JP2009034440A - 遊技機の外枠構造 - Google Patents

遊技機の外枠構造 Download PDF

Info

Publication number
JP2009034440A
JP2009034440A JP2007203328A JP2007203328A JP2009034440A JP 2009034440 A JP2009034440 A JP 2009034440A JP 2007203328 A JP2007203328 A JP 2007203328A JP 2007203328 A JP2007203328 A JP 2007203328A JP 2009034440 A JP2009034440 A JP 2009034440A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
frame
pair
main body
portions
frame part
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2007203328A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5144984B2 (ja
Inventor
Tomoyasu Ichikawa
智靖 市川
Tomoshi Aoyama
知史 青山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
MRD Co Ltd
Original Assignee
MRD Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by MRD Co Ltd filed Critical MRD Co Ltd
Priority to JP2007203328A priority Critical patent/JP5144984B2/ja
Publication of JP2009034440A publication Critical patent/JP2009034440A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5144984B2 publication Critical patent/JP5144984B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Pinball Game Machines (AREA)

Abstract

【課題】簡単な構造により、外枠の強度を向上させることができる遊技機の外枠構造を提供すること。
【解決手段】遊技機の外枠2は、一対の側枠部3、上枠部4及び下枠部によって四角枠形状を形成している。上枠部4と一対の側枠部3との間の角部に設けた結合用金具41は、ビス45によって上枠部4に固定する上板部分411と、ビス45によって側枠部3に固定する側板部分412とによるL型形状を有している。金属の押出成形品である側枠部(押出成形枠部)3は、枠本体部31と、枠本体部31の外面における前後位置に、この枠本体部31と対向して前後方向の内側に向けて突出形成した一対の対向部34とを有している。結合用金具41の側板部分412は、枠本体部31と一対の対向部34との間に形成された支持用凹部35に差し込んだ状態で側枠部3に固定してある。
【選択図】図3

