JP2001301520A - 車両コンテナ - Google Patents

車両コンテナ

Info

Publication number
JP2001301520A
JP2001301520A JP2000116928A JP2000116928A JP2001301520A JP 2001301520 A JP2001301520 A JP 2001301520A JP 2000116928 A JP2000116928 A JP 2000116928A JP 2000116928 A JP2000116928 A JP 2000116928A JP 2001301520 A JP2001301520 A JP 2001301520A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vehicle
vehicle container
movement
container
carrier
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000116928A
Other languages
English (en)
Inventor
Sho Hatta
鍾 八田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
OTA SHEET KK
Maruyasu KK
Original Assignee
OTA SHEET KK
Maruyasu KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by OTA SHEET KK, Maruyasu KK filed Critical OTA SHEET KK
Priority to JP2000116928A priority Critical patent/JP2001301520A/ja
Publication of JP2001301520A publication Critical patent/JP2001301520A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 車両コンテナを収納が簡便な構造にする。 【解決手段】 本発明の車両コンテナ3は、取り付け金
具30、31、32、33、34、35を介して、車両
1の荷台1a上に設けられる車両コンテナであって、前
記取付け金具は、互いに略垂直に交差し一体成形された
設置部30b、31b、32b、33b、34b、35
bと左右移動制限部30c、31c、32c、33c、
34c、35cを有し、前記設置部30b、31b、3
2bが左のあおり扉10と荷台1aに挟まれ、前記設置
部33b、34b、35bが右のあおり扉11と荷台1
aに挟まれることによって、車両コンテナ3の上下方向
の移動が制限され、前記左右移動制限部30c、31
c、32c、33c、34c、35cが荷台1aの端面
に当接されることによって左右方向の移動が制限され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両の荷台に設け
られる車両コンテナの構成技術に関する。
【0002】
【従来の技術】車両の荷台は、積載する荷物の種類によ
りオープン型の普通荷台と、風や雨を防ぐ箱型荷台を使
い分ける必要があるが、その使い分けを省くために普通
荷台に着脱可能な車両コンテナが開発された。この車両
コンテナは、荷物の種類により車両コンテナの着脱を適
宜選択でき、例えば、中元品や歳暮品を搬送する繁忙期
に、車両コンテナを装着して中元品や歳暮品の搬送に対
応し、他の時期においては車両コンテナを取外して普通
荷台として使用している。
【0003】そのため、車両コンテナは車両の荷台に着
脱可能な構造とされている。特開平11−321725
号公開特許公報では、荷台の4隅に直接フレームをベル
トで固定し、そのフレームにパネルをはめ込んで車両コ
ンテナを組み立てている。そのため、車両コンテナの着
脱には、車両に搭載した状態で車両コンテナを分解した
り、組み立てたりする必要があった。
【0004】また、特許3002199号特許公報で
は、取付け金具を介して組み立てられた車両コンテナを
荷台面に取付けることにより着脱を可能にしていた。し
かし、この取付け金具は、車両コンテナ及び荷台にネジ
等により直接固定する方法であった。そのため、ネジ等
を固定するためのネジ穴を車両に加工する必要があり、
またネジを固定するためのネジ締め工程も必要であり、
