JP2009046246A - エレベーター装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、アクチュエータを大容量化せずに乗かごの制動を行うことができる非常止め装置を備えたエレベーター装置を提供することにある。
【解決手段】本発明は、非常止め装置7を、ガイドレール2A,2Bを制動部材(13A,13B)で挟圧して乗かご3の下降を停止させる第1の非常止め装置と、乗かご3の下降速度が規定値を超えたときに前記第1の非常止め装置側に変位して前記第1の非常止め装置の制動部材(13A,13B)を作動させる第2の非常止め装置とで構成したのである。
このように構成することで、第2の非常止め装置は、自身をガイドレールに保持して第1の非常止め装置の制動部材を作動させる保持力を確保できれば良く、その結果、通常運転時における第2の非常止め装置の保持力を解除するためのアクチュエータ21の容量を小さくすることができる。
【選択図】図2

Description

本発明はエレベーター装置に係り、特に、電気的手段によって非常止め装置を作動させるエレベーター装置に関する。
乗かごの下降速度が規定値を超えたとき、非常止め装置を電気的に作動させるエレベーター装置は、例えば特許文献1に開示されているように、既に提案されている。
この特許文献1に開示されているエレベーター装置の非常止め装置は、乗かごの非常止め時に、ガイドレールと非常止め装置の案内部との間に楔をばねによって下方から持上げて挿入することで、ガイドレールと楔との間の大きな摩擦力を発生させて乗かごを制動するものである。そして通常運転時には、楔を駆動するばねを圧縮させておかなければならないために、電磁マグネットなどのアクチュエータを用いている。
再公表WO2004/083091号公報(図1〜図3)
上記特許文献1に開示のエレベーター装置の非常止め装置においては、通常運転時に楔を持上げるばねを圧縮させておく必要があるために、そのばねの圧縮力に打ち勝つ大容量の電磁石などのアクチュエータを用いる必要がある。さらに、緊急に乗かごを停止しなければならないために、楔の持上げ速度は可能な限り速くする必要があるが、楔の持上げ速度を速くすると、ばね定数を大きくしなければならず、これもアクチュエータを大容量化させることになる。
非常止め装置においてアクチュエータの容量が大きくなると云うことは、非常止め装置の重量を増大させることになり、乗かご全体の軽量化に反することになる。
本発明の目的は、アクチュエータを大容量化せずに乗かごの制動を行うことができる非常止め装置を備えたエレベーター装置を提供することにある。
上記目的を達成するために本発明は、非常止め装置を、ガイドレールを制動部材で挟圧して乗かごの下降を停止させる第1の非常止め装置と、乗かごの下降速度が規定値を超えたときに前記第1の非常止め装置側に変位して前記第1の非常止め装置の制動部材を作動させる第2の非常止め装置とで構成したのである。
このように構成することで、第2の非常止め装置は、自身をガイドレールに保持して第1の非常止め装置の制動部材を作動させる保持力を確保できれば良く、その結果、通常運転時における第2の非常止め装置の保持力を解除するためのアクチュエータの容量は小さくすることができる。
以上説明したように本発明によれば、アクチュエータを大容量化せずに乗かごの制動を行うことができる非常止め装置を備えたエレベーター装置を得ることができる。
以下本発明によるエレベーター装置の一実施の形態を図1〜図5に基づいて説明する。
エレベーター装置の基本構成は、昇降路1内に立設された一対のガイドレール2A,2Bに沿って昇降する乗かご3と、この乗かご3に主ロープ4で連結された釣合い錘5と、主ロープ4を巻き掛けた駆動シーブを備えた巻上機6と、前記乗かご3の下部に設けられ前記ガイドレール2A,2Bと対向する非常止め装置7と、前記昇降路1内に設置され乗かご3の状態を検出する状態検出センサ8A,8Bと、この状態検出センサ8A,8Bからの状態情報に基づいて前記非常止め装置7に動作信号を出力する制御部9A,9Bとを備えている。これら状態検出センサ8A,8Bと制御部9A,9Bとは、夫々2つ設けて2重系を構成しているが、必ずしも2重系を構成する必要はない。
