JP2009065463A - 放送受信装置とソフトウェア更新方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】新たなソフトウェアに正しく更新できるようにする。
【解決手段】ディジタル放送を受信して得られたダウンロードデータを不揮発性メモリ32に格納する。周辺デバイス制御部35は、不揮発性メモリ36に格納された周辺デバイス制御プログラムを実行して周辺デバイス部を制御する。不揮発性メモリ32に格納されているダウンロードデータに含まれた新たな周辺デバイス制御プログラムを用いて、不揮発性メモリ36に格納されている周辺デバイス制御プログラムの更新を行うとき、このプログラムを削除したのち、第一の識別情報と新たな周辺デバイス制御プログラムを不揮発性メモリ36に書き込み、書き込みが完了したとき、第一の識別情報と等しい第二の識別情報を第一の識別情報とは異なるブロックに書き込む。
【選択図】 図1
【解決手段】ディジタル放送を受信して得られたダウンロードデータを不揮発性メモリ32に格納する。周辺デバイス制御部35は、不揮発性メモリ36に格納された周辺デバイス制御プログラムを実行して周辺デバイス部を制御する。不揮発性メモリ32に格納されているダウンロードデータに含まれた新たな周辺デバイス制御プログラムを用いて、不揮発性メモリ36に格納されている周辺デバイス制御プログラムの更新を行うとき、このプログラムを削除したのち、第一の識別情報と新たな周辺デバイス制御プログラムを不揮発性メモリ36に書き込み、書き込みが完了したとき、第一の識別情報と等しい第二の識別情報を第一の識別情報とは異なるブロックに書き込む。
【選択図】 図1
Description
この発明は、放送受信装置とソフトウェア更新方法に関する。詳しくは、ディジタル放送を受信する放送受信部および放送受信部とは異なる処理を行う周辺デバイス部を有する放送受信装置において、ダウンロードデータで周辺デバイス部を制御するための周辺デバイス制御プログラムを更新する際に、更新を正しく完了させることができるようにするものである。
衛星ディジタル放送や地上ディジタル放送を受信する放送受信装置では、外部の記録媒体、または放送波を利用して配信される制御プログラムおよび制御データ等のソフトウェア(以下、ダウンロードデータ)を取り込み、放送受信装置の所定のメモリに蓄積したのち、蓄積したダウンロードデータを用いて、現在のソフトウェアを更新することで、不具合の修正や機能の追加などが行われている。
また、放送受信装置では、放送受信機能だけでなく他の機能例えば放送コンテンツを提示する機能や放送コンテンツの記録再生機能等も設けられており、放送受信機能は放送受信制御部、他の機能は周辺デバイス制御部でそれぞれ制御することが行われている。
このような放送受信装置において、ダウンロードデータを用いて現在のソフトウェアの更新中に電源オフ状態例えば放送受信装置の主電源がオフ状態とされたり、放送受信装置への電力供給が停止された状態となった場合、ソフトウェアが破壊されてしまうことがある。このため、ソフトウェアの更新中にソフトウェアが破壊されてもソフトウェアを復元できるように、バックアップ用の不揮発性メモリを設けてソフトウェアを格納しておくことが行われている。しかし、放送受信制御部と周辺デバイス制御部のそれぞれにバックアップ用の不揮発性メモリを設けるものとすると、コストアップとなってしまう。したがって、特許文献1の発明では、放送受信制御部の不揮発性メモリにダウンロードデータを格納して、この放送受信制御部の不揮発性メモリに格納されているダウンロードデータを周辺デバイス制御部から読み出して、周辺デバイス制御部の不揮発性メモリに格納されているソフトウェア例えば制御プログラムを更新することが行われている。
また、特許文献1の発明では、周辺デバイス制御部の不揮発性メモリに、制御プログラムが実行できるか否かを示す識別子を格納させておくことで、制御プログラムの更新中に電源オフ状態となっても、識別子によって制御プログラムが実行できないことが示されたとき、制御プログラムの更新が繰り返し行われている。
