JP2017184531A - キュービクル - Google Patents

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Abstract

【課題】強風の影響を受けにくいキュービクルを提供する。【解決手段】筐体(11)と、第1開口(131)が設けられ、前記筐体(11)を開閉する扉本体(13)と、第2開口(141)が設けられ、前記第1開口(131)と前記第2開口(141)とが重なる状態と重ならない状態と、を取り得る小扉(14)と、を備えるキュービクル(10)が提供される。【選択図】図1

Description

本発明は、消火ポンプ、制御盤または電源盤を収納するように構成されたキュービクルに関する。
キュービクルは、消火ポンプ、制御盤または電源盤を収納するものであり、屋上に設置されることがある。キュービクルの設置時や収納物の点検時には、キュービクルの扉を開放して作業が行われる。キュービクルが屋上に設置されている場合、扉が強風を受け、場合によっては扉が破損したり飛ばされたりするおそれがある。
また、屋上スペースは、他の機器類も存在し、扉の格納にも十分な設置スペースが得られない。
特開2013−247504号公報
本発明はこのような問題点に鑑みてなされたものであり、本発明の課題は、強風の影響を受けにくいキュービクルを提供することである。
本発明の一態様によれば、筐体と、第1開口が設けられ、前記筐体を開閉する扉本体と、第2開口が設けられ、前記第1開口と前記第2開口とが重なる状態と重ならない状態と、を取り得る小扉と、を備えるキュービクルが提供される。
扉本体の第1開口と小扉の第2開口とが重なることで、風が抜けることができ、強風の影響を抑えられる。
前記扉本体に対して前記小扉がスライドすることで、前記第1開口と前記第2開口とが重なる状態と重ならない状態と、を取り得るようにしてもよい。
前記扉本体には、前記第1開口と前記第2開口とが重なる状態で前記小扉を前記扉本体に固定するための第1ボルト穴と、前記第1開口と前記第2開口とが重ならない状態で前記小扉を前記扉本体に固定するための第2ボルト穴と、が設けられていてもよい。
本発明の別の態様によれば、開口が設けられた筐体と、前記筐体の側面と開口との間で移動可能な可動扉と、を備えるキュービクルが提供される。
可動扉を筐体の側面に移動させることで、風の影響を受けにくくなる。
前記可動扉は、前記筐体に沿って、その側面と開口との間を移動可能であってもよい。
前記可動扉は、所定間隔で折り曲げ可能であり、かつ、前記所定間隔より小さな小窓が設けられていてもよい。
前記可動扉は、前記筐体の開口に位置する状態と、前記可動扉の一端が前記筐体の角に位置して前記開口と略直交する状態と、前記筐体の側面に位置する状態と、を取り得てもよい。
前記可動扉は、前記筐体の開口に位置する状態から、前記可動扉の所定箇所を回転軸として略90度回転することにより、前記開口と略直交する状態となってもよい。
前記可動扉は、前記開口と略直交する状態から、前記筐体側にスライドすることにより、前記筐体の側面に位置する状態となってもよい。
前記筐体は、前記可動扉に向かうピンを有し、前記可動扉には、前記ピンが嵌合可能な凹部が設けられ、前記可動扉は、前記凹部に嵌合した前記ピンが回転軸となって略90度回転することにより、前記筐体の開口に位置する状態から、前記開口と略直交する状態となり、前記可動扉は、前記筐体に向かう突起部を有し、前記筐体には、前記側面に沿って延びる溝を有し、前記可動扉は、前記突起部が前記溝に沿ってスライドすることにより、前記開口と略直交する状態から、前記筐体の側面に位置する状態となってもよい。
前記ピンは、前記可動扉がスライドする際には、前記筐体内に収納され、前記突起部は、前記可動扉が回転する際には、前記可動扉内に収納されてもよい。
前記可動扉は、前記筐体に向かう凸部を有し、前記筐体には、前記凸部が入ることが可能であり、かつ、前記筐体の側面に向かって延びる溝が設けられ、前記可動扉は、前記溝に入った前記凸部が回転軸となって略90度回転することにより、前記筐体の開口に位置する状態から、前記開口と略直交する状態となり、前記凸部が前記溝に沿ってスライドすることにより、前記開口と略直交する状態から、前記筐体の側面に位置する状態となってもよい。
