JP4176807B2 - 自動車用シートの格納構造 - Google Patents

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Description

本発明は、自動車用シートの格納構造に関する。詳細には、自動車室内のフロア上に着脱自在に配設されるシートを、離脱させた時にフロア上に設置された格納容器に格納するための構造に関する。
自動車用シートには着脱可能とされたものがある。例えば、自動車室内に配列された第2列目のシートを、幅方向に三分割して形成し、そのうち中央のシートを取外し可能シートとしてフロアに対して着脱可能としたものが実用化されている。この場合、中央の取外し可能シートは通常両側のシートより幅が狭く形成されている。そして、中央のシートを左右両側のシートと並べて配置したいわゆるベンチシート状態では3人掛けとして利用可能とし、中央のシートを取り外した状態では左右両側のシートによる二人掛けとするが、乗員が中央のシート部分を通って後方へウオークスルーすることのできるようになっている。これにより乗員の自動車室内の利便性の向上を図っている。
ところで、取り外した中央のシートは、自動車室内から外へ取り出して保管するか、室内に格納場所を設けて格納される。一般的には、いつでも着脱可能状態を確保する観点から室内に格納場所を設ける場合が多い。
室内に着脱可能としたシートの格納場所を設ける場合、自動車室内のフロア面の下部に設けたり、フロア面上に格納容器を設置したりしている。その一例が下記特許文献1に示す格納構造のものである。
特許第3309800号公報
上述した様に、着脱可能としたシートを自動車室内のいずれの場所に格納する場合であっても、離脱させたシートを格納場所まで移動するには、シート設置位置から格納位置まで間、レール等の案内部材を敷設して行うようになっている。これにより脱離させたシートをレールにより案内して格納場所まで確実に案内移動する。
かし、上述した様に離脱したシートをレール等の案内部材で案内する場合には、そのレール等の案内部材をシートの設置位置から格納位置までの間、連続して設ける必要があり、特に、このレールが配設される位置がフロア面上の場合には、乗員が移動する際に障害となったり、室内の見栄えが悪いと言った問題が生じることがある。
本発明は上述した従来の問題を解決するものとして創案されたものであって、本発明が解決しようとする課題は、離脱させた取外し可能シートのシート設置位置から格納位置までの案内手段をシート設置部材及びシートを格納する手段自身に持たせることにより、シート設置位置から格納位置までの間の経路にはレール部材等の案内手段の設置をなくすることを可能とすることにある。
上記本発明の課題を達成するために、本発明は次の手段をとる。
先ず、本発明に係る自動車用シートの格納構造がとる基本手段は、自動車室内のフロア上に配設されたシート設置部材に取外し可能シートが着脱可能に設置されており、取外し可能シートを格納することのできる格納容器が、取外し可能シートの設置位置から離間した自動車室内の位置に設置されており、取外し可能シートとシート設置部材間は取外し可能シートを格納容器に格納移動させる方向に向けて移動案内する案内構造が構成されており、また、格納容器には取外し可能シートを格納する際に取外し可能シートとの間に取外し可能シートを移動案内する案内構造が構成されており、自動車室内におけるシート設置部材と格納容器の配置関係は、取外し可能シートが該取外し可能シートに構成される案内構造とシート設置部材に構成される案内構造との組合せにより該取外し可能シートがシート設置部材上を格納容器に格納移動させる方向に向けて移動案内されている状態で、該取外し可能シートに構成される案内構造が前記格納容器に構成される案内構造にも移動案内可能とされる配置関係とされており、取外し可能シートに構成される案内構造がシート設置部材に構成される案内構造と格納容器に構成される案内構造との両案内構造にまたがって位置できる配置関係とされている。
上記した本発明の基本手段によれば、離脱した取外し可能シートを移動案内する案内構造は、シート設置部材及びシートを格納する格納容器自身に構成されている。そして、シート設置部材と格納容器の配置関係は、取外し可能シートが格納移動する際に、取外し可能シートに構成される案内構造により取外し可能シートが移動案内されている状態で格納容器に構成される案内構造にも移動案内可能とされる配置関係とされている。これにより、シート設置部材から離脱した取外し可能シートは、シート設置部材との間に構成された案内構造で案内されて移動している間に、格納容器に構成された案内構造により案内されて移動することができる。したがって、取外し可能シートの設置位置から格納位置までの間の経路にはレール部材等の案内手段の設置をする必要がない。
なお、上記した本発明の基本手段の自動車用シートの格納構造は次のような手段とするのが好ましい。
先ず、取外し可能シートは、基本シートの側部に配設される補助シートであり、補助シートはシートクッションとシートバックとから構成されて、シートバックがシートクッションに対して折り畳み可能とされており、基本シートと一体的移動可能に形成されたシート設置部材に補助シートのシートクッションが着脱可能に設置されており、補助シートのシートクッションとシート設置部材との間に前記案内構造が構成されているのが好ましい。
この好ましい手段によれば、取外し可能シートは基本シートの側部に配設される補助シートとされている。そして、補助シートは基本シートと一体的移動可能に形成されたシート設置部材に対して着脱可能に構成されている。このため、取外し可能シートとしての補助シートの構成を、基本シートと補助シートをフロアに対して独立して設置する場合に比較して簡素化することができる。
また、自動車室内には少なくともシートが前後方向に二列配列されており、かつ、前後の各列には左右にサイドシートがそれぞれ配設されており、取外し可能シートは後列の左右のサイドシートの間の位置に配設されており、格納容器は前列の左右のサイドシートの間に配設されており、後列に配設される取外し可能シートの車幅方向の位置と、前列に配設される格納容器の車幅方向の位置とは同じ位置関係とされているのが好ましい。
この好ましい手段によれば、格納容器が前列の左右のサイドシートの間に配設される。このため格納容器の配置位置を乗員の乗降に支障のない位置とすることができる。また、取外し可能シートと格納容器の配設位置とが車幅方向で見て同じ位置関係状態とされている。このため、両者の位置関係が車幅方向で異なる位置関係の場合に比べシート設置部材及び格納容器に構成する案内構造を比較的簡素な構造として構成することができる。
更に、上記した手段において、格納容器に形成される取外し可能シートを格納するための入口開口部は、後列に向けて開口されており、該開口部には該開口を閉鎖する蓋が設置されており、該蓋は自動車室内のフロアに接地することのできる回動蓋とされており、該蓋がフロアに接地した際には前記取外し可能シートに構成される案内構造と組合されて前記取外し可能シートを前記格納容器に移動案内する格納容器に構成される案内構造として構成するのが好ましい。