ところで、不揮発性メモリ例えばフラッシュメモリは、1バイト単位の書き換えはできず、予め数キロ〜数十キロバイトからなるブロック単位で消去してから書き込みを行うものとされている。このため、制御プログラムが実行できるか否かを示す識別子を、特許文献1の発明のように制御プログラムと別個に書き込みや消去を行うものとすると、数キロ〜数十キロバイトからなるブロックを識別子のために割り当てなければならず効率よく不揮発性メモリを利用することができない。例えば、識別子のために1つのブロックを割り当てたことで、容量の大きな不揮発性メモリが必要となってしまいコストアップとなってしまうおそれがある。
また、制御プログラムと同じブロック内に、制御プログラムが実行できるか否かを示す識別子を設けた場合、更新前の制御プログラムが記録されているブロック領域を消去している際に、電源がオフ状態とされるなどの不慮の事故がおきると、識別子のデータが不定の値となってしまい、制御プログラムが実行できない場合であっても識別子が実行できることを示す状態となって、実行不能な制御プログラムが実行されてしまうおそれが生じる。
そこで、この発明では、ダウンロードデータを用いてソフトウェアの更新中が行われているときに不具合が生じてソフトウェアの更新が不完全に行われた場合でも、その後ソフトウェアの更新をやり直して新たなソフトウェアに正しく更新できる放送受信装置とソフトウェア更新方法を提供するものである。
この発明の概念は、第一の不揮発性メモリに格納されているダウンロードデータに含まれた新たな周辺デバイス制御プログラムを用いて、第二の不揮発性メモリに格納されている周辺デバイス制御プログラムの更新を行う際に、周辺デバイス制御プログラムを削除したのち、第一の識別情報と新たな周辺デバイス制御プログラムを第二の不揮発性メモリに書き込み、この新たな周辺デバイス制御プログラムの書き込みが完了したとき、第一の識別情報と等しい第二の識別情報を第一の識別情報とは異なるブロックに書き込むことにある。
この発明の放送受信装置は、ディジタル放送を受信する放送受信部および放送受信部とは異なる処理を行う周辺デバイス部を有する放送受信装置において、放送受信部を制御する放送受信制御部と、放送受信制御部で実行する放送受信制御プログラムとディジタル放送を受信して得られたダウンロードデータを格納する第一の不揮発性メモリと、周辺デバイス部を制御する周辺デバイス制御部と、周辺デバイス制御部で実行する周辺デバイス制御プログラムを格納する第二の不揮発性メモリとを有し、周辺デバイス制御部は、第一の不揮発性メモリに格納されているダウンロードデータに含まれた新たな周辺デバイス制御プログラムを用いて、第二の不揮発性メモリに格納されている周辺デバイス制御プログラムの更新を行い、周辺デバイス制御プログラムの更新では、周辺デバイス制御プログラムを削除したのち、第一の識別情報と新たな周辺デバイス制御プログラムを第二の不揮発性メモリに書き込み、新たな周辺デバイス制御プログラムの書き込みが完了したとき、第一の識別情報と等しい第二の識別情報を第一の識別情報が記録されたブロックとは異なるブロックに書き込むものである。
また、この発明に係るソフトウェア更新方法は、ディジタル放送を受信する放送受信部および放送受信部とは異なる処理を行う周辺デバイス部を有する放送受信装置のソフトウェア更新方法において、ディジタル放送を受信してダウンロードデータを第一の不揮発性メモリに格納する工程と、第二の不揮発性メモリに格納されている周辺デバイス部を制御するための周辺デバイス制御プログラムを削除する工程と、第一の識別情報とダウンロードデータに含まれた新たな周辺デバイス制御プログラムを第二の不揮発性メモリに書き込む工程と、新たな周辺デバイス制御プログラムの書き込みが完了したとき、第一の識別情報と等しい第二の識別情報を第二の不揮発性メモリの第一の識別情報が記録されたブロックとは異なるブロックに書き込む工程とを有するものである。
この発明によれば、第一の不揮発性メモリに格納されているダウンロードデータの新たな周辺デバイス制御プログラムを用いて、第二の不揮発性メモリに格納されている周辺デバイス制御プログラムを更新するとき、周辺デバイス制御プログラムを削除したのち、第一の識別情報と新たな周辺デバイス制御プログラムを第二の不揮発性メモリに書き込み、この新たな周辺デバイス制御プログラムの書き込みが完了したとき、第一の識別情報と等しい第二の識別情報が、第二の不揮発性メモリの第一の識別情報が記録されたブロックとは異なるブロックに書き込まれる。
このため、ソフトウェアの更新中に電源オフ状態等とされて、ソフトウェアが不完全となったときでも、第一の識別情報と第二の識別情報に基づいて、ソフトウェアの更新をやり直して新たなソフトウェアに正しく更新できる。
