JP2009041625A - 揺動内接遊星歯車構造 - Google Patents

揺動内接遊星歯車構造 Download PDF

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卓 芳賀
Masahiro Sagawa
雅弘 左川
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    • F16H1/00Toothed gearings for conveying rotary motion
    • F16H1/28Toothed gearings for conveying rotary motion with gears having orbital motion
    • F16H1/32Toothed gearings for conveying rotary motion with gears having orbital motion in which the central axis of the gearing lies inside the periphery of an orbital gear

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Abstract

【課題】センタ歯車の歯先端面処理等を行わなくでも、外歯歯車とセンタ歯車との衝突による不具合が発生しないように工夫した揺動内接遊星歯車構造を得る。
【解決手段】偏心体150A、150B、152A、152B、154A、154Bによって揺動回転する外歯歯車162A、162Bと、該外歯歯車162A、162Bが内接噛合する内歯歯車170と、を備えた揺動内接遊星歯車構造において、駆動源側からの動力を受けて、前記複数の偏心体軸144、146、148を同時に駆動するセンタ歯車132が、外歯歯車162A、162Bと軸方向に隣接して配置され、且つセンタ歯車132の歯部132Cを外歯歯車162A、162Bと接触させない凸部(干渉防止部)132A,132Bを、軸方向における該センタ歯車132と外歯歯車132A、162Bとの間に介在させる。
【選択図】図1

Description

本発明は、揺動内接遊星歯車構造に関する。
例えば特許文献1において、ロボットの関節部分を駆動するための揺動内接遊星歯車構造の歯車装置が提案されている。この歯車装置10は、図6に示されるように、ロボット(図示略)の一部を構成する土台12に固定された状態でロボットの他の一部を構成する可動部材14を回転可能に支持・駆動するものである。
歯車装置10は、モータ16と減速機構部18とから主に構成されている。モータ16の動力は、モータ軸20に取り付けられた図示せぬ入力歯車、外歯歯車22、図示されている1本の偏心体軸24、この偏心体軸24に設けられた偏心体軸歯車25の順に伝達され、センタ歯車23に至る。
センタ歯車23は、他の2本の偏心体軸24(図には示されていない)にそれぞれ設けられた偏心体軸歯車25(図には示されていない)と噛合しており、これにより、計3本の偏心体軸24(前記1本のみ図示)が回転するようになっている。
各偏心体軸24にはそれぞれ偏心体26A、26Bが一体的に形成されており、該偏心体26A、26Bの偏心回転により外歯歯車28A、28Bが内歯歯車30に内接噛合しながら揺動回転する。そして、この外歯歯車28A、28Bの揺動回転の自転成分が、第1、第2キャリヤ32A、32Bから取出され、ボルト34を介して前記可動部材14に伝達される。
この歯車装置10では、前記センタ歯車23は、3個の偏心体軸歯車25と噛合することによって半径方向に支持されている。また、センタ歯車23の軸方向の位置は、外歯歯車28A、28Bとの間に油膜を介して滑り摩擦が生じる状態で挟まれることによって規制されている。なお、図の符号43、45はOリング、44A、44Bはオイルシールである。
国際公開WO2007/032400A1
このような揺動内接遊星歯車構造の歯車装置10にあっては、センタ歯車23を外歯歯車28A、28Bと滑り接触させることによってその軸方向の位置決めを行うようにしていたため、外歯歯車28A、28Bが偏心揺動を行う際に、センタ歯車23の歯部が該外歯歯車28A、28Bと衝突してしまうことがある。