依然として着脱作業が煩雑であった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、着脱が簡便
な車両コンテナの構成技術を提供することを課題とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記した課題を解決する
ために、本発明は特許請求の範囲の各請求項に記載のと
おりの構成を備えるものである。請求項1に記載の発明
によれば、取付け手段を介して、左右にあおり扉を有す
る車両の荷台上に車両コンテナが取付けられる。車両コ
ンテナは、取付け手段により荷台に取付けられるため、
車両コンテナを分解することなく、組み立てられた状態
のまま車両コンテナを着脱することができる。また、取
付け手段は、互いに略垂直に交差する設置部と左右移動
制限部を有し、しかもこの設置部と左右移動制限部は一
体に成形されている。該設置部は、荷台の面と平行な設
置面を有し、設置面があおり扉と荷台面に挟まれること
によって、車両コンテナの上下方向の移動が制限され
る。なお、設置面は、荷台の面とあおり扉とに密接する
態様、ないし若干のクリアランスが両者の間に生じる態
様のどちらであってもよい。
【0007】また、左右移動制限部は、荷台の面と垂直
な垂直面を有し、荷台の端面に掛けられることにより、
該垂直面と荷台の端面が接し、車両コンテナの左右方向
の移動が制限される。また、この場合、左右に少なくと
も1つずつ取付け手段を有することが好ましい。この構
造にすると、左側に設けられた取付け手段の左右移動制
限部が荷台の左端面に接するため、右方向の移動が制限
され、右側に設けられた取付け手段の左右移動制限部が
荷台の右端面に接するため、左方向の移動が制限され、
左右両方向の移動が制限される。
【0008】例えば、車両コンテナの左右の両端に取付
け手段として設置部と左右移動制限部が一体成形された
取付け金具を1つずつ設けた場合、左端の取付け金具を
荷台の左端に掛けることにより、車両コンテナの右方向
への移動が制限され、右端の取付け金具を荷台の右端に
掛けることにより、車両コンテナの左方向への移動が制
限され、左右両方向の移動が制限される。また、左に設
けた金具は、荷台面と左のあおり扉に挟まれ、右に設け
た金具は、荷台面と右のあおり扉に挟まれ、車両コンテ
ナは上下方向にも移動が制限される。
【0009】このように、車両コンテナの上下方向及び
左右方向の移動は、取付け手段により制限されるため、
ネジや接着剤等の固定手段及び車両の荷台等に固定用の
ネジ穴等の加工が不要になり、しかもネジ締め等の作業
も不要になる。また、あおり扉を倒すことにより取付け
手段の上方向の移動が可能となるため、あおり扉を倒す
ことにより、車両コンテナを上に持ち上げることが可能
になり、車両コンテナの着脱を容易に行うことが可能に
なる。
【0010】なお、本明細書における「荷物搬入口」と
は、車両コンテナを設置した状態において、荷物を搬入
する搬入口であって、開放された窓部であったり、扉や
開閉窓やシャッター等の開閉可能な開閉部であってもよ
い。また、その大きさは、車両コンテナを構成するパネ
ルの一部であってもよいし、サイド面全体であったり、
リア面全体であったりするような面全体であってもよ
い。
【0011】請求項2に記載の発明によれば、請求項1
に記載した車両コンテナであって、取付け手段が、設置
部と左右移動制限部のそれぞれに対して垂直な面を有す
る前後移動制限部を有する。荷台の端面に接している左
右移動制限部から垂直関係の面を有する前後移動制限部
があることによって、あおり扉と車両を接続するヒンジ
と荷台の端面に隙間がある場合にも、その隙間にかかわ
らず前後移動制限部がヒンジに接し、前方向又は後ろ方
向、もしくは前後両方向の移動が制限される。
【0012】例えば、ヒンジの後方側に前後移動制限部
が接するように、車両コンテナを取付けると、車両コン
テナは前方向へ移動できなくなる。また、ヒンジの前方
側に前後移動制限部が接するように車両コンテナを取付
けた場合は、前後移動制限部により車両コンテナが後ろ
方向へ移動できなくなる。
【0013】そのため、ネジや接着剤等の固定手段がな
くても車両コンテナは安定的に固定される。また、車両
コンテナの短期使用のために、わざわざ固定用の穴を車
両に開ける等の加工を施す必要がなくなり、さらに穴加
工等が元で車両の付加価値が減少したり、加工部の塗装
が剥げることによる錆びの発生等の事態を避けられる。