本発明の別の態様によれば、筐体と、開口が設けられ、前記筐体を開閉する扉と、前記開口に設けられ、一部が前記筐体に取り付けられて、前記開口を閉じる状態と前記開口を開く状態と、を取り得るフラップ部材と、を備えるキュービクルが提供される。
フラップ部材によって開口が開くことで、風が抜けることができ、強風の影響を抑えられる。
上記キュービクルは、消火ポンプ、消火ポンプの制御盤または電源盤を収納するように構成されてもよい。
強風の影響を受けにくくすることができる。
第1の実施形態に係るキュービクル10の概略構成を示す斜視図。 キュービクル10の扉12の開閉状態を説明する図。 扉本体13の概略図。 小扉14の概略正面図。 扉本体13の開口131と小扉14の開口141とが重なった状態の扉12を示す図。 扉本体13の開口131と小扉14の開口141とが重ならない状態の扉12を示す正面図。 第2の実施形態に係るキュービクル20の概略構成を示す斜視図。 扉22の正面図。 フラップ部材23が取り付けられた扉22の側面図。 第3の実施形態に係るキュービクル30の概略構成を示す図。 第3の実施形態に係るキュービクル30の概略構成を示す図。 第3の実施形態に係るキュービクル30の概略構成を示す図。 第4の実施形態に係るキュービクル40の概略構成を示す斜視図。 可動扉42の動きを説明する模式図。 可動扉42の動きを説明する模式図。 可動扉42の動きを説明する模式図。 筐体41が閉じた状態におけるキュービクル40を示す図。 筐体41が開く際のキュービクル40を示す図。 可動扉42を扉収納部411に収納する前のキュービクル40を示す正面図。 可動扉42を扉収納部411に収納する際のキュービクル40を示す図。 第5の実施形態に係るキュービクル50の概略構成を示す斜視図。 筐体51が閉じた状態におけるキュービクル50を示す図。 筐体51を開く前のキュービクル50を示す図。 筐体51を開く際のキュービクル50を示す図。 可動扉52を扉収納部511に収納する際のキュービクル50を示す上面図。
以下、本発明に係る実施形態について、図面を参照しながら具体的に説明する。説明するキュービクルは、消火ポンプ、制御盤または電源盤を収納するように構成されたものである。また、キュービクルは屋内のみならず屋外(典型的には建屋の屋上)にあって強風にさらされる場所に設置され得るものである。
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態に係るキュービクル10の概略構成を示す斜視図である。キュービクル10は、筐体11と、扉12とを備えている。
筐体11は前面が開口しており、対向する2つの側面、天井面、底面および背面の5面から概略構成される。筐体11は、幅が1500〜3300mm程度、奥行きが1300mm〜2000mm程度、高さが1700〜2700mm程度であり、重量は600〜5000kg程度である。
扉12は、後述する扉本体13と、小扉14とを有する。扉12は筐体11の前面に位置して筐体11を開閉するものであり、左扉および右扉から構成される。扉12の外側縁部において、例えば蝶番15により筐体11の側面に取り付けられている。
図2は、キュービクル10の扉12の開閉状態を説明する図である。同図の実線で示すように、扉12が筐体11の側面と直交して前面開口に位置する状態にあると、筐体11は閉じられる。一方、同図の破線で示すように、蝶番15を軸として扉12が90度回転すると、筐体11は開かれる。図示しないストッパーで扉12は固定される状態となる。この状態で扉12が強風にさらされることもある。そこで、本実施形態では以下のようにして、強風を受けても扉12が破損したり飛ばされたりしないようにする。
図3は、扉本体13の概略図であり、同図(a)は正面図、同図(b)は上面図である。扉本体13は矩形であり、その高さは筐体11の前面開口の高さよりやや小さく、その幅は筐体11の前面開口の幅の半分程度である。
