JP2009051560A - 電子レンジ加熱用包装体 - Google Patents
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Abstract
【課題】従来の電子レンジ加熱用の加熱調整シートや容器やこれらを利用した食品の場合、加熱むらにならない均一過熱するための工夫として、マイクロ波を遮蔽や減衰することよって、個々の食品やその状態に応じた加熱調整部材を配置した包装容器であった。エネルギー効率や個々の包装設計といった面でもコスト面で有利ではなく、簡易簡便でかつ消費者が安全に取り扱える包装形態が求められていた。
【解決手段】マイクロ波透過性の材料で形成され、周側面形状が筒状や曲面形状を形成する容器に食品収納部を有し、その周側面外側に位置するように、アルミ薄膜層を有する円筒状体で覆い、さらにこれらを内包するようにマイクロ波を透過する材料からなる外箱を備えた構成であることを特徴とする電子レンジ加熱用包装体である。
【選択図】図2
【解決手段】マイクロ波透過性の材料で形成され、周側面形状が筒状や曲面形状を形成する容器に食品収納部を有し、その周側面外側に位置するように、アルミ薄膜層を有する円筒状体で覆い、さらにこれらを内包するようにマイクロ波を透過する材料からなる外箱を備えた構成であることを特徴とする電子レンジ加熱用包装体である。
【選択図】図2
Description
本発明は、食品収納部に収納された食品を電子レンジを利用して内容物を均一に加熱するための電子レンジ加熱用包装体に関するものである。
従来、電子レンジを用いて加熱する容器では内容物である食品を均一に加熱するために発熱や遮断することによって加熱を調整するマイクロ波加熱調整シートが提案されている。(たとえば特許文献1)また、あるいは容器の一部にマイクロ波反射板を複数有する電子レンジ容器が提案されている。(たとえば特許文献2)また、さらには容器の底部の一部分にマイクロ波遮蔽部材を設けた容器入り冷凍/冷蔵食品が提案されている。(たとえば特許文献3)
特開平10−56981号公報
特許第3305246号公報
特開2002−209564号公報公報
前記のような従来の電子レンジ加熱用の加熱調整シートや容器やこれらを利用した食品の場合、加熱むらを防ぐためには均一過熱するための工夫として、マイクロ波を遮蔽したり減衰させたりの手段のためそれぞれ個々の食品やその状態に応じて加熱調整部材を配置する必要があった。また、十分にマイクロ波のエネルギーを効率よく利用できないことや局所的な工夫など個々の工夫のためにコスト面で有利ではなかった。そのため、簡易簡便でかつ消費者が安全に取り扱える包装形態が求められていた。
特許文献1においては、図3に示すようマイクロ波加熱調整シート11を丸型容器12に装着して、電子レンジ13内に入れて加熱している状態である。マイクロ波加熱調整シート11の役割は過加熱されるホットスポットの発生を防ぐためのマイクロ波の遮蔽と発熱部としての利用を考慮し、加熱する食品ごとに仕様が決定されたものである。補助加熱する考え方である。
また、特許文献2においては、図4に示すように食品容器14の外周全面と底面部の外面の一部分に装着されたマイクロ波反射板15により収納された食品16を短時間で均一に加熱することを狙いとしたものである。この場合、個々の食品のその容器に対しての工夫となっている。
また、特許文献3においては、図5に示すように電子レンジ13内に入れて加熱している状態で、食品容器14の底部の一部分に装着されたマイクロ波遮蔽部材17によりマイクロ波を遮断することによって、内容物である食品16を均一加熱する狙いとしたものである。
これらの従来提案された方法においては、内容物である食品を効率よく均一に加熱するための十分に簡易簡便な電子レンジ加熱用の包装体ではなかった。
さらに本発明では、各包装体に対して個々の容器設計が不要で簡単な構成で実現できるため、従来のように食品に対する包装体ごとに効率のよい均一な加熱状況を達成するために最適な包装方法をそのつど検討する必要がない。
本発明は前述した課題を解決するために、マイクロ波透過性の材料で形成され、周側面形状が筒状や曲面形状を形成する容器に食品収納部を有し、その周側面外側に位置するように、アルミ薄膜層を有する円筒状体で覆い、さらにこれらを内包するようにマイクロ波を透過する材料からなる外箱を備えた構成であることを特徴とする電子レンジ加熱用包装体である。
