JP4872848B2 - 車両用シート - Google Patents
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Description
具体的には、特許文献1に記載されているように、助手席等のシートクッションの座面上にチャイルドシートを載置し、国際標準規格のチャイルドシート用固定方式(例えばISO−FIX)対応の固定具でチャイルドシートを固定する車両用シートの技術が開発されている。
一方、特許文献2記載の技術のようにシートクッションの少なくとも一部(上部着座部)を取り外してチャイルドシートを装着すれば、取り外した分だけチャイルドシートの装着時の高さを抑えることができるので、ドライバーの側方の視界の確保に好ましい。
また、チャイルドシートには種々のタイプがあり、チャイルドシートの底部形状によっては、下部着座部の形状と適合せずに、ガタが発生する虞がある。
請求項3記載の本発明の車両用シートは、請求項1又は2記載の車両用シートにおいて、前記突起部は、前記載置手段と一体に形成されていることを特徴としている。
請求項4記載の本発明の車両用シートは、請求項1又は2記載の車両用シートにおいて、前記突起部は、前記載置手段と別体に形成され、前記載置手段に着脱可能に取り付けられていることを特徴としている。
請求項3記載の本発明の車両用シートによれば、突起部が載置手段と一体に形成されているので、突起部と載置手段とを一括して成形することができ、その成形工程を簡素にすることができる。
請求項5記載の本発明の車両用シートによれば、チャイルドシートを装着するための一連の操作だけでエアバッグ装置の作動を確実に停止し、エアバッグ装置によってチャイルドシートが圧迫されることを防止することができる。
請求項7記載の本発明の車両用シートによれば、チャイルドシートが助手席に装着されるので、ドライバーがチャイルドシートに拘束された幼児を容易に視認することができる。
図1〜図5は、本発明の一実施形態の車両用シートを示す模式的な図であって、図1はシートクッションが離脱位置にあるときのその斜視図、図2はシートクッションが着座位置にあるときのその斜視図、図3はその分解斜視図、図4はチャイルドシートを装着したときのその側面図、図5は車室内の斜視図である。
図1及び図2に示すように、車両用シート1は、シート本体となるフレーム10と、乗員が着座するシートクッション20と、乗員が背をもたれさせるシートバック30とを主に備えて構成されて、図5に示すように、助手席用のシートとして用いられている。
また、車両用シート1は、図1及び図2に示すように、シートクッション20の下方に配設され、シートクッション20の固定を解除するストラップ(解除手段)40と、シートクッション20の固定の解除を検出する変位センサ(検出手段)50と、シートクッション20を移動させる一対のアーム(移動手段)60と、チャイルドシート2(図4参照)を接続する一対のアンカ(接続手段)70とを備えている。
突起15はそれぞれ、エラストマ(弾性体)で形成され、荷重が入力されると撓むようになっている。また、突起15はそれぞれ、ベースプレート13と別体に形成されるとともに、図示しないネジ溝が形成され、ベースプレート13のネジ穴(図示略)にねじ込まれてベースプレート13に着脱可能に取り付けられている。なお、突起15にネジ穴を形成して、別体のネジにより突起15をベースプレート13に着脱可能に取り付けられていても良い。もしくは、突起15は抜け防止用羽根付きに構成されるとともに、ベースプレート13には穴が開穿されて、羽根付きの突起15をその穴に差し込むことにより、突起15がベースプレート13に着脱可能に取り付けられていても良い。
<作用・効果>
本発明の一実施形態にかかる車両用シートは上述のように構成されているので、以下のような作用・効果がある。
最初に、乗員がストラップ40を前方に引いて(図2の矢印A参照)、シートクッション20の固定を解除する。すると、カバープレート12及びベースプレート13とシートクッション20との間のプッシュアップスプリングによって、シートクッション20が着座位置P1から上方に持ち上げられる。このとき、変位センサ50によってシートクッション20の固定の解除が検出され、制御装置80によってエアバッグ4の作動が停止されると同時に警告灯5が点灯する。
また、突起15はエラストマで形成されているので、チャイルドシート2が装着されたとき、荷重で容易に撓み、ベースプレート13とチャイルドシート2との間のガタを吸収し、装着の安定性を高めることができる。