この好ましい手段によれば、格納容器の入口開口部に設けられる蓋を格納容器に構成される案内構造の一部として構成する。したがって、蓋の案内構造により確実に取外し可能シートを案内移動することができる。また、蓋は回動蓋とされておりフロアに接地した場合には、シート設置部材により近接した位置関係状態となるため、その分だけ格納容器とシート設置部材間の間隔を長く設定することも可能となる。
更に、上記各手段において、取外し可能シートが自動車室内に設置された際の取外し可能シート車幅方向の幅は乗員が通ることのできる幅であって、取外し可能シートを設置位置から離脱させた場合には、設置位置を乗員が通ることができる配置構成とされているのが好ましい。
この好ましい手段によれば、取外し可能シートをシート設置部材から離脱させた場合には、この取外し可能シートが設置されていた空間をいわゆる乗員のウオークスルーとすることができる。
上述した本発明の手段によれば、次の効果が得られる。
先ず、本発明の基本手段によれば取外し可能シートの設置位置から格納位置までの間の経路にはレール部材等の案内手段の設置をする必要がない。したがって、取外し可能シートの設置位置から格納位置までの間の経路には障害物をなくすることができ、見栄えも良くなる。
なお、取外し可能シートを基本シートの側部に配設される補助シートとして、この補助シートを基本シートと一体的移動可能に形成されたシート設置部材に対して着脱可能に構成した場合には、基本シートと補助シートをフロアに対して独立させて設置する場合に比較して補助シートの構成を簡素化することができる。
更に、格納容器が前列の左右のサイドシートの間に配設される場合には、格納容器の配置位置を乗員の乗降に支障のない位置とすることができる。また、取外し可能シートと格納容器の配設位置とが車幅方向で見て同じ位置関係状態とされる場合には、両者の位置関係が車幅方向で異なる位置関係の場合に比べシート設置部材及び格納容器に構成する案内構造を比較的簡素な構造として構成することができる。
更に、格納容器の入口開口部に設けられる蓋を格納容器に構成される案内構造の一部として構成する場合には、蓋の案内構造により確実に取外し可能シートを案内移動することができる。また、この場合、蓋は回動蓋とされておりフロアに接地した場合、シート設置部材により近接した位置関係状態となるため、その分だけ格納容器とシート設置部材間の間隔を長く設定することも可能となる。
更に、取外し可能シートを自動車室内に設置する際の、取外し可能シートの車幅方向の幅を乗員が通ることのできる幅とした場合には、この取外し可能シートをシート設置部材から離脱させた場合には、この空間をいわゆる乗員のウオークスルーとすることができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を、図面を用いて説明する。
本実施形態は、先ず、いわゆるワンボックスタイプの自動車室内のフロアF上にシートが前後方向に三列配列されたシート配列構成のものである(図12参照)。そして、二列目に配設されるシートの中央位置のセンタシート30が取外し可能シートとして構成されており、その取外し可能とした二列目のセンタシート30を、一列目の左右のサイドシート76,78間に設けた格納容器80に格納する構造のものである。したがって、本実施形態では、二列目のセンタシート30が一列目の位置のフロアF上に設けられた格納容器80に格納される形態のものである。図12は二列目のセンタシート30が取外され、一列目のシート間に設置された格納容器80に格納移動される状態を示している。なお、図12において、74は三列目のシートであり、いわゆる一体的ベンチシートとして形成されている。
先ず、取外し可能シートが組込まれた二列目のシートの全体構造について概説する。
図1は二列目シートを表した外観斜視図であり、図2はセンタシート30を取り外した状態として表した外観斜視図である。この二列目シートは、自動車室内のフロアF上に配設されており、左右の両サイドシート10,20と、これらの間に設けられたセンタシート30とによって構成されている。以下の説明では、便宜上、車両の左側に配設されたサイドシート10を左サイドシート10と称し、車両の右側に配設されたサイドシート20を右サイドシート20と称して説明することがある。この左サイドシート10は図1の紙面右手前側に示されており、右サイドシート20は紙面左奥側に示されている。
なお、両サイドシート10,20の基本構造が個々にシートバック12,22およびシートクッション14,24を備えているのは周知のとおりである。同様にセンタシート30においても、シートバック32およびシートクッション34を備えている。なお、図において12A,22Aはアームレストであり、周知の方法にて左右のサイドシートに回動可能に取り付けられている。
センタシート30は両サイドシート10,20の間における補助シートとしての役割を果たすものである。このため、センタシート30のシートバック32およびシートクッション34は、両サイドシート10,20のシートバック12,22およびシートクッション14,24と比べて横幅が半分程度に設定されている。そして、図2に示されるように、センタシート30はサイドシート10,20の間のスペースSに配設されており、センタシート30を使用しない場合は、スペースS内に設けられた受け皿状の支持台40から取り外して格納することが可能とされている。図2はセンタシート30を取り外した状態を示し、図示状態はセンタシート30が持ち上げられた状態として図示されているが、格納のために実際にセンタシート30をスライド移動させるときには図示状態のように持ち上げる必要はなく、支持台40の上面をスライドさせながら移動させていけば良い構造となっている。
このセンタシート30を支持する受け皿状の支持台40は、左サイドシート10から幅方向に張り出し状に延設された構成となっており、左サイドシート10と一体的に構成されている。ここで、各サイドシート10,20は、フロアFとの間に設けられたスライドレール50によって、車両前後方向へのスライド位置の調整が行えるようになっている。したがって、図7に示されるように、センタシート30が支持台40の上に装着された状態では、左サイドシート10が前後方向にスライド移動する動きに伴って、センタシート30がこれと一体的となって前後方向に移動するようになっている。
図2に戻って、前述した各サイドシート10,20の間のスペースSは、人が車両の前後方向に通り抜け(ウォークスルー)できる幅(例えば400mm)に設定されている。したがって、センターシート30が支持台40から取り外された状態では、この設置されていたスペースSを、人が通り抜けするためのスペースとして使用したり、三列目シート74(図12参照)に着座する乗員が足を投げ出すことのできるスペースとして使用したりすることができる。そして、このとき、支持台40は、人が通り抜けする際の踏み台として機能したり、足を投げ出した際の足置きとして機能したりする。
次に、一体的移動可能に構成されている左サイドシート10とセンタシート30の関連構造について説明する。
先ず、図2に示すように、左サイドシート10は、背凭れ部となるシートバック12と、着座部となるシートクッション14と、を有する。ここで、シートクッション14のセンタシート30に近い縁側近傍の部位には、シートベルトを装着するためのバックル10Bが着座面から露呈した状態で設けられている。このバックル10Bは、その根元側の部分がシートクッション14の内部に埋め込まれてシートクッション14の骨格部に固定されている。
