JP2009048854A - 燃料電池発電装置およびその制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】効率的な発電が可能な燃料電池発電装置およびその制御方法を提供する。
【解決手段】燃料電池発電装置は、燃料を改質することによって改質ガスを生成する改質器3と、改質ガスを用いて発電を行う第1の燃料電池57と、第1の燃料電池57が発電しているときに第1の燃料電池57から排出される排出ガスを処理することによって水素含有ガスもしくは水素を生成する排出ガス処理部39と、水素含有ガスもしくは水素を貯蔵する水素貯蔵器7と、水素貯蔵器7内の水素含有ガスもしくは水素が供給された際に水素含有ガスもしくは水素を用いて第1の燃料電池57の起動時間よりも短い起動時間で発電を行う第2の燃料電池9と、水素貯蔵器7内の水素含有ガスもしくは水素の第2の燃料電池9への供給を調節可能な水素供給装置8と、を含む。
【選択図】図1

Description

本発明は、燃料電池発電装置およびその制御方法に関し、特には、発電停止時および起動時における瞬時発電と高効率発電が可能で、負荷、商用電力価格等の外部環境に応じた柔軟な起動停止による経済的な発電を実現するとともに、ピークカット用電源やバックアップ用電源として必要なときに負荷に電力を供給することができる燃料電池発電装置およびその制御方法に関する。
固体酸化物形燃料電池を用いた燃料電池発電装置を例に、従来の燃料電池発電装置を説明する。
図4は、従来の燃料電池発電装置の構成(例えば、非特許文献1参照。)を示したブロック図である。
図4に示した従来の燃料電池発電装置は、主な構成要素として、脱硫器2、改質器3、空気ブロワ13、固体酸化物形燃料電池57、空気予熱器80、空気予熱器バーナ81、出力調整装置86、流量制御弁37、59および62、ならびに配管類を含む。固体酸化物形燃料電池57は、燃料極54、固体酸化物電解質55、および空気極56を含む。
なお、図4および以下の説明では、各要素の名称を以下のように簡略化する。
水素リッチな改質ガス27を、「改質ガス27」と称する。水蒸気と脱硫天然ガスの混合ガス28を、「混合ガス28」と称する。固体酸化物形燃料電池57を、「燃料電池57」と称する。固体酸化物形燃料電池用空気58を、「空気58」と称する。改質器リサイクル用固体酸化物形燃料電池燃料排出ガス60を、「排出ガス60」と称する。固体酸化物形燃料電池燃料排出ガス61を、「排出ガス61」と称する。固体酸化物形燃料電池空気排出ガス63を、「排出ガス63」と称する。空気予熱器バーナ用固体酸化物形燃料電池燃料排出ガス64を、「排出ガス64」と称する。空気予熱器バーナ排出ガス84を、「排出ガス84」と称する。
なお、上記「水素リッチ」は、電池反応によって発電に寄与するに足りる濃度の水素を含有することを意味する。
図4において、流量制御弁37は、燃料の天然ガス1の脱硫器2への供給量を制御する。流量制御弁59は、脱硫天然ガス29と混合して混合ガス28をつくるための排出ガス60の供給量を制御する。流量制御弁62は、燃料電池57の空気極56へ供給される空気58の供給量を制御する。
以下、図4を用いて、従来の燃料電池発電装置の作用について説明する。
天然ガス1は、脱硫器2に供給される。
天然ガス1の供給量は、予め設定した燃料電池直流出力88と天然ガス1の供給量の関係に基づいて、流量制御弁37のガス流量を制御することによって、燃料電池直流出力88に見合った値に設定される。
脱硫器2は、天然ガス1中に腐臭剤として添加されているメルカプタン等の硫黄分を吸着除去して、脱硫天然ガス29を出力する。なお、メルカプタン等の硫黄分は、改質器3の改質触媒と燃料電池57の燃料極54での電極触媒の劣化原因となる。
脱硫天然ガス29は、燃料電池57で電池反応により生成された排出ガス60と混合されて混合ガス28となり、改質器3に供給される。
排出ガス60の供給量は、予め設定した天然ガス1の供給量と排出ガス60の供給量の関係に基づいて、流量制御弁59のガス流量を制御することによって、天然ガス1の供給量に合わせて、混合ガス28が予め設定された所定のスチームカーボン比(炭素のモル数に対する水蒸気のモル数の比率)を有するように設定される。
改質器3には、ニッケル系触媒、ルテニウム系触媒等の改質触媒が充填されている。改質器3では、改質触媒の働きにより、天然ガス1に含まれる炭化水素の水蒸気改質反応が行われ、改質ガス27がつくられる。
天然ガス1の主成分であるメタンの水蒸気改質反応は、(1)式で表される。
(メタンの水蒸気改質反応)
CH4+H2O→CO+3H2 (1)
この(1)式に示したメタンの水蒸気改質反応等の炭化水素の水蒸気改質反応は、吸熱反応である。よって、この反応で効率的に水素を生成させるためには、改質器3に外部から必要な反応熱を供給し、改質器3の温度を700〜750℃に維持する必要がある。
このため、改質器3の近傍には、800〜1000℃で発電を行う燃料電池57が設置されており、燃料電池57の排熱が、炭化水素の水蒸気改質反応に必要な反応熱として改質器3に供給される。
改質器3でつくられた改質ガス27は、燃料電池57の燃料極54に供給される。
一方、燃料電池57の空気極56には、酸化剤の空気が供給される。具体的には、空気予熱器80は、空気ブロワ13を用いて取り込んだ空気18を昇温し、空気58として空気極56に供給する。
空気58の供給量は、予め設定した天然ガス1の供給量と空気58の供給量の関係に基づいて、流量制御弁62のガス流量を制御することによって、天然ガス1の供給量に見合った値に設定される。
なお、図4では、燃料電池57は、燃料極54、固体酸化物電解質55、および空気極56からなる単セルとして示されている。しかしながら、単セル電圧は1V以下と低いので、所定の電力を取り出すために、実際は、燃料電池57は、単セルを複数組み合わせたセルスタックで構成される。