Description

本発明は、遊技機の外形を形成する外枠の構造に関する。
パチンコ遊技機等の遊技機は、枠形状を有する外枠の前面側に、遊技盤等の主要部品を取り付けた本体枠を開閉可能に配設してなる。外枠は、製造、運搬の利便性より木製であることが多い一方、例えば、特許文献1においては、外枠を構成する枠部材の少なくともいずれかを金属製又は樹脂製にした遊技機の外枠が開示されている。
特許文献1においては、金属製又は樹脂製の枠部材は、その角部の外側において、L型形状の結合部材によって他の枠部材と結合されている。そして、結合部材は、枠部材の前端リブと後端リブとの間の枠外側面に取り付けられる第一板部と、他の枠部材の枠外側面に取り付けられる第二板部とから形成し、結合部材を枠部材に対して容易に取り付けることができる工夫を行なっている。また、枠部材同士による角部の内側には、結合部材との間に、一対の枠部材の角部を挟持するための保持部材を設けている。
しかしながら、特許文献1の遊技機の外枠においては、結合部材の第一板部及び第二板部は、枠部材の枠外側面に対面配置されているのみである。そのため、この外枠は、特に、4つの枠部材による矩形状を押し潰そうとする力に対して強度が不足してしまうおそれがある。
特開2006−340966号公報
本発明は、かかる従来の問題点に鑑みてなされたもので、簡単な構造により、外枠の強度を向上させることができる遊技機の外枠構造を提供しようとするものである。
本発明は、一対の側枠部、上枠部及び下枠部によって遊技機の外形を形成する外枠の構造において、
上記上枠部又は上記下枠部と上記側枠部との間の角部には、当該上枠部又は当該下枠部と当該側枠部とを結合するための結合手段が設けてあり、
上記側枠部、上記上枠部及び上記下枠部の少なくともいずれかは、押出成形によって形成した押出成形枠部とし、
該押出成形枠部は、枠本体部と、該枠本体部の外面又は内面における前後位置に、該枠本体部と対向して前後方向の内側に向けて突出形成した一対の対向部とを有しており、
上記結合手段は、上記枠本体部と上記一対の対向部との間に形成された支持用凹部に差し込んだ状態で上記押出成形枠部に固定してあることを特徴とする遊技機の外枠構造にある(請求項1)。
本発明の遊技機の外枠構造は、上記結合手段を用いて、上枠部又は下枠部と側枠部とを結合する際に、側枠部、上枠部及び下枠部の少なくともいずれかを上記押出成形枠部としたときの工夫を行っている。
具体的には、この押出成形枠部は、上記枠本体部と上記一対の対向部とを有している。そして、結合手段は、枠本体部と一対の対向部との間に形成された支持用凹部に差し込んだ状態で押出成形枠部に固定してある。なお、一対の対向部が突出する上記前後方向の内側とは、枠本体部の前後方向の中央側のことをいう。より詳しくは、一対の対向部において、前側に設けた対向部は、後方に向けて突出形成してあり、後側に設けた対向部は、前方に向けて突出形成してある。
これにより、押出成形枠部は、一対の側枠部、上枠部及び下枠部による外枠の矩形状を押し潰そうとする力に対して、結合手段を、枠本体部と一対の対向部とによって受け止めることができる。すなわち、外枠が矩形状を形成する方向において、外枠の内側から外側へ作用する負荷に対しても、外枠の外側から内側へ作用する負荷に対しても、結合手段を、枠本体部と一対の対向部とによって受け止めることができる。そのため、簡単な構造により、押出成形枠部及び結合手段を用いて形成した外枠の強度を向上させることができる。
また、押出成形枠部において、枠本体部に対して一対の対向部を形成した形状は、押出成形によって容易に形成することができる。つまり、射出成形によってはスライド構造を用いた特殊な金型を用いないと成形できない構造であっても、押出成形によれば容易に成形することができる。
また、一対の対向部によって折返し部が形成されるため、枠部材に前端リブと後端リブとを設けた場合の断面略コ字形状ではなく、枠本体部と一対の対向部とによる断面略C形状の部分が形成される。これにより、押出成形枠部自体への負荷に対する強度が向上し、押出成形枠部のねじり強度を向上させることができる。
また、結合手段を支持用凹部に差し込むことにより、結合する枠部同士の位置決め及び位置決め後の外れ防止を行うことができ、外枠の組付時の作業性を向上させることができる。
それ故、本発明の遊技機の外枠構造によれば、簡単な構造により、外枠の強度を向上させることができる。
上述した本発明における好ましい実施の形態につき説明する。
本発明において、上記結合手段は、結合用金具、結合機構、結合部材等の種々の結合用の部品とすることができる。また、結合手段は、上枠部に固定する上板部分と、側枠部に固定する側板部分とによるL型形状を有する結合用金具によって構成することができる。また、結合手段は、上記上枠部、下枠部又は側枠部と一体的に形成することもできる。
また、一対の対向部は、押出成形枠部の前後方向における端部に設けることができ、前後方向における端部よりも前後方向の内側(中央側)に位置する部分に設けることもできる。
