されている処理では、まず、PDLコントローラ103で生成された画像データ1204とそれに付随する属性情報1205が印刷装置102に入力される。
属性情報1205のBit6,Bit7(図7)は、入力された画像データ1204のデータ解釈で使用される。Bit6に「1」がたっていた場合は、画像データ1204は、各画素8BitでCMYK+透明の計40Bitとして解釈される。また、Bit7に「1」がたっていた場合は、画像データ1204は、各画素8Bitで透明の1色のみの8Bitで解釈される。また、Bit6、Bit7ともに「0」の場合は、画像データ1204は、各画素8BitでCMYKの32Bitで解釈される。
そして、ステップS1201において、印刷装置102のデバイスコントローラは、画像データ1204に対して色処理を実行して印刷装置側で色を変更する。詳細には、印刷装置102のデバイスコントローラは、まず、C、M、Y、K、CL(透明のトナー)の各色の値に対し、100/255倍することでトナー量のパーセント値を求める。
そして、C、M、Y、K、CLのトナー量のパーセント値が決定したら、印刷装置102のデバイスコントローラは、ステップS1202において、S1201で色処理された画像データの各色のデータに対して印刷装置102に最適なガンマ処理を施す。
次に、ステップS1203において、印刷装置102のデバイスコントローラは、S1202でガンマ処理された画像データの各色のデータに対して画像形成処理を施す。画像形成処理には、スクリーン処理や誤差拡散処理等がある。
なお、以上のように画像処理された画像データに基づいて、印刷装置102は、不図示のプリンタ部にて用紙に印刷を行う。
以上説明したように、本実施形態によれば、透明トナーを用いた印刷において、トナーの載り量が印刷装置の上限を超えてしまい、従来では透明トナーを用いた印刷が行えないような場合であっても、ユーザは1度のジョブ投入で、透明トナーを用いた印刷を容易に行うことができる。
なお、本実施形態において、PDLコントローラ103が行った処理を印刷装置102自身が行うように構成してもよい。
以上、述べてきたように、CMYKのトナーに加えて透明トナーを用いたジョブを実行する場合、総トナー量が印刷装置の制限を超え、透明トナーが一部印刷されない等の不完全な印刷になってしまう可能性がある。本実施形態では、トナーの載り量を超えてしまうような場合、上記1つのジョブを、あえて2つのジョブに分けてプリンタに対して印刷指示をする。さらに、2回にわけて印刷する際に、印刷用紙をセットするためのガイド表示をパネルに表示する。
このような構成により、1つのジョブでカラー印刷と透明トナーを印刷指示され、印刷装置のトナー載り量の上限を超えてしまうような場合であっても、透明トナーが一部印刷されない等の不完全な印刷になってしまうことを防止できる。
また、ユーザにとっては、一度のジョブ投入で印刷を行え、手動操作で2つのジョブを投入するといった煩雑な操作も回避できる。
さらに、1つのジョブが2つのジョブに分割された際にも、透明トナー印刷の際に、先に印刷されるカラー印刷物のセット方法を誤ってしまうといった事態の発生も抑えることができる。
〔第2実施形態〕
図13は、本発明の他の実施形態に係る画像処理システムを示すシステム構成図である。
ここでは、他の実施形態として、図13に示すように、PDLコントローラ103が印刷装置1302及び印刷装置1303に接続されている例を挙げる。
ここで、印刷装置1302は、透明トナーによる印刷ができない印刷装置とする。また、印刷装置1303には透明トナーによる印刷が可能な印刷装置とする。
ユーザがクライアントコンピュータから、PDLコントローラ103に対して、印刷装置1302を出力機器に指定した、透明トナーを使用するジョブを投げると、PDLコントローラ103の制御部301は、図5に示したフローチャートと同様の処理を実行する。
ただし、上述した第1実施形態とは異なり、ステップS510及びステップS512で印刷装置へ送信するデータに透明トナーを使用する設定がされていた場合、制御部301は、透明トナーを用いた印刷が可能な印刷装置1303へデータを送信するように制御する。
また、図5のステップS511で示した表示は、用紙セットの向きに加え、印刷装置1303へセットする旨を表示するように制御する。
〔第3実施形態〕
上記第1実施形態では、総トナー量が印刷装置102のトナー量上限をオーバーする場合に、ジョブをCMYK版と透明トナー版に分割する構成について説明した。本実施形態では、総トナー量によらず、CMYK版と透明トナー版を別々のジョブに分けて印刷する指示をユーザから行うことが可能な構成になっている。