また、さらにこのこの食品収納部を有する容器のトップシールはある一定温度以上に内容物が加熱されるとその蒸気圧で開封されるように、シール強度を弱めたイージーピールヒートシールである易剥離性シールを有する。
本発明によると消費者は購入後、外箱を開封し、そのまま食品が収納された容器とその周囲に配置されたアルミ薄膜された円筒体、それらを内包する外箱をそのままの状態で、電子レンジに入れて加熱することが出来る。
またさらに、食品が収納された容器のトップシールはある一定以上に加熱され、内部の蒸気圧が一定値以上になると自然に開封するようなイージーピール構造をとっているために、最適な加熱時間を確認することができる。
また、本発明はこれらの目的を達成するためにそれぞれの内蔵する食品ごとに包装設計をする必要がなく、よってそのため余分な資材を必要としないため、それを供給する方法やコスト面で有利で、環境面に対しても考慮した包装構成となっている。各部材ごとに分かれた構成となっているため、廃棄時の分別も容易である。
本発明は前述した課題を解決するために、電子レンジ加熱包装体において、周側面形状が筒状もしくは局面形状を有する容器に食品を収容し、その周囲をアルミ蒸着層を有する円筒状体で覆い、さらにこれらを内包する様な箱体を備えたことを特徴とする電子レンジ加熱用包装体である。
以下、本発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
図1は本発明の一実施例である電子レンジ加熱用包装体を示した斜視図である。1は容器、2はふた、3はアルミ薄膜層を有する円筒体、4は外箱、8は切込み線である。
容器1に食品を収容し、ふた2を用いてトップシールされている。その容器1の周囲をアルミ薄膜層を有する円筒体3で覆われている。さらにそれらを外箱4にて包装された構成となっている。容器1とアルミ薄膜層を有する円筒体とを貼着するなどして一体化してもよい。
容器1にふた2をヒートシールするに際して、ある一定温度に内容物である食品の温度が到達したときに内圧によりヒートシール部が層間剥離して開封されるように易剥離部を有している。
この電子レンジ用包装体を使用するには、外箱4の上面を切込み線8より取り除いて、内部の容器のふたの開封状況が分かるようにして使用する。開封されると内部より蒸気が発生し、その時点で加熱を終了するようにすれば、食品内部が最適な温度で提供することが出来る。
また、アルミ薄膜層を有する円筒体3はアルミ箔をポリプロピレンフィルム(以下PPフィルム)で両面表面をラミネートされた構成で、かつPPフィルム表面にはヒートシール適性を上げるため片側表面内面にコロナ処理が施されている。このラミネートフィルムを端部において接合面を内面と外面でヒートシールするいわゆる封筒貼りにより円筒形状に形成されている。この方法により、突起部が形成されることが抑えられたのでさらにスパークが発生しにくくなっている。アルミ薄膜層としては電子レンジ加熱の場合、アルミ蒸着膜はスパークしやすくアルミ箔のほうが好ましい。
図2は図1のA−A断面を示した断面図である。1は容器、2はふた、3はアルミ薄膜層を有する円筒体、4は外箱、5は内容物である食品、6はトップシール部、7ははかま部、8は切込み線である。
図2に示したように、内容物である食品5は容器1に入れられ、ふた2でヒートシールすることによって接着され、トップシール部6を形成される。この容器1の周囲をアルミ薄膜層を有する円筒体3を覆われ、さらに全体を外箱4で内包されている。このトップシール部6は内容物である食品5が一定温度に達し、容器内の内圧がある一定圧より大きくなると開封する仕組みとなっている。
また、容器1は図2に示すようにはかま部7を備えたものが望ましい。容器にはかま部がない場合は、容器1の深さよりアルミ薄膜層を有する円筒体3の高さのほうを若干大きくして、容器1の底部を浮かすことにより、底部全体を加熱むらなく効率よく加熱することが出来る。
これを使用するにおいては、電子レンジに外箱4の上面を切込み線8により開封して、外箱4ごと入れ加熱する。食品5が適温になれば食品5が内包された容器1のふた2のトップシール部6の易剥離部が内圧により剥離をおこし開封され蒸気が開放される。
