JP2009041934A - 形状測定装置,形状測定方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】タイヤ1等の被測定物の表面に複数の分離した光切断線が形成されるように,検出高さ方向とは異なる方向から複数のライン光を照射する投光装置10と,そのライン光の像を複数のライン光それぞれの主光線が被測定物の表面に対して正反射する方向において撮像するカメラ20とを備え,被測定物表面の一定単位の移動に応じて得られる複数の撮像画像について,予め設定された複数の独立した画像処理対象領域の画像それぞれから,光切断線の像の座標を個別に検出し,検出座標に基づいて被測定物の表面形状(高さ分布)を算出する。
【選択図】図2
Description
例えば,タイヤは,ゴムや化学繊維,スチールコード等の各種材料が積層された構造を有し,その積層構造に不均一な部分が存在すると,空気が充填された場合に相対的に耐圧性の弱い部分においてバルジと呼ばれる隆起部(凸部)や,デント又はデプレッションと呼ばれる窪み部(凹部)が生じる。そのようなバルジやデント等の形状欠陥が生じるタイヤは,安全上の問題或いは外観不良の問題から,検査して出荷対象から除外する必要がある。
従来,タイヤの形状欠陥の検査は,タイヤを回転機で回転させながら接触式もしくは非接触式のポイント測定式センサにより複数ポイントの表面高さを検出し,その表面高さの分布からタイヤの表面形状を測定することによって行われてきた。しかしながら,ポイント測定式センサを用いたタイヤの形状測定に基づく形状欠陥の検査では,配列するセンサの数の制約及び検査時間の制約から,タイヤにおける形状欠陥の検出対象面全体の形状を網羅的に測定することができず,形状欠陥の検出漏れが生じやすいという問題点があった。
一方,特許文献1には,回転するタイヤの表面にスリット光(ライン光)を照射してそのスリット光の像を撮像し,その撮像画像に基づいて光切断法による形状検出を行うことによってタイヤの表面形状を測定する技術について示されている。その特許文献1に示される技術によれば,タイヤにおける形状欠陥の検出対象面(タイヤのサイドウォール面やトレッド面)全体の形状を網羅的に(連続的に)測定することができ,形状欠陥の検出漏れを防止できる。
特許文献1にも示されるように,一般に,光切断法による形状検出を行う場合,検出対象面(タイヤのサイドウォール面等)に一の光切断線(1本の線上に光が照射された部分)が形成されるように,その光切断線における検出高さ方向(検出する表面高さの方向)から1つのライン光を照射し,その散乱反射光を特定の方向に配置されたカメラで捉えて線状のライン光の像(光切断線の像)を撮像する。
このため,特許文献1に示されるタイヤの表面形状測定において,タイヤの表面に照射したライン光の明瞭な像を得るためには,ライン光の強度(光量)を強くするか,或いはカメラの撮像レートを低く(シャッタースピードを遅く)して露光時間を長くする必要がある。
しかしながら,ライン光の強度を強くした場合,黒色で光を吸収しやいタイヤが熱的な損傷を受ける可能性があるという問題点があった。さらに,パワーの大きな光源(通常はレーザ光源)の採用は,冷却装置を必要として装置の大型化,高コスト化を招き,メンテナンス性も悪化するという問題点があった。
また,製品検査に許容される限られた時間内に,光切断線の像を回転するタイヤの周方向において十分な空間分解能で撮像しようとすると,ライン光の明瞭な像を得られるほどカメラの撮像レート(単位時間当たりの撮像回数)を低くできないという問題点があった。
例えば,タイヤの形状欠陥検査に許容される検査時間は1秒程度である。また,光切断法によるタイヤの形状測定では,光切断線の像とタイヤ表面に記された文字とを区別するため,回転するタイヤの周方向において,少なくともその文字の線幅(1mm程度)以下の空間分解能で撮像を行う必要がある。そして,その検査時間及び空間分解能の要件を満たすためには,乗用車用タイヤでは1秒当たり2000フレーム,それより大きなトラック用或いはバス用のタイヤでは1秒当たり4000フレームの撮像を行う必要がある。しかしながら,1秒当たり4000フレームという高い撮像レートで撮像を行うと,特許文献1に示される技術によっては,ライン光の明瞭な像を得ることができない。
また,前述した金属製品の生産工程等においても,限られた時間内に光切断線の像を移動する材料の表面において十分な空間分解能で撮像しようとすると,高い撮像レートで撮像する必要があり,ライン光の明瞭な像を得られなくなるという問題点があった。 さらに,限られた時間内に形状測定を完了させるためには,高い撮像レートに対応できるよう光切断線検出に要する画像処理の演算負荷を低くしなければならないという問題点もある。
従って,本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり,その目的とするところは,相対的に移動する被測定物の表面に照射したライン光の像(光切断線の像)を撮像し,その撮像画像に基づいて光切断法による形状検出を行うことによって被測定物の表面形状を測定する場合に,ライン光の強度を増強することなく,十分に高い撮像レート(例えば,1秒当たり4000フレーム以上)で光切断線の撮像を行っても,明瞭な光切断線の像を得ることができ,さらに,そのような高い撮像レートに対応できるよう光切断線検出に要する画像処理の演算負荷を低くできる形状測定装置及びその方法を提供することにある。
(1−1)前記被測定物の表面の検出高さ方向とは異なる方向から複数のライン光を照射することにより,前記被測定物の表面に,前記被測定物の表面の移動方向である第1方向に直交する第2方向に伸びるとともにその第2方向において占める範囲が相互にずれている(即ち,第2方向における中心位置が異なる)複数の分離した光切断線を形成させるライン光照射手段。