また、一対の対向部は、断面略C形状の部分以外にも、種々の形状の部分を有していることができる。この場合に、一対の対向部は、枠本体部の外面のみ、内面のみ、外面及び内面の両面に形成することができる。
また、上記押出成形枠部は、アルミニウム、アルミニウム合金等の他、種々の金属から構成することができる。この場合には、必要な強度を確保して外枠の枠部をできるだけ薄く形成することができ、外枠による開口領域を容易に拡大することができる。また、加熱した熱線等の不正用部材によって、外枠の枠部を溶かすことができず、遊技機における防犯性をより高めることができる。また、リサイクルにも容易に対応することができる。
また、押出成形枠部は、金属以外にも、樹脂から構成することもできる。この場合にも、リサイクルに容易に対応することができ、金属に比べて低コスト化を図ることができる。
また、上記一対の側枠部は、上記押出成形枠部であり、その上側端部は、上記上枠部、上記結合手段等の周辺の部材によって上方から覆われていることが好ましい(請求項2)。この場合には、押出成形枠部によって形成した側枠部の上側端部の外側角部が露出せず、この外側角部によって作業者等が損傷することを防止することができる。
また、この場合には、上記上枠部は、木材、発泡樹脂成形品等から形成することができる。上枠部を木材、発泡樹脂成形品等から形成した場合には、車両等によって外枠又は遊技機を運搬する際、又は遊技機をホールにおける島設備へ設置する際等に、上枠部に釘等を貫通させて外枠又は遊技機を固定することができる。これにより、外枠又は遊技機の運搬、設置等を容易にすることができる。
また、上記一対の対向部は、上記枠本体部の外面のみ、内面のみ、外面及び内面の両面に形成することができる。また、上記押出成形枠部において、一対の対向部を枠本体部の外面のみ、内面のみ、外面及び内面の両面のいずれに形成した場合においても、上記上枠部の左右方向の端部又は結合手段の一部によって、一対の対向部の上側端部を上方から覆うことができる。
また、上記押出成形枠部は、上記上枠部に採用することもできる。そして、上記一対の側枠部は、木材等から形成することができる。この場合において、上記側枠部の上側端部は、上記上枠部の左右方向の端部を左右方向の外側から覆っていることが好ましい。
また、上記押出成形枠部は、上記上枠部及び一対の側枠部に採用することもできる。この場合に、上記一対の対向部は、上枠部における枠本体部の外面及び一対の側枠部における枠本体部の外面に設けることができ、上枠部における枠本体部の内面及び一対の側枠部における枠本体部の内面に設けることもできる。また、一対の対向部は、上枠部における枠本体部及び側枠部における枠本体部において、外面及び内面の両面に設けることもできる。
以下に、本発明の遊技機の外枠構造にかかる実施例につき、図面と共に説明する。
本例の遊技機1はパチンコ遊技機であり、図1、図2に示すごとく、本例の遊技機1の外枠2は、一対の側枠部3(R)、3(L)、上枠部4及び下枠部5によって遊技機1の四角枠形状を形成している。
図3〜図5に示すごとく、上枠部4と一対の側枠部3(R)、3(L)との間の角部の外側には、当該上枠部4と当該一対の側枠部3(R)、3(L)とを結合するための結合手段としての結合用金具41が設けてある。結合用金具41は、固定具としてのビス45によって上枠部4に固定する上板部分411と、固定具としてのビス45によって側枠部3に固定する側板部分412とによるL型形状を有している。
本例の一対の側枠部3(R)、3(L)は、金属の押出成形によって形成した押出成形枠部とし、本例の上枠部4は、木材によって形成してある。
本例の押出成形枠部からなる側枠部3は、枠本体部31と、この枠本体部31の外面における前後位置に、この枠本体部31と対向して前後方向の内側に向けて突出形成した一対の対向部34とを有している。また、図6に示すごとく、本例の結合用金具41の側板部分412は、枠本体部31と一対の対向部34との間に形成された支持用凹部35に差し込んだ状態で押出成形枠部からなる側枠部3に固定してある。
なお、一対の対向部34が突出する前後方向の内側とは、枠本体部31の前後方向の中央側のことをいう。より詳しくは、一対の対向部34において、前側に設けた対向部34は、後方に向けて突出形成してあり、後側に設けた対向部34は、前方に向けて突出形成してある。
以下に、本例の遊技機1の外枠構造につき、図1〜図8と共に詳説する。
図1〜図7において、矢印D1は、遊技機1における前方側(正面側)を示し、矢印Hは、上下方向(鉛直方向)を示し、矢印Wは、左右方向(水平方向)を示す。
詳細な図示は省略するが、本例の外枠2の前面側D1には、遊技領域を形成する遊技盤を取り付けるよう構成した本体枠6が開閉可能に取り付けられる(図2参照)。また、本体枠6の前面側D1には、ガラス板を設けて遊技盤の遊技領域が透視できるようにしたガラス扉が開閉可能に取り付けられる。