図14は、本発明の第3実施形態におけるプリンタドライバの印刷設定ウィンドウを示す図である。この印刷設定ウィンドウは、クライアントコンピュータ101の不図示のCPUがHDDに格納されるプログラムを実行することによりクライアントコンピュータ101の不図示のモニタに表示される。この印刷設定ウィンドウは、クライアントコンピュータ101の不図示のキーボードやポインティングデバイスにより入力設定可能である。
図14において、1401はジョブを分割する指示を行うチェックボックスである。ユーザは、このチェックボックスにチェックを入れることにより、総トナー量によらず、CMYK版と透明トナー版を別々のジョブに分けて印刷する指示(分割指定)を行うことができる。
また、逆に、総トナー量が印刷装置102のトナー量上限をオーバーする場合でもジョブをCMYK版と透明トナー版に分割せず、ジョブをキャンセルする指示をユーザから行うことが可能な構成でもよい。
即ち、プリンタドライバの印刷設定ウィンドウ上に、ジョブを分割しない指示を行うチェックボックスを設ける。ユーザは、このチェックボックスにチェックを入れることにより、総トナー量が上限値を超える場合には、自動的にジョブをキャンセルすることができる。
〔第4実施形態〕
上記各実施形態では、クライアントコンピュータから投入された印刷ジョブについて説明した。しかし、印刷装置102のイメージスキャナ部201で読み取った画像データをプリンタ部202で透明トナーを用いて印刷するコピージョブに、本発明を適用してもよい。また、印刷装置102のボックス(ハードディスク)に保存されるデータを透明トナーを用いて印刷する印刷ジョブに、本発明を適用してもよい。
このようなジョブを実行する際はトナー載り量を算出し、トナー載り量が印刷装置102の上限値を超えている場合には、該ジョブをCMYK(有色トナー)のジョブと、透明トナーのジョブに分割する。そして、有色トナーのジョブを印刷した後に、図9又は図10に示すような表示を出力する。そして、CMYKのジョブに基づいて印刷された用紙が上記表示で指定される給紙手段にセットされたら、透明トナーのジョブを実行するように制御する。
このような構成により、透明トナーを用いたコピージョブやボックス内データの印刷ジョブにおいても、総トナー量が印刷装置の制限を超えることに起因して透明トナー印字が不完全なものになってしまうことを防止できる。
また、ユーザにとっては、一度のジョブ投入で印刷を行え、手動操作で2つのジョブを投入するといった煩雑な操作も回避できる。
さらに、1つのジョブが2つのジョブに分割された際にも、透明トナー印刷の際に、先に印刷されるカラー印刷物のセット方法を誤ってしまうといった事態の発生も抑えることができる。
なお、上述した各種データの構成及びその内容はこれに限定されるものではなく、用途や目的に応じて、様々な構成や内容で構成されることは言うまでもない。
以上、一実施形態について示したが、本発明は、例えば、システム、装置、方法、プログラム若しくは記憶媒体等としての実施態様をとることが可能である。具体的には、複数の機器から構成されるシステムに適用しても良いし、また、一つの機器からなる装置に適用しても良い。
以下、図15に示すメモリマップを参照して、上述した各フローチャートに示した印刷制御方法をコンピュータに実行させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体のメモリマップの構成について説明する。
図15は、本発明に係る印刷制御装置で読み取り可能な各種データ処理プログラムを格納する記憶媒体(記録媒体)のメモリマップを説明する図である。
なお、特に図示しないが、記憶媒体に記憶されるプログラム群を管理する情報、例えばバージョン情報,作成者等も記憶され、かつ、プログラム読み出し側のOS等に依存する情報、例えばプログラムを識別表示するアイコン等も記憶される場合もある。
さらに、各種プログラムに従属するデータも上記ディレクトリに管理されている。また、各種プログラムをコンピュータにインストールするためのプログラムや、インストールするプログラムが圧縮されている場合に、解凍するプログラム等も記憶される場合もある。
本実施形態における図5,図6,図8,図12に示す機能が外部からインストールされるプログラムによって、ホストコンピュータにより遂行されていてもよい。そして、その場合、CD-ROMやフラッシュメモリやFD等の記憶媒体により、あるいはネットワークを介して外部の記憶媒体から、プログラムを含む情報群を出力装置に供給される場合でも本発明は適用されるものである。
