JP2009027225A - 画像処理装置、画像処理方法、および画像処理プログラム - Google Patents

画像処理装置、画像処理方法、および画像処理プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】複写抑止機能を機能低下させることなく、地紋印刷における印刷消耗品の消費を抑制することができる画像処理装置、画像処理方法、および画像処理プログラムを提供すること。
【解決手段】プリンタ3は、トナー消費量を予測する消費量予測部100と、予測されたトナー消費量に応じて印刷画像の濃度を低下させる濃度補正を行う濃度補正部110と、濃度補正された印刷画像に地紋パターンを合成する地紋生成部120とを備えている。地紋パターン自体については濃度を低下させることなく、印刷画像について濃度を低下させているので、地紋パターンの複写抑止機能を低下させることなく、地紋印刷におけるトナー消費量を低減させることができる。
【選択図】図1

Description

地紋印刷用の画像を生成する画像処理装置、画像処理方法、および画像処理プログラムに関する。
従来、機密文書などの不正複写を抑制するため、印刷物が複写されたときに警告文字を浮かび上がらせる特殊な印刷方法(以下、「地紋印刷」という)が知られている。地紋印刷では、複写により顕現される部分を「潜像」、複写により消失または薄くなる部分を「背景」といい、潜像および背景により地紋が埋め込まれた地紋パターンと印刷対象の画像とを合成して印刷する。例えば、潜像または背景を「複写禁止」や「COPY」など警告文字の形状とすることにより、地紋パターンには、警告文字が地紋として埋め込まれている。地紋印刷された印刷物は、潜像が背景にカムフラージュされるため、ユーザがこの印刷物を見ても、埋め込まれた地紋を読み取ることは困難であるが、地紋印刷された印刷物が複写されると、背景が消失するとともに潜像が顕現することによって、複写物には地紋である警告文字が浮かび出る。このように、地紋印刷では、複写時に浮かび出る地紋を印刷することにより、複写抑止機能を実現する。
ここで、地紋印刷では、印刷対象の画像に加えて地紋パターンを印刷するため、トナーやインクなどの印刷消耗品の消費量が増えることになる。そこで、特許文献1には、地紋印刷におけるトナーの消費量を抑制する技術が開示されている。具体的には、特許文献1に記載の情報処理装置では、トナー抑制モードなど濃度低下させる印刷モードの場合に、トナー抑制モードによる濃度補正前に、地紋パターンであるコピー抑制模様画像の濃度を上げるようにしている。すなわち、コピー抑制模様画像の濃度を上げてから、ページ全体を一律に濃度低下させるトナー抑制モードの濃度補正を行うことにより、トナーの消費量を抑制しながら、コピー抑制模様画像が濃度低下することによる複写抑止機能の機能低下を抑制するようにしている。
特開2005−252749号公報(第8頁、段落(0022)〜(0023)参照)
しかしながら、特許文献1に記載の技術では、地紋パターンの濃度低下を抑制するように処理されるものの、地紋パターンの濃度をいったん上げてから、トナー抑制モードによる濃度補正をページ全体に対して行うため、地紋パターンに濃度変化が生じる可能性がある。この濃度変化により、地紋パターンの複写抑止機能が低下し、地紋パターン本来の複写抑止機能が発揮できなくなってしまうという課題があった。
本発明は、上述の課題を解決するためになされたものであり、以下の形態または適用例として実現することが可能である。
[適用例1]印刷の対象とする印刷画像と、地紋画像とに基づいて、印刷時に印刷消耗品の消耗を伴う印刷部が地紋印刷を行うための地紋印刷画像を生成する画像処理装置であって、前記印刷画像の濃度を低下させる濃度補正を行う濃度補正手段と、前記補正された印刷画像に前記地紋画像を合成し、前記地紋印刷画像を生成する地紋印刷画像生成手段と、を備えることを特徴とする画像処理装置。