空気極56には、金属酸化物系電極触媒が設けられている。このため、空気極56では、金属酸化物系電極触媒の働きで、空気58中の酸素が、(2)式に示す空気極反応により電子(e-)と反応し酸化物イオン(O2-)に変わる。
(空気極反応)
1/2(O2)+2e-→O2- (2)
空気極56で生成した酸化物イオンは、イットリア安定化ジルコニア(YSZ)等の固体酸化物電解質55の内部を移動し、燃料極54に到達する。
燃料極54には、ニッケル−YSZサーメット、ルテニウム−YSZサーメット等の金属系電極触媒が設けられている。
このため、酸化物イオンは、燃料極54に到達すると、金属系電極触媒の働きで、(3)式および(4)式に示す反応により、改質ガス27中の水素および一酸化炭素と反応し、水蒸気または二酸化炭素と電子が生成される。
(燃料極反応)
2+O2-→H2O+2e- (3)
CO+O2-→CO2+2e- (4)
燃料極54で生成された電子は、外部回路(図示せず)を移動し、空気極56に到達する。空気極56に到達した電子は、前述した(2)式に示した空気極反応により酸素と反応する。電子が外部回路を移動する過程で、電気エネルギーを燃料電池直流出力88として取り出すことができる。
(2)式と(3)式、および(2)式と(4)式をまとめると、燃料電池57の電池反応は、(5)式に示した水素と酸素から水蒸気ができる水の電気分解の逆反応と、(6)式に示す一酸化炭素と酸素から二酸化炭素が生成する反応として表すことができる。
(電池反応)
2+1/2(O2)→H2O (5)
CO+1/2(O2)→CO2 (6)
燃料電池57の発電によって得られた燃料電池直流出力88は、出力調整装置86によって、負荷87に合わせて電圧の変換と直流から交流への変換が行われ、その後、送電端交流出力89として負荷87に供給される。
なお、図4に示した例では、出力調整装置86が、燃料電池直流出力88を直流から交流に変換しているが、出力調整装置86は、電圧変換のみを行い、送電端直流出力を負荷87に供給してもよい。
燃料電池57の動作温度は一般的に800〜1000℃であり、電池反応による発熱により動作温度が維持されている。このため、燃料電池57の排熱は、前述したように改質器3で天然ガス1の水蒸気改質反応の反応熱として利用することができる。
実際、燃料電池57での電池反応による発熱量は多い。具体的には、燃料電池57を800〜1000℃の動作温度範囲に維持するためには、空気極56で(2)式に示した空気極反応に使用する酸素に比べて過剰の酸素を含む大量の空気58が、空気極56に供給されて、燃料電池57が冷却される。このため、空気極56での酸素利用率は、20%程度である。
燃料極54で電池反応により生成された排出ガス61の一部は、前述したように、改質器3での炭化水素の水蒸気改質反応に必要な水蒸気を供給するために、排出ガス60としてリサイクルされ、脱硫天然ガス29と混合される。
燃料極54の排出ガス64と、空気極56の排出ガス63は、空気予熱器バーナ81に供給される。
空気予熱器バーナ81では、排出ガス64中の未反応燃料、未反応水素、および未反応一酸化炭素と、排出ガス63中の未反応酸素とが燃焼され、空気予熱器80が加熱される。空気予熱器80では、熱交換により空気16が昇温する。
水素と一酸化炭素の燃焼反応を(7)式および(8)式に示す。
(水素の燃焼反応)
2+1/2(O2)→H2O (7)
(一酸化炭素の燃焼反応)
CO+1/2(O2)→CO2 (8)
空気予熱器80で昇温した空気16は、空気58として、空気極56に供給され、燃料電池57の発電に用いられる。
また、空気予熱器バーナ81からは、排出ガス64と排出ガス63を燃焼させることによって生じた排出ガス84が排出される。
電気学会・燃料電池発電次世代システム技術調査専門委員会編:「燃料電池の技術」,オーム社,pp.203−208(2002)
次に、図4に示した従来の燃料電池発電装置の問題点について述べる。
図4に示した従来の燃料電池発電装置では、燃料電池57の発電温度は一般的に800〜1000℃であり、起動に1時間以上を要する。このため、電力が必要になったときに瞬時に負荷に電力を供給するためには、燃料電池57は連続発電する必要がある。
しかしながら、燃料電池57が連続発電をする場合、夜間の電力負荷が少ない時間帯には、蓄電池、NaS電池等の蓄電設備を設けて充電する必要がある。よって、広い設置スペースを必要とする大容量の蓄電設備が必要となるとともに、蓄電設備の充放電効率を考慮すると、せっかく燃料電池57を用いて高効率で発電しても蓄電設備を用いることによりエネルギー利用効率が大幅に低下するという問題があった。
また、燃料電池57が連続発電をすると、安価な深夜電力の購入が可能な時間帯には、深夜電力よりも高価な発電単価となる可能性が生じ不経済になるという問題があった。
一方、燃料電池57が発電を一旦停止すると、その再起動に時間がかかるため、電力が必要になっても瞬時に燃料電池57から負荷87に電力を供給できないという問題があった。
さらに、燃料電池57が起動するまでの間、蓄電池、NaS電池等の蓄電設備でバックアップしようとすると、広い設置スペースが必要な大容量の蓄電設備を設置する必要があり、また、蓄電設備の充放電効率を考慮すると、燃料電池57や深夜電力を利用して充電を行ったとしても蓄電設備を用いることによりエネルギー利用効率が大幅に低下するという問題があった。
本発明の目的は、迅速な発電開始と高効率発電が可能で、負荷、商用電力価格等の外部環境に応じた柔軟な起動停止による経済的な発電を実現するとともに、ピークカット用電源やバックアップ用電源として、必要なときに負荷に電力を供給することができる燃料電池発電装置およびその制御方法を提供することにある。
