JP2002223363A - 画像処理装置および画像処理プログラム - Google Patents

画像処理装置および画像処理プログラム

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JP2002223363A
JP2002223363A JP2001017172A JP2001017172A JP2002223363A JP 2002223363 A JP2002223363 A JP 2002223363A JP 2001017172 A JP2001017172 A JP 2001017172A JP 2001017172 A JP2001017172 A JP 2001017172A JP 2002223363 A JP2002223363 A JP 2002223363A
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JP
Japan
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image data
data
color image
image
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JP2001017172A
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English (en)
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Osamu Shimizu
治 清水
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、プロセスカラーインクで色で表現さ
れるプロセスカラー画像を表わすプロセスカラー画像デ
ータと特色インクで色が表現される特色画像データとの
双方からなる画像データを、プロセスカラーインクで色
が表現される網点画像を表わす網点画像データに変換す
る画像処理装置等に関し、プロセスカラーインクと特色
インクとが重なった部分について、従来よりも色の一致
の程度を高める画像処理を行なう。 【解決手段】もともとプロセスカラー(C,M,Y,
K)であらわされた画像データと、特色をプロセスカラ
ー(C,M,Y,K)に分解したときの画像データを、
特色インクの透明度を考慮してC,M,Y,Kのそれぞ
れについて統合する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プロセスカラーイ
ンクで色で表現されるプロセスカラー画像を表わすプロ
セスカラー画像データと特色インクで色が表現される特
色画像データとの双方からなる画像データを、プロセス
カラーインクで色が表現される網点画像を表わす網点画
像データに変換する画像処理装置、およびコンピュータ
をそのような画像処理装置として動作させる画像処理プ
ログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、印刷機を用いて画像印刷を行
なうにあたっては、印刷を行なう前に、プリンタ等を用
いて、その印刷機での印刷によって得られる印刷画像に
似せたプルーフ画像を作成し、所望の印刷物が得られる
か否かを調べることが行なわれている。そのようなプル
ーフ画像を作成するためのプリンタや、そのプリンタが
組み込まれたコンピュータシステムのことをプルーファ
と称する。
【0003】プルーフ画像を作成した結果、何らかの気
に入らない点を発見したときは、その気に入らない点を
修正すべく、編集やその他の最終的な印刷物に何らかの
影響を及ぼす条件の調整が行なわれ、再度プルーフ画像
が作成される。
【0004】このように、プルーフ画像の作成と、条件
の変更とを繰り返すことによって、最終的に、所望の印
刷物を得るための印刷条件を求めることができる。
【0005】ここで、印刷機を用いて画像印刷を行なう
にあたっては、C(シアン)、M(マゼンタ)、および
Y(イエロー)の3色、あるいはC,M,YにさらにK
(ブラック)を加えた4色のプロセスカラーインクが用
いられ、網点により様々な色が表現されるが、それらの
プロセスカラーに加え、さらに特色インクと呼ばれる、
表現しようとする色そのものの色を持つインクが用いら
れることがある。
【0006】ここで、そのような特色インクを用いた印