ここで、乗かご3の状態を検出する状態検出センサ8A,8Bにおいて、乗かご3の状態とは、乗かご2の位置情報、乗かご3の速度情報、乗かご3の加速度情報などである。乗かご3の位置情報とは、例えば同一昇降路内部に複数の乗かごが昇降するエレベーター装置において、上下に隣接する乗かご間の異常接近情報であり、乗かごの速度情報とは、乗かごの下降速度が例えば定格速度の1.3倍以上になったとき異常下降速度情報であり、乗かご3の加速度情報とは、加速度が予め設定された運転パターンから逸脱した場合の異常加速度情報であり、これら乗かごの異常情報を状態検出センサ8A,8Bで検出し制御部9A,9Bで異常と判断した場合に非常止め装置7に動作指令信号を出力するものである。
尚、乗かご2の位置情報、速度情報、加速度情報は、選択して単独で取得するようにしてもよく、複数の情報を組合せて取得するようにしてもよい。
そして非常止め装置7は、第1の非常止め装置と第2の非常止め装置とから構成されている。
第1の非常止め装置は、図1及び図2に示すように、乗かご3に固定され強度部材を構成する第1のボディ部10を有している。この第1ボディ部10は、上枠10A,下枠10B,左右の側枠10C,10Dで構成されている。左右の側枠10C,10Dの内側には、第1の弾性部材となる例えば断面U字状の厚板ばねからなる押圧力付与部材が位置し、その両脚部11A,11Bが固定軸12に遊嵌されている。この押圧力付与部材の前記ガイドレール2A,2Bの幅広面2Sに対向する位置には、上側が狭く下側が広くなるテーパ面が設けられている。そして、このテーパ面の内側でガイドレール2A,2Bに対向する位置には、前記ガイドレール2A,2Bの幅広面2Sに対向する側に垂直な制動面を有し前記テーパ面に対向する側に逆テーパ面を有する第1の制動部材である楔13A,13Bが位置し、押圧力付与部材に固定されたガイド部材14A,14Bによって上下方向に移動可能に案内されている。前記楔13A,13Bはエレベーター装置の通常運転時には、低位置にあってガイドレール2A,2Bの幅広面2Sとの間に隙間を確保しており、非常時には前記テーパ面に沿って上方に移動してガイドレール2A,2Bの幅広面2Sに接して制動力を発生する。
以上のように第1の非常止め装置は構成されている。
また、第2の非常止め装置は、図1〜図3に示すように、第2のボディ部15を有しており、この第2のボディ部15も上枠15A,下枠15B,左右の側枠15C,15Dから構成されている。この第2のボディ部15は、前記第1のボディ部10の内側に固定された縦軸16で連結されており、この縦軸16に沿って上方向に変位できるように構成されている。
第2のボディ部15の内側には、前記縦軸16に軸支された一対のアーム部17A,17Bが上下方向に変位可能に軸支されている。アーム部17A,17Bの一方端側は、縦軸16から前記ガイドレール2A,2Bの幅広面2Sに対向する位置まで延在され、その延在端に第2の制動部材である制動靴18A,18Bが取り付けられている。アーム部17A,17Bの他方端側は、縦軸16から反ガイドレール2A,2B側に延在され、その延在端部に作動機構を備えている。
この作動機構は、第2の弾性部材となりアーム部17A,17Bに跨って設けられたばねガイドピン19に遊嵌された圧縮ばね20と、この圧縮ばね20を圧縮しアーム部17A,17B間に設けられたアクチュエータ21で構成されている。アクチュエータ21は、アーム部17B側に固定された電磁コイル22Aと、アーム部17A側にプランジャガイド22Cを介して連結され前記電磁コイル22Aとアーム部17Bを貫通するプランジャ22Bとで構成されている。そして、電磁コイル22Aが励磁されていないときには、圧縮ばね20のばね力で、図4(B)に示すように、アーム部17A,17Bの他端部を矢印B方向に押し開き、それによって先端部を狭めて制動靴18A,18Bによってガイドレール2A,2Bの幅広面2Sを両側から挟圧する。電磁コイル22Aが励磁されると、図4(A)に示す矢印Aのように、圧縮ばね20を圧縮してプランジャ22Bが電磁コイル22Aに吸着されるので、アーム部17A,17Bの他端部の間隔を狭め、それによって先端部を広げて制動靴18A,18Bをガイドレール2A,2Bの幅広面2Sの両側から解離させる。