また、穴を改めて埋める必要もなくなる。また、着脱時
のネジ締め作業も不要になり、車両コンテナの着脱を容
易に行うことが可能になる。
【0014】また、上記発明については、以下に示す態
様があり得る。すなわち、「請求項1に記載した車両コ
ンテナであって、荷台との接し面にクッション材を設
け、前記取付け手段が前記クッション材により上方に不
勢され、前記設置面があおり扉と接することを特徴とす
る車両コンテナ」である。荷台との接し面にクッション
材を設けると、そのクッション材の弾性力により車両コ
ンテナは上方に付勢される。その結果、車両コンテナに
設けられた取付け手段の設置面が、上方のあおり扉と接
触し、より強く設置面が荷台とあおり扉との間に挟まれ
上下方向の移動がより制限される。
【0015】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を図に
基づいて説明する。図1及び図2で示すように、車両コ
ンテナ3は、車両1の荷台1a上に設置され、車両1の
左のあおり扉10と右のあおり扉11と後ろのあおり扉
12の間に収納されて使用される。車両コンテナ3は、
コンテナ壁の屋根壁であるルーフパネル20と、前方壁
であるフロントパネル21と、左側壁である左のサイド
パネル23と、右側壁である右のサイドパネル22によ
り構成される。また、後部には開閉可能なシャッター2
4を有し、これを開けることにより荷物を搬入する搬入
口になる。
【0016】各パネルは、パネル材とその枠部であるフ
レームにより構成され、それぞれのフレームは溶接やネ
ジ止めにより接続される。以下にその構造について説明
する。
【0017】左のサイドパネル23は、図2に示すよう
に、パネル材23aと、その周囲を囲う5本のフレーム
43により構成される。図6に示すように、フレーム4
3は断面略F字形状であり、外爪部43aと内爪部43
bの間にパネル材23aが収納される。また、リアの2
本のフレーム43は、プレート23bを介して接続され
て段差を形成する。この段差により、図4に示すよう
に、車両コンテナ3を車両1に搭載した時に、左のサイ
ドパネル23が車両1の後ろのあおり扉12に覆い被さ
る。また、図4に示すように、後ろのあおり扉12と接
するリアのフレーム43には、クッション材23cが接
続され、荷台1aと接するフレーム43には、クッショ
ン材23dが接続されている。また、左のサイドパネル
23には、図2に示すように、取付け手段である第一の
取付け金具30、31と第2の取付け金具32が設けら
れ、断面図である図6に示すようにフレーム43にネジ
50で固定される。
【0018】第1の取付け金具30は、図4に示すよう
に、左のサイドパネル23に平行な面である取付け部3
0aと、取付け部30aとほぼ垂直な平面である設置部
30bと、設置部30bとほぼ垂直な平面である左右移
動制限部30cにより構成される。第2の取付け金具3
2は、図5に示すように、左のサイドパネル23に平行
な面である取付け部32aと、取付け部32aとほぼ垂
直な平面である設置部32bと、設置部32bとほぼ垂
直な平面である左右移動制限部32cと、左右移動制限
部32c及び設置部32bのそれぞれに対してほぼ垂直
な平面である前後移動制限部32dにより構成される。
また、第1及び第2の取付け金具30、31、32は、
それぞれプレス加工により一体成形により作成される。
【0019】右のサイドパネル22は、図3に示すよう
に、左のサイドパネル23と左右対称の形状であり、パ
ネル材22aと5本のフレーム42により構成され、フ
レーム42の断面が断面略F字形状であり、後ろのあお
り扉12と接するリアのフレーム42には、クッション
材22cが接続され、荷台1aと接するフレーム42に
は、クッション材22dが接続されている。また、図2
に示すように、右のサイドパネル22にも、取付け手段
である第一の取付け金具33、34と第2の取付け金具
35が固定されている。
【0020】フロントパネル21は、図3に示すよう
に、パネル材21aと、その周囲を囲う4本のフレーム
41により構成され、図3、5に示すように、荷台1a
と接するフレーム41には、クッション材21bが接続
されている。
【0021】ルーフパネル20は、図1、3に示すよう
に、パネル材20aと、その周囲を囲う4本のフレーム
40と立設部20bにより構成され、立設部20bはフ
レーム40に固定され、パネル材20aにはバネ81が
接続されている。
【0022】リア部は、図2及び図3に示すように、開