刷画像の色に似せたプルーフ画像をプリンタで作成しよ
うとしたとき、プリンタでは、通常そのような特色イン
クは使われずに、例えばC,M,Y,Kのプロセスカラ
ーインクのみで色を表現することになる。
【0007】この場合、印刷画像はプロセスカラーイン
クと特色インクで表現されるため、特色インクの色を
C,M,Yのプロセスカラーに分解し、もともとC,
M,Yのプロセスカラーで表現された画像データと特色
をC,M,Yに分解したときのC,M,Yで表現された
画像データを各プロセスカラーごとに統合(通常は加
算)し、そのようにして得た、プロセスカラーのみで表
現された画像データに基づいてプルーフ画像が作成され
る。この場合に、もともとプロセスカラーで表現された
画像データと特色をプロセスカラーに分解して表現した
画像データとを加算すると、例えば各プロセスカラーが
0〜255の数値で表現される場合に、加算した結果2
55を越えることがあるなど画素によっては表現可能な
レベルを越えることがあるが、その場合は、その越えた
部分に定数を乗じた量を他のプロセスカラーに振り分け
る処理を行なうなど、全体として印刷画像の印象に近い
プルーフ画像が形成されるように工夫されている。特色
をC,M,Yの3色に分解したときは、Kについては加
算を行なう必要はなく、表現可能なレベルを越えるとい
うことは生じない。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記のよう
な処理を行なっても、特色インクによっては、プロセス
カラーインクと特色インクとが重なった部分について、
プルーフ画像の色が印刷画像の色と異なってしまうとい
う事態が生じる。
【0009】本発明は、上記事情に鑑み、プロセスカラ
ーインクと特色インクとが重なる部分について、従来よ
りも色の一致の程度を高める画像処理を行なう画像処理
装置、およびコンピュータを、そのような、色の一致の
程度を高める画像処理を行なう画像処理装置として動作
させる画像処理プログラムを提供することを目的とす
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明の画像処理装置は、プロセスカラーインクで色が表現
されるプロセスカラー画像を表わすプロセスカラー画像
データと特色インクで色が表現される特色画像を表わす
特色画像データとの双方からなるカラー画像データを、
プロセスカラーインクで色が表現される網点画像を表わ
す網点画像データに変換する画像処理装置において、双
方を合わせて1つのカラー画像を表わすプロセスカラー
画像データと特色画像データを取得するデータ取得部
と、データ取得部で得られた特色画像データを、プロセ
スカラーインクで表現される第2のプロセスカラー画像
データに変換する特色データ変換部と、データ取得部で
得られた第1のプロセスカラー画像データと特色データ
変換部で得られた第2のプロセスカラー画像データを、
データ取得部で得られた特色画像データにより表わされ
る特色画像の色を表現する特色インクの光透過性をパラ
メータとして含む統合定義を用いて、同一のプロセスカ
ラーインクごとに統合することにより、第3のプロセス
カラー画像データを生成するデータ統合部と、データ統
合部で生成された第3のプロセス画像データに網点処理
を施すことにより、プロセスカラーインクで表現される
網点画像を表わす網点画像データを生成する網点処理部
とを備えたことを特徴とする。
【0011】印刷画像上の、プロセスカラーインクと特
色インクとが重なる領域では、通常はプロセスカラーイ
ンクの上に特色インクが重ねられるが、その重ねられた
部分の色は、特色インクの光透過性によって異なること
になる。すなわち光透過性の高い特色インクを用いたと
きは、その下のプロセスカラーインクもその部分の色に
大きな影響を与えることになり、光透過性の低い特色イ
ンクを用いたときは、その下のプロセスカラーインクは
その部分の色に与える影響度は低く、特色インクの色が
支配的となる。
【0012】従来は、プルーフ画像を作成するにあた
り、もともとのプロセスカラーと特色が色分解されたプ
ロセスカラーを、特色インクの光透過性の影響を無視し
て統合したため、特色インクによっては印刷画像の色と
一致しないことがあった。
【0013】これに対し、本発明は、上記のように、特
色インクの光透過性をパラメータとして含む統合定義を