また、詳細な図示は省略するが、本例の本体枠6は、遊技機1の正面(前面側D1)から見て左側端部が、外枠2の左側の側枠部3(L)に軸支され、遊技機1の正面から見て右側端部の裏面部には、外枠2に対して閉じた状態を施錠することができる施錠装置7が配設される(図2参照)。また、施錠装置7は、外枠2に対して本体枠6を閉じた状態で施錠すると共に、本体枠6に対してガラス扉を閉じた状態で施錠することができるよう構成されている。施錠装置7におけるキーシリンダー71にキーを挿入して、このキーを一方側に回したときには、外枠2に対する本体枠6の解錠が可能であり、キーを他方側に回したときには、本体枠6に対するガラス扉の解錠が可能である。
また、施錠装置7は、本体枠6の裏面部に固定したベース部材と、ベース部材に固定したキーシリンダー71に挿入したキーの操作を受けて、回動するフック部材とを有している。フック部材は、本体枠施錠用として、本体枠6の後方側に向けて本体枠6の上下方向Hの2箇所に設けてあり、ガラス扉施錠用として、本体枠6の前方側に向けて本体枠6の上下方向Hの2箇所に設けてあり、各フック部材は、連結部材によって連結されて、連動するよう構成されている。
図4、図5に示すごとく、本例の押出成形枠部からなる左右の側枠部3(R)、3(L)は、軽量化を図って剛性を高めるために、アルミニウム材料の押出成形品から形成してある。押出成形枠部からなる各側枠部3(R)、3(L)の枠本体部31は、押出成形による押出方向(上下方向H)に向けて貫通する中空部32を設けた形状に形成してある。これにより、側枠部3の強度を確保して、軽量化及び低コスト化を図ることができる。
図4に示すごとく、本例の右側の側枠部3(R)の枠本体部31は、前後に中空部32を有し、中空部32同士を連結板部33Aによって連結して形成してある。また、連結板部33Aの内面側には、施錠装置7における本体枠施錠用のフック部材を係合させる被係合板金(キャッチ板金)37が、上下2箇所に設けてある(図1参照)。
図5に示すごとく、本例の左側の側枠部3(L)の枠本体部31は、仕切り板部33Bによって仕切って、前後に中空部32を形成してなる。
また、中空部32、連結板部33A(仕切り板部33B)及び一対の対向部34は、側枠部3の全長に渡って形成されている。
また、図4、図5に示すごとく、上枠部4の上面における左右方向Wの端部には、結合用金具41の上板部分411を配置する段差状面433が形成してある。結合用金具41の上板部分411を段差状面433に配置したときには、この上板部分411の上面と上枠部4の上面とがほぼ面一状態になる。
なお、左側の結合用金具41には、本体枠6(図2参照)の上側を軸支する軸支部415が形成してある。
図3〜図5に示すごとく、上枠部4の左右方向Wの端部には、側枠部3における一対の対向部34を上方から覆う一対の突出部431が形成されている。本例の一対の突出部431の外側端面は、一対の対向部34の外側端面と略面一状態を形成する。また、一対の突出部431同士の間には、側枠部3の枠本体部31における外側面と略面一状態を形成し、結合用金具41の側板部分412が対面する凹部432が形成されている。
本例の上枠部4と側枠部3との間の角部の内側には、上枠部4と側枠部3との結合を補助するための補助用金具42が設けてある。この補助用金具42は、上枠部4の下面に対面する上板部分421と、側枠部3の内面に対面する側板部分422とによるL型形状を有している。
図4、図5に示すごとく、本例の結合用金具41の上板部分411及び側板部分412には、ビス45を貫通配置するためのビス用穴413が形成してある。また、上枠部4及び側枠部3には、ビス45を貫通させるための貫通穴401、301が形成してある。上枠部4の貫通穴401(本例では、上枠部4の右側の端部に形成した貫通穴401)は、木材の寸法精度に比較的誤差が生じやすいことを想定して、ビス45の取付の際の調整用として、左右方向Wに長い長穴として形成してある。
一方、補助用金具42の上板部分421及び側板部分422には、ビス用穴413及び貫通穴401、301を通したビス45を螺合するためのネジ穴423が形成してある。また、側枠部3の枠本体部31における中空部32にも、ビス45を螺合するためのネジ穴321が形成してある。
図3〜図5に示すごとく、結合用金具41の側板部分412における上側基端部には、上記凹部432に配置するための幅狭部414が形成されている。そして、結合用金具41の側板部分412を、側枠部3における支持用凹部35に差し込み、かつ結合用金具41の幅狭部414を凹部432に配置すると共に、結合用金具41の上板部分411を上枠部4の段差状面433に配置する。そして、結合用金具41の上板部分411のビス用穴413及び上枠部4の貫通穴401を通したビス45を、補助用金具42の上板部分421のネジ穴423と、側枠部3のネジ穴321とにそれぞれ螺合し、結合用金具41の側板部分412のビス用穴413及び側枠部3の貫通穴301を通したビス45を、補助用金具42の側板部分422のネジ穴423に螺合したときには、結合用金具41と補助用金具42との間に、上枠部4と側枠部3との間の角部を挟み込んで、上枠部4と側枠部3とを組み付けることができる。