以下、図を参照しながら、この発明の実施の一形態について説明する。図1は放送受信装置10の構成を示している。
放送受信装置10のアンテナ11は、テレビジョン放送を受信して得られた放送信号RFをチューナ部12に供給する。チューナ部12は、後述する放送受信制御部31からの制御信号CTaに基づき所望の伝送チャンネル(周波数チャンネルともいう)を選局する。また所望の伝送チャンネルを選局して得られた中間周波信号RSをディジタル復調部13に供給する。
ディジタル復調部13は、テレビジョン放送で用いられている変調方式に対応した復調処理例えばQFDM復調処理やQPSK復調処理等を行い、得られたトランスポートストリームTSをデマルチプレクサ14に供給する。
デマルチプレクサ14は、後述する放送受信制御部31からの制御信号CTaに基づき、トランスポートストリームTSに時分割多重されている所望の編成チャンネル(サービス)の映像信号DTvと音声信号DTaを分離してデコード部15に供給する。また、ダウンロードサービスの告知情報(例えばSDTT:Software Download Trigger Table)やダウンロードデータ等である情報信号DTcを、トランスポートストリームTSから分離して放送受信制御部31に供給する。
デコード部15は、デマルチプレクサ14から供給された映像信号DTvの復号を行い、得られた映像信号VSaを映像信号処理部21に供給する。また、デコード部15は、音声信号DTaの復号を行い、得られた音声信号ASaを音声出力処理部25に供給する。
映像信号処理部21は、デコード部15から供給された映像信号VSaに対して、後述する周辺デバイス制御部35からの制御信号CTbに基づき映像信号処理、例えばインタレース/プログレッシブ変換(I/P変換)処理や画素数変換処理等を行う。さらに、処理後の映像信号に対してシャープネス補正や色合い補正、ホワイトバランス補正、ノイズ除去等の画質改善処理を行い、映像信号VSbとして映像出力処理部22に供給する。
映像出力処理部22には、例えばLCD(Liquid Crystal Display),PDP(Plasma Display Panel),EL(Electro Luminescence),陰極線管などの表示デバイスを用いて構成された表示部50が接続されている。映像出力処理部22は、映像信号VSbに基づき、表示デバイスを駆動するための表示駆動信号DRvを生成して表示部50に供給する。このため表示部50で放送番組の映像表示を行うことができる。
音声出力処理部25には、スピーカを用いて構成された音声出力部55が接続されている。音声出力処理部25は、デコード部15から供給された音声信号ASaに対して、周辺デバイス制御部35からの制御信号CTbに基づき音声処理例えば信号レベル調整や音質調整、ノイズ除去処理等を行い、音声処理後の音声出力信号DRaを音声出力部55に供給して音声出力を行う。
放送受信制御部31は、CPU(Central Processing Unit)等を用いて構成されている。また、放送受信制御部31には、不揮発性メモリ32や記録媒体スロット33が接続されている。放送受信制御部31は、不揮発性メモリ32に格納されている放送受信制御プログラムを実行して、後述する周辺デバイス制御部35との通信に基づいた制御信号CTaを生成して放送受信部であるチューナ部12やデマルチプレクサ14等の動作を制御する。また、放送受信制御部31は、デマルチプレクサ14から供給された情報信号DTcによって示されたダウンロードサービスの告知情報に基づきダウンロードデータを取得して不揮発性メモリ32に格納させる。さらに、放送受信制御部31は、ダウンロードデータが記録されている記録媒体60が記録媒体スロット33に装着されているとき、この記録媒体60に記録されているダウンロードデータを読み出して不揮発性メモリ32に格納する処理を行う。
周辺デバイス制御部35は、CPU等を用いて構成されている。また、周辺デバイス制御部35には、不揮発性メモリ36やユーザインタフェース部37が接続されている。ユーザインタフェース部37はユーザ操作に応じた操作信号PSを周辺デバイス制御部35に供給するものであり、例えば操作キーやリモートコントロール信号受信部等で構成されている。
