JP5590595B2 - 携帯端末装置、メモリ更新方法、及び、プログラム - Google Patents

携帯端末装置、メモリ更新方法、及び、プログラム Download PDF

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Description

本発明は、携帯端末装置に関し、更に詳しくは、通信網を介して取得した更新データを用いてメインメモリを書き換える機能を有する携帯端末装置に関する。また、本発明は、そのような携帯端末装置におけるメモリ更新方法及びプログラムに関する。
携帯電話機などの携帯端末装置が普及している。携帯端末装置は、機器全体を制御するCPU(Central Processing Unit:プロセッサ)を有している。CPUは、メモリに格納された制御プログラム(ファームウェア)に従って、携帯端末装置内の各部の動作を制御する。携帯端末装置は、通信網を介して受信した更新データを用いて、自端末内のメモリに格納された制御プログラムや制御プログラムで使用するデータなどを書き換える機能を有する(例えば、特許文献1参照)。
ここで、近年の携帯端末装置では、機能拡張に伴い、全体制御を行う制御部だけでなく、カメラやバッテリ残量測定に用いるデバイスの内部にもCPUが搭載されている。これらCPU保有デバイスは、それぞれ、プログラムを格納する不揮発性メモリを有している。各CPU保有デバイスは、CPUが自身内の不揮発性メモリからプログラムを読み出し、そのプログラムに従って動作することで、所定の機能を実現する。近年、CPU保有デバイスの高機能化が進むにつれて、CPU保有デバイスのメモリに格納されるプログラムは拡大し複雑化してきている。
CPU保有デバイスにて、機能改善を行うためには、そのデバイス内のメモリに、機能改善プログラム(更新プログラム)を書き込む必要がある。デバイス内のメモリに更新プログラムを書き込む手法の1つとして、各デバイスを起動するたびに、デバイス内部のメモリにプログラムを書き込むという手法がある。この手法では、元となるメインプログラムを書き換えることで機能改善が可能になる。しかし、各デバイスが、不揮発性メモリにプログラムを格納している場合は、デバイス内部のプログラムの機能を改善するためには、各デバイス内部に格納するプログラムを書き換える必要がある。
特許文献2は、複数のCPUを備える装置にて、ソフトウェアの更新を行うことが記載された文献である。特許文献2に記載のバージョンアップ管理システムは、複数のCPU、及び、各CPUに対応したフラッシュメモリの間をデータ伝送可能に接続するインタフェース手段を有している。バージョンアップ管理システムでは、複数のCPUのうちの1つが、ソフトウェア更新処理を行う。更新処理を実行するCPUは、記録媒体に記録されたソフトウェアが、何れのCPUで使用するソフトウェアであるかを判断する。CPUは、記録媒体から読み出したバージョンアップ用のソフトウェアを、インタフェース手段を介して、そのソフトウェアを使用するCPUのフラッシュメモリに転送し、ソフトウェアを更新する。
特開2001−78258号公報 特開2001−117760号公報
しかし、通信網を利用してプログラムを書き換える機能は、メインCPU用のメインメモリの書き換えにしか対応できていない。従って、各デバイス内部の不揮発性メモリに格納されるプログラムについては、通信網を利用して書き換えることができない。特許文献2は、記録媒体に、何れかのCPUに対応した更新プログラムを記録しておくというものであり、通信網を利用してプログラムを書き換える機能を提供するものではない。
本発明は、通信網を介して受信した更新データを用いてメインメモリに格納された情報を書き換える機能を利用して、CPU保有デバイス内部の不揮発性メモリに格納する情報を書き換えることができる携帯端末装置、メモリ更新方法、及び、プログラムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、それぞれが、デバイス部CPU(Central Processing Unit)、及び、該デバイス部CPUが利用する情報を格納するデバイス部不揮発性メモリを有する、少なくとも1つのCPU保有デバイスと、メインCPUが利用する情報を格納する領域と、前記CPU保有デバイスのデバイス部不揮発性メモリの書き換えに用いる情報を格納する領域とを有するメインメモリと、前記メインメモリの更新データを通信網を介して受信する更新データ受信手段と、前記更新データを前記メインメモリに適用し、前記更新データに従って、前記メインCPUが利用する情報を格納する領域、及び、前記CPU保有デバイスのデバイス部不揮発性メモリの書き換えに用いる情報を格納する領域に前記メインメモリが格納する情報を更新する更新手段と、前記更新の前後で、前記デバイス部不揮発性メモリの書き換えに用いる領域に格納される情報が変更されたか否かを判定する判定手段と、前記判定手段が変更されたと判定すると、前記書き換えに用いる情報を格納する領域から前記変更された情報を読み出し、対応するCPU保有デバイスが有するデバイス部不揮発性メモリに、前記読み出した情報を書き込むデバイスメモリ更新手段とを備える携帯端末装置を提供する。
本発明は、メインCPU(Central Processing Unit)が、該メインCPUが利用する情報を格納する領域と、CPU保有デバイスのデバイス部CPUが利用する情報を格納するデバイス部不揮発性メモリの書き換えに用いる情報を格納する領域とを有するメインメモリの更新データを、通信網を介して受信するステップと、前記メインCPUが、前記更新データを前記メインメモリに適用し、前記更新データに従って、前記メインCPUが利用する情報を格納する領域、及び、前記CPU保有デバイスのデバイス部不揮発性メモリの書き換えに用いる情報を格納する領域に前記メインメモリが格納する情報を更新するステップと、前記メインCPUが、前記更新の前後で、前記デバイス部不揮発性メモリの書き換えに用いる領域に格納される情報が変更されたか否かを判定するステップと、前記メインCPUが、前記判定するステップで変更されたと判定すると、前記書き換えに用いる情報を格納する領域から前記変更された情報を読み出し、対応するCPU保有デバイスのデバイス部不揮発性メモリに、前記読み出した情報を書き込むステップとを有するメモリ更新方法を提供する。
