JP6864777B1 - 軽トラック専用シェル及びその着脱構造 - Google Patents

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【課題】本発明は、軽トラックの荷台を加工することなく簡単に着脱を可能とし、安価で安全なキャンピングシェル及びその着脱構造技術の提供を課題とするものである。【解決手段】本発明は、軽トラック専用シェルの荷台への着脱構造であって、前記シェル本体の左右面底部から固定用金具を外側へ向かって突出するように固設し、前記固定金具は蝶番によりアオリと荷台との間に生じる隙間に入る厚みとし、前記アオリを倒して前記シェル本体を荷台に載置後、前記アオリを起こすことで前記固定金具が前記隙間に挟持され、更に前記アオリを倒すことで取り外し可能とする構成とした。【選択図】図1

Description

本発明は、主として軽トラック専用シェル及びその着脱構造に関し、詳しくは、軽トラックの荷台を何ら加工することなくシェルを積載可能とするための着脱構造技術に関する。
近年、若者を初め定年後の楽しみとして、アウトドアに熱中する方々の増加がみられている。アウトドアキャンプにはテントや車中泊など様々なスタイルがあるが、野生動物や治安の関係からもテントを張らずに車中泊を望む場合もあるといえる。また、キャンプといえば宿泊だけではなく、屋外での調理や飲食等、その楽しみは多岐にわたる。そこで、車中泊のみならず様々な用途の使用を網羅し移動も可能なキャンピングカー存在する。
キャンピングカーは、確かにスペースも広く簡易なキッチンなども設置されており、快適に過ごすことができるのは言うまでもない。しかしながら、専用のキャンピングカーは非常に高価であり購入するには負担が大きいといえる。また、車体が大きくなり普段の常用使用には不向きである。そこで、軽トラックの荷台に載置でき、誰にでも気軽に購入することが可能な安価なキャンピングシェルがあれば大変便利である。
また、キャンピングシェルであれば、キャンプのみならず、自然災害時に移動可能な緊急避難場所ともなる。近年では日本全国あちこちで自然災害が多発しており、係る災害時には小学校の体育館等の公共施設が緊急避難場所となることが多く、小さく区画化された領域内で大勢の他人と一緒に過ごさなければならず、それは災害の不安時において多大なストレスにもなる。特にウイルス感染予防のためのソーシャルディスタンスを確保することが難しく、また、ペットを同伴させることも困難である。そこで、隔離された領域を確保し、ペットなどがいても気にする必要がなくなるキャンピングシェルは有用な存在となる。
通常は軽トラックとして利用し、キャンピングシェルはキャンプや災害時等の必要時において着脱可能に利用できるものが望ましい。更にその着脱に際し荷台への加工や特殊車両としてのナンバーの取得などの必要のない構造体であることが有効である。
また、キャンピングカーと同様に、移動店舗等の専用車両も高額である。これらについては、軽トラックを利用するものが多い。但し、軽トラックを利用する移動店舗車輌は、あおりを取り外して、シェルを車体構造の一部とする構造変更届を提出しなければならず、ナンバーの変更等も必要となる。そこで、これらの手続負担もなく、荷物として軽トラックの荷台に載置可能であり、経済的負担を軽減しつつ、イベント会場等への移動販売やキャンプでの利用が必用となったとき、或いは不要となったときに、容易に着脱可能な軽トラック専用のシェルがあれば好適である。しかしながら、現在、その様な軽トラック専用シェルは皆無といえる。
そこで、このような問題に鑑み、従来からも種々の技術提案がなされてきた。例えば、発明の名称を「簡単で且つ迅速に内部空間を拡張したり縮小して活用することができるキャンプコンテナを提供すること。」を課題とし、解決手段として「車両に設置されたり連結されるキャンプコンテナにおいて、床を構成する底パネルと、「┗」字状に形成されて互いに対向するように前記底パネルに連結され、前記底パネルの外側または内側方向に摺動可能な一対の側壁構造体と、一対が互いに対向するように設置されて、前記側壁構造体にそれぞれヒンジ連結され、「┓」字状を有するように屈折部が形成され、前記屈折部を中心として一側に位置する一側部と、他側に位置して前記一側部より前記屈折部から末端までの長さが長い他側部とを含んで構成され、前記他側部が相互ヒンジ連結される屋根構造体と、前記他側部に連結されて、前記キャンプコンテナの高さ方向に昇降され、上昇時に前記屋根構造体を広げて前記一側部が前記側壁構造体と一緒に前記キャンプコンテナの側壁になるようにし、前記他側部が前記キャンプコンテナの屋根になるようにし、前記屋根構造体の動作に応じて前記側壁構造体が前記床パネルの外側方向に摺動されるようにして前記キャンプコンテナの内部空間が拡張されるようにする昇降手段と、を含むキャンプコンテナする。」