JP6203340B1 - 食品包装容器の二重シール密封方法および食品包装容器 - Google Patents
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内側シール工程Dは、開閉フラップ弁6の近傍のみにおいて、内側ヒートシール部5と蓋フィルム材3との接着力が外側ヒートシール部4と蓋フィルム材3との間の接着力よりも小さく設定した熱融着によって接着するものとすることができる。
また、本発明に係る食品包装容器にあっては、食品Qを収容した容器本体1の開口部上縁に設けられたフランジ部2に蓋フィルム材3を二重に接着することにより密封されるものとした食品包装容器であって、容器本体1の開口部上縁のフランジ部2全周にわたって設けられた断面凸状の外側ヒートシール部4と、外側ヒートシール部4からフランジ部2の内側に位置させてフランジ部2全周にわたって連設され、外側ヒートシール部4と蓋フィルム材3との間の接着力よりも小さく設定し、加熱による容器本体1内部の蒸気Gの圧力が所定値以上になったところで蓋フィルム材3の接着が破壊されるものとした断面凸状の内側ヒートシール部5と、両ヒートシール部4,5の間にて上下方向に揺動可能となし、食品Qから発生した蒸気Gの圧力によって下方向に揺動開放させて蒸気Gを外部へ放出可能とし、加熱によって蒸気Gを外部へ放出させた後の容器本体1の内部陰圧時には自体の弾性復元力によって揺動復帰し閉止させ外部との通気を遮断可能にした開閉フラップ弁6とを備えたことを特徴とする。
また、前記開閉フラップ弁6は、容器本体1の開口部上縁の前記フランジ部2の180°対称位置にて当該フランジ部2よりも幅広となって形成された区画部分7における前記両ヒートシール部4,5の間に設けられてなるものとすることができる。
内側ヒートシール部5は、前記開閉フラップ弁6を配した区画部分7のみにおいて、外側ヒートシール部4と蓋フィルム材3との間の接着力よりも小さく設定してなるものとすることができる。
食品工場等での内側シール工程D後にコンビニエンスストア、スーパーマーケットストア等へ出荷され、顧客が購入し喫食される際に電子レンジ機器によって容器本体1を温めるとき、食品Qから発生した蒸気Gの圧力によって内側ヒートシール部5の上面と蓋フィルム材3の下面との間のみで接着が破壊されると同時に開閉フラップ弁6の揺動によって開放され、蒸気Gを外部へ放出させ、容器本体1を蒸気圧力によって破損・歪形させない。
食品工場等での内側シール工程Dにおいて、内側ヒートシール部5と外側ヒートシール部4と蓋フィルム材3との間の接着力よりも小さく設定した内側ヒートシール部5が開閉フラップ弁6の近傍のみにおいて形成されることで、購入後の喫食の段階で電子レンジ機器によって容器本体1を温めるとき、開閉フラップ弁6の近傍以外での外側ヒートシール部4と内側ヒートシール部5との強い二重シールによって、食品Qから発生した蒸気Gの圧力に対する強靭性を向上させる。
本発明に係る食品包装容器にあって、開閉フラップ弁6は、購入後の喫食の段階で電子レンジ機器によって容器本体1を温めるとき、容器本体1の食品Qから発生した加熱による蒸気Gの所定値以上の圧力によって揺動開放され、フランジ部2の区画部分7において容器本体1の内部の蒸気Gを外部へ放出させる。また、加熱後の容器本体1の内部陰圧時には開閉フラップ弁6を自体の弾性復元力によって揺動閉止させ、外部との通気を遮断させる。
また、容器本体1の内部陰圧時での開閉フラップ弁6の閉止方向への弾性復帰により、食品工場等から例えばコンビニエンスストア、スーパーマーケットストア等への出荷・陳列販売等に際し、食品Qが外部に漏れ出ることを防止させると共に、内側ヒートシール部5上面と蓋フィルム材3下面との隙間から容器本体1内へ害虫等が侵入するのを防止させる。
さらに、容器本体1の開口部上縁のフランジ部2の180°対称位置の当該フランジ部2よりも幅広な区画部分7に設けられた開閉フラップ弁6は、高圧の蒸気Gをフランジ部2の180°対称位置から円滑、均等にしかも効率良く外部に排気させ、また、蒸気圧力による容器本体1の破損・歪形等を防止させる。