本発明は、メインCPU(Central Processing Unit)に、前記メインCPUが利用する情報を格納する領域と、CPU保有デバイスのデバイス部CPUが利用する情報を格納するデバイス部不揮発性メモリの書き換えに用いる情報を格納する領域とを有するメインメモリの更新データを、通信網を介して受信する処理と、前記更新データを前記メインメモリに適用し、前記更新データに従って、前記メインCPUが利用する情報を格納する領域、及び、前記CPU保有デバイスのデバイス部不揮発性メモリの書き換えに用いる情報を格納する領域に前記メインメモリが格納する情報を更新する処理と、前記更新の前後で、前記デバイス部不揮発性メモリの書き換えに用いる領域に格納される情報が変更されたか否かを判定する処理と、前記判定する処理で変更されたと判定されると、前記書き換えに用いる情報を格納する領域から前記変更された情報を読み出し、対応するCPU保有デバイスのデバイス部不揮発性メモリに、前記読み出した情報を書き込む処理とを実行させるプログラムを提供する。
本発明の携帯端末装置、メモリ更新方法、及び、プログラムは、通信網を介して受信した更新データを用いてメインメモリに格納された情報を書き換える機能を利用して、CPU保有デバイス内部の不揮発性メモリに格納する情報を書き換えることができる。
本発明の一実施形態の携帯端末装置を示すブロック図。 制御部のメモリ(メインメモリ)におけるメモリ領域割り当てを示すブロック図。 制御部の構成を示すブロック図。 メモリ更新の手順を示すフローチャート。 (a)〜(c)は、メインメモリ及びCPU保有デバイスのメモリにおけるメモリ領域割り当てを示すブロック図。 メインメモリ及びCPU保有デバイスのメモリにおけるメモリ領域割り当ての別例を示すブロック図。 メモリ領域が書換不可の領域を含むときのメモリ領域割り当てを示すブロック図。 メモリ領域が書換不可の領域を含むときのメモリ更新の手順を示すフローチチャート。 CPU保有デバイスが携帯端末装置本体の外部に配置される例を示すブロック図。
以下、図面を参照し、本発明の実施の形態について詳細に説明する。図1は、本発明の一実施形態の携帯端末装置を示している。携帯端末装置は、アンテナ101、無線部102、制御部103、LCD(Liquid Crystal Display)表示部106、操作部107、電池容量測定部108、レシーバー109、マイク110、音声処理部111、カメラ制御部113、及び、カメラモジュール115を有する。電池容量測定部108及びカメラ制御部113は、デバイス部CPUとデバイス部不揮発性メモリとを有するCPU保有デバイスに相当する。
電池容量測定部108は、CPU(デバイス部CPU)116とメモリ(デバイス部不揮発性メモリ)112とを有する。電池容量測定部108は、図示しないバッテリの残容量測定を行う。メモリ112は、不揮発性メモリである。メモリ112は、CPU116が利用する情報を格納する。メモリ112が格納する情報は、電池容量測定部108を制御するプログラムを含む。CPU116は、メモリ112からプログラムを読み出し、読み出したプログラムに従って、バッテリの残容量測定を行う。
カメラ制御部113は、CPU(デバイス部CPU)117とメモリ(デバイス部不揮発性メモリ)114とを有する。カメラモジュール115は、撮像素子などを含む。カメラ制御部113は、制御部103から受信するコマンドに基づいて、カメラモジュール115を制御する。また、カメラ制御部113は、カメラモジュール115が撮影したデータをフォーマット変換して、制御部103へ出力する。
メモリ114は、不揮発性メモリである。メモリ114は、CPU117が利用する情報を格納する。メモリ114が格納する情報は、カメラ制御部113及びカメラモジュール115を制御するプログラムを含む。CPU117は、メモリ114からプログラムを読み出し、読み出したプログラムに従って、カメラモジュール115に対する制御や、撮影データの変換制御を実行する。
制御部103は、CPU(メインCPU)104と、メモリ(メインメモリ)105とを有する。制御部103は、携帯端末装置の全体的な制御を行う。メモリ105は、不揮発性メモリである。メモリ105は、CPU104が利用する情報を格納する領域と、CPU保有デバイスが有するデバイス部不揮発性メモリの書き換え用の情報を格納する領域とを有する。つまり、メモリ105は、制御部103が利用する情報を格納する領域と、電池容量測定部108のメモリ112及びカメラ制御部113のメモリ114の書き換え用の情報を格納する領域とを有する。メモリ105が格納する情報は、図示しないサーバからダウンロードした更新データを用いて書き換え可能である。
図2は、制御部103のメモリ105におけるメモリ領域の割り当てを示している。メモリ105は、制御部用領域151、電池容量測定部用領域152、電池容量測定部バージョン情報153、カメラ制御部用領域154、及び、カメラ制御部バージョン情報155を有する。制御部用領域151は、制御部103のCPU104が利用する情報を格納する領域である。制御部用領域151に格納された情報は、制御部103のCPU104用のプログラムであるメインプログラムを含む。CPU104は、メモリ105からメインプログラムを読み出し、読み出したプログラムに従って、携帯端末装置の各部を制御する。
電池容量測定部用領域152は、電池容量測定部108のメモリ112の書き換えに用いられる情報を格納する領域である。電池容量測定部用領域152に格納される情報の内容は、電池容量測定部108のメモリ112が格納する情報の内容と同じである。電池容量測定部バージョン情報153は、電池容量測定部用領域152が格納する情報のバージョン情報である。
カメラ制御部用領域154は、カメラ制御部113のメモリ114の書き換えに用いられる情報を格納する領域である。カメラ制御部用領域154に格納される情報の内容は、カメラ制御部113のメモリ114が格納する情報の内容と同じである。カメラ制御部バージョン情報155は、カメラ制御部用領域154が格納する情報のバージョン情報である。