図3(a)に示すように、扉本体13には開口131が設けられる。本実施形態では、3つの矩形の開口131が鉛直方向に等間隔に設けられる例を示しているが、その形状、数、配置などに特に制限はない。扉本体13の剛性が保たれるよう、開口にパンチングメタルなどを設けて網目開放としてもよい。
また、図3(a)に示すように、扉本体13は鉛直方向に延びるスライド部材132を有する。図3(b)に示すように、スライド部材132と扉本体13との間に隙間があり、この隙間を後述する小扉14がスライドできるようになっている。
さらに、図3(a)に示すように、扉本体13には8つのボルト穴133a〜133hが形成されている。同一鉛直線上にボルト穴133a〜133dが並んでおり、距離d1を隔てた別の同一鉛直線上にボルト穴133e〜133hが並んでいる。また、1段目のボルト穴133a,133eから鉛直方向に距離d2を隔てた位置に3段目のボルト穴133c,133gがあり、同様に、2段目のボルト穴133b,133fから鉛直方向に距離d2を隔てた位置に4段目のボルト穴133d,133hがある。これらのボルト穴133a〜133hは、後述する小扉14のボルト穴と協働して、扉本体13に対して小扉14を所定位置に固定するものである。
図4は、小扉14の概略正面図である。小扉14は矩形であり、扉本体13のスライド部材132に入ることが可能な幅と、少なくとも扉本体13の全開口131を覆うことが可能な高さとを有する。
小扉14には、開口141が設けられる。小扉14の開口141は扉本体13の開口131と対応して設けられる。すなわち、扉本体13と小扉14とが適切な位置関係にある場合、扉本体13の開口131と小扉14の開口141とが重なる。また、扉本体13と小扉14とが別の適切な位置関係にある場合、扉本体13の開口131と小扉14の開口141とが重ならず、扉本体13の開口131が小扉14の開口141以外の部分で閉塞される。
また、小扉14には4つのボルト穴142a〜142dが形成されている。同一鉛直線上にボルト穴142a,142bが並んでおり、距離d1を隔てた別の同一鉛直線上にボルト穴142c,142dが並んでいる。また、1段目のボルト穴142a,142cから鉛直方向に距離d2を隔てた位置にボルト穴142b,142dがある。
図5は、扉本体13の開口131と小扉14の開口141とが重なった状態の扉12を示す図であり、同図(a)は正面図、同図(b)は上面図である。同図(b)に示すように、扉本体13のスライド部材132内に小扉14が入っている。そして、同図(a)に示すように、扉本体13のボルト穴133b,133d,133f,133hの位置と、小扉14のボルト穴142a〜142dの位置とがそれぞれ一致しており、これらのボルト穴にボルトを締結することで、小扉14が扉本体13に固定される。
この状態では、扉本体13の開口131の前方に小扉14の開口141が位置する。よって、筐体11を開く際(図2の破線参照)には図5の状態にしておくことで、扉12が強風を受けたとしても、風は扉本体13の開口131および小扉14の開口141を抜けることができ、扉12の破損などを防止できる。
図6は、扉本体13の開口131と小扉14の開口141とが重ならない状態の扉12を示す正面図である。同図に示すように、扉本体13のボルト穴133a,133c,133e,133gの位置と、小扉14のボルト穴142a〜142dの位置とがそれぞれ一致しており、これらのボルト穴にボルトを締結することで、小扉14が扉本体13に固定される。
この状態では、扉本体13の開口131の前方には小扉14の開口141が位置しない。つまり、扉12全体としては開口している箇所がない。よって、筐体11を閉じる際(図2の実線参照)には図6の状態にしておくことで、雨や塵などが筐体11内に入るのを防止できる。
なお、図5の状態から図6の状態とするためには、一旦ボルトを外し、扉本体13のボルト穴133a,133c,133e,133gの位置と小扉14のボルト穴142a〜142dとの位置がそれぞれ一致するまで小扉14をスライド部材132に沿って上方にスライドさせ、再びボルトを締結すればよい。同様に、図6の状態から図5の状態とするためには、一旦ボルトを外し、扉本体13のボルト穴133b,133d,133f,133hの位置と小扉14のボルト穴142a〜142dとの位置がそれぞれ一致するまで小扉14をスライド部材132に沿って下方にスライドさせ、再びボルトを締結すればよい。