周辺デバイス制御部35は、不揮発性メモリ36に格納されている周辺デバイス制御プログラムを実行して制御動作を行う。ここで、周辺デバイス制御部35は、放送受信制御部31と通信を行い、操作信号PSに応じた制御信号CTaを放送受信制御部31で生成させることで、ユーザ操作に応じて受信するチャンネルの切り換え等を行う。また、周辺デバイス制御部35は、制御信号CTbを生成して周辺デバイス部である映像信号処理部21や映像出力処理部22,音声出力処理部25に供給することで、周辺デバイス部の動作を制御する。さらに、周辺デバイス制御部35は、放送受信制御部31と通信を行い、不揮発性メモリ32に格納されているダウンロードデータに含まれた新たな周辺デバイス制御プログラム(以下「更新用プログラム」という)を用いて、不揮発性メモリ36に格納されている周辺デバイス制御プログラムの更新を行う。
図2は、不揮発性メモリ32のメモリ領域割り当てを例示したものである。不揮発性メモリ32は、放送受信制御部31が実行する放送受信制御プログラムに加えて、ダウンロードデータを格納できるようにメモリ容量が設定されている。この不揮発性メモリ32は、ブロック単位で消去が行われるものであり、放送受信制御制御プログラムとダウンロードデータは、不揮発性メモリ32の異なるブロックに書き込まれる。
図3は、不揮発性メモリ36のメモリ領域割り当てを例示したものである。不揮発性メモリ36は、不揮発性メモリ32と同様にブロック単位で消去が行われるものであり、周辺デバイス制御プログラムや後述するブートプログラムとダウンロードプログラムが異なるブロックに書き込まれる。
メモリ領域ARm1は、書き換え可能に設定されている領域であり、周辺デバイス制御部35が実行する周辺デバイス制御プログラムが格納される。メモリ領域ARm2,ARm3は、書き換え不能に設定された領域であり、例えばメモリ領域ARm2には、電源オン状態とされて最初に読み出されるブートプログラムが格納される。メモリ領域ARm3には、メモリ領域ARm1の周辺デバイス制御プログラムを更新用プログラムに書き換えるためのダウンロードプログラムが格納される。
さらに、メモリ領域ARm1には、識別情報を格納する領域ARm1-a,ARm-bが異なるブロックに設けられている。この識別情報は、メモリ領域ARm1の周辺デバイス制御プログラムが動作可能である有効なプログラムか否かを識別するための情報であり、予め領域ARm1-aのデータサイズとされた規定の情報である。
図4は、ダウンロードデータの構造を示している。このダウンロードデータは、ディジタル放送を受信することにより得られて、あるいは記録媒体スロット33に装着された記録媒体60から読み出されて、放送受信制御部31の不揮発性メモリ32に格納される。
ダウンロードデータは、ヘッダ情報と更新用プログラムで構成されている。ヘッダ情報には、機種情報やバージョン情報、誤り検出訂正情報等が設けられている。更新用プログラムは、不具合に対する対処や機能の更新等が行われた新たな周辺デバイス制御プログラムである。
周辺デバイス制御部35は、ヘッダ情報の機種情報を用いることで、更新用プログラムが周辺デバイス制御部35で用いられる周辺デバイス制御プログラムであるか否かの確認を行うことができる。また、ヘッダ情報のバージョン情報と現在の制御プログラムのバージョン情報を比較して、現在の制御プログラムを新しいバージョンの制御プログラムに更新することが可能となる。また、識別情報ID-aによって周辺デバイス制御プログラムが有効であるか否かを判別できる。
次に、周辺デバイス制御部の動作について説明する。図5は、動作開始時例えば電源オン状態とされたときやリセット動作が行われて再起動が開始されたときの起動動作のフローチャートを示している。
動作が開始されると周辺デバイス制御部35は、ステップST1で不揮発性メモリ36のメモリ領域ARm2に格納されているブートプログラムを起動してステップST2に進む。
ステップST2で周辺デバイス制御部35は、メモリ領域ARm1の領域ARm1-aに格納されている識別情報ID-aが有効であるか否か判別する。周辺デバイス制御部35は、識別情報ID-aが予め規定された情報であって、周辺デバイス制御プログラムが有効であることを示しているときはステップST3に進み、識別情報ID-aが予め規定された情報とは異なり、周辺デバイス制御プログラムが有効であることを示していないときはステップST5に進む。
ステップST3で周辺デバイス制御部35は、メモリ領域ARm1の領域ARm1-aに格納されている識別情報ID-aと、領域ARm1-bに格納されている識別情報ID-bが一致しているか否か判別する。周辺デバイス制御部35は、識別情報ID-aと識別情報ID-bが一致するときステップST4に進み、識別情報ID-aと識別情報ID-bが一致していないときステップST5に進む。
ステップST4で周辺デバイス制御部35は、不揮発性メモリ36に格納されている周辺デバイス制御プログラムを実行する。
ステップST2あるいはステップST3からステップST5に進むと、ステップST5で周辺デバイス制御部35は、周辺デバイス制御プログラムの更新処理を行う。
図6は、周辺デバイス制御プログラムの更新処理を示すフローチャートである。なお、この更新処理は、ステップST5の処理として実行されるだけでなく、操作信号PSによってダウンロードの実行を指示する操作が行われたとき、放送受信装置がスタンバイ状態とされているときにダウンロードデータの取得や周辺デバイス制御プログラムの更新を自動的に実行するように設定がなされているときにも行われる。
ステップST11で周辺デバイス制御部35は、放送受信制御部31の不揮発性メモリ32に格納されているダウンロードデータのヘッダ情報を読み込んでステップST12に進む。
ステップST12で周辺デバイス制御部35は、読み込んだダウンロードデータのヘッダ情報から周辺デバイス制御プログラムの更新を行うか否かを判別する。周辺デバイス制御部35は、ヘッダ情報で示された機種情報が放送受信装置の機種情報と一致しており、ヘッダ情報で示されたバージョン情報が不揮発性メモリ36に格納されている周辺デバイス制御プログラムよりも新しいバージョンであることを示しているとき、周辺デバイス制御プログラムの更新を行うものと判別してステップST13に進む。また、周辺デバイス制御部35は、機種情報が放送受信装置の機種情報と一致しており、識別情報ID-aと識別情報ID-bが一致していないとき、バージョン情報に拘わらず周辺デバイス制御プログラムの更新を行うものと判別してステップST13に進む。また、機種情報が放送受信装置の機種情報と一致していない場合や、機種情報が放送受信装置の機種情報が一致していると共に識別情報ID-aと識別情報ID-bが一致しており、バージョン情報が不揮発性メモリ36に格納されている周辺デバイス制御プログラムよりも新しいバージョンでない場合、周辺デバイス制御部35は、更新を行わないものと判別してプログラム更新処理を終了する。
ステップST13で周辺デバイス制御部35は、不揮発性メモリ36に格納されている周辺デバイス制御プログラムの消去処理を行う。周辺デバイス制御部35は、書き換え可能に周辺デバイス制御プログラムが格納されているメモリ領域ARm1をブロック単位で消去して、消去が完了したときステップST14に進む。
ステップST14で周辺デバイス制御部35は、新たな周辺デバイス制御プログラムの書き込み処理を行う。周辺デバイス制御部35は、識別情報ID-aを生成して領域ARm1-aに書き込み、領域ARm1-aを除くメモリ領域ARm1に、不揮発性メモリ32から読み出した更新用プログラムを書き込み、ステップST15に進む。 また、識別情報ID-aは、更新用プログラムに予め埋め込んでおくものとしてもよい。この場合、識別情報ID-aは、例えば更新用プログラムの先頭に予め埋め込むものとして、更新用プログラムが書き込まれる領域の先頭に領域ARm1-aを設定する。このようにすれば、不揮発性メモリ32から読み出した更新用プログラムの書き込みを行うだけで領域ARm1-aに識別情報ID-aを書き込むことができるようになり、識別情報ID-aの生成と書き込みを、更新用プログラムの書き込みと別個に行う必要が無くなり、書き込み処理が容易となる。
ステップST15で周辺デバイス制御部35は、書き込み処理が正常に完了したか否かを判別する。周辺デバイス制御部35は、例えばヘッダ情報に設けられている誤り検出訂正情報を用いて、メモリ領域ARm1の周辺デバイス制御プログラムが正しいか否かを判別して、周辺デバイス制御プログラムが正しく書き込まれていると判別したときにはステップST16に進む。また、周辺デバイス制御プログラムが正しく書き込まれていると判別されないときは、周辺デバイス制御プログラムの更新処理を終了する。
ステップST16で周辺デバイス制御部35は、識別情報ID-aと等しい識別情報ID-bの書き込みを行う。すなわち、周辺デバイス制御部35は、メモリ領域ARm1の領域ARm1-aに格納されている識別情報ID-aを識別情報ID-bとして、識別情報ID-aが書き込まれた領域ARm1-aのブロックとは異なるブロックに設けられている領域ARm1-bに書き込んだ後に、周辺デバイス制御プログラムの更新処理を終了する。
この識別情報ID-bの書き込みにおいて、識別情報ID-bが書き込まれる領域ARm1-bを、周辺デバイス制御プログラムが書き込まれたブロックと別個に設けると、識別情報ID-bのために1つのブロックを割り当てなければならず不揮発性メモリを効率よく利用することができない。したがって、領域ARm1-bは、周辺デバイス制御プログラムが書き込まれたブロックに設けるものとする。また、周辺デバイス制御プログラムが書き込まれたブロックが1つであるとき、あるいは周辺デバイス制御プログラムが書き込まれたブロックに領域ARm1-bを設けることができないとき、周辺デバイス制御プログラムが書き込まれたブロックとは別個のブロックに領域ARm1-bを設ける。このようにすれば、不揮発性メモリを効率よく利用できる。
この図6に示す周辺デバイス制御プログラムの更新処理を行うものとすると、周辺デバイス制御プログラムの更新が正しく行われたとき、領域ARm1-aに格納されている識別情報ID-aは、周辺デバイス制御プログラムが有効であることを示す識別情報となり、識別情報ID-bは領域ARm1-aに格納されている識別情報ID-aと等しくなる。
また、周辺デバイス制御プログラムの更新処理の途中で電源オフ状態とされてメモリ領域ARm1に書き込まれている周辺デバイス制御プログラムが不完全な状態となったとき、例えばメモリ領域ARm1に書き込まれている周辺デバイス制御プログラムを識別情報ID-aが設けられているブロックから順に消去している途中で電源オフ状態とされて、メモリ領域ARm1に書き込まれている周辺デバイス制御プログラムが不完全な状態となったとき、メモリ領域ARm1の領域ARm1-aに格納されている識別情報ID-aは消去されており、識別情報ID-bは消去前であることから、識別情報ID-aと識別情報ID-bは一致しないものとなる。また、例えばメモリ領域ARm1に周辺デバイス制御プログラムを書き込んでいる途中で電源オフ状態とされて、メモリ領域ARm1に書き込まれている周辺デバイス制御プログラムが不完全な状態となったとき、メモリ領域ARm1の領域ARm1-aには識別情報ID-aが格納されており、識別情報ID-bは消去されていることから、識別情報ID-aと識別情報ID-bは一致しないものとなる。
ここで、識別情報ID-aと識別情報ID-bが一致しない状態で図5に示す起動動作を再度実行すると、周辺デバイス制御プログラムの更新処理が行われて、メモリ領域ARm1の周辺デバイス制御プログラムを正しく更新することができる。
また、メモリ領域ARm1における領域ARm1-aの識別情報ID-aが消去されている状態で図5に示す起動動作を再度実行すると、識別情報ID-aが有効でないため周辺デバイス制御プログラムの更新処理が行われて、メモリ領域ARm1の周辺デバイス制御プログラムを正しく更新することができる。
このように、周辺デバイス制御プログラムの更新では、周辺デバイス制御プログラムを削除したのち、識別情報ID-aに続けて更新用プログラムを不揮発性メモリ36に書き込み、更新用プログラムの書き込みが完了したとき、識別情報ID-aと等しい識別情報ID-bを、識別情報ID-aが書き込まれたブロックとは異なるブロックに書き込む。このようにすれば、周辺デバイス制御プログラムの更新処理中に電源オフ状態とされてメモリ領域ARm1の周辺デバイス制御プログラムが不完全な状態となったときでも、複数の識別情報に基づきソフトウェアの更新をやり直して更新を完了させることができる。また、ハードウェアを変更する必要もない。
なお、上述の実施の形態では、周辺デバイス制御プログラムを更新する場合について説明したが、例えば放送受信制御部31の放送受信制御プログラム等を更新する場合にも同様にして、第一と第二の識別情報を設けるものとすれば、放送受信制御プログラム等の更新が不完全に行われた場合でも、その後放送受信制御プログラム等の更新を完了させることができる。なお、この場合には不揮発性メモリ32のダウンロードデータに新たな放送受信制御プログラムを含めるものとする。さらに、プログラムに限らず種々のデータを更新する場合にも同様に処理すれば、データの更新が不完全に行われた場合でも、その後データの更新を完了させることができる。