図1に戻り、無線部102は、制御部103からの制御で、アンテナ101を介して、図示しない基地局との間で無線通信を行う。無線部102は、アンテナ101で受信した信号を、受信したい信号周波数を選択し周波数変換を行って増幅する。無線部102は、増幅後、受信データを復調し、復調した受信データを制御部103に出力する。制御部103は、受信データを処理して音声信号を生成する。制御部103は、生成した音声信号を音声処理部111に出力する。音声処理部111は、音声信号をアナログ信号に変え、レシーバー109から音声を出力する。
音声処理部111は、マイク110を用いて入力された音声をデジタル信号に変換する。音声処理部111は、デジタル信号に変換した音声データを制御部103に出力する。制御部103は、音声データから送信データを生成し、無線部102に出力する。無線部102は、制御部103から受け取った送信データを変調し、既定の周波数の搬送波として増幅してアンテナ101から送信する。
制御部103は、操作部107を監視し、ユーザの操作を検出・判断して、操作に基づく処理を行う。制御部が行う処理には、無線部102を利用して更新データを受信し、更新データに従ってメモリ105の内容を更新する更新処理が含まれる。LCD表示部106は、制御部103からの制御で、入力されたデータを画面上に表示する。メモリ105は、携帯端末装置を制御するプログラムを記憶する。また、メモリ105は、電話帳、メール等のデータを保存する。
図3は、制御部103の構成を示している。制御部103は、メモリ更新に係る部分として、更新データ受信部301、メインメモリ更新部302、判定部303、及び、デバイスメモリ更新部304を有する。制御部内の各部の機能は、CPU104(図1)が所定のプログラムに従って動作することで実現する。更新データ受信部301は、無線部102から、図示しないサーバから通信網を介して受信した更新データを受け取る。更新データは、差分データであり、制御部103のメモリ105の変更部分のデータを含む。或いは、更新後のメモリ105の全内容を更新データにしてもよい。
メインメモリ更新部302は、メモリ105に更新データを適用し、更新データに従ってメモリ105が格納する情報の内容を更新する。更新を行うことで、メモリ105内の制御部103が利用する情報を格納する領域、及び、CPU保有デバイスが有する不揮発性メモリの書き換えに用いる情報を格納する領域の少なくとも一方の内容が変更される。判定部303は、メインメモリ更新部302が行うメモリ105の更新の前後で、CPU保有デバイスが有する不揮発性メモリの書き換えに用いる情報を格納する領域に変更があったか否かを判定する。デバイスメモリ更新部304は、判定部303が変更があったと判定すると、変更があった情報に対応するCPU保有デバイスに変更後の内容を送り、CPU保有デバイスのデバイス部不揮発性メモリの内容を更新する。
例えば、図2では、CPU保有デバイスが有する不揮発性メモリの書き換えに用いる情報を格納する領域として、電池容量測定部用領域152と、カメラ制御部用領域154とがある。判定部303は、メインメモリ更新部302がメモリ105を更新することで、電池容量測定部用領域152、及び、カメラ制御部用領域154に格納された情報が変更されたか否かを判定する。より詳細には、判定部303は、各CPU保有デバイスについて、更新前後のバージョン情報(更新前後の電池容量測定部バージョン情報153、カメラ制御部バージョン情報155)を比較することで、電池容量測定部用領域152、及び、カメラ制御部用領域154に格納された情報が変更されたか否かを判定する。
デバイスメモリ更新部304は、電池容量測定部用領域152に変更があったときは、電池容量測定部用領域152に格納された情報の内容を電池容量測定部108に送る。電池容量測定部108は、デバイスメモリ更新部304から受け取った情報をメモリ112に書き込み、メモリ112の内容を更新する。メモリ112の更新後、電池容量測定部108のCPU116は、更新されたメモリ112からプログラムを読み出し、その内容に従って動作する。
デバイスメモリ更新部304は、カメラ制御部用領域154に変更があったときは、カメラ制御部用領域154に格納された情報の内容をカメラ制御部113に送る。カメラ制御部113は、デバイスメモリ更新部304から受け取った情報をメモリ114に書き込み、メモリ114を更新する。メモリ114の更新後、カメラ制御部113のCPU117は、更新されたメモリ114からプログラムを読み出し、その内容に従って動作する。
図4は、メモリ更新の手順を示している。ここでは、メモリを更新することで、プログラム(ファームウェア)を更新することを考える。ユーザは、操作部107(図1)を操作して、更新処理の開始を指示する(ステップA1)。制御部103は、無線部102を用いて、基地局を介して、図示しないサーバに接続する。更新データ受信部301(図3)は、サーバに対して、更新データ(書き換えデータ)のダウンロードを要求する。サーバは、要求に従って、携帯端末装置に更新データを送信する。更新データ受信部301は、サーバから、更新データを受信する(ステップA2)。更新データ受信部301は、メモリ105に、更新データを一時的に保存する。
判定部303は、メモリ105の更新に先立って、メモリ105から、電池容量測定部バージョン情報153とカメラ制御部バージョン情報155とを読み出す(ステップA3)。メインメモリ更新部302は、メモリ105から、一時保存された更新データを読み出し、メモリ105に格納されている情報の更新を行う(ステップA4)。メインメモリ更新部302は、メモリ105の更新後、一時保存した更新データをメモリ105から削除する。