用いて統合するものであるため、印刷画像上の、プロセ
スカラーインクと特色インクとが重なる領域に関し、従
来と比べ印刷画像の色に一層近似した色のプルーフ画像
を作成するための画像処理を行なうことができる。
【0014】ここで、上記本発明の画像処理装置におい
て、上記データ統合部では、上記統合定義の一つとし
て、各プロセスカラーインクごとかつ画像の各画素ごと
に、上記第1のプロセスカラー画像データを、データ取
得部で得られた特色画像データにより表わされる特色画
像を特色インクによる網点で表現したときのその特色画
像の網点率とその特色インクの光透過率とに応じて調整
して、この調整後のプロセスカラー画像データと上記第
2のプロセスカラー画像データとを加算することによ
り、第3のプロセスカラー画像データを生成するという
統合定義を採用することができる。
【0015】また、上記目的を達成する本発明の画像処
理プログラムは、コンピュータを、プロセスカラーイン
クで色が表現されるプロセスカラー画像を表わすプロセ
スカラー画像データと特色インクで色が表現される特色
画像を表わす特色画像データとの双方からなるカラー画
像データをプロセスカラーインクで色が表現される網点
画像を表わす網点画像データに変換する画像処理装置と
して動作させる画像処理プログラムにおいて、双方を合
わせて1つのカラー画像を表わすプロセスカラー画像デ
ータと特色画像データを取得するデータ取得部と、デー
タ取得部で得られた特色画像データを、プロセスカラー
インクで表現される第2のプロセスカラー画像データに
変換する特色データ変換部と、データ取得部で得られた
第1のプロセスカラー画像データと特色データ変換部で
得られた第2のプロセスカラー画像データを、データ取
得部で得られた特色画像データにより表わされる特色画
像の色を表現する特色インクの光透過性をパラメータと
して含む統合定義を用いて、同一のプロセスカラーイン
クごとに統合することにより、第3のプロセスカラー画
像データを生成するデータ統合部と、データ統合部で生
成された第3のプロセス画像データに網点処理を施すこ
とにより、プロセスカラーインクで表現される網点画像
を表わす網点画像データを生成する網点処理部とを有す
ることを特徴とする。
【0016】ここで、上記データ統合部は、各プロセス
カラーインクごとかつ画像の各画素ごとに、上記第1の
プロセスカラー画像データを、データ取得部で得られた
特色画像データにより表わされる特色画像を特色インク
による網点で表現したときのその特色画像の網点率とそ
の特色インクの光透過率とに応じて調整して、この調整
後のプロセスカラー画像データと上記第2のプロセスカ
ラー画像データとを加算することにより、第3のプロセ
スカラー画像データを生成するものであってもよい。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
説明する。
【0018】図1は、本発明の画像処理装置の一実施形
態が組み込まれた印刷プルーフシステムの全体構成図で
ある。
【0019】カラースキャナ10では、原稿画像が読み
取られて、その読み取った原稿画像をあらわす、C(シ
アン)、M(マゼンタ)、Y(イエロー)、K(ブラッ
ク)からなる4色の色分解画像データが生成される。こ
のCMYKの画像データはワークステーション20に入
力される。ワークステーション20では、オペレータに
より、入力された画像データに基づく、電子的な集版が
行なわれる。ここでは、この電子集版において、さらに
CMYK4色以外の特色のデータが追加され、印刷用の
画像をあらわす画像データが生成される。この印刷用の
画像データは、CMYK4色および特色のそれぞれにつ
いて階調を有する画素からなる画像を表している。印刷
を行なう場合は、この印刷用の画像データが、網点画像
を表す製版用の画像データに変換されてフィルムプリン
タ30に入力され、その製版用の画像データに対応し
た、CMYKおよび特色の各版の印刷用フィルム原版が
作成される。
【0020】この印刷用フィルム原版からは刷版が作成
され、その作成された刷版が印刷機40に装着される。
この印刷機40に装着された刷版にはインクが塗布さ
れ、その塗布されたインクが印刷用の用紙上に転移され
てその用紙上に印刷画像41が形成される。
【0021】この、フィルムプリンタ30によりフィル
ム原版を作成し、さらに刷版を作成して印刷機40に装