内側ヒートシール部5は、前記開閉フラップ弁6を配した区画部分7のみにおいて、外側ヒートシール部4と蓋フィルム材3との間の接着力よりも小さく設定してなることで、購入後の喫食の段階で電子レンジ機器によって食品Qを温めるとき、区画部分7における内側ヒートシール部5から蓋フィルム材3が剥離されると同時に開閉フラップ弁6が開放され、これによってフランジ部2の区画部分7において容器本体1の内部の蒸気Gを外部へ放出させるための通気路を形成させると同時に食品Qから発生した蒸気Gの圧力による区画部分7以外の内外シール部の強靭性を向上させ、しかも過剰な蒸気の排出によって容器本体1自体の破損等をも防止させる。
C…加熱調理・殺菌処理工程 D…内側シール工程
E…冷却保管工程 F…運搬・輸送工程
Q…食品 G…蒸気
1…容器本体 2…フランジ部
3…蓋フィルム材 4…外側ヒートシール部
5…内側ヒートシール部 6…開閉フラップ弁
7…区画部分
Claims (5)
- 食品を収容した後に容器本体の開口部上縁に形成されたフランジ部の全周にわたって設けられた外側ヒートシール部および内側ヒートシール部に蓋フィルム材を接着することにより二重シールとなって密封され、両ヒートシール部の間にて上下方向に揺動可能となした開閉フラップ弁を備えた食品包装容器の二重シール密封方法であって、容器本体の内部に調理前もしくは調理後の食品が収容され、外側ヒートシール部に蓋フィルム材を熱融着で接着して密封する外側シール工程と、容器本体を電磁波加熱装置に収納して食品の加熱調理もしくは殺菌処理を行ない、食品から発生した蒸気の圧力が所定値以上になったところで開閉フラップ弁が開放されて蒸気を開閉フラップ弁から外部へ放出させる加熱調理・殺菌処理工程と、加熱調理と殺菌処理が終わった直後から食品に蓋フィルム材がシュリンクし、内部が陰圧になることで開閉フラップ弁が閉まり、外部と遮断した時点で内側ヒートシール部に蓋フィルム材を、外側ヒートシール部と蓋フィルム材との間の接着力よりも小さく設定した熱融着によって接着する内側シール工程とを備えることを特徴とする食品包装容器の二重シール密封方法。
- 内側シール工程は、開閉フラップ弁の近傍のみにおいて、内側ヒートシール部と蓋フィルム材との接着力が外側ヒートシール部と蓋フィルム材との間の接着力よりも小さく設定した熱融着によって接着するものとした請求項1記載の食品包装容器の二重シール密封方法。
- 食品を収容した容器本体の開口部上縁に設けられたフランジ部に蓋フィルム材を二重に接着することにより密封される食品包装容器であって、容器本体の開口部上縁のフランジ部全周にわたって設けられた断面凸状の外側ヒートシール部と、外側ヒートシール部からフランジ部の内側に位置させてフランジ部2全周にわたって連設され、外側ヒートシール部と蓋フィルム材との間の接着力よりも小さく設定し、加熱による容器本体内部の蒸気の圧力が所定値以上になったところで蓋フィルム材の接着が破壊されるものとした断面凸状の内側ヒートシール部と、両ヒートシール部の間にて上下方向に揺動可能となし、食品から発生した蒸気の圧力によって揺動開放させて蒸気を外部へ放出可能とし、加熱によって蒸気を外部へ放出させた後の容器本体の内部陰圧時には自体の弾性復元力によって揺動復帰し閉止させ外部との通気を遮断可能にした開閉フラップ弁とを備えたことを特徴とする食品包装容器。
- 開閉フラップ弁は、容器本体の開口部上縁の前記フランジ部の180°対称位置にて当該フランジ部よりも幅広となって形成された区画部分における前記両ヒートシール部の間に設けられてなる請求項3記載の食品包装容器。
- 内側ヒートシール部は、前記開閉フラップ弁を配した区画部分のみにおいて、外側ヒートシール部と蓋フィルム材との間の接着力よりも小さく設定してなる請求項3または4のいずれか記載の食品包装容器。
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