という発明が公開され公知技術となっている。係る特許文献1に記載された技術は、キャンピングシェルに関する点で共通する。しかしながら、係る先行技術1に記載の技術は、側壁壁構造が床パネルの外側方向に摺動されるようにしてキャンプコンテナの内部空間が拡張されるものであり、本発明は、軽トラックの荷台を何ら加工することなくキャンピングシェルを積載可能とするための着脱構造技術に関するものであって、係るキャンプコンテナの車両本体への着脱構造技術に関しては記載も示唆も見当たらない。
また、発明の名称を「自動車式キャンピング装置」とする技術が開示されている(特許文献2参照)。具体的には、「通常のトラックにキャンピングハウスを積み下げ可能とし、トラックに積んで目的地に移動できるようにして使用できるようにした自動式キャンピング装置を提供する。」ことを課題とし、解決手段として、「トラックの荷台に、キャンプ用設備が備えられたキャンピングハウスを積み下げ自在として、同トラックの走行により同キャンピングハウスを移動可能とした。」という発明が公開され公知技術となっている。係る特許文献2に記載された技術は、特許文献1と同様に可動壁を横に広げることができ、輸送時には小型にすることができるので大変便利であり、荷台とシェルの間には振動吸収材を設けて輸送中の振動で位置ずれしたり破損したりしにくくなるという効果が得られることについての記載がある。しかしながら、移動の際の固定はアオリを起こしてロープ等の結束部を使うものであり、車両本体とシェルの固定としては安全性に欠けると言わざるを得ない。
また、発明の名称を「縛着装置及び縛着方法」とする技術が開示されている(特許文献3参照)。具体的には、「車両等にシェルタ等の載置物を縛着する際に、作業性がよく、地上からターンバックルを操作できる等の利点を備えた装置及び方法を提供する。」ことを課題とし、解決手段として、「車両の載置台等の基台にシェルタ等の載置物を縛着するにあたって、2本のロープと、載置物の2個所に設けられ、ロープの各々の一端を固定するロープ固定部材と、基台の2個所に設けられ、ロープの各々に張力を加えた状態で、ロープの各々の他端を移動可能に、ロープの中間部を保持するロープ保持部材と、2本のロープの各々の他端と接続されるターンバックルと、基台または載置物に固定され、ターンバックルの2本のロープとの接続部が回転するのを防止しながら、ターンバックルを軸方向に摺動可能に保持する、ベースプレート、ガイドブロック及びターンバックル固定金具からなるターンバックル保持手段を用いる。」という発明が公開され公知技術となっている。係る技術は基台に載置物を縛着する点で本願発明とその目的を共通するものである。しかしながら、特許文献3に記載の技術は、二本のロープとそのロープの一端を載置物に固定するロープ固定部材と他端を移動可能に保持するロープ保持部材やターンバックル等の多くの構成部材を必要とするものであり、極めてシンプルな構成で載置状態をしっかりと保持・固定ができる本発明とはその構成を異にするものである。
特開2018−512337号 実開平成2−3937号 特開2005−145311号
本発明は、安価で、軽トラックの荷台を加工することなく、簡単にシェルの着脱を可能にし、安価で且つ安全に利用することができるキャンピングシェル及びその着脱構造技術の提供を課題とするものである。
本発明は、軽トラック専用シェルの荷台への着脱構造であって、前記シェル本体の左右面底部から固定用金具を外側へ向かって突出するように固設し、前記固定金具は蝶番によりアオリと荷台との間に生じる隙間に入る厚みとし、前記アオリを倒して前記シェル本体を荷台に載置後、前記アオリを起こすことで前記固定金具が前記隙間に挟持され、更に前記アオリを倒すことで取り外し可能とする構成とした。
また、本発明は、前記固定金具と前記シェル本体との固定位置を調整可能とする固定位置調整機構が設けられている構成を採用することもできる。
また、本発明は、前記シェル本体の左右面底部に固設される前記固定金具が前記蝶番の位置と同位置に配置される構成を採用することもできる。