閉可能なシャッター24であって、シャッター24はバ
ネ81と接続される。このバネ81は、付勢力によりシ
ャッター24を上方に開動する時の開動力を助け、シャ
ッター24が下に下りた状態の時には、シャッター24
が落下して外れてしまうことを防止する。また、シャッ
ター24は、図3に示すように、左右のサイドパネル2
3、22に設けられたレール84、85、86、87中
を移動する。
【0023】パネル材20a、21a、22a、23a
の材料は軽量材料であり、好ましくは、樹脂製、アルミ
製である。フレームの材料も軽量材料であり、好ましく
は、アルミ製、樹脂製である。また、立設部20bの材
料も軽量材料であり、好ましくは、アルミ製、樹脂製で
ある。また、それぞれのパネルは、各パネルのフレーム
同士がネジにより接続されて、図1等に示すように箱型
形状に固定される。
【0024】また、図4、5に示すように、車両1の左
のあおり扉10は、ヒンジ13により車両1に取付けら
れ、同様に、右のあおり扉11と後ろのあおり扉12も
それぞれヒンジ13により車両1に取付けられている。
ヒンジ13は、車両側に接続されたヒンジ管13aと、
あおり扉側に接続されたヒンジ管13cと、ヒンジ管1
3cに固定されたヒンジピン13bにより構成され、ヒ
ンジピン13bをヒンジ管13aに挿入することによ
り、あおり扉10、11、12が車両1に回転可能に接
続される。
【0025】次に、車両コンテナ3を車両1の荷台1a
に組み付ける方法を説明する。まず、車両1の左右のあ
おり扉10、11及び後ろのあおり扉12を下へ降ろ
す。この状態で、車両コンテナ3を車両1の荷台1aに
搭載し、図4に示すように、取付け金具30の左右移動
制限部30cを荷台1aの左端面1bに引っ掛けるよう
に取付ける。同様に、取付け金具31、32も荷台1a
の左端面1bに引っ掛けるように取付け、右のサイドパ
ネル22に設けられた取付け金具33、34、35も荷
台1aの右端面部に引っ掛けるように取付ける。
【0026】次に、車両コンテナ3を前方向にずらし
て、図5に示すように、取付け金具32の前後移動制限
部32dとヒンジ管13cの後方側の端面が接するよう
に設置し、同時に取付け金具35の前後移動制限部35
dもヒンジ管13cと接するように設置する。
【0027】このように、左のサイドパネル23に設け
られた取付け金具30、31、32の左右移動制限部3
0c、31c、32cが、荷台1aの左端面1bの面に
接するため、車両コンテナ3の右方向への移動が制限さ
れ、右のサイドパネル22に設けられた取付け金具3
3、34、35の左右移動制限部33c、34c、35
cが、荷台1aの右端面に接するため、車両コンテナ3
の左方向への移動が制限される。
【0028】また、取付け金具32、35の前後移動制
限部32d、35dが、ヒンジ管13cと接するように
設置されるため、車両コンテナ3は前方向への移動が制
限される。なお、前後移動制限部32d、35dは、左
右移動制限部32cとほぼ垂直な面であるため、図6に
示すようにヒンジ管13cと左端面1bの面とのクリア
ランス13eが大きくても、ヒンジ管13cと接触可能
である。
【0029】次に、図5に示すように、左のあおり扉1
0を上に上げ、同様に、右のあおり扉11と後ろのあお
り扉12も上へ上げる。この状態における図5のVI―VI
線における断面図が図6である。図6に示すように、左
のあおり扉10は、荷台1aとほぼ平行な面である金具
押さえ面10aを有するため、取付け金具32の設置部
32bが、金具押さえ面10aと荷台1aとにより挟ま
れる。その結果、取付け金具32により、車両コンテナ
3の上下方向の移動が制限される。同様に、取付け金具
30、31の設置部30b、31bも左のあおり扉10
と荷台1aにより挟まれ、取付け金具33、34、35
の設置部33b、34b、35bも右のあおり扉11と
荷台1aにより挟まれる。その結果、車両コンテナ3の
上下方向への移動が制限される。
【0030】また、図6に示すように、左のサイドパネ
ル23のフレーム43に接続されたクッション材23d
は、その付勢力により取付け金具32を上方へ持ち上げ
るため、設置部32bと左のあおり扉10の接触力を強
化し、車両コンテナ3の上下移動をより強く制限する。
また、この付勢力により取付け金具32の上下取付け位
置の許容値が大きくなり、同様の理由により、設置部3
0bの厚みも許容値が大きくなる。フロントパネル21
及び右のサイドパネル22と荷台1aとの間に設けられ
