JP4899296B2 - 情報処理装置および方法 - Google Patents

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本発明は、情報処理装置および方法に関し、特に、2個以上のコンピュータを備える情報処理装置および方法に関する。
近年、デジタルテレビジョン放送の受信機においては、多機能化に伴い、受信機のシステム構成がより複雑化している。そのため、受信機の開発効率の向上、部品調達の迅速化、受信機のコストダウンなどを実現するために、それぞれ不揮発性メモリやRAM(Random Access Memory)などから構成される独立したメモリ空間を持ち、CPU(Central Processing Unit)またはMPU(Micro Processing Unit)などからなる複数のプロセッサを受信機に設けて、それらのプロセッサにより受信機の処理を分散して実行するようにする場合がある。
また、「デジタル放送用受信装置標準規格ARIB STD-B21 4.0版, 第12章 ダウンロード機能、および、付属−3 ダウンロード機能, 社団法人 電波産業会」に示されるように、デジタルテレビジョン放送においては、放送局(放送事業者)から送出される電波(放送波)を利用して、受信機のプログラムを更新するためのプログラム(以下、更新プログラムと称する)を含むデータ(以下、更新データと称する)を送受信する仕組みが運用されている。例えば、更新データは、圧縮された更新プログラム、および、バージョン情報などの更新プログラムに関する情報などを含む。
この運用では、事前に更新データの配信が行われることを示すダウンロード告知情報が放送波に多重されて放送局から定期的に送信され、受信機はそのダウンロード告知情報を監視する。そして、受信機は、ダウンロード告知情報により通知された時刻に、ダウンロード告知情報により通知された特定のサービス(チャンネル)で送信されるトランスポートストリームを受信し、受信したトランスポートストリームから更新データを抽出し、更新データに基づいて、受信機のプログラムを更新する。これにより、受信機のプログラムが人手を介さずに最新のプログラムに更新されるようになる。
ここで、図1および図2を参照して、プロセッサAおよびプロセッサBの2つのプロセッサ(いずれも、図示せず)を持つ受信機のプログラムの更新処理の一例を説明する。
図1は、プロセッサAが使用するプログラムやデータなどを記憶する不揮発性メモリ1、およびプロセッサBが使用するプログラムやデータなどを記憶する不揮発性メモリ2に記憶されるプログラムおよびデータの構成の例を示す図である。
不揮発性メモリ1の領域は、プログラム領域1A、プログラム領域1B、およびデータ領域1Cの3つに分かれる。プログラム領域1Aまたは1Bのうちいずれか一方に、プロセッサAが実行するプログラム(以下、実行プログラムと称する)が記憶される。実行プログラムが記憶されているプログラム領域(以下、実行プログラム領域と称する)とは異なるもう一方のプログラム領域(以下、予備プログラム領域と称する)には、プログラムの更新が失敗して、更新プログラムが実行できない場合などに、プロセッサAが実行するプログラムを元のプログラムに戻すことができるように、現在の実行プログラムより1つ古いバージョンのプログラム(以下、予備プログラムと称する)が保管される。データ領域1Cには、プロセッサAが処理を行なう場合に使用するデータなどが記憶される。
不揮発性メモリ2の領域も、不揮発性メモリ1の領域と同様に、プログラム領域2A、プログラム領域2B、およびデータ領域2Cの3つに分かれる。プログラム領域2Aまたは2Bのうちいずれか一方に、プロセッサBの実行プログラムが記憶され、他方にプロセッサBの予備プログラムが記憶される。データ領域2Cには、プロセッサBが処理を行なう場合に使用するデータなどが記憶される。
次に、図2のフローチャートを参照して、受信機のプログラムの更新処理を説明する。なお、図2のフローチャートの説明において、事前にプログラム領域1Aおよび2Aが実行プログラム領域とされ、プログラム領域1Bおよび2Bが予備プログラム領域とされているものとする。また、ダウンロード告知情報により、プロセッサAの更新プログラムが含まれる更新データ、およびプロセッサBの更新プログラムが含まれる更新データの配信に関する情報が事前に通知されているものとする。
事前にダウンロード告知情報により通知された時刻になった場合、ステップS1において、プロセッサAは、プロセッサAの更新プログラムが含まれる更新データを放送局からダウンロードし、ダウンロードした更新データをプロセッサAが使用する図示せぬRAMに記憶させる。
ステップS2において、プロセッサAはプログラムの更新準備を行なう。具体的には、プロセッサAは、受信機の使用頻度が低い深夜などの予め定められた時刻になるのを監視するなど、プログラムの更新を実行できる条件が整うタイミングを監視する。
プログラムを更新できる条件が整った場合、ステップS3において、プロセッサAは、RAMに記憶されている更新データに含まれる更新プログラムを読み出し、読み出した更新プログラムを解凍し、解凍した更新プログラムを現在の予備プログラム領域であるプログラム領域1Bにコピーする。
ステップS4において、プロセッサAは、プロセッサAの実行プログラム領域の設定をプログラム領域1Aからプログラム領域1Bに切り替える。これにより、次回の起動時に、プロセッサAは、プログラム領域1Bに記憶された更新プログラムを実行する。
事前にダウンロード告知情報により通知された時刻になった場合、ステップS5において、プロセッサBは、プロセッサBの更新プログラムが含まれる更新データをダウンロードし、ダウンロードした更新データをプロセッサBが使用する図示せぬRAMに記憶させる。
ステップS6において、プロセッサBは、ステップS2のプロセッサAによる処理と同様に、プログラムの更新準備を行なう。
プログラムを更新できる条件が整った場合、ステップS7において、プロセッサBは、RAMに記憶されている更新データに含まれる更新プログラムを読み出し、読み出した更新プログラムを解凍し、解凍した更新プログラムを現在の予備プログラム領域であるプログラム領域2Bにコピーする。
ステップS8において、プロセッサBは、プロセッサBの実行プログラム領域の設定をプログラム領域2Aからプログラム領域2Bに切り替え、プログラム更新処理は終了する。これにより、次回の起動時に、プロセッサBは、プログラム領域2Bに記憶された更新プログラムを実行する。
ところで、この受信機において、プロセッサAとプロセッサBが、互いに通信したり、データを送受信しながら、協調して処理を実行する場合がある。この場合、例えば、プロセッサAとプロセッサBの間の通信プロトコルを変更するとき、プロセッサAとプロセッサBの処理の協調性を保つために、プロセッサAとプロセッサBが実行するプログラムを一度に更新して、切り替える必要がある。
しかし、図1および図2を参照して上述したプログラム更新処理では、プロセッサAのプログラムの更新と、プロセッサBのプログラムの更新が独立して行なわれるため、プロセッサAとプロセッサBのプログラムを一度に切り替えることができない。また、更新データの配信は放送局から受信機への単方向通信で行なわれるため、受信機が確実に更新データを受信できることが保証されておらず、確実に両方のプロセッサのプログラムが更新されるとは限らない。そこで、プロセッサAとプロセッサBのプログラムを一度に切り替えるようにするために考えられるプログラム更新処理を図3および図4を参照して説明する。
図3は、不揮発性メモリ1、不揮発性メモリ2、およびプロセッサAが処理を実行するときに使用するRAM3に記憶されるプログラムおよびデータの構成の例を示す図である。なお、図3に示される不揮発性メモリ1および2に記憶されるプログラムおよびデータの構成例は、図1に示される構成例と同様である。
次に、図4のフローチャートを参照して、プロセッサAとプロセッサBのプログラムを一度に切り替えるようにした場合の受信機のプログラムの更新処理を説明する。なお、図4のフローチャートの説明において、事前にプログラム領域1Aおよび2Aが実行プログラム領域とされ、プログラム領域1Bおよび2Bが予備プログラム領域とされているものとする。
また、プロセッサAの更新プログラムおよびプログラムBの更新プログラムを圧縮し、多重化したデータ、および、バージョン情報など更新プログラムに関する情報などを含むデータ(以下、多重更新データと称する)が放送局から配信されるとともに、多重更新データが配信される前に、多重更新データが配信される配信時刻、多重更新データの配信を行なうサービス(チャンネル)、多重更新データに含まれるプロセッサAの更新プログラムとプロセッサBの更新プログラムのバージョンを統合したバージョン(以下、統合バージョンと称する)などを含むダウンロード告知情報が放送波に多重されて放送局から定期的に送信されるように運用されているものとする。
ステップS21において、プロセッサAは、現在のプログラムよりも新しいプログラムをダウンロード可能であるか否かを判定する。具体的には、プロセッサAは、ダウンロード告知情報を受信した場合、配信される多重更新データに含まれる更新プログラムの統合バージョンが、現在のプロセッサAおよびBの実行プログラムの統合バージョンより新しいか否かを判定する。更新プログラムの統合バージョンが、現在の実行プログラムの統合バージョンより新しい、すなわち、現在の実行プログラムよりも新しいプログラムをダウンロード可能であると判定された場合、処理はステップS22に進む。
事前にダウンロード告知情報により通知された時刻になった場合、ステップS22において、プロセッサAは、多重更新データをダウンロードし、RAM3に記憶させる。このとき、プロセッサAは、プロセッサAの更新プログラムが含まれる更新データとプロセッサBの更新プログラムが含まれる更新データとに多重更新データを分離して、プロセッサAの更新データをRAM3の領域3Cに記憶させ、プロセッサBの更新データをRAM3の領域3Bに記憶させる。なお、RAM3の領域3Aには、プロセッサAが処理に使用するデータなどが記憶されており、RAM3の空き領域が含まれる。
ステップS23において、プロセッサAはプログラムの更新準備を行なう。具体的には、例えば、プロセッサAは、受信機の使用頻度が低い深夜の予め定められた時刻になるのを監視するなど、プログラムの更新を実行できる条件が整うタイミングを監視し、プログラムの更新を実行できる条件が整った時点で、プログラムが確実に更新されたか否かを示す更新フラグの値をオフに設定する。
プログラムが更新できる条件が整った場合、ステップS24において、プロセッサAは、RAM3の領域3Cに記憶されている更新データに含まれる更新プログラムを読み出し、読み出した更新プログラムを解凍し、解凍した更新プログラムをプロセッサAの現在の予備プログラム領域であるプログラム領域1Bにコピーする。
ステップS25において、プロセッサAは、RAM3の領域3Bに記憶されている更新データをプロセッサBに送信し、プロセッサBは、受信した更新データに含まれる更新プログラムを解凍し、解凍した更新プログラムをプロセッサBの現在の予備プログラム領域であるプログラム領域2Bにコピーする。
ステップS26において、プロセッサAは、プロセッサAの実行プログラム領域の設定をプログラム領域1Aからプログラム領域1Bに切り替える。これにより、次回の起動時に、プロセッサAは、プログラム領域1Bに記憶された更新プログラムを実行する。
ステップS27において、プロセッサBは、プロセッサBの実行プログラムの領域の設定をプログラム領域2Aからプログラム領域2Bに切り替える。これにより、次回の起動時に、プロセッサBは、プログラム領域2Bに記憶された更新プログラムを実行する。その後、プロセッサBは、実行プログラム領域の設定の切り替えが完了したことを示す信号をプロセッサAに送信し、プロセッサAは、その信号の受信に伴い、更新フラグの値をオンに設定し、プログラム更新処理は終了する。
ステップS21において、現在のプログラムよりも新しいプログラムをダウンロード可能でないと判定された場合、そのまま、プログラム更新処理は終了する。
この他、複数のサーバで処理を分散して行なう電子商取引装置および方法が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2002−15260号公報
しかしながら、図3および図4を参照して上述したプログラム更新処理では、ステップS26とS27の処理の間に、停電などにより受信機への電力の供給が中断されると、次回受信機が起動した場合、プロセッサAのみが更新プログラムを起動するようになり、プロセッサAとプロセッサBの実行プログラムのバージョンの不整合が生じてしまうという課題があった。また、例えば、図4のステップS24とS25の処理の間に、受信機への電力の供給が中断され、一方のプロセッサのプログラムのみが更新された場合、受信機の再起動後に元のプログラムを実行できるように、不揮発メモリ1および2に更新プログラムの1つ前のバージョンの予備プログラムを保管しておく必要があり、不揮発性メモリ1および2の容量が大きくなってしまうという課題があった。
さらに、放送局からダウンロードした多重更新データをRAM3に一時的に記憶させるため、図4のステップS22の処理が終了してから、ステップS25の処理が終了するまでの間に、受信機への電力の供給が中断されると、プログラムの更新が完了する前に、RAMに記憶されている多重更新データが消去されてしまうため、多重更新データを再度ダウンロードしなければならない。