衝突が発生した場合に、センタ歯車23の歯先にわずかでもバリ等が存在していると、該センタ歯車23の歯面あるいは外歯歯車28A、28Bが損傷し、摩耗が促進されてしまう。また、損傷によって潤滑油内に浮遊することとなった歯車粉(鉄粉)が他の部位でさまざまな悪影響を及ぼすことも考えられる。
本発明は、このような従来の問題を解消するためになされたものであって、こうした不具合が発生しないように工夫した揺動内接遊星歯車装置を提供することその課題としている。
本発明は、複数の偏心体軸にそれぞれ備えられた偏心体によって揺動回転する外歯歯車と、該外歯歯車が内接噛合する内歯歯車と、を備えた揺動内接遊星歯車構造において、駆動源側からの動力を受けて前記複数の偏心体軸を同時に駆動するセンタ歯車が、前記外歯歯車と軸方向に隣接して当該揺動内接遊星歯車構造の半径方向中央部に配置されると共に、前記センタ歯車の歯部を前記外歯歯車と接触させない干渉防止部が、軸方向における該センタ歯車と前記外歯歯車との間に介在され、且つ該センタ歯車及び外歯歯車が、該干渉防止部を介して互いに軸方向に接触することによって前記センタ歯車の該外歯歯車側への軸方向の移動規制がなされる構成とすることにより、上記課題を解決したものである。
本発明においては、センタ歯車と外歯歯車との間に、該センタ歯車の歯部と外歯歯車との干渉を避けるための干渉防止部を設けるようにしている。この結果、センタ歯車が外歯歯車と衝突することがなくなり、いわば原因を絶つことで、衝突に起因する不具合の発生が完全に防止される。
また、センタ歯車の前記外歯歯車側への移動規制は、別途位置決め手段等を設けることなく当該干渉防止部を介して該外歯歯車自体によって規制することができる。
本発明によれば、揺動回転する外歯歯車との干渉を的確に防止することができ、両歯車の摩耗、損傷等を確実に防止できる。しかも、センタ歯車の軸方向の位置決めを外歯歯車自体によって実現できる。
以下、図面に基づいて本発明の実施形態の一例を詳細に説明する。
図4は、本発明の実施形態の一例に係る揺動内接遊星歯車構造が適用されたロボットの関節駆動装置の断面図、図1はその要部拡大図である。又、図2、図3は、それぞれ図4の矢示II−II線、III−III線に沿う断面図である。
この関節駆動装置110は、ロボット(図示略)の関節部分に組み込まれるもので、該ロボットの一部を構成する土台112に固定された状態で、ロボットの他の一部を構成する可動部材114を回転可能に支持・駆動するものである。
関節駆動装置110は、図4に示されるように、可動部材114上に配置されたモータ116と、揺動内接噛合遊星歯車構造の減速機構部118とから主に構成されている。減速機構部118のケーシング117は、土台112にボルト119を介して連結されている。
モータ116のモータ軸120の先端にはピニオン122が形成されており、ギヤ124と噛合している。ギヤ124は、スプライン126を介して伝動軸128と一体化されている。伝動軸128には伝動ピニオン130が形成されている。伝動ピニオン130は、センタ歯車132と噛合している。センタ歯車132付近の具体的構成については、後に詳述する。
図1〜図3を合わせて参照して、このセンタ歯車132は、前記伝動ピニオン130と噛合すると共に、偏心体軸歯車138、140、142とも同時に噛合している。各偏心体軸歯車138、140、142は、それぞれ偏心体軸144、146、148と一体化されている。
偏心体軸144は、偏心体150A、150Bを備え、テーパローラ軸受149A、149Bによって両持ち指示されている。偏心体軸146は、偏心体152A、152B(偏心体152Bの方は図示されていない)を備え、図示せぬテーパローラ軸受によって両持ち指示されている。偏心体軸148は、偏心体154A、154B(偏心体154Bの方は図示されていない)を備え、図示せぬテーパローラ軸受によって両持ち指示されている。偏心体150A、152A、154Aには、ころ156A、158A、160Aを介して外歯歯車162Aが嵌合している。又、図3と同様の態様で偏心体150B、152B、154Bも、それぞれころ156B、158B、160B(ころ158B、160Bは図示されていない)を介して外歯歯車162Bと嵌合している。外歯歯車162A、160Bの偏心位相差は180°である。
外歯歯車162A、162Bは、内歯歯車170に内接噛合している。外歯歯車162A、162Bの歯数は118である。内歯歯車170は、ケーシング117と一体化されている。この実施形態では内歯歯車170の内歯はころ状の外ピン172によって構成されており、且つ、本来120個あるべき内歯(外ピン172)のうち、2つずつが交互に間引いた状態で形成(配置)されている。
外歯歯車162A、162Bの軸方向両側には、第1、第2キャリヤ(出力部材)176A、176Bが、軸受178A、178Bを介してケーシング117に回転自在に支持されている。第1、第2キャリヤ176A、176Bは、キャリヤピン181〜186によって連結・一体化されている。前述の可動部材114は、第1キャリヤ176Aにボルト188を介して連結されている。外歯歯車162A、162Bは、スペーサ163を挟んで該軸受178Aの内輪178A1と軸受178Bの内輪178B1とに挟まれることにより、その軸方向の位置が拘束されている。
ここで、センタ歯車132付近の構成について詳細に説明する。
主に図1を参照して、センタ歯車132の内側にはセンタ軸部材136が配置されている。センタ軸部材136は、制御ケーブル139(図4)を通すためのセンタホロー孔136Bを備え、第1、第2キャリヤ176A、176Bによってその軸方向の移動が規制されている。即ち、第1キャリヤ176Aの内側当接面176A1とセンタ軸部材136のモータ側当接面136Cとがそれぞれ当接している。また、第2キャリヤ176Bの内側当接面176B1とセンタ軸部材136の反モータ側当接面136Dとが当接している。結果として、センタ軸部材136は第1、第2キャリヤ176A、176Bに挟まれ、軸方向の動きが規制されている。
一方、センタ軸部材136の軸方向第1キャリヤ176A寄りの外周には段差部136Fが形成されている。ころ134がこの段差部136Fとスペーサ138、止め輪137によってその軸方向の動きが拘束された状態で配置され、センタ歯車132はこのころ134を介してセンタ軸部材136に回転自在に支持されている。ころ134は、センタ軸部材136を内輪、センタ歯車132を外輪とする大きな軸受の転動体として機能する。
センタ歯車132は、その軸方向両側(外歯歯車側の面)にそれぞれ外歯歯車162A、162B側に突出形成された凸部132A、132Bを備える。この凸部132A、132Bは、軸方向におけるセンタ歯車132と外歯歯車162A、162Bとの間に介在されることによりセンタ歯車132の歯部132Cと外歯歯車162A、162Bとが接触しないように機能する干渉防止部を構成する。また、この凸部(干渉防止部)132A、132Bを介してセンタ歯車132の外歯歯車162A、162B側への軸方向の移動規制がなされるようになっている。即ち、センタ歯車132は、結局、外歯歯車162A、162Bに挟まれることによってその軸方向の移動規制が行われていることになる。
なお、図1の符号195は、ころ134を保持するためのリテーナである。また、図4の符号143は、センタ軸部材136と第1キャリヤ176Aとの間に設けら得たOリング、192は、土台112に一体形成されたリング部190のホロー孔190Aとセンタ軸部材136の対リング部外周部136Aとの間に配置されたオイルシール、194は第1キャリヤ176Aの外周とケーシング117の内周との間に配置されたオイルシール、196は第1キャリヤ176Aの伝動軸孔177と伝動軸128との間に配置されたオイルシールである。減速機構部118は、これらのOリング143、オイルシール192、194、196とにより、その内外がシールされている。
なお、伝動軸孔177は、伝動軸128を通すための孔であるが、同様の孔117Bが他に2か所開けられている。これは組み付け時の利便性を考慮したためである。即ち、組み付けの際に全ての孔(伝動軸128が通る伝動軸孔177、キャリヤピン181〜186が通るキャリヤピン孔181H〜186H、偏心体軸144、146、148が通る偏心体軸孔144H、146H、148H)が塞がってしまうと、外歯歯車162A、162Bを径方向から持って差込まなければならなくなるため、極めて不便である。そこで、(伝動軸128の通っていない)余分の孔177Bを形成して使用することとすれば、そこに指を入れて組み込むことができ、組み付けが非常に容易になる。また、完成後はこの孔177Bが潤滑剤の通り道になって給排が容易になると共に潤滑性能を向上させることができる。この実施形態では、孔177Bは伝動軸孔177と同一の大きさとしてあるが、この目的から、孔177Bと伝動軸孔177は必ずしも同一の大きさとする必要はない。
次に、この関節駆動装置110の作用を説明する。
モータ116の動力は、モータ軸120に形成されたピニオン122、該ピニオン122と噛合するギヤ124、該ギヤ124とスプライン126を介して連結されている伝動軸128を介して伝動ピニオン130に至る。伝動ピニオン130が回転すると、これと噛合しているセンタ歯車132が回転し、更に、該センタ歯車132と噛合している3個の偏心体軸歯車138、140、142が回転し、偏心体軸144、146、148が同一方向に同一の回転速度で回転する。この結果、偏心体軸144、146、148上の偏心体150A、152A、154Aによって外歯歯車162Aが内歯歯車170に内接しながら揺動回転する。又、これと同時に、偏心体軸144、146、148の偏心体150B、152B、154Bによって外歯歯車162Bが前記外歯歯車162Aと180°の位相差を持って同様に内歯歯車170に内接噛合しながら揺動回転する。
内歯歯車170と外歯歯車162A、162Bとの歯数差(本来の内歯歯車170の歯数120と外歯歯車162A、162Bの歯数118との差)は、それぞれ2であるため、外歯歯車162A、162Bが1回揺動を行なうと、その歯数差分だけ外歯歯車162A、162Bは自転することになる。この日転成分が偏心体軸144、146、148を介して第1、第2キャリヤ176A、176Bに伝達される。
第1キャリヤ176Aは、ボルト188を介して可動部材114と一体化されているため、可動部材114は該可動部材114に配置されているモータ116ごと減速された回転速度で回転する。
ここで、外歯歯車162A、162Bは、スペーサ163を挟んだ状態で軸受178Aの内輪178A1と軸受178Bの内輪178B1とに挟まれることにより、その軸方向の位置が拘束されている。また、センタ軸部材136は凸部132A、132Bを介して外歯歯車162A、162Bに挟まれ、該外歯歯車162A、162Bにて軸方向の動きが規制された状態で組み込まれている。そのため、該凸部132A、132Bの存在により、センタ歯車132の歯部132Cは、通常運転中は、外歯歯車162A、162Bと衝突(接触)することがない。そのため衝突に起因した不具合も生じない。但し、万一接触したときのことを考えて、センタ歯車132の歯先端面は、これを面取り処理しておくことが好ましい。
また、センタ歯車132は、センタ軸部材136に、ころ134を介していわゆる軸受支持されているため、例えば上記従来例のように、センタ歯車(23)が3本の偏心体軸に組み込まれた偏心体軸歯車(25)との噛合によって半径方向に支持される構造と較べて非常に円滑に回転することができ、該センタ歯車132のふらつきが防止され、低振動性、低騒静性、及び高効率性を実現できる。また、偏心体軸とは別の伝動軸128から各偏心体軸に同時にトルクを振り分けるため、トルクバランスが良い。
次に、図5を用いて本発明の他の実施形態の例を示す。
先の実施形態では、干渉防止部をセンタ歯車132の軸方向両側に設けた凸部132A、132Bによって構成していたが、図5(A)に示した例では、該干渉防止部が、外歯歯車262A、262Bの軸方向センタ歯車232側の面に、該センタ歯車232側に突出形成された凸部262A1、262B1によって構成されている。センタ歯車232及び外歯歯車262A、262Bは、この外歯歯車262A、262B自体に形成さた凹部262A1、262B1を介して互いに軸方向に接触しており、センタ歯車232はその軸方向両側において外歯歯車262A、262Bに、当該凸部262A1、262B1を介して挟まれることによって軸方向の移動規制がなされている。
このような構成によっても、外歯歯車262A、262B自体に形成された凸部(干渉防止部)262A1、262B1の存在により、センタ歯車232の歯部232Cは、運転中において、外歯歯車262A、262Bと干渉することがない。そのため干渉に起因した不具合も生じない。また、該凸部262A1、262B1を介して外歯歯車262A、262Bによってセンタ歯車232の軸方向の位置決めをそれぞれ行っているため、該位置決めのために別途の位置拘束手段を省くこともできる。
なお、この実施形態においては、センタ歯車232をころ等を介さずに計3個の偏心体軸歯車138、140、142(図5(A)では138のみ図示)によって半径方向の支持がなされており、一層の部品点数の削減がなされている。その他の構成は先の実施形態と同様であるため、図中で同一部分に同一の符号を付すにとどめ、重複説明を省略する。
一方、図5の(B)に示した例では、干渉防止部が、軸方向におけるセンタ歯車332と外歯歯車362A、362Bとの間に設けられたスペーサ333A、333Bによって構成されている。スペーサ333A、333Bは、その外周がセンタ歯車332の歯部332Cの半径方向内側に収められており、該歯部332Cが外歯歯車362A、362Bと干渉するのを防止している。センタ歯車332及び外歯歯車362A、362Bは、該スペーサ333A、333Bを介して互いに軸方向に接触しており、センタ歯車332はその両側で外歯歯車262A、262Bに(スペーサ333A、333Bを介して)挟まれることによって軸方向の移動規制がなされている。
このような構成によっても、スペーサ(干渉防止部)333A、333Bの存在により、センタ歯車332の歯部332Cは、通常運転中は、外歯歯車362A、362Bと干渉することがない。そのため干渉に起因した不具合も生じない。
その他の構成は一番最初の実施形態と同様であるため、図中で同一部分に同一の符号を付すにとどめ、重複説明を省略する。
このほか、図示はしないが、例えば、前記凸部(132A、132B、或いは262A、262B)の代わりに、センタ歯車或いは外歯歯車に半径方向内側からセンタ歯車の歯部に至らない位置まで段部を突出形成するようにしても同様な作用効果が得られる。
このように、本発明においては、干渉防止部の具体的な構成については、特に限定されるものではない。
複数の偏心体軸を装置の半径方向中央に配置されたセンタ歯車によって駆動するタイプの揺動内接噛合遊星歯車装置に適応できる。
本発明の実施形態の一例が適用されたロボットの関節駆動装置の要部拡大縦断面図 図1の矢示II−II線に沿う断面図 図1の矢示III−III線に沿う断面図 前記実施形態に係る装置の全体縦断面図 本発明の他の実施形態の例を示す、センタ歯車付近の部分断面図 従来の揺動内接噛合遊星歯車構造の一例を示す縦断面図
符号の説明
112…土台
114…可動部材
116…モータ
128…伝動軸
130…伝動ピニオン
132…センタ歯車
132A、132B…凸部(干渉防止部)
132C…センタ歯車の歯部
134…ころ(転動体)
136…センタ軸部材
137…止め輪
139…スペーサ
144、146、148…偏心体軸
150A、150B、152A、152B、154A、154B…偏心体
162A、162B…外歯歯車
170…内歯歯車
176A、176B…第1、第2キャリヤ
178A、178B…軸受
181、186…キャリヤピン

Claims (5)

  1. 複数の偏心体軸にそれぞれ備えられた偏心体によって揺動回転する外歯歯車と、該外歯歯車が内接噛合する内歯歯車と、を備えた揺動内接遊星歯車構造において、
    駆動源側からの動力を受けて前記複数の偏心体軸を同時に駆動するセンタ歯車が、前記外歯歯車と軸方向に隣接して配置されると共に、
    前記センタ歯車の歯部を前記外歯歯車と接触させない干渉防止部が、該センタ歯車と前記外歯歯車との間に介在され、
    前記センタ歯車の該外歯歯車側への軸方向の移動規制がなされる構成とした
    ことを特徴とする揺動内接遊星歯車構造。
  2. 請求項1において、
    前記外歯歯車が、前記センタ歯車を挟んで軸方向に2枚設けられ、
    前記センタ歯車の軸方向両側に前記干渉防止部が配置され、前記センタ歯車が当該干渉防止部を介して両側の前記外歯歯車によって軸方向の移動規制がなされる
    ことを特徴とする揺動内接遊星歯車構造。
  3. 請求項1または2において、
    前記干渉防止部が、前記センタ歯車の軸方向外歯歯車側の面に、該外歯歯車側に突出形成された段差部によって構成されている
    ことを特徴とする揺動内接遊星歯車構造。
  4. 請求項1または2において、
    前記干渉防止部が、前記外歯歯車の軸方向センタ歯車側の面に、該センタ歯車側に突出形成された段差部によって構成されている
    ことを特徴とする揺動内接遊星歯車構造。
  5. 請求項1または2において、
    前記干渉防止部が、前記センタ歯車と前記外歯歯車との間に設けられたスペーサによって構成されている
    ことを特徴とする揺動内接遊星歯車構造。
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