判定部303は、メモリ105の更新後、メモリ105から、電池容量測定部バージョン情報153とカメラ制御部バージョン情報155とを読み出す(ステップA5)。判定部303は、更新前後のバージョン情報、つまり、ステップA3で読み出したバージョン情報と、ステップA5で読み出したバージョン情報とを比較し、両者が一致するか否かを判定する(ステップA6)。判定部303は、両者が一致しないと判定したときは、CPU保有デバイスの不揮発性メモリの更新(バージョンアップ)が必要である判定する。判定部303は、両者が一致すると判定したときは、更新処理を終了する。
判定部303は、ステップA6でバージョン情報が一致しないと判定すると、デバイスメモリ更新部304に、バージョン情報が一致しないCPU保有デバイスを特定する情報を通知する。デバイスメモリ更新部304は、メモリ105から、判定部303から通知されたCPU保有デバイスに対応する領域の情報(プログラムデータ)を読み出す。デバイスメモリ更新部304は、読み出したプログラムと、書き込み用コマンドとをCPU保有デバイスに送信する(ステップA7)。CPU保有デバイスは、受信したプログラムデータとコマンドとに従って、デバイス部不揮発性メモリの内容を書き換える。更新前後のバージョン情報が一致しないCPU保有デバイスが複数ある場合は、そのそれぞれについてステップA7を実行し、複数のCPU保有デバイスの不揮発性メモリを書き換える。
メモリ更新を、具体例を用いて説明する。図5は、メモリ105、メモリ112、及び、メモリ114に格納されたデータを示している。図5(a)は、メモリ105の更新前の各メモリの格納データを示している。メモリ105の制御部用領域151(図2)には、制御部103のCPU104が利用するメインプログラムが格納されている。このメインプログラムのバージョン情報は「1」である。CPU104は、メモリ105からバージョン「1」のメインプログラム(メインプログラム1)を読み出し、メインプログラム1に従って、携帯端末装置の各部を制御する。
メモリ105の電池容量測定部用領域152には、電池容量測定部108のCPU116が利用する電池容量測定プログラムが格納されている。この電池容量測定プログラムのバージョンは「1」であり、電池容量測定部バージョン情報153には「1」が格納されている。電池容量測定部108のメモリ112には、電池容量測定部用領域152に格納された電池容量測定プログラムと同じプログラム、すなわち、バージョン「1」の電池容量測定プログラム(電池容量測定プログラム1)が格納されている。電池容量測定部108のCPU116は、メモリ112から電池容量測定プログラム1を読み出し、読み出した電池容量測定プログラム1に従って、電池残容量の測定を行う。
メモリ105のカメラ制御部用領域154には、カメラ制御部113のCPU117が利用するカメラ制御プログラムが格納されている。このカメラ制御プログラムのバージョンは「1」であり、カメラ制御部バージョン情報155には「1」が格納されている。カメラ制御部113のメモリ114には、カメラ制御部用領域154に格納されたカメラ制御プログラムと同じプログラム、すなわち、バージョン「1」のカメラ制御プログラム(カメラ制御プログラム1)が格納されている。カメラ制御部113のCPU117は、メモリ114からカメラ制御プログラム1を読み出し、読み出したカメラ制御プログラム1に従って、カメラモジュール115の制御や、撮影データのフォーマット変換などを行う。
図5(b)は、更新データに従ってメモリ105を更新した後の各メモリの格納データを示している。更新データには、制御部用領域151に適用すべき差分データと、電池容量測定部用領域152及び電池容量測定部バージョン情報153に適用すべき差分データとが含まれていたとする。メインメモリ更新部302が更新データに従ってメモリ105を更新することで、制御部用領域151に格納されたメインプログラム1は、バージョン「2」のメインプログラム2に更新される。また、電池容量測定部用領域152に格納された電池容量測定プログラム1が、バージョン「2」の電池容量測定プログラム2に更新されると共に、電池容量測定部バージョン情報が「2」に更新される。なお、バージョン情報は、必ずしも更新データに含まれている必要はなく、メインメモリ更新部302が電池容量測定部用領域152の更新後に、電池容量測定部バージョン情報153に新たなバージョン情報を書き込んでもよい。
判定部303は、メモリ105の更新後に、更新の前後の電池容量測定部バージョン情報153、及び、カメラ制御部バージョン情報155を比較する。図5(a)と図5(b)における電池容量測定部バージョン情報153を比較すると、電池容量測定部バージョン情報153は「1」から「2」に変化している。判定部303は、電池容量測定部用領域152に格納された電池容量測定プログラムがバージョンアップされたと判定し、電池容量測定部108のメモリ112の更新(プログラムの書き換え)が必要であると判定する。一方、カメラ制御部部バージョン情報155は、更新の前後で変化していない。判定部303は、カメラ制御部113のメモリ114の更新は不要と判定する。
図5(c)は、電池容量測定部108のメモリ112を更新した後の各メモリの格納データを示している。判定部303は、デバイスメモリ更新部304に、更新対象が電池容量測定部108である旨を通知する。デバイスメモリ更新部304は、メモリ105の電池容量測定部用領域152から、電池容量測定プログラム2を読み出す。デバイスメモリ更新部304は、書き換え手順に従って、読み出した電池容量測定用プログラム2と、書き込みコマンドとを、電池容量測定部108に送信する。電池容量測定部108は、受信した電池容量測定プログラム2を、メモリ112に書き込む。カメラ制御部113のメモリ114に格納されたカメラ制御プログラムは、カメラ制御プログラム1のまま変化しない。
更新処理を行うことで、制御部103のメモリ105に格納されたメインプログラムは、バージョン「1」からバージョン「2」へ変化する。また、電池容量測定部108のメモリ112に格納された電池容量測定用プログラムは、バージョン「1」からバージョン「2」へ変化する。制御部103は、メモリ105の更新後、メモリ105からメインプログラム2を読み出し、読み出したメインプログラム2に従って、携帯端末装置の各部を制御する。また、電池容量測定部108は、メモリ112から電池容量測定プログラム2を読み出し、読み出した電池容量測定プログラムに従って、電池残容量の測定を行う。一方、カメラ制御部113は、引き続き、メモリ114に格納されたカメラ制御プログラム1で動作する。