また、本発明は、前記シェル本体の左右面底部に固設される前記固定金具が前記蝶番の前又は後に配置される構成を採用することもできる。
また、本発明は、請求項1から請求項4のいずれかに記載の軽トラック用シェルの着脱構造を用いた軽トラック用シェルとすることもできる。
本発明に係る軽トラック用シェル並びにその着脱構造によれば、軽トラックの荷台部分に何らの加工を施すことなく、アオリの折り返し部分に生じる僅かな隙間を利用してしっかりと固定することができるという機能性を有し、車両への加工や構造変更届等が不要なキャンピングシェルを安価に製造ができるという優れた効果を発揮する。
また、本発明に係る軽トラック用シェル並びにその着脱構造によれば、軽トラックの積載物として認められる範囲とすることにより荷物扱いとなり、特殊車両へのナンバー変更などが不要となるという優れた効果を発揮する。
また、本発明に係る軽トラック用シェル並びにその着脱構造において、固定位置調整機構が設けられている構成を採用した場合には、シェル本体と固定金具の固定位置を調整可能とできることから車両の個体差に対応して取り付け位置の調整が可能となるという優れた効果を発揮するものである。
また、本発明に係る軽トラック用シェル並びにその着脱構造において、前記シェル本体の左右面底部に固設される前記固定金具が前記蝶番と同位置に配置されることから高い剛性を発揮するという優れた効果を奏するものである。
また、本発明に係る軽トラック用シェル並びにその着脱構造において、固定位置調整機構が設けられている構成を採用した場合には、シェル本体と固定金具の固定位置を調整可能とできることから車両の個体差に対応して取り付け位置の調整が可能となるという優れた効果を発揮するものである。
本発明に係る軽トラック用シェル並びにその着脱構造の基本構成を説明する基本構成説明図である。 本発明に係る軽トラック用シェル並びにその着脱構造における機構を説明する機構説明図である。 本発明に係る軽トラック用シェル並びにその着脱構造の実施状態を示す実施状態説明図である。
本発明は、軽トラック専用シェル及びその着脱構造であって、前記シェル本体の左右面底部から固定用金具を外側へ向かって突出するように固設し、前記固定金具は蝶番によりアオリと荷台との間に生じる隙間に入る厚みとし、前記アオリを倒して前記シェル本体を荷台に載置後、前記アオリを起こすことで前記固定金具が前記隙間に挟持され、更に前記アオリを倒すことで取り外し可能とする構成であることを最大の特徴とするものである。以下、図面に基づいて説明する。但し、係る図面に記載された形状や構成に限定されるものではなく、本発明の技術的思想の創作として発揮する効果の得られる範囲内で変更可能である。
図1は、本発明に係る軽トラック用シェル並びにその着脱構造1の基本構成を説明する基本構成説明図であり、図1(a)は、車両の後方から見た側面図を表し、図1(b)は、車両上方から見た平面図を示し、図1(c)は、車両を側方から見た正面図を示している。以下、各構成部材について説明する。
シェル10は、寝泊まりや食事などのキャンピング用やキッチンカーと呼ばれる移動店舗用、或いは自分のお気に入りの場所を見つけて自由に仕事を行うノマドワーカー用等々、特に用途を限定するものではなく、様々な用途に対応できる空間領域を軽トラックKの荷台50に載置可能とするものである。素材にも限定はなく、例えばスチールフレームによる骨格にアルミ板による外装であれば、製造しやすく好適である。寸法については軽トラックKの荷台スペースに収まり(荷台長約1940mm、荷台幅約1410mm)、且つ道路交通法で定められている積載制限(地上から2500mm)を超えない高さとする。なお、図1(c)に示すとおり、車両の前方側から後方側に向かってなだらかに傾斜しているのは、走行における空気抵抗を考慮したものである。
固定用金具20は、シェル10を荷台に着脱可能とするための部材である。具体的には、ローマ字のL形状をした山形鋼等の所謂アングルを切り出したもので、係る山形の片側をシェル10の底部に螺合部材や溶接等により固定し、反対片側が軽トラックKのアオリ40と荷台50を繋ぐ蝶番30の近傍位置に生じる隙間Cに挟み込まれることで、シェル10を荷台50に固定する部材である。なお、図面には示していないが、係る隙間Cに挟持可能な範囲内において、補強用のリブを設けることも好適である。