図5には左サイドシート10全体の骨組み構造が斜視図によって表されている。同図に示されるように、左サイドシート10の骨格部は、シートバック12の骨格部を成す門型形状のバックフレーム12Fと、このバックフレーム12Fの両脚部分に連結されたシートクッション14の骨格を成すクッションフレーム14Fと、から構成されている。このバックフレーム12Fとクッションフレーム14Fとの連結は、バックフレーム12Fの両脚部分とクッションフレーム14Fとの各間の位置に設けられたリクライニング装置10Rによって行われている。なお、リクライニング装置10Rの構成は、従来公知のものであるため、詳細な説明は省略する。
上述したクッションフレーム14Fは、シートクッション14の幅方向の両側部に並べて配設されており、それぞれシートクッション14の側部形状に沿って前後方向に長尺状に形成されている。詳しくは、クッションフレーム14Fは、鋼板から成る前後方向に長尺な板状部材が断面角筒状に折り曲げられると共に、その折り曲げられた開先同士が互いに溶着されて成る閉断面形状に形成されている。これにより、クッションフレーム14Fが曲げや捩れに強い構成となっており、シートクッション14がこのクッションフレーム14Fによって下方側から安定して支持されるようになっている。
そして、このクッションフレーム14Fと車両のフロアFとの間には、前後方向のスライドレール50が配設されている。このスライドレール50は、クッションフレーム14Fの下面に一体的に設けられた各アッパレール51が、フロアF上に前後方向に延設された各ロアレール52にスライド移動可能に嵌め込まれた構成となっている。
ここで、各アッパレール51は、ロアレール52との間に設けられたスライドロック装置53によって、常時はロアレール52に対するスライド移動がロックされた状態として保持されている。このスライドロック装置53のロック状態は、シートクッション14の前部位置に配設された各スライドロック装置53を繋ぐ操作レバー50Aの引上げ操作を行うことによって解除される。したがって、操作レバー50Aの引上げ操作によってスライドロック装置53のロック状態を解除することにより、図7に示されるように、左サイドシート10全体をフロアFに対して前後方向にスライド移動させることができる。そして、左サイドシート10のスライド移動をさせた後に操作レバー50Aの引上げ操作をやめれば、スライドロック装置53が再びロック状態に戻される。これにより、左サイドシート10をその調整したスライド位置にロックすることができる。
なお、図1及び図2に示される右サイドシート20の基本的構成も、上述した左サイドシート10の基本的構成と実質的に同じとなっている。すなわち、右サイドシート20も、シートバック22とシートクッション24とを有し、シートクッション24のセンタシート30に近い縁側近傍の部位にはシートベルトを装着するためのバックル20Bが着座面から露呈した状態で設けられている。そして、右サイドシート20も、フロアFとの間に設けられたスライドレール50によって、自動車前後方向へのスライド位置の調整が行えるようになっている。
また、センタシート30も、シートバック32とシートクッション34とを有する。これらシートバック32やシートクッション34は、前述した様に各サイドシート10,20のそれよりも横幅が狭く形成されている。このセンタシート30は、図3に示されるように、シートクッション34の下面側に配置形成された着脱構造を支持台40の幅方向の両端部位置に配置形成された対応する着脱構造にそれぞれ係着させることによって、支持台40の上に離脱可能に装着されるようになっている。なお、センタシート30の支持台40への着脱構造については、後に詳しく説明する。
このセンタシート30のシートバック32は、シートクッション34が支持台40の上に装着された状態で、その背凭れ角度を後方側に向けて起こし上げていくことにより、左サイドシート10のシートバック12に設けられた図示しないロック装置に係合ロックされるようになっている。これにより、センタシート30のシートバック32は、左サイドシート10のシートバック12に凭れ掛かるようにしてその背凭れ角度が保持されている。
次に、支持台40の左サイドシート10への一体化構造の詳細を説明する。図6には支持台40の左サイドシート10に対する一体化構造が斜視図によって拡大して表されている。同図に示されるように、支持台40は、その骨組みとなる金属製の2本のパイプ状の支持フレーム41,42が左サイドシート10のセンタシート30に近い側のクッションフレーム14Fに剛結合された構成となっている。
詳しくは、2本の支持フレーム41,42は、それぞれ、支持台40の前側の枠部と後側の枠部とを構成するように前後方向に並べて配設されている。そして、前側に配設された支持フレーム41の紙面右側の端部は、クッションフレーム14Fの断面角筒状の両側板部を構成する第1側板部F1と第2側板部F2とに板厚方向に貫かれて挿通されて剛結合されている。
一方、後側の支持フレーム42は第1側板部F1と図で見てこの第1側板部F1の左側に配設された鋼板から成る支持ブラケットFbに剛結合されている。すなわち、第2側板部F2には前述したバックル10Bの根元側部分がクッションフレーム14Fに固定された状態として設けられており、支持フレーム42は剛結合困難な構成となっている。支持ブラケットFbは、第1側板部F1や第2側板部F2と板面を向かい合わるようにして互いに幅方向に並んで配設されている。この支持ブラケットFbは、後述するセンタシート30を支持台40に着脱可能に係合ロックさせるために設けられたロック装置46をクッションフレーム14Fに固定するための機能部品として設けられているものである。
また、上述した各支持フレーム41,42は、それらの紙面左側の端部間に掛け渡された金属製の長尺板状の補強フレーム43と一体的に剛結合されている。この補強フレーム43は、板が横に立てられた姿勢向きで各支持フレーム41,42と剛結合されている。更に、各支持フレーム41,42はその幅方向の中央位置でこれらの間に掛け渡された金属製の長尺板状の補強板44とも一体的に剛結合されている。この補強板44は補強フレーム43よりも板厚が薄く、かつ、板幅が大きく形成されており、板を横に寝かせた姿勢向きで各支持フレーム41,42に剛結合されている。これにより、各支持フレーム41,42は、これらに井桁状に掛け渡された補強フレーム43や補強板44によって、捩り剛性等の支持剛性や支持強度が高められた構成となっている。
そして、図3に示されるように、上記骨組み構造を成す支持台40は、その上面側全体が樹脂製の表面カバー62によって覆われており、内部の骨組み構造が外側からは見えないようになっている。この樹脂製の表面カバー62は、支持台40の上にセンタシート30を設置したり踏み台や足置きとして使用したりする際に、外部からの押圧力を受けても大きく変形したり割れたりすることのない剛性を有した構成となっている。