このほか、前記第2のボディ部15を構成する上枠15Aの前記楔13A,13Bの下端に対向する位置には、楔13A,13Bの下端を当接する受座15a,15bが設けられており、この受座15a,15bの裏側(下面側)には、夫々前記楔13A,13Bを押圧力付与部材のテーパ面に沿って水平方向に変位できるようにストッパガイドピン23A,23Bが下方に向って突出して設けられている。そして、前記受座15a,15bとストッパガイドピン23A,23Bとアーム部17A,17Bの制動靴18A,18Bを取り付けた先端部とは、垂直投影面が重なるように配置されている。本来は、第2のボディ部15の変位によって受座15a,15bを介して楔13A,13Bを駆動しているが、垂直投影面が重なるようにしてストッパガイドピン23A,23Bの下端を制動靴18A,18Bが取り付けられているアーム部17A,17Bの先端部に接近あるいは当接させることで、第2のボディ部15の縦軸16を支点とした片持ち構成を補助して楔13A,13Bをより確実に駆動することができる。
上記構成の非常止め装置7を備えたエレベーター装置は、状態検出センサ8A,8Bで検出された情報が、制御部9A,9Bで異常と判断されなかった場合には、通常運転を行う。エレベーター装置の通常運転時は、第2の非常止め装置のアクチュエータ21の電磁コイル22Aが励磁されてプランジャ22Bを吸着しているので、圧縮ばね20は圧縮されており、その結果、図4(A)に示すように、アーム部17A,17Bの先端部は広がって制動靴18A,18Bをガイドレール2A,2Bの幅広面2Sの両側から解離させている。そして第2のボディ部15は自重によって最下位置にあり、これに支持された楔13A,13Bも、第1の非常止め装置のガイド部材14A,14Bの最下位置に案内されてガイドレール2A,2Bの幅広面2Sの両側から解離されている。
一方、乗かご3の下降時に、状態検出センサ8A,8Bで検出された情報が、制御部9A,9Bで異常と判断された場合には、制御部9A,9Bからの指令によりアクチュエータ21の電磁コイル22Aの励磁が解かれる。電磁コイル22Aの励磁が解かれると、圧縮ばね20は開放されて、図2及び図4(B)の矢印Bに示すように、アーム部17A,17Bの他端部を押し広げ、先端部を狭める。アーム部17A,17Bの先端部の狭めにより、制動靴18A,18Bは、矢印C方向に変位してガイドレール2A,2Bの幅広面2Sの両側に接触して挟圧する。制動靴18A,18Bのガイドレール2A,2Bの挟圧により、乗かご3が下降を続けてもアーム部17A,17Bとともに第2のボディ部15はガイドレール2A,2Bに固定されてその場に留まる。その結果、第2のボディ部15は、縦軸16に沿って第1のボディ部10内を相対的に上方に変位し、第2のボディ部15に乗置された楔13A,13Bを第1のボディ部10に設けたガイド部材14A,14Bを案内として相対的に上方に変位させる。楔13A,13Bは上方への変位とともに第1のボディ部10に設けたテーパ面に沿って矢印D方向に変位してガイドレール2A,2Bの幅広面2Sに押付けられ、第1のボディ部10をガイドレール2A,2Bの固定し、結果的に乗かご3のそれ以上の下降を停止させる。
以上のように乗かごの異常下降時に、第1の非常止め装置を作動させて下降を停止させ、それにより第1の非常止め装置の楔13A,13Bを駆動して第1の非常止め装置を作動させて乗かご3の下降を停止させるように構成したのである。
このように構成することで、アクチュエータ21は、ガイドレール2A,2Bを挟圧して第2の非常止め装置と楔13A,13Bの重量を保持できる程度の圧縮力を有する圧縮ばね20を圧縮できる力が発揮できる容量の電磁コイル22Aを用意すればよく、その容量は小容量でよい。さらに、緊急に乗かごを停止させるために、楔の持上げ速度を速くするのに、従来においてはばね定数の大きな圧縮ばねを用いていたが、本実施の形態においては、楔の持上げは乗かごの下降を利用して行うので、アクチュエータの容量を大容量化させる必要ない。したがって、前記ガイドレール2A,2Bを挟圧する挟圧力は、第1の制動部材である楔13A,13Bに対して第2の制動部材である制動靴18A,18Bの挟圧力を小さく設定している。