以上のように、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体を、システムあるいは装置に供給する。そして、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(又はCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読出し実行することによっても、本発明の目的が達成されることは言うまでもない。
この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が本発明の新規な機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
したがって、プログラムの機能を有していれば、オブジェクトコード、インタプリタにより実行されるプログラム、OSに供給するスクリプトデータ等、プログラムの形態を問わない。
プログラムを供給するための記憶媒体としては、例えばフレキシブルディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、MO、CD-ROM、CD-R、CD-RW、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM、DVDなどを用いることができる。
この場合、記憶媒体から読出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
その他、プログラムの供給方法としては、クライアントコンピュータのブラウザを用いてインターネットのホームページに接続し、該ホームページから本発明のプログラムそのものをハードディスク等の記憶媒体にダウンロードすることによっても供給できる。また、該ホームページから圧縮され自動インストール機能を含むファイルをハードディスク等の記憶媒体にダウンロードすることによっても供給できる。また、本発明のプログラムを構成するプログラムコードを複数のファイルに分割し、それぞれのファイルを異なるホームページからダウンロードすることによっても実現可能である。つまり、本発明の機能処理をコンピュータで実現するためのプログラムファイルを複数のユーザに対してダウンロードさせるWWWサーバやFTPサーバ等も本発明の請求項に含まれるものである。
また、本発明のプログラムを暗号化してCD-ROM等の記憶媒体に格納してユーザに配布する。さらに、所定の条件をクリアしたユーザに対し、インターネットを介してホームページから暗号化を解く鍵情報をダウンロードさせる。さらに、その鍵情報を使用することにより暗号化されたプログラムを実行してコンピュータにインストールさせて実現することも可能である。
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、以下のような構成も含まれることは言うまでもない。例えば、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレーティングシステム)等が実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
さらに、記憶媒体から読み出されたプログラムコードを、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込む。そして、該メモリに書き込まれたプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
また、本発明は、複数の機器から構成されるシステムに適用しても、1つの機器からなる装置に適用してもよい。また、本発明は、システムあるいは装置にプログラムを供給することによって達成される場合にも適応できることは言うまでもない。この場合、本発明を達成するためのソフトウェアによって表されるプログラムを格納した記憶媒体を該システムあるいは装置に読み出すことによって、そのシステムあるいは装置が、本発明の効果を享受することが可能となる。
本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づき種々の変形(各実施形態の有機的な組合せを含む)が可能であり、それらを本発明の範囲から除外するものではない。
本発明の様々な例と実施形態を示して説明したが、当業者であれば、本発明の趣旨と範囲は、本明細書内の特定の説明に限定されるのではない。
なお、上述した各実施形態及びその変形例を組み合わせた構成も全て本発明に含まれるものである。