なお、以上説明した支持台40は、本発明で言う取外し可能シートとしてのセンタシート30を着脱可能に設置することのできる「シート設置部材」に相当するものである。
次に、シート設置部材としての支持台40へのセンタシート30の着脱構造について説明する。
着脱構造として、図3に示されるように、センタシート30のシートクッション34の下面側には、支持台40への着脱構造として機能する係止ピン34A,34B、位置決め孔34H及びストライカ34Sがそれぞれ配設されている。この係止ピン34A,34Bは、図5に示されるように、シートクッション34の骨格を成すクッションフレーム34Fの下部前方側位置に設けられた幅方向に延設されたピン部材の各端部形状によって構成されている。また、位置決め孔34Hは、クッションフレーム34Fの下部後方側位置で、幅方向に張り出し状に設けられた板状のブラケット39に貫通形成されている。また、ストライカ34Sは、クッションフレーム34Fの下部後方側位置で、位置決め孔34Hが貫通形成された板状のブラケット39とは反対側の幅方向に張り出して設けられている。これらピン部材34A,34B、板状のブラケット39及びストライカ34Sは、それぞれクッションフレーム34Fに一体的に固定されている。なお、図5では、紙面の都合上、センタシート30のシートバック32の骨格を成すバックフレーム32Fは、下半部分のみが表されている。
図3に戻って、支持台40の上面側には、上述したセンタシート30に設けられた各着脱構造に対応する係止凹部43A,45A、位置決めピン43B及びロック装置46が着脱構造としてそれぞれ配設されている。この一方の係止凹部43Aは、図5に示されるように、補強フレーム43の前端部位置に配設されており、その凹状の開口部分を前方に向けた配置構成とされている。また、もう一方の係止凹部45Aは、左サイドシート10のクッションフレーム14Fに一体的に固定された起立板45の上端部位置に配設されており、その凹状の開口部分を前方に向けた配置構成とされている。この起立板45は、左サイドシート10のクッションフレーム14Fから前側の支持フレーム41の上方側位置まで延設された構成となっている。また、位置決めピン43Bは、補強フレーム43の後端部位置でこれと一体的に設けられており、補強フレーム43から上方側に突出するかたちで配設されている。また、ロック装置46は、左サイドシート10のクッションフレーム14Fに一体的に固定された支持ブラケットFbに一体的に固定されている。この支持ブラケットFbは、前述した後側の支持フレーム42が挿通される構成のものであり、クッションフレーム14Fの第1側板部F1や第2側板部F2と板面を向かい合わるようにして互いに幅方向に並んで配設されている。
図3に戻って、上記支持台40の上面側全体を覆い隠すかたちで設けられた樹脂製の表面カバー62は、平板状の座板部62Aと、その幅方向の両端部に盛り上がり状に形成された右側壁部62R(紙面向かって左側)及び左側壁部62L(紙面向かって右側)と、を有した形状に形成されている。
この紙面向かって左側に形成された右側壁部62Rは、図5において前述した補強フレーム43を覆い隠すかたちで形成されている。詳しくは、右側壁部62Rは、着脱構造の構成部品である係止凹部43Aや位置決めピン43Bの配設された部位が肉抜きされた形状として形成されている。これにより、係止凹部43Aは、右側壁部62Rによってその周囲が覆われてはいるが、外部に対しては露呈した状態として、外観視で表面カバー62の内部に埋もれた構成とされている。詳しくは、右側壁部62Rの肉抜き開口形状は、係止凹部43Aの凹状の開口部分がその前方側と紙面右方側とに露呈するように肉抜きされた形状とされている。
また、紙面向かって右側に形成された左側壁部62Lは、図5において前述した起立板45やロック装置46を覆い隠すかたちで形成されている。詳しくは、左側壁部62Lは、着脱構造の構成部品である係止凹部45Aやロック装置46の配設された部位が肉抜きされた形状として形成されている。これにより、係止凹部45Aやロック装置46は、左側壁部62Lによってその周囲が覆われてはいるが、外部に対しては露呈した状態として、外観視で表面カバー62の内部に埋もれた構成とされている。詳しくは、左側壁部62Lの肉抜き開口形状は、係止凹部45Aの凹状の開口部分がその前方側と紙面左方側とに露呈するように、そして、ロック装置46がその上方側と紙面左方側とに露呈するようにそれぞれ肉抜きされた形状とされている。
ここで、左側壁部62Lにおけるロック装置46の配設された肉抜き開口部位には、T字状の切込み48の形成された可撓性面状のゴムひれ47が設けられている。これにより、ロック装置46がゴムひれ47に被覆されて外観視では見えないようになっている。
上述した様に着脱構造は、支持台40の幅方向の両側位置に配設されており、中央位置は平板状とすることが可能となる。このため支持台40を構成する表面カバー62をウオークスルーしやすい構成とすることができる。
次に、支持台40から離脱させたセンタシート30を格納移動させるための構造について説明する。
センタシート30を格納するには、図8に示すように、そのシートバック32を前方へ倒してシートクッション34に重ね合わせ、かつ、支持台40に対するシートクッション34の結合(ロック装置46)を解除して該支持台40からセンタシート30を離脱させ、前方の格納容器80に格納する。格納容器80の詳細構造は後述するが、一列目の左右のサイドシート76,78(図12)間に配置されている。このときのセンタシート30は、支持台40から格納容器80の位置までセンタシート30の裏面構造と支持台40の表面カバーの構造の組合わせにより的確に案内される構成となっている。そこで、このセンタシート30を案内するための構成を次に説明する。
図9はセンタシート30と支持台40との関係を表した断面図である。図10は図9のA−A矢視方向の断面図である。これらの図からも明らかなように、センタシート30が支持台40に支持されている状態においては、センタシート30におけるシートクッション34の下面と支持台40の表面とで構成される接合部60が嵌り合ってセンタシート30が位置決めされている。この接合部60は、前述した支持台40の表面を被っている樹脂製の表面カバー62と、シートクッション34の下面を被っている樹脂製のアンダカバー64とによって構成されている(図3、図4)。
接合部60を構成する支持台40の表面カバー62については、その単体を斜視図で表した図11からも明らかなように、前述もしたように中央部の平板状の座板部62Aの両サイドにおいて上方へ立ち上げられた右側壁部62R及び左側壁部62Lの両側壁がそれぞれ位置している。これにより、表面カバー62の断面形状は、その中央部が両サイドよりも低くい凹形状になっている(図10)。そして、両側壁部62R,62Lの上縁部分には、案内面62Ra,62Laがそれぞれ形成されている。これらの案内面62Ra,62Laは、個々に所定の幅を有し、かつ、個々の高さが大きく変化することなく前後方向へなだらかに連続している。