(1−2)前記被測定物の表面に形成された前記複数の分離した光切断線の像を,前記複数のライン光それぞれの主光線が前記被測定物の表面に対して正反射する方向において撮像する撮像手段。
(1−3)一定単位の前記移動に応じて前記撮像手段により得られる複数の撮像画像それぞれについて,前記撮像手段の撮像画像の座標系における前記複数の分離した光切断線それぞれに対応して予め設定された複数の独立した画像処理対象領域の画像それぞれから,前記光切断線の像の座標である光切断線座標を個別に検出する光切断線座標検出手段。
(1−4)前記光切断線座標検出手段により検出された複数の前記光切断線座標に基づいて前記被測定物の前記第1方向における表面高さ分布を算出する表面形状算出手段。
なお,「相対的に移動する被測定物の表面」とは,被測定物の表面自体が,その被測定物の直線移動や回転等によって移動する場合と,被測定物自体は固定された状態で,当該形状測定装置におけるライン光の照射及びその像の撮像を行う光学系が被測定物の表面に沿って移動する場合とを含むことを意味する。
これに対し,本発明に係る形状測定装置において,前記撮像手段は,被測定物の表面に照射されたライン光の正反射方向において光切断線の像(ライン光の像)を撮像するので,ライン光の強度を増強することなく,十分に高い撮像レート(例えば,1秒当たり4000フレーム以上)で撮像を行っても,明瞭な光切断線の像を得ることができる。しかも,前記ライン光照射手段が,ライン長の短い複数のライン光をその長手方向(前記第2方向)において占める範囲が相互にずれた状態で被測定物の表面に照射し,その複数のライン光それぞれの主光線の正反射方向に前記撮像手段が位置する。そのため,本発明によれば,前記第2方向において比較的広範囲に渡る複数の光切断線の像全体について明瞭な像を得ることができる。
なお,前記複数の分離した光切断線それぞれに対応する前記複数の独立した画像処理対象領域は,例えば,当該形状測定装置により,予め形状が既知の校正用の被測定物の測定(前記撮像手段による撮像)を行い,得られた撮像画像における複数の光切断線の像の位置(座標)から算出することができる。
ところで,被測定物の表面に複数のライン光を照射する場合,その被測定物の表面に一本の光切断線が形成されるように,複数のライン光を連ねて照射することも考えられる。そうすれば,その一本の光切断線の画像について,従来一般的に行われている光切断法に基づく画像処理を行うだけで,被測定物の表面形状を測定することができる。
しかしながら,被測定物の表面に一本の光切断線が形成されるように複数のライン光それぞれの光学系の位置合わせを高精度に行う必要があり,その位置合わせの手間及び時間は検査効率の悪化を招く。
図10に示すように,複数の光切断線の像v1〜v3に位置ずれ(図中,波線で囲まれた部分)が生じた場合,光切断線の長手方向に直交する方向(図10におけるX軸方向)の1ラインごとに最高輝度の画素の位置を検出するという単純な処理(通常行われる処理)では,光切断線の像の位置(座標)を正しく検出できない。
また,被測定物の表面における複数の光切断線の像v1〜v3相互の位置に若干の位置ずれが生じることを許容し,その位置ずれを考慮した光切断線の座標検出処理(画像処理)を行うと,その演算負荷が大きくなり,実用的な(比較的安価な)回路やプロセッサによっては,高い撮像レート(例えば,1秒当たり4000フレーム以上)に対応した高速な画像処理が困難となる。
一方,本発明においては,前記光切断線座標検出手段が,前記複数の独立した画像処理対象領域の画像それぞれから,前記複数の分離した光切断線の像それぞれの座標を検出するので,例えば,1ラインごとに最高輝度の画素の位置を検出するという単純な処理(高速な処理)によって光切断線の像の座標を検出できる。即ち,高い撮像レートで光切断線の像の撮像を行っても,被測定物の表面に照射したライン光の明瞭な像を得ることができ,さらに,そのような高い撮像レートに対応できるよう光切断線検出に要する画像処理の演算負荷を低くできる。
被測定物の表面の検査において,前記第2方向の各位置における,前記第1方向(被測定物の表面の移動方向)の一次元のプロファイルを得られれば十分な場合は,前記表面形状算出手段の算出結果を利用できる。
これにより,被測定物の複数の面(例えば,タイヤのサイドウォール面及びトレッド面)の形状測定を同時に行うことができ,被測定物の検出対象面全体の形状測定に要する時間を短縮できる。
その場合,前記被測定物における複数の面それぞれに対応する複数の前記ライン光照射手段がそれぞれ異なる波長の前記ライン光を出力するものであれば好適である。
例えば,複数の前記撮像手段それぞれの撮像画像について,所定の画像処理手段により対応する波長(色)の像をライン光の像として抽出することが考えられる。或いは,当該形状測定装置が,複数の前記撮像手段それぞれへの入射光の光路に,対応する波長の光を選択的に透過させる光フィルタを備えることも考えられる。
これにより,被測定物の複数の面について,ある面の形状測定において他の面で用いられているライン光がノイズ光となることを防止できる。
(1−5)前記ライン光照射手段により前記被測定物の表面に照射される複数のライン光それぞれをそのライン長方向においてコリメートするコリメート手段。
(1−6)前記ライン光照射手段により前記被測定物の表面に照射される複数のライン光それぞれをそのライン長方向において集光する集光手段。
これにより,湾曲した被測定物の表面に照射される複数のライン光それぞれの長さを多少長くしても,その主光線から両外側へ離れた光線の正反射方向を,前記撮像手段の方向に近づけることができる。その結果,ライン光の数を少なくして装置を簡素化できる。
