JP2009052313A - 開口部装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 風圧により自然に開閉する横軸回転パネルを強制的に開閉操作するための機構を目立たなくすることができ、横軸回転パネルを上下に複数連続して設ける場合にも容易に対応できる開口部装置の提供。
【解決手段】 左右の竪枠4,4と、左右の竪枠4,4間に回転自在に軸支してあり風圧により開閉する横軸回転パネル1a,1bと、竪枠4に沿ってスライド自在に設けたスライド棒9とを備え、横軸回転パネル1a,1bは、下部側が外側に突き出す方向に回転して開くものであり、回転軸2よりも下方の内側に突起部10を有し、スライド棒9は、横軸回転パネル1a,1bよりも内側に位置し、外側に向けて押圧突部11が設けてあり、スライド棒9が上方にスライドして押圧突部11が横軸回転パネル1a,1bの回転軸2よりも上方の内側面を押すことで横軸回転パネル1a,1bが閉まり、スライド棒9が下方にスライドして押圧突部11が横軸回転パネル1a,1bの突起部10を乗り越えることで横軸回転パネル1a,1bが開く。
【選択図】 図1

Description

本発明は、横軸回転パネルを備えた開口部装置に関する。
特許文献1には、左右竪枠の中間高さより上部に障子を偏心状態で軸支し、室外側から室内側に向けて風が吹いたときに、障子が風圧により自然に閉まるようにした横軸回転窓が記載されている。この窓は、障子の軸支箇所と略同じ高さの室内側にモーターで回転するロッドが軸支してあり、ロッドに一体的に突設したアームで障子の竪框を室内側から押すことで、障子を強制的に開閉できるようにしている。
この横軸回転窓は、ロッドやアームが室内側に露出するため、窓の意匠性が損なわれる。また、障子を上下方向に複数設ける場合には、上下の障子ごとにロッドやモーターを設ける必要があり、コストがかさむ。
特許第3692652号公報
本発明は以上に述べた実情に鑑み、風圧により自然に開閉する横軸回転パネルを強制的に開閉操作するための機構を目立たなくすることができ、横軸回転パネルを上下に複数連続して設ける場合にも容易に対応できる開口部装置の提供を目的とする。
上記の課題を達成するために、請求項1記載の発明による開口部装置は、左右の竪枠と、左右の竪枠間に回転自在に軸支してあり風圧により開閉する横軸回転パネルと、竪枠に沿ってスライド自在に設けたスライド棒とを備え、横軸回転パネルは、下部側が外側に突き出す方向に回転して開くものであり、回転軸よりも下方の内側に突起部を有し、スライド棒は、横軸回転パネルよりも内側に位置し、外側に向けて押圧突部が設けてあり、スライド棒が上方にスライドして押圧突部が横軸回転パネルの回転軸よりも上方の内側面を押すことで横軸回転パネルが閉まり、スライド棒が下方にスライドして押圧突部が横軸回転パネルの突起部を乗り越えることで横軸回転パネルが開くことを特徴とする。
請求項1記載の発明による開口部装置は、竪枠に沿ってスライドするスライド棒に外側に向けて押圧突部を設け、スライド棒が上方にスライドして押圧突部が横軸回転パネルの回転軸よりも上方の内側面を押すことで横軸回転パネルを閉じ、スライド棒が下方にスライドして押圧突部が横軸回転パネルの突起部を乗り越えることで横軸回転パネルを開くようにしたので、開閉機構を簡素化し、内側に目立たない状態で設置できる。また、横軸回転パネルを上下に複数設ける場合には、各横軸回転パネルの突起部に対応してスライド棒に押圧突部を複数設けるだけでよく、低コストで容易に実施できる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1〜図6は、本発明をカーテンウォールに適用した実施形態を示しており、図3は室外側正面図、図1は図3のA−A断面図、図2は図3のB−B断面図、図4は同カーテンウォールの横軸回転窓部16の下部を拡大して示す室外側正面図、図5は図4のC−C断面図、図6は図2のX矢視図である。本カーテンウォールは、図2と図3に示すように、複数の方立12が左右方向に所定の間隔をおいて鉛直に躯体に取付けてあり、方立12間には、ガラスパネル14を嵌め込んだ嵌め殺し窓部15と、長方形の板状の横軸回転パネル1a,1bを上下方向に複数枚連続的に設けた横軸回転窓部16とが、左右方向に交互に設けてある。嵌め殺し窓部15と横軸回転窓部16は、建物の1階分ごとに分割して構成され、それぞれ上下方向に連続して設けてある。以下、本発明の開口部装置の一実施形態である横軸回転窓部16の構成を詳細に説明する。