着し、その刷版にインクを塗布して用紙上に印刷を行な
う一連の作業は、大がかりな作業であり、コストもかか
る。このため、実際の印刷作業を行なう前に、パーソナ
ルコンピュータ50とプリンタ60とで構成されたプル
ーファ70により、以下のようにしてプルーフ画像71
を作成し、印刷画像41の仕上りの事前確認が行なわれ
る。
【0022】プルーフ画像71を作成するにあたって
は、ワークステーション20上の電子集版により作成さ
れた印刷用の画像データがパーソナルコンピュータ50
に入力される。このパーソナルコンピュータ50に入力
される印刷用の画像データは、上述したように、CMY
K4色および特色それぞれについて階調を有する画素か
らなる画像を表しており、パーソナルコンピュータ50
では、この印刷用の画像データが、、プルーフ画像71
を出力しようとしているプリンタ60に適合したプルー
フ画像データに変換される。プリンタ60には、そのプ
ルーフ画像データが入力され、プリンタ60では、その
入力されたプルーフ画像データに基づくプルーフ画像7
1が作成される。
【0023】ここで、このプリンタ60は、C,M,
Y,Kからなるプロセスカラー4色の網点画像を作成す
るプリンタである。プルーファ70は、この図1に示す
ワークステーション20から、コンピュータネットワー
クを介して、あるいは、MOディスク(光磁気ディス
ク)によって印刷用の画像データを受け取る。
【0024】このようにして受け取った画像データに基
づいてプルーフ画像を作成し、そのプルーフ画像を確認
することにより、印刷の仕上りを事前に確認することが
できる。
【0025】図2は、図1に示すプルーファ70の外観
斜視図、図3は、そのプルーファ70のハードウェア構
成図である。
【0026】上述したように、このプルーファ70は、
パーソナルコンピュータ50とプリンタ60で構成され
ており、パーソナルコンピュータ50は、外観構成上、
本体装置51、その本体装置51からの指示に応じて表
示画面52a上に画像を表示する画像表示装置52、本
体装置51に、キー操作に応じた各種の情報を入力する
キーボード53、および、表示画面52a上の任意の位
置を指定することにより、その位置に表示されたアイコ
ン等に応じた指示を入力するマウス54を備えている。
また、本体装置51は、外観上、MOディスク100を
装填するためのMO装填口51a、およびCD−ROM
を装填するためのCD−ROM装填口51bを有する。
このパーソナルコンピュータ50は、本発明の画像処理
装置の一実施形態として動作する。
【0027】プリンタ60は、プルーフ画像出力用のプ
リンタであり、パーソナルコンピュータ50による指示
に従い、パーソナルコンピュータ50から網点データを
受け取ってプルーフ画像71を用紙200上に出力す
る。
【0028】本体装置51の内部には、図3に示すよう
に、各種プログラムを実行するCPU511、ハードデ
ィスク装置513に格納されたプログラムが読み出され
CPU511での実行のために展開される主メモリ51
2、各種プログラムや画像データ等が保存されるハード
ディスク装置513、MOディスク100が装填されそ
の装填されたMOディスク100をアクセスするMOド
ライブ514、CD−ROM110が装填され、その装
填されたCD−ROM110をアクセスするCD−RO
Mドライブ515、ワークステーション20(図1参
照)と接続され、ワークステーション20から画像デー
タを受け取る入力インタフェース516、プリンタ60
に画像データを送る出力インタフェース517が内蔵さ
れている。これらの各種要素、さらには図2にも示す画
像表示装置52、キーボード53、マウス54は、バス
55を介して相互に接続されている。
【0029】ここで、CD−ROM110には、このパ
ーソナルコンピュータ50を本発明の画像処理装置の一
実施形態として動作させるための画像処理プログラムが
記憶されており、そのCD−ROM110はCD−RO
Mドライブ515に装填され、そのCD−ROM110
に記憶された画像処理プログラムがこのパーソナルコン
ピュータ50にアップロードされてハードディスク装置
513に記憶される。
【0030】ここで、本発明の一実施形態としての特徴
は、パーソナルコンピュータ50の内部で実行される処
理内容にあり、以下、この処理内容について説明する。
【0031】図4は、パーソナルコンピュータの内部で