また,本発明に係る形状測定装置において,前記ライン光照射手段が,前記被測定物の表面に,前記第2方向において隣り合うものどうしについてその第2方向(光切断線の長手方向)における端部の位置が重複する前記複数の分離した光切断線を形成させることが考えられる。
これにより,被測定物表面の形状(高さ分布)の測定データを,前記第2方向において欠落無く(連続的に)得ることができる。
また,本発明に係る形状測定装置において,前記光切断線座標検出手段が,前記複数の独立した画像処理対象領域の画像それぞれについて,前記第1方向の1ラインごとに最高輝度の画素の座標を検出することによって前記光切断線座標を検出することが考えられる。
これにより,演算負荷の低い簡易な処理によって光切断線の座標を検出できる。
そこで,本発明に係る形状測定装置が,さらに,次の(1−7)に示す構成要素を備えればなお好適である。
(1−7)前記撮像手段の撮像画像における1又は複数の予め定められた領域内の所定レベル以上の輝度の画素の位置を検出し,予め定められた複数の独立した基準領域の座標を前記所定レベル以上の輝度の画素の検出位置に応じてシフトすることによって前記複数の独立した画像処理対象領域の座標を自動設定する画像処理対象領域自動設定手段。
このように,被測定物の表面高さが所定の基準の高さである場合に対応した前記複数の独立した基準領域の座標を予め設定しておき,被測定物の表面形状の変動が大きくても特定の1つの光切断線のみが必ずその領域を通過することを見込める領域(前記予め定められた領域)の画像について,所定レベル以上の輝度の画素の位置(即ち,前記特定の1つの光切断線の一部の位置)を検出し,その検出位置に基づいて,前記基準領域の座標(特に,前記第1方向に対応する座標)から前記画像処理対象領域の座標へのシフトを行えば,前記領域外れ状態となることを回避できる。
(1−8)前記表面形状算出手段が,前記光切断線座標検出手段により検出された複数の前記光切断線座標と,前記複数の分離した光切断線相互の前記第1方向における位置ずれ量に対応する前記移動のシフト量について予め設定された設定シフト情報と,に基づいて,前記被測定物の前記第1方向及び前記第2方向における表面高さ分布を算出する。
なお,前記移動のシフト量は,例えば,当該形状測定装置により,予め形状が既知の校正用の被測定物の測定(前記撮像手段による撮像)を行い,得られた撮像画像に基づく画像処理等によって算出することができる。
そこで,被測定物がタイヤである場合,本発明に係る形状測定装置が,以下の構成を備えれば好適である。
即ち,前記ライン光照射手段が,前記タイヤのサイドウォール面にそのタイヤの半径方向に略平行な前記第2方向に伸びる前記複数の分離した光切断線を形成させる第1のライン光照射手段を備える。さらに,前記撮像手段が,前記第1のライン光照射手段により前記タイヤのサイドウォール面に形成された前記複数の分離した光切断線の像を撮像する第1の撮像手段を備える。
これにより,タイヤのサイドウォール面の形状を高速かつ高い空間分解能で検出できる。
また,被測定物がタイヤである場合,本発明に係る形状測定装置が,さらに以下の構成を備えることも考えられる。
即ち,前記ライン光照射手段が,前記タイヤのトレッド面における前記タイヤの周方向に直交する方向に略平行な前記第2方向に伸びる前記複数の分離した光切断線を形成させる第2のライン光照射手段を備える。さらに,前記撮像手段が,前記第2のライン光照射手段により前記タイヤのトレッド面に形成された前記複数の分離した光切断線の像を撮像する第2の撮像手段を備える。
即ち,本発明に係る形状測定方法は,次の(2−1)〜(2−4)に示す各工程を実行する測定方法である。
(2−1)前記被測定物の表面の検出高さ方向とは異なる方向から複数のライン光を照射することにより,前記被測定物の表面に,前記被測定物の表面の移動方向である第1方向に直交する第2方向に伸びるとともにその第2方向において占める範囲が相互にずれている複数の分離した光切断線を形成させるライン光照射手段,及び前記被測定物の表面に形成された前記複数の分離した光切断線の像を撮像する撮像手段を,前記複数のライン光それぞれの主光線に沿う光が前記被測定物の表面に対して正反射する方向に前記撮像手段の視野範囲が位置するように保持した状態で,前記ライン光照射手段により前記被測定物の表面に前記複数のライン光を照射しつつ,前記複数の分離した光切断線の像を一定単位の前記移動に応じて前記撮像手段により撮像するライン光照射・撮像工程。
(2−2)所定の演算手段により,前記ライン光照射・撮像工程により得られる複数の撮像画像それぞれについて,前記撮像手段の撮像画像の座標系における前記複数の分離した光切断線それぞれに対応して予め設定された複数の独立した画像処理対象領域の画像それぞれから,前記光切断線の像の座標である光切断線座標を個別に検出する光切断線座標検出工程。
(2−3)所定の演算手段により,前記光切断線座標検出工程により検出された複数の前記光切断線座標に基づいて前記被測定物の表面高さ分布を算出する表面形状算出工程。
これにより,本発明に係る形状測定方法は,本発明に係る形状測定装置と同様の作用効果を奏する。
さらに,本発明によれば,前記複数の独立した画像処理対象領域の画像それぞれから,前記複数の分離した光切断線の像それぞれの座標を検出するので,例えば,1ラインごとに最高輝度の画素の位置を検出するという単純な処理(高速な処理)によって光切断線の像の座標を検出できる。その結果,高い撮像レートに対応できるよう光切断線検出に要する画像処理の演算負荷を低くできる。