これを避けるために、ダウンロードした多重更新データを、RAM3の代わりに、不揮発性メモリ1または不揮発性メモリ2に記憶させる方法も考えられるが、この場合においても、プログラムの更新処理を行なうのは、更新前のプログラムであり、少なくともプログラムの更新処理が終わるまでの間、更新前のプログラムを保持する必要がある。従って、一方の不揮発性メモリに実行プログラム、予備プログラム、プロセッサAの更新データ、およびプロセッサBの更新データの4種類のデータを一度に記憶し、他の不揮発性メモリに実行プログラムおよび予備プログラムを一度に記憶する必要があり、不揮発性メモリ1および2の容量が大きくなってしまうという課題があった。
また、特許文献1に記載されている発明では、各サーバが実行するプログラムを更新することについては開示されておらず、上述した課題は解決されていなかった。
本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、より少ない容量の不揮発性メモリで、2個以上の不揮発性メモリに記憶されたそれぞれ異なるコンピュータが実行するプログラムを、一度にかつ確実に更新することができるようにするものである。
本発明の情報処理装置は、第1のコンピュータと、第2のコンピュータと、第1の情報処理用プログラム、第1の情報処理用プログラムを更新するための第1の更新データ、および、第2の情報処理用プログラムを更新するための第2の更新データを記憶する不揮発性の第1の記憶手段と、第2の情報処理用プログラムを記憶する不揮発性の第2の記憶手段とを含み、第1のコンピュータは、起動時に第1の情報処理用プログラムを更新するための第1の更新処理用プログラムを実行した後、第1のフラグがオフである場合、第1の情報処理用プログラムを実行するとともに、第2のコンピュータに第2のフラグのオフを指示し、第2のコンピュータは、起動時に第2の情報処理用プログラムを更新するための第2の更新処理用プログラムを実行した後、第2のフラグがオフである場合、第2の情報処理用プログラムを実行し、第1のコンピュータは、第1の更新処理用プログラムの実行時に第1のフラグがオンである場合、第1の記憶手段に記憶されている第1の更新データに基づく第1の情報処理用プログラムの更新、および、第1の記憶手段に記憶されている第2の更新データの第2のコンピュータへの送信実行し第2の更新データを受信した第2のコンピュータは、第2の更新データに基づく第2の情報処理用プログラムを更新した後、第1のコンピュータに更新の完了を通知し、更新の完了の通知を受けた第1のコンピュータは、第1のフラグをオフにするとともに、第2のコンピュータに第2のフラグのオフを指示し、第2のフラグのオフを指示された第2のコンピュータは、第2のフラグがオンである場合、第2のフラグをオフし、第2のフラグがオフした後、第1のコンピュータおよび第2のコンピュータが再起動し、第1のコンピュータは、第1の情報処理用プログラムの実行中に、第1の更新データおよび第2の更新データ取得した場合、取得した更新データの第1の記憶手段への記憶、第1のフラグのオン、および、第2のコンピュータへの第2のフラグのオンの指示を実行した後、再起動し、第2のフラグのオンを指示された第2のコンピュータは、第2のフラグをオンにした後、再起動する。
第1のコンピュータには、第1の情報処理用プログラムの実行中に、第1の更新データおよび第2の更新データ取得した場合、取得した更新データを第1の記憶手段に記憶させた後、所定の時刻になったときに前記情報処理装置が未使用であるとき、第1のフラグのオン、および、第2のコンピュータへの第2のフラグのオンの指示を実行させた後、再起動させるようにすることができる。
第1の情報処理用プログラムおよび第2の情報処理用プログラム更新中であることを通知するように制御する通知制御手段をさらに含むようにすることができる。
第1のコンピュータには、第1の更新データに含まれる第1の情報処理用プログラムのバージョンが、第1の記憶手段に記憶されている第1の情報処理用プログラムのバージョンより新しい場合のみ、第1の情報処理用プログラムを更新させ、第2の更新データに含まれる第2の情報処理用プログラムのバージョンが、第2の記憶手段に記憶されている第2の情報処理用プログラムのバージョンより新しい場合のみ、第2の更新データを第2のコンピュータに送信させることができる。
第1の更新処理用プログラムは第1の記憶手段に記憶され、第2の更新処理用プログラムは第2の記憶手段に記憶されるようにすることができる。
本発明の情報処理方法は、第1のコンピュータと、第2のコンピュータと、第1の情報処理用プログラム、第1の情報処理用プログラムを更新するための第1の更新データ、および、第2の情報処理用プログラムを更新するための第2の更新データを記憶する不揮発性の第1の記憶手段と、第2の情報処理用プログラムを記憶する不揮発性の第2の記憶手段とを備える情報処理装置の情報処理方法において、第1のコンピュータは、起動時に第1の情報処理用プログラムを更新するための第1の更新処理用プログラムを実行した後、第1のフラグがオフである場合、第1の情報処理用プログラムを実行するとともに、第2のコンピュータに第2のフラグのオフを指示し、第2のコンピュータは、起動時に第2の情報処理用プログラムを更新するための第2の更新処理用プログラムを実行した後、第2のフラグがオフである場合、第2の情報処理用プログラムを実行し、第1のコンピュータは、第1の更新処理用プログラムの実行時に第1のフラグがオンである場合、第1の記憶手段に記憶されている第1の更新データに基づく第1の情報処理用プログラムの更新、および、第1の記憶手段に記憶されている第2の更新データの第2のコンピュータへの送信実行し第2の更新データを受信した第2のコンピュータは、第2の更新データに基づく第2の情報処理用プログラムを更新した後、第1のコンピュータに更新の完了を通知し、更新の完了の通知を受けた第1のコンピュータは、第1のフラグをオフにするとともに、第2のコンピュータに第2のフラグのオフを指示し、第2のフラグのオフを指示された第2のコンピュータは、第2のフラグがオンである場合、第2のフラグをオフし、第2のフラグがオフした後、第1のコンピュータおよび第2のコンピュータが再起動し、第1のコンピュータは、第1の情報処理用プログラムの実行中に、第1の更新データおよび第2の更新データ取得した場合、取得した更新データの第1の記憶手段への記憶、第1のフラグのオン、および、第2のコンピュータへの第2のフラグのオンの指示を実行した後、再起動し、第2のフラグのオンを指示された第2のコンピュータは、第2のフラグをオンにした後、再起動する。
本発明の情報処理装置および方法においては、第1のコンピュータにより、起動時に第1の情報処理用プログラムを更新するための第1の更新処理用プログラムが実行された後、第1のフラグがオフである場合、第1の情報処理用プログラムが実行されるとともに、第2のコンピュータに第2のフラグのオフが指示され、第2のコンピュータにより、起動時に第2の情報処理用プログラムを更新するための第2の更新処理用プログラムが実行された後、第2のフラグがオフである場合、第2の情報処理用プログラムが実行され、第1のコンピュータにより、第1の更新処理用プログラムの実行時に第1のフラグがオンである場合、第1の記憶手段に記憶されている第1の更新データに基づく第1の情報処理用プログラムの更新、および、第1の記憶手段に記憶されている第2の更新データの第2のコンピュータへの送信が実行され、第2の更新データを受信した第2のコンピュータにより、第2の更新データに基づく第2の情報処理用プログラムが更新された後、第1のコンピュータに更新の完了が通知され、更新の完了の通知を受けた第1のコンピュータにより、第1のフラグがオフにされるとともに、第2のコンピュータに第2のフラグのオフが指示され、第2のフラグのオフを指示された第2のコンピュータにより、第2のフラグがオンである場合、第2のフラグがオフされ、第2のフラグがオフされた後、第1のコンピュータおよび第2のコンピュータが再起動され、第1のコンピュータにより、第1の情報処理用プログラムの実行中に、第1の更新データおよび第2の更新データが取得された場合、取得された更新データの第1の記憶手段への記憶、第1のフラグのオン、および、第2のコンピュータへの第2のフラグのオンの指示が実行された後、第1のコンピュータが再起動され、第2のフラグのオンを指示された第2のコンピュータにより、第2のフラグがオンにされた後、第2のコンピュータが再起動される。
以上のように、本発明の情報処理装置および方法、記録媒体、並びにプログラムによれば、コンピュータが実行するプログラムを更新することができる。また、本発明の情報処理装置および方法、記録媒体、並びにプログラムによれば、より少ない容量の不揮発性メモリで、2個以上の不揮発性メモリに記憶されたそれぞれ異なるコンピュータが実行するプログラムを、一度にかつ確実に更新することができる。
以下に本発明の実施の形態を説明するが、請求項に記載の構成要件と、発明の実施の形態における具体例との対応関係を例示すると、次のようになる。この記載は、請求項に記載されている発明をサポートする具体例が、発明の実施の形態に記載されていることを確認するためのものである。従って、発明の実施の形態中には記載されているが、構成要件に対応するものとして、ここには記載されていない具体例があったとしても、そのことは、その具体例が、その構成要件に対応するものではないことを意味するものではない。逆に、具体例が構成要件に対応するものとしてここに記載されていたとしても、そのことは、その具体例が、その構成要件以外の構成要件には対応しないものであることを意味するものでもない。
さらに、この記載は、発明の実施の形態に記載されている具体例に対応する発明が、請求項に全て記載されていることを意味するものではない。換言すれば、この記載は、発明の実施の形態に記載されている具体例に対応する発明であって、この出願の請求項には記載されていない発明の存在、すなわち、将来、分割出願されたり、補正により追加される発明の存在を否定するものではない。
請求項1に記載の情報処理装置(例えば、図5の受信機102)は、第1のコンピュータ(例えば、図5のプロセッサ111)と、第2のコンピュータ(例えば、図5のプロセッサ117)と、第1の情報処理用プログラム、前記第1の情報処理用プログラムを更新するための第1の更新データ、および、前記第2の情報処理用プログラムを更新するための第2の更新データを記憶する不揮発性の第1の記憶手段(例えば、図5の不揮発性メモリ112)と、第2の情報処理用プログラムを記憶する不揮発性の第2の記憶手段(例えば、図5の不揮発性メモリ118)とを含み、 前記第1のコンピュータは、起動時に前記第1の情報処理用プログラムを更新するための第1の更新処理用プログラムを実行した後、第1のフラグがオフである場合、前記第1の情報処理用プログラムを実行するとともに、前記第2のコンピュータに第2のフラグのオフを指示し、前記第2のコンピュータは、起動時に前記第2の情報処理用プログラムを更新するための第2の更新処理用プログラムを実行した後、前記第2のフラグがオフである場合、前記第2の情報処理用プログラムを実行し、前記第1のコンピュータは、前記第1の更新処理用プログラムの実行時に前記第1のフラグがオンである場合、前記第1の記憶手段に記憶されている前記第1の更新データに基づく前記第1の情報処理用プログラムの更新、および、前記第1の記憶手段に記憶されている前記第2の更新データの前記第2のコンピュータへの送信実行し前記第2の更新データを受信した前記第2のコンピュータは、前記第2の更新データに基づく前記第2の情報処理用プログラムを更新した後、前記第1のコンピュータに更新の完了を通知し、前記更新の完了の通知を受けた前記第1のコンピュータは、前記第1のフラグをオフにするとともに、前記第2のコンピュータに前記第2のフラグのオフを指示し、前記第2のフラグのオフを指示された前記第2のコンピュータは、前記第2のフラグがオンである場合、前記第2のフラグをオフし、前記第2のフラグがオフした後、前記第1のコンピュータおよび前記第2のコンピュータが再起動し、前記第1のコンピュータは、前記第1の情報処理用プログラムの実行中に、前記第1の更新データおよび前記第2の更新データ取得した場合、取得した更新データの前記第1の記憶手段への記憶、前記第1のフラグのオン、および、前記第2のコンピュータへの前記第2のフラグのオンの指示を実行した後、再起動し、前記第2のフラグのオンを指示された前記第2のコンピュータは、前記第2のフラグをオンにした後、再起動する。
請求項に記載の情報処理装置(例えば、図5の受信機102)は、前記第1の情報処理用プログラムおよび前記第2の情報処理用プログラム更新中であることを通知するように制御する通知制御手段(例えば、図10の通知制御部324)をさらに含む。
請求項に記載の情報処理装置(例えば、図5の受信機102)は、前記第1の更新データおよび前記第2の更新データの受信を制御する受信制御手段(例えば、図7の更新データ受信制御部201)をさらに含む。