前述した目的を達成するために、本発明による燃料電池発電装置は、燃料を改質することによって改質ガスを生成する改質手段と、前記改質ガスを用いて発電を行う第1の燃料電池と、前記第1の燃料電池が発電しているときに当該第1の燃料電池から排出される排出ガスを処理することによって水素含有ガスもしくは水素を生成する処理手段と、前記水素含有ガスもしくは水素を貯蔵する貯蔵手段と、前記貯蔵手段に貯蔵された前記水素含有ガスもしくは水素が供給された際に、当該水素含有ガスもしくは水素を用いて、前記第1の燃料電池の起動時間よりも短い起動時間で発電を行う第2の燃料電池と、前記貯蔵手段に貯蔵された前記水素含有ガスもしくは水素の前記第2の燃料電池への供給を調節可能な供給手段とを含む。
前記第1の燃料電池は、固体酸化物形燃料電池もしくは溶融炭酸塩形燃料電池であることが望ましい。
前記第2の燃料電池は、固体高分子形燃料電池であることが望ましい。
前記改質手段は、前記第1の燃料電池の排熱を利用して前記改質ガスを生成することが望ましい。
また、本発明による燃料電池発電装置の制御方法は、燃料を改質することによって改質ガスを生成する改質工程と、前記改質ガスを用いて第1の燃料電池にて発電を行う第1発電工程と、前記第1の燃料電池が発電しているときに当該第1の燃料電池から排出される排出ガスを処理することによって水素含有ガスもしくは水素を生成し、当該水素含有ガスもしくは水素を貯蔵手段に貯蔵する貯蔵工程と、前記貯蔵手段に貯蔵された前記水素含有ガスもしくは水素の第2の燃料電池への供給を調節する調節工程と、前記水素含有ガスもしくは水素が前記第2の燃料電池に供給された際に、当該水素含有ガスもしくは水素を用いて、前記第1の燃料電池の起動時間よりも短い起動時間で前記第2の燃料電池にて発電を行う第2発電工程と、を含む。
前記貯蔵工程では、前記第1の燃料電池の発電電力が所要の下限値以上の場合に、前記排出ガスを処理することによって水素含有ガスもしくは水素を生成し、当該水素含有ガスもしくは水素を前記貯蔵手段に貯蔵することが望ましい。
前記貯蔵工程では、前記貯蔵手段に貯蔵された前記水素含有ガスもしくは水素の貯蔵量が所定の上限値以下の場合に、前記排出ガスを処理することによって水素含有ガスもしくは水素を生成し、当該水素含有ガスもしくは水素を前記貯蔵手段に貯蔵することが望ましい。
前記調節工程では、前記第1の燃料電池で発電を開始する旨の発電指令があった場合もしくは前記第1の燃料電池の発電時に所定の発電電力以上の発電を指示する出力指令があった場合に、前記貯蔵手段に貯蔵された前記水素含有ガスもしくは水素を前記第2の燃料電池に供給することが望ましい。
前記所定の発電電力が、前記第1の燃料電池の発電電力の上限値であることが望ましい。
前記調節工程では、前記貯蔵手段に貯蔵された前記水素含有ガスもしくは水素の貯蔵量が所定の下限値以上の場合に、前記貯蔵手段に貯蔵された前記水素含有ガスもしくは水素を前記第2の燃料電池に供給することが望ましい。
本発明によれば、第1の燃料電池で発電を行うとともに第2の燃料電池の発電に必要な水素含有ガスもしくは水素を生成させ、水素含有ガスもしくは水素を貯蔵し、貯蔵した水素含有ガスもしくは水素の第2の燃料電池への供給が調節される。
よって、第2の燃料電池による発電が必要となった場合に、例えば、第1の燃料電池で発電を開始する旨の発電指令があった場合、および、第1の燃料電池の発電時に所定の発電電力以上の発電を指示する出力指令があった場合に、貯蔵した水素含有ガスもしくは水素を第2の燃料電池へ供給して、第2の燃料電池による発電を開始させることが可能になる。
このため、夜間の電力負荷が少ない時間帯や安価な深夜電力の購入が可能な時間帯には、第1の燃料電池による発電を計画的に停止することが可能になる。また、負荷や商用電力価格等の外部環境にあわせて、必要なときに柔軟に第2の燃料電池から負荷に電力を供給する経済的な発電を実現することが可能になる。また、ピークカット用電源やバックアップ用電源として必要なときに第2の燃料電池から負荷に電力を供給することができる。
なお、第1の燃料電池の排熱を利用して、第1の燃料電池の発電に必要な改質ガスとともに、第2の燃料電池の発電に必要な改質ガスも生成してもよい。
第1の燃料電池は、改質ガスを燃料として使用して排出ガスを出力する。この排出ガスの少なくても一部は、水素含有ガスもしくは水素に変換された後に貯蔵手段に貯蔵され、この貯蔵した水素含有ガスもしくは水素を、必要に応じて、第2の燃料電池の発電に利用することができる。
このため、第1の燃料電池で単独に発電を行う場合と比較すると、第1の燃料電池の冷却に必要な空気の供給量を減少させることができ、その空気の供給源の動力を削減すること可能となる。また、外部に無駄捨てられていた第1の燃料電池の排熱を第2の燃料電池の発電に有効利用することが可能になる。
その結果、第1の燃料電池の発電電力と第2の燃料電池の発電電力をあわせた発電効率が、第1の燃料電池で単独で発電を行う場合と比較して向上するので、高効率な燃料電池発電装置を実現することができる。
図1は、本発明の燃料電池発電装置の一実施形態を表すブロック図である。
図1に示した燃料電池発電装置では、第1の燃料電池として固体酸化物形燃料電池を用い、第2の燃料電池として固体高分子形燃料電池を用いている。
図1に示した燃料電池発電装置は、主な構成要素として、脱硫器2、改質手段の一例である改質器3、処理手段の一例である排出ガス処理部39、貯蔵手段の一例である水素貯蔵器7、供給手段の一例である水素供給装置8、固体高分子形燃料電池9、空気ブロワ13、出力調整装置14、水素貯蔵量検出器15、固体酸化物形燃料電池57、空気予熱器80、空気予熱器バーナ81、出力調整装置86、流量制御弁19、21、37、46、59および62、遮断弁47、ならびに配管類を含む。
排出ガス処理部39は、COシフトコンバータ4、CO選択酸化器5、および凝縮器6を含む。固体高分子形燃料電池9は、燃料極10、固体高分子電解質11、および空気極12を含む。
図1において図4に示したものと同一のものは同一符号を付してあり、これらのものについてはその説明を省略する。
図1および以下の説明では、各要素の名称を以下のように簡略化する。