本実施形態では、制御部103内のメモリ105は、制御部103が利用する情報を格納する領域(図2の制御部用領域151)と、CPU保有デバイスである電池容量測定部108のメモリ112及びカメラ制御部113のメモリ114の書き換え用の情報を格納する領域(図2の電池容量測定部用領域152、カメラ制御部用領域154)とを有する。メインメモリ更新部302は、更新データ受信部301が受信した更新データに従って、メモリ105の内容を更新する。この更新で、制御部103が利用するメインプログラム、電池容量測定部108が利用する電池容量測定プログラム、及び、カメラ制御部113が利用するカメラ制御プログラムのうちの少なくとも1つが更新される。
判定部303は、メインメモリ105にて、更新の前後で、電池容量測定部用領域152又はカメラ制御部用領域154に変更があったか否かを判定する。デバイスメモリ更新部304は、変更があったときは、電池容量測定部用領域152及びカメラ制御部用領域154のうちの変更があった領域から変更後の情報を読み出し、対応するCPU保有デバイスの不揮発性メモリ(電池容量測定部108のメモリ112、又は、カメラ制御部113のメモリ114)に、読み出した情報を書き込む。
本実施形態では、メインメモリ更新部302は、通信網を利用してメモリに格納された情報を書き換える機能を利用して、メモリ105の内容を更新する。メモリ105には、CPU保有デバイスの不揮発性メモリの書き換えに用いる情報を格納する領域を設けておく。デバイスメモリ更新手段は、メモリ105の書き換えに用いる情報を格納する領域から読み出した情報を用いて、CPU保有デバイスの不揮発性メモリの書き換え行う。通信網を利用してメモリに格納された情報を書き換える機能が、メインのメモリ105の書き換えにしか対応していない場合、その機能を利用してCPU保有デバイスの不揮発性メモリを書き換えることはできない。本実施形態では、メモリ105を介してCPU保有デバイスの不揮発性メモリの書き換えを行う。このため、通信網を介して受信した更新データを用いてメモリに格納される情報を書き換える機能を利用して、CPU保有デバイスの不揮発性メモリに格納される情報を書き換えることができる。
なお、図2では、各CPU保有デバイスの不揮発性メモリの領域を単一の領域として取り扱ったが、CPU保有デバイスの不揮発性メモリを複数の領域に分割して管理することも可能である。図6は、制御部のメモリ及びCPU保有デバイスのメモリの領域割り当てを示している。メモリ118は、CPU保有デバイスが有するメモリである。メモリ118は、プログラム領域181とデータ領域182とを有する。プログラム領域181は、CPU保有デバイスのCPUの動作を規定するプログラムを格納する領域である。データ領域182は、CPU保有デバイスが処理に用いるデータ等を格納する領域である。
制御部103(図1)のメモリ105は、プログラム領域156、データ領域157、プログラム書き換え用領域158、プログラムバージョン情報159、データ書き換え用領域160、及び、データバージョン情報161を有する。プログラム領域156及びデータ領域157は、制御部103が利用する情報を格納する領域である。プログラム領域156は、制御部103のCPU104の動作を規定するプログラム(メインプログラム)を格納する領域である。データ領域157は、制御部103が処理に用いるデータ等を格納する領域である。
プログラム書き換え用領域158及びデータ書き換え用領域160は、CPU保有デバイスの不揮発性メモリの書き換えに用いる領域である。プログラム書き換え用領域158は、CPU保有デバイスのメモリ118におけるプログラム領域181の書き換えに用いられる領域である。プログラムバージョン情報159は、プログラム書き換え用領域158に格納された情報のバージョン情報である。データ書き換え用領域160は、メモリ118におけるデータ領域182を書き換える際に用いられる領域である。データバージョン情報は、データ書き換え用領域160に格納された情報のバージョン情報である。
判定部303(図3)は、図4のステップA3で、メモリ105から、更新前のプログラムバージョン情報159とデータバージョン情報161とを読み出す。また、判定部303は、ステップA4でメモリ105が更新された後、ステップA5で、メモリ105から、更新後のプログラムバージョン情報159及びデータバージョン情報161を読み出す。判定部303は、ステップA6で、更新前後のプログラムバージョン情報159及びデータバージョン情報161が一致するか否かを判定する。判定部303は、判定の結果、更新前後のプログラムバージョン情報159が一致し、かつ、更新前後のデータバージョン情報161が一致すると判定したときは、CPU保有デバイスのメモリ118の更新は必要ないと判定する。判定部303は、何れか一方又は双方が更新の前後で一致しないと判定すると、CPU保有デバイスのメモリ118のメモリ更新が必要と判断する。
デバイスメモリ更新部304は、更新の前後でバージョン情報が一致しない領域の書き換えを行う。すなわち、デバイスメモリ更新部304は、更新前後でプログラムバージョン情報159が一致しないときは、メモリ105のプログラム書き換え用領域158から書き換えデータを読み出し、読み出した書き換えデータを、CPU保有デバイスのメモリ118のプログラム領域181に書き込む。また、デバイスメモリ更新部304は、更新前後でデータバージョン情報161が一致しないときは、メモリ105のデータ書き換え用領域160から書き換えデータを読み出し、読み出した書き換えデータを、CPU保有デバイスのメモリ118のデータ領域182に書き込む。
