JP2009044543A - テレビ受信機 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】テレビ受信機の不揮発性メモリのメモリ領域100は、バージョンアップ前の旧バージョンのプログラムを記憶するプログラム領域102と、EPG等の番組情報に関するデータを記憶するデータ領域103とを有している(図2(A))。そしてバージョンアップを行う際に、新バージョンのプログラムをデータ領域103に記憶させ(図2(B))、新バージョンのプログラムによる起動が成功した後に旧バージョンのプログラムを初期化する。このときデータ領域103に記憶されている番組情報に関するデータはワークメモリに退避させておき、旧バージョンのプログラムの初期化が終了した後、プログラム領域102に移動して、新たなデータ領域103として復元する(図2(D))。
【選択図】図2
Description
あるいは、他のバージョンアップ方法としては、バージョンアップ用のプログラムを記憶した記憶媒体をサービスマンが携行し、客先に設置されているテレビ受信機に対してその記憶媒体を使用してバージョンアップを行うことが行われている。
また、インターネット上のサーバでバージョンアップ用のプログラムを公開し、ユーザがそのサーバからバージョンアップ用のプログラムを取得してテレビ受信機のバージョンアップを行うことも考えられる。
不揮発性メモリのメモリ領域100には、起動監視プログラムを記憶する領域101と、テレビ受信機の動作を制御するプログラムを記憶するプログラム領域(プログラム(A)領域111、プログラム(B)領域112)と、EPG等の番組情報に関するデータを記憶するデータ領域103とが設定される。
つまり従来では、旧バージョンのプログラムと新バージョンのプログラムとを保持できるだけのサイズのプログラム領域を予め用意して、バージョンアップを行っている。
さらにデータ領域103には、放送波に含まれるEPGなどの番組情報に関するデータが記憶される。
テレビ受信機には、LAN I/F1と、外部メモリI/F2と、放送データI/F3とが備えられる。これらのI/Fは、バージョンアップすべきプログラムがテレビ受信機に入力される手段を示している。つまり本テレビ受信機では、LAN経由、外部メモリ経由、もしくは放送波による放送データ経由のいずれからでもバージョンアップを行うソフトウェアのプログラムをテレビ受信機に入力させることができ、その入力手段を問うものではない。
この場合、例えばオンデマンドなどによってLANを経由して取得したコンテンツに対してバージョンアップ用のプログラムが含まれている形態であってもよく、またバージョンアップ用のプログラム自体をLAN経由で取得する形態であってもよい。
本実施形態のテレビ受信機では、起動監視プログラム、及びシステムソフトウェアは不揮発性メモリ9の記憶領域に記憶保持されているが、図1ではバージョンアッデータの流れと制御処理の流れを説明するために起動監視プログラム保持部11、及びシステムソフトウェア保持部を不揮発性メモリ9とは分けて記載した。
また上記のいずれかのI/Fから入力された放送データやコンテンツから分離された音声データは、音声AMP14にて増幅されて音声スピーカ15から音声出力される。
図2(A)は、テレビ受信機が使用されているときの通常の状態のメモリ領域100を示している。メモリ領域100には、起動監視プログラムを記憶するプログラム領域101と、EPG等の番組情報に関連するデータを記憶するデータ領域103とが設定されている。プログラム領域102に記憶するプログラムは、バージョンアップによって更新されるプログラムである。またEPG(登録商標)等の番組情報に関するデータは、放送波やオンデマンドのコンテンツなどから周期的もしくは随時取得できるデータである。番組情報としてはEPGデータの他に、例えば放送チャンネルのリモコンへの割り当て情報や、その物理的な周波数帯情報などがある。これらの番組情報は、放送データと異なり、放送局から周期的あるいは随時送られてきている情報であって、テレビ受信機側で再取得可能な情報である。
新プログラムによる起動が成功した場合、新プログラムは更にプログラム領域102に記憶されている旧プログラムを初期化する。そして図2(D)に示すように、ワークメモリ10に待避していたEPG等の番組情報に関するデータをプログラム領域102に移動させ、新たなデータ領域103として復元する。これによりバージョンアップが正常に終了する。この状態で新プログラム領域104は、バージョンアップ前のプログラムを記憶する新たなプログラム領域となる。
そして図2(E)に示すように、起動に失敗した新プログラム領域104を初期化し、ワークメモリ10に退避していたEPG等の番組情報に関するデータを新プログラム領域104に移動させ、新たなデータ領域103として復元する。
またEPG等の番組情報に関するデータをワークメモリ10に待避しているときに、例えばテレビ受信機の電源がOFFになった場合、ワークメモリ10上のデータが消失してしまうが、これらのデータはテレビ受信機で再取得が可能であるため、ユーザに大きな不利益が生じることはない。
まずテレビ受信機をバージョンアップ前の旧プログラムで起動し(ステップS1)、バージョンアップを開始する(ステップS2)。上述のように、バージョンアップは、放送波に含まれるバージョンアップ用のプログラムがテレビ受信機で取得された場合や、LAN経由や外部記憶機器からバージョンアップ用のプログラムがテレビ受信機で取得された場合に開始される。
一方、番組情報に関するデータが壊れていない場合、これらのデータを不揮発性メモリ9の旧プログラムのプログラム領域102に格納し、新たなデータ領域103とする(ステップS11)。このときにプログラム領域に維持されていた旧プログラムは初期化される。そして新プログラムにより動作させる(ステップS10)。
一方、番組情報に関するデータが壊れていない場合、これらのデータを不揮発性メモリ9の新プログラム領域104に格納し、新たなデータ領域103とする(ステップS15)。そして旧プログラムにより動作させる(ステップS14)。
Claims (5)
- テレビ受信機の動作を制御するプログラムを記憶する不揮発性メモリを備え、該プログラムのバージョンアップによって新バージョンのプログラムを前記不揮発性メモリに記憶するテレビ受信機において、
前記不揮発性メモリの記憶領域は、バージョンアップ前のプログラムを記憶するプログラム領域と、番組情報に関するデータを記憶するデータ領域とを有し、前記バージョンアップを行う際に、前記新バージョンのプログラムを前記データ領域に記憶させ、前記新バージョンのプログラムによる起動が成功した後に前記バージョンアップ前のプログラムを初期化することを特徴とするテレビ受信機。 - 請求項1に記載のテレビ受信機において、前記データ領域に前記新バージョンのプログラムを記憶させる前に、前記データ領域に記憶されている番組情報に関するデータを、前記テレビ受信機が備えるワークメモリに移動することを特徴とするテレビ受信機。
- 請求項2に記載のテレビ受信機において、前記バージョンアップ前のプログラムの初期化が終了した後、前記ワークメモリに移動させた前記番組情報に関するデータを、前記バージョンアップ前のプログラムを初期化した後のプログラム領域に移動して新たなデータ領域とすることを特徴とするテレビ受信機。
- 請求項1または2に記載のテレビ受信機において、前記データ領域に記憶させた新バージョンのプログラムによる起動が失敗した場合、前記バージョンアップ前のプログラムで起動させることを特徴とするテレビ受信機。
- 請求項4に記載のテレビ受信機において、前記新バージョンのプログラムによる起動が失敗した場合、前記ワークメモリに移動させた前記番組情報に関するデータを、前記新バージョンのプログラムを記憶させたデータ領域に移動することを特徴とするテレビ受信機。
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