JP3240236B2 - 電子レンジ調理用食品包装体 - Google Patents
電子レンジ調理用食品包装体Info
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Description
加熱調理が容易な電子レンジ調理用食品包装体に関する
ものである。
に調理済みの冷凍食品やレトルト食品が出回っており、
単に加熱処理するだけで食することができるようになっ
ている。これらの食品は加熱処理する際にはお湯につけ
るとか、蒸し器、電子レンジ等を使用するのが通常であ
るが、最も簡便なのが電子レンジによる高周波加熱調理
方法である。一般に電子レンジで食品を加熱する場合
は、食器に食品を入れたり、ラップフィルムで食品を包
んだりして行っている。一方従来からプラスチックフィ
ルムにより深絞り成形されたものにハンバーグ等の食品
をパックし密封した包装体やフランジ付きのプラスチッ
ク容器に食品を密封した包装体などが流通されている。
これらの包装体は外気を完全に遮断するように密封され
ているので、そのまま電子レンジに入れて加熱すると食
品からでる水蒸気の圧力により破裂してしまう。そこで
この場合、食品を包装体から取り出すか、あらかじめナ
イフ等で包装体の一部を切り、蒸気の逃げ口を作ってか
ら加熱処理を行わなければならなかった。しかし食品を
包装体から取り出すか、あらかじめナイフ等で包装体の
一部を切り、蒸気の逃げ口を作ってから加熱処理を行う
ことは煩雑であり、何も前処理なしで電子レンジで加熱
処理できることが望まれていた。これらの問題を解決す
るために包装体にあらかじめ蒸気逃げ口用の小穴を明け
ておき、該小穴に熱により接着力が低下する接着剤を介
してシールを貼着した包装体や、包装体のシール部分の
一部を弱いシール部分としておき、蒸気圧により開裂し
蒸気の逃げ口とする方法などが提案されている。しかし
ながら小穴をあらかじめ明けておき、その部分にシール
を貼着したものは、シールは弱い接着力になっているた
め流通過程などではがれてしまう等の問題があり、また
シール部分の一部に弱いシール部分を設けることは困難
である等の問題点があった。
成する過程で蒸気の逃げ口が形成でき、穴を明けるとか
の前処理をすることなく、電子レンジで高周波加熱調理
できる包装体を提供することである。
ランジ部と蓋体とをヒートシールしてなるプラスチック
製の包装体であって、イージーピール性であるヒートシ
ール部を内シール部と外シール部の二重シールとし、該
内シール部と外シール部の間に溝部又は非シール部を設
けると共に、該溝部又は該非シール部に連なって外気と
連結された蒸気排出口を1ケ所以上設けることを特徴と
する電子レンジ調理用食品包装体である。以下、1実施
態様の図1、図2を参照して、本発明の構成を説明す
る。容器本体1はフランジ部を有し、該フランジ部には
連続した溝部5を設けており、該溝部5の内側には内シ
ール部3、外側には外シール部4を有する形態となって
いる。また溝部5より外方に向かって外気と繋がるよう
に蒸気排出口6が1ケ所以上設けられている。溝部5の
大きさは特に限定するものではなく、蒸気が排出されれ
ば良く、従って溝部はシールされていない非シール部で
あっても差し支えない。そして蒸気圧により内シール部
の開裂を容易にし、且つ適度のシール強度を必要とする
には内シール部3のシール幅は外シール部4のシール幅
より小さく、1〜3mmであることが好ましい。
状、四角状、楕円状、円状いずれであっても構わない。
また容器本体はプラスチックフィルムまたはシートを真
空成形や圧空成形等によって得られたものでも良いし、
射出成形により得られたものでも構わない。容器本体に
使用するプラスチックフィルムはポリプロピレン(P
P)等の単層のものでも良いが、バリア性の良いエチレ
ン−酢酸ビニル共重合体けん化物(EVOH)等を使用
した多層フィルムが適している。例えばPP/EVOH
/PP、PP/KNy/EVA、PP/EVOH/Ny
/PE、PP/Ny/EVOH/Ny/ION、Ny/
EVOH/LLDPE、Ny/EVOH/EVA、EV
OH/Ny/PE等の多層フィルムが挙げられ、右側の
層がシーラント層である。ここでKNyは塩化ビニリデ
ンコートナイロン、EVAはエチレン−酢酸ビニル共重
合体、Nyはナイロン、PEはポリエチレンを表す。蓋
体はアルミニウム箔、PP等のプラスチックフィルム等
からなるバリア性に優れた基材層とシーラント層を少な
くとも有し、該シーラント層が容器本体のシーラント層