ここに,図1は本発明の実施形態に係る形状測定装置Wの概略構成を表す図,図2は形状測定装置Wが備えるセンサユニットにおける光源及びカメラの三次元配置を模式的に表した図,図3は特定の方向(Y軸方向)から見たときのセンサユニットにおけるライン光源及びカメラの配置を模式的に表した図,図4はライン光の主光線が到達する位置のタイヤ表面に垂直な方向から見たときのセンサユニットにおけるライン光源及びカメラの配置を模式的に表した図,図5はセンサユニットにおいてライン光がコリメートされる様子を模式的に表した図,図6はセンサユニットにおいてライン光が集光される様子を模式的に表した図,図7は形状測定装置Wにおけるカメラによるタイヤの撮像画像の一例を模式的に表した図,図8は形状測定装置Wにより得られる測定データの分布及びデータシフトの様子を模式的に表した図,図9は形状測定装置Wにおけるカメラによる校正用の被測定物の撮像画像の一例を模式的に表した図,図10は被測定物の表面に複数の光切断線を連ねて一本の光切断線を形成させる際にそれら光切断線に位置ずれが生じた様子を模式的に表した図である。
本発明の実施形態に係る形状測定装置Wは,回転するタイヤ1(被測定物の一例)の表面に照射したライン光の像v1〜v3(光切断線の像)をカメラによって撮像し,その撮像画像に基づいて光切断法による形状検出を行うことによってタイヤ1の表面形状を検出する装置である。タイヤ1がその回転軸1gの周りに回転することにより,タイヤ1の表面はライン光やカメラに対して移動する。
図1に示すように,形状測定装置Wは,タイヤ回転機2,センサユニット3,ユニット駆動装置4,エンコーダ5及び画像処理装置6等を備えている。
前記タイヤ回転機2は,形状測定の対象であるタイヤ1をその回転軸1gを中心に回転させるモータ等の回転装置である。例えば,前記タイヤ回転機2は,タイヤ1を60rpmの回転速度で回転させる。これにより,形状測定装置Wは,タイヤ1を1回転させる1秒の間に,後述するセンサユニット3によって,タイヤ1のトレッド面及びサイドウォール面の全周範囲の表面形状を検出する。
前記センサユニット3は,回転するタイヤ1の表面にライン光を照射する光源及びタイヤ1の表面上の光切断線の像(ライン光の像)を撮像するカメラなどが組み込まれたユニットである。本実施形態では,タイヤ1の2つのサイドウォール面それぞれの形状測定に用いられる2つのセンサユニット3a,3cと,タイヤ1のトレッド面の形状測定に用いられる1つのセンサユニット3bとを併せて3つのセンサユニット3を備えている。これらセンサユニット3の詳細については後述する。
前記エンコーダ5は,前記タイヤ回転機2の回転軸の回転角度,即ち,タイヤ1の回転角度を検出するセンサであり,その検出信号は,前記センサユニット3が備えるカメラの撮像タイミングの制御に用いられる。
前記画像処理装置6は,前記エンコーダ5の検出信号に基づいて,前記センサユニット3が備えるカメラのシャッター制御(撮像タイミングの制御)を行う。例えば,前記画像処理装置6は,60rpmの速度で回転するタイヤ1が0.09°(=360°/4000)回転したことが前記エンコーダ5によって検出されるごとに,前記カメラのシャッターが切られるよう制御する。これにより,1秒間に4000フレームの撮像レートでの撮像が行われる。
さらに,前記画像処理装置6は,前記センサユニット3が備えるカメラによって撮像された画像,即ち,タイヤ1の表面に照射したライン光の像(光切断線の像)の撮像画像のデータを入力し,その撮像画像に基づいて光切断法による形状検出処理を実行し,その検出結果である形状データ(タイヤ1表面の高さ分布を表すデータ)を不図示のホストコンピュータへ出力する。その際,前記画像処理装置6は,タイヤ1のサイドウォール面については,所定の画像処理を実行することにより,そこに記されている文字の画像を除去してライン光の画像のみを抽出し,抽出したライン光の画像に基づいて,光切断法による形状検出処理を実行する。この画像処理装置6は,例えばFPGA(Field Programmable Gate Array)やASIC(Application Specific Integrated Circuit)等によって実現される。
そして,前記ホストコンピュータが,タイヤ1の各面ごとに検出された表面形状が,タイヤ1の各面ごとに予め設定された許容条件を満たすか否かを判別し,その判別結果を所定の表示部に表示,或いは所定の制御信号として出力する。
なお,光切断法による形状検出処理は周知であるのでここでは説明を省略する。
図2に示すように,前記センサユニット3は,複数のライン光を出力する投光装置10と,カメラ20とを備えている。
図2において,X軸はタイヤ1の形状測定位置におけるタイヤ回転の円周に接する方向,Z軸はタイヤ1の形状測定位置における検出高さ方向(検出する表面高さの方向),Y軸はX軸及びZ軸に直交する方向を表す。
即ち,タイヤ1のサイドウォール面の形状測定に用いられる前記センサユニット3a,3cにおいては,Z軸はタイヤ1の回転軸1gの方向であり,Y軸はタイヤ1の半径方向(タイヤ1の回転軸1gに対する法線の方向)である。
また,タイヤ1のトレッド面の形状測定に用いられる前記センサユニット3bにおいては,Z軸はタイヤ1の半径方向であり,Y軸はタイヤ1の回転軸1gの方向である。
図7は,カメラ20によるタイヤ1の撮像画像の一例を模式的に表した図である。図7に示すように,
図7に示すように,投光装置10は,タイヤ1の表面に,その回転によるタイヤ1の表面の移動方向であるX軸方向(前記第1方向に相当)に直交するY軸方向(前記第2方向に相当)に伸びるとともに,そのY軸方向において占める範囲が相互にずれている(即ち,Y軸方向における中心位置がそれぞれ異なる)複数の分離した光切断線Ls1〜Ls3を形成させる(前記ライン光照射手段の一例)。これら光切断線Ls1〜Ls3それぞれのX軸方向の座標は,タイヤ1の表面高さに応じて変化する。