このように、第1の実施形態では、扉本体13に開口131を設け、小扉14にも開口141を設ける。そして、開口131と開口141とが重なるようにすることで筐体11を開いたときに強風の影響を抑えることができ、開口131と開口141とが重ならないようにすることで筐体11を閉じたときに雨や塵などが筐体内に入るのを防止できる。
なお、本実施形態では、ボルトを用いて扉本体と小扉とを固定する例を示したが、ローレットビスや凹凸式のラッチを用いて固定してもよい。
また、図1などでは左右2つの扉12が設けられる例を示したが、3つ以上の扉があってもよい。
(第2の実施形態)
次に説明する第2の実施形態は第1の実施形態の変形例であり、第1の実施形態との相違点を中心に説明する。
図7は、第2の実施形態に係るキュービクル20の概略構成を示す斜視図である。本実施形態のキュービクル20は、筐体21と、筐体21を開閉する扉22と、扉22に形成された開口221に設けられたフラップ部材23とを備えている。
図8Aは、扉22の正面図である。図示のように、扉22には矩形の開口221が形成されている。
図8Bは、フラップ部材23が取り付けられた扉22の側面図であり、同図(a)はフラップ部材23が下りて開口221が閉じた状態、同図(b)はフラップ部材23が押し上げられて開口221が開いた状態である。
図示のように、4つのフラップ部材23が開口221に嵌まるように設けられる。具体的な構成例として、各フラップ部材23は、上部に設けられた軸231が扉22の凹部(不図示)に係合して、扉22に取り付けられることができる。一方、各フラップ部材23の下方は固定されておらず、軸231を中心として扉22の前方および後方のいずれにも揺動自在となっている。なお、フラップ部材23の形状、数、配置などに特に制限はなく、フラップ部材23で開口221の全体を覆うことができればよい。
筐体21を開いた際(図2の破線参照)、扉22があまり風を受けていなければ、フラップ部材23は軸231から鉛直下向きに懸下され、開口221が閉じる(図8B(a))。一方、扉22が強風を受けると、風はフラップ部材23の下方を押し上げて扉22を抜けることができ(図8B(b))、扉22の破損などを防止できる。なお、開口221が閉じた状態でフラップ部材23が固定できるのが望ましい。
このように、第2の実施形態では、扉22の開口221にフラップ部材23を設け、風が抜けられるようにする。そのため、扉22の破損などを防止できる。
(第3の実施形態)
上述した第1および第2の実施形態は、扉に開口を設けるものであった。これに対し、次に説明する第3の実施形態は、扉を筐体の側面に収納できるようにするものである。
図9〜図11は、第3の実施形態に係るキュービクル30の概略構成を示す図であり、いずれも(a)は斜視図、(b)は上面図である。キュービクル30は、筐体31と、可動扉32とを備えている。
筐体31は、その側面に扉収納部311が設けられる。扉収納部311の天井面および底面には、可動扉32がスライドするレールが設けられてもよい。扉収納部311は戸袋になっていて消火ポンプなどが収納される空間とは区切られていてもよいし、単に可動扉32を収納するスペースであってもよい。
可動扉32は図9(a)の破線で示す所定間隔で折り曲げ可能となっており、筐体31の角に沿って移動することで筐体31を開閉できる。より具体的には、図9に示すように、可動扉32が筐体31の前面開口に位置すると、筐体31が閉じる。可動扉32が扉収納部311側に移動すると、図10に示すように、可動扉32の一部が筐体31の前面開口に位置し、他の一部が扉収納部311に入ることで、筐体31の一部が開く。さらに、可動扉32が扉収納部311側に移動し、図11に示すように可動扉32の全体が扉収納部311に入ることで、筐体31が完全に開く。
