JPH05306915A - 形状測定方法およびその装置 - Google Patents

形状測定方法およびその装置

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JPH05306915A
JPH05306915A JP4139704A JP13970492A JPH05306915A JP H05306915 A JPH05306915 A JP H05306915A JP 4139704 A JP4139704 A JP 4139704A JP 13970492 A JP13970492 A JP 13970492A JP H05306915 A JPH05306915 A JP H05306915A
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    • G01MEASURING; TESTING
    • G01BMEASURING LENGTH, THICKNESS OR SIMILAR LINEAR DIMENSIONS; MEASURING ANGLES; MEASURING AREAS; MEASURING IRREGULARITIES OF SURFACES OR CONTOURS
    • G01B11/00Measuring arrangements characterised by the use of optical techniques
    • G01B11/24Measuring arrangements characterised by the use of optical techniques for measuring contours or curvatures
    • G01B11/245Measuring arrangements characterised by the use of optical techniques for measuring contours or curvatures using a plurality of fixed, simultaneously operating transducers

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  • General Physics & Mathematics (AREA)
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  • Measurement Of Optical Distance (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 表面が光沢度の高い,あるいは鏡面状態とな
っている測定対象物の立体形状をITVカメラ等の撮像
機能を有する簡単な装置で測定する。 【構成】 測定は2個の拡散点光源S11,S12により同
時に測定対象物10全体を照射し、各一方の拡散点光源
11,S12から出た入射光l1 ,r1 が光沢面11で正
反射した反射光l′1 ,r′1 を他方の位置のITVカ
メラ24,25で撮像し、これらの反射光l′2 ,r′
2 の結像位置より各ITVカメラ24,25への反射光
l′1 ,r′1 の入射角を算出し、三角測量の原理によ
って測定対象物10面上の反射点P1 の位置を算出する
ことを特徴としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、その表面が光沢度の高
い、あるいは鏡面状態にある物体の立体形状を、例え
ば、ITVカメラ等の撮像機能を有する装置を用いて測
定する形状測定方法および装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】各種工業分野において、物体の立体形状
測定は製品検査あるいは工程の自動化等のため、欠かす
ことのできない重要な技術である。しかし、それらの製
品の内には、例えばオートバイのマフラー,切削加工さ
れた軸等、その表面が光沢度の高いあるいは鏡面状態
(以下、単に光沢面と記す)となっている製品が種々存
在する。
【0003】このような物体、すなわち、その表面が光
沢面である物体(以下、単に光沢物体と記す)の立体形
状測定は、その表面が光沢面であるため従来の乱反射面
を対象とした立体形状測定方法をそのまま適用すること
は困難である。
【0004】例えば、従来の立体形状測定の代表的手法
としては、2台のカメラにより同一対象物を撮像し、そ
の2枚の画像の共通点を求め物体の立体形状を得るステ
レオカメラ法,スリット光を対象物に投影し、その対象
物面上のスリット光の位置をカメラで撮像し、その立体
形状を求める光切断方法等がある。
【0005】しかしがなら、これらの手法を光沢物体に
適用する場合には、次のような種々の問題が生じる。例
えば、ステレオカメラ法においては、得られた画像が光
沢面のため周囲の像を含むものとなり、その結果、2枚
の画像の濃度分布が異なり、その共通点を検出すること
が困難となる。
【0006】また、光切断法においては、対象物に投影