CPU保有デバイスのメモリ118を複数の領域に分け、制御部103のメモリ105に、メモリ118における複数の領域のそれぞれに対応した領域の書き換えに用いる領域を設ける。このようにする場合、メモリ118のうち、更新(書き換え)が必要な領域のみを書き換えることができる。例えば、上記のケースで、プログラム領域のみに更新が必要であれば、メモリ118のプログラム領域181を、制御部103のメモリ105のプログラム書き換え用領域158に格納された情報を用いて書き換えることができる。この場合、図6にて、メモリ118のプログラム領域181に格納するプログラムを、バージョン「1」から「2」に更新しつつ、データ領域182に格納するデータを、バージョン「1」のままにすることができる。メモリ118を複数の領域に分け、領域単位での書き換えを可能することで、効率的な書き換えが可能になる。
メモリ118に書換不可の領域を設定し、その領域はデータの書き換えを行わないようにしてもよい。図7は、CPU保有デバイスの不揮発性メモリが書換不可の領域有する場合のメモリ領域割り当てを示している。CPU保有デバイスのメモリ118は、プログラム領域181、データ領域182、及び、書換不可データ領域183を有する。図7では、図6に示すメモリ118の領域に、書換不可データ領域(不変領域)183が追加されている。書換不可データ領域183は、例えば、CPU保有デバイスがバージョンアップしたときでも、バージョンアップ後も引き続き利用したいデータなどを格納するデータ領域である。
制御部103(図1)のメモリ105は、プログラム領域156、データ領域157、プログラム書き換え用領域158、プログラムバージョン情報159、データ書き換え用領域160、162、及び、データバージョン情報161を有する。図7では、図6に示すメモリ105のメモリ領域に、データ書き換え用領域162が追加されている。データ書き換え用領域162は、メモリ118の書換不可データ領域183に対応した領域である。一時領域163は、メモリ118におけるデータ領域182及び書換不可データ領域183のデータ書き換えに用いられる領域である。一時領域163は、データ書き換え用領域160に格納されたデータと、メモリ118の書換不可データ領域183に格納されたデータを合わせたデータを格納する。一時領域163に格納されたデータが、メモリ118のデータ領域の更新に用いられるデータになる。
図8は、CPU保有デバイスの不揮発性メモリが書換不可データ領域を含む場合のメモリ更新の手順を示している。更新処理の開始から、更新前後のバージョン情報の比較までの手順(ステップA1〜A6)は、図4に示す手順と同様である。デバイスメモリ更新部304(図3)は、メモリ118のデータ領域の書き換えが必要な場合、メモリ118から、書換不可データ領域183に格納されたデータを読み出す(ステップB7)。デバイスメモリ更新部304は、読み出した書換不可データ領域183のデータを、作業用の領域である一時領域163に格納する。
デバイスメモリ更新部304は、メモリ105から、データ書き換え用領域160に格納されたデータを読み出し、これを一時領域163に格納する(ステップB8)。データ書き換え用領域160から読み出したデータと、メモリ118の書換不可データ領域183から読み出したデータとを合わせたものが、メモリ118のデータ領域に書き込むべきデータとなる。デバイスメモリ更新部304は、一時領域163に格納されたデータと書き込みコマンドとをCPU保有デバイスに送信する(ステップB9)。CPU保有デバイスは、受信したデータをデータ領域182及び書換不可データ領域183に書き込む。このとき、書換不可データ領域183には、ステップB7で書換不可データ領域183から読み出されたデータが書き戻される形になるので、データ内容は不変である。
なお、デバイスメモリ更新部304は、CPU保有デバイスの不揮発性メモリにて更新の対象が書換不可領域を含まないときは、図4に示す手順と同様な手順で、メモリ更新を行えばよい。すなわち、図7で、プログラム領域181が書き換えの対象になっているとき、プログラム領域181については、図4と同様な手順で、CPU保有デバイスのメモリ更新を行えばよい。
デバイスメモリ更新部304は、メモリ118に書換不可の領域が設定されており、その領域を含む領域が書き換えの対象になっているときは、メモリ118の書換不可の領域に格納されたデータを読み出し、これと、制御部103のメモリ105の書き換え用データとを組み合わせる。その後デバイスメモリ更新部304は、組み合わせたデータを、CPU保有デバイスのメモリ118に書き込む。このようにすることで、書き換える必要がない領域を書き換えることなく、CPU保有デバイスの不揮発性メモリに格納されたプログラムやデータを書き換えることができる。
CPU保有デバイスは、携帯端末装置に内蔵されている必要はなく、CPU保有デバイスが携帯端末装置に装着される部分に搭載される構成でもよい。この場合、CPU保有デバイスにおける不揮発性メモリに格納された情報のバージョン情報(更新前)は、CPU保有デバイスに問い合わせて取得すればよい。図9は、電池パックにCPU保有デバイス(電池容量測定部)が搭載される例を示している。電池パック119は、電池容量測定部108を有する。電池パック119は、携帯端末装置の使用状態では、携帯端末装置に装着される。
判定部303は、ステップA3で、電池パック119に実装された電池容量測定部108に、メモリ112内に格納された情報のバージョン情報を問い合わせる。その後、判定部303は、ステップA5で、更新後のメモリ105における電池容量測定部バージョン情報153(図2)と、ステップA3で電池容量測定部108から取得したバージョン情報とを比較する。その後の手順は、上記実施形態で説明して手順と同様である。書換対象のCPU保有デバイスの不揮発性メモリが携帯端末装置の外部に実装される場合でも、バージョン情報をCPU保有デバイスに問い合わせることで、書き換えの必要性の有無を判断できる。CPU保有デバイスが携帯端末装置の外部の置かれる場合、CPU保有デバイスが携帯端末装置に装着されるたびに、バージョンのチェックを行ってもよい。
以上、本発明をその好適な実施形態に基づいて説明したが、本発明の携帯端末装置、メモリ更新方法、及び、プログラムは、上記実施形態にのみ限定されるものではなく、上記実施形態の構成から種々の修正及び変更を施したものも、本発明の範囲に含まれる。