請求項に記載の情報処理方法は、第1のコンピュータ(例えば、図5のプロセッサ111)と、第2のコンピュータ(例えば、図5のプロセッサ117)と、第1の情報処理用プログラム、前記第1の情報処理用プログラムを更新するための第1の更新データ、および、前記第2の情報処理用プログラムを更新するための第2の更新データを記憶する不揮発性の第1の記憶手段(例えば、図5の不揮発性メモリ112)と、第2の情報処理用プログラムを記憶する不揮発性の第2の記憶手段(例えば、図5の不揮発性メモリ118)とを備える情報処理装置(例えば、図5の受信機102)の情報処理方法において、前記第1のコンピュータは、起動時に前記第1の情報処理用プログラムを更新するための第1の更新処理用プログラムを実行した後、第1のフラグがオフである場合、前記第1の情報処理用プログラムを実行するとともに、前記第2のコンピュータに第2のフラグのオフを指示し、前記第2のコンピュータは、起動時に前記第2の情報処理用プログラムを更新するための第2の更新処理用プログラムを実行した後、前記第2のフラグがオフである場合、前記第2の情報処理用プログラムを実行し、前記第1のコンピュータは、前記第1の更新処理用プログラムの実行時に前記第1のフラグがオンである場合、前記第1の記憶手段に記憶されている前記第1の更新データに基づく前記第1の情報処理用プログラムの更新、および、前記第1の記憶手段に記憶されている前記第2の更新データの前記第2のコンピュータへの送信実行し前記第2の更新データを受信した前記第2のコンピュータは、前記第2の更新データに基づく前記第2の情報処理用プログラムを更新した後、前記第1のコンピュータに更新の完了を通知し、前記更新の完了の通知を受けた前記第1のコンピュータは、前記第1のフラグをオフにするとともに、前記第2のコンピュータに前記第2のフラグのオフを指示し、前記第2のフラグのオフを指示された前記第2のコンピュータは、前記第2のフラグがオンである場合、前記第2のフラグをオフし、前記第2のフラグがオフした後、前記第1のコンピュータおよび前記第2のコンピュータが再起動し、前記第1のコンピュータは、前記第1の情報処理用プログラムの実行中に、前記第1の更新データおよび前記第2の更新データ取得した場合、取得した更新データの前記第1の記憶手段への記憶、前記第1のフラグのオン、および、前記第2のコンピュータへの前記第2のフラグのオンの指示を実行した後、再起動し、前記第2のフラグのオンを指示された前記第2のコンピュータは、前記第2のフラグをオンにした後、再起動する。
以下、図を参照して、本発明の実施の形態について説明する。
図5は、本発明を適用した受信機102の一実施の形態の構成を示すブロック図である。受信機102は、アンテナ101を介して、放送局から送信される放送波を受信し、放送波に含まれる映像をディスプレイ103に出力して、ディスプレイ103に表示させるとともに、放送波に含まれる音声をスピーカ104に出力して、スピーカ104から音声を出力させる。
受信機102は、プロセッサ111、不揮発性メモリ112、RAM113、操作入力部114、ネットワークインターフェイス(I/F)115、ドライブ116、プロセッサ117、不揮発性メモリ118、RAM119、フロントエンド部120、デスクランブラ121、デマルチプレクサ122、MPEG(Moving Picture Experts Group)デコーダ123、映像信号処理部124、および音声信号処理部125により構成される。プロセッサ111、プロセッサ117、フロントエンド部120、デスクランブラ121、デマルチプレクサ122、MPEGデコーダ123、映像信号処理部124、および音声信号処理部125は、バス126を介して相互に接続される。
プロセッサ111には、不揮発性メモリ112、RAM113、操作入力部114、ネットワークインターフェイス115、およびドライブ116が接続されている。プロセッサ111は、例えば、CPU、MPUなどにより構成され、ユーザが操作入力部114を用いて入力した処理の指示やデータの入力などを受け、不揮発性メモリ112に記憶されているプログラムに従って各種の処理を実行する。
プロセッサ111は、フロントエンド部120、デスクランブラ121、デマルチプレクサ122、およびMPEGデコーダ123を制御して、放送局から送信される放送波の受信処理、放送波に含まれるデータの復調およびスクランブルの解除、放送波に含まれるデータを映像データ、音声データ、セクションデータなどに分離する分離処理、映像データ、音声データのデコードなどを実行する。また、プロセッサ111は、図11乃至図19を参照して後述するように、プロセッサ111が実行するプログラムの更新処理を行なう。
不揮発性メモリ112は、例えば、フラッシュメモリ、EEPROM(Electrically Erasable and Programmable Read Only Memory)、HDD(Hard Disk Drive)、MRAM(Magnetoresistive Random Access Memory,磁気抵抗メモリ)、FeRAM(Ferroelectric Random Access Memory,強誘電体メモリ)、OUM(Ovonic Unified Memory)などの書き換え可能な不揮発性のメモリにより構成される。不揮発性メモリ112には、図6を参照して後述するように、プロセッサ111が実行するプログラム、受信機102が受信したダウンロード告知情報やダウンロードデータなどが記憶される。
RAM113は、プロセッサ111の実行において使用するプログラムや、その実行において適宜変化するパラメータやデータなどを格納する。
操作入力部114は、入力ボタンやダイヤルなどからなり、ユーザにより入力された処理の指示を示す信号やデータなどを、プロセッサ111に供給する。
ネットワークインターフェイス115は、モデムやIEEE802.3インターフェイスなどにより構成され、図示せぬネットワークに接続されるサーバなどとデータリンク確立を行い、必要に応じて、FTP(File Transfer Protocol)やHTTP(Hyper Text Transport Protocol)などのデータ転送プロトコルにより、所定のデータを送受信する。
ドライブ116には、磁気ディスク(フレキシブルディスクを含む)、光ディスク(CD-ROM(Compact Disc-Read Only Memory)、DVD(Digital Versatile Disc)を含む)、光磁気ディスク(MD(Mini-Disc)(登録商標)を含む)、もしくは半導体メモリなどよりなる記録媒体131が適宜装着される。ドライブ116は、記録媒体131よりデータやプログラムなどを読み出したり、記録媒体131にデータやプログラムを書き込んだりする。記録媒体131から読み出されたプログラムは、必要に応じて、不揮発性メモリ112またはRAM113に記憶され、インストールされる。また、プロセッサ111は、記録媒体131から読み出したデータやプログラムなどを、必要に応じて、バス126を介してプロセッサ117に供給する。プロセッサ117は、必要に応じて、取得したプログラムを不揮発性メモリ118またはRAM119に記憶させ、インストールする。
プロセッサ117には、不揮発性メモリ118、およびRAM119が接続されている。プロセッサ117は、プロセッサ111およびバス126を介して、ユーザが操作入力部114を用いて入力した処理の指示やデータの入力などを受け、不揮発性メモリ118に記憶されているプログラムに従って各種の処理を実行する。
プロセッサ117は、映像信号処理部124、音声信号処理部125を制御して、デコードされた映像データからディスプレイ103に表示させる映像の信号の生成処理、デコードされた音声データからスピーカ104から出力させる音声の信号の生成処理、ディスプレイ103に表示させたり、スピーカ104から音声を出力させたりするチャンネル(サービス)の選局処理、スピーカ104から出力される音量の制御などを実行する。また、プロセッサ117は、受信機102の各部の電源制御を行なう。また、プロセッサ117は、図11乃至図19を参照して後述するように、プロセッサ117が実行するプログラムの更新処理を行なう。
不揮発性メモリ118は、不揮発性メモリ112と同様に、例えば、フラッシュメモリ、EEPROM、HDD、MRAM、FeRAM、OUMなどの書き換え可能な不揮発性のメモリにより構成される。不揮発性メモリ118には、図6を参照して後述するように、プロセッサ117が実行するプログラム、プロセッサ117が処理を実行する際に使用するデータなどが記憶される。
RAM119は、プロセッサ117の実行において使用するプログラムや、その実行において適宜変化するパラメータやデータなどを格納する。
プロセッサ111とプロセッサ117は、バス126を介して相互に通信を行ない、各種のデータ、プログラム、制御信号などの送受信を行なう。
フロントエンド部120は、アンテナ101を介して受信される放送波から、ユーザによる選局やプロセッサ111からの指示に対応する放送信号を抽出して、復調し、トランスポートストリームを生成し、デスクランブラ121に供給する。
デスクランブラ121は、フロントエンド部120から供給されるトランスポートストリームのスクランブルを適宜解除して、デマルチプレクサ122に供給する。
デマルチプレクサ122は、多重化されたトランスポートストリームを、映像または音声データなどのストリームや、セクションデータに分離する。デマルチプレクサ122は、分離した映像データおよび音声データをMPEGデコーダ123に供給する。また、デマルチプレクサ122は、プロセッサ111により供給されたパラメータに基づいて、プロセッサ111が必要とするセクションデータを、バス126を介してプロセッサ111に供給する。プロセッサ111は、必要に応じて、取得したセクションデータを不揮発性メモリ112またはRAM113に記憶させる。
セクションデータは、データ放送やデータのダウンロードで利用されるDSM-CC(Digital Storage Media Command and Control)セクション、ダウンロード告知情報(SDTT(Software Download Trigger Table))、およびEPG(Electronic Program Guide)情報などを含む。DSM-CCセクションは、例えば、プロセッサ111が実行するプログラムを更新するためのプログラム(以下、更新プログラムと称する)を圧縮したデータおよび更新プログラムのバージョンなど更新プログラムに関する情報などを含むデータ(以下、更新データと称する)と、プロセッサ117が実行するプログラムの更新プログラムを圧縮したデータおよび更新プログラムのバージョンなど更新プログラムに関する情報などを含む更新データとを多重化したデータ(以下、多重更新データと称する)を含む。
なお、多重更新データに含まれる更新プログラムのデータ形式は特に限定されず、暗号化されていてもよいし、各プロセッサのみが解釈できる独自のフォーマットの形式でもよい。また、多重更新データには、各プロセッサの更新プログラムのうち、更新されたモジュールのみを含めるようにしてもよい。
ダウンロード告知情報には、多重更新データが配信される配信時刻、多重更新データの配信を行なうサービス(チャンネル)、多重更新データに含まれるプロセッサ111の更新プログラムとプロセッサ117の更新プログラムのバージョンを統合したバージョン(以下、統合バージョンと称する)などを含み、多重更新データが配信される前に、放送局から定期的に送信される。
MPEGデコーダ123は、デマルチプレクサ122から供給された映像データおよび音声データをデコードし、デコードした映像データを映像信号処理部124に供給し、デコードした音声データを音声信号処理部125に供給する。
映像信号処理部124は、デマルチプレクサ122から供給された映像データに、データ放送データなどを付加(重畳)し、例えば、NTSCフォーマットの映像信号に変換して、変換した映像信号をディスプレイ103に出力し、ディスプレイ103に表示させる。
音声信号処理部125は、デマルチプレクサ122から供給された音声データを、アナログの音声信号に変換し、変換した音声信号をスピーカ104に出力し、スピーカ104から音声を出力させる。
図6は、不揮発性メモリ112および118に記憶されるプログラムおよびデータの構成の例について説明する。
不揮発性メモリ112の記憶領域は、記憶されるプログラムおよびデータの種類により、ブートプログラム領域112A、メインプログラム領域112B、更新データ領域112C、更新データ領域112D、および汎用データ領域112Eの5つに分かれる。
プロセッサ111が実行するプログラムは、ブートプログラム151とメインプログラム152の2つのプログラムから構成され、ブートプログラム151はブートプログラム領域112Aに記憶され、メインプログラム152はメインプログラム領域112Bに記憶される。ブートプログラム151は、プロセッサ111の起動時、および、メインプログラム152の更新時にプロセッサ111により実行され、プロセッサ117との通信機能、不揮発性メモリ112およびRAM113のデータの読み書きなど、限定された基本的な機能のみを提供する小規模なプログラムである。通常の受信機102の処理において、プロセッサ111はメインプログラム152を実行し、メインプログラム152は放送波の受信処理や放送波に含まれるデジタル信号の処理などの機能を提供する。
更新データ領域112Cには、放送局から送信される多重更新データに含まれるプロセッサ111のメインプログラム152を更新するための更新データ153が記憶される。更新データ領域112Dには、多重更新データに含まれるプロセッサ117のメインプログラム162を更新するための更新データ163が記憶される。汎用データ領域112Eには、セクションデータや、プロセッサ111が処理を実行するときに使用するデータなどが記憶される。
不揮発性メモリ118の記憶領域は、記憶されるプログラムおよびデータの種類により、ブートプログラム領域118A、メインプログラム領域118B、および汎用データ領域118Cの3つに分かれる。