また、楔13A,13Bと制動靴18A,18Bは第1のボディ部10内に配置しているので、制動靴18A,18Bが作動してから楔13A,13Bを作動させるまでの時間を短縮することができ、異常を検出してから乗かご3を停止させるまでの時間を短縮することができる。同時に、異常を検出してから乗かご3を停止させるまでの時間を短縮できることから、異常検出後の乗かご3の速度増加を抑制することができ、その結果、非常止め装置7が作動したときの乗かご3が受ける衝撃を小さくすることができる。
上記実施の形態において、アーム部17A,17Bと制動靴18A,18Bと圧縮ばね20とアクチュエータ21、及び第1のボディ部10と第2のボディ部15の構成が、本発明によるガイドレール2A,2Bを挟圧して非常止め装置の楔(第1の制動部材)を制動位置に変位させる挟圧機構を構成し、第1のボディ部10に対して第2のボディ部15が変位可能に構成されていることが、本発明による第2の非常止め装置の変位を第1の非常止め装置の制動部材に伝達して作動させる差動力伝達機構を構成する。また、状態検出センサ8A,8B及び制御部9A,9Bが、本発明による乗かごの規定値を超える下降速度を検出して第2の非常止め装置にガイドレールへの挟圧を支持する手段及びアクチュエータに動作停止指令を出力する手段を構成する。
本発明によるエレベーター装置に用いられる非常止め装置を示す外観斜視図。 図1の非常止め装置の内部に設けられた第2の非常止め装置を示す外観斜視図。 図2の第2の非常止め装置を示す横断平面図。 図3の非常止め装置のアーム部の動作状態を示す概略平面図。 図1に示す非常止め装置を備えたエレベーター装置を示す概略図。
符号の説明
1…昇降路、2A,2B…ガイドレール、2S…幅広面、3…乗かご、4…主ロープ、5…釣合い錘、6…巻上機、7…非常止め装置、8A,8B…状態検出センサ、9A,9B…制御部、10…第1のボディ部、11A,11B…押圧力付与部材の両脚部、12…固定軸、13A,13B…楔、14A,14B…ガイド部材、15…第2のボディ部、15a,15b…受座、16…縦軸、17A,17B…アーム部、18A,18B…制動靴、19…ばねガイドピン、20…圧縮ばね、21…アクチュエータ、22A…電磁コイル、22B…プランジャ、22C…プランジャガイド、23A,23B…ストッパガイドピン。

Claims (9)

  1. 昇降路に立設されたガイドレールに案内されて昇降する乗かごと、この乗かごに設けられ乗かごの下降速度が規定値を超えたときに前記ガイドレールを制動部材で挟圧して制動力を発生させて乗かごを制動する非常止め装置を備えたエレベーター装置において、前記非常止め装置を、前記ガイドレールを挟圧して前記乗かごの下降を停止させる第1の非常止め装置と、乗かごの下降速度が規定値を超えたときに前記第1の非常止め装置側に変位して前記第1の非常止め装置の制動部材を作動させる第2の非常止め装置とで構成したことを特徴とするエレベーター装置。
  2. 昇降路に立設されたガイドレールに案内されて昇降する乗かごと、この乗かごに設けられ乗かごの下降速度が規定値を超えたときに制動力を発生させて乗かごを制動する非常止め装置を備え、この非常止め装置が、前記乗かごに固定された強度部材と、上方に変位して前記強度部材と前記ガイドレールとの間に介入する楔とを有しているエレベーター装置において、乗かごの下降速度が規定値を超えたときに前記ガイドレールを挟圧して前記楔を制動位置に変位させる挟圧機構を設けたことを特徴とするエレベーター装置。
  3. 昇降路に立設されたガイドレールに案内されて昇降する乗かごと、この乗かごに設けられ前記ガイドレールを制動部材で挟圧して乗かごを停止させる第1の非常止め装置と、前記乗かごに設けられ乗かごの下降速度が規定値を超えたときに前記乗かごに対して相対変位することで前記第1の非常止め装置の制動部材を作動させる第2の非常止め装置を備えたことを特徴とするエレベーター装置。