固定位置調整機構21は、固定用金具20とシェル10との取付位置を調整できるようにするために設けられる機構であって、具体的には図3(b)に示すように、シェル10との固定手段として螺合部材を用い、係る螺合部材用の貫通穴を上下に長穴とする。即ち、図2(b1)及び図2(b2)に示すように、荷台50の床Yの床面が蝶番30の表面とは必ずしも一致するとはいえず、波状に形成されることもあるため固定金具20をシェル本体の左右面底部Sに固定する際、段差を生じる場合がある。そこで、係る高さ方向への調整をし、これに対応することができるようにするものである。
蝶番30は、図2に示すように、軽トラックKの荷台50に対し、アオリ40を回動自在に装着するための部材である。係る蝶番30には一般的な平蝶番が用いられており、軸部分から分割された一対のプレートは、片方がアオリ40と、他方が荷台50へと、それぞれ溶接により装着され、係るプレートは重なることで隙間Cを小さくするものであるが、荷台50とアオリ40が干渉しない様に意図的に所定の隙間Cが生じるように設けられているものである。本発明は係る隙間に着目したものであり、係る蝶番30によりアオリ40と荷台50との間に生じる隙間Cに入る厚みとすることで、固定金具20が前記隙間Cに挟持され、更に前記アオリ40を倒すことで取り外し可能とする。
アオリ40は、図2及び図3(a)に示すように、軽トラックKの荷台50の両側及び後部側に設けられる荷台50を覆う囲いであり、荷物の落下防止や荷役性を向上させるためのものであるが、本発明に係る軽トラック用シェルの着脱構造1により利用するアオリ40の役割としては、シェル10の落下防止のみならず、荷台50との間に生ずる隙間Cを利用して、固定金具を挟み込んでシェル10を保持するという役目も果たすものである。
荷台50は、図2及び図3(a)に示すように、シェル10を載置するための基台となる平らでオープンになっているスペースであり、寸法的には長手方向に約1940mmで幅方向は約1410mmが一般的である。係る寸法を越えなければ、後は道路交通法による積載規制を守ることが必要である(最大積載量350Kg)。なお、係る最大積載量350Kgは、ひと二人を除く荷台50に荷物としての最大の積載量となるため、シェル10内に収める設備、例えば、キッチンカーとして本発明に係る軽トラック用シェル並びにその着脱構造1を用いた場合、キッチン関係の設備や、キャンピングカーとして用いる場合ではベッドやトイレ等の設備の重量を最大積載量に含めて考えなくてはならない。従って、シェル内に可能な限り積載物を載置可能とするためにはシェル10自体を100Kg前後に抑えたいところである。また、荷台50は床面が波状になっているものが殆どであるため、床板としてシェル10の底面部を覆う床板を敷設することが剛性確保の面からも望ましい。
隙間Cは、図2(a2)に示すように、アオリ40を起こした時に、蝶番30の近傍位置に生じるアオリ40と荷台50の間にできる隙間Cである。本発明に係る軽トラック用シェルの着脱構造1の最も特徴的な技術的要素として係る隙間Cの利用がある。即ち、隙間Cに固定金具を挟み込ませてシェル10を荷台に固定することを可能とするものである。
左右面底部Sは、シェル10において軽トラックKの進行方向に対して立ち上がる左右の壁面部の底部であって、固定金具20が備えられる位置となる部分である。
後方面底部Rは、シェル10において軽トラックKの進行方向に対して立ち上がる後ろ側の壁面部の底部であって、図面には示していないが、固定金具20を左右面底部Sのみならず、後方面底部Rにも備える構成とすることも好適である。
図2は、本発明に係る軽トラック用シェル並びにその着脱構造における機構を説明する機構説明図であり、図2(a1)は、シェル10が載置される前の状態であって、アオリ40が降ろされた状態を示し、図2(a2)は、シェル10が載置される前の状態であって、アオリ40が起こされた状態を示し、図2(b1)は、シェル10が載置された後の状態であって、アオリ40が降ろされた状態を示し、図2(b2)は、シェル10が載置された後の状態であって、アオリ40が起こされた状態を示している。
図2(a1)に示すようなアオリ40が下方に降ろされた状態から、図2(a2)に示すようなアオリ40が上方に起こされた状態としたときに隙間Cができる。かかる隙間Cは、軽トラックKの設計において、ある程度のクリアランスをもって、アオリ40と荷台50が干渉しないように所定の値をもって設けられているものである。本発明は、係る隙間Cを利用するものであり、図2(b1)に示すように、シェル10に固定金具20が装着されたシェル10が荷台50に載置され、アオリ40を起こすことにより、図2(b2)に示すとおり隙間Cに入り込んだ固定金具20がアオリ40との間で挟まれシェル10は荷台50にしっかりと固定される。
