JP2007084088A - 加圧調理パック、それを用いた調理方法および調理済食材の提供方法、並びに加圧調理パック入り食材およびその作成方法 - Google Patents

加圧調理パック、それを用いた調理方法および調理済食材の提供方法、並びに加圧調理パック入り食材およびその作成方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 店舗は勿論こと、各家庭においても簡便に加圧調理を行うことができる加圧調理パックを提供すると共に、その加圧調理パックを用いた調理方法、その食材の作成方法並びに食材の供給方法を提供する。
【解決手段】 その内部の収納部に食材を入れるための投入口をその一端に有する熱可塑性合成樹脂製の袋本体からなり、該袋本体には複数の減圧口が設けられ、該減圧口は、袋本体内部の圧力が1気圧よりも大きくなったとき、いずれか一つの減圧口が破断して内圧を外部へ放出すると共に袋本体内部の圧力を1気圧よりも適当に大きな圧力に保持するように形成される。複数の減圧口は袋本体の収納部の領域に配置され、該減圧口の1つは他の減圧口と比較して袋本体膨張時の引張力が相対的に高くなる位置に配置される。
【選択図】 図1

Description

本発明は、電子レンジを用いて食材を加圧状態で加熱調理するための加圧調理パックとそれを用いた調理方法、加圧調理パックを用いた調理用食材の供給方法、並びに加圧調理パック入り食材とその作成方法に関するものである。
圧力釜や圧力鍋等の圧力容器を用いて調理すると、食材内に調味成分を強圧的に浸透させ、短時間で調理できることは知られている。しかしながら、圧力容器は重く嵩張る上、圧力口の清掃を怠ると爆発の危険性があるため、こまめに手入れを行わなければならず、また、いくつかの料理を作るには、その数だけの圧力容器を用意するか、或いは、1つの調理が終了する度毎に圧力容器を洗わなければならず、あまり使用されていないのが実情である。
加圧調理を簡単に行う方法として、通気栓付き密閉容器に食材を入れ、電子レンジを用いて加熱することにより加圧調理する方法が提案されている(例えば、特許文献1参照)。この通気栓付き密閉容器における圧力口は、プラスチック製容器の蓋に開けた孔に通気栓をねじ込んだ構造であるため、圧力容器に比較すると、簡単に手入れを行うことができるものではあるが、圧力容器と同様に、料理の数だけの容器を用意するか、料理の都度洗浄する必要があり、依然として簡便性に乏しいものであった。
一方、例えば弁当屋のように、弁当や惣菜をその場で用意して販売する店にあっては、暖かい弁当や惣菜を顧客に提供することを一つの売りにしている。また、チェーン店にあっては、どの店であっても同じ味付けが行われていることもまた売りの一つである。しかしながら、書入れ時に、注文に合わせて調理し、販売することは至難であり、作り溜めたものを暖め直して販売しているのが実情である。特に、野菜を材料とする副食物や惣菜、例えば、温野菜の場合、一旦調理したものを暖め直すと、キャベツや玉ねぎ等のような野菜の持つシャキシャキ感が損なわれるため、その場で調理しなければならず、書入れ時に対応することが困難であるため、販売品目から除外されてきた。また、チェーン店における味の統一の観点から見たとき、野菜は各店舗においてそれぞれ調理するため、店毎に異なり易いものであった。加えて、各店舗で調理することは、そのための設備、人員を必要とするだけでなく、材料の無駄を生じてしまい、コスト的に割高とならざるを得ないものであった。
特開平7‐298982号公報
本発明の目的は、店舗は勿論こと、各家庭においても簡便に加圧調理を行うことができる加圧調理パックを提供すると共に、その加圧調理パックを用いた調理方法を提供することにある。
本発明の別の目的は、チェーン店や家庭等で、調理未経験者であっても簡便に加圧調理することができ、しかも味の統一を企図できる食材、並びにその食材を作成する方法を提供することにあり、また、味が統一された食材を各店舗において提供することができる食材の供給方法を提供することにある。
本発明による加圧調理パックは、その内部の収納部に食材を入れるための投入口をその一端に有する熱可塑性合成樹脂製の袋本体により形成される。この袋本体には複数の減圧口が設けられる。これらの減圧口は、袋本体内部の圧力が1気圧よりも大きくなったときに、いずれか一つの減圧口が破断して開口し、袋本体内部の圧力を放出すると共に、減圧口開口後における袋本体内部の圧力が1気圧よりも大きな圧力を保持するように形成される。