  4. 昇降路に立設されたガイドレールに案内されて昇降する乗かごと、この乗かごに設けられ前記ガイドレールを制動部材で挟圧して乗かごを停止させる第1の非常止め装置と、前記乗かごに設けられ前記ガイドレールを挟圧することで乗かごに対して相対変位する第2の非常止め装置と、この第2の非常止め装置の変位を前記第1の非常止め装置の制動部材に伝達して作動させる作動力伝達機構と、前記乗かごの規定値を超える下降速度を検出して前記第2の非常止め装置に前記ガイドレールへの挟圧を指示する手段とを備えたことを特徴とするエレベーター装置。
  5. 昇降路に立設されたガイドレールに案内されて昇降する乗かごと、この乗かごに主ロープを介して連結された釣合い錘と、前記主ロープを駆動プーリに巻き掛けて駆動する巻上機と、前記乗かごに設置され乗かごに制動力を与える非常止め装置とを備えたエレベーター装置において、前記非常止め装置は、前記ガイドレールを挟圧する第1の制動部材と、この第1の制動部材に挟圧力を付与する第1の弾性部材と、前記乗かごに固定され前記第1の制動部材を上下方向に移動可能に支持する第1のボディ部と、この第1のボディ部に支持された縦軸と、この縦軸に上下方向に変位可能に軸支された第2のボディ部と、この第2のボディ部の内側に位置し前記縦軸を支点として回動可能に支持された一対のアーム部と、これら一対のアーム部の一端部側に夫々取り付けられ前記ガイドレールを挟圧する第2の制動部材と、前記一対のアーム部の他端部側に取り付けられ前記第2の制動部材を前記ガイドレールに押圧する第2の弾性部材と、前記一対のアーム部の他端部側に取り付けられ前記第2の制動部材を前記第2の弾性部材の押圧力に逆らって前記ガイドレールから解離させるアクチュエータと、前記第2のボディ部に設けられ前記第1の制動部材の下端部に対向する受座とを有していることを特徴とするエレベーター装置。
  6. 昇降路に立設されたガイドレールに案内されて昇降する乗かごと、この乗かごに主ロープを介して連結された釣合い錘と、前記主ロープを駆動プーリに巻き掛けて駆動する巻上機と、前記乗かごに設置され乗かごに制動力を与える非常止め装置とを備えたエレベーター装置において、前記非常止め装置は、前記ガイドレールを挟圧する第1の制動部材と、この第1の制動部材に挟圧力を付与する第1の弾性部材と、前記乗かごに固定され前記第1の制動部材を上下方向に移動可能に支持する第1のボディ部と、この第1のボディ部に支持された縦軸と、この縦軸に上下方向に変位可能に軸支された第2のボディ部と、この第2のボディ部の内側に位置し前記縦軸を支点として回動可能に支持された一対のアーム部と、これら一対のアーム部の一端部側に夫々取り付けられ前記ガイドレールを挟圧する第2の制動部材と、前記一対のアーム部の他端部側に取り付けられ前記第2の制動部材を前記ガイドレールに押圧する第2の弾性部材と、前記一対のアーム部の他端部側に取り付けられ前記第2の制動部材を前記第2の弾性部材の押圧力に逆らって前記ガイドレールから解離させるアクチュエータと、前記第2のボディ部に設けられ前記第1の制動部材の下端部に対向する受座と、前記乗かごの規定値を超える下降速度を検出して前記アクチュエータに動作停止指令を出力する手段とを有していることを特徴とするエレベーター装置。
  7. 前記第1の制動部材の前記ガイドレールを挟圧する挟圧力と前記第2の制動部材の前記ガイドレールを挟圧する挟圧力は、第2の制動部材の挟圧力を小さく設定していることを特徴とする請求項5又は6記載のエレベーター装置。
  8. 前記第2の制動部材が前記ガイドレールを挟圧して前記第2のボディ部が前記第1のボディ部に対して相対変位したとき、この相対変位を前記第1の制動部材に伝えて駆動する作動力伝達機構が設けられていることを特徴とする請求項5又は6記載のエレベーター装置。
  9. 前記第1の制動部材と前記第2の制動部材は、垂直投影面が重なるように位置していることを特徴とする請求項5又は6記載のエレベーター装置。
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