表面カバー62における両側壁部62R,62Lの前端部には、個々の端面から後方へ切り込まれた格好の係合凹部43A,45Aがそれぞれ形成されている。そして、一方の側壁部62Rにおける案内面62Raの後端部寄りには、上向きに突出した位置決めピン43Bが設けられている。また、他方の側壁部62Lにおける案内面62Laの後端部寄りには、「T」字形状の切り込み48が開けられている。なお、この切り込み48と対応する案内面62Laの内側部には、図3で示すロック装置46が支持台40の骨格をなす支持ブラケットFb(図5、図6)に組み付けられている。これらの両係合凹部43A,45A、位置決めピン43B、貫通孔48およびロック機構46は、センタシート30のシートクッション34を支持台40に結合(ロック)するためのものである。
接合部60を構成するシートクッション34のアンダカバー64については、センタシート30を拡大斜視図で表した図4からも明らかなように、シートクッション34の下面中央部において前後方向(図4では上下方向)に連続した膨出部67を有する。また膨出部67の両側は、それぞれ一段奥まった段差状の鍔部68,69になっており、これらの鍔部68,69も前後方向に連続している。なお、膨出部67の先端部の先端膨出部67Aは膨出部67より幅広に形成されている。また、膨出部67の後端部の中央部には縦長に凹み37が形成されており、この凹み37内には突起35が形成されている。この突起35の高さは膨出部67の高さと同一高さとされている。
図9,10で示すようにセンタシート30が支持台40に支持されている状態での接合部60においては、アンダカバー64の膨出部67が表面カバー62の中央部の座板部62Aの位置に位置し、アンダカバー64の両鍔部68,69は表面カバー62における両側壁部62R,62Lの案内面62Ra,62La上に位置する。
以上の構成の説明から理解できるように、シートクッション34のアンダカバー64と支持台40の表面カバー62の両者の凹凸嵌合による接合部60の構造が、本発明で言う「取外し可能シートとシート設置部材間に構成される案内構造」に相当する。そして、アンダカバー64の膨出部67の凸構造が取外し可能シートに構成される案内構造であり、表面カバー62の座板部62Aの凹構造がシート設置部材に構成される案内構造である。これらの案内構造の嵌合構造はセンタシート30がロック解除してスライド移動する際に、格納容器80が設置された方向に向けて案内移動するように形成されている。
アンダカバー64の前方寄り(図4では上方寄り)の箇所における膨出部67には、前述したように、その両側面から側方へ突出した係合ピン34A,34Bがそれぞれ設けられている。これに対してアンダカバー64の後方寄り(図4では下方寄り)の箇所における膨出部67には、その片側面から側方へ突出した一本のストライカー34Sが設けられている。さらに、アンダカバー64の後方寄りの箇所における一方の鍔部68には位置決め孔34Hが設けられている。なお、係合ピン34A,34B及びストライカー34Sの形状は軸部の先端に該軸部より拡径とされた円形のフランジ部が形成されており、このフランジ部は先端膨出部67Aの横幅位置より幅方向の外側にわずか位置している。
ここで、センタシート30のシートクッション34を支持台40にロックする手順を簡単に説明する。先ず、シートクッション34の両係合ピン34A,34Bを支持台40における表面カバー62の両係合凹部43A,45Aに対してそれぞれ係合させる。この状態で両係合ピン34A,34Bを支点としてセンタシート30を支持台40に向けて倒し込み、シートクッション34と支持台40との接合部60を嵌め合わせる(図9,10)。このとき、シートクッション34の位置決め孔34Hに支持台40の位置決めピン43Bが入り込み、かつ、シートクッション34のストライカー34Sが支持台40の切り込み48から表面カバー62の裏面に進入してロック装置46に結合される。これにより、センタシート30のシートクッション34が支持台40に位置決めされた状態でロックされる。なお、図1で示すセンタシート30の使用状態においては、そのシートバック32が一方の左サイドシート10のシートバック12にロックされるようになっている。
センタシート30の格納に際しては、まずシートバック32とサイドシート10のシートバック12とのロックを解除し、既に述べたようにシートバック32を前方へ倒してシートクッション34に重ね合わせる(図8〜10)。つぎに、シートクッション34側のロック装置46を解除した後、図9の仮想線で示すようにシートクッション34の両係合ピン34A,34Bを支点としてセンタシート30の後端部を持ち上げる。これによってシートクッション34の位置決め孔34Hから支持台40の位置決めピン43Bが抜けるとともに、シートクッション34のストライカー34Sが表面カバー62の切り込み48から抜け出す。この状態で支持台40に対してセンタシート30を前方へ少し移動させると、シートクッション34の両係合ピン34A,34Bが支持台40の両係合凹部43A,45Aから外れる。
そこで、接合部60を構成している支持台40の表面カバー62に沿ってシートクッション34のアンダカバー64をスライドさせながらセンタシート30を前方へ移動させて格納容器30に格納する(図8)。このときのセンタシート30の移動は、表面カバー62における両側壁部62R,62L間の中央部の座板部62Aの位置にアンダカバー64の膨出部67が位置し、かつ、両側壁部62R,62Lの案内面62Ra,62Laにアンダカバー64の両鍔部68,69が支持されて案内される。したがって、支持台40から格納容器80に向かうセンタシート30の移動軌跡が安定し、センタシート30が左右に大きくずれ動くような事態がない。
なお、センタシート30の支持台40から格納容器80へのスライド移動は、支持台40の表面カバー62とシートクッション34下面のアンダカバー64との接合部60の嵌合状態が維持されている状態で、アンダカバー64による案内構造が格納容器80の案内構造に到達する状態とされている。
上述したセンタシート30を支持台40から離脱させ、格納容器80にスライド移動させる操作をまとめると、ストライカ34Sをロック装置46から係合解除するために折り畳まれたセンタシート30の後方側を持ち上げ操作することで、係止ピン34A,34Bが係止凹部43A,45Aから前方側へ解除可能となる。つまり、センタシート30は、先ず後方側のみを上方へ操作し、次いでそのまま前方へ操作するという、2段階姿勢操作により支持台40から離脱する。離脱したセンタシート30はその後全体を離間させて持ち上げることなく接合部60の嵌合状態を維持した状態でスライド移動して格納容器80に到達する。スライド移動する際、センタシート30は支持台40と格納容器80間のフロアFのカーペット等に触れることなく移動することが可能とされている。
センタシート30を使用する場合は、該センタシート30を格納容器80から取り出し、接合部60を構成している表面カバー62に沿ってアンダカバー64をスライドさせながらセンタシート30を後方へ移動させる。これによってシートクッション34の両係合ピン34A,34Bを支持台40の両係合凹部43A,45Aに対してそれぞれ係合させる。その後は、既に説明したようにシートクッション34の位置決め孔34Hと支持台40の位置決めピン43Bとを係合させるとともに、シートクッション34のストライカー34Sをロック装置46に結合させる。また、センタシート30のシートバック32とサイドシート10のシートバック12とをロックする。