固体高分子形燃料電池9を、「燃料電池9」と称する。空気予熱器用空気16を、「空気16」と称する。固体高分子形燃料電池用空気17を、「空気17」と称する。CO選択酸化器用空気20を、「空気20」と称する。固体高分子形燃料電池空気排出ガス22を、「排出ガス22」と称する。固体高分子形燃料電池燃料排出ガス23を、「排出ガス23」と称する。CO選択酸化器排出ガス26を、「排出ガス26」と称する。COシフトコンバータ排出ガス30を、「排出ガス30」と称する。電池反応による生成水31を、「生成水31」と称する。凝縮器排出ガス33を、「排出ガス33」と称する。COシフトコンバータ用固体酸化物形燃料電池燃料排出ガス34を、「排出ガス」34と称する。冷却水等の冷媒36を、「冷媒36」と称する。
図1において、流量制御弁19は、空気17の供給量を制御する。流量制御弁21は、空気20の供給量を制御する。流量制御弁46は、排出ガス34の供給量を制御する。
本実施形態では、燃料電池9に燃料である排出ガス33が供給されてから燃料電池9が発電を開始するまでの起動時間は、燃料電池57に燃料である改質ガス27が供給されてから燃料電池57が発電を開始するまでの起動時間よりも短い。
また、流量制御弁19、21、37、46、59および62、遮断弁47、ならびに、水素供給装置8は、例えば、不図示の制御部(制御手段)によって制御されてもよい。
図1において、燃料電池9が、一組の燃料極10、固体高分子電解質11、および空気極12からなる単セルによって構成されているように示されているが、実際には、燃料電池9は、複数の単セルからなるセルスタック9で構成される。
以下、図1を用いて、本発明の燃料電池発電装置の制御方法を適用する燃料電池発電装置の動作を説明する。
燃料電池57の発電時に、燃料電池直流出力88が予め設定した下限値以上の場合で、水素貯蔵量検出器15が検出した水素貯蔵器7内の排出ガス(水素含有ガス)33の貯蔵量が予め設定した上限値以下のときには、遮断弁47が開けられる。
遮断弁47が開けられると、未反応水素を含む排出ガス61の一部が、排出ガス34としてCOシフトコンバータ4に供給される。
排出ガス34がCOシフトコンバータ4に供給される際、天然ガス1の脱硫器2への供給量は、予め設定した、燃料電池直流出力88と、COシフトコンバータ4への排出ガス34の供給量と、天然ガス1の供給量との関係に基づいて、流量制御弁37のガス流量を制御することによって、燃料電池直流出力88およびCOシフトコンバータ4への排出ガス34の供給量に見合った値に設定される。
COシフトコンバータ4への排出ガス34の供給量は、燃料電池直流出力88に対して予め設定した所定の値に応じて制御されてもよいし、燃料電池直流出力88に対して予め設定した水素貯蔵器7内の排出ガス33の貯蔵量との関係を用いて、水素貯蔵器7内の排出ガス33の貯蔵量に比例して増減するように制御されてもよい。
水素貯蔵量検出器15が検出した水素貯蔵器7内の排出ガス33の貯蔵量が、予め設定した上限値以上になった場合には、遮断弁47が閉じられ、排出ガス34のCOシフトコンバータ4への供給が停止する。
その際には、天然ガス1の脱硫器2への供給量は、予め設定した燃料電池直流出力88と天然ガス1の供給量の関係に基づいて、流量制御弁37のガス流量を制御することによって、燃料電池直流出力88に見合った値に設定される。
なお、図1に示した燃料電池発電装置では、改質器3が設けられているが、改質器3を使用せず、混合ガス28を、直接、燃料電池57の燃料極54に供給してもよい。
この場合、燃料極54では、天然ガス1に含まれる炭化水素の水蒸気改質反応が行われ、燃料電池57が発電を行う。この場合、燃料電池57は、改質手段および第1の燃料電池として機能する。
具体的には、混合ガス28が、燃料極触媒を含む燃料極54に供給されると、燃料極54では、燃料極触媒の働きにより、天然ガス1に含まれる炭化水素(主にメタン)の水蒸気改質反応が行われ、水素と一酸化炭素が生成される。
燃料極54で生成された水素と一酸化炭素は、その場で、(3)式および(4)式に示した燃料電池57の燃料極反応により消費され、燃料電池57で発電が行われる。
炭化水素の水蒸気改質反応は、吸熱反応である。このため、燃料電池57の排熱が、燃料極54での炭化水素の水蒸気改質反応に必要な反応熱として利用される。
燃料電池57の発電温度は、一般的に800〜1000℃であり、電池反応による発熱により発電温度が維持されている。このため、燃料電池57の排熱を、前述したように燃料極54での炭化水素の水蒸気改質反応の反応熱として利用することができる。
水蒸気改質反応に必要な水蒸気は、燃料極54で(3)式に示した燃料極反応で生成した、水蒸気を含む排出ガス61の一部をリサイクルすることによって、燃料極54に供給される。すなわち、排出ガス61の一部をリサイクルして脱硫天然ガス29と混合することによって、水蒸気と脱硫天然ガスの混合ガス28が生成され、この混合ガス28が燃料極54に供給される。
前述したように、燃料電池57では、電池反応による発熱量が多い。
よって、本実施形態では、まず、燃料電池57の発電に必要な改質ガス27を改質器3または燃料極54で生成させるために、吸熱反応である天然ガス1の水蒸気改質反応に必要な反応熱が、改質器3または燃料極54に対して、燃料電池57からの排熱によって供給される。
燃料電池57からの排熱が改質器3または燃料極54に供給されても、燃料電池57を800〜1000℃の動作温度範囲に維持するためには、空気極56で(2)式に示した空気極反応に使用する酸素より過剰の酸素を含む大量の空気58が空気極56に供給され、燃料電池57が冷却される。このため、空気極56での酸素利用率は20%程度である。
したがって、天然ガス1の供給量に合わせて、空気58の供給量を変化させて、燃料電池57から改質器3または燃料極54に供給する排熱量を変化させることによって、改質器3または燃料極54で効率的に天然ガス1の水蒸気改質反応を行わせ、燃料電池57の発電と水素貯蔵器7への貯蔵に必要な水素(例えば、水素含有ガスである排出ガス33)を生成させることが可能となる。