たクッション材21b、22dも、クッション材23d
と同様の効果を有する。
【0031】また、図4に示すように、車両コンテナ3
の後ろの面、つまり、車両コンテナ3の後ろの柱である
左のサイドパネル23のリア側フレーム43は、フレー
ム43に接続されたクッション材23cを介して、後ろ
のあおり扉12のコンテナ押さえ面12bと接し、右の
サイドパネル22のリア側フレーム42も、フレーム4
2に接続されたクッション材22cを介して、後ろのあ
おり扉12のコンテナ押さえ面12bと接する。このた
め、車両コンテナ3は、後ろのあおり12と左右のサイ
ドパネル23、22の後ろの柱(フレーム)との接触に
より、後ろ方向への移動が制限される。その結果、車両
コンテナ3は、前後方向に挟まれた状態になり、フレー
ム43に接続されたクッション材23cと、フレーム4
2に接続されたクッション材22cの付勢力により、前
後方向の押さえが強くなっている。また、この付勢力に
より取付け金具32、35の前後取付け位置の許容値が
大きくなる。
【0032】また、荷台1a及び後ろのあおり扉12と
の接触部に設けられたクッション材は、車両1の移動時
に生じる車両1からの衝撃や車両1との間に生じる騒音
を減少させる。
【0033】車両コンテナ3を車両1から取り外す方法
は、取付け方法の逆の手順により行うことができ、ま
ず、左右のあおり扉10、11及び後ろのあおり扉12
を下へ下ろす。左のあおり扉10を下へ下ろすことによ
り、左のあおり扉10の金具押さえ面10aが移動し、
取付け金具30、31、32の設置部30b、31b、
32bの上方向の押さえが開放され、右のあおり扉11
を下へ下ろすことにより、取付け金具33、34、35
の設置部33b、34b、35bの上方向の押さえが開
放される。その結果、車両コンテナ3を上方向に持ち上
げることが可能となり、荷台1aから取り外すことがで
きる。
【0034】また、後ろのあおり扉12を下へ下ろすこ
とにより、車両コンテナ3の後ろの柱である左右のサイ
ドパネル23、22のフレーム43、42と後ろのあお
り扉12との押さえが開放され、車両コンテナ3は後ろ
へ移動可能になる。そのため、車両コンテナ3は前後方
向に挟む力から開放され、荷台1aから取り外すことが
できる。
【0035】このように、取付け手段である取付け金具
30、31、32、33、34、35を用いることによ
り、車両コンテナ3の脱着にドライバー等の道具を必要
とせず、さらに車両1にネジ穴加工等の加工を施す必要
もなくなる。そのため、車両コンテナ3の短期使用のた
めに、わざわざ固定用の穴を車両に開ける等の加工を施
す必要がなくなり、加工による穴等が元で車両の付加価
値が減少したり、加工部の塗装が剥げ、その加工部から
錆びが発生する等の事態を避けられる。また、車両コン
テナ3を取り外した際に、加工部の穴等を改めて埋めて
錆びを防止するための施工を施す必要もなくなる。ま
た、あおり扉10、11、12をヒンジ13から取り外
すことも不必要であり、通常のあおり扉10、11、1
2の使用方法である上下への動きのみで脱着を行える。
【0036】次に、上記の実施の形態とは別の他の実施
の形態について説明する。上記の実施の形態では、後ろ
のあおり扉12のコンテナ押さえ面12bと左右のサイ
ドパネル23、22のリアのフレーム43、42との接
触により、車両コンテナ3の後ろ方向の移動を制限して
いるが、図4の点線部ように取付け金具30をヒンジ1
3に接する位置に予め車両コンテナ3に接続する方法も
ある。この方法によると、取付け金具30の設置部30
b及び左右移動制限部30cの端面30dが、ヒンジ管
13aの端面13dと接する。このため、車両コンテナ
3は、後ろのあおり12がなくても後ろ方向への移動が
制限される。この場合、端面30dが、車両コンテナ3
の後ろ方向移動を制限するため、前後移動制限部と換言
できる。なお、この端面30dは、設置部30b及び左
右移動制限部30cのそれぞれに対してほぼ垂直な面で
ある。
【0037】また、図4に示すように、左右移動制限部
30cとほぼ垂直な平面である前後移動制限部30eを
設ける方法もある。この場合、前後移動制限部30eと
ヒンジ管13aの端面13dとの接し面積が増加し、よ
り安定して後ろ方向への移動が制限される。
【0038】また、上記実施の形態では取付け金具3
2、35の前後移動制限部32d、35dが平面形状で
あったが、この形態には限定されず、例えば、左右移動
制限部32c、35cの上面に突起部を形成する場合で