10・・・放送受信装置、11・・・アンテナ、12・・・チューナ部、13・・・ディジタル復調部、14・・・デマルチプレクサ、15・・・デコード部、21・・・映像信号処理部、22・・・映像出力処理部、25・・・音声出力処理部、31・・・放送受信制御部、32,36・・・不揮発性メモリ、33・・・記録媒体スロット、35・・・周辺デバイス制御部、37・・・ユーザインタフェース部、50・・・表示部、55・・・音声出力部、60・・・記録媒体
Claims (9)
- ディジタル放送を受信する放送受信部および前記放送受信部とは異なる処理を行う周辺デバイス部を有する放送受信装置において、
前記放送受信部を制御する放送受信制御部と、
前記放送受信制御部で実行する放送受信制御プログラムと前記ディジタル放送を受信して得られたダウンロードデータを格納する第一の不揮発性メモリと、
前記周辺デバイス部を制御する周辺デバイス制御部と、
前記周辺デバイス制御部で実行する周辺デバイス制御プログラムを格納する第二の不揮発性メモリとを有し、
前記周辺デバイス制御部は、前記第一の不揮発性メモリに格納されているダウンロードデータに含まれた新たな周辺デバイス制御プログラムを用いて、前記第二の不揮発性メモリに格納されている周辺デバイス制御プログラムの更新を行い、前記周辺デバイス制御プログラムの更新では、前記周辺デバイス制御プログラムを削除したのち、第一の識別情報と前記新たな周辺デバイス制御プログラムを前記第二の不揮発性メモリに書き込み、前記新たな周辺デバイス制御プログラムの書き込みが完了したとき、前記第一の識別情報と等しい第二の識別情報を、前記第一の識別情報が記録されたブロックとは異なるブロックに書き込む
ことを特徴とする放送受信装置。 - 前記周辺デバイス制御部は、前記周辺デバイス制御プログラムが書き込まれたブロックに前記第一の識別情報と前記第二の識別情報を書き込む
ことを特徴とする請求項1記載の放送受信装置。 - 前記周辺デバイス制御部は、第一の識別情報と第二の識別情報が一致するとき、前記周辺デバイス制御プログラムを実行する
ことを特徴とする請求項1記載の放送受信装置。 - 前記周辺デバイス制御部は、第一の識別情報と第二の識別情報が一致しないとき、前記周辺デバイス制御プログラムの更新を行う
ことを特徴とする請求項1記載の放送受信装置。 - 前記周辺デバイス制御部は、第一の識別情報として予め規定した情報を書き込む
ことを特徴とする請求項1記載の放送受信装置。 - 前記周辺デバイス制御部は、第一の識別情報が予め規定した情報を示していないとき、前記周辺デバイス制御プログラムの更新を行う
ことを特徴とする請求項5記載の放送受信装置。 - 前記ダウンロードデータが記録された記録媒体を装着する記録媒体インタフェース部を有し、
前記放送受信制御部は、前記記録媒体インタフェース部を介して前記記録媒体から前記ダウンロードデータを読み出して第一の不揮発性メモリに格納する
ことを特徴とする請求項1記載の放送受信装置。 - 前記第二の不揮発性メモリは、前記周辺デバイス制御プログラムを格納する領域と、前記新たな周辺デバイス制御プログラムを取得して前記周辺デバイス制御プログラムの更新を行うダウンロードプログラムを格納する領域を備える
ことを特徴とする請求項1記載の放送受信装置。 - ディジタル放送を受信する放送受信部および前記放送受信部とは異なる処理を行う周辺デバイス部を有する放送受信装置のソフトウェア更新方法において、
前記ディジタル放送を受信してダウンロードデータを第一の不揮発性メモリに格納する工程と、
第二の不揮発性メモリに格納されている前記周辺デバイス部を制御するための周辺デバイス制御プログラムを削除する工程と、
第一の識別情報と前記ダウンロードデータに含まれた新たな周辺デバイス制御プログラムを前記第二の不揮発性メモリに書き込む工程と、
前記新たな周辺デバイス制御プログラムの書き込みが完了したとき、前記第一の識別情報と等しい第二の識別情報を、前記第二の不揮発性メモリの前記第一の識別情報が記録されたブロックとは異なるブロックに書き込む工程とを有する
ことを特徴とするソフトウェア更新方法。
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