このように、センタシート30のシートクッション34と支持台40との接合部60を利用することにより、センタシート30を使用可能な位置で支持している支持台40と、これに隣接して設けられている格納容器80との間においてセンタシート30をスムースに移動させることができる。したがって、支持台40と格納容器80との間に特別な案内手段を設ける必要がない。
次に、格納移動してきたセンタシート30を格納する構造について説明する。以下、3つの格納構造の形態について説明する。
先ず、図12から図17に示す第1の格納構造の形態について説明する。
支持台40から離脱させたセンタシート30は、図12に示すごとく一列目の左右のサイドシート76、78の間に配されたコンソールボックス100に格納される。すなわち、コンソールボックス100は、小物などを収納する上部の収納容器81と、車両後方側に開口を有する下部の格納容器80とからなり、この格納容器80内に二列目のセンタシート30が格納されることになる。そして、コンソールボックス100はセンタシート30の前方に位置しており、かつ格納容器80の開口が後方側に形成されていることで、センタシート30は支持台40からの離脱操作に連続してそのまま前方の格納空間に効率よく格納できるように構成されている。すなわち、一列目の左右のサイドシート76、78間に配設される格納容器80の車幅方向の位置と、二列目の左右のサイドシート10,20間に配設されるセンタシート30の車幅方向の位置とは、共に車幅方向の略中央位置であり同じ位置関係とされている。
図13ないし図17において、格納容器80は、底壁85と、該底壁85の左右端から上方へ立設した左右の側壁86、86と、この左右の側壁86、86上に架設され格納容器80の上面を塞ぐ天壁87と、格納容器の奥方を塞ぐ奥壁88とによって区画された縦長六面体形状を呈している。なお、図14ないし図17における図面左側が、本明細書における自動車前方かつ格納容器80の奥方であり、図14ないし図17における図面右側が、本明細書における自動車後方かつ格納容器80の開口側後方である。格納容器80は、二列目のセンタシート30をちょうどその内部に格納できるような形状に形成しながら、後述のように格納空間内でセンタシート30を若干姿勢操作できる程度の余裕を有する高さ寸法を有している。
そして、図13において左右の側壁86、86の内面には、幅方向内方に向かって張り出し形成された張出部90、90が形成されており、その張出部90の上面がレール状になっている。具体的には、張出部90は左右の側壁86、86下端に当該側壁86に沿って前後方向に形成されており、横倒し鉤型状に形成されている。よって、その上面のレール91は、所定高さ位置の水平部91Aと、該水平部91Aの奥方に連続して下方に傾斜する傾斜部91Bと、該傾斜部91Bの奥方に連続し水平部91Aよりも一段下がった段差水平部91Cとからなる。また、レール91(段差水平部91C)の奥端には、奥方と上方とを断面コ字状に囲まれた固定部92を有する。張出部90の張り出し寸法、すなわちレール91の幅寸法は、センタシート30のストライカ34Sや係止ピン34A,34Bのフランジ部の厚みより少し大きい程度であり、左右両張出部90、90間の幅寸法は、センタシート30のアンダカバー64の先端膨出部67Aの幅寸法よりも広く設定されている。これにより、格納容器80内にセンタシート30をスライド挿入する際は、レール91上をセンタシート30の係止ピン34A,34Bのフランジ部みが摺動する配置構成とされ、アンダカバー64の膨出部67及び先端膨出部67Aはレール91上には接触しない配置構成とされている。また、レール91の傾斜部91Bと段差水平部91Cとの側壁86側端には、センタシート30のストライカ34Sや係止ピン34A,34Bのフランジ部を受け入れ可能な幅寸法の溝93が形成されている。この溝93は、レール91奥方にある固定部92の奥面にも繋がっている。なお、レール91を設けるためにわざわざ張出部90を形成したのは、レール91上を摺動するセンターシート30の重量によってレール91が破損することを防止するために、その強度を確保するためである。
格納容器80の底壁85の後方(開口側)の幅方向中央部には、隆起部95が底壁85から上方に一体的に盛り上がり形成されており、その隆起部95の中央部には、該隆起部95の上面から下方に凹んだ嵌合凹部96が形成されている。隆起部95の幅寸法及び底壁85からの隆起寸法は、センタシート30の下面に形成された凹み37の幅寸法及びアンダカバー64の下面からの凹み寸法と、ほぼ同一に設定されている。詳しくは、隆起部95の幅寸法は凹み37の幅寸法よりも一回り小さく、隆起部95の底壁85からの隆起寸法は、凹み37のアンダカバー64の下面からの凹み寸法よりも僅かに大きい。また、嵌合凹部96は、センタシート30下面の突起35と嵌合可能な大きさ及び形状に形成されている。
また、格納容器80の底壁85の後縁部分98(開口側)は、隆起部95の隆起寸法(高さ寸法)と同じ高さにあり、この後縁部分98から格納空間奥方に向かって下降して底壁85の前後方向中央部分は水平となっており、ここからさらに格納空間奥方に向かって傾斜下降する凹部99が連続して形成されている。
次いで、上記構造の格納容器80にセンタシート30を格納固定する構造を図14ないし図17を参照しながら説明する。センタシート30の後方側を手で支持しながら、当該センタシート30を前方側から格納容器80内の格納空間にスライド挿入していくと、まず、センタシート30の下面が格納容器80の後縁部分98上を摺接しながら奥方へ進んでいき、図14に示すように、センタシート30の前方側に配された係止ピン34A,34Bがレール91上に摺接する。この図14に示すセンタシート30の係止ピン34A,34Bがレール91の水平部91Aを摺動している間は、センタシート30は格納容器80の底壁85の後縁部分98以外からは離間(浮上)している。
図14に示す状態から、さらにセンタシート30を格納容器80の奥方へスライドさせると、図15に示されるように、センタシート30の係止ピン34A,34Bがレール91の傾斜部91Bに差し掛かって、当該傾斜部91Bから凹み形成されている溝93に係止ピン34A,34Bのフランジ部が嵌まり込む。このとき、傾斜部91Bは奥方に向かって下降していることで、センタシート30の前方側も下方へ傾斜する。これにより、係止ピン34A,34Bは、センタシート30の自重によって溝93からの抜け外れが防止される。なお、この位置状態でも、センタシート30の下面後方側は、底壁85の後縁部分98と当接している。また、センタシート30の前方側の下方傾斜に伴って、アンダカバー64の凹み37と底壁85の隆起部95とが嵌合することで、その後のスライド操作を左右にブレることなく円滑に行なえる。