結合用金具41を上枠部4及び側枠部3に固定するために用いるビス45としては、頭部の頂点が平らな皿ビスを用いることができる。本例の結合用金具41の上板部分411及び側板部分412に形成したビス用穴413は、皿ビスの頭部を埋め込んで配置するための皿ザグリ穴(皿もみ穴)である。ビス45として皿ビスを用いることにより、ビス45の頭部が外枠2の外面から突出しないようにすることができる。
ただし、結合用金具41の側板部分412を側枠部3に固定するビス45としては、曲面状の頭部を有する鍋ビスを用いることもできる。鍋ビスを用いることにより、結合用金具41の側板部分412に形成したビス用穴413を、通常の貫通穴(平行穴)にすることができ、その加工が容易になる。この場合には、側板部分412の外側端面から一対の対向部34の外側端面までの寸法が若干大きくなるように、一対の対向部34を形成することにより、鍋ビスを用いたときに、この鍋ビスの頭部が一対の対向部34の外側端面よりも左右方向Wの外側へほとんど突出しないようにすることができる。
また、図4に示すごとく、上記被係合板金37を右側の側枠部3(R)の枠本体部31の内面に固定するビス46としては、曲面状の頭部を有する鍋ビスを用いることができる。鍋ビスを用いることにより、右側の側枠部3(R)に形成したビス用穴302を、通常の貫通穴(平行穴)にすることができ、その加工が容易になる。また、鍋ビス46の頭部は、側枠部3における一対の対向部34同士の間に形成された凹状空間36(支持用凹部35の一領域)内に配置することができ、一対の対向部34の外側端面よりも左右方向Wの外側へ突出しないようにすることができる。
また、図4、図5に示すごとく、上記補助用金具42を用いることにより、外枠2の強度を向上させることができる。また、補助用金具42を用いることにより、上枠部4と側枠部3とを組み付ける際に、補助用金具42の側板部分422の外側端面から上板部分421のネジ穴423までの寸法と、結合用金具41の側板部分412の内側端面から上板部分411のビス用穴413までの寸法との関係により、一対の側枠部3(R)、3(L)同士の間の寸法に誤差が発生し難くすることができる。
図7に示すごとく、本例の外枠2における下枠部5は、木材からなる枠部材51の上面に、樹脂製の幕板部材54を配置し、この幕板部材54の左右の端部に設けた下側金具53に左右の側枠部3を固定して形成する。具体的には、下側金具53は、側枠部3の内面に対面配置する側板部分532と、側板部分532の上端から内側に折り返した上板部分531と、側板部分532の下端から内側に折り返した下板部分533とを備えた形状を有している。
各側枠部3を貫通するビス57を、各下側金具53の側板部分532に螺合し、枠部材51を貫通するビス58を、各下側金具53の下板部分533に螺合することによって、側枠部3と枠部材51との固定が行われる。
図1、図7に示すごとく、下側金具53における上板部分531と下板部分533との間に、幕板部材54の左右の端部541を挟持することにより、この幕板部材54を枠部材51の上面に配置し、かつ、上板部分531を貫通する木ねじ591を幕板部材54に螺合すると共に、幕板部材54の裏面に設けられた取付部(図示略)を貫通する木ねじ592を枠部材51に螺合することによって、幕板部材54を外枠2に取り付ける。図1は、幕板部材54を外枠2に取り付ける前の状態を示す。
なお、左側の下側金具53には、本体枠6の下側を軸支する軸支部535が形成してある。
また、上枠部4及び下枠部5の枠部材51を、木材を用いて形成したことにより、車両等によって外枠2又は遊技機1を運搬する際、又は遊技機1をホールにおける島設備へ設置する際等に、上枠部4又は下枠部5の枠部材51へ釘等を貫通させて当該外枠2又は遊技機1を固定することができる。そのため、遊技機1の運搬、設置等を容易にすることができる。
本例の遊技機1の外枠構造においては、上記上板部分411と側板部分412とによるL型形状の結合用金具41を用いて、上枠部4と側枠部3とを結合する際に、側枠部3を押出成形枠部としたときの工夫を行っている。
具体的には、図3、図6に示すごとく、押出成形枠部から形成した側枠部3は、枠本体部31と一対の対向部34とを有している。そして、結合用金具41の側板部分412は、枠本体部31と一対の対向部34との間に形成された支持用凹部35に差し込んだ状態で側枠部3に固定してある。
これにより、側枠部3は、外枠2の矩形状を押し潰そうとする力に対して、結合用金具41の側板部分412を、枠本体部31と一対の対向部34とによって受け止めることができる。すなわち、外枠2が矩形状を形成する方向において、外枠2の内側から外側へ作用する負荷に対しても、外枠2の外側から内側へ作用する負荷に対しても、結合用金具41の側板部分412を、枠本体部31と一対の対向部34とによって受け止めることができる。そのため、簡単な構造により、押出成形枠部からなる側枠部3及び結合用金具41を用いて形成した外枠2の強度を向上させることができる。
また、押出成形枠部からなる側枠部3において、枠本体部31に対して一対の対向部34を形成した形状は、押出成形によって容易に形成することができる。つまり、射出成形によってはスライド構造を用いた特殊な金型を用いないと成形できない構造であっても、押出成形によれば容易に成形することができる。