実行される処理内容の説明図である。
【0032】図1〜図3に示すパーソナルコンピュータ
50の内部では、一例として、色変換処理310、解像
度変換処理320、および網点処理330が順次に実行
される。
【0033】色変換処理310では、画像データに色変
換処理が施される。すなわち、ここでは、ワークステー
ション20(図1参照)から入力された印刷用の画像デ
ータが、色に関し、印刷画像の色を再現したプルーフ画
像を表わす画像データに変換される。ここでは、印刷画
像を形成するときのインクの色特性や印刷機の種類等に
より定まる、印刷用の画像データとその画像データに基
づいて実際に印刷画像を作成したときのその印刷画像上
の色との対応関係をあらわす印刷プロファイルと、プリ
ンタ用の画像データとその画像データに基づいて実際に
プリント画像を形成したときのそのプリント画像上の色
との対応関係を表わすプリンタプロファイルとに基づ
く、色変換処理が行なわれる。
【0034】また、解像度変換処理320では、画像デ
ータが、形成しようとしているプルーフ画像の解像度に
合った画像データに変換される。
【0035】さらに、網点処理330では、画像データ
が、2値の網点で表現された網点データに変換される。
ここでは、プルーフ画像形成用のプリンタ60(図2参
照)として網点画像を形成するプリンタが採用されてお
り、この網点処理330により、そのプリンタ60に適
合した画像データ(網点データ)が生成される。
【0036】本発明の特徴はこの網点処理330にあ
り、以下では、この網点処理についてさらに詳細に説明
する。
【0037】図5は、CD−ROMに記憶された画像処
理プログラムのうちの、網点処理を行なう網点処理プロ
グラムの構造を示した模式図である。
【0038】この網点処理プログラムは、データ取得部
610、データ統合部620、および網点画像生成部6
30から構成されている。
【0039】データ取得部610では、網点処理を行な
うために画像データがこの網点処理プログラムに取り込
まれる。ここでは、特色インクを用いた印刷画像の色に
似せたプルーフ画像の作成を問題としており、データ取
得部610では、双方を合わせて1つのカラー画像を表
わすプロセスカラー画像データと特色画像データが取り
込まれる。
【0040】また、特色データ変換部620では、デー
タ取得部610で得られた特色画像データが、プロセス
カラーインクで表現される第2のプロセスカラー画像デ
ータに変換される。
【0041】また、データ統合部630では、データ取
得部610で得られた第1のプロセスカラー画像データ
と特色データ変換部620で得られた第2のプロセスカ
ラー画像データが、データ取得部610で得られた特色
画像データにより表わされる特色画像の色を表現する特
色インクの光透過性をパラメータとして含む統合定義を
用いて、同一のプロセスカラーインクごとに統合される
ことにより、第3のプロセスカラー画像データが生成さ
れる。
【0042】具体的には、データ統合部630では、各
プロセスカラーインクごとかつ画像の各画素ごとに、デ
ータ取得部610で得られた第1のプロセスカラー画像
データを、データ取得部610で得られた特色画像デー
タにより表わされる特色画像を特色インクによる網点で
表現したときのその特色画像の網点率とその特色インク
の光透過率とに応じて調整される。この調整後のプロセ
スカラー画像データと特色データ変換部620で得られ
た第2のプロセスカラー画像データとが加算され、これ
により、第3のプロセスカラー画像データが生成され
る。
【0043】さらに具体的には、データ取得部610で
得られた第1のプロセスカラー画像データによりあらわ
される、画像上のC,M,Y,Kの各プロセスカラーに
それぞれ対応する各画素値をCp,Mp,Yp,Kpとし、
特色データ変換部620において特色画像データが変換
されることにより得られた、C,M,Y,Kのプロセス
カラーインクで表現される第2のプロセスカラー画像デ
ータにより表わされる、画像上の各画素のC,M,Y,
Kの各プロセスカラーにそれぞれ対応する各画素値をC
s,Ms,Ys,Ksとし、それらを統合した後のC,M,
Y,Kの各画素値をCr,Mr,Yr,Krとしたとき、デ
ータ統合部630では、その特色インクの透過率パラメ
ータTとその特色インクの網点率S(S=0〜1)のデ