以上説明したように、本発明によれば、CMYK等の有色トナーの他に透明トナー等の特殊トナーを用いた印刷を行う印刷ジョブにおいて、総トナー量が印刷装置の制限を超えることに起因し、透明トナー印字が不完全なものになってしまうことを防止できる。
また、ユーザにとっては、一度のジョブ投入で印刷を行え、手動操作で2つのジョブを投入するといった煩雑な操作も回避できる。
さらに、1つのジョブが2つのジョブに分割された際にも、透明トナー印刷の際に、先に印刷されるカラー印刷物のセット方法を誤ってしまうといった事態の発生も抑えることができる。即ち、CMYKトナー印刷した印刷物の給紙手段へのセットも、ガイド表示を見ながら正しい給紙段に正しい方向(表裏方向、天地方向)で容易に行うことができる。
本発明の一実施形態に係る画像処理システムを示すシステム構成図である。 図1に示した印刷装置102の構成の一例を示す断面図である。 図1に示したPDLコントローラ103の構成を示すブロック図である。 プリンタドライバの印刷設定ウィンドウを示す図である。 本発明の印刷制御装置における透明トナー版を含む印刷処理の一例を示すフローチャートである。 図5のステップS501に示したCMYK版RIP処理の一例を示すフローチャートである。 属性フラグの構成の一例を示す図である。 図5のステップS504に示した透明トナー版のRIP処理の一例を示すフローチャートである。 本発明に係る用紙カセットへCMYK印刷された用紙をセットする際の指示画面の一例を示す表示画面である。 本発明に係る手差しトレイへCMYK印刷された用紙をセットする際の指示画面の一例を示す表示画面である。 PDLコントローラ103にアクセスしたときのウェブブラウザの表示が示されている画面の一例を示す図である。 印刷装置102内部の画像処理の一例を示すフローチャートである。 本発明の他の実施形態に係る画像処理システムを示すシステム構成図である。 本発明の第3実施形態におけるプリンタドライバの印刷設定ウィンドウを示す図である。 本発明に係る印刷制御装置で読み取り可能な各種データ処理プログラムを格納する記憶媒体(記録媒体)のメモリマップを説明する図である。
符号の説明
101 クライアントコンピュータ
102 印刷装置
103 PDLコントローラ
104 制御用インタフェースケーブル
105 ビデオインタフェースケーブル
106 LANケーブル

Claims (17)

  1. 複数の有色トナーと光沢度調整用の特殊トナーを用いた印刷を指示する印刷ジョブを処理する印刷制御装置であって、
    前記印刷ジョブに基づき形成される画像において、前記複数の有色トナーの合計の載り量と前記特殊トナーの予め定められた載り量との合計の載り量が前記印刷ジョブで指定される印刷装置で印字可能なトナーの載り量の上限値を超えているか判定する判定手段と、
    前記判定手段により前記複数の有色トナーの合計の載り量と前記特殊トナーの予め定められた載り量との合計の載り量が前記上限値を超えていると判定された画像領域の全画像に占める割合に応じて、前記印刷ジョブを前記有色トナーで印刷するジョブと前記特殊トナーで印刷するジョブに分割する分割手段と、
    前記分割手段により分割されたジョブを印刷装置に対して送信する送信手段と、
    前記特殊トナーで印刷するジョブに基づく印刷を行う際に、前記有色トナーで印刷するジョブに基づいて印刷された印刷物を印刷装置の給紙手段にセットさせる際のガイド表示を当該印刷装置の表示手段に表示させるように指示する表示指示手段と、
    を有することを特徴とする印刷制御装置。
  2. 前記特殊トナーで印刷するジョブは、前記有色トナーで印刷するジョブが前記印刷装置で実行された後に、当該印刷装置で実行されることを特徴とする請求項1に記載の印刷制御装置。
  3. 前記判定手段は、前記複数の有色トナーの合計の載り量と前記特殊トナーの予め定められた載り量との合計の載り量が前記上限値を超えているかページ毎に判定するものであり、
    前記分割手段は、前記判定手段により前記複数の有色トナーの合計の載り量と前記特殊トナーの予め定められた載り量との合計の載り量が前記上限値を超えていると判定されたページの印刷ジョブを、前記有色トナーで印刷するジョブと前記特殊トナーで印刷するジョブに分割することを特徴とする請求項1又は2に記載の印刷制御装置。
  4. 前記ガイド表示は、前記印刷物をセットする給紙手段の指定、前記印刷物を前記給紙手段へセットする際の向きの指定を含むことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の印刷制御装置。