また,図7に示すように,投光装置10は,タイヤ1の表面に,Y軸方向において隣り合うものどうしについてそのY軸方向(光切断線Ls1〜Ls3の長手方向)における端部の位置が重複する複数の分離した光切断線Ls1〜Ls3を形成させる。これにより,タイヤ表面の形状(高さ分布)の測定データを,Y軸において欠落無く(連続的に)得ることができる。
なお,図7に示す例では,一部の光切断線Ls1,Ls3のX軸方向の座標がほぼ同じであるが,全ての光切断線Ls1〜Ls3それぞれのX軸方向の座標が異なることも考えられる。
従って,サイドウォール面用の前記センサユニット3a,3cにおいては,前記投光装置10は,タイヤ1のサイドウォール面におけるタイヤ1の半径方向に平行なY軸方向に複数の光切断線Ls1〜Ls3が形成されるように,その光切断線Ls1〜Ls3による検出高さ方向(Z軸方向)とは異なる方向から複数のライン光を照射する(前記第1のライン光照射手段の一例)。
一方,トレッド面用の前記センサユニット3bにおいては,前記投光装置10は,タイヤ1のトレッド面におけるタイヤの周方向(タイヤ表面の移動方向)に直交する方向であるY軸方向に複数の光切断線Ls1〜Ls3が形成されるように,その光切断線Ls1〜Ls3による検出高さ方向(Z軸方向)とは異なる方向から複数のライン光を照射する(前記第2のライン光照射手段の一例)。
なお,本実施形態では,タイヤ1の各面ごとに(前記センサユニット3ごとに)3つのライン光を照射することを例示するが,前記ライン光源11〜13の数を増減することにより,タイヤ1の各面ごとに2つのライン光,或いは4つ以上のライン光を照射することも考えられる。
即ち,サイドウォール面用の前記センサユニット3a,3cにおけるカメラ20は,ライン光源10によりタイヤ1のサイドウォール面に照射された複数のライン光の像v1〜v3(光切断線Ls1〜Ls3の像)を,その複数のライン光それぞれの主光線がサイドウォール面に対して正反射する方向において撮像する(前記第1の撮像手段の一例)。
また,トレッド面用の前記センサユニット3bにおけるカメラ20は,ライン光源10によりタイヤ1のサイドウォール面に照射された複数のライン光の像v1〜v3を,その複数のライン光それぞれの主光線がサイドウォール面に対して正反射する方向において撮像する(前記第1の撮像手段の一例)。
図3(a),(b)に示すように,サイドウォール面及びトレッド面のいずれに対する前記センサユニット3においても,Y軸方向から見た場合,複数のライン光それぞれにおける主光線Li1,Li2,Li3がZ軸に対してなす角度(又はタイヤ1の表面に対してなす角度)と,それに対応する前記主光線到達位置P1,P2,P3と前記カメラ20の撮像素子21の中心とを結ぶ線(以下,撮像中心線Lo1,Lo2,Lo3という)がZ軸方向に対してなす角度(又は,タイヤ1の表面に対してなす角度)とが等しくなるように,各ライン光源11〜13とカメラ20とが保持される。
また,図4(a)〜(c)に示すように,サイドウォール面及びトレッド面のいずれに対する前記センサユニット3においても,前記主光線到達位置P1,P2,P3のタイヤ表面に垂直な方向から見た場合 複数のライン光それぞれにおける主光線Li1,Li2,Li3と,それに対応する前記撮像中心線Lo1,Lo2,Lo3とが一の直線をなすように,各ライン光源11〜13とカメラ20とが保持される。
なお,以上に示した前記投光装置10及び前記カメラ20の位置関係は,ライン光の主光線が到達するタイヤ1の表面(前記主光線到達位置P1〜P3の面)を基準として設定される位置関係として示した。その位置関係は,被検体であるタイヤ1ごとに前記投光装置10及び前記カメラ20の位置が設定されることを意味するものではなく,検査対象となるタイヤ1の平均的な表面形状を基準として設定されることを意味する。例えば,検査対象となるタイヤ1の平均的な表面形状を表す仮想の基準面を想定し,前記投光装置10及び前記カメラ20を,タイヤ1の表面に照射された複数のライン光それぞれの主光線が,前記基準面に対して正反射する方向に前記カメラ20の撮像範囲が位置するよう所定の保持機構により保持する。
図7に示す例では,X座標がx1以上かつY座標がy1未満の領域A1が,光切断線Ls1に対応する領域である。また,X座標がx1未満かつY座標がy1以上,y2未満の領域A2が,光切断線Ls2に対応する領域である。同様に,X座標がx1以上かつY座標がy2以上の領域A3が,光切断線Ls3に対応する領域である。これら画像処理対象領域A1〜A3は,各画像処理対象領域A1〜A3の画像中には,その領域と1対1で対応する光切断線Ls1〜Ls3の像v1〜v3のみが存在し,それ以外の光切断線の像が存在することがない領域である。
これら複数の独立した画像処理対象領域A1〜A3は,例えば,当該形状測定装置Wにより,予め形状が既知の校正用の被測定物の測定(カメラ20による撮像)を行い,得られた撮像画像における複数の光切断線Ls1〜Ls3の像v1〜v3の位置(座標)と,タイヤ1の表面形状の変動範囲の推定幅とに基づいて算出され,画像処理装置6のメモリに記憶される。
以上のようにして得られた各光切断線Ls1〜Ls3のY座標は,光切断線Ls1〜Ls3の長手方向の位置,即ち,タイヤ1のサイドウォール面においてはタイヤ1の半径方向の位置,タイヤ1のトレッド面においてはタイヤ1の回転軸方向の位置をそれぞれ表す。また,各光切断線Ls1〜Ls3のX座標は,タイヤ1の表面高さを表す。
ここで,Y軸方向(前記第2方向に相当)の各位置(座標)ごとに,タイヤ1の回転角度に応じて(一定の角度周期で)検出された複数の前記光切断線座標から算出されるタイヤ1の表面高さを並べれば,それはタイヤ表面の移動方向における一次元の表面高さ分布を表す。従って,タイヤ1の回転角度の情報と光切断線Ls1〜Ls3のY座標及びタイヤ表面高さとの対応情報は,タイヤ1の表面の移動方向(前記第1方向に相当)における表面高さ分布を表す情報である。なお,X座標をタイヤ1の表面高さに換算する処理を実行する画像処理装置6が,前記第1の表面形状算出手段の一例である。