ータを受け取り、画像上の各画素ごとに、 Cr=Cs+[S・T+(1−S)]Cpr=Ms+[S・T+(1−S)]Mpr=Ys+[S・T+(1−S)]Ypr=Ks+[S・T+(1−S)]Kp ……(1) の演算を行なうことにより、C,M,Y,Kのプロセス
カラーインクで表現される第3のプロセスカラー画像デ
ータが生成される。
【0044】ここで、印刷に採用しようとしている特色
に関する、その特色の網点面積率の情報は、特色により
色が表現される特色画像を表わす特色画像データに添付
されており、その特色のL***値および透過率は、
あらかじめ図2のパーソナルコンピュータ50に登録さ
れる。
【0045】図6は、パーソナルコンピュータ50に特
色を登録するときの登録画面を示す図である。
【0046】特色を登録するにあたっては、図2に示す
パーソナルコンピュータ50の画像表示装置52の表示
画面52a上にこの図6に示す登録画面を表示し、特色
名、その特色のL***値を登録するとともに、特色
の透過率(透明度)を登録する。ここでは、特色の透明
度として、「透明」、「半透明」、「不透明」の3段階
の中のいずれかを登録するようになっている。
【0047】このようにして特色を登録することによ
り、パーソナルコンピュータ50内に特色のデータベー
スが構築される。
【0048】ここで、上記(1)式の演算にあたり、透
過率パラメータTとして、「透明」が登録されたときは
T=0.0、「半透明」が登録されたときはT=0.
5、「不透明」が登録されたときはT=1.0が採用さ
れる。透過率のデータを含まない特色が既に登録されて
いたときは、その特色については、従来の演算と合致す
るように、透過率T=1.0として取り扱われる。
【0049】表1は、上記(1)式に含まれる、特色イ
ンクの透過率パラメータTおよび網点面積率Sに対する
[S・T+(1−S)]の値を示す表である。
【0050】
【表1】
【0051】ここで、S=0.0は、特色が存在しない
画素であることを意味する。
【0052】従来は、表1のT=1.0の欄、すなわ
ち、常に[S・T+(1−S)]=1.0として取り扱
ったものと同等である。それに対し、ここでは、特色の
透明度に応じた、表1のように変化した係数を用いて上
式(1)に従って統合するようにしたため、従来と比
べ、プロセスカラーインクと特色インクとの双方を用い
た印刷画像の、プロセスカラーインクと特色インクとが
重なった部分の色を、より忠実に再現したプルーフ画像
を作成することができる。
【0053】図5に戻って、説明を続ける。
【0054】図5に示す網点処理プログラムの網点処理
部640では、データ統合部630での、上記のような
統合により生成された第3のプロセス画像データに網点
処理が施され、これにより、プロセスカラーインクで表
現される網点画像を表わす網点画像データが生成され
る。
【0055】図7は、図2に示すパーソナルコンピュー
タ50に図5に示す網点処理プログラムがインストール
されて実行されることにより実現する、本発明の画像処
理装置の一実施形態を示す機能ブロック図である。
【0056】この画像処理装置700は、データ取得部
710、特色データ変換部720、データ統合部73
0、および網点処理部740から構成されており、それ
らは、各々、図5に示す網点処理プログラム600を構
成する各プログラム部品であるデータ取得部610、特
色データ変換部620、データ統合部630、および網
点処理部640と、それらを実行するCPU等のハード
ウェアやオペレーションシステム(OS)等との組合せ
で構成されている。
【0057】データ取得部710では、網点処理を行な
うための、双方を合わせて1つのカラー画像を表わすプ
ロセスカラー画像データと特色画像データが取り込まれ
る。
【0058】また、特色データ変換部720では、デー
タ取得部710で得られた特色画像データが、プロセス
カラーインクで表現される第2のプロセスカラー画像デ
ータに変換される。
【0059】また、データ統合部730では、上述の
(1)式に基づくデータ統合処理が行なわれる。
【0060】さらに、網点処理部740では、データ統
合部730での、上記の(1)式に基づく統合により生
成された第3のプロセス画像データに網点処理が施さ
れ、これにより、C,M,Y,Kのプロセスカラーイン
クで表現される網点画像を表わす網点画像データが生成
される。
【0061】この網点処理部740で得られたC,M,
Y,Kの網点画像データは、図2に示すパーソナルコン