されたスリット光は光沢面により正反射されるため、カ
メラでその位置を撮像できない場合が生じる。これを図
3に示す。
【0007】図3は従来の光切断法による形状測定装置
を示したものである。この図において、10は測定対象
物、11は前記測定対象物10の光沢面、12はスリッ
ト光の投影角を任意に制御可能なスリット光投影装置、
13は前記測定対象物10面上のスリット光の位置を撮
像するITVカメラである。
【0008】スリット光投影装置12およびITVカメ
ラ13はともにX3 軸上に設置され、スリット光投影装
置12とITVカメラ13の光軸はX3 軸に垂直に取ら
れたY3 軸およびY′3 軸に一致しているものとする。
また、Y3 軸とY′3 軸間の距離はB3 であり、原点を
Oとする。
【0009】この構成において、スリット光投影装置1
2より、X3 軸に対して角度a31で測定対象物10に投
影されたスリット光l31は、光沢面11上の点P31で正
反射しスリット光l′31となる。スリット光l′31はI
TVカメラ13に入射し、結像面上の点p31に像を結
ぶ。この時、スリット光l31とスリット光l′31は測定
対象物10の表面が光沢面11であるから、光の反射の
法則に従い、点P31における接平面(図示せず)の法線
31に対して入射角b31と反射角b′31が等しい関係を
有する。したがって、光沢面11上の点P31の位置は、
スリット光投影角a31,距離B3 ,スリット光の結像位
置p31およびITVカメラ13の焦点距離fを用いて三
角測量の原理によって算出される。
【0010】次に、スリット光投影角をX3 軸に対して
角度a32とした場合、光沢面11上の点P32に投影され
たスリット光l32は、上記と同様に光沢面11上の点P
32の接平面の法線N32に対して入射角b32と反射角b′
32の関係、b32=b′32によって正反射しスリット光
l′32となる。この状態おいては、スリット光l′32
ITVカメラ13のレンズ開口面に入射せず、したがっ
てITVカメラ13によって点P32を観測することは不
可能となる。
【0011】すなわち、測定対象物10に従来の光切断
法を適用した場合、測定対象物10の全面にわたるスリ
ット光の走査で、光沢面11に対して、スリット光の入
射角=反射角の条件を満たす点(凸物体では1点)のみ
が測定されるだけであり、測定対象物10全体の形状を
測定することは不可能である。
【0012】また、上記の形状測定方法で測定対象物1
0全体の立体形状を知るためには、上記の測定装置を測
定対象物10に対して移動し、その移動ごとにスリット
光を走査し測定する方法も考えられる。しかしながら、
この方法では上述したように、1点の測定に測定対象物
10の全面のスリット光走査を必要とする。また、撮像
装置に従来例のようなITVカメラ13等の走査形撮像
装置を用いた場合、スリット光の各走査角ごとにITV
カメラ13の1フレームの測定時間を必要とする。した
がって、測定時間が増大するという問題点があった。
【0013】この他、測定対象物の光沢面を直接対象と
した形状測定方法も試みられている。その一例として光
投影法がある。光投影法とは、回転する光沢物体に背後
より光を投影し、その陰影として得られる輪郭線から測
定対象物の立体形状を求めるものである。しかし、光投
影法において得られる情報は輪郭線のみであり、したが
って、輪郭線内部の形状測定は原理的に不可能であると
いう問題点があった。
【0014】また、特公昭61−17281号公報に
は、円偏光を用いた光沢面方向検出方法が示されてい
る。この方法は、光沢面の周囲に多数の円偏光光源を用
意し、その光沢面からの反射光を偏光検出手段を有する
撮像装置で観測することにより測定対象物の形状を知る
ものである。しかしながら、この方法は多数の円偏光光
源を要すること,また、偏光検知手段に偏光板回転装置
など複雑な装置が必要であること,さらに、光沢面方向
の算出に複雑な計算を必要とする等の問題点があった。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】以上述べたように、光
沢物体の形状測定方法に関しては、従来より種々の測定
方法が試みられてきたが、それらの形状測定方法に関し
ては種々の問題点を有しており、未だ有効な手段が開発
されていないのが現状である。
【0016】本発明は、上記の問題点を解決するために
なされたもので、簡単な装置で光沢面を有する測定対象
物の立体形状を測定する形状測定方法およびその装置を
得ることを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明にかかる形状測定
方法およびその装置は、同一軸上に一定の距離を置いて
設置された2個の光源により測定対象物全面を同時に照
射し、それらの光源と同一位置に設置された2台の撮像
装置により、それぞれ一方の光源から出て光沢物体で正
反射した光を他方の位置の撮像装置で撮像し、その撮像
された反射光の結像位置より各々の撮像装置への反射光
の入射角を算出し、三角測量の原理によって光沢物体面