この構成によれば、濃度低下された印刷画像と地紋画像とを合成した地紋印刷画像が生成されるので、地紋画像に濃度変化を生じさせることなく、印刷画像の濃度低下によって地紋印刷における印刷消耗品の消費量を低減させることができる。したがって、地紋画像による複写抑止機能を機能低下させることなく、地紋印刷における印刷消耗品の消費を抑制することが可能となる。
[適用例2]上記画像処理装置において、前記地紋画像の印刷に要する前記印刷消耗品の消費量を予測する消費量予測手段、をさらに備え、前記濃度補正手段は、前記予測された消費量に応じて、前記印刷画像の濃度を低下させることを特徴とする画像処理装置。
この構成によれば、地紋画像の印刷に予測される消費量に応じて印刷画像の濃度が低下されるので、地紋画像において印刷消耗品の消費量が増加することを適宜抑制することが可能である。
[適用例3]上記画像処理装置において、前記消費量予測手段は、前記印刷画像の印刷に要する前記印刷消耗品の消費量をさらに予測し、前記濃度補正手段は、前記印刷画像の印刷に要する消費量が、前記地紋画像の印刷に要する消費量分低減するように、前記印刷画像の濃度を低下させることを特徴とする画像処理装置。
この構成によれば、濃度補正により、印刷画像の印刷に要する消費量が、地紋画像の印刷に要する消費量分低減されるので、地紋印刷画像を印刷するために要する印刷消耗品の消費量は、印刷画像を印刷する場合と略等しくなる。したがって、印刷画像を印刷する場合と略等しい印刷消耗品の消費量で地紋印刷を行うことが可能になる。
[適用例4]上記画像処理装置において、前記印刷画像はオブジェクトを含み、前記濃度補正手段は、前記オブジェクトの属性に応じて、濃度補正による濃度低下の度合を変化させることを特徴とする画像処理装置。
この構成によれば、印刷画像に含まれるオブジェクトの属性に応じて、地紋印刷における印刷消耗品の消費を適宜抑制することができる。
[適用例5]上記画像処理装置において、前記印刷画像はテキストのオブジェクトを含み、前記濃度補正手段は、前記印刷画像のうち前記テキストのオブジェクトについては、濃度補正による濃度低下を制限することを特徴とする画像処理装置。
この構成によれば、テキストのオブジェクトについては濃度低下が制限されるので、テキストの濃度低下によってテキストの可読性が低下することを抑制できる。
[適用例6]上記画像処理装置において、前記画像処理装置は、前記印刷消耗品の消耗を抑制するための抑制モードを設定可能であり、前記濃度補正手段は、前記抑制モードに設定されている場合に、濃度補正を行うことを特徴とする画像処理装置。
この構成によれば、抑制モードの設定に応じて、複写抑止機能を機能低下させることなく、地紋印刷における印刷消耗品の消費量を適宜抑制することができる。
[適用例7]上記画像処理装置において、前記地紋印刷画像に基づいて印刷を行う印刷部をさらに備えることを特徴とする画像処理装置。
この構成によれば、地紋画像による複写抑止機能を機能低下させることなく、印刷消耗品の消費を抑制した地紋印刷を行うことができる。
[適用例8]印刷の対象とする印刷画像と、地紋画像とに基づいて、印刷時に印刷消耗品の消耗を伴う印刷部が地紋印刷を行うための地紋印刷画像を生成する画像処理方法であって、前記印刷画像の濃度を低下させる濃度補正を行うステップと、前記補正された印刷画像に前記地紋画像を合成して、前記地紋印刷画像を生成するステップと、を備えることを特徴とする画像処理方法。
この画像処理方法によれば、地紋画像による複写抑止機能を機能低下させることなく、地紋印刷における印刷消耗品の消費を抑制することができる。
[適用例9]印刷の対象とする印刷画像と、地紋画像とに基づいて、印刷時に印刷消耗品の消耗を伴う印刷部が地紋印刷を行うための地紋印刷画像を生成する画像処理プログラムであって、コンピュータを、前記印刷画像の濃度を低下させる濃度補正を行う濃度補正手段、前記地紋画像を表すデータを予め記憶する記憶部から前記地紋画像を表すデータを読み出し、前記補正された印刷画像に前記地紋画像を合成して、前記地紋印刷画像を生成する地紋印刷画像生成手段、として機能させることを特徴とする画像処理プログラム。