プロセッサ117が実行するプログラムは、ブートプログラム161とメインプログラム162の2つのプログラムから構成され、ブートプログラム161はブートプログラム領域118Aに記憶され、メインプログラム162はメインプログラム領域118Bに記憶される。ブートプログラム161は、プロセッサ117の起動時、および、メインプログラム162の更新時にプロセッサ117により実行され、プロセッサ111との通信機能、不揮発性メモリ118およびRAM119のデータの読み書き、メインプログラムの更新処理を実行中であることを通知する機能、受信機102の各部の電源制御など、限定された基本的な機能のみを提供する小規模なプログラムである。
通常の受信機102の処理において、プロセッサ117はメインプログラム162を実行し、メインプログラム162は、ディスプレイ103に表示させる映像の映像信号の生成処理、デコードされた音声データからスピーカ104から出力させる音声の音声信号の生成処理、チャンネル(サービス)の選局処理などの機能を提供する。
汎用データ領域118Cには、プロセッサ117が処理を実行するときに使用するデータなどが記憶される。
なお、不揮発性メモリ112または118を、それぞれ複数の不揮発性のメモリにより構成して、図6に示される記憶領域を複数のメモリに分割して割り当てるようにしてもよい。また、ブートプログラム151または161は、不揮発性メモリ112または118ではなく、プロセッサ111または117に接続される図示せぬROM(Read Only Memory)に記憶させるようにしてもよい。
なお、上述した放送局から配信される多重更新データに含まれる更新データ153はメインプログラム152を更新するためのデータであり、更新データ163はメインプログラム162を更新するためのデータである。
図7は、メインプログラム152を実行するプロセッサ111により実現される機能の構成の例の一部を示すブロック図である。プロセッサ111がメインプログラム152を実行することにより、更新データ受信制御部201、モード管理部202、受信部203、他プロセッサ制御部204、および送信部205が実現される。
更新データ受信制御部201は、バス126を介して、デマルチプレクサ122に所定のパラメータを供給し、放送局から送信されたセクションデータに含まれるダウンロード告知情報または多重更新データを供給させる。更新データ受信制御部201は、取得した多重更新データに含まれる更新データ153を不揮発性メモリ112の更新データ領域112Cに記憶させ、多重更新データに含まれる更新データ163を更新データ領域112Dに記憶させる。更新データ受信制御部201は、多重更新データを取得したことを示す信号(以下、多重更新データ取得信号)をモード管理部202に供給する。更新データ受信制御部201は、ダウンロード告知情報に示された配信時刻になると、バス126を介して、フロントエンド部120を制御して、アンテナ101を介して受信される放送信号より、ダウンロード告知情報に示されるサービス(チャンネル)を選局させる。
モード管理部202は、メインプログラム152または162の更新が可能になった場合、例えば、メインプログラム152または162を更新するように予め定められた受信機102の使用頻度が低い深夜などの所定の時刻に、受信機102が未使用のスタンバイ状態になっている場合、メインプログラム152または162の更新を開始することを示す信号(以下、更新処理開始信号と称する)を他プロセッサ制御部204に供給する。
モード管理部202は、受信機102がメインプログラム152または162の更新処理を実行中か否かを示す未更新フラグを管理する。未更新フラグの値は、例えば、不揮発性メモリ112の汎用データ領域112Eの所定の領域に記憶され、受信機102の出荷時の初期状態において、オフに設定されている。モード管理部202は、プロセッサ117が管理するメインプログラムを更新中であることを示すモード(以下、更新モードと称する)を示すフラグ(以下、更新モード設定フラグと称する)がオンにされたことを通知する信号(以下、更新モード設定完了信号と称する)を他プロセッサ制御部204から取得した場合、未更新フラグをオンにし、未更新フラグの値をオンにしたことを通知する信号(以下、未更新フラグ設定完了信号と称する)を他プロセッサ制御部204に供給する。
モード管理部202は、プロセッサ111の起動時に未更新フラグがオフにされている場合、メインプログラム152および162が更新済みであることを示す信号(以下、プログラム更新済み信号と称する)を他プロセッサ制御部204に供給する。
他プロセッサ制御部204は、モード管理部202から更新処理開始信号を取得した場合、送信部205およびバス126を介して、更新モード設定フラグをオンにするように指示する信号(以下、更新モード設定信号と称する)をプロセッサ117に送信し、バス126および受信部203を介して、更新モード設定信号に対する応答である更新モード設定応答信号をプロセッサ117から受信する。他プロセッサ制御部204は、更新モード設定応答信号を受信した場合、モード管理部202に更新モード設定完了信号を供給し、送信部205およびバス126を介して、プロセッサ111および117の電源のリセットを指示するリセット信号をプロセッサ117に送信する。
他プロセッサ制御部204は、モード管理部202からプログラム更新済み信号を取得した場合、送信部205およびバス126を介して、プロセッサ117の更新モード設定フラグをオフにするように指示する信号(以下、更新モード解除信号と称する)をプロセッサ117に送信する。
図8は、メインプログラム162を実行するプロセッサ117により実現される機能の構成の例の一部を示すブロック図である。プロセッサ117がメインプログラム162を実行することにより、受信部221、モード管理部222、電源管理部223、および送信部224が実現される。
モード管理部222は、バス126および受信部221を介して、更新モード設定信号および更新モード解除信号をプロセッサ111から受信する。モード管理部222は、更新モード設定信号を受信した場合、更新モード設定フラグをオンにし、送信部224およびバス126を介して、更新モード設定応答信号をプロセッサ111に送信する。更新モード設定フラグの値は、例えば、不揮発性メモリ118の汎用データ領域118Cの所定の領域に記憶され、受信機102の出荷時の初期状態において、オフに設定されている。
電源管理部223は、バス126および受信部221を介して、プロセッサ111からリセット信号を受信する。電源管理部223は、リセット信号を受信した場合、送信部224およびバス126を介して、プロセッサ111の電源をリセットするハードウェアの信号をプロセッサ111に供給するとともに、プロセッサ117の電源をリセットする。
図9は、ブートプログラム151を実行するプロセッサ111により実現される機能の構成の例を示すブロック図である。プロセッサ111がブートプログラム151を実行することにより、モード管理部301、プログラム起動制御部302、プログラム更新制御部303、受信部304、他プロセッサ制御部305、更新データ送信制御部306、および送信部307が実現される。
モード管理部301は、図7のモード管理部202と同様に、未更新フラグを管理する。モード管理部301は、プロセッサ111の起動時に未更新フラグがオンにされている場合、メインプログラム152または162が未更新であることを示す信号(以下、プログラム未更新信号と称する)を他プロセッサ制御部305に供給する。モード管理部301は、プロセッサ111の起動時に未更新フラグがオフにされている場合、プログラム更新済み信号をプログラム起動制御部302に供給する。
モード管理部301は、更新モード設定完了信号、および、プロセッサ117のメインプログラム162の更新が完了したことを通知する信号(以下、他プロセッサ更新完了信号と称する)を他プロセッサ制御部305から取得する。モード管理部301は、更新モード設定完了信号を取得した場合、メインプログラム152の更新が可能であることを示す信号(以下、プログラム更新可能信号と称する)をプログラム更新制御部303に供給する。モード管理部301は、他プロセッサ更新完了信号を取得した場合、未更新フラグをオフにし、未更新フラグをオフにしたことを通知する信号(以下、未更新フラグ解除信号と称する)を他プロセッサ制御部305に供給する。
プログラム起動制御部302は、モード管理部301からプログラム更新済み信号を取得した場合、メインプログラム152を起動する。具体的には、例えば、プログラム起動制御部302は、プロセッサ111のプログラムカウンタの値を不揮発性メモリ112のメインプログラム領域112Bの先頭アドレスに設定して、プロセッサ111がメインプログラム152を実行するように制御する。
プログラム更新制御部303は、モード管理部301からプログラム更新可能信号を取得した場合、必要に応じて、不揮発性メモリ112の更新データ領域112Cから更新データ153を読み出し、更新データ153に含まれるメインプログラム152の更新プログラムを解凍し、解凍した更新プログラムをメインプログラム領域112Bに上書きし、メインプログラム152を更新する。プログラム更新制御部303は、メインプログラム152の更新が完了したことを示す信号(以下、プログラム更新完了信号と称する)を更新データ送信制御部306に供給する。
他プロセッサ制御部305は、モード管理部301からプログラム未更新信号を取得した場合、送信部307およびバス126を介して、更新モード設定信号をプロセッサ117に送信し、バス126および受信部304を介して、更新モード設定信号に対する応答である更新モード設定応答信号をプロセッサ117から受信する。他プロセッサ制御部305は、更新モード設定応答信号を受信した場合、モード管理部301に更新モード設定完了信号を供給する。
他プロセッサ制御部305は、モード管理部301から未更新フラグ解除信号を取得した場合、送信部307およびバス126を介して、更新モード解除信号をプロセッサ117に送信し、バス126および受信部304を介して、更新モード解除信号に対する応答である更新モード解除応答信号をプロセッサ117から受信する。他プロセッサ制御部305は、更新モード解除応答信号を受信した場合、送信部307およびバス126を介して、リセット信号をプロセッサ117に送信する。
他プロセッサ制御部305は、メインプログラム162の更新が完了したことを通知する信号(以下、更新完了通知信号と称する)を、バス126および受信部304を介してプロセッサ117から受信する。他プロセッサ制御部305は、プロセッサ117のメインプログラム162の更新が不要であることを信示す信号(以下、他プロセッサ更新不要信号と称する)を、更新データ送信制御部306から取得する。他プロセッサ制御部305は、更新完了通知信号を受信した場合、または、他プロセッサ更新不要信号を取得した場合、他プロセッサ更新完了信号をモード管理部301に供給する。
更新データ送信制御部306は、プログラム更新制御部303からプログラム更新完了信号を取得した場合、不揮発性メモリ112の更新データ領域112Dに記憶されている更新データ163に含まれるメインプログラム162の更新プログラムのバージョンを調べ、調べたバージョンを通知する信号(以下、バージョン通知信号と称する)を、送信部307およびバス126を介して、プロセッサ117に送信し、バージョン通知信号に対する応答であるバージョン通知応答信号を、バス126および受信部304を介して、プロセッサ117から受信する。
更新データ送信制御部306は、バージョン通知応答信号により更新データ163の送信が必要であることを通知された場合、不揮発性メモリ112の更新データ領域112Dから更新データ163を読み出し、読み出した更新データ163を、送信部307およびバス126を介して、プロセッサ117に送信する。更新データ送信制御部306は、バージョン通知応答信号により更新データ163の送信が不要であることを通知された場合、他プロセッサ更新不要信号を他プロセッサ制御部305に供給する。
図10は、ブートプログラム161を実行するプロセッサ117により実現される機能の構成の例を示すブロック図である。プロセッサ117がブートプログラム161を実行することにより、受信部321、モード管理部322、プログラム起動制御部323、通知制御部324、電源管理部325、プログラム更新制御部326、および送信部327が実現される。
モード管理部322は、バス126および受信部321を介して、プロセッサ111から更新モード設定信号を受信する。モード管理部322は、更新モード設定信号を受信した場合、更新モード設定フラグをオンにし、送信部327およびバス126を介して、更新モード設定応答信号をプロセッサ111に送信する。モード管理部322は、メインプログラム152または162の更新処理中であることの通知を開始するように指示する信号(以下、更新処理通知開始信号と称する)を通知制御部324に供給する。
モード管理部322は、バス126および受信部321を介して、プロセッサ111から更新モード解除信号を受信する。モード管理部322は、更新モード解除信号を受信した場合、更新モード設定フラグをオフにし、更新モード設定フラグをオフにしたことを通知する信号(以下、更新モード解除完了信号と称する)を電源管理部325に供給し、送信部327およびバス126を介して、更新モード解除応答信号をプロセッサ111に送信する。モード管理部322は、プロセッサ117の起動時に、更新モード設定フラグがオフにされている場合、更新モードがオフされていることを示す信号(以下、更新モード解除済み信号)をプログラム起動制御部323に供給する。
プログラム起動制御部323は、モード管理部322から更新モード解除済み信号を取得した場合、メインプログラム162を起動する。具体的には、例えば、プログラム起動制御部323は、プロセッサ117のプログラムカウンタの値を不揮発性メモリ118のメインプログラム領域118Bの先頭アドレスに設定して、プロセッサ117がメインプログラム162を実行するように制御する。
通知制御部324は、モード管理部322から更新処理通知開始信号を取得した場合、ユーザに対して、メインプログラムを更新中であることを通知するための通知処理を行なう。例えば、通知制御部324は、映像信号処理部124を制御して、受信機102のメインプログラムを更新中であること示すアイコンやメッセージなどをディスプレイ103に表示させたり、メインプログラムを更新中であることを示す図示せぬLED(Light Emitting Diode)を点灯させたりする。この他にも、例えば、通知制御部324が、音声信号処理部125を制御して、スピーカ104から音声を出力させるなどして、メインプログラムを更新中であることを通知するようにしてもよい。
電源管理部325は、バス126および受信部321を介して、プロセッサ111からリセット信号を受信した場合、または、モード管理部322から更新モード解除完了信号を取得した場合、送信部327およびバス126を介して、プロセッサ111の電源をリセットするハードウェアの信号をプロセッサ111に供給するとともに、プロセッサ117の電源をリセットする。
プログラム更新制御部326は、バス126および受信部321を介して、プロセッサ111からバージョン通知信号を受信する。プログラム更新制御部326は、バージョン通知信号により通知されたメインプログラム162の更新プログラムのバージョンと、不揮発性メモリ118のメインプログラム領域118Bに記憶されている現在のメインプログラム162のバージョンを比較する。プログラム更新制御部326は、送信部327およびバス126を介して、更新プログラムのバージョンの方が現在のメインプログラム162のバージョンよりも新しい場合、更新データ163の送信が必要であることを示すバージョン通知応答信号をプロセッサ111に送信し、更新プログラムのバージョンが現在のメインプログラム162のバージョンよりも新しくない場合、更新データ163の送信が不要であることを示すバージョン通知応答信号をプロセッサ111に送信する。
プログラム更新制御部326は、バス126および受信部321を介して、プロセッサ111から更新データ163を受信し、受信した更新データ163に含まれるメインプログラム162の更新プログラムを解凍し、解凍した更新プログラムをメインプログラム領域118Bに上書きし、メインプログラム162を更新する。プログラム更新制御部326は、更新完了通知信号を、送信部327およびバス126を介して、プロセッサ111に送信する。
次に、図11乃至図19を参照して、受信機102により実行される処理を説明する。図11乃至図18は、受信機102のプロセッサ111または117の処理を説明するフローチャートであり、図19は、図11乃至図18のフローチャートの主な処理における、プロセッサ111とプロセッサ117の間で送受信される信号およびデータの流れを示すシーケンス図である。
なお、図19のシーケンス図において、信号線または処理線の上に記述されているSで始まる番号は、図11乃至図18のフローチャートの処理のステップ番号に対応している。また、図19のシーケンス図において、図内の左側の、内部に右下がりの斜線が描かれた長方形で示される期間はプロセッサ111がメインプログラム152を実行している期間を示し、内部に左下がりの斜線が描かれた長方形で示される期間はプロセッサ111がブートプログラム151を実行している期間を示す。さらに、図内の右側の、内部に右下がりの斜線が描かれた長方形で示される期間はプロセッサ117がメインプログラム162を実行している期間を示し、内部に左下がりの斜線が描かれた長方形で示される期間はプロセッサ117がブートプログラム161を実行している期間を示す。
まず、図11のフローチャートおよび図19のシーケンス図を参照して、プロセッサ111の起動処理を説明する。なお、この処理は、受信機102の電源がオンされたり、プロセッサ111の電源がリセットされたりして、プロセッサ111が起動したとき、開始される。プロセッサ111は、起動時に、まず、不揮発性メモリ112のブートプログラム領域112Aに記憶されているブートプログラム151を実行する。
ステップS101において、図9のモード管理部301は、未更新フラグがオフであるか否かを判定する。未更新フラグがオフであると判定された場合、すなわち、プロセッサ111が実行するメインプログラム152、およびプロセッサ117が実行するメインプログラム162が更新済みである場合、処理はステップS102に進む。
ステップS102において、プロセッサ111は、メインプログラム152を起動する。具体的には、モード管理部301は、プログラム更新済み信号をプログラム起動制御部302に供給する。プログラム起動制御部302は、例えば、プロセッサ111のプログラムカウンタの値を不揮発性メモリ112のメインプログラム領域112Bの先頭アドレスに設定する。これにより、プロセッサ111がメインプログラム152の実行を開始する。
ステップS103において、図7のモード管理部202は、プログラム更新済み信号を他プロセッサ制御部204に供給し、他プロセッサ制御部204は、送信部205およびバス126を介して、更新モード解除信号をプロセッサ117に送信し、起動処理は終了する。プロセッサ117は、後述する図12のステップS123またはS124おいて、更新モード解除信号を受信する。
その後、プロセッサ111は、メインプログラム152に従って、受信機102の各種の処理を実行する。
ステップS101において、未更新フラグがオンであると判定された場合、すなわち、メインプログラム152、または、メインプログラム162のうち少なくともいずれか一方が更新されていない場合、処理はステップS104に進む。
ステップS104において、プロセッサ111は、引き続きブートプログラム151に従って、プログラム更新処理を行ない、起動処理は終了する。プログラム更新処理の詳細は、図15および図16を参照して後述するが、この処理により、必要に応じて、不揮発性メモリ112のメインプログラム領域112Bに記憶されているメインプログラム152が更新される。
なお、以上では、プロセッサ111が、ブートプログラム151を起動してから、ブートプログラム151に従ってメインプログラム152を起動するようにしたが、例えば、プロセッサ111の起動時に、ハードウェアの処理により、未更新フラグの値に基づいて、ブートプログラム領域112Aの先頭アドレス、または、メインプログラム領域112Bの先頭アドレスをプロセッサ111のプログラムカウンタに設定して、プロセッサ111が起動するプログラムを切り替えるようにしてもよい。
次に、図12のフローチャートおよび図19のシーケンス図を参照して、プロセッサ117の起動処理を説明する。なお、この処理は、受信機102の電源がオンされたり、プロセッサ117の電源がリセットされたりして、プロセッサ117が起動したとき、開始される。プロセッサ111は、起動時に、まず、不揮発性メモリ118のブートプログラム領域118Aに記憶されているブートプログラム161を実行する。
ステップS121において、図10のモード管理部322は、更新モード設定フラグがオフであるか否かを判定する。更新モード設定フラグがオフであると判定された場合、処理はステップS122に進む。
ステップS122において、プロセッサ117は、メインプログラム162を起動する。具体的には、モード管理部322は、更新モード解除済み信号をプログラム起動制御部323に供給する。プログラム起動制御部323は、例えば、プロセッサ117のプログラムカウンタの値を不揮発性メモリ118のメインプログラム領域118Bの先頭アドレスに設定する。これにより、プロセッサ117がメインプログラム162の実行を開始する。
ステップS123において、図8のモード管理部222は、バス126および受信部221を介して、図11のステップS103においてプロセッサ111から送信された更新モード解除信号を受信し、起動処理は終了する。なお、このとき、すでに更新モード設定フラグはオフにされており、モード管理部222は、更新モード解除信号の受信に対応する処理は行なわない。
その後、プロセッサ117は、メインプログラム162に従って、受信機102の各種の処理を実行する。
ステップS121において、更新モード設定フラグがオンであると判定された場合、処理はステップS124に進む。
ステップS124において、モード管理部322は、更新モード解除信号を受信したか否かを判定する。更新モード解除信号を受信していないと判定された場合、すなわち、図11のステップS101において、未更新フラグがオンであると判定され、プロセッサ111から更新モード解除信号が送信されなかった場合、処理はステップS125に進む。
ステップS125において、プロセッサ117は、引き続きブートプログラム161に基づいて、プログラム更新処理を行ない、起動処理は終了する。プログラム更新処理の詳細は、図17および図18を参照して後述するが、この処理により、必要に応じて、不揮発性メモリ118のメインプログラム領域118Bに記憶されているメインプログラム162が更新される。
ステップS124において、更新モード解除信号を受信したと判定された場合、すなわち、図11のステップS101において、未更新フラグがオフであると判定され、ステップS103においてプロセッサ111から送信された更新モード解除信号を、バス126および受信部321を介して、モード管理部322が受信した場合、処理はステップS126に進み、ステップS126において、モード管理部322は、更新モード設定フラグをオフにし、更新モード解除完了信号を電源管理部325に供給する。この処理により、プロセッサ111の未更新フラグがオフ、かつ、プロセッサ117の更新モード設定フラグがオンの状態から、プロセッサ111の未更新フラグがオフ、かつ、プロセッサ117の更新モード設定フラグがオフの状態となり、プロセッサ111とプロセッサ117の状態の不整合が解消される。
ステップS127において、電源管理部325は、プロセッサ111およびプロセッサ117の電源をリセットして、起動処理は終了する。具体的には、電源管理部325は、送信部327およびバス126を介して、プロセッサ111の電源をリセットするハードウェアの信号をプロセッサ111に供給する。これにより、プロセッサ111の電源がリセットされ、プロセッサ111は、再起動した後、図11を参照して上述した起動処理を行なう。また、電源管理部325は、プロセッサ117の電源をリセットし、プロセッサ117は、再起動した後、再度上述した起動処理を行なう。
なお、以上では、プロセッサ117が、ブートプログラム161を起動してから、ブートプログラム161に従ってメインプログラム162を起動するようにしたが、例えば、プロセッサ117の起動時に、ハードウェアの処理により、更新モード設定フラグの値に基づいて、ブートプログラム領域118Aの先頭アドレス、または、メインプログラム領域118Bの先頭アドレスをプロセッサ117のプログラムカウンタに設定して、プロセッサ117が起動するプログラムを切り替えるようにしてもよい。
次に、図13のフローチャートと図19のシーケンス図を参照して、メインプログラム152を実行するプロセッサ111により実行されるプログラム更新準備処理を説明する。なお、この処理は、図11を参照して上述した起動処理が行なわれた後、受信機102(プロセッサ111)の電源がオフされるまでの間、例えば、所定の間隔で定期的に行なわれる。
図5のフロントエンド部120は、アンテナ101を介して受信される放送波から、ユーザの選局やプロセッサ111からの指示に対応する放送信号を抽出して、復調し、トランスポートストリームを生成し、デスクランブラ121に供給する。デスクランブラ121は、フロントエンド部120から供給されるトランスポートストリームのスクランブルを適宜解除して、デマルチプレクサ122に供給する。デマルチプレクサ122は、多重化されたトランスポートストリームを、映像または音声データなどのストリームや、セクションデータに分離する。デマルチプレクサ122は、更新データ受信制御部201からバス126を介して供給された所定のパラメータに基づいて、セクションデータにダウンロード告知情報が含まれる場合、そのダウンロード告知情報を、バス126を介して図7の更新データ受信制御部201に供給する。
ステップS141において、更新データ受信制御部201は、ダウンロード告知情報を受信したか否かを判定する。ダウンロード告知情報を受信したと判定された場合、すなわち、バス126を介して、デマルチプレクサ122からダウンロード告知情報が供給された場合、処理はステップS142に進む。