本発明による加圧調理パックはまた、複数の減圧口を袋本体の収納部の領域に配置し、それらの減圧口の1つを他の減圧口と比較して袋本体膨張時の引張力が相対的に高くなる位置に配置することもできる。
また、本発明による加圧調理パックは、袋本体を構成する熱可塑性合成樹脂製の袋体シートを熱融着することにより形成される環状融着溝により減圧口を構成し、袋体シートの少なくとも一方が袋本体膨張時に環状融着溝に沿って破断するようにも構成できる。
本発明による加圧調理パックを用いた調理方法は、食材を下準備する工程と、下準備した食材を調味料および/または副材料と共に前述の加圧調理パックに入れて密封する工程と、密封した加圧調理パックを電子レンジにより加熱する工程とから構成される。
本発明による加圧調理パック入り食材の作成方法は、食材を下準備する工程と、洗浄および/または裁断した食材を前述の加圧調理パックに入れて密封する工程と、密封した加圧調理パックを冷蔵または冷凍保存する工程とから構成される。ここにおいて、下準備した食材は、所定の温度となるよう冷蔵した後に密封工程へ回すようにも構成できる。これらの方法により本発明の加圧調理パック入り食材が作成される。
本発明による加圧調理パックを用いた調理用食材の供給方法は、食材を下準備する工程と、下準備した食材を調味料および/または副材料と共に前述のの加圧調理パックに入れて密封する工程と、密封した加圧調理パックを冷蔵または冷凍保存する工程と、冷凍保存した加圧調理パックを搬出して所要の店舗へ配送する工程と、配送された加圧調理パックを電子レンジにより加熱する工程と、加熱した加圧調理パックを開封し、調理済食材を取り出して容器に盛り付ける工程とから構成される。ここにおいて、下準備した食材は、所定の温度となるよう冷蔵した後に密封工程に回すようにも構成できる。
洗浄や裁断等の下準備を行われた食材は、調味料や副材料と共に、本発明の加圧調理パックに入れられ、投入口を熱シール等の手段により閉鎖することにより加圧調理パック内に密封された後、電子レンジに入れて加熱される。電子レンジで加熱されると、加圧調理パックは食材から発生する水蒸気により膨張する。膨張が進んで加圧調理パック内の圧力が所定の値に達すると、袋本体を構成する袋体シートの少なくとも一方が、減圧口を形成する環状融着溝に沿って破断して内部の蒸気を外部へ開放し、袋本体自体が爆発するのを防止することができる。このとき、開口した減圧口は、加圧調理パック内の圧力が1気圧よりも適当に大きな圧力を維持するように形成されているため、加圧調理パックに収納された食材は加圧状態の下での加熱、すなわち、加熱蒸気による調理を行うことができる。これにより、食材の調理時間を短縮できるだけでなく、食材への味付けを均一に行うことができ、しかも、過熱蒸気による加熱により、調理済み食材を長時間温かい状態に保つことができる。また、食材の入ったパックのままで加圧調理できるため、従来の圧力容器を使用するのに比べ、調理前の準備や調理後の洗浄等の面倒がなく、簡便に加圧調理を行うことができる。加えて、過熱蒸気による加熱は、食材に付着した雑菌をより確実に減菌または滅菌処理することができるため、一般家庭においては勿論のこと、商店にとって死活問題ともなる食中毒発生の可能性を確実に低減することができる。
複数ある減圧口のうち、袋本体内の圧力増加によって開口する減圧口は、設計上、袋本体膨張時の引張力が相対的に高くなる位置の減圧口のみであり、その他の減圧口は開口した減圧口から内部の蒸気が抜けることにより開口することはなく、袋本体内の圧力を所定の1気圧よりも適当に大きな圧力に保持することができる。しかしながら、袋本体に収納した食材や調味料や副材料の種類や量により発生する蒸気量が設計値よりも多量に発生して1つの減圧口からだけでは袋本体内の圧力を十分に減少させることができない場合、別の減圧口がさらに開口して袋本体が爆発するのを防止することができる。また、開口すべき減圧口が食材や調味料や副材料等によって塞がれている場合も別の減圧口が開口することによって袋本体が爆発するのを防止することができる。