  5. 前記ガイド表示は、前記印刷物をセットする給紙手段として、前記印刷ジョブで指定されていない給紙手段を指定することを特徴とする請求項4に記載の印刷制御装置。
  6. 前記判定手段により前記複数の有色トナーの合計の載り量と前記特殊トナーの予め定められた載り量との合計の載り量が前記上限値を超えていると判定された場合、前記印刷ジョブのキャンセルを指示するキャンセル手段を設けたことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の印刷制御装置。
  7. 前記送信手段は、前記有色トナーで印刷するジョブと前記特殊トナーで印刷するジョブとを、異なる印刷装置に送信することを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の印刷制御装置。
  8. 前記分割手段は、前記印刷ジョブに分割指定がある場合、前記判定手段の判定結果にかかわらず、前記印刷ジョブを前記有色トナーで印刷するジョブと前記特殊トナーで印刷するジョブに分割することを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の印刷制御装置。
  9. 複数の有色トナーと光沢度調整用の特殊トナーを用いた印刷を指示する印刷ジョブを処理する印刷制御装置における印刷制御方法であって、
    前記印刷ジョブに基づき形成される画像において、前記複数の有色トナーの合計の載り量と前記特殊トナーの予め定められた載り量との合計の載り量が前記印刷ジョブで指定される印刷装置で印字可能なトナーの載り量の上限値を超えているか判定する判定ステップと、
    前記判定ステップにおいて、前記複数の有色トナーの合計の載り量と前記特殊トナーの予め定められた載り量との合計の載り量が前記上限値を超えていると判定された画像領域の全画像に占める割合に応じて、前記印刷ジョブを前記有色トナーで印刷するジョブと前記特殊トナーで印刷するジョブに分割する分割ステップと、
    前記分割ステップにおいて分割されたジョブを印刷装置に対して送信する送信ステップと、
    を有することを特徴とする印刷制御方法。
  10. 前記特殊トナーで印刷するジョブは、前記有色トナーで印刷するジョブが前記印刷装置で実行された後に、当該印刷装置で実行されることを特徴とする請求項9に記載の印刷制御方法。
  11. 前記判定ステップは、前記複数の有色トナーの合計の載り量と前記特殊トナーの予め定められた載り量との合計の載り量が前記上限値を超えているかページ毎に判定するものであり、
    前記分割ステップは、前記判定ステップにおいて前記複数の有色トナーの合計の載り量と前記特殊トナーの予め定められた載り量との合計の載り量が前記上限値を超えていると判定されたページの印刷ジョブを、前記有色トナーで印刷するジョブと前記特殊トナーで印刷するジョブに分割することを特徴とする請求項9又は10に記載の印刷制御方法。
  12. 前記ガイド表示は、前記印刷物をセットする給紙手段の指定、前記印刷物を前記給紙手段へセットする際の向きの指定を含むことを特徴とする請求項9乃至11のいずれか1項に記載の印刷制御方法。
  13. 前記ガイド表示は、前記印刷物をセットする給紙手段として、前記印刷ジョブで指定されていない給紙手段を指定することを特徴とする請求項12に記載の印刷制御方法。
  14. 前記判定ステップにより前記複数の有色トナーの合計の載り量と前記特殊トナーの予め定められた載り量との合計の載り量が前記上限値を超えていると判定された場合、キャンセル手段により前記印刷ジョブのキャンセルを指示するキャンセルステップを設けたことを特徴とする請求項9乃至13のいずれか1項に記載の印刷制御方法。
  15. 前記送信ステップは、前記有色トナーで印刷するジョブと前記特殊トナーで印刷するジョブとを、異なる印刷装置に送信することを特徴とする請求項9乃至14のいずれか1項に記載の印刷制御方法。
  16. 前記分割ステップは、前記印刷ジョブに分割指定がある場合、前記判定ステップの判定結果にかかわらず、前記印刷ジョブを前記有色トナーで印刷するジョブと前記特殊トナーで印刷するジョブに分割することを特徴とする請求項9乃至15のいずれか1項に記載の印刷制御方法。
  17. 請求項9乃至16のいずれか1項に記載された印刷制御方法をコンピュータに実行させるためのプログラム。
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