望ましくは、可動扉32には小窓321(計器窓)が設けられ、筐体31が閉じた状態でも内部を視認できるようになっている。小窓321は、高さが150mm程度であり、幅が130mm程度であって可動扉32における折り曲げ可能な間隔より小さい。
このように、第3の実施形態では、筐体31を開いた際に可動扉32が筐体31の側面に収納される。そのため、開いた可動扉32が強風の影響を受けることなく、その破損などを防止できる。また、可動扉32が筐体31に沿って移動して収納されるので、省スペース化が図れる。
なお、図9などでは1つの可動扉32が設けられる例を示したが、左右2つ(あるいは3以上)の可動扉を設けるとともに、筐体の左右に扉収納部を設けてもよい。特に筐体が幅広である場合に有効である。
(第4の実施形態)
図12は、第4の実施形態に係るキュービクル40の概略構成を示す斜視図である。キュービクル40は、筐体41と、可動扉42とを備えている。
筐体41の側面には扉収納部411が設けられる。扉収納部411の天井面および底面には、筐体41の側面に沿って延びており、可動扉42がスライドするための溝412a,412bがそれぞれ設けられている。可動扉42は筐体41を開閉するものであり、小窓421が設けられていてもよい。
図13〜図15は、可動扉42の動きを説明する模式図であり、キュービクル40を上方から見た図である。図13に示すように、可動扉42が筐体41の前面開口に位置すると、筐体41が閉じる。図14に示すように、可動扉42が90度回転すると、その一端が筐体41の角に位置するとともに筐体41の前面開口と直交し、筐体41が開く。さらに、図15に示すように、可動扉42が筐体41の側面に位置するよう、扉収納部411に収納することもできる。
以下、可動扉42を開いて扉収納部411に収納するまでの仕組みを詳しく説明する。
図16は、筐体41が閉じた状態におけるキュービクル40を示す図であり、同図(a)は正面図、同図(b)は上面図である。
筐体41は、その天井面から可動扉42に向かって下方に延びるピン43aと、底面から可動扉42に向かって上方に延びるピン43bとを有する。ピン43a,43bの先端は、可動扉42との位置決めがしやすいよう、テーパー状になっているのが望ましい。図16ではピン43a,43bは筐体41から突出しているが、後述するように、ピン43a,43bは筐体41に収納可能である。
また、可動扉42には、ピン43aと嵌合可能な凹部44aが上部に設けられ、ピン43と嵌合可能な凹部44bが下部に設けられる。筐体41が開いた状態では、ピン43a,43bが凹部44a,44bにそれぞれ嵌合している。すなわち、可動扉42はピン43a,43bによって支持されている。なお、可動扉42は後述する突起部45a,45bを有しているが、この状態では可動扉42内に収納されている。
図17は、筐体41が開く際のキュービクル40を示す図であり、同図(a)は正面図、同図(b)は上面図である。凹部44a,44bにそれぞれ嵌合したピン43a,43bが回転軸となって可動扉42が90度回転する。これにより、可動扉42は、その一端が筐体41の角に位置するとともに、筐体41の前面開口と直交した状態となる。
図18は、可動扉42を扉収納部411に収納する前のキュービクル40を示す正面図である。可動扉42が筐体41を閉じた状態で、ピン43aが筐体41の天井面に収納され、ピン43bが底面に収納される。代わりに、筐体41の天井面に向かう突起部45aおよび筐体41の底面に向かう突起部45bが、可動扉42から突出する。突起部45a,45bは例えば球状の部材であり、その上面および下面がそれぞれ筐体41の天井面および底面に接する。すなわち、可動扉42は突起部45a,45bによって支持されている。
この状態で、突起部45a,45bが溝412a,412bにそれぞれ嵌まるまで可動扉42は水平方向外側(図18の左側)に移動される。
図19は、可動扉42を扉収納部411に収納する際のキュービクル40を示す図であり、同図(a)は正面図、同図(b)は上面図である。突起部45a,45bが溝412a,412bに入り、摺動しながら溝412a,412bに沿って(つまり筐体41の側面に沿って)スライドし、可動扉42が扉収納部411に収納される。これにより、可動扉42は筐体41の側面に位置する状態となる。