横軸回転窓部16は、図3に示すように、左右の竪枠4,4と上枠13aと下枠13bを枠組みし、当該枠内に横軸回転パネル1a,1bを上下方向に8枚連続して設けてある。竪枠4は、図2に示すように、方立本体17の室外側面にビス19で固定してあり、上枠13aは、図1に示すように、方立本体17の側面にブラケット50により固定してあり、下枠13bは上枠13a上に載置してビス51により上枠13aに固定してある。
竪枠4は、図2に示すように、竪枠本体4aと、横軸回転パネル1a,1bの側面に対向する室外側部材4bとに分割して構成してあり、室外側部材4bは、竪枠本体4aの内周側面に鉤状の係合部20を室外側から係合し、内周側からのビス21で固定してある。室外側部材4bには、横軸回転パネル1a,1bの回転軸2がビス22で固定してある。左右の竪枠4,4間には、図1,4に示すように、上下に隣接する横軸回転パネル1a,1bの間ごとに横繋ぎ材5がそれぞれ架設してあり、横繋ぎ材5により竪枠4にねじれ等の変形が生じないように補強している。横繋ぎ材5は、図5に示すように、端面を竪枠の室外側部材4bの内周側面に当接し、外周側からのネジ48で固定している。なお、横繋ぎ材5の端部の竪枠4への固定方法として、横繋ぎ材5の端部を加工して雄ネジ部を形成し、当該雄ネジ部を竪枠4に挿通してナット掛けすることにより固定することもできる。
横軸回転パネル1a,1bは、図1中に二点鎖線で示すように、下部側が室外側に突き出す方向に回転して開くものであって、8枚の横軸回転パネルのうち、上から1〜7枚目の横軸回転パネル1aは、図1と図3に示すように、回転軸2をパネルの上下方向の中間よりも上方に偏心した位置に設けると共に、回転軸2よりも上方のパネル内に錘3を取付けた上パネルとなっている。一番下の横軸回転パネル1bは、回転軸2をパネルの上下方向の中間よりも下方に偏心した位置に設けると共に、回転軸2よりも下方のパネル内に錘3を取付けた下パネルとなっている。錘3を取付けるのは、回転軸2よりも上側のパネル重量と回転軸2よりも下側のパネル重量のバランスをとるためで、このように回転軸2を上方又は下方に偏心させ、且つ錘3を取付けて回転軸2上側と下側のパネル重量のバランスをとることで、後述するように各パネル1a,1bが風圧を受けて自然に開閉する。また回転軸2は、パネルの厚み方向の中間に対して室外側に偏心した位置に設けてある。
横軸回転パネル1a,1bは、図1,2,4に示すように、室外側が開放した略凹状の室内側面材23と、室内側面材23に係脱自在な室外側面材24と、左右の側面材25,25とを組み合わせて中空状に構成してあり、上パネル1aも下パネル1bも同一の外形となっている。室内側面材23、室外側面材24、側面材25は、アルミの押出形材で形成している。
図1に示すように、室内側面材23の上端部には、パネル上面の室内側端部より上方に突出する立ち上がり部6が設けてある。立ち上がり部6の室外側面には、ゴムで形成したヒレ状のタイト材26が取付けてあり、該タイト材26は、上方に隣接する横軸回転パネル1aの室内側面材23の下面に垂下して設けた当接部27に当接している。室内側面材24の室外側面の上部と下部には、略T字状断面の錘取付部28a,28bが設けてあり、上パネル1aでは上側の錘取付部28aに錘3がビス29で取付けてあり、下パネル1bでは下側の錘取付部28bに錘3がビス29で取付けてある。錘3は、帯状の金属板を複数枚重ねたものとなっており、重ねる枚数を変更することで重さを簡単に調節することができ、錘3の重さを調節することで、横軸回転パネル1a,1bが風圧を受けて回転するときの動きやすさ、及び無風時の開き角度を調節できる。