ピュータ50から出力されてプリンタ60に入力され、
プリンタ60では、印刷画像の色を高精度に再現したプ
ルーフ画像が作成される。
【0062】尚、ここでは特色インクの透過率を透明、
半透明、不透明の3段階に分ける例について説明した
が、さらに細かなステップに分けてもよい。
【0063】また、ここでは特色についてC,M,Y,
Kの4色に分解した例について説明したが、特色をC,
M,Yの3色に分解し、C,M,Yについて上記(1)
式に基づく統合を行なってもよい。
【0064】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明によれ
ば、プロセスカラーインクに加えさらに特色インクを用
いた印刷画像の色を再現したプルーフ画像を作成するに
あたり、プロセスカラーインクと特色インクとの双方が
重なる部分の色がより忠実に再現されるように画像処理
を行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像処理装置の一実施形態が組み込ま
れた印刷プルーフシステムの全体構成図である。
【図2】図1に示すプルーファの外観斜視図である。
【図3】プルーファのハードウェア構成図である。
【図4】パーソナルコンピュータの内部で実行される処
理内容の説明図である。
【図5】CD−ROMに記憶された画像処理プログラム
のうちの、網点処理を行なう網点処理プログラムの構造
を示した模式図である。
【図6】パーソナルコンピュータに特色を登録するとき
の登録画面を示す図である。
【図7】本発明の画像処理装置の一実施形態を示す機能
ブロック図である。
【符号の説明】
10 カラースキャナ 20 ワークステーション 30 フィルムプリンタ 40 印刷機 41 印刷画像 50 パーソナルコンピュータ 60 プリンタ 70 プルーファ 71 プルーフ画像 110 CD−ROM 310 色変換処理 320 解像度変換処理 330 網点処理 600 網点処理プログラム 610 データ取得部 620 特色データ変換部 630 データ統合部 640 網点処理部 700 画像処理装置 710 データ取得部 720 特色データ変換部 730 データ統合部 740 網点処理部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2C262 AA24 AA29 AB13 AC07 BA11 EA04 EA06 5B057 AA11 CA01 CA08 CA12 CA16 CB01 CB08 CB12 CB16 CC01 CE17 5C077 LL19 MP02 MP08 PP33 PP36 PP37 PP48 PQ12 PQ23 SS02 TT02 TT08 5C079 HB02 HB03 HB08 KA03 KA15 LB01 LC12 MA11 NA03 PA03

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プロセスカラーインクで色が表現される
    プロセスカラー画像を表わすプロセスカラー画像データ
    と特色インクで色が表現される特色画像を表わす特色画
    像データとの双方からなるカラー画像データを、プロセ
    スカラーインクで色が表現される網点画像を表わす網点
    画像データに変換する画像処理装置において、 双方を合わせて1つのカラー画像を表わすプロセスカラ
    ー画像データと特色画像データを取得するデータ取得部
    と、 前記データ取得部で得られた特色画像データを、プロセ
    スカラーインクで表現される第2のプロセスカラー画像
    データに変換する特色データ変換部と、 前記データ取得部で得られた第1のプロセスカラー画像
    データと前記特色データ変換部で得られた第2のプロセ
    スカラー画像データを、前記データ取得部で得られた特
    色画像データにより表わされる特色画像の色を表現する
    特色インクの光透過性をパラメータとして含む統合定義
    を用いて、同一のプロセスカラーインクごとに統合する
    ことにより、第3のプロセスカラー画像データを生成す
    るデータ統合部と、 前記データ統合部で生成された第3のプロセス画像デー
    タに網点処理を施すことにより、プロセスカラーインク
    で表現される網点画像を表わす網点画像データを生成す