すなわち、燃料電池57の発電中に排出ガス34をCOシフトコンバータ4に供給して排出ガス33を水素貯蔵器7に貯蔵するために、脱硫器2への天然ガス1の供給量を、燃料電池57の発電に必要な天然ガス1の供給量よりも増加させる場合には、予め設定した排出ガス34の供給量と空気58の供給量の補正量との関係に基づいて、流量制御弁62のガス流量を減少させることによって、空気58の供給量を減少させる。
その結果、燃料電池57の空気58による冷却が抑制され、燃料電池57の動作温度を800〜1000℃に維持しながら、燃料電池57から改質器3または燃料極54に供給される排熱量が増す。結果として、空気極56での酸素利用率は上昇する。
一方、燃料電池57の発電中に排出ガス34のCOシフトコンバータ4への供給を止めて排出ガス33の水素貯蔵器7への貯蔵を停止するために、脱硫器2への天然ガス1の供給量を燃料電池57の発電に必要な天然ガス1の供給量に減少させる場合には、予め設定した排出ガス34の供給量と空気58の供給量の補正量との関係に基づいて、流量制御弁62のガス流量を増加させることによって、空気58の供給量を増加させる。
その結果、燃料電池57の空気58による冷却が促進され、燃料電池57の動作温度を800〜1000℃に維持しながら、燃料電池57から改質器3または燃料極54に供給される排熱量が減る。結果として、空気極56での酸素利用率は低下する。
排出ガス34には、燃料極10の電極触媒の劣化原因となる一酸化炭素が含まれている。また、COシフトコンバータ4には、銅−亜鉛系触媒等のシフト触媒が充填されている。COシフトコンバータ4は、シフト触媒の働きにより、(9)式に示す発熱反応である水性シフト反応を行わせることによって、排出ガス34内の一酸化炭素の濃度を1%以下まで低減させる。
(水性シフト反応)
CO+H2O→CO2+H2 (9)
一酸化炭素濃度が1%以下に低減させた排出ガス30が、燃料極10にそのまま供給されると、燃料極10では、一酸化炭素による電極触媒の劣化が起こる。
このため、排出ガス30の一酸化炭素濃度をppmオーダーに低減させるために、排出ガス30は、CO選択酸化器5に供給される。CO選択酸化器5には、白金、ルテニウム等の貴金属系触媒がCO選択酸化触媒として充填されている。
また、空気ブロワ13で取り込んだ空気18の一部が、空気20として、CO選択酸化器5に供給される。なお、空気ブロワ13で取り込んだ空気18の一部は、空気16として空気予熱器80に供給され、空気予熱器80で昇温された後に、空気58として空気極56に供給される。
CO選択酸化器5は、排出ガス30に含まれる一酸化炭素を、空気20中の酸素と反応させることによって二酸化炭素に変換し、排出ガス30中の一酸化炭素濃度をppmオーダーに低減させた排出ガス26を出力する。この発熱反応であるCO酸化反応を(10)式に示す。
(CO酸化反応)
CO+1/2(O2)→CO2 (10)
空気20の供給量は、予め設定されたCOシフトコンバータ4への排出ガス34の供給量と空気20の供給量の関係に基づいて、流量制御弁21のガス流量を制御することによって、COシフトコンバータ4への排出ガス34の供給量に見合った値に設定される。
一酸化炭素濃度がppmオーダーに低減させられた排出ガス26は、凝縮器6に供給され、冷媒36と熱交換することによって、100℃以下に冷却される。その結果、凝縮器6は、排出ガス26中に含まれる未反応水蒸気を凝縮水32として回収する。
凝縮器6で未反応水蒸気を凝縮された排出ガス(水素含有ガス)33は、水素貯蔵器7に供給され貯蔵される。
排出ガス33を水素貯蔵器7に貯蔵するにあたっては、水素貯蔵器7の小型化のために、必要に応じて昇圧手段(図示せず)を用いて排出ガス33を昇圧して水素貯蔵器7に貯蔵する。
水素供給装置8は、水素貯蔵器7に貯蔵された排出ガス33の燃料電池9への供給を調節可能である。
燃料電池57の停止時または起動時に燃料電池発電装置に発電指令があった場合、並びに燃料電池57の発電時に燃料電池発電装置に予め設定した発電電力(例えば、燃料電池57の発電電力の上限値。)以上の発電を指示する出力指令があった場合には、水素供給装置8は、その発電指令または出力指令に基づく所定の発電電力で燃料電池9が発電するように、水素貯蔵器7内の排出ガス33を燃料電池9の燃料極10に供給する。
なお、燃料電池57の停止時または起動時に燃料電池発電装置に入力される発電指令は、燃料電池57で発電を開始する旨の発電指令の一例である。
燃料電池9は、排出ガス33を受け付けると、排出ガス33を用いて発電を開始し、負荷87に電力を供給する。
燃料電池9の発電は、水素貯蔵量検出器15が検出した水素貯蔵器7内の排出ガス33の貯蔵量が所定の下限値以上のときに限定して行ってもよい。また、燃料電池9の発電電力は、その定格出力以下に制御する。
燃料電池9で発電を行う場合には、水素貯蔵器7から燃料極10への排出ガス33の供給量は、水素供給装置8を制御することにより、燃料電池9の燃料電池直流出力24に見合った値に設定される。
また、水素供給装置8が水素貯蔵器7内の排出ガス33を燃料極10に供給すると同時に、空気ブロワ13で取り込んだ空気18の一部が、空気17として、空気極12に供給される。
空気極12への空気17の供給量は、予め設定した燃料電池直流出力24と空気17の供給量との関係に基づいて、流量制御弁19のガス流量を制御することによって、燃料電池直流出力24に見合った値に設定される。
燃料電池9の作動温度は、60〜80℃が一般的であり、電池反応による発熱により作動温度が維持される。
燃料極10は、白金系電極触媒を含む。燃料極10では、白金系電極触媒の働きで、水素含有ガスである排出ガス中に含まれる水素の約80%が、(11)式に示す燃料極反応によりプロトン(H+)と電子(e-)に変わる。