室外側面材24は、上部と下部と中間部とに室内側に向けて突出する鉤状の係合部30a,30b,30cを有し、係合部30a,30b,30cを室内側面材23に形成された被係合部に上方から係合するとともに、上方からのビス31で室内側面材23に固定してある。室外側面材24の下端部には、パネル下面の室外側端部より下方に垂下する垂下部7が設けてあり、垂下部7の下端にはゴムで形成したヒレ状のタイト材32が取付けてあり、該タイト材32は、下方に隣接する横軸回転パネル1a,1bの室外側面材24の上端部に当接している。
左右の側面材25は、室内側面材23と室外側面材24を合わせた側面に当接し、室内側面材23に形成されたタッピングホール33にビス(図示省略)を捩じ込んで取付けてある。側面材25には、図2に示すように、回転軸2の挿通孔34が、上パネル1aでは上方、下パネル1bでは下方に偏心した位置に設けてあり、当該挿通孔34の裏側にベアリングを内装した軸受け部材35がネジ止めしてあり、軸受け部材35で回転軸2の先端部を回転自在に受けている。竪枠4と側面材25の隙間は、ゴムで形成したヒレ状のタイト材52により塞いでいる。
各横軸回転パネル1a,1bが閉じた状態では、図1に示すように、上下に隣接する上側の横軸回転パネル1aの垂下部7と下側の横軸回転パネル1bの立ち上がり部6とが、室内外方向に隙間8を持って重なり合い、この立ち上がり部6と垂下部7との間の隙間8に、先に述べた左右竪枠4,4間に架設した横繋ぎ材5を挿通している。そのため、各横軸回転パネル1a,1bが閉じた状態では、横繋ぎ材5は室内側、室外側から見えない。
横軸回転パネル1a,1bは、回転軸2をパネルの上下方向の中間に対して上方又は下方に偏心した位置に設けたことと、偏心した側のパネル内に錘3を取付けたことにより、風圧を受けて自然に開閉するものとなっているが、複数の横軸回転パネル1a,1bを一括して強制的に開閉する開閉機構36も有している。以下、当該開閉機構36について説明する。
竪枠4の室内側の見込み面には、図2に示すように、長手方向に沿ってレール49が取付けてあり、当該レール49に係合してスライド棒9が竪枠4に沿って上下にスライド自在に取付けてある。スライド棒9には、水平軸で軸支したローラーよりなる押圧突部11が、室外側に向けて取付けてある。押圧突部11は、図1に示すように、各横軸回転パネル1a,1bの回転軸2付近にそれぞれ位置するように、横軸回転パネル1a,1bの数だけ設けてある。
図1,2に示すように、横軸回転パネル1a,1bの室内側面の側端部には、前記押圧突部11が当接する被当接部材37が回転軸2の高さ付近に上下方向の向きで取付けてある。被当接部材37は、平坦部38と、平坦部38の下端に連続する略半円形の突起部10を有し、突起部10は回転軸2の少し下方に位置している。
方立本体17の側面には、図2と図6に示すように、操作ボックス39が取付けてある。操作ボックス39内には、上下方向に移動可能に設けたラック40と、これと噛み合うギア41を備え、ラック40は連結部材42によりスライド棒9と連結されている。ギア41の回転軸にはハンドル43が取付けてある。ギア41は、ハンドル43が真下を向いた状態からハンドル43が室内側向きに水平になるまでの90°の範囲で回転する。
横軸回転パネル1a,1bが閉じた状態では、スライド棒9は最も上昇した位置にあって、図1に示すように、押圧突部11が回転軸2よりも上方の平坦部38上端部付近に当接しており、これにより各横軸回転パネル1a,1bが閉鎖状態に保持されている。
ハンドル43を室内側に回転すると、ラック40と共にスライド棒9が下方にスライドし、図7(a)に示すように、押圧突部11がパネルの突起部10を乗り越えることで各横軸回転パネル1a,1bが一斉に連動して開く。その後、横軸回転パネル1a,1bは、無風状態では、回転軸2よりも上側の自重によりパネルを開く方向に回転しようとするモーメントと、回転軸2よりも下側の自重によりパネルを閉じる方向に回転しようとするモーメントとが吊り合う位置で停止する。方立本体17には、図7(b)に示すように、ストッパー44が取付けてあり、ストッパー44により横軸回転パネル1a,1bの最大の開き角度を規制している。ハンドル43を室外側に回転して元の位置に戻すと、図7(c)に示すように、スライド棒9は上方にスライドし、押圧突部11が平坦部38に当接して押し上げるので、各横軸回転パネル1a,1bが連動して一斉に閉じる。