上の光の反射点の空間的位置を算出するものである。
【0018】
【作用】三角測量においては、三次元空間上の点の位置
は三角形の一辺と、それを挟む2つの角を知ることによ
って求められる。また、物体の反射光は光学的に正反射
成分と拡散反射成分により成っており、特に、光沢面に
おいては正反射成分が支配的で、かつ光沢面の接平面の
法線に対する光の入射角と反射角は相等しいという光の
反射の法則に従う。
【0019】本発明は、基本的に上記2つの幾何学的,
物理的な特性に基づいて光沢面を有する測定対象物の立
体形状測定を行うものである。
【0020】したがって、本発明においては撮像装置の
観測値のみから光の投影角,入射角を検出しているた
め、光切断法におけるスリット光の走査角検出を必要と
しない。また、一度に測定対象物全面に光を投影してい
るため、スリット光走査を必要とせずに測定対象物面上
の点の位置の測定が可能である。
【0021】測定対象物の立体形状は、光源および撮像
装置を測定対象物に対して相対的に移動して測定を行
い、得られた複数の測定点よりその立体形状を算出す
る。このように、固定した2個の光源と2台の撮像装置
のみの簡単な装置と単純な幾何学的,光学的原理を用い
て光沢面を有する測定対象物の立体形状の測定が可能で
ある。
【0022】そして、本発明では、光源からの光の投影
は一度でよく、また、固定したカメラの結像位置データ
より、測定対象物に対する投影光の投影角およびITV
カメラへの入射角を算出している。このため、従来の手
法におけるスリット光走査のための機械的駆動機構、そ
れに伴なうスリット光走査角検出器等を必要とせず高速
測定が可能である。
【0023】
【実施例】図1は本発明の一実施例を示す構成図であ
る。この図において、図3と同一符号は同一部分を示
し、21は架台、22,23はハーフミラー、S11,S
12は拡散点光源,24,25は撮像装置であるITVカ
メラで、いずれも架台21上に設置されている。26は
架台移動機構、27は形状演算装置、28は暗幕等の外
乱光遮断装置である。架台21は架台移動機構26の回
転機構によりX1 軸方向に関して移動可能な構成となっ
ている。
【0024】ここで測定系の座標として、架台21の長
手方向にX1 軸を、そしてX1 軸と垂直にそれぞれY1
軸およびY′1 軸を図のように取るものとする。Y1
とY′1 軸間の距離はB1 である。
【0025】図1において、ITVカメラ24はハーフ
ミーラ22に向けてその光軸とX1軸とが一致するよう
に設置される。同様にITVカメラ25もハーフミラー
23に向けてその光軸がX1 軸とが一致するように設置
される。
【0026】図1においてハーフミーラ22および23
は、その中心がX1 軸とY1 軸の交点およびX1 軸と
Y′1 軸の交点で、かつX1 軸に対していずれも角度a
1 を有して架台21に取り付けられている。ITVカメ
ラ24はハーフミーラ22に向けて距離D1 離れ、その
光軸とX1 軸とが一致するように架台21に取り付けら
れる。同様にITVカメラ25もハーフミラー23に向
けて距離D1 離れ、その光軸とX1 軸とが一致するよう
に架台21に設置される。
【0027】拡散点光源S11およびS12はY1 軸および
Y′1 軸上でハーフミラー22および23の後方にいず
れも距離D1 離れて架台21に取り付けられている。す
なわち、各ハーフミラー22,23の中心からITVカ
メラ24,25および拡散点光源S11,S12までの距離
はすべて等距離D1 であり、等価的に拡散点光源S11
ITVカメラ24の空間的位置,および拡散点光源S12
とITVカメラ25の空間的位置は等しくなっている。
【0028】測定は外乱光遮断装置28によって周囲か
ら測定対象物10への外乱光の影響を遮断した状態で、
拡散点光源S11,S12により測定対象物10を同時に照
射し、その反射光をITVカメラ24,25で撮像する
ことによって行われる。
【0029】拡散点光源S11から測定対象物10に向け
て投影された光は、ハーフミラー22を通過して測定対
象物10の光沢面11の全面を照射する。ここで測定対
象物10は光沢面11となっているので、測定対象物1
0への入射光は光の反射法則に従って、光沢面11の表
面で全て正反射される。それらの反射光のうち特定の入
射,反射光路l1 ,l′1 の光のみがハーフミラー23
で再度反射され、ITVカメラ25へ入射する。
【0030】例えば、拡散点光源S11から測定対象物1
0に向けて投影された光のうち、特定の光路、すなわ
ち、入射光路l1 ,光沢面11上の反射点P1 ,反射光
路l′1を通る光のみがハーフミラー23でさらに反射
され、ITVカメラ25に入射する。
【0031】一方、拡散点光源S12から投影された光
は、ハーフミラー23を通過し、上記の光路l1 ,l′
1 を逆進する光路、すなわち、入射光路r1 ,反射点P
1 ,反射光路r′1 を通る光のみがハーフミラー22で
反射されITVカメラ24に入射する。
【0032】ITVカメラ24,25で撮像された反射
点P1 の像は映像信号として形状演算装置27に送られ
る。形状演算装置27は、まず、それぞれのITVカメ
ラ24,25の映像信号から反射光路r′1 のITVカ
メラ24への入射角および反射光路l′1 のITVカメ
ラ25への入射角を算出し、次に距離B1 ,D1 および
ITVカメラ焦点距離f(図示せず)の値を用いて三角
測量の原理によって反射点P1 の空間的位置を算出す
る。
【0033】測定対象物10の立体形状は、架台移動機
構26の回転機構によって架台21を移動しつつ、その
移動ごとに上記測定を行い、測定された多数の点の位置
を形状演算装置27によって連結することによって求め
る。
【0034】図2は本発明の測定原理を示した説明図で
ある。この図において、図1と同一符号は同一部分を示
し、ITVカメラ24,25はともにX1 軸上に設置さ
れている。ITVカメラ24,25の光軸はそれぞれX
1 軸に垂直で、Y1 軸およびY′1 軸に一致しているも
のとする。Y1 軸とY′1 軸間の距離はB1 である。
【0035】また、ITVカメラ24,25の各レンズ
31,32の主点は、X1 軸とY1軸の交点O2 および
1 軸とY′1 の交点O′ 2に位置している。同様に、
拡散点光源S11および拡散点光源S12もそれぞれ交点O
2 およびO′ 2の位置に置かれているものとする。な
お、この構成は図1に示した実施例とその光学関係に関
して等価である。
【0036】この構成において、拡散点光源S11より投
影された光は、全空間的に広がり測定対象物10を照射
する。測定対象物10に投影された光は、その光沢面1
1の接平面の法線に対して入射角と反射角が等しい関係
で正反射される。すなわち、拡散点光源S11から投影さ
れた光路l21,l22,…,l2nの光は、光沢面11上の
反射点P21(X21,Y21),P22(X22,Y22),…
…,P2n(X2n,Y2n)における接平面(図示せず)の
法線N21,N22,……,N2nに対して、入射角と反射角
とが相等しい角b21=b′21,b22=b′22,……,b
2n=b′2nの関係で正反射され、光路l′21,l′22
……,l′2nの反射光となる。
【0037】これらの入射光と反射光のうち特定の光
路、すなわち、法線N2kに対して入射角b2kと反射角
b′2kとが相等しい関係を有する拡散点光源S11と反射
点P2k(X2k,Y2k)を結ぶ光路l2kと、反射点P
2k(X2k,Y2k)とITVカメラ25のレンズ32の主
点を結ぶ光路l′2kの光のみがITVカメラ25に入射
する(ただし、レンズ開口は光路長に対し十分小さいも
のとする)。ITVカメラ25に入射した光は、フィル
ム座標xr 上の点p′2kに像を結ぶ。他の光路l′21
l′22,……,l′2nは光沢面11で反射してもITV
カメラ25に入射せず、したがって結像しない。
【0038】一方、拡散点光源S12から測定対象物10
に投影された光は、光沢面11の光の反射に関する可逆
な性質によって上述とは逆の光路、すなわち拡散点光源
12と反射点P2k(X2k,Y2k)を結ぶ光路r2kおよび
反射点P2k(X2k,Y2k)とITVカメラ24のレンズ
31の主点を結ぶ光路r′2kを通る光のみがITVカメ
ラ24に入射し、フィルム座標xl 上の点p2kに像を結
ぶ。他の光路r21,r22,……,r2nは光沢面11で反
射してもITVカメラ24に入射せず、結像しない。
【0039】この時、ITVカメラ24および25へ入
射する光路r′2kおよびl′2kの入射角a2kおよびc2k
は、各ITVカメラ24,25の焦点距離をfとする
と、図の関係により次式によって求められる。
【数1】
【0040】ここで、X′2k=B1 −X2kと置くと、
【数2】
【0041】式(1),(2)を式(3)へ代入する
と、点P2k(X2k,Y2k)の位置は、
【数3】
【0042】上式のように、測定対象物10上の点P2k
(X2k,Y2k)の位置は、ITVカメラ24,25のフ
ィルム座標上の位置p2kおよびp′2kを測定することに
よって算出することができる。
【0043】一般に測定対象物10上の点P2kの位置を
求めるためには、光源からの光の投影角およびITVカ
メラ24,25への入射角が必要である。しかし、本発
明は光沢面11の光の反射の可逆特性、すなわち、法線
2kに対して入射角と反射角が等しい関係b2k=b′2k
を利用して、ITVカメラ24,25への光の入射角a
2k,c2kおよび光源からの光の投影角を求めるものであ
る。
【0044】測定対象物10の立体形状は、2台のIT
Vカメラ24,25および2個の拡散点光源S11,S12
を,各々の空間的位置関係を保ったままX1 軸方向に移
動し、その都度上記測定を行って測定対象物10上の反
射点P2kの位置を求め、得られた複数の点を、例えば線
形補間、あるいはスプライン関数等によって連結するこ
とにより求められる。上記の各種演算は、図1の形状演
算装置27において実行される。
【0045】なお、本発明について以下の変形例も考え
られるが、基本的には上記実施例と原理的に同一であ
る。
【0046】上記実施例においては、撮像装置にITV
カメラ24,25を用いたが、本発明は他の撮像装置、
例えばCCDカメラ,ラインセンサ等の撮像機能を有す
る装置、あるいはPSDのような半導体光検出器を用い
た装置に対しても適用可能である。
【0047】本実施例においては、拡散点光源S11,S
12を用いたが、これは光源に横状のスリット光を用いて
も、同一位置に設置された2組の光源と撮像装置を用い
る限り本発明と原理的に同等である。また、光点を扇状
または面状に走査する手法に関しても同様である。
【0048】上記実施例においては、架台移動機構26
によって架台21上の各測定装置を移動し、測定対象物
10の立体形状測定を行ったが、これは測定装置を固定
して、逆に測定対象物10を移動して測定する手法と相
対的に等価である。
【0049】
【発明の効果】以上述べたように、本発明は同一軸上に
固定して設置され、空間的に同一位置にある2組の光源
と撮像装置の組を用いて、互いに一方の光源から投影さ
れ対象物で反射された光を他方の撮像装置で撮像し、三
角測量の原理で立体形状の算出を行うもので、従来例に
おける手法とは光源の可動走査機能や多数の光源が不要
となること、原理的に装置構成,演算装置および演算手
法が簡単となること、高速測定が可能であること、高精
度測定が可能であること、信頼性が高い装置の実現が可
能であること等の顕著な効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す構成図である。
【図2】本発明の測定原理を示す説明図である。
【図3】従来の光切断法による形状測定装置の問題点を
示す説明図である。
【符号の説明】
10 測定対象物 11 光沢面 21 架台 22 ハーフミラー 23 ハーフミラー 24 ITVカメラ 25 ITVカメラ 26 架台移動機構 27 形状演算装置 28 外乱光遮断装置 S11 拡散点光源 S12 拡散点光源 P1 反射点

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 同一軸上に一定の距離を置いて2つの光
    源を設置し、さらに、その各々の光源と空間的に同一位
    置に2台の撮像装置を設置し、一方の光源から投影され
    測定対象物より正反射した反射光を、他方の位置に置か
    れた撮像装置で撮像する工程と、各々の撮像装置によっ
    て撮像された反射光の結像面上の位置より、各々の撮像
    装置への反射光の入射角を算出する工程と、各々の撮像
    装置への反射光の光の入射角,撮像装置のカメラパラメ
    ータおよび光源,撮像装置の空間的位置等の幾何学的値
    より前記測定対象物面の光の反射点の空間的位置を算出
    する工程と、観測位置を変えながら前記各工程を適用
    し、それによって得られた複数の測定点より対象物の立
    体形状を算出する工程とからなることを特徴とする形状
    測定方法。
  2. 【請求項2】 同一軸上に一定の距離を置いて架台上に
    設置させた2つの光源と、これらの光源と空間的に同一
    位置に設置され、それぞれ他方の光源から投影された光
    の測定対象物からの反射光を撮像する2台の撮像装置
    と、これらの光源と撮像装置の位置関係を保持したまま
    前記架台の移動を可能とする架台移動機構と、この架台
    移動機構の移動ごとに前記各撮像装置の映像信号からそ
    の撮像装置への反射光の入射角をそれぞれ算出し、それ
    らの入射角,撮像装置のカメラパラメータおよび光源,
    撮像装置等の設置位置に関する幾何学的値から前記測定
    対象物の光沢面の光の反射点の位置を算出するととも
    に、これらの多数の反射点の位置の値より前記測定対象
    物の立体形状を算出する形状演算装置とを備えたことを
    特徴とする形状測定装置。
JP4139704A 1992-05-01 1992-05-01 形状測定方法およびその装置 Expired - Lifetime JPH0758172B2 (ja)

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JP4139704A JPH0758172B2 (ja) 1992-05-01 1992-05-01 形状測定方法およびその装置
US08/036,251 US5414517A (en) 1992-05-01 1993-03-24 Method and apparatus for measuring the shape of glossy objects

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JP4139704A JPH0758172B2 (ja) 1992-05-01 1992-05-01 形状測定方法およびその装置

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JPH0758172B2 JPH0758172B2 (ja) 1995-06-21

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