(燃料極反応)
2→2H++2e- (11)
燃料極10で生成されたプロトンは、ナフィオン(パーフルオロスルフォン酸膜)等のスルフォン酸基を有するフッ素系高分子から構成される固体高分子電解質11の内部を移動し、空気極12に到達する。
一方、燃料極10で生成された電子は、外部回路(図示せず)を移動し、空気極12に到達する。この電子が外部回路を移動する過程で、電気エネルギーを燃料電池直流出力24として取り出すことができる。
空気極12は、白金系電極触媒を含む。空気極12では、燃料極10から固体高分子電解質11の内部を通過して空気極12に移動してきたプロトン、燃料極10から外部回路を通って空気極12に移動してきた電子、および空気極12に供給された空気17中の酸素が、白金系電極触媒の働きで(12)式に示す空気極反応により反応し、生成水31が生成される。
(空気極反応)
2H++1/2(O2)+2e-→H2O (12)
(11)式と(12)式をまとめると、燃料電池9の電池反応は、(13)式に示す水素と酸素から水ができる水の電気分解の逆反応として表すことができる。
(電池反応)
2+1/2(O2)→H2O (13)
燃料電池9の発電によって得られた燃料電池直流出力24は、負荷87に合わせて、出力調整装置14で電圧の変換と直流から交流への変換が行われ、その後、送電端交流出力25として負荷87に供給される。
なお、図1では、出力調整装置14が燃料電池直流出力24を直流から交流へ変換しているが、出力調整装置14は燃料電池直流出力24の電圧変換のみを行い、送電端直流出力を負荷87に供給してもよい。
空気17は、空気極12で酸素の一部を(12)式に示した空気極反応により消費した後に、排出ガス22として空気極12から排出される。
一方、排出ガス33は、燃料極10で水素の約80%を(11)式に示した燃料極反応により消費した後に、排出ガス23として燃料極10から排出される。
なお、図1に示した燃料電池発電装置では、排出ガス処理部39は、COシフトコンバータ4、CO選択酸化器5、および凝縮器6から構成されているが、排出ガス34から一酸化炭素の濃度をppmオーダーに低減させた水素含有ガスもしくは水素が得られれば、特に排出ガス処理部39の構成にはこだわらない。
例えば、排出ガス処理部39が、COシフトコンバータ、水素分離手段である水素分離膜および水素吸蔵合金等を用いた水素分離器を含み、COシフトコンバータの排出ガスが水素分離器に供給され、水素分離器で選択的に分離した水素を水素貯蔵器7に貯蔵してもよい。
この場合、燃料電池57の停止時または起動時に燃料電池発電装置に発電指令があった場合、並びに燃料電池57の発電時に燃料電池発電装置に予め設定した発電電力以上の発電を指示する出力指令があった場合には、水素供給装置8は、水素貯蔵器7内の水素を燃料極10に供給し、その発電指令または出力指令に基づいて所定の発電電力で燃料電池9に発電を行わせる。
燃料電池9の発電は、水素貯蔵量検出器15が検出した水素貯蔵器7内の水素の貯蔵量が所定の下限値以上のときに限定して行ってもよい。
水素貯蔵器7から燃料極10への水素の供給量は、水素供給装置8を制御することにより、燃料電池直流出力24に見合った値に設定される。
また、水素貯蔵器7内の水素を水素供給装置8が燃料極10に供給すると同時に、空気ブロワ13で取り込んだ空気18の一部が、空気17として空気極12に供給される。
なお、排出ガス処理部39のCOシフトコンバータと水素分離器の間に、水蒸気分離手段である凝縮器とCO分離手段であるCO吸着器とを設けてもよい。
その際、凝縮器のみを設けて、COシフトコンバータの排出ガスを凝縮器に供給し、凝縮器の排出ガスを水素分離器に供給してもよいし、CO吸着器のみを設けて、COシフトコンバータの排出ガスをCO吸着器に供給し、CO吸着器の排出ガスを水素分離器に供給してもよい。
一方、排出ガス処理部39のCOシフトコンバータと水素分離器の間に凝縮器とCO吸着器を設ける場合には、COシフトコンバータの排出ガスを凝縮器に供給し、凝縮器の排出ガスをCO吸着器に供給し、CO吸着器の排出ガスを水素分離器に供給してもよいし、COシフトコンバータの排出ガスをCO吸着器に供給し、CO吸着器の排出ガスを凝縮器に供給し、凝縮器の排出ガスを水素分離器に供給してもよい。
なお、水素貯蔵器7に水素分離器で選択的に分離した水素を貯蔵する場合に、水素貯蔵器7として水素吸蔵合金を充填した水素貯蔵器7を用い、水素吸蔵合金に水素を吸蔵させてもよい。ただし、水素吸蔵合金に水素を吸蔵させる場合には、水素貯蔵器を水等の冷媒で冷却し、水素吸蔵合金から水素を放出させる場合には、排出ガス84等の燃料電池排熱を利用して水素貯蔵器7を加熱する。
また、排出ガス処理部39は、COシフトコンバータ、CO分離手段であるCO吸着器、および凝縮器を含んでもよい。
この場合、COシフトコンバータの排出ガスをCO吸着器に供給し、CO吸着器の排出ガスを凝縮器に供給する構成としてもよいし、COシフトコンバータの排出ガスを凝縮器に供給し、凝縮器の排出ガスをCO吸着器に供給する構成としてもよい。
なお、COシフトコンバータの排出ガスをCO吸着器に供給し、CO吸着器の排出ガスを凝縮器に供給する構成の場合、CO濃度をppmオーダーに低減させた水素含有ガスである凝縮器の排出ガスが、水素貯蔵器7に貯蔵される。一方、COシフトコンバータの排出ガスを凝縮器に供給し、凝縮器の排出ガスをCO吸着器に供給する構成の場合、CO吸着器の排出ガスが水素貯蔵器7に貯蔵される。
この場合、燃料電池57の停止時または起動時に燃料電池発電装置に発電指令があった場合、並びに、燃料電池57の発電時に燃料電池発電装置に予め設定した発電電力以上の発電を指示する出力指令があった場合には、水素供給装置8が、水素貯蔵器7内の凝縮器の排出ガスもしくはCO吸着器の排出ガスを燃料極10に供給し、発電指令または出力指令に基づいて所定の発電電力で燃料電池9に発電を行わせる。
