JP2009037129A - レンズ鏡筒および撮像装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】光学性能の悪化を低減することができると共に、撮像装置を使用するときの煩雑さを低減することができ、更には、レンズ鏡筒が径方向に大型化するのを抑制することができるレンズ鏡筒を提供する。
【解決手段】レンズ鏡筒は、レンズ10を保持する第一の保持部材11と、第一の保持部材11を保持する第二の保持部材12と、レンズ10の被写体側で開閉動作可能に配置され、閉動作時にレンズ10を保護する保護部材15,15と、保護部材15,16を開閉駆動する駆動部材14と、を備える。第一の保持部材11は、該第一の保持部材11をレンズ10の光軸上に位置する中心を中心として回動可能に支持する球面部111を有すると共に、駆動部材14に対してレンズ10の光軸方向から見て重なるように配置される。
【選択図】図1

Description

本発明は、レンズユニットの調整機構およびレンズの保護機能を有するレンズ鏡筒、および該レンズ鏡筒を備える撮像装置に関する。
ズームレンズのように複数の光学群から構成される光学系を備えるレンズ鏡筒では、光学群の光軸に対する傾きが光学性能の悪化を招く場合がある。そこで、光学性能の悪化を低減するために、例えば、第1群光学群の傾きを調整する機構を備えたレンズ鏡筒が提案されている(特許文献1)。
特開2005−173413号公報
しかし、上記特許文献1では、撮像装置の収納状態においてレンズを保護する保護部材が設けられていないため、レンズ表面が傷ついたり、レンズ表面にごみや汚れが付着したりするおそれがある。
また、撮像装置の収納状態において、レンズを保護するために、レンズの被写体側を向く面を覆う蓋部材を鏡筒に係合させるものがあるが、撮像装置を使用するときは鏡筒に係合した蓋部材を使用者が外す必要があり、操作が煩雑である。しかも、取り外した蓋部材を保管、または紐などで撮像装置に繋いでおく必要があるので、取り外した後の蓋部材の管理が面倒である。
更に、蓋部材を用いる他の従来例として、撮像装置の装置本体にスライド式の蓋部材を設け、このスライド式の蓋部材のスライド位置に応じて撮像装置の電源をオンオフさせるものがある。
この従来例の場合、スライド式の蓋部材を支持するレール部や、蓋部材でレンズを閉じたまま、または開いたまま該蓋部材を保持する保持機構が必要なため撮像装置が大型化する。
そこで、本発明は、光学性能の悪化を低減することができると共に、撮像装置を使用するときの煩雑さを低減することができ、更には、レンズ鏡筒が径方向に大型化するのを抑制することができるレンズ鏡筒、および撮像装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明のレンズ鏡筒は、レンズを保持する第一の保持部材と、該第一の保持部材を保持する第二の保持部材と、該レンズの被写体側で開閉動作が可能に配置され、閉動作時に前記レンズを保護する保護部材と、該保護部材を駆動する駆動部材と、を備え、前記第一の保持部材は、該第一の保持部材を前記レンズの光軸上に位置する中心を中心として回動可能に支持する球面部を有すると共に、前記駆動部材に対して前記レンズの光軸方向から見て重なるように配置される、ことを特徴とする。
本発明の撮像装置は、被写体像を光電変換する撮像素子を備える撮像装置であって、請求項1〜7のいずれか一項に記載のレンズ鏡筒を備える、ことを特徴とする。
本発明によれば、光学性能の悪化を低減することができると共に、撮像装置を使用するときの煩雑さを低減することができ、更には、レンズ鏡筒が径方向に大型化するのを抑制することができる。
以下、本発明の実施の形態の一例を図面を参照して説明する。
図1は、本発明の実施の形態の一例であるレンズ鏡筒(沈胴状態)を備えるカメラの断面図である。図2は図1に示すレンズ鏡筒のワイド状態を示す断面図、図3は図1に示すレンズ鏡筒のテレ状態を示す断面図である。
図1に示すように、カメラ(撮像装置)1は、カメラ本体2を備えており、該カメラ本体2には、本発明の実施の形態の一例であるレンズ鏡筒3が保持されている。レンズ鏡筒3は、被写体側から像面側に向けて順に配置された一群レンズ10、二群レンズ20、三群レンズ30および四群レンズ40の4群の光学系を備える。