外箱4の上面が開封されているため、開放された蒸気により内容物である食品5が適温に熱せられたことを確認できる。また外箱4には側面辺にも切込み線8を入れることにより、加熱終了後はここからも外箱4を拡げることができるようになっている。
本発明はたとえば、電子レンジで加熱調理する食品に利用される容器に関する。その食品ごとに容器の構成等の設計が必要となるのではなく、標準的な容器とそのマイクロ波反射体の構成で、内容物である食品の均一加熱を実現する。容易簡便な構成のため、コストを抑え、さらに家庭におけるごみの分別回収にも簡単に分けることが出来る。また、さらに外箱の上面部を開封するだけで、そのまま過熱が可能で、このため流通時においては外箱は内容物の告知宣伝に利用でき、加熱後はこの外箱を開くことによりトレーやマットとしても利用できる。
1 容器
2 ふた
3 アルミ薄膜層を有する円筒体
4 外箱
5 食品
6 トップシール部
7 はかま部
8 切込み線
11 マイクロ波加熱調整シート
12 丸型容器
13 電子レンジ
14 食品容器
15 マイクロ波反射板
16 食品
17 マイクロ波遮蔽部材
2 ふた
3 アルミ薄膜層を有する円筒体
4 外箱
5 食品
6 トップシール部
7 はかま部
8 切込み線
11 マイクロ波加熱調整シート
12 丸型容器
13 電子レンジ
14 食品容器
15 マイクロ波反射板
16 食品
17 マイクロ波遮蔽部材
Claims (5)
- マイクロ波透過性の材料で形成され、周側面の形状が筒状や曲面形状を形成する容器に食品収納部を有し、その周側面外側に位置するように、アルミ薄膜層を有する円筒状体で覆い、さらにこれらを内包するようにマイクロ波を透過する材料からなる外箱を備えた構成であることを特徴とする電子レンジ加熱用包装体
- 食品収納部を有する容器において、トップシール面にフランジ面を有し、かつ該容器を覆うためにその周囲に配置されるアルミ薄膜層を有する円筒状体の上部端面にて該容器のフランジ面と接面しかつ支持される構成であることを特徴とする請求項1に記載の電子レンジ加熱用包装体
- 食品収納部を有する容器におけるトップシール面が易剥離性を有するイージーピールヒートシールが施されていることを特徴とする請求項1乃至は請求項2に記載の電子レンジ加熱用包装体
- 食品収納部を有する容器において、はかま部を有することを特徴とする請求項1乃至は請求項3に記載の電子レンジ加熱用包装体
- アルミ薄膜層を有する円筒状体表面両面にポリプロピレンフィルムがラミネートされ、かつその端部接合面において内面と外面とを貼り合わせするいわゆる封筒貼りにより、円筒状体に形成することを特徴とする請求項1乃至は請求項4に記載の電子レンジ加熱用包装体
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007222120A JP2009051560A (ja) | 2007-08-29 | 2007-08-29 | 電子レンジ加熱用包装体 |
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Family Applications (1)
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN106829208A (zh) * | 2016-12-26 | 2017-06-13 | 烟台博源科技材料股份有限公司 | 一种微波感应复合包装结构及其制备方法 |
CN107319600A (zh) * | 2017-08-10 | 2017-11-07 | 江苏天元中科生物技术有限公司 | 用于食品加工的双向脱水机 |
Citations (3)
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JPS62185275U (ja) * | 1986-05-16 | 1987-11-25 | ||
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-
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- 2007-08-29 JP JP2007222120A patent/JP2009051560A/ja active Pending
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