また、一対の対向部34によって折返し部が形成されるため、枠部材に前端リブと後端リブとを設けた場合の断面略コ字形状ではなく、枠本体部31と一対の対向部34とによる断面略C形状の部分が形成される。これにより、側枠部3自体への負荷に対する強度が向上し、側枠部3のねじり強度を向上させることができる。
また、結合用金具41の側板部分412を支持用凹部36に差し込むことにより、上枠部4と側枠部3との位置決め及び位置決め後の外れ防止を行うことができ、外枠2の組付時の作業性を向上させることができる。
それ故、本例の遊技機1の外枠構造によれば、簡単な構造により、外枠2の強度を向上させることができ、外枠2の組付時の作業性を向上させることができる。
また、図3に示すごとく、上枠部4の左右方向Wの端部における一対の突出部431は、側枠部3における一対の対向部34を上方から覆っている。これにより、押出成形枠部によって形成した側枠部3の上側端部の外側角部341が露出せず、この外側角部341によって作業者等が損傷することを防止することができる。
また、図8に示すごとく、側枠部3における一対の対向部34は、結合用金具41の側板部分412に形成した一対の突出加工部416によって上方から覆うこともできる。この突出加工部416は、結合用金具41の側板部分412に絞り加工を行うことによって形成することができる。また、この場合には、上枠部4の左右方向Wの端部は、一対の突出部431及び凹部432を形成せず、平坦な端面434に形成することができる。
ところで、上枠部4に形成した一対の突出部431によって側枠部3における一対の対向部34を上方から覆う場合には、上枠部4と側枠部3とを組み付ける際の誤差によって、一対の対向部34を上方から覆わないようなケースも生じうる。
これに対し、結合用金具41は、側枠部3の枠本体部31と対面して側枠部3に直接固定される。そのため、上記のごとく結合用金具41に形成した一対の突出加工部416によって一対の対向部34を上方から覆うことにより、組付時の誤差を小さくして側枠部3の上側端部の外側角部341がより確実に露出しないようにすることができる。
また、図8に示すごとく、2本のビス47を、結合用金具41の上板部分411から上枠部4を貫通して補助用金具42に螺合することにより、外枠2の組付を行う際の補助用金具42の回り止めを行うことができる。
すなわち、外枠2の組付を行う際には、上枠部4の左右方向Wの両端部に結合用金具41と補助用金具42とを組み付け、左右の側枠部3(R)、3(L)を結合用金具41と補助用金具42との間に差し込むことができる。この際に、上記補助用金具42の回り止めを行うことにより、外枠2の組付を容易にすることができる。
また、側枠部(押出成形枠部)3は、金属から形成してあることにより、側枠部3の左右方向Wの幅を薄くすることができ、遊技機1における遊技領域を拡大することができる。また、側枠部3をリサイクルすることも可能になる。また、熱線等を用いた遊技機1への不正行為に対する防犯性を向上させることもできる。
上述した遊技機1の外枠構造は、パチンコ遊技機に限定されず、アレンジボール遊技機、遊技球を遊技媒体に使用するスロットマシン等のその他の遊技機に採用することもできる。
また、上記側枠部3は、押出成形により全長に渡って同一断面形状に形成されるが、この同一断面形状は、必要に応じて適宜加工を施すことにより、断面変化部を有していることができる。
また、上記上枠部4及び下枠部5における枠部材51は、釘を打つことが可能な部材であれば、木材以外にも、例えば、発泡性樹脂の成形品等から構成することもできる。また、上枠部4及び枠部材51は、樹脂(例えばポリ乳酸)と植物繊維とをコンパウンドしたプラスチックから構成することもできる。
また、上記固定具としては、上記ビス以外にも、リベット、溶接等とすることもできる。
実施例における、外枠を示す斜視図。 実施例における、外枠を正面から見た状態で示す説明図。 実施例における、外枠における上枠部と右側の側枠部との間の角部の周辺を拡大して示す斜視図。 実施例における、外枠における上枠部と右側の側枠部との間の角部の周辺を拡大して示す斜視分解図。 実施例における、外枠における上枠部と左側の側枠部との間の角部の周辺を拡大して示す斜視分解図。 実施例における、結合手段の側板部分を側枠部の支持用凹部に差し込んだ状態を、遊技機における上方から見た状態で示す断面説明図。 実施例における、外枠における下枠部と左右の側枠部との固定部分を示す分解斜視図。 実施例における、他の上枠部及び結合用金具を用いた場合について、外枠における上枠部と右側の側枠部との間の角部の周辺を拡大して示す斜視図。
符号の説明
1 遊技機
2 外枠
3 側枠部
3(R) 右側の側枠部
3(L) 左側の側枠部
301 貫通穴
31 枠本体部
34 対向部
341 外側角部
35 支持用凹部
4 上枠部
41 結合手段
411 上板部分
412 側板部分
431 突出部
432 凹部
45 ビス
42 補助用金具
421 上板部分
422 側板部分
5 下枠部
D1 前方側
W 左右方向
H 上下方向