一方、下準備からパック詰めまでの工程を一元的に行うことにより、調理設備や材料や調理要員を各店舗で用意する無駄を省くことでコスト削減を企図することができるだけでなく、チェーン店にとっても顧客にとっても重要な、統一された味付けがなされた食材を継続的に提供でき、さらに、特別な知識や経験のない人であっても所定の味付けがなされた食材を短時間で調理できるため、アルバイト店員の多いコンビニエンスストアであっても、経験のある調理人が調理したのと同様でしかも出来立ての食材を容易に提供することができる。また、下準備の済んだ食材を冷蔵した後に調味料や副材料と共にパック詰めすることにより、調味料や副材料が食材内に浸透して食材の持ち味を損なうのを回避することができ、それにより、これまでは下準備後には直ちに調理しなければならなかった野菜等を数日間保存することができる。
図1は、本発明の実施例による加圧調理パックを示す図で、図2および図3は、本発明の加圧調理パックに設けられる減圧口を示す部分断面図である。図4〜6は、本発明の加圧調理パックの変形例をそれぞれ示す図である。図7〜9は、本発明の実施例による加圧調理パックを用いた加圧調理方法、調理用食材の供給方法、並びに加圧調理パック入り食材の製造方法をそれぞれ示すフローチャートである。
〔加圧調理パック〕
本発明の実施例による加圧調理パック10は、図1に示すように、上下に重ねられた熱可塑性合成樹脂製の袋体シート11により形成される。袋体シート11は、食材(図示なし)を入れるための投入口12の部分を残してその周縁部を熱シール部13により閉鎖され、それにより、その内部に収納部14が画定される。収納部14の投入口12に対向する側の熱シール部13に近接した位置には、複数の減圧口15(図示の場合、2つの減圧口15A、15B)が設けられる。図中、参照符号Sで示されるものは、後述する食材の封入時に熱シールを施す位置を表している。
各減圧口15は、図2に示すように、袋体シート11の一方の外面側から熱を加えて上下の袋体シート11を融着することにより形成される環状溝16の形態で形成される。図示の場合、環状溝16で取り囲まれた部分は熱融着しないように示されているが、実際の作業にあっては熱融着が生じることは当業者にとって容易に理解されよう。減圧口15は、後述する電子レンジでの加熱処理によって収納部14内の圧力が所定の圧力まで上昇すると、図3に示すように、膨張により生じた引張力により環状溝16の外周縁に沿った形で一方の袋体シート11が破断し、収納部14内の圧力を抜くための開口を形成する。このため、環状溝16周縁における熱融着の強度は、加熱処理したときに袋体シートが膨張して爆発することのないように選定され、一方、開口した減圧口15の大きさは、減圧口の開口後であっても袋本体内部の圧力が1気圧よりも大きな圧力、好ましくは、1.01〜1.06気圧程度、を保持できる大きさに選定される。至当の如く、開口時の減圧口15の大きさは、収納部14の大きさ、その中に収納させる食材の量、種類等の要因に左右されるが、汎用的な例としては、収納部14の大きさが20×15cmの場合で、直径4〜8mm程度の円形の環状溝16に形成される。複数の減圧口の配設位置は、そのうちの1つの減圧口15Aが設計上最も適切と考えられる位置に設けられる。一方、その他の減圧口15Bは、減圧口15Aよりも大きな引張力(ただし、爆発を招くことのない引張力)で破断することになる位置に設けられる。これにより、減圧口15Bは減圧口15Aに対する安全弁として機能する。ここにおいて、通常、環状溝16を形成した側の袋体シート11が破断して減圧用開口を形成するが、熱融着の加工状態、蒸気の発生状態、食材の収納状態、電子レンジへの載置状態等々の要因により、対向側の袋体シート11が破断する場合もある。しかしながら、いずれの場合であっても、開口後に所定の内圧を維持することができるように、袋体シート11の一方に1つの開口が形成されるように構成するのが好ましい。
〔加圧調理パックの変形例〕
図4は、複数の減圧口の配設位置が異なる例を示す図で、図1の加圧調理パックにおける減圧口15A、15Bが、袋体シート11の熱シール部13に対して平行に配置され、膨張時の引張力中心Cからの距離L1、L2が異なるように配置されているのに対し、この例における減圧口15A、15Bは、引張力中心Cに対して一列上に配置することにより引張力中心Cからの距離L1、L2を異ならせている。
図5および図6は、袋体シート11の構成が異なるもので、図1および図4の袋体シート11が上下2枚であるのに対し、図5の袋体シート11は、1枚の袋体シートを折り重ねたものであり、このため、熱シール部13はL字状に設けられる。また、図6の袋体シート11は、筒状に成形されたものであり、このため、熱シール部13は筒の一端側にのみ設けられる。ここにおいて、図5の加圧調理パックにおける減圧口は、図1の加圧調理パックにおける減圧口と同様に配設する場合、副となる減圧口15Bを、強度的に高くなるL字状の熱シール部13のコーナー部に近接する側へ設けられる。一方、図6の加圧調理パックにおける減圧口は、図4の加圧調理パックにおける減圧口と同様に配設するのが望ましい。
