JPH04505307A - パッケージ用容器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 パッケージ用容器 本発明はパッケージ用容器に関するものであり、好ましい実施例では特に予め調 理された食料品を小売り販売するためのパッケージングに適したパッケージ用容 器を提供する。

多くの予め調理された食料品は加熱できる形で売られており、通常のオーブンか 或いは電子レンジかで加熱されることができる。電子レンジでこのような食料品 を加熱することは多くの良く認識された利点を有しており、そしてもし電子レン ジで加熱されることができる食料品が製品を電子レンジを使用してその中で加熱 することができる容器内にパッケージされて売られるならば、それは特に有利で あるとされてきた。

ある種のプラスチック材料は容易に且つ廉価で耐水性の皿状容器に形成されるこ とができるのでこのような容器を形成す′　るのに良く適しており、マイクロ波 エネルギによって悪影響を受けることがなく、そして製品の温度が沸点まで上昇 したときでさえ製品に接触しないようにすることができる。しかし、マイクロ波 で加熱することができる食品のための従来の既知の単純なプラスチック容器は容 易に熱を伝えるという欠点を有し、その結果容器の外側表面の温度はほぼマイク ロ波による加熱の際の容器の中身の温度まで上昇する。したがって、加熱後に電 子レンジから容器を取り出すのは非常に困難である。この点で、このような容器 の形成に適切な多くのプラスチックは熱可塑性の性質を有しそれ故に容器は上昇 した温度で柔らか（なることが認められるであろう。このように柔らかくなるこ とによって容器は著しく柔軟になり、そして電子レンジから容器を取り出すとき には製品がこぼれるのを回避するために多くの注意を払わねばならない。このよ うに注意深く取り出すためには容器を注意してしっがりっがむ必要があるであろ うし、もし容器の外側表面の温度が加熱された中身の温度に接近しているならば これは困難である。

同様の問題は、その中に熱湯を加えて食品を元の状態に戻すためのポットに入れ て売られる乾燥食品に関連して生じる。

このような容器の外側表面の温度は非常に高くなるであろうし、容器自身が上昇 した温度で柔らかくなりこのような容器を扱うのは困難になる。

本発明の一態様によるとパッケージ用容器は、開放上方端部と閉鎖下方端部とそ の上方および下方の端部を相互接続する側壁とを有する内側のプラスチックの一 般にカップ状の部分と、開放上方端部と閉鎖下方端部とその上方および下方の端 部を相互接続する側壁とを有する外側部分とを具備しており、その内側部分は容 器の上方の端部で外側部分に接触し、そして内側部分の側壁は空気ギャップによ って外側部分の側壁から間隔をおいて配置される。

このような容器では、側壁の外側表面は容器の中身から空気ギヤツブ分だけ熱的 にほぼ絶縁され、したがって容器の外側側壁は触れるような低温に保持されるで あろう。さらに、容器の中身をマイクロ波で加熱する間に外側部分が著しく加熱 されることはないので、外側部分の物理的特性は悪影響を受けないであろう。そ してその結果中身の温度をその沸点に或いはそれに近接させることを可能にする にもかかわらず容器は硬質で扱い易いままであるであろう。

本発明の１つの好ましい実施例では、外側部分はカートン板であり、内側部分は 外側部分の上方端部上に載りそれによって支持されている。この場合では、内側 部分の下方の閉鎖端部は外側部分の下方の端部から隔てられているのが好ましい 。この方法では、カートン板外側部分の下方表面の温度もまたカートンおよび中 身の加熱の間中低いままであろう。好ましくは、内側部分の下方端部は外側部分 の下方端部がら空気ギャップによって隔てられ、内側部分の重さは外側部分の上 方端部上で全体的に支持される。

好ましくは、内側部分と外側部分の間の空気ギャップは、内側部分と外側部分の 間に形成されるほぼ閉鎖された室によって設けられる。

好ましくは内側部分は、容器が中身を取り出すためにひっくり返されても外側部 分内に内側部分が保持されることを確実にするであろう方法で外側部分にしっか りと付けられる。

内側部分は接着剤によって保持されることができるが、好ましい実施例では外側 部分と機械的に連結させることによって保持される。このような機械的連結は、 外側部分の上方端部から下向きおよび内向きに伸張して上方端部と下方端部との 中間点で内側部分の外側表面に係合するフラップを設けることによって都合良く 提供される。この場合は、内側部分上に適切な突起が形成されて、各フラップの 自由端部に係合しそして外側部分から内側部分を分離させないようにできる。