上述のようにスライド棒9を下方にスライドし、各横軸回転パネル1a,1bを開いた状態のときに、図8(a)に示すように、室外側から室内側に向かって風45aが吹き、横軸回転窓部16に正圧がかかると、上から1〜7枚目の横軸回転パネル(上パネル)1aは、回転軸2より下側の面積が上側の面積よりも広いために風圧によりパネルを閉じる方向の力が生じるので、風圧を受けて自然に閉じる。一番下の横軸回転パネル(下パネル)1bは、回転軸2より上側の面積が下側の面積よりも広いために風圧によりパネルを開ける方向の力が生じるので、開いたままである。そのため、開いた下パネル1bを通じて窓の下の方から涼しい室外の空気が室内に取り入れられる。
一方、図8(b)に示すように、建物から離れる方向に風45bが吹き、横軸回転窓部16に負圧がかかると、上パネル1aは、回転軸2より下側の面積が上側の面積よりも広いために風圧によりパネルを開ける方向の力が生じるので、開いたままとなり、下パネル1bは、回転軸2より上側の面積が下側の面積よりも広いために風圧によりパネルを閉じる方向の力が生じるので、風圧を受けて自然に閉じる。そのため、開いた上パネル1aを通じて窓の上の方から室内の暖かい空気が室外に排出される。
無風状態では、図8(c)に示すように、上パネル1aも下パネル1bも開いており、室内外の空気の温度差による空気密度の差により、温度が低く重い室外の空気46aが窓の下の方から室内に流れ込み、室内の温度の高い軽い空気46bが窓の上の方から室外に排出される。
このように本横軸回転窓部16は、回転軸2が上方に偏心した上パネル1aと下方に偏心したパネル1bを組み合わせたことにより、建物の一側面だけで風向きに応じて給気と排気の両方が行え、しかも正圧時に室外の冷たい空気が開いた下パネル1bを通じて室内下部の居住域に取り入れられ、負圧時に室内上部の熱溜まりを開いた上パネル1aを通じて室外に排気できるため、室内の温度成層を乱すことなく、効率の良い換気が行える。ちなみに、本実施形態のものとは逆に、上パネル1aを回転軸2が下方に偏心したものとし、下パネル1bを回転軸2が上方に偏心したものにしたときには、正圧時に上パネル1aが開いて下パネル1bが閉じる状態となるため、室外の温度が低く重い空気が窓の上の方から流れ込んで室内の温度成層が乱され、負圧時には上パネル1aが閉じて下パネル1bが開き、室内上部の熱溜まりを排気することができないので、効率の良い換気が行えない。
さらに本横軸回転窓部16は、竪枠4,4間に架設した横繋ぎ材5を、上下に隣接する横軸回転パネル1a,1bの立ち上がり部6と垂下部7との間の隙間8に挿通して設けたので、パネル閉鎖時に横繋ぎ材5が室内側、室外側から見えず、意匠性が良好となる。また横繋ぎ材5を、上下に隣接する横軸回転パネル1a,1bの間ごとに竪枠4,4間にそれぞれ架設したことで、竪枠4のねじれ等の変形を確実に防止でき、横軸回転窓部16を効果的に補強できる。竪枠4にねじれ等の変形が生じず、左右の竪枠4,4が平行になることで、横軸回転パネル1a,1bを容易に、且つ高精度に取付けできる。さらに、横軸回転パネル1a,1bが開いているときに、人が上下の横軸回転パネル1a,1bの間から脱落したり、不審者が上下の横軸回転パネル1a,1bの間から侵入しようとするのを、横繋ぎ材5により防止できる。
横軸回転パネル1a,1bは、上パネル1aも下パネル1bも同じ部材23,24,25を組合わせて形成してあり、外形を同一として回転軸2の位置と錘3の取付け位置だけを異ならせたので、コストを低く抑えられると共に、意匠上の連続性が得られる。錘3はパネル内部に取付けてあり、外部から錘3が見えないので、錘3をパネルの室内側に突き出して取付けた従来の自然換気窓(例えば、特許第3128566号参照。)と比較して、意匠性を向上できる。