或いは,前記校正用の被測定物の測定により,タイヤ1の表面高さを光切断線Ls1〜Ls3のX座標に換算する換算係数を予め算出してホストコンピュータのメモリに記憶させておき,ホストコンピュータにおいて,タイヤの表面形状をX座標の大小によって評価することも考えられる。
一方,タイヤ表面の検査において,タイヤ表面の二次元(X軸方向及びY軸方向)のプロファイルが必要な場合,X座標の表面高さへの換算のみでは不十分である。
図8は,形状測定装置Wにより得られる測定データの分布及びデータシフトの様子を模式的に表した図である。
図8(a)は,画像処理対象領域A1〜A3それぞれについて,タイヤ表面の高さ情報が,データ測定時のタイヤ1の回転角度の情報(回転角度或いはエンコーダ5の出力パルスのカウント数等)をグラフの横軸,光切断線Ls1〜Ls3のY座標(光切断線の長手方向)をグラフの縦軸として配列された様子を模式的に表した図である。
このようにタイヤ表面の移動方向(X軸方向)における位置のずれを回転角度に換算した量をタイヤ回転角度のシフト量θsとすると,図8(a)に示すように,画像処理対象領域A1,A2それぞれに対応する測定データ相互間で,タイヤ表面におけるX軸方向(タイヤ表面移動方向)の位置を一致させるためには,測定時の回転角度についてθs分だけシフトしなければならない。
図8(b)は,画像処理対象領域A1,A2それぞれに対応する測定データについて,測定時の回転角度がθs分だけシフトされた後の各画像処理対象領域A1〜A3に対応するタイヤ表面の高さ情報が,タイヤ表面におけるその移動方向の位置の情報をグラフの横軸,光切断線Ls1〜Ls3のY座標(光切断線の長手方向)をグラフの縦軸として配列された様子を模式的に表した図である。
より具体的には,画像処理装置6或いは前記ホストコンピュータが,画像処理装置6は,前述したように,回転角度に応じて検出された複数の光切断線座標について,予め設定された換算係数によりX座標をタイヤ表面の高さに換算する処理と,予め設定された前記角度シフト情報に従って,画像処理対象領域A1〜A3それぞれについて検出した複数の光切断線座標をタイヤ回転角度のシフト量θsに相当する分だけ相互にシフトする処理とを実行することにより,タイヤ1表面の移動方向(前記第1方向)及びそれに直交する方向(前記第2方向)における表面高さ分布を算出する。
図9は,形状測定装置Wのカメラにより,形状が既知の校正用の被測定物を撮像して得られた撮像画像の一例を模式的に表した図である。
図9に示す撮像画像に対応する前記校正用の被測定物は,その測定面が平面であり,その測定面にタイヤの回転角度を表す目盛りmkが表記されている。
形状測定装置Wにより,このような校正用の被測定物の測定(カメラ20による撮像)を事前に行い,得られた撮像画像について,光切断線Ls1〜Ls3相互のX軸方向における位置ずれ幅に相当するタイヤの回転角度を,メモリmkにより読み取れば,その読み取り角度がタイヤ回転角度のシフト量θsとなる。
しかしながら,タイヤ表面形状の変動が大きい場合,複数の前記画像処理対象領域A1〜A3の座標を固定していると,光切断線Ls1〜Ls3の位置がそれに対応する前記画像処理対象領域A1〜A3から外れた状態(以下,領域外れ状態という)となり,光切断線Ls1〜Ls3の座標を正常検知できなくなる恐れがある。
但し,タイヤ1の表面形状は緩やかに変化するという特質から,タイヤ表面形状の変動が大きい場合,複数の光切断線Ls1〜Ls3は,相互の相対的な位置関係については小さな変動範囲内で保たれ,それら全体の位置(特に,X軸方向の位置)が大きく変動することになる。
より具体的には,画像処理装置6が,カメラ20の撮像画像における1又は複数の予め定められた領域A0(以下,試行領域という)内において所定の設定レベル以上の輝度の画素の位置を検出し,予め設定された複数の独立した基準領域の座標(画像処理対象領域A1〜A3それぞれに対応する基準となる領域)を,前記試行領域における前記設定レベル以上の輝度の画素の検出位置に応じてシフトすることにより,複数の独立した画像処理対象領域A1〜A3の座標を自動設定する。
ここで,前記基準領域の座標は,例えば,当該形状測定装置Wにより,予め形状が既知の校正用の被測定物の測定(カメラ20による撮像)を行い,得られた撮像画像における複数の光切断線Ls1〜Ls3の像の位置(座標)に基づいて算出され,画像処理装置6のメモリに記憶される。
また,前記設定レベルは,それ以上の輝度の画素であれば光切断線の像の一部であると認められる程度の輝度レベルである。
例えば,図7に示す例では,前記設定レベル以上の輝度の画素のX座標と,前記校正用の被測定物の測定により得られた光切断線Ls1のX座標との差を,前記基準領域の座標から前記画像処理対象領域A1〜A3の座標へのシフト量とする。
このように,タイヤ1の表面高さが所定の基準の高さ(既知の高さ)である場合に対応した複数の独立した前記基準領域の座標を予め設定しておき,タイヤ表面形状の変動が大きくても特定の1つの光切断線(図7に示す例では光切断線Ls1)のみが必ずその領域を通過することを見込める前記試行領域A0の画像について,前記設定レベル以上の輝度の画素の位置(即ち,前記特定の1つの光切断線の一部の位置)を検出し,その検出位置に基づいて,前記基準領域の座標から前記画像処理対象領域A1〜A3の座標へのシフト(特に,X軸座標のシフト)を行えば,前記領域外れ状態となることを回避できる。
