JPH01171513A - 高周波加熱調理器用容器 - Google Patents

高周波加熱調理器用容器

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JPH01171513A
JPH01171513A JP62335200A JP33520087A JPH01171513A JP H01171513 A JPH01171513 A JP H01171513A JP 62335200 A JP62335200 A JP 62335200A JP 33520087 A JP33520087 A JP 33520087A JP H01171513 A JPH01171513 A JP H01171513A
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JP
Japan
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container
microwave
heating
blocking layer
peripheral wall
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JP62335200A
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Hiroshi Odaka
博 小高
Hiroshi Maeda
浩史 前田
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Idemitsu Petrochemical Co Ltd
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Idemitsu Petrochemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、高周波加熱調理器用容器に係り、調理済食品
が充填された容器を高周波加熱調理器、いわゆる電子レ
ンジ内に収容して加熱するに好適な容器に関する。
(従来の技術〕 近年の電子レンジの普及に伴い、カレー、シチュー等の
調理済食品を容器に充填したものを容器のままで電子レ
ンジで加熱、調理する何食包装食品が市場に流通してい
る。このような調理済食品を加熱するに際しては、いか
に容器内食品を均一に加熱するかにある。この場合の容
器の形状として比較的高さのあるカンブ状容器にあって
は、容器の下部が早く加熱される傾向にあり、特に、粘
性のある食品の場合には対流加熱が困難で、容器内下部
が部分的に過熱され、これに起因した内圧による容器の
変形や転倒の発生が問題となる。そのため、このような
問題の解決を図ろうとした種々の開発がなされている。
例えば、特開昭57−12227号公報には、電子レン
ジのマイクロ波が周壁部に集中することにより周壁近傍
の食品温度が容器中心部の食品温度に対して高くなり、
加熱むらを生ずるという問題提起をなし、この問題を解
釈する手段として容器の周壁にマイクロ波遮断層を形成
したものが示されている。
また、特開昭61−135615号公報には、容器の底
壁を除く周壁および開口部をマイクロ波遮断層で覆い、
これによって内容物である食品の均一加熱および吹きこ
ぼれ防止を図るという提案がなされている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら、特開昭57−12227号公報に記載さ
れた容器にあっては、容器がトレー状に形成されたもの
であることから、確かに均一加熱が可能であるが、カッ
プ状の容器に通用した場合にはマイクロ波の反射量が多
く、加熱効率が極めて低くなるため、単に周壁にマイク
ロ波の遮断層を形成しただけのものではカップ状容器に
は適用できないという問題があった。
また、特開昭61−135615号公報に記載された容
器にあっては、容器の大部分の外周をマイクロ波遮断層
で覆っているため、却って加熱効率を低下させるという
問題を生じ、所定の加熱温度を得るには長時間に亘って
電子レンジを作動させなければならない。このことは、
短時間での加熱、調理が期待できないという欠点に加え
、電子レンジの消費電力が大となる欠点ともなる。
本発明の目的は調理済食品を加熱するに当り、加熱効率
の実質的低下がないとともに容器の部分的な過熱を防止
し、かつ、内圧等に起因した容器の変形や転倒を防止す
ることのできる高周波調理器用容器を提供することにあ
る。
〔問題点を解決するための手段] 本発明に係る高周波加熱調理器用容器は、容器の高さの
173以下、好ましくは1/4以下の部分における周壁
および/または底壁の少なくとも一部にマイクロ波遮断
層を設ける構成とし、マイクロ波透過部分を確保して加
熱効率を低下させることがないようにするとともに、容
器下部の過熱を防止し、かつ、容器内容物の内圧による
変形を排除しようとするものである。
〔作用〕
前記容器は、内容物の加熱に際して電子レンジ内に収容
され、所定時間マイクロ波の照射を受けることにより内
容物の加熱が行われる。この際、容器本体の下部周壁お
よび/または底壁部分に設けられたマイクロ波遮断層は
マイクロ波の透過を阻止し、当該部分の過熱を防止して
容器の変形原因を回避する。また、マイクロ波遮断層は
容器の部分的な箇所に設けられており、加熱効率を低下
させることなく内容物の加熱が行われる。
〔実施例〕
以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。図
において、容器1oはマイクロ波透過材料である熱可塑
性樹脂または祇もしくはこれらの複合材料からなり、熱
可塑性樹脂シート類を熱成形により、または射出成形に
より全体形状が略円筒形のカップ状となるように形成さ
れている。この場合、熱可塑性樹脂としては無機フィラ
ーを充填したものであってもよい。この際、容器10は
多層樹脂容器であってもよく、特にガスバリヤ−性用脂
層を有するものが好ましい。
前記容器lOは、図示しない電子レンジのターンテーブ
ルに対する接置面11Aと、この接置面11Aより容器
10の内側に向かう傾斜面11Bを介して連接された隆
起平面11Cとを含む底壁11を備えている。この底壁