Claims (2)

  1. 一対の側枠部、上枠部及び下枠部によって遊技機の外形を形成する外枠の構造において、
    上記上枠部又は上記下枠部と上記側枠部との間の角部には、当該上枠部又は当該下枠部と当該側枠部とを結合するための結合手段が設けてあり、
    上記側枠部、上記上枠部及び上記下枠部の少なくともいずれかは、押出成形によって形成した押出成形枠部とし、
    該押出成形枠部は、枠本体部と、該枠本体部の外面又は内面における前後位置に、該枠本体部と対向して前後方向の内側に向けて突出形成した一対の対向部とを有しており、
    上記結合手段は、上記枠本体部と上記一対の対向部との間に形成された支持用凹部に差し込んだ状態で上記押出成形枠部に固定してあることを特徴とする遊技機の外枠構造。
  2. 請求項1において、上記一対の側枠部は、上記押出成形枠部であり、その上側端部は、上記上枠部、上記結合手段等の周辺の部材によって上方から覆われていることを特徴とする遊技機の外枠構造。
JP2007203328A 2007-08-03 2007-08-03 遊技機の外枠構造 Expired - Fee Related JP5144984B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007203328A JP5144984B2 (ja) 2007-08-03 2007-08-03 遊技機の外枠構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007203328A JP5144984B2 (ja) 2007-08-03 2007-08-03 遊技機の外枠構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009034440A true JP2009034440A (ja) 2009-02-19
JP5144984B2 JP5144984B2 (ja) 2013-02-13