最後に、本発明の最小構成について説明する。本発明の携帯端末装置は、最小構成として、少なくとも1つのCPU保有デバイスと、メインメモリと、更新データ受信手段と、メインメモリ更新手段と、判定手段と、デバイスメモリ更新手段とを有する。CPU保有デバイスは、デバイス部CPUと、デバイス部CPUが利用する情報を格納するデバイス部不揮発性メモリとを有する。メインメモリは、メインのCPUが利用する情報を格納する領域と、デバイス部不揮発性メモリの書き換えに用いる情報を格納する領域とを有する。
更新データ受信手段は、メインメモリの更新データを通信網を介して受信する。メインメモリ更新手段は、更新データをメインメモリに適用し、更新データに従ってメインメモリが格納する情報を更新する。判定手段は、メインメモリ更新の前後で、メインメモリ内のデバイス部不揮発性メモリの書き換えに用いる情報を格納する領域の情報に変更があったか否かを判定する。デバイスメモリ更新手段は、判定手段が変更があったと判定すると、書き換えに用いる情報を格納する領域から変更された情報を読み出し、対応するCPU保有デバイスが有するデバイス部不揮発性メモリに、読み出した情報を書き込む。
本発明のメモリ更新方法は、最小構成として、メインCPUが利用する情報を格納する領域と、CPU保有デバイスのデバイス部CPUが利用する情報を格納するデバイス部不揮発性メモリの書き換えに用いる情報を格納する領域とを有するメインメモリの更新データを、通信網を介して受信するステップと、更新データをメインメモリに適用し、更新データに従ってメインメモリが格納する情報を更新するステップと、更新の前後で、デバイス部不揮発性メモリの書き換えに用いる領域に格納される情報が変更されたか否かを判定するステップと、判定するステップで変更されたと判定すると、書き換えに用いる情報を格納する領域から変更された情報を読み出し、対応するCPU保有デバイスのデバイス部不揮発性メモリに、読み出した情報を書き込むステップとを有する。
本発明のプログラムは、最小構成として、メインCPUに、メインCPUが利用する情報を格納する領域と、CPU保有デバイスのデバイス部CPUが利用する情報を格納するデバイス部不揮発性メモリの書き換えに用いる情報を格納する領域とを有するメインメモリの更新データを、通信網を介して受信する処理と、更新データをメインメモリに適用し、更新データに従ってメインメモリが格納する情報を更新する処理と、更新の前後で、デバイス部不揮発性メモリの書き換えに用いる領域に格納される情報が変更されたか否かを判定する処理と、判定する処理で変更されたと判定されると、書き換えに用いる情報を格納する領域から変更された情報を読み出し、対応するCPU保有デバイスのデバイス部不揮発性メモリに、読み出した情報を書き込む処理とを実行させる。
本発明では、メインメモリに、デバイス部不揮発性メモリの書き換えに用いる情報を格納する領域を設ける。メインメモリ更新の際に、メインメモリにデバイス部不揮発性メモリの書き換えに用いる情報を格納し、これを用いて、デバイス不揮発性メモリの更新を行う。このようにすることで、通信網を介して受信した更新データを用いてメインメモリに格納された情報を書き換える機能を利用して、CPU保有デバイス内部の不揮発性メモリに格納する情報を書き換えることができる。
101:アンテナ
102:無線部
103:制御部
104:CPU(メインCPU)
105:メモリ(メインメモリ)
106:LCD表示部
107:操作部
108:電池容量測定部
109:レシーバー
110:マイク
111:音声処理部
112、114:メモリ(デバイス部不揮発性メモリ)
113:カメラ制御部
115:カメラモジュール
116、117:CPU(デバイス部CPU)
118:メモリ
119:電池パック
151:制御部用領域
152:電池容量測定部用領域
153:電池容量測定部バージョン情報
154:カメラ制御部用領域
155:カメラ制御部バージョン情報
156:プログラム領域
157:データ領域
158:プログラム書き換え用領域
159:プログラムバージョン情報
160:データ書き換え用領域
161:データバージョン情報
162:データ書き換え用領域(書換不可領域用)
163:一時領域
181:プログラム領域
182:データ領域
183:書換不可領域
301:更新データ受信部
302:メインメモリ更新部
303:判定部
304:デバイスメモリ更新部

Claims (15)

  1. それぞれが、デバイス部CPU(Central Processing Unit)、及び、該デバイス部CPUが利用する情報を格納するデバイス部不揮発性メモリを有する、少なくとも1つのCPU保有デバイスと、
    メインCPUが利用する情報を格納する領域と、前記CPU保有デバイスのデバイス部不揮発性メモリの書き換えに用いる情報を格納する領域とを有するメインメモリと、
    前記メインメモリの更新データを通信網を介して受信する更新データ受信手段と、
    前記更新データを前記メインメモリに適用し、前記更新データに従って、前記メインCPUが利用する情報を格納する領域、及び、前記CPU保有デバイスのデバイス部不揮発性メモリの書き換えに用いる情報を格納する領域に前記メインメモリが格納する情報を更新する更新手段と、
    前記更新の前後で、前記デバイス部不揮発性メモリの書き換えに用いる領域に格納される情報が変更されたか否かを判定する判定手段と、
    前記判定手段が変更されたと判定すると、前記書き換えに用いる情報を格納する領域から前記変更された情報を読み出し、対応するCPU保有デバイスが有するデバイス部不揮発性メモリに、前記読み出した情報を書き込むデバイスメモリ更新手段とを備える携帯端末装置。
  2. 前記メインメモリが、前記CPU保有デバイスのそれぞれが利用する情報のバージョン情報を更に格納しており、前記判定手段は、前記更新の前後でバージョン情報を比較し、該比較結果に基づいて、前記書き換えに用いる領域に格納される情報が変更されたか否かを判定する、請求項1に記載の携帯端末装置。