とはヒートシールした際に、イージーピールされるもの
でなければならない。この容器本体1を使用して本発明
の食品包装体にするには、容器本体に食品を充填し、蓋
体を容器本体のフランジ部の内シール部と外シール部に
同時にヒートシールすることによって得られる。本発明
の包装体を使用する場合は、前処理することなくそのま
ま電子レンジに入れて加熱調理する。加熱すると共に温
度が上がり食品から蒸気が発生し、包装体の内圧が上が
り特に蓋体が膨らんでくる。内圧が一定以上になると、
内シール部の一部が開裂し、蒸気が溝部を通り蒸気排出
口より排出され、包装体は破裂することなく、食品が適
温に加熱され、シール部分はイージーピールなので容易
に開封することができ、収納されている食品を容易に取
り出すこともでき、また包装体に入ったままの食品を食
するようになっている。
のシール部分を内シール部と外シール部の二重に内シー
ル部と外シール部の間に溝部又は非シール部を設け、更
に溝部又は非シール部と外気とを結ぶ蒸気排出口を設
け、食品を収納した包装体であるので、電子レンジで加
熱調理する際、蒸気の排出口のための穴等を明ける等の
前処理をせずに、そのままの状態で加熱でき、包装体を
破裂する危険性もなく、取扱いが簡単なイージーピール
性の食品包装体を提供することができる。
図であり、
本発明の食品包装体の断面図である。
Claims (1)
- 【請求項1】 容器本体のフランジ部と蓋体とをヒート
シールしてなるプラスチック製の包装体であって、イー
ジーピール性であるヒートシール部を内シール部と外シ
ール部の二重シールとし、該内シール部と外シール部の
間に溝部又は非シール部を設けると共に、該溝部又は該
非シール部に連なって外気と連結された蒸気排出口を1
ケ所以上設けることを特徴とする電子レンジ調理用食品
包装体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP04920994A JP3240236B2 (ja) | 1994-03-18 | 1994-03-18 | 電子レンジ調理用食品包装体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP04920994A JP3240236B2 (ja) | 1994-03-18 | 1994-03-18 | 電子レンジ調理用食品包装体 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07257662A JPH07257662A (ja) | 1995-10-09 |
JP3240236B2 true JP3240236B2 (ja) | 2001-12-17 |
Family
ID=12824596
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP04920994A Expired - Fee Related JP3240236B2 (ja) | 1994-03-18 | 1994-03-18 | 電子レンジ調理用食品包装体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3240236B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5438357B2 (ja) * | 2009-04-13 | 2014-03-12 | 中央化学株式会社 | 包装容器 |
JP6203340B1 (ja) * | 2016-07-26 | 2017-09-27 | フジフーズ株式会社 | 食品包装容器の二重シール密封方法および食品包装容器 |
JP6693006B1 (ja) * | 2019-04-11 | 2020-05-13 | 東罐興業株式会社 | レンジ用容器 |
WO2020208856A1 (ja) * | 2019-04-11 | 2020-10-15 | 東罐興業株式会社 | レンジ用容器 |
-
1994
- 1994-03-18 JP JP04920994A patent/JP3240236B2/ja not_active Expired - Fee Related
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---|---|
JPH07257662A (ja) | 1995-10-09 |
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