また、チャイルドシート2が助手席に装着されるので、ドライバーがチャイルドシート2に拘束された幼児を容易に視認することができる。
また、突起15がベースプレート13と別体に形成されているので、様々な形状の突起15を要望に応じて適宜選定し、ベースプレート13に容易に取り付けることができ、また、例えば突起15が老朽化或いは破損したような場合には、突起15のみを容易に交換することができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は、上記実施形態に限定されず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形することが可能である。
例えば、上記実施形態において、突起15は、ベースプレート13の上面に4個配置されたが、配置される個数はこれに限らず、3個以下であっても良いし5個以上であっても良い。また、突起15は、円錐状に形成されたが、乗員にベースプレート13が着座場所でないことを案内する機能を果たし、且つ、ベースプレート13の上面とチャイルドシート2の底部とのガタを吸収する機能を果たす形状であれば、どのような形状であっても良い。例えば、突起15は、三角錐状であっても良いし、半球状であっても良いし、図6に示すように蛇腹状であっても良い。ただし、先端が尖った形状に形成されていれば、着座場所でないことを案内する機能の点でより好ましい。
また、上記実施形態において、ISO−FIX対応のアンカ70を接続手段としたが、必ずしもISO−FIX対応のものに限らず、接続手段は、チャイルドシート2を車両用シート1にしっかりと接続できるものであれば良い。
2 チャイルドシート
3 ダッシュボード
4 エアバッグ(エアバッグ装置)
5 警告灯
6 衝撃センサ
10 フレーム(シート本体)
12 カバープレート(載置手段)
13 ベースプレート(載置手段)
14 バー
15,15A 突起(突起部)
16 開口部(取っ手)
20 シートクッション
21 クッションパッド
22 クッションパン
30 シートバック
40 ストラップ(解除手段)
50 変位センサ(検出手段)
60 アーム(移動手段)
70 アンカ(接続手段)
80 制御装置(停止手段)
Claims (7)
- 車両の乗員が着座する着座位置で固定されるとともに、固定が解除されると前記着座位置から離れた離脱位置へ移動可能にシート本体に取り付けられたシートクッションを有し、前記シートクッションが前記離脱位置にあるときにチャイルドシートを装着可能な車両用シートであって、
前記シートクッションの固定が解除されたときに、前記シートクッションと前記シート本体とを接続しながら、前記シートクッションの前記着座位置から前記離脱位置への移動を許容する移動手段と、
前記シートクッションが前記着座位置にある状態で前記シートクッションの下方に配置され、前記シートクッションが前記離脱位置にあるときに前記チャイルドシートが載置される載置手段と、
前記載置手段の上面に配置され、弾性体で形成された突起部とを備えた
ことを特徴とする、車両用シート。 - 前記突起部は、先端が尖った形状に形成されている
ことを特徴とする、請求項1記載の車両用シート。 - 前記突起部は、前記載置手段と一体に形成されている
ことを特徴とする、請求項1又は2記載の車両用シート。 - 前記突起部は、前記載置手段と別体に形成され、前記載置手段に着脱可能に取り付けられている
ことを特徴とする、請求項1又は2記載の車両用シート。 - 前記車両にはエアバッグ装置が備えられ、
前記シートクッションの固定を解除する解除手段と、
前記解除手段による前記シートクッションの固定の解除を検出する検出手段と、
前記エアバッグ装置の作動を停止する停止手段とをさらに備え、
前記停止手段は、前記検出手段により前記シートクッションの固定の解除が検出されると、前記エアバッグ装置の作動を停止させる
ことを特徴とする、請求項1〜4の何れか1項に記載の車両用シート。 - 前記シート本体に取り付けられたシートバックと、
前記シートバックの下方に配置され、前記チャイルドシートを前記シート本体に接続する接続手段とをさらに備え、
前記接続手段は、前記シートクッションが前記着座位置にあるときには前記チャイルドシートの接続が禁止され、前記シートクッションが前記離脱位置にあるときに前記チャイルドシートの接続が許可される
ことを特徴とする、請求項1〜5の何れか1項に記載の車両用シート。 - 助手席に用いられる
ことを特徴とする、請求項1〜6の何れか1項に記載の車両用シート。
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