さらに、図15に示す状態からセンタシート30を格納容器80の奥方へスライドさせて、センタシート30の下面後端が底壁85の後縁部分98の奥端より奥方位置にくると、その後はセンタシート30のアンダカバー64の突起35が隆起部95上を摺動していく。そして、さらにセンタシート30を格納容器80の奥方へスライドさせると、図16に示すごとく、係止ピン34A,34Bがレール91奥端の固定部92に突き当たってそれ以上の奥方スライドが規制される。この位置には、センタシート30は傾斜状態を保ちながら奥方へスライドされてくるが、底壁85の奥方には凹部99が凹み形成されているので、センタシート30の前方側が底壁85と接触してスライド挿入を阻害することが避けられている。最後に、図16に示す状態からセンタシート30の後方側を下方に下げて、図17に示すごとくセンタシート30の突起35を、底壁85の隆起部95に凹設された嵌合凹部96に嵌合固定する。なお、突起35と嵌合凹部96との嵌合は、センタシート30の自重による自然落下でもある程度可能であるが、より強固に嵌合させるためには、センタシート30の後方側を下方へ押圧することが好ましい。このとき、センタシート30の後方側に配されたストライカ34Sは、張出部90と底壁85の後方傾斜面との間に収納されている。
かくして、センタシート30は、固定部92と嵌合凹部96とで前後左右及び上下方向へガタつくことなく格納空間内で確り固定されることになり、センタシー30と格納容器80との干渉音の発生が抑制される。また、図17によく示されるように、固定部92の底壁85(正確には凹部96)からの高さ寸法は、係止ピン34A,34Bのセンタシート30底面からの高さ寸法よりも大きいので、センタシート30を格納空間内に格納固定したとき、該センタシート30の前方側は格納空間内で浮上した状態となっている。したがって、センタシート30と格納容器80との当接面積が少ないので、仮に自動車の走行時などに大きな衝撃が作用しても、センタシート30と格納容器80との干渉音の発生は極力抑えされている。また、センタシート30をスライド挿入するとき、センタシート30の後方側を上方へ持ち上げ支持する必要はない。したがって、センタシート30を格納するには、前後方向へスライド操作する力しか要しないので、格納操作を楽に行なえる。
以上の説明から明らかなように、格納容器80の左右の側壁86及び張出部90等により形成されるセンタシート30を格納案内する構造が、本発明で言う「格納容器に構成されえる案内構造」に相当する。この格納容器80の案内構造には、先に説明したセンタシート30が支持台40との間の案内構造により案内されている間に、センタシート30の一部が嵌合して案内されるようになっている。例えば、折畳まれたセンタシート30の先端部となるいわゆるヘッドレスト部位が嵌合案内されるようになっている。
なお、以上の説明は二列目のセンタシート30を支持台40から離脱させて、格納容器80に格納移動させる場合について説明した。逆に、格納容器80に収納したセンタシート30を二列目の補助シートとして利用するために、支持台40に固定するためのシート設定移動は、上記説明した操作を逆に行うことにより行えばよいものである。この場合、格納されたセンタシート30は格納容器80により形成された案内構造により案内されて、二列目のセンタシート30の設置位置に向けて移動する。
上記第1の形態への追加構造として、図17に一点鎖線で示すように、格納容器80の入口開口部70に回動蓋72を設けて、この回動蓋72に格納移動するセンタシート30の案内構造を設けると良い。この場合、回動蓋72は入口開口部70を閉鎖した閉鎖状態とフロアに接地した状態との間を、側壁86に取り付けられる結合ピン73を回動軸として回動するように設けられている。回動蓋72の幅方向の両側には折畳まれたセンタシート30の格納移動を案内することのできる案内側壁72Aが形成されている。
センタシート30を格納容器80に格納移動させる場合に、回動蓋72を入口開口部70から開いてフロアに接地した状態にすることにより、前述した格納容器80本体の案内構造により案内される前に格納容器80を構成する回動蓋72の案内側壁72Aにより案内することができる。これにより、支持台40と格納容器80本体との間を長く配設することが可能となる。なお、入口開口部70を回動蓋72に閉鎖した状態では、格納したセンタシート30を隠すことができて見栄えも良くなる。
次に、第2の格納構造の形態について説明する。
第2の形態は、基本的には先の第1の形態と同様であり、格納容器80の左右側壁86、86から張り出し形成された張出部90の張り出し寸法を先の第1の形態よりも大きく設定している点が異なるのみである。詳しくは、左右の張出部90、90の間の幅寸法が、センタシート30のアンダカバー64の先端膨出部67Aの幅寸法よりも小さく、この先端膨出部67A以外の膨出部67のアンダカバー64の幅寸法よりも大きく設定されている。
これにより、センタシート30をこれの前方側から格納容器80内にスライド挿入していくと、レール91の水平部91A上をアンダカバー64の先端膨出部67Aが摺動していくことになる。このとき、係止ピン34A,34Bはレール91と当接していない。そして、さらにセンタシート30を格納容器80の奥方にスライド移動させて、アンダカバー64の先端膨出部67Aがレール91の固定部92を越えると、センタシート30の前方側が下方へ落ち込むことで、係止ピン34A,34Bがレール91と当接することになる。このとき、係止ピン34A,34Bはちょうどレール91の傾斜部91B上に落ちるので、同時にレール91の溝93に係止ピン34A,34Bのフランジ部が嵌まり込むことにもなる。その後は、先の第1の形態と同様にスライド操作して格納容器80に固定すればよい。
次に、第3の格納構造の形態について説明する。
図18に示すごとく、レール91の水平部91Aを廃して、センタシート30の下面を格納容器80の底壁85上を摺動させるように構成してもよい。このようにセンタシート30の下面を格納容器80の底壁85上を摺動させても、アンダカバー64の凹み37と底壁85の隆起部95とが前後スライド可能に嵌合するので、センタシート30が左右にブレることなくスライド挿入可能である。したがって、係止ピン34A,34Bを確実に受け入れるために、レール91の始端(後方側)は底壁85に接する高さ位置に設定しておく。この場合は、側壁86から張り出し形成される張出部90は必ずしも必要ではない。そして、センタシート30の前方側を底壁35から浮上させた傾斜姿勢で保持するため、レール91は奥方に向かって上方へ傾斜している。そのため、固定部92の底壁85からの高さ寸法を、係止ピン34A,34Bのセンタシート30底面からの高さ寸法よりも高く設定しておく。
なお、センタシート30の後方側は、アンダカバー64の突起35が底壁85の後縁部分98から隆起部95に連続して摺動していく。そして、係止ピン34A,34Bをレール91の固定部92にまで突き当てると同時に、センタシート30の自重又は下方押し下げ操作により、突起35を嵌合凹部96に嵌合固定すればよい。なお、この形態では、センタシート30の前方側が下方へ傾斜する動作がないこと、及び固定部92が上方へ傾斜しているので、センタシート30を格納空間内に格納固定したとき、該センタシート30の前方側は底壁85から浮上していること、の2つの理由により、底壁85の奥方には凹部99を形成する必要はない。また、センタシート30は格納空間内で傾斜して固定されているので、該センタシート30の自重が突起35と嵌合凹部96との嵌合部分に集中するので、突起37が嵌合凹部96から容易に抜け外れることが防止できる。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態のほか各種の形態で実施可能なものである。