あってもよい。この場合にも、この突起部とヒンジ13
が接して車両コンテナ3の前後方向の移動を制限でき
る。この突起部は、平面形状の前後移動制限部32d、
35dに比較すれば狭いが、左右移動制限部32c、3
5cと設置部32b、35bのそれぞれに対して垂直な
面を有する。
【0039】また、例えば、前後移動制限部32d、3
5dに代わって、左右移動制限部32c、35cの厚み
が、図6に示すクリアランス13eに比較して厚い場合
であってもよい。この場合にも、この左右移動制限部3
2c、35cの端面が、ヒンジ13と接して車両コンテ
ナ3の前後方向の移動を制限できる。また、この左右移
動制限部32c、35cの端面は、左右移動制限部32
c、35cの上面及び設置部32b、35bのそれぞれ
に対して垂直な面を構成する。
【0040】
【発明の効果】本発明によれば、着脱が簡便な車両コン
テナが構成できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】車両コンテナを備えた車両を斜め前から見た斜
視図である。
【図2】車両に車両コンテナを備える様子を車両の斜め
後ろから見た概略図である。
【図3】車両コンテナの一部断面斜視図である。
【図4】後ろのあおり扉側の取付け金具近傍の拡大図で
ある。
【図5】フロントパネル側の取付け金具近傍の拡大図で
ある。
【図6】左のあおり扉を上に上げた状態における図5の
VI−VI線断面図である。
【符号の説明】
1 …車両 1a…荷台 1b…左端面 3 …車両コンテナ 10…左のあおり扉 10a…金具押さえ面 11…右のあおり扉 12…後ろのあおり扉 12b…コンテナ押さえ面 20…ルーフパネル 21…フロントパネル 22…右のサイドパネル 23…左のサイドパネル 24…シャッター 30、31、32、33、34、35…取付け金具 30a、32a…取付け部 30b、31b、32b、33b、34b、35b…設
置部 30c、31c、32c、33c、34c、35c…左
右移動制限部 32d、35d…前後移動制限部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 左右にあおり扉を有する車両の荷台上に
    取付け手段を介して取付けられる車両コンテナであっ
    て、 前記取付け手段は、互いに略垂直に交差する一体に成形
    された設置部と左右移動制限部を有し、前記設置部は荷
    台の面と平行な設置面を有し、前記設置面があおり扉と
    荷台に挟まれて上下方向の移動が制限され、前記左右移
    動制限部は荷台の面と垂直な垂直面を有し、前記垂直面
    が荷台の端面に当接されることによって左右方向の移動
    が制限されることを特徴とする車両コンテナ。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載した車両コンテナであっ
    て、 前記取付け手段が前記設置部と前記左右移動制限部のそ
    れぞれに対して垂直な面を有する前後移動制限部を有
    し、該前後移動制限部があおり扉と車両を接続するヒン
    ジに接することにより前及び/又は後ろ方向の移動が制
    限されることを特徴とする車両コンテナ。
JP2000116928A 2000-04-18 2000-04-18 車両コンテナ Pending JP2001301520A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000116928A JP2001301520A (ja) 2000-04-18 2000-04-18 車両コンテナ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000116928A JP2001301520A (ja) 2000-04-18 2000-04-18 車両コンテナ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001301520A true JP2001301520A (ja) 2001-10-31

Family

ID=18628323