本発明の特に好ましい実施例では、内側部分の下方端部は内側部分の開放端部か ら見ると滑らかに曲線を描く四部である。この設計はマイクロ波による中身の加 熱をまさに行うという点から見て都合が良く、スプーンを使用して中身を容器か ら容易に取り出すことができるというさらなる利点を呈する。このような設計は 単一壁の容器の場合では不可能であることが認められるであろう。何故なら、容 器がもしこの形であるならばその底部上に据わらないであろうからである。

好ましくは、内側部分の上方端部は外向きに指向されたフランジの形である。こ のようなフランジは、例えば加熱密閉、接着剤密閉或いは超音波溶接によってカ バーがそれに対して密閉されることができる表面を提供する。カバーは、例えば プラスチック積層膜、板紙／プラスチック積層板、処理板紙或いは金属ホイルの ような何等かの都合の良い形であり得る。

もし蓋がマイクロ波加熱と協調的な形であるならば、そして適切な排気口が設け られることを条件としてその蓋はマイクロ波加熱の間中その所に残しておくこと ができる。好ましくは、カートンは売られるときは蓋によって完全に密閉され、 そして排気口は蓋と容器との間の密閉を部分的に壊すことによって、或いは蓋自 身に孔を形成することによって形成される。

本発明の代わりの実施例では、内側部分および外側部分の側壁は例えば射出成形 成いは熱成形のような一体プラスチック部材である。この場合では外側部分の下 方端部は、例えば外側部分の側壁の下方端部にしっかりと付けられたカートン板 のようなシートの形であるのが好ましい。側壁の下方端部はフランジを具備して このような取付けを容易にすることができる。

マイクロ波で加熱可能な食料品の小売り販売に特に適している一方で、本発明の パッケージ用容器はより一般的に応用できることが認められるであろう。例えば 容器は、熱湯を加えることによって元の状態に戻される乾燥食料品の小売り販売 に対して都合良く使用されることができる。本発明の容器はこの目的に対して特 に望ましい。何故なら、内側部分を取り囲む空気ギャップによって提供された熱 絶縁は、元の状態に戻す時間の間中身の何等かの不本意な冷却をかなり減少させ る。この熱絶縁はまた、マイクロ波で加熱された製品に関して、加熱後の製品の 温度低下を遅らせるという利点もある。

本発明の容器はまた、例えばデザート製品のような冷蔵或いは冷凍食料品に対し ても有利に採用されることができる。

本発明は、添付の図面を参照して、例のみによって提示された、好ましい実施例 の以下の記載からより良く理解されるであろう。

第１図は本発明の好ましい実施例を示す第２図のラインＩ−１上で採られた断面 図である。

第２図は第１図の実施例の平面図である。

第３図は、第１図および第２図の容器の外側部分を形成するのに使用するための 未加工品を縮小して示している。

第４図は本発明の第２の゛実施例を示す第５図のラインＩＶ−ＩＶ上で採られた 断面図である。

第５図は第４図の実施例の平面図である。

まず第１図および第２図を参照すると、パッケージ用容器１はカートン板外側部 分３の中にほぼすっぽりと入る内側の全体的にカップ状の部分２を具備する。内 側部分２は、容器がマイクロ波加熱を受けて食料品の温度を上昇させる間食料品 を保持することができるプラスチック材料から成形される。

適切なプラスチック材料は当業者にとっては十分公知であろう。内側部分２は熱 成形によって都合良く成形されることができるが、例えば射出成形のような他の 成形技術によって成形されることができる。

外側部分３は、マイクロ波エネルギに耐えることができるタイプのカートン板か ら形成されている。

内側部分２は側壁６によって相互接続された開放上方端部４と閉鎖下方端部５と を有する。本発明の例示された実施例では、内側部分の上方開放端部はほぼ正方 形であり、閉鎖下はとりわけ望ましい。何故なら、それによってカートンを外ト ンからきれいに且つ容易に取り出すことができるであろうからである。

外側部分３は開放上方端部７と閉鎖下方端部８と上方端部および下方端部を相互 接続する側壁９とを具備している。示された実施例では、外側部分はひつくり返 され先端を切られた正方形底部のピラミッドの形であるーすなわち、水平断面か ら見るとそれは正方形であり、開放端部７から閉鎖端部８に向けて内向きにテー パになっている。

容器の内側部分は容器の上方端部で外側部分と接触しており、示された実施例で は、これは内側部分の周辺全体の周りに延在し且つ外側部分の上方端部１１上に 位置する外向きに延在するフランジ１０によって達成される。内側部分の側壁６ は、空気ギャップによって外側部分の側壁９から隔てられて′いる。

示された実施例では、内側部分の下方端部５もまた、空気ギるならば本発明の多 くの利点を導出することができることはに使用されることができる。

好ましくは、内側部分は外側部分にしっかりと付けられて内側部分と外側部分と が偶発的に分離するのを防ぐ。これは、例えばフランジｌＯの下側で内側部分を 外側部分に接着剤でしっかりと付けることによって達成されることができる。し かし、本発明の示された実施例では、内側部分と外側部分との間の機械的相互接 続が外側部分上に設けられたフラップ１２によって提供される。これらのフラッ プは、外側部分を組み立てる際に内向きに曲げられる。内側部分は、外向きに延 在する顎状突起１３によって組立てられる。顎状突起１３は内側部分が外側部分 内へと押し込まれるときに顎状部分がフラップ１２の下方端部を完全に通過する までそのフラップ１２を外向きにカム動作によって押し広げて、その結果フラッ プ１２は図に示された位置まで跳ね戻り、内側部分が外側部分から外れないよう にする。

示された機械的連結が特に望ましいのは、それがシート状のカートン板から経済 的に切り取ることができる図３に示されたようなカートン板未加工品１４を使用 して達成されることができるからである。カートン板の地の目の方向（ｇｒｘｉ ｎｄｉｒｅｃｌｉｏｎ　）　１５に対して対角線方向にカートンの底部８を方向 付けることによって、未加工品１４はフラップ１２なしで未加工品を切るのに必 要とされるであろうものよりも大きくないカートン板の表面面積から切られるこ とができることは注目すべきである。事実フラップ１２は、もしフラップのない 未加工品を生成するならば切られて捨てられるであろう材料によって形成される 。したがって未加工品１４は、製造の際にいかなる付加的なコストをもかけるこ となく、内側部分を外側部分に接着剤でしっかりと付けるステップを削除するこ とができる。

使用の際には、内側部分２に売られるべき製品が詰められた後、開放端部４は適 切な蓋によって閉鎖される。フランジ１０によって設けられた水平表面は、通常 の蓋の密閉されることができる表面の範囲に対応する表面を提供することに注目 して欲しい。開放端部４は例えば、プラスチックフィルム或いはプラスチック／ ホイル積層板によって、或いはプラスチック被覆された表面またはフランジｌＯ の上方表面に接着、加熱密閉或いは超音波溶接によって密閉することに協調的な ように処理された表面を有するカートン板蓋によって密閉されることができる。

本発明の特に好ましい実施例では、開放端部４は蓋を容易に取り外せるように刻 み目の入ったカートン板蓋によって閉鎖される。好ましくは蓋は、容器および中 身をマイクロ波で加熱するのに先立って蓋に容易に穴を開ける或いは蓋を部分的 に開いて通気開口部を設けることができるようなものである。もし望まれるなら ば、基本の蓋の上にクリップ止めする付加的な蓋を設けることができる。基本の 蓋がホイル或いはプラスチックフィルム／ホイル積層板である場合には、基本の 蓋はマイクロ波による加熱の前に完全に取り去られるべきである。この場合では 、クリップ止めする付加的な蓋はマイクロ波による加熱の間容器を閉鎖するため に使用されることができる。さらに、クリップ止めする蓋は容器を開放後再度閉 鎖するのに使用されることができる。

上述の容器は、圧力釜の加熱を受けた食料品を売るためにとりわけ有利であると されることができる。特に、食料品はカップ状部分２の中へと入れられることが でき、そして圧力釜の加熱を受けさせ、内側部分２が外側部分３の中へと入れら れる前に適切な蓋によって密閉される。圧力釜による加熱の間に内側部分２は例 えば金属のようなものでできた相補的な形の支持部材で支持されることができて 、内側部分および　。

中身の温度が高圧釜の温度にまで上昇されるときにプラスチック材料でできた内 側部分２が不本意に伸張するのを防ぐ。

この手段によって、中身は高圧蓋による加熱を受けてしまっているが外側部分３ は高圧釜による加熱を受けていない容器を販売することができる。当然ながら、 容器のマイクロ波による加熱に関連して概略的に上述された利点は、高圧釜によ る殺菌消毒を受けた食品の容器にも適合する。

さて第４図および第５図を参照すると、本発明の第２の実施例が示されている。

本発明のこの実施例では単一プラスチック酸２０が、開放上方端部２２と閉鎖下 方端部２３と側壁２４とを有する全体としてカップ状の内側部分２１を提供する 。単一プラスチック酸２０はまた外側部分の側壁２５を設ける。外側部分は側壁 ２５と側壁２５の下方端部に設けられたフランジ２７にしっかりと付けられた板 紙底部２６とを具備する。側壁２５の上方端部は、単一プラスチック酸２０の一 部でもあるフランジ２８によって、側壁２４の上方端部に接続される。

底部２６には１つ以上の小さな孔が設けられるのが好ましく、それによって殻２ ０と底部２６との間に形成された室２９内の圧力のいかなる上昇をも防ぐ。しか し、これらの孔は別として、室２９は閉鎖されてカップ状内側部分２１を包囲す る絶縁囲いを−設ける。本発明の先に記載された実施例にあるように、カップ状 内側部分２１に製品を詰めた後、開放端部２２はフランジ２８に都合良く密閉さ れることができる適切な膜によって閉鎖される。そして容器全体は、もし小売り 販売用に企図されるならば販売ディスプレイという観点から印刷された外箱（ｓ ｌｅｅｖｅ）内に位置付けられることができる。この点では、フランジ２７およ び底部２６の下側部分は容器を外箱内に配置するための都合の良い手段を提供す る。

殻２０は、当然ながら、マイクロ波による加熱と相性が良く、食料品を直接式れ るのに適しており、はぼ沸点まで加熱された食料品を入れることができるような 材料から形成されねばならない。ポリプロピレン、ポリエステル或いはこのよう な材料を組み込んだ積層したもののような材料が特に望ましいのは、このような 材料を使用すると殻２０は熱成形技術によって成形されることができるからであ る。殻は熱成形すると、最少量のプラスチック材料を使用して製造されることが できる。しかし、殻は例えば射出成形のような他の方法で成形されることも可能 である。

第４図および第５図に示された本発明の実施例では容器は製品のために単一の隔 室を提供しており上から見ると一般に卵形であるが、多くの他の設計も実現可能 であることが認められるであろう。例えば容器の形は、売られるべき製品の特別 な要求に応じるためにおよび／または電子レンジの加熱特だめの１つ以上の仕切 りが形成されることもできる。例えば中央に仕切りが設けられると、仕切りの一 方の側にカレーを他方の側に御飯を分けて入れることができる。

もし望まれるならば、通常の技術を使用して側壁２５に印刷或いはデザインをす ることができる。

もし望まれるならば、容器を外箱内に位置付ける前に側壁２５にスプーン或いは 類似した道具をしっかりと付けることができ、それによって外箱が開かれると容 器の中身を食べるためにすぐにスプーンを使うことができるであろう。この方法 でパッケージされた容器は、喫茶店、ガレージおよびそのようなすぐに物を食べ たいと思うような場所で売るのに特に適している。

上述された両実施例の場合に、内側部分の下方表面が容器しば例えば上向きのプ レートのようなある形のスペーサ上に置く必要がある。本発明の実施例のように 内側部分の下方表面が容器の底部から隔てられている場合は、自動的にこの効果 を得られる。

行、ｌる 補正書の翻訳文提出書（特許法第１８４条の８）平成３年１１月１８日

Claims (8)

【特許請求の範囲】
1. １．開放上方端部と閉鎖下方端部とその上方および下方の端部を相互接続する側 壁とを有する内側のプラスチックの全体的にカップ状をした部分と、開放上方端 部と閉鎖下方端部とその上方および下方の端部を相互接続する側壁とを有する外 側部分とを具備しており、その内側部分は容器の上方の端部で外側部分に接触し 、そして内側部分の側壁は空気ギャップによって外側部分の側壁から間隔をおい て配置されるパッケージ用容器。
2. ２．外側部分はカートン板であり、内側部分は外側部分の上方端部上に載りそれ によって支持されている請求項１記載のパッケージ用容器。
3. ３．内側部分は外側部分にしっかりと付けられて、容器がひつくり返されるとき に内側部分が外側部分から分離するのを防ぐ請求項２記載のパッケージ用容器。
4. ４．内側部分と外側部分の側壁とは単一プラスチック殻によって形成され、外側 部分の閉鎖下方端部は外側部分の側壁の下方端部にしっかりと付けられた底部に よって形成される請求項１記載のパッケージ用容器。
5. ５．内側部分の下方閉鎖端部は好ましくは空気ギャップによって外側部分の下方 端部から隔てられるので、内側部分の重さは外側部分の上方端部上で完全に支持 される請求項１乃至４のいずれか１項記載のパッケージ用容器。
6. ６．内側部分と外側部分との間の空気ギャップは内側部分と外側部分との間に形 成されたほぼ閉鎖された室によって提供される請求項１乃至５のいずれか１項記 載のパッケージ用容器。
7. ７．内側部分の下方端部は内側部分の開放端部から見て滑らかな曲線の凹形状で ある請求項１乃至６のいずれか１項記載のパッケージ用容器。
8. ８．内側部分の上方端部は、カバーが、例えば加熱密閉、接着剤密閉或いは超音 波溶接によって、それに対して密閉されることができる外向きに指向されたフラ ンジの形状である請求項１乃至７のいずれか１項記載のパッケージ用容器。