さらに,画像処理装置6(演算手段の一例)が,カメラ20により得られる複数の撮像画像それぞれについて,カメラ20の撮像画像の座標系における複数の分離した光切断線Ls1〜Ls3それぞれに対応して予め設定された複数の独立した画像処理対象領域A1〜A3の画像それぞれから,光切断線Ls1〜Ls3の像の座標(前記光切断線座標)を個別に検出する(前記光切断線座標検出工程の一例)。
さらに,画像処理装置6又は前記ホストコンピュータ(演算手段の一例)が,タイヤの回転角度に応じて検出された複数の前記光切断線座標に基づいて,タイヤの表面高さ分布(1次元の分布又は2次元の分布)を算出する(前記表面形状算出工程の一例)。
例えば,図2において,中央の前記ライン光源12が出力するライン光の長さを長くした場合,そのライン光における両端付近の光の正反射光は,前記カメラ20の方向とは全く異なる方向へ向かうことになる。そのため,ライン光の像全体のうち中心から離れた部分については,やはり前記カメラ20に到達する反射光の光量が不足し,明瞭な像が得られない。
また,前記形状測定装置Wは,それぞれ一組の前記投光装置10(ライン光照射手段)及びカメラ20のセットを備えたセンサユニット3を複数備え,それら複数のセンサユニット3により,タイヤ1における複数の面(表裏のサイドウォール面及びトレッド面)それぞれについて並行して,前記投光装置10によるライン光の照射及び前記カメラ20によるそのライン光の像の撮像を行う。これにより,タイヤの複数の面(サイドウォール面及びトレッド面)の形状測定を同時に行うことができ,タイヤ1の検出対象面全体の形状測定に要する時間を短縮できる。
或いは,図6に示すように,前記形状測定装置Wが,前記投光装置10(前記ライン光照射手段の一例)によりタイヤ1の表面に照射される複数のライン光それぞれをそのライン長方向において集光する集光レンズ40(前記集光手段に相当)を備えることも考えられる。
これらコリメートレンズ30又は集光レンズ40が設けられることにより,湾曲したタイヤ1の表面に照射される複数のライン光それぞれのライン長を多少長くしても,そのライン光における主光線から両外側へ離れた光線の正反射方向を,前記カメラ20の撮像範囲の方向に近づけることができる。その結果,ライン光の数を少なくして装置を簡素化できる。
例えば,前記投光装置10が,1つのライン光源と,そのライン光源から出射されるライン光を複数のライン光に分岐し,その分岐後の複数のライン光を,タイヤ表面において複数の分離した光切断線Ls1〜Ls3が形成されるように照射する光学機器とを備えた実施形態も考えられる。これにより,光源の数を少なくできる。
その場合,複数の前記センサユニット3それぞれにおいて,前記カメラ20への入射光の光路に,そのカメラ20に対応する前記投光装置10が出力する所定の波長の光を選択的に透過させる光フィルタが設けられる。
例えば,各センサユニット3a〜3cにおける前記投光装置10が,それぞれ650nm,670nm,690nmの波長のライン光を出力し,そのライン光の像を撮像するカメラ20の前面に,それぞれ波長が650±5nm,670±5nm,690±5nmの光を選択的に透過させるバンドパスフィルタを配置することが考えられる。
これにより,タイヤ1のある面の形状測定において,他の面で用いられているライン光がノイズ光となることを防止できる。
また,複数の前記投光装置10が,それぞれ異なる色(波長)のライン光を出力し,前記画像処理装置6が,カラー画像を撮像する前記カメラ20それぞれの撮像画像(カラー画像)について,対応する色(波長)の画像をライン光の画像として抽出することも考えられる。
しかしながら,タイヤ1自体は固定された状態で,当該形状測定装置W全体又はその一部である前記センサユニット3(3a〜3c)が,所定の回転機構によってタイヤ1の回転軸1gを中心に回転させることも考えられる。
また,前記形状測定装置Wに,前記センサユニット3(3a〜3c)がタイヤ1に対して所定距離よりも近接したことを検出する近接センサを設け,前記ユニット駆動装置4が,その近接センサの検出結果に基づいて,前記センサユニット3(3a〜3c)がタイヤ1に接触しないよう制御する機能を備えることが望ましい。
また,前記センサユニット3(3a〜3c)の支持機構が,前記センサユニット3(3a〜3c)それぞれを支持するとともに,タイヤ1の回転方向に所定以上の力が加わった場合にタイヤ1の回転方向に折れる関節部を有するアーム,又はその衝撃を吸収するダンパーを備えれば好適である。
これにより,前記センサユニット3が万一タイヤ1に接触した場合でも,装置が破損することを防止できる。
例えば,前記センサユニット3を,直線方向に移動する帯状又は板状の圧延材の片面又は表裏各面に対向させて配置し,前記画像処理装置6及び前記ホストコンピュータ(不図示)が前述した実施形態における処理と同様の処理を行えば,圧延材の表面形状の測定を高速かつ非接触で行うことができる。
また,実施形態に示したように,センサユニット3が固定された状態で,タイヤ1や圧延材等の被測定物の表面を移動させる装置構成の他,被測定物が固定された状態で,センサユニット3を被測定物の表面に沿って移動(直線移動や回転移動)させる装置構成も考えられる。
1 :タイヤ
2 :タイヤ回転機
3 :センサユニット
4 :ユニット駆動装置
5 :エンコーダ
6 :画像処理装置
10:投光装置
11,12,13:ライン光源
20:カメラ
21:撮像素子
22:カメラレンズ
Ls1,Ls2,Ls3:光切断線
Claims (13)
- 相対的に移動する被測定物の表面に照射したライン光の像を撮像し,その撮像画像に基づいて光切断法による形状検出を行うことによって前記被測定物の表面形状を測定する形状測定装置であって,
前記被測定物の表面の検出高さ方向とは異なる方向から複数のライン光を照射することにより,前記被測定物の表面に,前記被測定物の表面の移動方向である第1方向に直交する第2方向に伸びるとともに該第2方向において占める範囲が相互にずれている複数の分離した光切断線を形成させるライン光照射手段と,