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000116928A Pending JP2001301520A (ja) 2000-04-18 2000-04-18 車両コンテナ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001301520A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CZ308633B6 (cs) * 2016-12-07 2021-01-20 Chabina Alexandr Snímatelná nástavba
JP6864777B1 (ja) * 2020-11-12 2021-04-28 有限会社和香工業 軽トラック専用シェル及びその着脱構造
JP2021095111A (ja) * 2019-12-12 2021-06-24 ダイハツ工業株式会社 車両構造
JP7463319B2 (ja) 2021-06-10 2024-04-08 康和 杉谷 車両用積載物固定具、車両用固定具付き積載物、および車両への積載物固定方法
JP7480993B2 (ja) 2020-07-23 2024-05-10 Jusetzマーケティング株式会社 固定具およびキャンピングシステム

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CZ308633B6 (cs) * 2016-12-07 2021-01-20 Chabina Alexandr Snímatelná nástavba
JP2021095111A (ja) * 2019-12-12 2021-06-24 ダイハツ工業株式会社 車両構造
JP7129748B2 (ja) 2019-12-12 2022-09-02 ダイハツ工業株式会社 車両構造
JP7480993B2 (ja) 2020-07-23 2024-05-10 Jusetzマーケティング株式会社 固定具およびキャンピングシステム
JP6864777B1 (ja) * 2020-11-12 2021-04-28 有限会社和香工業 軽トラック専用シェル及びその着脱構造
JP7463319B2 (ja) 2021-06-10 2024-04-08 康和 杉谷 車両用積載物固定具、車両用固定具付き積載物、および車両への積載物固定方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7618084B2 (en) Rear structure of vehicle body
US7819465B2 (en) Transferable B-pillar for facilitating ingress/egress
US20110057467A1 (en) Parcel shelf structure
US7219941B1 (en) Enclosed storage for trucks
JP4423612B2 (ja) ドアガードバーの取付構造
US7690710B2 (en) Motor vehicle endgate hinge having dual pivot axes
JP2001301520A (ja) 車両コンテナ
KR100977112B1 (ko) 모듈지지체에 의하여 고정되는 윈도우-리프팅 레일을가지는 차량도어
JP3023526B2 (ja) 自動車のドア
US5713501A (en) Automobile having spare tire carrier with lock mechanism including rear door bottom panel support
JP5144984B2 (ja) 遊技機の外枠構造
JP2008068765A (ja) 車両の樹脂ルーフ構造
JP2000198381A (ja) 着脱自在コンテナ
JP2020029158A (ja) テールゲート
JP3408650B2 (ja) ロールパレット
JPH09109777A (ja) 自動車フロアの物入れボックス用リッド構造
JP2002294909A (ja) 間仕切パネルと壁面との連結構造
JP2003011669A (ja) 車両のドア構造
JP2003063450A (ja) 車両後部構造
JP2009263927A (ja) 扉へのヒンジ取付構造
JPH09193840A (ja) ウィング荷台付トラック及びそのフロントフレーム並びにそのリアーフレーム
JP2543814Y2 (ja) 扉の取付構造
JP2529135Y2 (ja) 昇降可能なサイドウインドウを有する自動車の車体構造
JPH09104228A (ja) 車両用ドア
JP2003094940A (ja) 自動車用ドアおよび自動車用ドアモジュール