  3. 前記CPU保有デバイスが利用する情報が、プログラム部分とデータ部分とに分かれており、前記バージョン情報が、前記プログラム部分のバージョン情報と前記データ部分のバージョン情報とを含む、請求項2に記載の携帯端末装置。
  4. 前記判定手段は、前記CPU保有デバイスから、前記デバイス部不揮発性メモリに格納された情報のバージョン情報を取得し、該取得したバージョン情報と、前記メインメモリの更新後に前記メインメモリに格納されたバージョン情報とを比較する、請求項2又は3に記載の携帯端末装置。
  5. 前記CPU保有デバイスが利用する情報が書換不可の部分を含み、前記デバイスメモリ更新手段は、前記デバイス部不揮発性メモリから前記書換不可の部分に格納された情報を読み出し、該読み出した情報と、前記書き換えに用いる情報を格納する領域から読み出した情報とを合わせた情報を、前記デバイス部不揮発性メモリに書き込む、請求項1乃至4の何れか一に記載の携帯端末装置。
  6. メインCPU(Central Processing Unit)が、該メインCPUが利用する情報を格納する領域と、CPU保有デバイスのデバイス部CPUが利用する情報を格納するデバイス部不揮発性メモリの書き換えに用いる情報を格納する領域とを有するメインメモリの更新データを、通信網を介して受信するステップと、
    前記メインCPUが、前記更新データを前記メインメモリに適用し、前記更新データに従って、前記メインCPUが利用する情報を格納する領域、及び、前記CPU保有デバイスのデバイス部不揮発性メモリの書き換えに用いる情報を格納する領域に前記メインメモリが格納する情報を更新するステップと、
    前記メインCPUが、前記更新の前後で、前記デバイス部不揮発性メモリの書き換えに用いる領域に格納される情報が変更されたか否かを判定するステップと、
    前記メインCPUが、前記判定するステップで変更されたと判定すると、前記書き換えに用いる情報を格納する領域から前記変更された情報を読み出し、対応するCPU保有デバイスのデバイス部不揮発性メモリに、前記読み出した情報を書き込むステップとを有するメモリ更新方法。
  7. 前記メインメモリが、前記CPU保有デバイスのそれぞれが利用する情報のバージョン情報を更に格納しており、前記メインCPUは、前記判定するステップでは、前記更新の前後でバージョン情報を比較し、該比較結果に基づいて、前記書き換えに用いる領域に格納される情報が変更されたか否かを判定する、請求項6に記載のメモリ更新方法。
  8. 前記CPU保有デバイスが利用する情報が、プログラム部分とデータ部分とに分かれており、前記バージョン情報が、前記プログラム部分のバージョン情報と前記データ部分のバージョン情報とを含む、請求項7に記載のメモリ更新方法。
  9. 前記メインCPUは、バージョン情報の比較に際して、前記CPU保有デバイスから、前記デバイス部不揮発性メモリに格納された情報のバージョン情報を取得し、該取得したバージョン情報と、前記メインメモリの更新後に前記メインメモリに格納されたバージョン情報とを比較する、請求項7又は8に記載のメモリ更新方法。
  10. 前記CPU保有デバイスが利用する情報が書換不可の部分を含み、前記メインCPUは、前記デバイス部不揮発メモリに書き込むステップでは、前記デバイス部不揮発性メモリから前記書換不可の部分に格納された情報を読み出し、該読み出した情報と、前記書き換えに用いる情報を格納する領域から読み出した情報とを合わせた情報を、前記デバイス部不揮発性メモリに書き込む、請求項6乃至9の何れか一に記載のメモリ更新方法。
  11. メインCPU(Central Processing Unit)に
    前記メインCPUが利用する情報を格納する領域と、CPU保有デバイスのデバイス部CPUが利用する情報を格納するデバイス部不揮発性メモリの書き換えに用いる情報を格納する領域とを有するメインメモリの更新データを、通信網を介して受信する処理と、
    前記更新データを前記メインメモリに適用し、前記更新データに従って、前記メインCPUが利用する情報を格納する領域、及び、前記CPU保有デバイスのデバイス部不揮発性メモリの書き換えに用いる情報を格納する領域に前記メインメモリが格納する情報を更新する処理と、
    前記更新の前後で、前記デバイス部不揮発性メモリの書き換えに用いる領域に格納される情報が変更されたか否かを判定する処理と、
    前記判定する処理で変更されたと判定されると、前記書き換えに用いる情報を格納する領域から前記変更された情報を読み出し、対応するCPU保有デバイスのデバイス部不揮発性メモリに、前記読み出した情報を書き込む処理とを実行させるプログラム。
  12. 前記メインメモリが、前記CPU保有デバイスのそれぞれが利用する情報のバージョン情報を更に格納しており、前記判定する処理では、前記更新の前後でバージョン情報を比較し、該比較結果に基づいて、前記書き換えに用いる領域に格納される情報が変更されたか否かを判定する、請求項11に記載のプログラム。
  13. 前記CPU保有デバイスが利用する情報が、プログラム部分とデータ部分とに分かれており、前記バージョン情報が、前記プログラム部分のバージョン情報と前記データ部分のバージョン情報とを含む、請求項12に記載のプログラム。
  14. 前記判定する処理では、バージョン情報の比較に先立って、前記CPU保有デバイスから前記デバイス部不揮発性メモリに格納された情報のバージョン情報を取得し、該取得したバージョン情報と、前記メインメモリの更新後に前記メインメモリに格納されたバージョン情報とを比較する、請求項12又13に記載のプログラム。
  15. 前記CPU保有デバイスが利用する情報が書換不可の部分を含み、前記デバイス部不揮発メモリに書き込む処理では、前記デバイス部不揮発性メモリから前記書換不可の部分に格納された情報を読み出し、該読み出した情報と、前記書き換えに用いる情報を格納する領域から読み出した情報とを合わせた情報を、前記デバイス部不揮発性メモリに書き込む、請求項11乃至14の何れか一に記載のプログラム。
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