このように、第4の実施形態では、筐体41を開いた際に可動扉42が筐体41の側面に収納される。そのため、開いた可動扉42が強風を受けることなく、その破損などを防止できる。
なお、図12などでは左右2つの可動扉42が設けられる例を示したが、3つ以上の可動扉があってもよい。
(第5の実施形態)
次に説明する第5の実施形態は第4の実施形態の変形例である。
図20は、第5の実施形態に係るキュービクル50の概略構成を示す斜視図である。キュービクル50は、筐体51と、可動扉52とを備えている。
筐体51の側面には扉収納部511が設けられる。扉収納部511の天井面および底面には、筐体51の側面に沿って延びており、可動扉52がスライドするための溝512a,512bがそれぞれ設けられている。溝512a,512bは、図12の筐体41における溝412a,412bより幅広であってもよい。
可動扉52は筐体51を開閉するものである。可動扉52は、その上部に設けられて筐体51の天井面に向かって上方に突出した凸部53aと、その下部に設けられて筐体51の底面に向かって下方に突出した凸部53bとを有する。また、可動扉52には、小窓521が設けられていてもよい。
この可動扉52は、図13〜図15と同様に動く。すなわち、可動扉52が筐体51の前面開口に位置すると、筐体51が閉じる(図13参照)。可動扉52が90度回転すると、その一端が筐体51の角に位置するとともに筐体51の前面開口と直交し、筐体51が開く(図14参照)。さらに、可動扉52が筐体51の側面に位置するよう、扉収納部511に収納することもできる(図15参照)。
以下、可動扉52を開いて扉収納部511に収納するまでの仕組みを詳しく説明する。
図21は、筐体51が閉じた状態におけるキュービクル50を示す図であり、同図(a)は正面図、同図(b)は上面図である。可動扉52から突出した凸部53a,53bはそれぞれ、筐体51の溝512a,512b内の内側に位置している。
図22は、筐体51を開く前のキュービクル50を示す図であり、同図(a)は正面図、同図(b)は上面図である。筐体51を開く場合、まずは凸部53a,53bがそれぞれ筐体51の溝512a,512bの外側に位置するよう、可動扉52は水平方向外側(図22の左側)に移動される。
図23は、筐体51を開く際のキュービクル50を示す図であり、同図(a)は正面図、同図(b)は上面図である。溝512a,512bの外側にそれぞれ入った凸部53a,53bを回転軸として可動扉52が90度回転する。これにより、可動扉52は筐体51の前面開口と直交した状態となる。
図24は、可動扉52を扉収納部511に収納する際のキュービクル50を示す上面図である。凸部53a,53bがそれぞれ溝512a,512bに入り、摺動しながら溝512a,512bに沿って(つまり筐体51の側面に沿って)スライドし、可動扉52が扉収納部511に収納される。これにより、可動扉52は筐体51の側面に位置する状態となる。
このように、第5の実施形態では、筐体51を開いた際に可動扉52が筐体51の側面に収納される。そのため、開いた可動扉52が強風を受けることなく、その破損などを防止できる。
上述した実施形態は、本発明が属する技術分野における通常の知識を有する者が本発明を実施できることを目的として記載されたものである。上記実施形態の種々の変形例は、当業者であれば当然になしうることであり、本発明の技術的思想は他の実施形態にも適用しうることである。したがって、本発明は、記載された実施形態に限定されることはなく、特許請求の範囲によって定義される技術的思想に従った最も広い範囲とすべきである。
10 キュービクル
11 筐体
12 扉
13 扉本体
131 開口
132 スライド部材
133a〜133h ボルト穴
14 小扉
141 開口
142a〜142d ボルト穴
15 蝶番
20 キュービクル
21 筐体
22 扉
221 開口
23 フラップ部材
30 キュービクル
31 筐体
311 扉収納部
32 可動扉
321 小窓
40 キュービクル
41 筐体
411 扉収納部
412a,412b 溝
42 可動扉
43a,43b ピン
44a,44b 凹部
50 キュービクル
51 筐体
511 扉収納部
512a,512b 溝
52 可動扉
521 小窓
53a,53b 凸部

Claims (14)

  1. 筐体と、
    第1開口が設けられ、前記筐体を開閉する扉本体と、
    第2開口が設けられ、前記第1開口と前記第2開口とが重なる状態と重ならない状態と、を取り得る小扉と、を備えるキュービクル。
  2. 前記扉本体に対して前記小扉がスライドすることで、前記第1開口と前記第2開口とが重なる状態と重ならない状態と、を取り得る、請求項1に記載のキュービクル。
  3. 前記扉本体には、
    前記第1開口と前記第2開口とが重なる状態で前記小扉を前記扉本体に固定するための第1ボルト穴と、
    前記第1開口と前記第2開口とが重ならない状態で前記小扉を前記扉本体に固定するための第2ボルト穴と、
    が設けられている、請求項1または2に記載のキュービクル。
  4. 開口が設けられた筐体と、
    前記筐体の側面と開口との間で移動可能な可動扉と、を備えるキュービクル。
  5. 前記可動扉は、前記筐体に沿って、その側面と開口との間を移動可能である、請求項4に記載のキュービクル。
  6. 前記可動扉は、所定間隔で折り曲げ可能であり、かつ、前記所定間隔より小さな小窓が設けられている、請求項4または5に記載のキュービクル。
  7. 前記可動扉は、前記筐体の開口に位置する状態と、前記可動扉の一端が前記筐体の角に位置して前記開口と略直交する状態と、前記筐体の側面に位置する状態と、を取り得る、請求項4に記載のキュービクル。
  8. 前記可動扉は、前記筐体の開口に位置する状態から、前記可動扉の所定箇所を回転軸として略90度回転することにより、前記開口と略直交する状態となる、請求項7に記載のキュービクル。
  9. 前記可動扉は、前記開口と略直交する状態から、前記筐体側にスライドすることにより、前記筐体の側面に位置する状態となる、請求項7または8に記載のキュービクル。
  10. 前記筐体は、前記可動扉に向かうピンを有し、
    前記可動扉には、前記ピンが嵌合可能な凹部が設けられ、
    前記可動扉は、前記凹部に嵌合した前記ピンが回転軸となって略90度回転することにより、前記筐体の開口に位置する状態から、前記開口と略直交する状態となり、
    前記可動扉は、前記筐体に向かう突起部を有し、
    前記筐体には、前記側面に沿って延びる溝を有し、
    前記可動扉は、前記突起部が前記溝に沿ってスライドすることにより、前記開口と略直交する状態から、前記筐体の側面に位置する状態となる、請求項7に記載のキュービクル。
  11. 前記ピンは、前記可動扉がスライドする際には、前記筐体内に収納され、
    前記突起部は、前記可動扉が回転する際には、前記可動扉内に収納される、請求項10に記載のキュービクル。
  12. 前記可動扉は、前記筐体に向かう凸部を有し、
    前記筐体には、前記凸部が入ることが可能であり、かつ、前記筐体の側面に向かって延びる溝が設けられ、
    前記可動扉は、
    前記溝に入った前記凸部が回転軸となって略90度回転することにより、前記筐体の開口に位置する状態から、前記開口と略直交する状態となり、
    前記凸部が前記溝に沿ってスライドすることにより、前記開口と略直交する状態から、前記筐体の側面に位置する状態となる、請求項7に記載のキュービクル。
  13. 筐体と、
    開口が設けられ、前記筐体を開閉する扉と、
    前記開口に設けられ、一部が前記筐体に取り付けられて、前記開口を閉じる状態と前記開口を開く状態と、を取り得るフラップ部材と、を備えるキュービクル。
  14. 消火ポンプ、消火ポンプの制御盤または電源盤を収納するように構成された、請求項1乃至13の何れかに記載のキュービクル。
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