この画像処理プログラムによれば、地紋画像による複写抑止機能を機能低下させることなく、地紋印刷における印刷消耗品の消費を抑制することができる。
(第1の実施例)
以下、本発明の実施の形態に係る第1の実施例について図面を参照して説明する。図1は、第1の実施例に係る印刷システムの構成を示した図である。図1に示すように、印刷システム1は、ホストコンピュータ2と、プリンタ(画像処理装置)3とを備えている。なお、本実施例では、プリンタ3が、トナーによる電子写真方式の画像形成を行うものとして説明する。
まず、ホストコンピュータ2について説明する。ホストコンピュータ2は、汎用のパーソナルコンピュータなどであり、プリンタ3とデータ通信可能に接続されている。ホストコンピュータ2は、テキスト、イメージ、グラフィックなどのオブジェクトを含む印刷画像をPDL(Page Description Language)で記述した印刷ジョブを生成するプリンタドライバ20を備えている。
プリンタドライバ20は、印刷で消費されるトナーの消費量を低減させるためのトナー抑制モードを設定可能になっている。ユーザは、キーボードやマウス(図示なし)などの入力装置を操作して指示を入力することにより、トナー抑制モードの設定を変更することが可能である。なお、プリンタドライバ20が生成する印刷ジョブには、トナー抑制モードの設定情報が含まれる。プリンタドライバ20は、トナー抑制モードの設定情報を含む印刷ジョブをプリンタ3に出力することにより印刷を制御する。
次に、プリンタ3について説明する。プリンタ3は、プリンタ3を制御するコントローラ30と、コントローラ30からの制御を受けて印刷を行うプリントエンジン(印刷部)31とを備えている。プリントエンジン31は、トナーを収容したトナーカートリッジ311と、感光体ドラム、露光装置、現像装置、中間転写ベルト、転写ローラ、定着装置(図示なし)などからなる画像形成機構312を有する。なお、図1では、1つのトナーカートリッジ311が示されているが、実際には、CMYK各色の合計4つのトナーカートリッジ311が備えられている。画像形成機構312は、露光装置により感光体ドラム表面に露光された露光像をトナーカートリッジ311のトナーで現像し、中間転写ベルト上に転写することによりCMYK各色のトナー像を重ね合わせ、中間転写ベルト上のトナー像を用紙に転写・定着させることによりカラー印刷が可能である。
コントローラ30は、CPU300と、ROM(記憶部)301と、RAM302と、描画処理部303と、色変換部304と、ハーフトーン処理部305と、ホストコンピュータ2と接続された入力インターフェイス(以下、「入力I/F」という)306と、エンジンインターフェイス(以下、「エンジンI/F」という)307とを有する。これらの各構成はバスに接続され、相互にデータ授受可能になっている。
ROM301には、プリンタ3を制御するための制御プログラムや、地紋印刷における画像処理を行うための画像処理プログラム、地紋パターン(地紋画像)の画像データが予め記録されている。RAM302は、ワーキングメモリや、描画処理における展開バッファなどとして用いられる汎用のメモリである。CPU300は、プリンタ3の主制御装置であり、印刷ジョブに応じて印刷を制御するための各種処理を行う。
描画処理部303は、印刷ジョブに記述された各オブジェクトを描画することにより、ビットマップ形式で表す印刷画像を展開バッファに展開する描画処理を行う。色変換部304は、描画処理において展開する際に、印刷画像の画素値をCMYK値に変換する色変換処理を行う。ハーフトーン処理部305は、展開バッファに展開された画像に対してハーフトーン処理を行い、プリントエンジン31が形成するドットに対応する網点データに変換する。