前記被測定物の表面に形成された前記複数の分離した光切断線の像を,前記複数のライン光それぞれの主光線が前記被測定物の表面に対して正反射する方向において撮像する撮像手段と,
一定単位の前記移動に応じて前記撮像手段により得られる複数の撮像画像それぞれについて,前記撮像手段の撮像画像の座標系における前記複数の分離した光切断線それぞれに対応して予め設定された複数の独立した画像処理対象領域の画像それぞれから,前記光切断線の像の座標である光切断線座標を個別に検出する光切断線座標検出手段と,
前記光切断線座標検出手段により検出された複数の前記光切断線座標に基づいて前記被測定物の前記第1方向における表面高さ分布を算出する表面形状算出手段と,
を具備してなることを特徴とする形状測定装置。 - 前記被測定物における複数の面それぞれについて並行して前記ライン光の照射及び該ライン光の像の撮像を行う複数組の前記ライン光照射手段及び前記撮像手段のセットを具備してなる請求項1に記載の形状測定装置。
- 前記被測定物における複数の面それぞれに対応する複数の前記ライン光照射手段がそれぞれ異なる波長の前記ライン光を出力してなる請求項2に記載の形状測定装置。
- 前記ライン光照射手段により前記被測定物の表面に照射される複数のライン光それぞれをそのライン長方向においてコリメートするコリメート手段を具備してなる請求項1〜3のいずれかに記載の形状測定装置。
- 前記ライン光照射手段により前記被測定物の表面に照射される複数のライン光それぞれをそのライン長方向において集光する集光手段を具備してなる請求項1〜3のいずれかに記載の形状測定装置。
- 前記ライン光照射手段が,前記被測定物の表面に,前記第2方向において隣り合うものどうしの該第2方向における端部の位置が重複する前記複数の分離した光切断線を形成させてなる請求項1〜5のいずれかに記載の形状測定装置。
- 前記光切断線座標検出手段が,前記複数の独立した画像処理対象領域の画像それぞれについて,前記第1方向の1ラインごとに最高輝度の画素の座標を検出することによって前記光切断線座標を検出してなる請求項1〜6のいずれかに記載の形状測定装置。
- 前記撮像手段の撮像画像における1又は複数の予め定められた領域内の所定レベル以上の輝度の画素の位置を検出し,予め定められた複数の独立した基準領域の座標を前記所定レベル以上の輝度の画素の検出位置に応じてシフトすることによって前記複数の独立した画像処理対象領域の座標を自動設定する画像処理対象領域自動設定手段を具備してなる請求項1〜7のいずれかに記載の形状測定装置。
- 前記表面形状算出手段が,前記光切断線座標検出手段により検出された複数の前記光切断線座標と,前記複数の分離した光切断線相互の前記第1方向における位置ずれ量に対応する前記移動のシフト量について予め設定された設定シフト情報と,に基づいて,前記被測定物の前記第1方向及び前記第2方向における表面高さ分布を算出してなる請求項1〜8のいずれかに記載の形状測定装置。
- 前記被測定物が回転するタイヤである請求項1〜9のいずれかに記載の形状測定装置。
- 前記ライン光照射手段が,前記タイヤのサイドウォール面に該タイヤの半径方向に略平行な前記第2方向に伸びる前記複数の分離した光切断線を形成させる第1のライン光照射手段を具備し,
前記撮像手段が,前記第1のライン光照射手段により前記タイヤのサイドウォール面に形成された前記複数の分離した光切断線の像を撮像する第1の撮像手段を具備してなる請求項10に記載の形状測定装置。 - 前記ライン光照射手段が,前記タイヤのトレッド面における前記タイヤの周方向に直交する方向に略平行な前記第2方向に伸びる前記複数の分離した光切断線を形成させる第2のライン光照射手段を具備し,
前記撮像手段が,前記第2のライン光照射手段により前記タイヤのトレッド面に形成された前記複数の分離した光切断線の像を撮像する第2の撮像手段を具備してなる請求項10に記載の形状測定装置。 - 相対的に移動する被測定物の表面に照射したライン光の像を撮像し,その撮像画像に基づいて光切断法による形状検出を行うことによって前記被測定物の表面形状を検出する形状測定方法であって,
前記被想定物の表面の検出高さ方向とは異なる方向から複数のライン光を照射することにより,前記被測定物の表面に,前記被測定物の表面の移動方向である第1方向に直交する第2方向に伸びるとともに該第2方向において占める範囲が相互にずれている複数の分離した光切断線を形成させるライン光照射手段,及び前記被測定物の表面に形成された前記複数の分離した光切断線の像を撮像する撮像手段を,前記複数のライン光それぞれの主光線に沿う光が前記被測定物の表面に対して正反射する方向に前記撮像手段の視野範囲が位置するように保持した状態で,前記ライン光照射手段により前記被測定物の表面に前記複数のライン光を照射しつつ,前記複数の分離した光切断線の像を一定単位の前記移動に応じて前記撮像手段により撮像するライン光照射・撮像工程と,
所定の演算手段により,前記ライン光照射・撮像工程により得られる複数の撮像画像それぞれについて,前記撮像手段の撮像画像の座標系における前記複数の分離した光切断線それぞれに対応して予め設定された複数の独立した画像処理対象領域の画像それぞれから,前記光切断線の像の座標である光切断線座標を個別に検出する光切断線座標検出工程と,
所定の演算手段により,前記光切断線座標検出工程により検出された複数の前記光切断線座標に基づいて前記被測定物の表面高さ分布を算出する表面形状算出工程と,
を実行してなることを特徴とする形状測定方法。
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