図3は、本発明に係る軽トラック用シェル並びにその着脱構造1の実施状態を示す実施状態説明図であり、図3(a)は、が軽トラックKの荷台50に本発明に係る軽トラック用シェル2が載置された状態を示し、図3(b)は、固定位置調整機構21を備える構成の固定金具20であって、蝶番30と固定金具20の配置状態の一例を示す実施例を示している。なお、図3(a)のシェル10ではテールゲートG、窓M、引き出しテーブルT等が表されているがこれらの付属的な構成部材は本発明に係る軽トラック用シェル並びにその着脱構造1において必須の要件ではなく、一般的なシェル10として活用する時に設けられる好適なものである。
軽トラック用シェル2は、本発明に係る固定金具がシェル10に設けられたシェルであって、本発明に係る着脱構造を採用したものを意味するものである。
なお、図3(a)のシェル10ではテールゲートG、窓M、引き出しテーブルT等が表されているがこれらの付属的な構成部材は本発明に係る軽トラック用シェル並びにその着脱構造1において必須の要件ではなく、一般的なシェル10として活用する時に設けられると好適なものとなる実施例である。
軽トラックKは、日本の軽自動車区分に該当する小型トラックのことであり、名称のとおり、軽自動車の規格に合わせて作られたトラックで、一般に「軽トラ」と称されるものである。普通用のトラックと比べると、車両価格や維持費が格段に安く、個人等による保有や維持が容易であるといってメリットがある。全体の寸法とホイールベースが小さい点から狭い農道や立て込んだ住宅街の道路などの狭路時でも取り回しが良いという長所もある。中には四輪駆動車もあり、悪路での走破性の高いものもある。
また、図3(b)に示すとおり、蝶番30の片側プレートの位置へ合わせるように固定金具20を配置する構成とすれば、シェル10の荷重移動に対し最も高い剛性の場所へ配置されることとなる。但し、図面には示していないが、係る位置をずらして、蝶番30間へ配置することにより、更に隙間の大きな位置へ落とし込むことも有効である。即ち、前後へシェル10が動こうとした時にでも、係る蝶番30の段差部がストッパーとなるという効果を得ることができるからである。
本発明に係る軽トラック用シェル並びにその着脱構造によれば、キャンプや緊急の災害時において、簡易に着脱できる構成であることや、キャンピングシェルは多目的の利用が可能でありため、産業上利用可能性は高いと思慮されるものである。
1 軽トラック用シェル並びにその着脱構造
2 軽トラック用シェル
10 シェル
20 固定用金具
21 固定位置調整機構
30 蝶番
40 アオリ
50 荷台
C 隙間
K 軽トラック
S 左右面底部
T 引き出しテーブル
R 後方面底部
G テールゲート
M 窓

Claims (3)

  1. 軽トラック専用シェル及びその着脱構造であって、
    シェル(10)本体の左右面底部(S)から固定金具(20)を外側へ向かって突出するように固設し、
    前記固定金具(20)は蝶番(30)によりアオリ(40)と荷台(50)との間に生じる隙間(C)に入る厚みとし、前記シェル(10)本体の左右面底部(S)であって前記蝶番(30)の片側プレート位置と同位置に配置され、
    前記アオリ(40)を倒して前記シェル(10)本体を荷台(50)に載置後、前記アオリ(40)を起こすことで前記固定金具(20)が前記隙間(C)に挟持され、
    更に前記アオリ(40)を倒すことで取り外し可能とすることを特徴とする軽トラック用シェルの着脱構造(1)。
  2. 前記固定金具(20)と前記シェル(10)本体との固定位置を調整可能とする固定位置調整機構(21)が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の軽トラック用シェルの着脱構造(1)。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の軽トラック用シェルの着脱構造(1)を用いた軽トラック用シェル(2)。
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