エンジンI/F307は、ハーフトーン処理後の網点データに従ってプリントエンジン31による印刷動作を制御する部分である。具体的には、エンジンI/F307は、ハーフトーン処理後のデータに対してパルス幅変調を施すことによりプリントエンジン31が処理可能な画像信号に変換し、変換された画像信号をプリントエンジン31に供給する。プリントエンジン31は、供給された画像信号に従って露光・現像・転写・定着による画像形成を実行することにより、印刷を行う。
ここで、地紋印刷について説明する。地紋印刷は、印刷ジョブに表される印刷画像に対して地紋パターンを合成して、合成された画像を印刷することにより行う。地紋パターンは、所定の警告文字の形状をした潜像部と、地紋パターン全域に分布する背景部とから構成される。背景部は、ハーフトーン処理が施されると、複写装置による複写時に顕現しない程度に小さいドットサイズとなるように設定される一方、潜像部は、ハーフトーン処理が施されると、複写装置による複写時に顕現する程度に大きいドットサイズとなるように設定される。また、潜像部と背景部とは同程度の濃度となるようにドット分布が調整されている。
図2(a)に地紋パターンの印刷物の一例を示す。図2(a)に示すように、印刷物Pには、所定の警告文字「COPY」の形状をした潜像部Sと、潜像部Sを除いた全域に分布する背景部Bが印刷される。地紋パターンの潜像部と背景部とは同程度の濃度となるよう調整されているので、この地紋パターンの印刷物Pは、印刷された潜像部Sが周囲に印刷された背景部Bにカムフラージュされ、ユーザが地紋パターンの印刷物Pを目視しても、埋め込まれた地紋である警告文字を認識することが困難である。
しかし、地紋パターンの印刷物Pが複写装置によって複写された場合、ドットサイズの違いにより、潜像部Sが複写物に顕現する一方で、背景部Bは消失あるいは薄くなる。このとき、図2(b)に例として示すように、地紋パターンが印刷された印刷物の複写物Fに浮かび出る潜像部Sの警告文字により地紋印刷の複写抑止機能が発揮される。なお、実際の地紋印刷では、上述した地紋パターンと印刷画像とを合成した画像を印刷することにより行うので、地紋印刷物の複写時には複写された印刷画像に重なるようにして浮かび出る警告文字により、複写抑止機能が発揮される。
また、図2の例では潜像部Sが警告文字の形状をしていたが、地紋印刷では、複写時に消失または薄くなる背景部Bを警告文字の形状として、背景部Bの周囲に潜像部Sを分布させるようにしてもよい。このようにしても、地紋印刷物の複写時に、潜像部Sが顕現するとともに背景部Bが消失または薄くなることにより、警告文字が浮かび出るので、複写抑止機能が発揮される。もっとも、地紋として浮かび出る部分の形状としては、上述の例に限られることなく、「複写禁止」などの警告文字でもよいし、複写禁止物であることをユーザに想起させるようなイメージであってもよい。なお、実際の地紋パターンとしては、黒、シアン、マゼンタのいずれかの単色画像が用いられるが、本実施例では、地紋パターンが黒の単色画像であるものとする。
以上に説明した地紋印刷においては、本来印刷すべき印刷画像に加えて地紋パターンをさらに印刷することになるので、印刷画像だけを印刷する通常の印刷に比べると、トナーの消費量が増加することになる。そこで、本実施例のプリンタ3は、地紋印刷によるトナー消費量の増加を抑え、通常の印刷と同程度のトナー消費量で地紋印刷を行うよう制御するため、消費量予測部(消費量予測手段)100、濃度補正部(濃度補正手段)110、および地紋生成部(地紋印刷画像生成手段)120を有している。なお、これらの構成は、コントローラ30のCPU300が、ROM301に記録された画像処理プログラムを読み出して実行することにより機能するものである。以下、これらの各構成が行う処理について図3を参照して説明する。