一群レンズ10は、一群レンズホルダ(第一の保持部材)11に一体に保持され、一群レンズホルダ11は、その外周部に、光学系の光軸上に中心をもつ球形の一部である球面部111(図4参照)を有する。
球面部111は、レンズ鏡筒3を光軸方向から見たときに、一群レンズ10の光軸方向の直径差を利用して、一群レンズ10の最外径面よりも径方向の内側に位置するように配置されている。このように配置することで、一群鏡筒13の径方向の小型化を可能にしている。
一群レンズホルダ11は、一群調整移動環(第二の保持部材)12の内周部分に設けられた、光軸方向の像面側に向かって径が一定の割合で小さくなる円錐形状部121に球面部111が当接するように保持される。
これにより、一群レンズホルダ11を一群調整移動環12に対して球面部111の中心を中心として、自在に傾けて配置することができる。
球面部111と円錐形状部121との当接部は、光軸を中心とする円となる。この円は、一群レンズホルダ11の傾きによらず、常に円錐形状部121の同じ個所に位置する。
図4は、一群レンズホルダ11と一群調整移動環12との関係を示す断面図である。図4には、この円の断面における位置を点122で表している。
そして、図4に示す点122の位置から明らかなように、この円がレンズ鏡筒3を光軸方向から見たときに、一群レンズ10の最外径面よりも内側になるように、球面部111および円錐形状部121が配置される。
図5は、一群鏡筒(第三の保持部材)13の分解斜視図である。一群鏡筒13には、扇型の5つの平面からなるステージ137が設けられ、それぞれの平面は光軸方向の位置が異なっている。そして、ステージ137は、光軸を中心とする円周上に3箇所等間隔に配置される。
図1に戻って、一群調整移動環12には、球状突起123がその先端をステージ137に当接させて設けられている。なお、図示されていないが、球状突起123も光軸を中心とする円周上に3箇所等間隔に配置されており、3箇所のステージ137にそれぞれ球状突起123が当接することで、一群鏡筒13に対して一群調整移動環12の外周部が保持される。
一群調整移動環12の外周部分と一群鏡筒13の内周部分とは嵌合関係になっており、一群調整移動環12は、一群鏡筒13に対して光軸を中心として回転する。
これにより、球状突起123が当接するステージ137上の位置を変えることができるので、一群鏡筒13に対する一群調整移動環12の光軸方向の位置を、ステージ137の5つの平面に応じた5段階の中から選択することができる。なお、一群調整移動環12が回転しても、球面部111と円錐形状部121との関係は変わらないので、一群レンズホルダ11を傾ける動作と一群調整移動環12の光軸方向の位置を変更する動作とは、それぞれ独立に行うことが出来る。
一群レンズホルダ11を傾ける調整および一群調整移動環12の光軸方向の位置の変更については後述するが、傾き調整後の一群レンズホルダ11および位置変更後の一群調整移動環12はそれぞれ接着剤により一群鏡筒13に対して固定される。
二群鏡筒21は、二群レンズ20を保持する。同様に、三群鏡筒31は、三群レンズ30を保持し、四群鏡筒41は、四群レンズ40を保持する。また、二群レンズ20と三群レンズ30との間には、絞り機能とシャッター機能とを有する絞りユニット50が配置される。
本実施形態の光学系による被写体像は、被写体像を光電変換する撮像素子90に結像する。撮像素子90は、撮像素子保持板91に接着剤等により保持され、撮像素子保持板91は、撮像素子ホルダ92にビス等により固定される。
図6は、レンズ鏡筒3の分解斜視図である。図6に示すように、撮像素子ホルダ92には、2本の四群ガイド棒93が設けられ、四群ガイド棒93には、四群鏡筒41(図3参照)が光軸方向へ移動可能に支持されている。
また、撮像素子ホルダ92には、四群モータ94が保持され、四群モータ94へのカメラシステムからの通電によりスクリュウ95が適宜正逆回転する。スクリュウ95には、ナット96がねじ係合するとともに、四群鏡筒41に対してナット96が回転しないように支持させることで、四群モータ94の回転により四群鏡筒41を光軸方向へ駆動することができる。
一群鏡筒13は筒状をなしており、その内径側には6個の一群フォロワ131(図5参照)が円周方向に等分に設けられている。図8は、移動カム環60の外周面の展開図である。移動カム環60は筒形状をなし、筒形状の外周側には、一群フォロワ131がカム係合する6個の一群カム溝61が設けられる。
一群フォロワ131は、一群鏡筒13に圧入されるが、一群フォロワ131が配置される位相に一群キー132を一群鏡筒13から径方向外側へ突出して設けることで、一群フォロワ131の一群鏡筒13に対する圧入長さを長くすることができる。
これにより、一群フォロワ131の十分な圧入力を得ることができる。そのため、一群キー132は、一群鏡筒13の外周に6箇所等分に設けられている。
一群直進案内筒70は筒形状をなし、その内周部に一群キー132に係合し、光軸方向へのみ一群キー132を案内する一群キー溝71(図6参照)が、一群キー132に対応して、6個所設けられている。
移動カム環60には、一群直進案内筒70の内面と嵌合する円筒面62(図6、図8参照)が設けられ、一群直進案内筒70の内面と円筒面62との嵌合により、移動カム環60と一群直進案内筒70とは相対回転可能に係合する。
また、一群直進案内筒70は、その内周部に光軸に直交する面に平行な溝72を有しており、この溝72に移動カム環60の突起63が係合するように組み込まれる。このいわゆるバヨネット係合により、移動カム環60と一群直進案内筒70とは光軸方向へ一体となって移動可能となる。
固定カム環80は、撮像素子ホルダ92に固定される筒体であり、移動カム筒60の外周側に配置される。
図10は、固定カム環80の内周面の展開図である。図10に示すように、固定カム環80の内周部には、移動カム環60の外周部に3箇所等分に設けられたカムフォロワ64とカム係合する、有底のカム溝81が設けられている。
また、このカム溝81と同じカム軌跡を有し、固定カム環80の内外周面を貫通する貫通カム穴82には、移動カム環60の外周部に3箇所等分に径方向外側に突設された円柱突起65(図6参照)が貫通する。
駆動環100は、固定カム筒80の外周部に嵌合する筒体である。駆動環100の内周側には、光軸に平行で幅が一定の駆動溝101が設けられており、駆動溝101は、固定カム環80の外周部に突出する移動カム環60の円柱突起65と係合する。
駆動環100には、歯車102が設けられており、カメラシステムの指令に応じて不図示の駆動源からの駆動力が歯車列を介して歯車102へ伝達されることで、駆動環100が適宜正逆回転する。
そして、駆動環100の回転により、駆動溝101によって円柱突起65が押され、移動カム環60が回転する。移動カム環60は、固定カム環80とカム係合しているので、移動カム環60は、その回転とともにカム溝81にならって光軸方向へ進退する。
一群直進案内筒70の外周部には、光軸方向に一定の幅を有する直進キー73(図6参照)が円周上に3箇所等分に設けられている。一方、固定カム環80には、直進キー73と嵌合する、光軸に平行なキー溝83が設けられている。
これにより、移動カム環60の光軸方向への回転を伴った移動に対して、一群直進案内筒70は、回転することなく、移動カム環60とともに光軸方向へ移動する。
また、一群鏡筒13は、一群キー132が一群直進案内筒70の一群キー溝71に係合しているので、同じく回転しないが、一群フォロワ131がカム係合する一群カム溝61が回転するので、回転に伴い一群カム溝61のカム係合部が移動していく。つまり、移動カム環60の回転に伴い、一群鏡筒13が光軸方向へ移動することとなる。
移動カム環60の内周部には、絞りユニット50、三群鏡筒31および二群鏡筒21を光軸方向へ移動させるカム溝が設けられている。
図9は、移動カム環60の内周面の展開図である。図9において、絞りカム66は、絞りユニット50の円周上に3箇所等分に設けられた絞りフォロワ51とカム係合する。三群カム67は、三群鏡筒31の円周上に3箇所等分に設けられた三群フォロワ32とカム係合する。二群カム68は、二群鏡筒21の円周上に3箇所等分に設けられた二群フォロワ22とカム係合する。
三群鏡筒31の像面側のフランジ部分には、三群キー33(図6参照)が円周上に3箇所等分に設けられている。一つの三群キー33の幅は、一群直進案内筒70の直進キー73の幅と同じであり、固定カム環80のキー溝83に係合する。つまり、三群鏡筒31は、三群キー33が固定されたキー溝83に係合しているので、光軸方向へ直進するように案内される。
一方、三群フォロワ32がカム係合する三群カム溝67が回転するので、該回転に伴い、三群カム溝67のカム係合部が移動していく。これにより、移動カム環60の回転に伴い、三群鏡筒31が光軸方向へカムにならって移動することとなる。
図7は、二群鏡筒21、三群鏡筒31および絞りユニット50の関係を示す分解斜視図である。
図7に示すように、絞りユニット50の絞りフォロワ51には、フォロワ51と同軸の円柱形状が設けられている。この円柱は、三群鏡筒31に設けられた光軸に平行な絞りキースリット34と係合する。
これにより、絞りユニット50は、三群鏡筒31と光軸を中心として相対回転することなく、互いに光軸方向に変位することができる。移動カム環60の回転により、絞りフォロワ51がカム係合する絞りカム溝66が回転し、絞りフォロワ51と絞りカム溝66とのカム係合部が移動していくので、カムにならって絞りユニット50を光軸方向へ変位させることが出来る。
二群鏡筒21の内周部には、光軸に平行に一定の幅を有するガイド溝23が3箇所設けられ、このガイド溝23に対応して三群鏡筒31に設けられた光軸に平行なガイド壁35が係合する。
これにより、二群鏡筒21は、三群鏡筒31に対して光軸を中心として相対回転することなく、互いに光軸方向に変位することができる。
移動カム環60の回転により、二群鏡筒21がカム係合する二群カム溝68が回転し、二群フォロワ22と二群カム溝68とのカム係合部が移動していくので、カムにならって二群鏡筒21を光軸方向へ変位させることが出来る。
保護筒105は、固定カム環80を撮像素子ホルダ92との間に挟み込むように保持する筒体である。保護筒105は、駆動環100の光軸方向への移動を規制するとともに、回転する駆動環100を覆うことでカメラ本体2内部で駆動環100を保護している。
また、不図示であるが、保護筒105は、移動カム環60の駆動源となるモータと、モータの回転を減速して駆動環100の歯車102へ伝える減速歯車列とを保持する機能も有する。
次に、一群レンズホルダ11を傾ける調整および一群調整移動環12の光軸方向の位置の変更について説明する。
まず、ピント位置などに基づいて、一群調整移動環12の光軸方向の位置を定める。ここでは、前述したように、一群調整移動環12の球状突起123が一群鏡筒13のステージ137の5つの平面のうちの最適な平面に当接するように、一群調整移動環12を光軸を中心に回転させる。
球状突起123とステージ137の当接部分は外部からは見ることができないので、一群調整移動環12の指標124を、一群鏡筒13に設けられた指標133に選択的に合わせることにより使用する平面(回転位置)の選択を行う。
一群調整移動環12には、3箇所の穴125が設けられており、一群鏡筒13には、穴125に対応して突起134が設けられている。一群レンズホルダ11の3箇所のタブ112は、一群鏡筒13の突起134に緩く係合する。
この状態で、一群レンズホルダ11のその周囲を押し引きすることにより、一群レンズ10の光軸に対する傾きを調整することができる。所望の調整を行った後、一群調整移動環12の3箇所の穴125のそれぞれに接着剤が流し込まれ、タブ112、穴125および一群鏡筒13が互いに接着固定される。
次に、図5を参照して、一群レンズ10を沈胴状態において覆うレンズバリアについて説明する。
図5に示すように、本実施形態のレンズ鏡筒のレンズバリアは、バリア駆動環(駆動部材)14、1対の内バリア羽根(保護部材)15、1対の外バリア羽根(保護部材)16、バリアカバー17、およびバリアキャップ18を備える。
バリア駆動環14は、一群鏡筒13の内周面に嵌合して回動する。一群調整移動環12と一群鏡筒13との嵌合部は、光軸方向から見たときに、バリア駆動環14と一群鏡筒13との嵌合部と同じ位置に配置されるか、または、バリア駆動環14と一群鏡筒13との嵌合部よりも内側の位置に配置される。
また、一群鏡筒13の内周面から径方向内側に突設された平板状の突起135と、バリア駆動環14に対して一群鏡筒13の光軸方向の当接面になるレール136との間に、バリア駆動環14の外周部に設けられた鍔部141が入る、いわゆるバヨネット係合をなす。これにより、バリア駆動環14は、一群鏡筒13に対して回転可能に支持される。なお、鍔部141は、バリア駆動環14と一群鏡筒13との嵌合部よりも外側の位置に配置される。
また、バリア駆動環14は、スプリング掛け(弾性部材保持部)142に不図示のスプリング(弾性部材)が掛けられ、レンズ鏡筒3を被写体側から見て反時計回りの回動方向へ付勢する。なお、スプリング掛け142は、バリア駆動環14と一群鏡筒13との嵌合部よりも外側の位置に配置される。
1対の内バリア羽根15は、軸(回転中心)151を有し、この軸151が一群鏡筒13の軸受け136に挿入されることで、軸151を中心として回動可能に支持される。なお、軸151は、バリア駆動環14と一群鏡筒13との嵌合部よりも外側の位置に配置される。
また、1対の内バリア羽根15が、図5に示すように、互いに密着した状態となることで、一群レンズ10を保護する閉じた状態をなす。内バリア羽根15は、この閉じた状態になるように、不図示のスプリングにより付勢される。
ここで、内バリア羽根15には、バリア駆動環14の壁部(押圧部)143が当接する突起152が設けられており、前述したように、バリア駆動環14は、レンズ鏡筒3を被写体側から見て反時計回り方向へ付勢される。
従って、バリア駆動環14の回転により突起152が押圧され、スプリングの付勢力に抗して内バリア羽根15が開いた状態へ遷移する。なお、壁部143は、光軸方向から見たとき、一群レンズホルダ11の最外径面より内側の位置に配置される。
1対の外バリア羽根16は、内バリア羽根15の被写体側に配置される。外バリア羽根16には、内バリア羽根15の軸151と同軸の軸153に嵌合する穴161が設けられており、内バリア羽根15に対して支持される。
外バリア羽根16には、2箇所に光軸方向の像面側に突出した突起162および突起163が設けられ、内バリア羽根15の外形部分がこの突起162および突起163に係合することで、内バリア羽根15の開閉動作に連動して外バリア羽根16が開閉する。
バリアカバー17は、一群鏡筒13に保持され、内バリア羽根15および外バリア羽根16が回動する空間を形成し、また、バリアが開いた状態でのレンズ鏡筒3の開口を決定する間口を有する。
そして、バリアキャップ18がバリアカバー17および一群鏡筒13に両面テープなどで固定され、レンズバリア機構が完成する。
図1〜図3を参照して、バリア駆動環14には、光軸方向の像面側に向けて、一群鏡筒13に設けられた穴を通して移動カム環60の面69(図8参照)に当接するように突起144が設けられている。
移動カム環60の回転により、一群鏡筒13が、図1に示す沈胴位置に移動することにより、面69と突起144とが当接し、移動カム環60の回転によりバリア駆動環14がレンズ鏡筒3を被写体側から見て時計回り方向へ回転する。
これにより、バリア駆動環14の壁部143による内バリア羽根15の突起152の押圧が開放されるので、内バリア羽根15は、前述したように、不図示のスプリングにより閉じた状態となる。
以上説明したように、本実施形態のレンズ鏡筒は、一群レンズ10を傾ける調整のための一群レンズホルダ11、および光軸方向の位置を変更するための一群調整移動環12を備えるため、光学性能の悪化を低減することができる。
また、一群レンズ10を保護するレンズバリア機構がレンズ鏡筒3内に配置され、レンズバリア機構を駆動するバリア駆動環14が、光軸から見たときに、一群レンズホルダ11および一群調整移動環12と重なるように配置される。
これにより、カメラを使用するときの煩雑さを低減することができるとともに、一群鏡筒13、ひいてはレンズ鏡筒が径方向に大型化するのを抑制することができる。
更に、バリア駆動環14と一群鏡筒13との嵌合部の外周側と一群鏡筒13の外形部分との間に、内外バリア羽根の回転軸、バリア駆動環14を付勢するスプリングのスプリング掛け142及びバリア駆動環14と一群鏡筒13とのバヨネット係合部が配置される。これにより、一群鏡筒13内の空間を有効に利用することができる。
なお、本発明は上記実施の形態に例示したものに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において適宜変更可能である。
本発明の実施の形態の一例であるレンズ鏡筒(沈胴状態)を備えるカメラの断面図である。 図1に示すレンズ鏡筒のワイド状態を示す断面図である。 図1に示すレンズ鏡筒のテレ状態を示す断面図である。 図1に示すレンズ鏡筒を構成する一群レンズホルダを示す断面図である。 図1に示すレンズ鏡筒を構成するレンズバリアと一群レンズ調整機構とを示す分解斜視図である。 図1に示すレンズ鏡筒の分解斜視図である。 図1に示すレンズ鏡筒を構成する二群鏡筒と三群鏡筒との係合関係を説明するための分解斜視図である。 図1に示すレンズ鏡筒を構成する移動カム環の外周面の展開図である。 図1に示すレンズ鏡筒を構成する移動カム環の内周面の展開図である。 図1に示すレンズ鏡筒を構成する固定カム環の内周面の展開図である。