11の外周縁からは上方に向かって次第に拡開するテー
パ状の周壁12が立設されて開口部17が形成されてい
るとともに、前記周壁12の上端縁には水平方向外側に
向かうフランジ部13が形成されている。この際、前記
周壁12の高さHと開口部17の直径りとの関係は、H
/D=0.7以上となる容器の場合に本発明は特に有効
である。
前記周壁12の下部外周面には、容器10の高さHの1
73以下、好ましくは1/4以下の範囲の領域から選ば
れる高さhを有するマイクロ波遮断層15が周方向に形
成されている。このマイクロ波遮断層15はアルミニウ
ム、銀、ニッケル等の高周波不透過性金属の薄膜を接着
することにより形成されている。なお、マイクロ波遮断
層を形成するに際し、接着に代えて蒸着あるいは印刷等
の他の手段を採用してマイクロ波遮断層を形成すること
もできる。
また、前記底壁11における隆起平面11の下面側には
、前記周壁12の下部に設けられたマイクロ波遮断層1
5と同様のマイクロ波遮断層15が形成されている。
前記容器10内にはカレー、シチュー等、特に粘性の高
い調理済食品16が充填され、開口部17は合成樹脂フ
ィルム等からなる図示しないシール部材が前記フランジ
部13の上面に水蜜に貼設されて閉塞されるようになっ
ており、必要により外蓋が嵌合装着されるようになって
いる。
以上の構成において、調理法食品16を電子レンジで加
熱するに際し、外蓋およびシール部材を容器10の開口
部17より取り除き、必要に応して外蓋を嵌合装着した
状態で電子レンジ内に容器10を収容する。次いで、所
定時間マイクロ波の照射を受けて調理法食品16の加熱
がなされる。
この際、マイクロ波遮断層15が形成された下部周壁1
2および底壁11の隆起平面11Cはマイクロ波の透過
が行われない。従って、当該部分の加熱が先行されるこ
とはない。
このような実施例によれば次のような効果がある。
すなわち、カップ状容器において、部分的過熱に起因し
た内圧による容器の変形が生し易い部分である容器の底
部周辺にマイクロ波遮断層15を設けたから、当該部分
の過熱を極力抑止することができ、カレー、シチュー等
の粘性食品を加熱する場合に顕出する内圧による容器の
変形を防止することができ、変形に基づく容器10の転
倒の虞れがないという効果がある。このことは、容器の
底部が薄肉の熱可塑性樹脂製熱成形容器でも難なく適用
が可能であるということとなる。
しかも、周壁12の下部に設けられたマイクロ波遮断1
15は、容器10の高さHの173以下の高さにしたか
ら、マイクロ波遮断層15が設けられていない周壁12
部分はマイクロ波の透過が可能であり、従って、マイク
ロ波遮断層15を設けても加熱効率をさほど低下させる
ことはなく、従来とほぼ同様の加熱時間、消費電力にて
加熱を行うことが期待できる。
また、容器内における隅部が過度にマイクロ波の照射を
受けないから、加熱むらを防止することができ、長時間
の加熱を行っても調理済食晶16が突沸して吹きこぼれ
るというようなこともない。
なお、前記説明において、調理法食品16は特に粘性の
あるものとしたが、本発明に係る容器は粘性のない食品
にも勿論適用できるものである。
ただし、粘性食品用の容器とすれば、より優れた効果を
発揮することができる。
また、マイクロ波遮断層15は、周壁12の下部および
底壁11の隆起平面11Cの双方に設けた構成について
説明したが、本発明は必ずしもこれに限定されるもので
はなく、選択的にいずれか一方にマイクロ波遮断層15
を設ける構成としてもよい。例えば、底壁11の下面全
領域が電子レンジのターンテーブルに接触する形状であ
る場合には底壁11にマイクロ波遮断層15を設けなく
ともよい。要するに、マイクロ波遮断層15は容器の底
部形状に応して選択的に設けることができるものである
さらに、容器10は円筒形の力・ンブに限らず、四角柱
状等その他の形状であってもよく、充填される調理法食
品の種類、需要者層等に応じて任官に変更することがで
きる。
以下に本発明の実験例を示す。
1、容器: H= 7 On+m   D = 70 
+no+底壁径−55mm 出光マルチレイシート(ポリオレフィ ン/エチレン−ビニルアルコール共重 合体系多層シート)0.8mmを熱成形2、内容物:具
入りシチュー 3、電子レンジ加熱時間:4分;電カニ500W、1.
マイクロ波遮断層ニアルミ箔貼着(周壁下部のみ貼着) 表 X:容器下端からのアルミ箔被覆高さ n:サンプル数 む:沸騰までの時間(秒) (不動):全く動かない (微):音のみで動きはほとんど確認できない(中):
動くが倒れそうにない (激):倒れそうな激しい動きかた (転):転倒 ※評価点は、全く動かないもの−O1(微)=1、(中
)=2、(激)=3、(転)=4とし、それに個数を掛
けたものの総和をサンプリング数nで割った値を示す。
従って評価点の高いものほど倒れ易いと言える。
以上の表からも理解されるように、適当な範囲でマイク
ロ波遮断層を設けた場合においては容器の安定度が高く
、変形の虞れが少ないということが明らかである。
〔発明の効果〕
以上述べたように、本発明によれば調理済食品を加熱す
るに当り、加熱効率の実質的低下がないとともに、容器
の部分的な過熱を防止し、かつ、内圧等に起因した容器
の変形や転倒を防止することのできる高周波調理器用容
器を堤供できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
図は本発明の一実施例を示す容器の一部を縦断した正面
図である。 10・・・容器、11・・・底壁、12・・・周壁、1
5・・・マイクロ波遮断層、16・・・調理済食品。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)容器の高さの1/3以下の部分における周壁およ
    び/または底壁の少なくとも一部にマイクロ波遮断層を
    設けたことを特徴とする高周波加熱調理器用容器。
JP62335200A 1987-12-28 1987-12-28 高周波加熱調理器用容器 Expired - Lifetime JPH0722546B2 (ja)

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