さらに本横軸回転窓部16は、竪枠4に沿ってスライドするスライド棒9に室外側に向けて押圧突部11を設け、スライド棒9が上方にスライドして押圧突部11が横軸回転パネル1a,1bの回転軸2よりも上方の室内側面(平坦部38)を押すことで横軸回転パネル1a,1bを閉じ、スライド棒9が下方にスライドして押圧突部11が横軸回転パネル1a,1bの突起部10を乗り越えることで横軸回転パネル1a,1bを開くようにしたので、開閉機構36を簡素化し、室内側に目立たない状態で設置できる。また本実施形態のように、横軸回転パネル1a,1bを上下に複数連続して設ける場合でも、各横軸回転パネル1a,1bの突起部10に対応してスライド棒9に押圧突部11を複数設けるだけでよく、低コストで容易に実施できる。
図9と図10は、本発明の開口部装置の他の実施形態であって、ビル用サッシに適用した実施形態を示している。本サッシは、躯体開口部に取付けるサッシ枠47が天井から床までに達する縦長の長方形に形成され、サッシ枠47内の上下方向中間部に嵌め殺し窓部15を設け、嵌め殺し窓部15の上方と下方に横軸回転パネル1a,1bを2枚ずつ上下に連続して設けている。上側の2枚の横軸回転パネル1a,1aは、回転軸2をパネルの上下方向の中間よりも上方に偏心した位置に設けると共に、回転軸2よりも上方のパネル内に錘3を取付けた上パネルとなっており、下側の2枚の横軸回転パネル1b,1bは、回転軸2をパネルの上下方向の中間よりも下方に偏心した位置に設けると共に、回転軸2よりも下方のパネル内に錘3を取付けた下パネルとなっている。
本サッシも、先に説明した実施形態と同様に、正圧時には下パネル1bのみが開き、負圧時には上パネル1aのみが開いて、建物の一側面に設けた単体の窓で効率良く換気が行える。
本発明は以上に述べた実施形態に限定されない。上パネルと下パネルは、4本の框を方形に組んだ枠内にガラス等の透明なパネルを嵌め込んだものでもよく、また、上パネルと下パネルで形状や大きさを異ならせることもできる。本発明の開口部装置は、カーテンウォールやサッシ等の窓に利用できる他、窓の室外側に設置される開口部に遮蔽材として用いることもできる。
図3のA−A断面図である。 図3のB−B断面図である。 本発明の開口部装置の一実施形態を示す室外側正面図である。 同開口部装置の下部を拡大して示す室外側正面図である。 図4のC−C断面図である。 図2のX矢視図である。 (a)は横軸回転パネルを開けるときの状態を示す縦断面図であり、(b)は横軸回転パネルを全開にした状態を示す縦断面図であり、(c)は横軸回転パネルを閉めるときの状態を示す縦断面図である。 横軸回転パネルの開閉状態を示す縦断面図であって、(a)は正圧を受けたときの状態、(b)は負圧を受けたときの状態、(c)は無風時の状態をそれぞれ示している。 本発明の開口部装置の他の実施形態を示す室外側正面図である。 同開口部装置の縦断面図である。
符号の説明
1a 上パネル(横軸回転パネル)
1b 下パネル(横軸回転パネル)
2 回転軸
3 錘
4 竪枠
5 横繋ぎ材
6 立ち上がり部
7 垂下部
8 立ち上がり部と垂下部の間の隙間
9 スライド棒
10 突起部
11 押圧突部
36 開閉機構
45a,45b 風

Claims (1)

  1. 左右の竪枠と、左右の竪枠間に回転自在に軸支してあり風圧により開閉する横軸回転パネルと、竪枠に沿ってスライド自在に設けたスライド棒とを備え、横軸回転パネルは、下部側が外側に突き出す方向に回転して開くものであり、回転軸よりも下方の内側に突起部を有し、スライド棒は、横軸回転パネルよりも内側に位置し、外側に向けて押圧突部が設けてあり、スライド棒が上方にスライドして押圧突部が横軸回転パネルの回転軸よりも上方の内側面を押すことで横軸回転パネルが閉まり、スライド棒が下方にスライドして押圧突部が横軸回転パネルの突起部を乗り越えることで横軸回転パネルが開くことを特徴とする開口部装置。
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