ステップS142において、更新データ受信制御部201は、現在のメインプログラムより新しいバージョンのメインプログラムを受信可能であるか否かを判定する。具体的には、更新データ受信制御部201は、ステップS141の処理で受信したダウンロード告知情報に含まれるメインプログラム152およびメインプログラム162の更新プログラムの統合バージョンと、不揮発性メモリ112のメインプログラム領域112Bに記憶されている現在のメインプログラム152および不揮発性メモリ118のメインプログラム領域118Bに記憶されている現在のメインプログラム162の統合バージョンを比較して、更新プログラムの統合バージョンの方が現在のメインプログラムの統合バージョンよりも新しい場合、現在のメインプログラムより新しいバージョンのメインプログラムを受信可能であると判定して、処理はステップS143に進む。
ステップS143において、更新データ受信制御部201は、ステップS141の処理で取得したダウンロード告知情報を不揮発性メモリ112の汎用データ領域112Eに記憶させる。
ステップS142において、現在のメインプログラムより新しいバージョンのメインプログラムを受信可能でないと判定された場合、すなわち、更新プログラムの統合バージョンが現在のメインプログラムの統合バージョンより新しくない場合、ステップS143の処理はスキップされ、処理はステップS144に進む。
ステップS141において、ダウンロード告知情報を受信していないと判定された場合、ステップS142およびS143の処理はスキップされ、処理はステップS144に進む。
ステップS144において、更新データ受信制御部201は、以前のプログラム更新準備処理のステップS143の処理で、不揮発性メモリ112の汎用データ領域112Eに記憶されているダウンロード告知情報に基づいて、多重更新データの配信時刻になったか否かを判定する。多重更新データの配信時刻になったと判定された場合、処理はステップS145に進む。
ステップS145において、更新データ受信制御部201は、多重更新データをダウンロードする。具体的には、更新データ受信制御部201は、バス126を介して、フロントエンド部120を制御して、アンテナ101を介して受信される放送波より、ダウンロード告知情報に示されるサービス(チャンネル)を選局させる。フロントエンド部120は、アンテナ101を介して受信される放送波から、更新データ受信制御部201の選局に対応する放送信号を抽出して、復調し、トランスポートストリームを生成し、デスクランブラ121に出力する。デスクランブラ121は、フロントエンド部120から入力されるトランスポートストリームのスクランブルを適宜解除して、デマルチプレクサ122に出力する。
デマルチプレクサ122は、多重化されたトランスポートストリームを、映像または音声データなどのストリームや、セクションデータに分離する。デマルチプレクサ122は、更新データ受信制御部201からバス126を介して供給された所定のパラメータに基づいて、分離したセクションデータに含まれる多重更新データを、バス126を介して、更新データ受信制御部201に供給する。更新データ受信制御部201は、多重更新データに含まれるプロセッサ111用の更新データ153を不揮発性メモリ112の更新データ領域112Cに記憶させ、多重更新データに含まれるプロセッサ117用の更新データ163を更新データ領域112Dに記憶させる。
更新データ受信制御部201は、多重更新データ取得信号をモード管理部202に供給し、不揮発性メモリ112の汎用データ領域112Eに記憶されているダウンロード告知情報を消去する。モード管理部202は、メインプログラム152または162の更新を開始する条件を設定する。例えば、モード管理部202は、予め定められた受信機102の使用頻度が低い深夜などの所定の時刻に、メインプログラム152または162の更新処理を開始するように設定する。
ステップS144において、不揮発性メモリ112の汎用データ領域112Eにダウンロード告知情報が記憶されていない場合も含めて、多重更新データの配信時刻になっていないと判定された場合、ステップS145の処理はスキップされ、処理はステップS146に進む。
ステップS146において、モード管理部202は、メインプログラムの更新が可能であるか否かを判定する。具体的には、例えば、ステップS145の処理でメインプログラム152または162の更新処理を開始するように設定した時刻に、受信機102が未使用のスタンバイ状態になっている場合、モード管理部202は、メインプログラムの更新が可能であると判定し、処理はステップS147に進む。
ステップS147において、モード管理部202は、他プロセッサ制御部204に更新処理開始信号を供給し、他プロセッサ制御部204は、送信部205およびバス126を介して、更新モード設定信号をプロセッサ117に送信する。プロセッサ117は、後述する図14のステップS161において、更新モード設定信号を受信し、ステップS163において、更新モード設定応答信号を送信する。
ステップS148において、他プロセッサ制御部204は、バス126および受信部203を介して、プロセッサ117から更新モード設定応答信号を受信し、更新モード設定完了信号をモード管理部202に供給する。
ステップS149において、モード管理部202は、未更新フラグをオンにし、未更新フラグ設定完了信号を他プロセッサ制御部204に供給する。
ステップS150において、他プロセッサ制御部204は、送信部205およびバス126を介して、リセット信号をプロセッサ117に送信する。プロセッサ117は、後述する図14のステップS164において、リセット信号を受信し、ステップS165において、プロセッサ111の電源をリセットするハードウェアの信号をプロセッサ111に供給し、プロセッサ111の電源がリセットされ、プログラム更新準備処理は終了する。プロセッサ111は、再起動した後、図11を参照して上述した起動処理を行なう。
次に、図14のフローチャートと図19のシーケンス図を参照して、図13のプログラム更新準備処理に対応して、メインプログラム162を実行するプロセッサ117により実行される更新モード設定信号受信処理を説明する。
ステップS161において、図8のモード管理部222は、バス126および受信部221を介して、図13のステップS147の処理で、プロセッサ111から送信された更新モード設定信号を受信し、ステップS162において、更新モード設定フラグをオンにし、ステップS163において、送信部224およびバス126を介して、更新モード設定応答信号をプロセッサ111に送信する。
ステップS164において、電源管理部223は、バス126および受信部221を介して、図13のステップS150の処理でプロセッサ111から送信されたリセット信号を受信する。
ステップS165において、電源管理部223は、プロセッサ111および117の電源をリセットし、更新モード設定信号受信処理は終了する。具体的には、電源管理部223は、送信部224およびバス126を介して、プロセッサ111の電源をリセットするハードウェアの信号をプロセッサ111に送信する。これにより、プロセッサ111の電源がリセットされ、プロセッサ111は、再起動した後、図11を参照して上述した起動処理を行なう。また、電源管理部223は、プロセッサ117の電源をリセットする。プロセッサ117は、再起動した後、図12を参照して上述した起動処理を行なう。
なお、以上では、プロセッサ111が未更新フラグをオンにする前に、ステップS162において、プロセッサ117が更新モード設定フラグをオンにしてから、ステップS149において、プロセッサ111が未更新フラグをオンにするようにした。これは、ステップS146において、メインプログラムを更新可能であると判定されてから、ステップS162において、更新モード設定フラグがオンされるまでの間に、例えば、更新プログラムに障害が見つかるなどの理由により、更新プログラムが無効とされ、不揮発性メモリ112に記憶されている多重更新データが消去される場合があり、その場合に、多重更新データがないにも関わらず、プロセッサ111の未更新フラグがオン、かつプロセッサ117の更新モード設定フラグがオンになってしまうのを防止するためである。
これを考慮しなくてもよい場合、プロセッサ111の未更新フラグをオンにしてから、プロセッサ117の更新モード設定フラグをオンにするようにしてもよい。なお、未更新フラグがオンされている場合、不揮発性メモリ112に記憶されている多重更新データは消去されないようにプロセッサ111により制御される。
次に、図15および図16のフローチャートと図19のシーケンス図を参照して、図11のステップS104のプログラム更新処理の詳細を説明する。
ステップS201において、図9のモード管理部301は、プログラム未更新信号を他プロセッサ制御部305に供給し、他プロセッサ制御部305は、送信部307およびバス126を介して、更新モード設定信号をプロセッサ117に送信する。プロセッサ117は、後述する図17のステップS251において、更新モード設定信号を受信し、ステップS253において、更新モード設定応答信号を送信する。
ステップS202において、他プロセッサ制御部305は、バス126および受信部304を介して、更新モード設定応答信号をプロセッサ117から受信する。他プロセッサ制御部305は、更新モード設定完了信号をモード管理部301に供給し、モード管理部301は、プログラム更新可能信号をプログラム更新制御部303に供給する。
ステップS203において、プログラム更新制御部303は、メインプログラム152の更新が必要であるか否かを判定する。具体的には、プログラム更新制御部303は、不揮発性メモリ112のメインプログラム領域112Bに記憶されている現在のメインプログラム152のバージョンと、更新データ領域112Cに記憶されている更新データ153に含まれるメインプログラム152の更新プログラムのバージョンとを比較して、更新プログラムのバージョンの方が現在のメインプログラム152のバージョンよりも新しい場合、メインプログラム152の更新が必要であると判定し、処理はステップS204に進む。
ステップS204において、プログラム更新制御部303は、メインプログラム152を更新する。具体的には、プログラム更新制御部303は、不揮発性メモリ112の更新データ領域112Cから更新データ153を読み出し、更新データ153に含まれるメインプログラム152の更新プログラムを解凍し、解凍した更新プログラムをメインプログラム領域112Bに上書きし、メインプログラム152を更新する。このとき、プログラム更新制御部303は、メインプログラム152を全て更新するようにしてもよいし、メインプログラム152内の更新されたモジュールのみを更新するようにしてもよい。
ステップS203において、メインプログラム152の更新が不要と判定された場合、すなわち、メインプログラム152の更新プログラムのバージョンが現在のメインプログラム152のバージョンより新しくない場合、ステップS204の処理はスキップされ、メインプログラム152は更新されずに、処理はステップS205に進む。これにより、不必要にメインプログラム152が更新される(不揮発性メモリ112に書き込まれる)ことが防止され、書き込み回数が有限である不揮発性メモリ112の寿命を延ばすことができるとともに、プログラム更新処理の時間が短縮される。
ステップS205において、更新データ送信制御部306は、バージョン通知信号を送信する。具体的には、プログラム更新制御部303は、ステップS204の処理でメインプログラム152を更新したか否かに関わらず、プログラム更新完了信号を更新データ送信制御部306に供給する。更新データ送信制御部306は、不揮発性メモリ112の更新データ領域112Dに記憶されている更新データ163に含まれるメインプログラム162の更新プログラムのバージョンを調べ、調べたバージョンを通知するバージョン通知信号を、送信部307およびバス126を介して、プロセッサ117に送信する。プロセッサ117は、後述する図17のステップS254において、バージョン通知信号を受信し、ステップS257またはS261において、バージョン通知応答信号を送信する。
ステップS206において、更新データ送信制御部306は、バス126および受信部304を介して、バージョン通知応答信号をプロセッサ117から受信する。
ステップS207において、更新データ送信制御部306は、ステップS206の処理で受信したバージョン通知信号に基づいて、プロセッサ117からメインプログラム162の更新が必要であると通知されたか否かを判定する。メインプログラム162の更新が必要であると通知されたと判定された場合、すなわち、プロセッサ117が、後述する図17のステップS256において、メインプログラム162の更新が必要であると判定し、ステップS257において、メインプログラム162の更新が必要であることを通知するバージョン通知応答信号を送信した場合、処理はステップS208に進む。
ステップS208において、更新データ送信制御部306は、不揮発性メモリ112の更新データ領域112Dから更新データ163を読み出し、読み出した更新データ163を、送信部307およびバス126を介して、プロセッサ117に送信する。なお、このとき、例えば、更新データを送信する前や後に誤り訂正符合を送信したり、更新データに誤り訂正符号を含めたりして、プロセッサ間の通信の信頼性を向上させるようにしてもよい。
プロセッサ117は、後述する図17のステップS258において、更新データ163を受信し、ステップS259において、メインプログラム162を更新した後、ステップS260において、更新完了通知信号を送信する。
ステップS209において、他プロセッサ制御部305は、バス126および受信部304を介して、更新完了通知信号をプロセッサ117から受信し、他プロセッサ更新完了信号をモード管理部301に供給する。その後、処理はステップS211に進む。
ステップS207において、メインプログラム162の更新が不要であると通知されたと判定された場合、すなわち、プロセッサ117が、後述する図17のステップS256において、メインプログラム162の更新が不要であると判定し、ステップS261において、メインプログラム162の更新が不要であることを通知するバージョン通知応答信号を送信した場合、処理はステップS210に進む。
ステップS210において、更新データ送信制御部306は、他プロセッサ更新不要信号を他プロセッサ制御部305に供給し、他プロセッサ制御部305は、他プロセッサ更新完了信号をモード管理部301に供給する。その後、更新データ163はプロセッサ117に送信されずに、処理はステップS211に進む。
ステップS211において、モード管理部301は、未更新フラグをオフにし、未更新フラグ解除信号を他プロセッサ制御部305に供給する。
ステップS212において、他プロセッサ制御部305は、送信部307およびバス126を介して、更新モード解除信号をプロセッサ117に送信する。プロセッサ117は、後述する図18のステップS262において、更新モード解除信号を受信し、ステップS263において、更新モード設定フラグをオフにした後、ステップS264において更新モード解除応答信号を送信する。
他プロセッサ制御部305は、ステップS213において、バス126および受信部304を介して、更新モード解除応答信号をプロセッサ117から受信し、ステップS214において、送信部307およびバス126を介して、リセット信号をプロセッサ117に送信する。プロセッサ117は、後述する図18のステップS265において、リセット信号を受信し、ステップS266において、プロセッサ111の電源をリセットするハードウェアの信号をプロセッサ111に供給し、プロセッサ111の電源がリセットされ、プログラム更新処理は終了する。プロセッサ111は、再起動した後、図11を参照して上述した起動処理を行なう。
次に、図17および図18のフローチャートと図19のシーケンス図を参照して、図12のステップS125のプログラム更新処理の詳細を説明する。
ステップS251において、図10のモード管理部322は、バス126および受信部321を介して、図15のステップS201の処理でプロセッサ111から送信された更新モード設定信号を受信する。
ステップS252において、プロセッサ117は、更新モード設定処理を行なう。具体的には、まず、モード管理部322は、更新モード設定フラグをオンにし、更新処理通知開始信号を通知制御部324に供給する。通知制御部324は、映像信号処理部124を制御して、受信機102のプログラムを更新中であること示すアイコンやメッセージなどをディスプレイ103に表示させたり、メインプログラムを更新中であることを示す図示せぬLED(Light Emitting Diode)を点灯させたりする。
ステップS253において、モード管理部322は、送信部327およびバス126を介して、更新モード設定応答信号をプロセッサ111に送信する。
ステップS254において、プログラム更新制御部326は、バス126および受信部321を介して、図15のステップS205の処理でプロセッサ111から送信されたバージョン通知信号を受信し、ステップS255において、不揮発性メモリ118のメインプログラム領域118Bに記憶されている現在のメインプログラム162のバージョンを確認する。
ステップS256において、プログラム更新制御部326は、メインプログラム162の更新が必要であるか否かを判定する。具体的には、プログラム更新制御部326は、ステップS254の処理で受信したバージョン通知信号により通知されたメインプログラム162の更新プログラムのバージョンと、ステップS255の処理で確認した現在のメインプログラム162のバージョンとを比較して、更新プログラムのバージョンの方が現在のメインプログラム162のバージョンより新しい場合、メインプログラム162の更新が必要であると判定し、処理はステップS257に進む。
プログラム更新制御部326は、ステップS257において、送信部327およびバス126を介して、メインプログラム162の更新が必要であることを示すバージョン通知応答信号をプロセッサ111に送信し、ステップS258において、バス126および受信部321を介して、図15のステップS208の処理でプロセッサ111から送信された更新データ163を受信する。
ステップS259において、プログラム更新制御部326は、メインプログラム162を更新する。具体的には、プログラム更新制御部326は、更新データ163に含まれるメインプログラム162の更新プログラムを解凍し、解凍した更新プログラムをメインプログラム領域118Bに上書きし、メインプログラム162を更新する。このとき、プログラム更新制御部326は、メインプログラム162を全て更新するようにしてもよいし、メインプログラム162内の更新されたモジュールのみ更新するようにしてもよい。
ステップS260において、プログラム更新制御部326は、送信部327およびバス126を介して、更新完了通知信号をプロセッサ111に送信し、処理はステップS262に進む。
ステップS256において、メインプログラム162の更新が必要でないと判定された場合、すなわち、メインプログラム162の更新プログラムのバージョンが現在のメインプログラム162のバージョンより新しくない場合、処理はステップS261に進む。
ステップS261において、プログラム更新制御部326は、送信部327およびバス126を介して、メインプログラム162の更新が不要であることを示すバージョン通知応答信号をプロセッサ111に送信する。その後、メインプログラム162の更新は行なわれずに、処理はステップS262進む。これにより、不必要にメインプログラム162が更新される(不揮発性メモリ118に書き込まれる)ことが防止され、書き込み回数が有限である不揮発性メモリ118の寿命を延ばすことができるとともに、プログラム更新処理の時間が短縮される。
モード管理部322は、ステップS262において、バス126および受信部321を介して、図16のステップS212の処理でプロセッサ111から送信された更新モード解除信号を受信し、ステップS263において、更新モード設定フラグをオフにし、ステップS264において、送信部327およびバス126を介して、更新モード解除応答信号をプロセッサ111に送信する。
ステップS265において、電源管理部325は、バス126および受信部321を介して、図16のステップS214の処理でプロセッサ111から送信されたリセット信号を受信する。
ステップS266において、電源管理部325は、上述した図12のステップS127の処理と同様に、プロセッサ111および117の電源をリセットし、プログラム更新処理は終了する。これにより、プロセッサ111および117の電源がリセットされ、プロセッサ111は、再起動した後、図11を参照して上述した起動処理を行ない、プロセッサ117は、再起動した後、図12を参照して上述した起動処理を行なう。
なお、図19のシーケンス図において、ステップS149において、プロセッサ111の未更新フラグがオンされてから、ステップS211において、未更新フラグがオフされるまでの間に、停電などによりプロセッサ111および117への電力の供給が遮断された場合、プロセッサ111の未更新フラグがオン、かつ、プロセッサ117の更新モード設定フラグがオンになっており、プロセッサ111および117の電力の供給が再開された後、ステップS201以降のプログラム更新処理が実行されるため、確実にメインプログラム152および162が更新される。
また、ステップS211において、プロセッサ111の未更新フラグがオフされてから、ステップS263において、プロセッサ117の更新モード設定フラグがオフされるまでの間に、プロセッサ111および117への電力の供給が遮断された場合、プロセッサ111の未更新フラグがオフ、かつ、プロセッサ117の更新モード設定フラグがオンになっており、プロセッサ111および117への電力の供給が再開された後、プロセッサ111がメインプログラム152を実行する一方、プロセッサ117がブートプログラム161に従いプログラム更新処理を行なおうとして、プロセッサ111と117の状態の不整合が発生する。
しかし、ステップS103において、プロセッサ111からプロセッサ117に更新モード解除信号が送信され、プロセッサ117は、図19には示されていない、図12のステップS124において、更新モード解除信号を受信し、ステップS126において、更新モード設定フラグをオフにする。そして、ステップS127において、プロセッサ111および117の電源がリセットされ、再起動後に、プロセッサ111および117とも、更新されたメインプログラムを実行するようになり、プロセッサ111と117の状態の不整合が解消される。
さらに、ステップS162において、プロセッサ117の更新モード設定フラグがオンにされてから、ステップS149において、プロセッサ111の未更新フラグがオンにされるまでの間に、プロセッサ111および117への電源の供給が遮断された場合も同様に、プロセッサ111の未更新フラグがオフ、かつ、プロセッサ117の更新モード設定フラグがオンになっており、プロセッサ111および117への電力の供給が再開された後、プロセッサ111がメインプログラム152を実行する一方、プロセッサ117がブートプログラム161に従いプログラム更新処理を行なおうとして、プロセッサ111と117の状態の不整合が発生する。
この場合も、上述した場合と同様に、プロセッサ111からプロセッサ117に更新モード解除信号が送信され、プロセッサ117の更新モード設定フラグがオフされる。そして、プロセッサ111および117の電源がリセットされ、プロセッサ111および117とも、再起動後に、更新前のメインプログラムを実行するようになり、プロセッサ111と117の状態の不整合が解消される。そして、次に、図13のステップS145の処理で設定された所定の時刻になったとき、確実にプログラム更新処理が行なわれる。
このように、不揮発性メモリ112に記憶されているメインプログラム152と、不揮発性メモリ118に記憶されているメインプログラム162を一度にかつ確実に更新することができる。また、メインプログラム152および162を確実に更新できるため、図3に示される従来の受信機のように、不揮発性メモリに一つ前のバージョンのメインプログラムを保管する必要がなくなる。
また、ブートプログラム151は機能を限定した小規模なプログラムであり、ブートプログラム151のみに必要な機能をメインプログラム152から削除することにより、ブートプログラム151を設けた場合と設けない場合とを比較して、プロセッサ111が実行するプログラムの容量の合計はほとんど変わらなくなる。さらに、更新データ153は、メインプログラム152を圧縮したデータであり、更新データ153の容量はメインプログラム152の容量より小さくなる。また、メインプログラム152はブートプログラム151のみに必要な機能を含まないため、ブートプログラム151を設けない場合に比べて、更新データ153の容量はより小さくなる。これは、ブートプログラム161、メインプログラム162、および更新データ163についても同様である。
従って、受信機の不揮発性メモリに記憶されるプログラムおよびデータの構成を、図6に示される本発明の構成とした場合、図3に示される従来の受信機のように、それぞれの不揮発性メモリに新旧それぞれのプログラムを記憶するようにした場合に比べて、不揮発性メモリの更新データの記憶領域も含めたプログラム領域の合計の容量を小さくすることができる。さらに、ブートプログラム151および161は基本的に更新する必要がないため、ブートプログラム151および161を図示せぬROMに記憶させるようにすることにより、さらに不揮発性メモリのプログラム領域の容量を小さくすることができる。
以上のように、第1の情報処理用プログラムを更新するためのデータを含む第1の更新データ、または、第2の情報処理用プログラムを更新するためのデータを含む第2の更新データを取得し、第1の記憶手段に記憶し、第1のコンピュータにより、第1の更新データに基づいて、第1の記憶手段に記憶されている第1の情報処理用プログラムを更新し、第2の更新データを送信し、第2のコンピュータにより、第2の更新データに基づいて、第2の記憶手段に記憶されている第2の情報処理用プログラムを更新するようにした場合には、コンピュータが実行するプログラムを更新することができる。また、より少ない容量の不揮発性メモリで、2個以上の不揮発性メモリに記憶されたそれぞれ異なるコンピュータが実行するプログラムを、一度にかつ確実に更新することができる。
なお、以上の説明では、2組のプロセッサと不揮発性メモリを設けた受信機の例について説明したが、本発明は、3組以上のプロセッサと不揮発性メモリを設けた受信機にも適用することができる。この場合、例えば、図19のシーケンス図において、ステップS201乃至S260までの処理を、プロセッサ111以外のプロセッサの数だけ繰り返す。そして、全てのプロセッサのメインプログラムが更新された時点で、プロセッサ111が、ステップS211において、他の全てのプロセッサに更新モード解除信号を送信し、他の全てのプロセッサから更新モード解除応答信号を受信してから、ステップS213において、リセット信号を送信し、全てのプロセッサの電源をリセットするようにすることにより実現できる。なお、プロセッサの数が増え、不揮発性メモリの数が増えるほど、全ての不揮発性メモリのプログラム領域の合計容量の削減の効果は大きくなる。
また、本発明は、デジタルテレビジョン放送の受信機に限らず、2つ以上のプロセッサを有する情報処理装置に適用することができる。
さらに、以上の説明では、放送局から送信される放送波を介して多重更新データを取得する例について説明したが、ネットワークインターフェイス115を介してネットワークに接続されるサーバから多重更新データを取得したり、多重更新データが記録された記録媒体131をドライブ116に装着して、記録媒体131から多重更新データを取得したりするようにしてもよい。
また、メインプログラム152および162を更新した後に、図18のステップS266において、プロセッサ111および117の電源をリセットして、再起動させるようにしたが、プロセッサ111および117の電源をリセットせずに、プロセッサ111および117の内部状態を初期化してから、プロセッサ111および117が更新プログラムを実行するようにしてもよい。
さらに、プロセッサ111および117の電源のリセットをプロセッサ117が行なうようにしたが、プロセッサ111、または、プロセッサ111および117以外のプロセッサが行なうようにしてもよい。
また、プロセッサ117が、図18のステップS262において、更新モード解除信号を受信した後、ステップS264において、更新モード解除応答信号を送信する代わりに、ステップS266のプロセッサの電源をリセットする処理を行なうようにしてもよい。これにより、図16のステップS213およびS214におけるプロセッサ111の処理、並びに、図18のステップS264およびS265におけるプロセッサ117の処理、すなわち、プロセッサ111とプロセッサ117の間で行なわれる更新モード解除応答信号の送受信およびリセット信号の送受信の処理を省略することができる。
さらに、プロセッサ117が更新モード設定フラグを管理せずに、必要に応じて、プロセッサ111がプロセッサ117に未更新フラグの値を送信したり、プロセッサ117がプロセッサ111に未更新フラグの値を問い合わせたりするようにしてもよい。
また、図15のステップS205の処理で、プロセッサ111からプロセッサ117に更新データ163に含まれるメインプログラム162の更新プログラムのバージョンを通知する代わりに、プロセッサ117からプロセッサ111に不揮発性メモリ118に記憶されているメインプログラム162のバージョンを通知するようにして、プロセッサ111が、プロセッサ117のメインプログラム162の更新が必要か否かを判定するようにしてもよい。
上述した一連の処理は、ハードウェアにより実行させることもできるし、ソフトウェアにより実行させることもできる。
一連の処理をソフトウェアにより実行させる場合には、ブートプログラム151または152を、予め不揮発性メモリ112または118に組み込まれた状態で提供する以外に、ブートプログラム151または161をネットワークインターフェイス115を介してネットワークに接続されるサーバから受信したり、ブートプログラム151または161が記録された記録媒体131を提供して、その記録媒体131をドライブ116に装着して、記録媒体131からブートプログラム151または161を読み込んだりして、ブートプログラム151または161を取得し、不揮発性メモリ112または118にインストールさせることも可能である。
なお、本明細書において、プログラム格納媒体に格納されるプログラムを記述するステップは、記載された順序に沿って時系列的に行われる処理はもちろん、必ずしも時系列的に処理されなくとも、並列的あるいは個別に実行される処理をも含むものである。
従来の受信機の不揮発性メモリに記憶されるプログラムおよびデータの構成の例について説明する図である。 従来の受信機のプログラムの更新処理の例を説明するフローチャートである。 従来の受信機の不揮発性メモリに記憶されるプログラムおよびデータの構成の別の例について説明する図である。 従来の受信機のプログラムの更新処理の別の例を説明するフローチャートである。 本発明を適用した受信機の一実施の形態の構成を示すブロック図である。 図5の受信機の不揮発性メモリに記憶されるプログラムおよびデータの構成の一例について説明する図である。 図5の受信機のプロセッサがメインプログラムを実行することにより実現される機能の構成の一部の例を示す図である。 図5の受信機の別のプロセッサが別のメインプログラムを実行することにより実現される機能の構成の一部の例を示す図である。 図5の受信機のプロセッサがブートプログラムを実行することにより実現される機能の構成の例を示す図である。 図5の受信機の別のプロセッサが別のブートプログラムを実行することにより実現される機能の構成の例を示す図である。 図5の受信機のプロセッサの起動処理の例を説明するフローチャートである。 図5の受信機の別のプロセッサの起動処理の例を説明するフローチャートである。 図5の受信機のプロセッサのプログラム更新準備処理の例を説明するフローチャートである。 図13のプログラム更新処理に対応して実行される、図5の受信機の別のプロセッサの更新モード設定信号受信処理の例を説明するフローチャートである。 図11のステップS104のプログラム更新処理の詳細を説明するフローチャートである。 図11のステップS104のプログラム更新処理の詳細を説明するフローチャートである。 図12のステップS125のプログラム更新処理の詳細を説明するフローチャートである。 図12のステップS125のプログラム更新処理の詳細を説明するフローチャートである。 図5の受信機の2つのプロセッサ間で送受信される信号およびデータの流れ例を示すシーケンス図である。
符号の説明
102 受信機, 111 プロセッサ, 112 不揮発性メモリ, 112A ブートプログラム領域, 112B メインプログラム領域, 112C 更新データ領域, 112D 更新データ領域, 115 ネットワークインターフェイス, 116 ドライブ, 117 プロセッサ, 118 不揮発性メモリ, 118A ブートプログラム領域, 118B メインプログラム領域, 120 フロントエンド部, 121 デスクランブラ, 122 デマルチプレクサ, 124 映像信号処理部, 131 記録媒体, 151 ブートプログラム, 152 メインプログラム, 153 更新データ, 161 ブートプログラム, 162 メインプログラム, 163 更新データ, 201 更新データ受信制御部, 202 モード管理部, 204 他プロセッサ制御部, 222 モード管理部, 223 電源管理部, 301 モード管理部, 302 プログラム起動制御部, 303 プログラム更新制御部, 305 他プロセッサ制御部, 306 更新データ送信制御部, 322 モード管理部, 323 プログラム起動制御部, 324 通知制御部, 325 電源管理部, 326 プログラム更新制御部

Claims (7)

  1. 第1のコンピュータと、
    第2のコンピュータと、
    第1の情報処理用プログラム、前記第1の情報処理用プログラムを更新するための第1の更新データ、および、前記第2の情報処理用プログラムを更新するための第2の更新データを記憶する不揮発性の第1の記憶手段と、
    第2の情報処理用プログラムを記憶する不揮発性の第2の記憶手段と
    を含み、
    前記第1のコンピュータは、起動時に前記第1の情報処理用プログラムを更新するための第1の更新処理用プログラムを実行した後、第1のフラグがオフである場合、前記第1の情報処理用プログラムを実行するとともに、前記第2のコンピュータに第2のフラグのオフを指示し、
    前記第2のコンピュータは、起動時に前記第2の情報処理用プログラムを更新するための第2の更新処理用プログラムを実行した後、前記第2のフラグがオフである場合、前記第2の情報処理用プログラムを実行し、
    前記第1のコンピュータは、前記第1の更新処理用プログラムの実行時に前記第1のフラグがオンである場合、前記第1の記憶手段に記憶されている前記第1の更新データに基づく前記第1の情報処理用プログラムの更新、および、前記第1の記憶手段に記憶されている前記第2の更新データの前記第2のコンピュータへの送信実行し
    前記第2の更新データを受信した前記第2のコンピュータは、前記第2の更新データに基づく前記第2の情報処理用プログラムを更新した後、前記第1のコンピュータに更新の完了を通知し、
    前記更新の完了の通知を受けた前記第1のコンピュータは、前記第1のフラグをオフにするとともに、前記第2のコンピュータに前記第2のフラグのオフを指示し、
    前記第2のフラグのオフを指示された前記第2のコンピュータは、前記第2のフラグがオンである場合、前記第2のフラグをオフし、前記第2のフラグがオフした後、前記第1のコンピュータおよび前記第2のコンピュータが再起動し、
    前記第1のコンピュータは、前記第1の情報処理用プログラムの実行中に、前記第1の更新データおよび前記第2の更新データ取得した場合、取得した更新データの前記第1の記憶手段への記憶、前記第1のフラグのオン、および、前記第2のコンピュータへの前記第2のフラグのオンの指示を実行した後、再起動し、
    前記第2のフラグのオンを指示された前記第2のコンピュータは、前記第2のフラグをオンにした後、再起動する
    情報処理装置。
  2. 前記第1のコンピュータは、前記第1の情報処理用プログラムの実行中に、前記第1の更新データおよび前記第2の更新データ取得した場合、取得した更新データを前記第1の記憶手段に記憶させた後、所定の時刻になったときに前記情報処理装置が未使用であるとき、前記第1のフラグのオン、および、前記第2のコンピュータへの前記第2のフラグのオンの指示を実行した後、再起動する
    請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記第1の情報処理用プログラムおよび前記第2の情報処理用プログラム更新中であることを通知するように制御する通知制御手段を
    さらに含む請求項1に記載の情報処理装置。
  4. 前記第1のコンピュータは、前記第1の更新データに含まれる前記第1の情報処理用プログラムのバージョンが、前記第1の記憶手段に記憶されている前記第1の情報処理用プログラムのバージョンより新しい場合のみ、前記第1の情報処理用プログラムを更新し、
    前記第2の更新データに含まれる前記第2の情報処理用プログラムのバージョンが、前記第2の記憶手段に記憶されている前記第2の情報処理用プログラムのバージョンより新しい場合のみ、前記第2の更新データを前記第2のコンピュータに送信する
    請求項1に記載の情報処理装置。
  5. 前記第1の更新処理用プログラムは前記第1の記憶手段に記憶され、前記第2の更新処理用プログラムは前記第2の記憶手段に記憶される
    請求項1に記載の情報処理装置。
  6. 前記第1の更新データおよび前記第2の更新データの受信を制御する受信制御手段を
    さらに含む請求項1に記載の情報処理装置。
  7. 第1のコンピュータと、
    第2のコンピュータと、
    第1の情報処理用プログラム、前記第1の情報処理用プログラムを更新するための第1の更新データ、および、前記第2の情報処理用プログラムを更新するための第2の更新データを記憶する不揮発性の第1の記憶手段と、
    第2の情報処理用プログラムを記憶する不揮発性の第2の記憶手段と
    を備える情報処理装置の情報処理方法において、
    前記第1のコンピュータは、起動時に前記第1の情報処理用プログラムを更新するための第1の更新処理用プログラムを実行した後、第1のフラグがオフである場合、前記第1の情報処理用プログラムを実行するとともに、前記第2のコンピュータに第2のフラグのオフを指示し、
    前記第2のコンピュータは、起動時に前記第2の情報処理用プログラムを更新するための第2の更新処理用プログラムを実行した後、前記第2のフラグがオフである場合、前記第2の情報処理用プログラムを実行し、
    前記第1のコンピュータは、前記第1の更新処理用プログラムの実行時に前記第1のフラグがオンである場合、前記第1の記憶手段に記憶されている前記第1の更新データに基づく前記第1の情報処理用プログラムの更新、および、前記第1の記憶手段に記憶されている前記第2の更新データの前記第2のコンピュータへの送信実行し
    前記第2の更新データを受信した前記第2のコンピュータは、前記第2の更新データに基づく前記第2の情報処理用プログラムを更新した後、前記第1のコンピュータに更新の完了を通知し、
    前記更新の完了の通知を受けた前記第1のコンピュータは、前記第1のフラグをオフにするとともに、前記第2のコンピュータに前記第2のフラグのオフを指示し、
    前記第2のフラグのオフを指示された前記第2のコンピュータは、前記第2のフラグがオンである場合、前記第2のフラグをオフし、前記第2のフラグがオフした後、前記第1のコンピュータおよび前記第2のコンピュータが再起動し、
    前記第1のコンピュータは、前記第1の情報処理用プログラムの実行中に、前記第1の更新データおよび前記第2の更新データ取得した場合、取得した更新データの前記第1の記憶手段への記憶、前記第1のフラグのオン、および、前記第2のコンピュータへの前記第2のフラグのオンの指示を実行した後、再起動し、
    前記第2のフラグのオンを指示された前記第2のコンピュータは、前記第2のフラグをオンにした後、再起動する
    情報処理方法。
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