Family

ID=40436921

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007203328A Expired - Fee Related JP5144984B2 (ja) 2007-08-03 2007-08-03 遊技機の外枠構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5144984B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009178283A (ja) * 2008-01-30 2009-08-13 Sammy Corp 遊技機用の外郭枠体及び遊技機
JP2013094548A (ja) * 2011-11-04 2013-05-20 Iwasaki:Kk 遊技機の外枠
JP2014100416A (ja) * 2012-11-22 2014-06-05 Heiwa Corp 遊技機
JP2020043972A (ja) * 2018-09-18 2020-03-26 株式会社森創 遊技機用外枠

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6433892U (ja) * 1987-08-26 1989-03-02
JPH0359284A (ja) * 1989-07-26 1991-03-14 Matsushita Electric Works Ltd ドア枠への付属部材の取付構造
JP2002143488A (ja) * 2000-11-07 2002-05-21 Moriso:Kk パチンコ機用の外枠

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6433892U (ja) * 1987-08-26 1989-03-02
JPH0359284A (ja) * 1989-07-26 1991-03-14 Matsushita Electric Works Ltd ドア枠への付属部材の取付構造
JP2002143488A (ja) * 2000-11-07 2002-05-21 Moriso:Kk パチンコ機用の外枠

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009178283A (ja) * 2008-01-30 2009-08-13 Sammy Corp 遊技機用の外郭枠体及び遊技機
JP2013094548A (ja) * 2011-11-04 2013-05-20 Iwasaki:Kk 遊技機の外枠
JP2014100416A (ja) * 2012-11-22 2014-06-05 Heiwa Corp 遊技機
JP2020043972A (ja) * 2018-09-18 2020-03-26 株式会社森創 遊技機用外枠

Also Published As

Publication number Publication date
JP5144984B2 (ja) 2013-02-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4405327B2 (ja) フロントフェンダ構造
JP5144984B2 (ja) 遊技機の外枠構造
JP2007030706A (ja) 車両用ドア
JP2008149796A (ja) 自動車のドア構造
JP2008126980A (ja) ドアガードバーの取付構造
JP2006057393A (ja) 車両用ドアハンドル
JP2003118503A (ja) スライドレールカバーの車体取付構造
JP2009039349A (ja) 遊技機の外枠構造
JP2007126070A (ja) 車両の室内外への部品の取付け構造
JP2008260511A (ja) 自動車のドア構造
JP4818183B2 (ja) ドアミラーベースの取付構造
JP6914805B2 (ja) 建具
JP5336104B2 (ja) 扉への施錠装置の取付構造
JP7263690B2 (ja) 貯湯ユニット用ケース
JP2005195125A (ja) 部材取付構造
JP2007161042A (ja) ラジエータコアサポート
JP2009263927A (ja) 扉へのヒンジ取付構造
JP2001301520A (ja) 車両コンテナ
JP7135720B2 (ja) 加飾部品
JP4818182B2 (ja) ドアミラーベースの取付構造
JP6013151B2 (ja) 補助ミラー付きドアミラー
KR101007075B1 (ko) 도어 트림의 결합구조물
JP5055230B2 (ja) リアトレイの取付構造
JP6862623B2 (ja) 車両用バックドア
JP5023285B2 (ja) 遊技機の外枠構造

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100702

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120523

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120605

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120802

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120904

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20121018

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20121113

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20121126

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20151130

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5144984

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20151130

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20151130

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees