JP2009035132A - 車両用シート - Google Patents

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Abstract

【課題】車両用シートに関し、その適正な使用を促しながら、チャイルドシートの装着性能の向上を図ることができるようにする。
【解決手段】着座位置で固定されるとともに、固定が解除されると離脱位置へ移動可能にシート本体に取り付けられたシートクッション20を有し、シートクッション20が離脱位置にあるときにチャイルドシートを装着可能な車両用シートに対し、シートクッション20の固定が解除されたときに、シートクッション20とシート本体10とを接続しながら、シートクッション20の着座位置から離脱位置への移動を許容する移動手段60と、シートクッション20が着座位置にある状態でシートクッション20の下方に配置され、シートクッション20が離脱位置にあるときにチャイルドシートが載置される載置手段13と、載置手段13の上面に配置され、弾性体で形成された突起部15とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、チャイルドシートを装着可能な車両用シートに関するものである。
近年、チャイルドシートを装着可能な車両用シートに関する種々の技術が開発されている。
具体的には、特許文献1に記載されているように、助手席等のシートクッションの座面上にチャイルドシートを載置し、国際標準規格のチャイルドシート用固定方式(例えばISO−FIX)対応の固定具でチャイルドシートを固定する車両用シートの技術が開発されている。
また、特許文献2に記載されているように、シートクッションを上下に2分割して上部着座部と下部着座部とを形成し、上部着座部を取り外した状態で下部着座部にチャイルドシートを載置し、チャイルドシートの後部に設けられたロック部材のロック爪をストライカーに係止する車両用シートの技術が開発されている。
特開2002−347486号公報 特開2001−270355号公報
しかしながら、特許文献1記載の技術によれば、シートクッションの座面上にチャイルドシートを載置しており、特に助手席にチャイルドシートを装着する場合、ドライバーの側方の視界を確保し難いという課題がある。
一方、特許文献2記載の技術のようにシートクッションの少なくとも一部(上部着座部)を取り外してチャイルドシートを装着すれば、取り外した分だけチャイルドシートの装着時の高さを抑えることができるので、ドライバーの側方の視界の確保に好ましい。
しかしながら、特許文献2記載の技術のような車両用シートにおいては、チャイルドシートが装着される部位(下部着座部)に、チャイルドシートが装着されず、乗員が着座する虞がある。このような乗員の着座は、走行中に特に好ましくない。
また、チャイルドシートには種々のタイプがあり、チャイルドシートの底部形状によっては、下部着座部の形状と適合せずに、ガタが発生する虞がある。
本発明はこのような課題に鑑み案出されたもので、その適正な使用を促しながら、チャイルドシートの装着性能の向上を図ることができるようにした、車両用シートを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1記載の本発明の車両用シートは、車両の乗員が着座する着座位置で固定されるとともに、固定が解除されると前記着座位置から離れた離脱位置へ移動可能にシート本体に取り付けられたシートクッションを有し、前記シートクッションが前記離脱位置にあるときにチャイルドシートを装着可能な車両用シートであって、前記シートクッションの固定が解除されたときに、前記シートクッションと前記シート本体とを接続しながら、前記シートクッションの前記着座位置から前記離脱位置への移動を許容する移動手段と、前記シートクッションが前記着座位置にある状態で前記シートクッションの下方に配置され、前記シートクッションが前記離脱位置にあるときに前記チャイルドシートが載置される載置手段と、前記載置手段の上面に配置され、弾性体で形成された突起部とを備えたことを特徴としている。
請求項2記載の本発明の車両用シートは、請求項1記載の車両用シートにおいて、前記突起部は、先端が尖った形状に形成されていることを特徴としている。
請求項3記載の本発明の車両用シートは、請求項1又は2記載の車両用シートにおいて、前記突起部は、前記載置手段と一体に形成されていることを特徴としている。
請求項4記載の本発明の車両用シートは、請求項1又は2記載の車両用シートにおいて、前記突起部は、前記載置手段と別体に形成され、前記載置手段に着脱可能に取り付けられていることを特徴としている。
請求項5記載の本発明の車両用シートは、請求項1〜4の何れか1項に記載の車両用シートにおいて、前記車両にはエアバッグ装置が備えられ、前記シートクッションの固定を解除する解除手段と、前記解除手段による前記シートクッションの固定の解除を検出する検出手段と、前記エアバッグ装置の作動を停止する停止手段とをさらに備え、前記停止手段は、前記検出手段により前記シートクッションの固定の解除が検出されると、前記エアバッグ装置の作動を停止させることを特徴としている。
請求項6記載の本発明の車両用シートは、請求項1〜5の何れか1項に記載の車両用シートにおいて、前記シート本体に取り付けられたシートバックと、前記シートバックの下方に配置され、前記チャイルドシートを前記シート本体に接続する接続手段とをさらに備え、前記接続手段は、前記シートクッションが前記着座位置にあるときには前記チャイルドシートの接続が禁止され、前記シートクッションが前記離脱位置にあるときに前記チャイルドシートの接続が許可されることを特徴としている。
請求項7記載の本発明の車両用シートは、請求項1〜6の何れか1項に記載の車両用シートにおいて、助手席に用いられることを特徴としている。
請求項1記載の本発明の車両用シートによれば、載置手段の上面に突起部が配置されているので、載置手段は着座する場所ではないことを、乗員に対して視覚的に認識させることができ、チャイルドシートが装着(載置)される場所への乗員の着座を防止することができる。また、突起部は弾性体で形成されているので、チャイルドシートが装着されたとき、荷重で撓み、載置手段とチャイルドシートとの間のガタを吸収し、装着の安定性を高めることができる。したがって、その適正な使用を促しながら、チャイルドシートの装着性能の向上を図ることができる。
請求項2記載の本発明の車両用シートによれば、突起部の先端が尖った形状に形成されているので、載置手段は着座する場所ではないことを乗員に対してより強く視覚的に認識させることができる。
請求項3記載の本発明の車両用シートによれば、突起部が載置手段と一体に形成されているので、突起部と載置手段とを一括して成形することができ、その成形工程を簡素にすることができる。
請求項4記載の本発明の車両用シートによれば、突起部が載置手段と別体に形成されているので、様々な形状の突起部を載置手段に容易に取り付けることができ、また、突起部のみを容易に交換することができる。
請求項5記載の本発明の車両用シートによれば、チャイルドシートを装着するための一連の操作だけでエアバッグ装置の作動を確実に停止し、エアバッグ装置によってチャイルドシートが圧迫されることを防止することができる。
請求項6記載の本発明の車両用シートによれば、接続手段によるチャイルドシートの接続はシートクッションが離脱位置にあるときにのみ許可されるので、チャイルドシートの装着がシートクッションの離脱位置への移動後に限定され、エアバッグ装置の作動をより確実に停止することができる。
請求項7記載の本発明の車両用シートによれば、チャイルドシートが助手席に装着されるので、ドライバーがチャイルドシートに拘束された幼児を容易に視認することができる。
以下、図面により、本発明の実施の形態について説明する。
図1〜図5は、本発明の一実施形態の車両用シートを示す模式的な図であって、図1はシートクッションが離脱位置にあるときのその斜視図、図2はシートクッションが着座位置にあるときのその斜視図、図3はその分解斜視図、図4はチャイルドシートを装着したときのその側面図、図5は車室内の斜視図である。
<構成>
図1及び図2に示すように、車両用シート1は、シート本体となるフレーム10と、乗員が着座するシートクッション20と、乗員が背をもたれさせるシートバック30とを主に備えて構成されて、図5に示すように、助手席用のシートとして用いられている。
また、車両用シート1は、図1及び図2に示すように、シートクッション20の下方に配設され、シートクッション20の固定を解除するストラップ(解除手段)40と、シートクッション20の固定の解除を検出する変位センサ(検出手段)50と、シートクッション20を移動させる一対のアーム(移動手段)60と、チャイルドシート2(図4参照)を接続する一対のアンカ(接続手段)70とを備えている。
さらに、車両用シート1は、図1及び図3に示すように、フレーム10に固定されシートクッション20を支持するカバープレート12と、カバープレート12の上方に配置されてカバープレート12とともにシートクッション20を支持するベースプレート(載置手段)13と、シートバック30の下方に配置され、フレーム10に両端部を支持されて水平方向に延在するバー14とを有している。
ベースプレート13は、カバープレート12にヒンジ(図示略)で回動可能に取り付けられ、カバープレート12との間に所定の中空空間を形成している。この中空空間は、小物入れとして利用することができるようになっている。そして、ベースプレート13には開口部16が形成されて、この開口部16がベースプレート13をカバープレート12に対して回動させる際の取っ手として機能するようになっている。なお、ベースプレート13は、カバープレート12に対して回動可能に設けられるのではなく、カバープレート12から完全に切り離し可能に設けられていても良い。
また、本発明の大きな特徴として、ベースプレート13は、その上面に、円錐状の突起(突起部)15が複数配置され、チャイルドシート2が載置されるようになっている。
突起15はそれぞれ、エラストマ(弾性体)で形成され、荷重が入力されると撓むようになっている。また、突起15はそれぞれ、ベースプレート13と別体に形成されるとともに、図示しないネジ溝が形成され、ベースプレート13のネジ穴(図示略)にねじ込まれてベースプレート13に着脱可能に取り付けられている。なお、突起15にネジ穴を形成して、別体のネジにより突起15をベースプレート13に着脱可能に取り付けられていても良い。もしくは、突起15は抜け防止用羽根付きに構成されるとともに、ベースプレート13には穴が開穿されて、羽根付きの突起15をその穴に差し込むことにより、突起15がベースプレート13に着脱可能に取り付けられていても良い。
シートクッション20は、図3に示すように、クッションパッド21と、クッションパッド21の下方でクッションパッド21を支持するクッションパン22とを有している。そして、シートクッション20は、乗員が着座する着座位置P1でラッチによりフレーム10に固定され、乗員がストラップ40を操作することでその固定が解除されたときには、アーム60により着座位置P1から離れた離脱位置P2へ移動可能になっている。ここで、カバープレート12及びベースプレート13とシートクッション20との間には、プッシュアップスプリング(付勢手段;図示略)が配置され、シートクッション20を常時、上方に付勢するようになっている。
一対のアーム60はそれぞれ、シートクッション20の左右両端部に配置され、シート前後方向に延在している。また、アーム60は、その一端部がフレーム10に回転自在に取り付けられるとともに、その他端部がクッションパン22に回転自在に取り付けられ、シートクッション20を着座位置P1と離脱位置P2との間で移動させることができるようになっている。
一対のアンカ70は、ISO−FIX対応のものであって、シートバック30の下方に位置するバー14に取り付けられ、シートクッション20が着脱位置P1にあるときには、隠れた状態にある(図2参照)。そして、シートクッション20が離脱位置P2に移動したときに露出し(図1参照)、チャイルドシート2のコネクタ(図示略)が接続されて、チャイルドシート2を固定可能になっている。つまり、アンカ70に対し、シートクッション20が着座位置P1にあるときにはチャイルドシート2のコネクタの接続が禁止され、シートクッション20が離脱位置P2にあるときにはチャイルドシート2のコネクタの接続が許可されるようになっている。
ところで、図5に示すように、車室内には、車両用シート1の前方におけるダッシュボード3内に配置された助手席用のエアバッグ(エアバッグ装置)4と、エアバッグ4の作動が停止したときに点灯する警告灯5と、エアバッグ4及び警告灯5の作動を制御する制御装置(停止手段)80とが配置されている。また、図示しないエンジンルームには、車両に入力された衝撃を感知する衝撃センサ6が配置されている。
制御装置80は、衝撃センサ6と変位センサ50とに電気的に接続され、衝撃センサ6の検出結果に応じてエアバッグ4を作動させるとともに、変位センサ50によってシートクッション20の固定の解除が検出されると、エアバッグ4の作動を停止するようになっている。
<作用・効果>
本発明の一実施形態にかかる車両用シートは上述のように構成されているので、以下のような作用・効果がある。
チャイルドシート2の装着手順について説明する。
最初に、乗員がストラップ40を前方に引いて(図2の矢印A参照)、シートクッション20の固定を解除する。すると、カバープレート12及びベースプレート13とシートクッション20との間のプッシュアップスプリングによって、シートクッション20が着座位置P1から上方に持ち上げられる。このとき、変位センサ50によってシートクッション20の固定の解除が検出され、制御装置80によってエアバッグ4の作動が停止されると同時に警告灯5が点灯する。
続いて、乗員がシートクッション20を前方へ動かすと、アーム60によりシートクッション20はフレーム10と接続されたまま、離脱位置P2へと移動する(図1参照)。すると、アンカ70が現われる。ここで、チャイルドシート2をベースプレート13上に載置し、アンカ70とチャイルドシート2のコネクタとを接続することで、図4に示すように、チャイルドシート2が車両用シート1に装着される。このとき、エアバッグの作動は確実に停止している。
このように、チャイルドシート2の装着が、ストラップ40によりシートクッション20の固定を解除したときに限定されるので、制御装置80により固定の解除に連動してエアバッグ4の作動が自動的に停止され、チャイルドシート2を装着するための一連の操作だけでエアバッグ4の作動を確実に停止し、エアバッグ4が作動した場合にチャイルドシート2が圧迫されることを防止することができる。加えて、アンカ70はシートクッション20が離脱位置P2にあるときにのみ現われるので、アンカ70によるチャイルドシート2の固定は、シートクッション20の離脱位置P2への移動後にのみ許可され、エアバッグ4の作動をより確実に停止することができる。そして、エアバッグ4の作動が停止したとき、警告灯5が点灯するので、ドライバーがエアバッグ4の作動の停止を容易に視認することができる。
また、ベースプレート13の上面に突起15が配置されているので、ベースプレート13は着座する場所ではないことを乗員に対して視覚的に認識させることができ、チャイルドシート2が装着される場所への乗員の着座を、コストの増大を抑制しながら、防止することができる。
また、突起15はエラストマで形成されているので、チャイルドシート2が装着されたとき、荷重で容易に撓み、ベースプレート13とチャイルドシート2との間のガタを吸収し、装着の安定性を高めることができる。
また、突起部15は円錐状に形成されているので、その尖った先端形状によって、ベースプレート13は着座する場所ではないことを、乗員に対してより強く視覚的に認識させることができる。
また、チャイルドシート2が助手席に装着されるので、ドライバーがチャイルドシート2に拘束された幼児を容易に視認することができる。
また、シートクッション20が配置されていた空間にチャイルドシート2を装着することができるので、例えばシートクッションの座面上にチャイルドシートを載置する従来技術に比べて、チャイルドシート2の装着時の高さを抑えることができる。したがって、チャイルドシート2を助手席に装着しても、チャイルドシート2がドライバーの視界の妨げにならず、ドライバーの視界を良好に確保することができる。
また、アンカ70がISO−FIX対応のものであるので、チャイルドシート2の装着の汎用性・互換性をより広く確保することができる。
また、突起15がベースプレート13と別体に形成されているので、様々な形状の突起15を要望に応じて適宜選定し、ベースプレート13に容易に取り付けることができ、また、例えば突起15が老朽化或いは破損したような場合には、突起15のみを容易に交換することができる。
<その他>
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は、上記実施形態に限定されず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形することが可能である。
例えば、上記実施形態において、突起15は、ベースプレート13の上面に4個配置されたが、配置される個数はこれに限らず、3個以下であっても良いし5個以上であっても良い。また、突起15は、円錐状に形成されたが、乗員にベースプレート13が着座場所でないことを案内する機能を果たし、且つ、ベースプレート13の上面とチャイルドシート2の底部とのガタを吸収する機能を果たす形状であれば、どのような形状であっても良い。例えば、突起15は、三角錐状であっても良いし、半球状であっても良いし、図6に示すように蛇腹状であっても良い。ただし、先端が尖った形状に形成されていれば、着座場所でないことを案内する機能の点でより好ましい。
また、上記実施形態において、突起15はベースプレート13と別体に形成されているが、ベースプレート13と一体に形成されていても良い。これによれば、突起15とベースプレート13とを一括して成形することができ、その成形工程を簡素にすることができる。このとき、突起15には弾性に富む樹脂を用いる一方、ベースプレート13には剛性が高い樹脂を用いて、ダブルインジェクション成形をすることが好ましい。
また、上記実施形態において、フレーム10はカバープレート12とベースプレート13とを有し、ベースプレート13の上面に突起15を配置したが、例えばフレーム10がベースプレート13を有さず、カバープレート12(載置手段)の上面に突起15を配置しても良い。つまり、フレーム10は、チャイルドシート2が載置されるように略水平に広がる上面を持つ部材(載置手段)を少なくとも一つ有し、その部材の上面に突起15が配置されていれば良い。
また、上記実施形態において、一対のアーム60で移動手段を構成したが、一本のアームで移動手段を構成し、シートクッション20を揺動移動できるようにしても良い。もしくは、アーム60をスライドレールに代えて移動手段を構成し、シートクッション20を着脱位置P1と離脱位置P2との間でスライド移動できるようにしても良い。
また、上記実施形態において、ISO−FIX対応のアンカ70を接続手段としたが、必ずしもISO−FIX対応のものに限らず、接続手段は、チャイルドシート2を車両用シート1にしっかりと接続できるものであれば良い。
また、上記実施形態において、車両用シート1を自動車の助手席に適用した場合について説明したが、自動車以外の車両や助手席以外の座席にも適用することがもちろん可能である。
本発明の一実施形態に係る車両用シートを示すものであって、シートクッションが離脱位置にあるときの模式的な斜視図である。 本発明の一実施形態に係る車両用シートを示すものであって、シートクッションが着座位置にあるときの模式的な斜視図である。 本発明の一実施形態に係る車両用シートを示す模式的な分解斜視図である。 本発明の一実施形態に係る車両用シートを示すものであって、チャイルドシートを装着したときの模式的な側面図である。 本発明の一実施形態に係る車両用シートを備えた車室内の模式的な斜視図である。 本発明の一実施形態に係る車両用シートの変形例における突起の模式的な断面図である。
符号の説明
1 車両用シート
2 チャイルドシート
3 ダッシュボード
4 エアバッグ(エアバッグ装置)
5 警告灯
6 衝撃センサ
10 フレーム(シート本体)
12 カバープレート(載置手段)
13 ベースプレート(載置手段)
14 バー
15,15A 突起(突起部)
16 開口部(取っ手)
20 シートクッション
21 クッションパッド
22 クッションパン
30 シートバック
40 ストラップ(解除手段)
50 変位センサ(検出手段)
60 アーム(移動手段)
70 アンカ(接続手段)
80 制御装置(停止手段)

Claims (7)

  1. 車両の乗員が着座する着座位置で固定されるとともに、固定が解除されると前記着座位置から離れた離脱位置へ移動可能にシート本体に取り付けられたシートクッションを有し、前記シートクッションが前記離脱位置にあるときにチャイルドシートを装着可能な車両用シートであって、
    前記シートクッションの固定が解除されたときに、前記シートクッションと前記シート本体とを接続しながら、前記シートクッションの前記着座位置から前記離脱位置への移動を許容する移動手段と、
    前記シートクッションが前記着座位置にある状態で前記シートクッションの下方に配置され、前記シートクッションが前記離脱位置にあるときに前記チャイルドシートが載置される載置手段と、
    前記載置手段の上面に配置され、弾性体で形成された突起部とを備えた
    ことを特徴とする、車両用シート。
  2. 前記突起部は、先端が尖った形状に形成されている
    ことを特徴とする、請求項1記載の車両用シート。
  3. 前記突起部は、前記載置手段と一体に形成されている
    ことを特徴とする、請求項1又は2記載の車両用シート。
  4. 前記突起部は、前記載置手段と別体に形成され、前記載置手段に着脱可能に取り付けられている
    ことを特徴とする、請求項1又は2記載の車両用シート。
  5. 前記車両にはエアバッグ装置が備えられ、
    前記シートクッションの固定を解除する解除手段と、
    前記解除手段による前記シートクッションの固定の解除を検出する検出手段と、
    前記エアバッグ装置の作動を停止する停止手段とをさらに備え、
    前記停止手段は、前記検出手段により前記シートクッションの固定の解除が検出されると、前記エアバッグ装置の作動を停止させる
    ことを特徴とする、請求項1〜4の何れか1項に記載の車両用シート。
  6. 前記シート本体に取り付けられたシートバックと、
    前記シートバックの下方に配置され、前記チャイルドシートを前記シート本体に接続する接続手段とをさらに備え、
    前記接続手段は、前記シートクッションが前記着座位置にあるときには前記チャイルドシートの接続が禁止され、前記シートクッションが前記離脱位置にあるときに前記チャイルドシートの接続が許可される
    ことを特徴とする、請求項1〜5の何れか1項に記載の車両用シート。
  7. 助手席に用いられる
    ことを特徴とする、請求項1〜6の何れか1項に記載の車両用シート。
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