符号の説明
1 カメラ
2 カメラ本体
3 レンズ鏡筒
10 一群レンズ
11 一群レンズホルダ
12 一群調整移動環
13 一群鏡筒
14 バリア駆動環
15 内バリア羽根
16 外バリア羽根
17 バリアカバー
18 バリアキャップ
20 二群レンズ
21 二群鏡筒
22 二群フォロワ
23 ガイド溝
30 三群レンズ
31 三群鏡筒
32 三群フォロワ
40 四群レンズ
41 四群鏡筒
50 絞りユニット
51 絞りフォロワ
60 移動カム環
61 一群カム溝
62 円筒面
63 突起
64 カムフォロワ
65 円柱突起
66 絞りカム
67 三群カム
68 二群カム
70 一群直進案内筒
71 一群キー溝
72 溝
73 直進キー
80 固定カム環
81 カム溝
82 貫通カム穴
83 キー溝
90 撮像素子
91 撮像素子保持板
92 撮像素子ホルダ
93 四群ガイド棒
94 四群モータ
95 スクリュウ
96 ナット
100 駆動環
101 駆動溝
102 歯車
105 保護筒
111 球面部
112 タブ
121 円錐形状部
123 球状突起
131 一群フォロワ
132 一群キー
134、135 突起
136 レール
137 ステージ
141 鍔部
142 スプリング掛け
143 壁部
144 突起
151,153 軸
152 突起
161 穴
162、163 突起

Claims (8)

  1. レンズを保持する第一の保持部材と、
    該第一の保持部材を保持する第二の保持部材と、
    該レンズの被写体側で開閉動作が可能に配置され、閉じた状態で前記レンズを保護する保護部材と、
    該保護部材を駆動する駆動部材と、を備え、
    前記第一の保持部材は、該第一の保持部材を前記レンズの光軸上に位置する中心を中心として回動可能に支持する球面部を有すると共に、前記駆動部材に対して前記レンズの光軸方向から見て重なるように配置される、
    ことを特徴とするレンズ鏡筒。
  2. 前記第二の保持部材の外周部が嵌合する第三の保持部材を有し、
    前記駆動部材は、前記第三の保持部材の内周部に嵌合して回動し、
    前記第二の保持部材と前記第三の保持部材との嵌合部は、光軸方向から見たときに、前記駆動部材と前記第三の保持部材との嵌合部と同じ位置に配置されるか、または、前記駆動部材と前記第三の保持部材との嵌合部よりも内側の位置に配置される、
    ことを特徴とする請求項1に記載のレンズ鏡筒。
  3. 前記保護部材は、回転により開閉動作し、その回転中心は、前記駆動部材と前記第三の保持部材との嵌合部よりも外側の位置に配置される、
    ことを特徴とする請求項2に記載のレンズ鏡筒。
  4. 前記駆動部材を回動方向に付勢する弾性部材と、
    該弾性部材を保持する弾性部材保持部と、を有し、
    該弾性部材保持部は、前記駆動部材と前記第三の保持部材との嵌合部よりも外側の位置に配置される、
    ことを特徴とする請求項2または3に記載のレンズ鏡筒。
  5. 前記駆動部材は、前記第三の保持部材に係合する鍔部を有し、
    該鍔部は、前記駆動部材と前記第三の保持部材との嵌合部よりも外側の位置に配置される、
    ことを特徴とする請求項2〜4のいずれか一項に記載のレンズ鏡筒。
  6. 前記駆動部材は、押圧することにより前記保護部材を回転させる押圧部を有し、
    該押圧部は、光軸方向から見たときに、前記第一の保持部材の最外径面よりも内側の位置に配置される、
    ことを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載のレンズ鏡筒。
  7. 前記第二の保持部材は、前記第三の保持部材に対して回転可能に嵌合するとともに、該回転位置に応じて該第三の保持部材に対する光軸方向の位置の変更が可能である、
    ことを特徴とする請求項2〜6のいずれか一項に記載のレンズ鏡筒。
  8. 被写体像を光電変換する撮像素子を備える撮像装置であって、
    請求項1〜7のいずれか一項に記載のレンズ鏡筒を備える、
    ことを特徴とする撮像装置。
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