    る網点処理部とを備えたことを特徴とする画像処理装
    置。
  2. 【請求項2】 前記データ統合部は、各プロセスカラー
    インクごとかつ画像の各画素ごとに、前記第1のプロセ
    スカラー画像データを、前記データ取得部で得られた特
    色画像データにより表わされる特色画像を特色インクに
    よる網点で表現したときの該特色画像の網点率と該特色
    インクの光透過率とに応じて調整して、この調整後のプ
    ロセスカラー画像データと前記第2のプロセスカラー画
    像データとを加算することにより、第3のプロセスカラ
    ー画像データを生成するものであることを特徴とする請
    求項1記載の画像処理装置。
  3. 【請求項3】 コンピュータを、プロセスカラーインク
    で色が表現されるプロセスカラー画像を表わすプロセス
    カラー画像データと特色インクで色が表現される特色画
    像を表わす特色画像データとの双方からなるカラー画像
    データをプロセスカラーインクで色が表現される網点画
    像を表わす網点画像データに変換する画像処理装置とし
    て動作させる画像処理プログラムにおいて、 双方を合わせて1つのカラー画像を表わすプロセスカラ
    ー画像データと特色画像データを取得するデータ取得部
    と、 前記データ取得部で得られた特色画像データを、プロセ
    スカラーインクで表現される第2のプロセスカラー画像
    データに変換する特色データ変換部と、 前記データ取得部で得られた第1のプロセスカラー画像
    データと前記特色データ変換部で得られた第2のプロセ
    スカラー画像データを、前記データ取得部で得られた特
    色画像データにより表わされる特色画像の色を表現する
    特色インクの光透過性をパラメータとして含む統合定義
    を用いて、同一のプロセスカラーインクごとに統合する
    ことにより、第3のプロセスカラー画像データを生成す
    るデータ統合部と、 前記データ統合部で生成された第3のプロセス画像デー
    タに網点処理を施すことにより、プロセスカラーインク
    で表現される網点画像を表わす網点画像データを生成す
    る網点処理部とを有することを特徴とする画像処理プロ
    グラム。
  4. 【請求項4】 前記データ統合部は、各プロセスカラー
    インクごとかつ画像の各画素ごとに、前記第1のプロセ
    スカラー画像データを、前記データ取得部で得られた特
    色画像データにより表わされる特色画像を特色インクに
    よる網点で表現したときの該特色画像の網点率と該特色
    インクの光透過率とに応じて調整して、この調整後のプ
    ロセスカラー画像データと前記第2のプロセスカラー画
    像データとを加算することにより、第3のプロセスカラ
    ー画像データを生成するものであることを特徴とする請
    求項3記載の画像処理プログラム。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009088788A (ja) * 2007-09-28 2009-04-23 Fuji Xerox Co Ltd 色処理装置、画像形成装置及びプログラム
US7759889B2 (en) 2007-03-06 2010-07-20 Rohm Co., Ltd. Motor drive device and electric apparatus using the same
JP2013034265A (ja) * 2007-07-31 2013-02-14 Canon Inc 制御装置、制御方法およびプログラム
US9058558B2 (en) 2013-07-25 2015-06-16 Fuji Xerox Co., Ltd. Image processing apparatus and computer program product for performing a drawing process to add a color and a background color of a spot color image based in part on color transparency information

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