〔加圧調理パックを用いた調理〕
上述の如く形成される本発明の加圧調理パックを用いた調理について、図7を参照して説明する。
食材は、まず、下準備される(S1)。下準備は、食材の種類、調理しようとする料理等に応じて、食材を洗浄したり、所要の大きさや形状に裁断したりすることにより行われる。下準備した食材は、大別して、調理しようとする料理や食材の種類等に応じて3つの方法に分けて処理される。例えば肉や魚介類等のように、焦げ目や完全な火通しを必要とするような場合、食材は加熱調理された後(S2a)、次工程に回される。例えば生麺等のように、生状態のままでいい場合、食材はそのまま次工程に回される(S2b)。最後に、例えば温野菜を調理するための野菜のような場合、食材は所定の温度まで冷却された後(S2c)、次工程に回されるのが好ましい。これは、後述する電子レンジによる加熱(S4)までの時間が長く掛かる場合、次工程において、調味料等と混ぜ合わされることによる食材の材質変化、例えば、キャベツ等が萎れた状態になってしまうのを防止することができる。このような必要に応じた処理を施された食材は、必要に応じて選定された塩や胡椒等の調味料や唐揚げ粉等の副材料と共に、前述した加圧調理パック10の収納部14に入れられ、シール位置Sに沿って熱シールを施すことにより密封される(S3)。
食材が封入された加圧調理パック10は、密封状態のまま電子レンジ(図示なし)に入れられ、加熱される(S4)。このとき、前述したように、内圧の上昇に伴って減圧口15が開口して加圧調理パック10が爆発するのを防止する一方、収納部14内の圧力を1気圧よりも高い値に保つことにより、加圧下で過熱水蒸気による過熱調理、すなわち、圧力調理が遂行される。加圧調理パック10は、減圧口15のある側の端部が上方に位置するように電子レンジ内に載置するのが好ましい。減圧口15を上方に位置させることは、食材や食材から出る煮汁や調味料等が減圧口を封鎖して所定の内圧になっても減圧口15が開口しない状態が生じるのを回避する一方、開口した減圧口15から煮汁や調味料等が漏れ出てしまうのを回避することができる。加圧調理された食材は、減圧口15近傍に位置する切り取り線CL(図1参照)に沿って袋体シート11を切断し、加圧調理パック10から取り出して所要の容器に盛り付けられる(S5)。
〔加圧調理パックを用いた調理用食材の供給〕
本発明の加圧調理パック10を用いた調理用食材の供給について、図8を参照して、以下、説明する。加圧調理パック10を用いた調理用食材は、例えば、スーパーマーケット等の惣菜コーナーや弁当屋チェーン店等で調理済食材として販売される食材である。図中、前述と同様な工程には同様な参照符号が付されている。
まず、調理センターや食材ベンダー工場(20)等において、前述の調理において説明した下準備工程S1から密封工程S3までの処理が行われる。密封された食材は、すぐに搬出することも可能ではあるが、通常、準備時間や配送手配等の関係から、冷蔵または冷凍保存される(S6)。冷蔵または冷凍保存された食材は、注文応じて搬出されて所定の店舗21へ配送される(S7)。食材を受領した店舗21では、前述した加熱工程S4から盛付け工程S5までの処理を行って顧客に販売する。
〔加圧調理パック入り食材の製造〕
本発明の加圧調理パック入り食材の製造について、図9を参照して、以下、説明する。本発明の加圧調理パック入り食材は、主として、単身居住者や少人数の家庭にとって、食材の無駄や下準備や調理時間の無駄を省くことができるものである。図中、前述と同様な工程には同様な参照符号が付されている。
前述した調理用食材を供給する場合と同様に、調理センターや食材ベンダー工場(20)等において、下準備工程S1から密封工程S3までの処理が行われた後、冷蔵または冷凍保存される(S6)。冷蔵または冷凍保存された食材は、注文応じて搬出されて所定の店舗21へ配送され(S7)、加圧調理パック入り食材の形態で顧客に販売される(S8)。加圧調理パック入り食材を購入した顧客は、家庭(22)に持ち帰り、加熱工程S4から盛付け工程S5までの処理を行って食することになる。
本発明は、単なる食材を加圧調理する場合を例に取り説明したが、例えば、八宝菜や青椒肉絲や鍋焼きうどんや親子丼等のような一品料理或いはその具材についても同様にして利用することができる。
本発明の実施例による加圧調理パックを示す図である。 図1に示す加圧調理パックに設けられる減圧口を示す模式的な部分断面図である。 図2に示す減圧口の開口状態を示す図である。 本発明の加圧調理パックの変形例を示す図である。 本発明の加圧調理パックの別の変形例を示す図である。 本発明の加圧調理パックのまた別の変形例を示す図である。 本発明の実施例による加圧調理パックを用いた加圧調理方法を示すフローチャートである。 本発明の実施例による加圧調理パックを用いた調理用食材の供給方法を示すフローチャートである。 本発明の実施例による加圧調理パック入り食材の製造方法を示すフローチャートである。
符号の説明
10 加圧調理パック
11 袋体シート
12 投入口
13 熱シール部
14 収納部
15、15A、15B 減圧口
16 環状溝
20 調理センター/食材ベンダー工場
21 店舗
22 家庭
C 膨張時の引張力中心
CL 切り取り線
L1、L2 引張力中心からの距離
S 封入時の熱シール位置
S1 下準備工程
S2a 加熱調理工程
S2b (処理なし)
S2c 冷却工程
S3 密封工程
S4 電子レンジによる加熱工程
S5 盛付け工程
S6 冷蔵/冷凍保存工程
S7 搬出・配送工程
S8 販売工程

Claims (9)

  1. その内部の収納部に食材を入れるための投入口をその一端に有する熱可塑性合成樹脂製の袋本体からなり、該袋本体には複数の減圧口が設けられ、該減圧口は、袋本体内部の圧力が1気圧よりも大きくなったときにいずれか一つの減圧口が開口して内圧を解放すると共に、当該減圧口開口後における袋本体内部の圧力が1気圧よりも大きな圧力を保持するように形成される、加圧調理パック。
  2. 前記複数の減圧口は袋本体の収納部の領域に配置され、該減圧口の1つは他の減圧口と比較して袋本体膨張時の引張力が相対的に高くなる位置に配置される、請求項1に記載の加圧調理パック。
  3. 前記減圧口は袋本体を構成する熱可塑性合成樹脂製の袋体シートを熱融着することにより形成される環状融着溝により構成され、袋体シートの少なくとも一方は袋本体膨張時に環状融着溝に沿って破断される、請求項1または2に記載の加圧調理パック。
  4. 食材を下準備する工程と、
    下準備した食材を調味料および/または副材料と共に請求項1、2または3に記載の加圧調理パックに入れて密封する工程と、
    密封した加圧調理パックを電子レンジにより加熱する工程と
    からなる、加圧調理パックを用いた調理方法。
  5. 食材を下準備する工程と、
    洗浄および/または裁断した食材を調味料および/または副材料と共に請求項1、2または3に記載の加圧調理パックに入れて密封する工程と、
    密封した加圧調理パックを冷蔵または冷凍保存する工程と
    からなる、加圧調理パック入り食材の作成方法。
  6. 前記下準備した食材は、所定の温度となるよう冷蔵された後、密封工程に回される、請求項5に記載の加圧調理パック入り食材の作成方法。
  7. 請求項5または6に記載の方法により作成される、加圧調理パック入り食材。
  8. 食材を下準備する工程と、
    下準備した食材を調味料および/または副材料と共に請求項1、2または3に記載の加圧調理パックに入れて密封する工程と、
    密封した加圧調理パックを冷蔵または冷凍保存する工程と、
    冷凍保存した加圧調理パックを搬出して所要の店舗へ配送する工程と、
    配送された加圧調理パックを電子レンジにより加熱する工程と、
    加熱した加圧調理パックを開封し、調理済の食材を取り出して容器に盛り付ける工程と
    からなる、加圧調理パックを用いた調理用食材の供給方法。
  9. 前記下準備した食材は、所定の温度となるよう冷蔵された後、密封工程に回される、請求項8に記載の加圧調理パックを用いた調理用食材の供給方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US11229095B2 (en) 2014-12-17 2022-01-18 Campbell Soup Company Electromagnetic wave food processing system and methods

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