たとえば、上記の実施の形態では、取外し可能シートが二列目の補助シートの機能を果たすセンタシートの場合について説明した。しかし、上記実施形態におけるサイドシート等メインシートそのものを取外し可能シートとする場合であってもよい。
また、上記の実施の形態では、取外しシートとしてのセンタシートは左サイドシートと一体化してタイプのものであった。しかし、センタシート等の取外しシートは他のシートと独立してフロアに設置される構成のものであっても良い。
また、取外しシートを格納する格納容器は一列目の左右のサイドシート間に配設される場合について説明した。しかし、格納容器の配設位置は支持台等のシート設置部材との配置関係で、両者の移動のための案内構造を配設できる位置関係にあれば、自動車室内のフロア上にあれば良いものである。また、上記各形態での格納容器はコンソールボックスと一体的に設けられた場合について説明したが、格納容器のみの単独で設置しても良い。
本実施形態の二列目シートを表した外観斜視図である。 同二列目シートからセンタシートを取外した状態を表した外観斜視図である。 センタシートと支持台との着脱構造を表した要部拡大図である。 センタシートを折畳んだ状態で取出して下面側から見て表した斜視図である。 左サイドシートとセンタシートの骨組み構造を表した斜視図である。 支持台の組付け構造を表した図3の要部拡大図である。 左サイドシートを前方にスライド移動させた状態を表した斜視図である。 センタシートを格納するときの動きを側面視で表した概要図である。 センタシートと支持台との関係を表した断面図である。 図9のA−A矢視方向の断面図である。 支持台の表面カバーを単体で表した斜視図である。 シートの配列状態を表わした斜視図である。 第1の格納構造の形態の格納容器を表わした斜視図である。 同形態におけるセンタシートを格納容器に格納する初期状態を示した断面側面図である。 同形態におけるセンタシートを格納容器に格納する中途状態を示した断面側面図である。 同形態におけるセンタシートを格納容器に固定する直前状態を示した断面側面図である。 同形態における格納構造を示した断面側面図である。 第3の格納構造の形態の格納容器を表わした斜視図である。
符号の説明
10 二列目の(左)サイドシート
12 シートバック
12F バックフレーム
14 シートクッション
14F クッションフレーム
20 二列目の(右)サイドシート
22 シートバック
24 シートクッション
30 センタシート(取外し可能シート)
32 シートバック
32F バックフレーム
34 シートクッション
34F クッションフレーム
34A 係止ピン
34B 係止ピン
34H 位置決め孔
34S ストライカ
35 突起
40 支持台
43A 係止凹部
43B 位置決めピン
45A 係止凹部
46 ロック装置
60 接合部
62 表面カバー
62A 座板部
62R 右側壁部
62L 左側壁部
64 アンダカバー
67 膨出部
67A 先端膨出部
70 入口開口部
72 回動蓋
72A 案内側壁
73 結合ピン
74 三列目のシート
76 一列目のサイドシート
78 一列目のサイドシート
80 格納容器
83 溝
85 底壁
86 側壁
87 天壁
88 奥壁
90 張出部
91 レール
92 固定部
95 隆起部
96 嵌合凹部
98 後縁部分
100 コンソールボックス
F フロア
F1 第1側板部
F2 第2側板部

Claims (5)

  1. 自動車室内のフロア上に配設されたシート設置部材に取外し可能シートが着脱可能に設置されており、
    該取外し可能シートを格納することのできる格納容器が、前記取外し可能シートの設置位置から離間した自動車室内の位置に設置されており、
    前記取外し可能シートとシート設置部材間は該取外し可能シートを前記格納容器に格納移動させる方向に向けて移動案内する案内構造が構成されており、
    また、前記格納容器には前記取外し可能シートを格納する際に該取外し可能シートとの間に該取外し可能シートを移動案内する案内構造が構成されており、
    前記自動車室内におけるシート設置部材と格納容器の配置関係は、前記取外し可能シートが該取外し可能シートに構成される案内構造と前記シート設置部材に構成される案内構造との組合せにより該取外し可能シートがシート設置部材上を前記格納容器に格納移動させる方向に向けて移動案内されている状態で、該取外し可能シートに構成される案内構造が前記格納容器に構成される案内構造にも移動案内可能とされる配置関係とされており、前記取外し可能シートに構成される案内構造が前記シート設置部材に構成される案内構造と前記格納容器に構成される案内構造との両案内構造にまたがって位置できる配置関係とされていることを特徴とする自動車用シートの格納構造。
  2. 請求項1に記載の自動車用シートの格納構造であって、
    前記取外し可能シートは、基本シートの側部に配設される補助シートであり、該補助シートはシートクッションとシートバックとから構成されて、シートバックがシートクッションに対して折り畳み可能とされており、
    前記基本シートと一体的移動可能に形成されたシート設置部材に該補助シートのシートクッションが着脱可能に設置されており、
    該補助シートのシートクッションとシート設置部材との間に前記案内構造が構成されていることを特徴とする自動車用シートの格納構造。
  3. 請求項1に記載の自動車用シートの格納構造であって、
    自動車室内には少なくともシートが前後方向に二列配列されており、かつ、前後の各列には左右にサイドシートがそれぞれ配設されており、
    前記取外し可能シートは後列の左右のサイドシートの間の位置に配設されており、
    前記格納容器は前列の左右のサイドシートの間に配設されており、
    前記後列に配設される取外し可能シートの車幅方向の位置と、前記前列に配設される格納容器の車幅方向の位置とは同じ位置関係とされていることを特徴とする自動車用シートの格納構造。
  4. 請求項3に記載の自動車用シートの格納構造であって、
    前記格納容器に形成される取外し可能シートを格納するための入口開口部は、後列に向けて開口されており、
    該開口部には該開口を閉鎖する蓋が設置されており、該蓋は自動車室内のフロアに接地することのできる回動蓋とされており、該蓋がフロアに接地した際には前記取外し可能シートに構成される案内構造と組合されて前記取外し可能シートを前記格納容器に移動案内する格納容器に構成される案内構造として構成されることを特徴とする自動車用シートの格納構造。
  5. 請求項1から請求項4のいずれかに記載の自動車用シートの格納構造であって、
    前記取外し可能シートが自動車室内に設置された際の該取外し可能シート車幅方向の幅は乗員が通ることのできる幅であって、該取外し可能シートを設置位置から離脱させた場合には、該設置位置を乗員が通ることができる配置構成とされていることを特徴とする自動車用シートの格納構造。
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