水素貯蔵器7内の凝縮器の排出ガスもしくはCO吸着器の排出ガスによる燃料電池9の発電は、水素貯蔵量検出器15が検出した水素貯蔵器7内の凝縮器の排出ガスもしくはCO吸着器の排出ガスの貯蔵量が所定の下限値以上のときに限定して行ってもよい。
水素貯蔵器7から燃料極10への凝縮器の排出ガスもしくはCO吸着器の排出ガスの供給量は、例えば、不図示の制御装置で水素供給装置8を制御することにより、燃料電池直流出力24に見合った値に設定される。また、水素貯蔵器7に貯蔵した水素を水素供給装置8が燃料極10に供給すると同時に、空気ブロワ13で取り込んだ空気18の一部が、空気17として、空気極12に供給される。
本実施形態の燃料電池発電装置の制御方法は、基本的に、第1の燃料電池57で生成した排出ガスを排出ガス処理部39に供給することによって水素含有ガスもしくは水素を水素貯蔵器7に貯蔵する水素貯蔵工程と、水素貯蔵器7に貯蔵した水素含有ガスもしくは水素を用いて第2の燃料電池9で発電を行う第2の燃料電池発電工程とを含む。
図2は、本実施形態の燃料電池発電装置の制御方法の水素貯蔵工程の制御フローの一例を示したフローチャートであり、図3は、本実施形態の燃料電池発電装置の制御方法の第2の燃料電池発電工程の制御フローの一例を示したフローチャートである。
図2を参照すると、水素貯蔵工程では、第1の燃料電池57の発電電力が所定の下限値以上の場合で(ステップ201)、水素貯蔵器7内の水素含有ガスの貯蔵量もしくは水素の貯蔵量が所定の上限値以下のときに(ステップ202)、排出ガス34を排出ガス処理部39に供給することによって、水素含有ガスもしくは水素が水素貯蔵器7に貯蔵される(ステップ203、204)。
このため、水素含有ガスもしくは水素をさらに水素貯蔵器7に貯蔵可能なときに、水素含有ガスもしくは水素をさらに水素貯蔵器7に貯蔵することができる。
一方、図3を参照すると、第2の燃料電池発電工程では、第1の燃料電池57の停止時または起動時に燃料電池発電装置に発電指令があった場合もしくは第1の燃料電池57の発電時に所定の発電電力以上の発電を指示する出力指令があった場合で(ステップ301、302、303)、水素貯蔵器7内の水素含有ガスの貯蔵量もしくは水素の貯蔵量が所定の下限値以上のときに(ステップ304)、水素貯蔵器7内の水素含有ガスもしくは水素を用いて、発電指令または出力指令に基づく所定の発電電力を第2の燃料電池9が発電し、負荷87に電力を供給する(ステップ305、306)。
本実施形態の燃料電池発電装置の制御方法を適用することにより、燃料電池57の排熱を利用して燃料電池9の燃料の元になる改質ガス27が生成され、燃料電池57が、改質ガス27を用いて発電して、燃料電池9の発電に必要な排出ガス61を生成する。
排出ガス61の一部は、排出ガス処理部39で水素含有ガスもしくは水素(図1に示した燃料電池発電装置の場合は水素含有ガスである排出ガス33)に変換された後に水素貯蔵器7に貯蔵され、この貯蔵された水素含有ガスもしくは水素が、必要に応じて、燃料電池9の発電に利用される。
よって、燃料電池57が単独に発電を行う場合と比較すると、燃料電池57の冷却に必要な空気58の供給量を減少させることができ、空気供給源である空気ブロワ13の動力の削減が可能となる。また、外部に無駄捨てられていた燃料電池57の排熱を燃料電池9の発電に有効利用することが可能となる。
その結果、燃料電池57の発電電力と燃料電池9の発電電力をあわせた発電効率が、燃料電池57が単独で発電を行う場合と比較して向上するので、高効率な燃料電池発電装置を実現することができる。
また、本実施形態の燃料電池発電装置の制御方法を適用することにより、燃料電池57の停止時または起動時に燃料電池発電装置に発電指令があった場合に、水素貯蔵器7に貯蔵した水素含有ガスもしくは水素を燃料電池9の燃料極10に供給し、水素含有ガスもしくは水素を用いて燃料電池9で発電を行うことができる。
このため、充電が必要で充放電効率が低く装置全体のエネルギー効率の低下をもたらす蓄電池を設けなくても、燃料電池発電装置に発電指令があった場合には、直ちに燃料電池9で発電を行うことにより、負荷87に電力を供給することが可能となる。
その結果、負荷87が少なく商用電力のコストが低い夜間等に燃料電池57を停止しても、燃料電池発電装置に発電指令があった場合に燃料電池9で直ちに発電(バックアップ発電)を行うことによって、発電電力を負荷87に供給することができる。よって、高信頼で高効率な燃料電池発電装置を経済的に実現することが可能である。
さらに、本実施形態の燃料電池発電装置の制御方法を適用することにより、燃料電池57の発電時に燃料電池発電装置に所定の発電電力(例えば、燃料電池57の発電電力の上限値)以上の発電を指示する出力指令があった場合に、水素貯蔵器7内の水素含有ガスもしくは水素(図1に示した燃料電池発電装置の場合は水素含有ガスである排出ガス33)を燃料極10に供給し、排出ガス33を用いて燃料電池9で発電を行うことができる。
このため、負荷87がピークとなる期間だけ燃料電池9でも発電を行い、燃料電池9から負荷87に電力を供給すること(ピークカット発電)が可能である。
その結果、負荷87のピークに合わせた発電電力を有する燃料電池57で発電を行い、負荷87に合わせて燃料電池57の発電電力を増減させる場合と比較して、燃料電池9より高温で発電するために設備コストが高い燃料電池57の定格出力を削減することができ、燃料電池発電装置全体の設備コストの低減が図れる。
なお、上記実施形態では、第1の燃料電池として固体酸化物形燃料電池を用いている。しかしながら、第1の燃料電池として、固体酸化物形燃料電池の代わりに溶融炭酸塩形燃料電池を用いても、上記と同様な効果が得られる。
また、上記実施形態では、第1の燃料電池、水素貯蔵器、および第2の燃料電池の個数はそれぞれ1個であるが、それらは特に1個に限定させるわけではなく、第1の燃料電池、水素貯蔵器、および第2の燃料電池の個数がそれぞれ1個以上であっても、上記と同様な効果が得られる。ただし、水素貯蔵器を複数個設ける場合には、水素貯蔵器毎に水素貯蔵量検出器と水素供給装置を設けて水素貯蔵量を個別に制御することが必要である。
また、本発明は、前述の実施形態にのみ限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内において種々の変更を加えることは勿論である。
本発明の燃料電池発電装置の一例を表すブロック図である。 本発明の燃料電池発電装置の制御方法の水素貯蔵工程の制御フローの一例を表す制御フロー図である。 本発明の燃料電池発電装置の制御方法の第2の燃料電池発電工程の制御フローの一例を表す制御フロー図である。 従来の燃料電池発電装置を表すブロック図である。
符号の説明
1 天然ガス
2 脱硫器
3 改質器
4 COシフトコンバータ
5 CO選択酸化器
6 凝縮器
7 水素貯蔵器
8 水素供給装置
9 固体高分子形燃料電池
10 燃料極
11 固体高分子電解質
12 空気極
13 空気ブロワ
14 出力調整装置
15 水素貯蔵量検出器
16 空気予熱器用空気
17 固体高分子形燃料電池用空気
18 空気
19 流量制御弁
20 CO選択酸化器用空気
21 流量制御弁
22 固体高分子形燃料電池空気排出ガス
23 固体高分子形燃料電池燃料排出ガス
24 燃料電池直流出力
25 送電端交流出力
26 CO選択酸化器排出ガス
27 水素リッチな改質ガス
28 水蒸気と脱硫天然ガスの混合ガス
29 脱硫天然ガス
30 COシフトコンバータ排出ガス
31 生成水
32 凝縮水
33 凝縮器排出ガス
34 COシフトコンバータ用固体酸化物形燃料電池燃料排出ガス
36 冷媒
37 流量制御弁
39 固体酸化物形燃料電池燃料排出ガス処理部
46 流量制御弁
47 遮断弁
54 燃料極
55 固体酸化物電解質
56 空気極
57 固体酸化物形燃料電池
58 固体酸化物形燃料電池用空気
59 流量制御弁
60 改質器リサイクル用固体酸化物形燃料電池燃料排出ガス
61 固体酸化物形燃料電池燃料排出ガス
62 流量制御弁
63 固体酸化物形燃料電池空気排出ガス
64 空気予熱器バーナ用固体酸化物形燃料電池燃料排出ガス
80 空気予熱器
81 空気予熱器バーナ
84 空気予熱器バーナ排出ガス
86 出力調整装置
87 負荷
88 燃料電池直流出力
89 送電端交流出力

Claims (10)

  1. 燃料を改質することによって改質ガスを生成する改質手段と、
    前記改質ガスを用いて発電を行う第1の燃料電池と、
    前記第1の燃料電池が発電しているときに当該第1の燃料電池から排出される排出ガスを処理することによって水素含有ガスもしくは水素を生成する処理手段と、
    前記水素含有ガスもしくは水素を貯蔵する貯蔵手段と、
    前記貯蔵手段に貯蔵された前記水素含有ガスもしくは水素が供給された際に、当該水素含有ガスもしくは水素を用いて、前記第1の燃料電池の起動時間よりも短い起動時間で発電を行う第2の燃料電池と、
    前記貯蔵手段に貯蔵された前記水素含有ガスもしくは水素の前記第2の燃料電池への供給を調節可能な供給手段と、を含む燃料電池発電装置。
  2. 前記第1の燃料電池が、固体酸化物形燃料電池もしくは溶融炭酸塩形燃料電池である、請求項1に記載の燃料電池発電装置。
  3. 前記第2の燃料電池が、固体高分子形燃料電池である、請求項1または2に記載の燃料電池発電装置。
  4. 前記改質手段は、前記第1の燃料電池の排熱を利用して前記改質ガスを生成する、請求項1から3のいずれか1項に記載の燃料電池発電装置。
  5. 燃料を改質することによって改質ガスを生成する改質工程と、
    前記改質ガスを用いて第1の燃料電池にて発電を行う第1発電工程と、
    前記第1の燃料電池が発電しているときに当該第1の燃料電池から排出される排出ガスを処理することによって水素含有ガスもしくは水素を生成し、当該水素含有ガスもしくは水素を貯蔵手段に貯蔵する貯蔵工程と、
    前記貯蔵手段に貯蔵された前記水素含有ガスもしくは水素の第2の燃料電池への供給を調節する調節工程と、
    前記水素含有ガスもしくは水素が前記第2の燃料電池に供給された際に、当該水素含有ガスもしくは水素を用いて、前記第1の燃料電池の起動時間よりも短い起動時間で前記第2の燃料電池にて発電を行う第2発電工程と、を含む燃料電池発電装置の制御方法。
  6. 前記貯蔵工程では、前記第1の燃料電池の発電電力が所要の下限値以上の場合に、前記排出ガスを処理することによって水素含有ガスもしくは水素を生成し、当該水素含有ガスもしくは水素を前記貯蔵手段に貯蔵する、請求項5に記載の燃料電池発電装置の制御方法。
  7. 前記貯蔵工程では、前記貯蔵手段に貯蔵された前記水素含有ガスもしくは水素の貯蔵量が所定の上限値以下の場合に、前記排出ガスを処理することによって水素含有ガスもしくは水素を生成し、当該水素含有ガスもしくは水素を前記貯蔵手段に貯蔵する、請求項5または6に記載の燃料電池発電装置の制御方法。
  8. 前記調節工程では、前記第1の燃料電池で発電を開始する旨の発電指令があった場合もしくは前記第1の燃料電池の発電時に所定の発電電力以上の発電を指示する出力指令があった場合に、前記貯蔵手段に貯蔵された前記水素含有ガスもしくは水素を前記第2の燃料電池に供給する、請求項5から7のいずれか1項に記載の燃料電池発電装置の制御方法。
  9. 前記所定の発電電力が、前記第1の燃料電池の発電電力の上限値である、請求項8に記載の燃料電池発電装置の制御方法。
  10. 前記調節工程では、前記貯蔵手段に貯蔵された前記水素含有ガスもしくは水素の貯蔵量が所定の下限値以上の場合に、前記貯蔵手段に貯蔵された前記水素含有ガスもしくは水素を前記第2の燃料電池に供給する、請求項5から9のいずれか1項に記載の燃料電池発電装置の制御方法。
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