消費量予測部100は、地紋印刷により消費されるトナー量を予測する処理を行う。具体的には、地紋パターンの印刷に要するトナー消費量、印刷画像に含まれるテキスト部分の印刷に要するトナー消費量、印刷画像に含まれるイメージ部分の印刷に要するトナー消費量、印刷画像に含まれるグラフィック部分の印刷に要するトナー消費量を予測する。例えば、図3(a)に示すように、テキストのオブジェクトOB1、グラフィックのオブジェクトOB2、イメージのオブジェクトOB3を含む印刷ジョブに記述された印刷画像PGを地紋印刷する場合、オブジェクトOB1を印刷するために要するトナー消費量、オブジェクトOB2を印刷するために要するトナー消費量、オブジェクトOB3を印刷するために要するトナー消費量をそれぞれ求める。
ここで、詳細な説明は省略するが、トナー消費量を予測する方法としては周知の様々な手法を用いることが可能である。例えば、予測対象の画像における濃度分布から統計的に予測してもよいし、実際に、色変換部304、ハーフトーン処理部305に処理を行わせて、ハーフトーン処理後のデータにおけるドットサイズ、ドット数から予測するようにしてもよい。また、解像度を低めた画像や画像の一部について色変換部304、ハーフトーン処理部305に処理を行わせることにより、予測してもよい。
濃度補正部110は、予測されたトナー消費量に基づき、地紋印刷によるトナー消費量の増加分を低減させるように印刷画像の濃度を補正する処理を行う。すなわち、地紋印刷では、地紋パターンを印刷する分トナー消費量が増加するので、地紋パターンを印刷するために要するトナー消費量に対応するトナー量分だけ印刷画像を印刷するためのトナー消費量が少なくなるよう、印刷画像を濃度低下させる。この濃度補正により、図3(b)に示すように、テキスト、グラフィック、イメージの各オブジェクトOB1〜OB3についてオブジェクトの濃度が低下された印刷画像PGが得られる。なお、図3(b)では、図3(a)の印刷画像PGに含まれるオブジェクトに対して細線化することにより、濃度低下されたオブジェクトを表現している。
地紋生成部120は、濃度補正された印刷画像PGに地紋パターンを合成する処理を行う。本実施例では、地紋パターンの画像データはROM301に予め記録されているので、地紋生成部120は、地紋印刷を行う際に、ROM301から地紋パターンのデータを読み出し、濃度補正された印刷画像PGに地紋パターンJP(図3(c)参照)を重ね合わせるようにして合成する。これにより、図3(d)に示すように、印刷画像PGの各オブジェクトOB1〜OB3および地紋パターンJPを表す地紋印刷画像JGが生成される。コントローラ30は、エンジンI/F307を介して、プリントエンジン31に地紋印刷画像JGを印刷させるよう制御することにより、地紋印刷が行われる。
次に、地紋印刷画像JGを生成する処理について、図4のフローチャートに従って詳細に説明する。
例えば、ホストコンピュータ2が地紋印刷を行う印刷ジョブをプリンタ3に出力して、入力I/F306に印刷ジョブが入力されると、図4の処理が開始される。処理を開始すると、まず、CPU300は、印刷ジョブに含まれるトナー抑制モードの設定情報を参照して、トナー抑制モードであるか否かを判断する(ステップS100)。
トナー抑制モードに設定されていれば(ステップS100:Yes)、CPU300は、印刷ジョブの地紋印刷に要するトナー消費量を予測する(ステップS110)。ここでは、上述したように、地紋パターンJP、および入力された印刷ジョブの印刷画像PGに含まれるオブジェクトの各属性についてトナー消費量を予測して、地紋パターンを印刷するために予測されるトナー消費量TB、テキストを印刷するために予測されるトナー消費量TT、イメージを印刷するために予測されるトナー消費量TIM、グラフィックを印刷するために予測されるトナー消費量TGを算出する。これにより、次式(1),(2)に従って、通常の印刷時の合計消費量TF、および濃度補正を行わないときの地紋印刷時の合計消費量TF’が求まる。このとき、図5および式(2)に示すように、地紋印刷時の合計消費量TF’は、通常印刷時の合計消費量TFより「TB」分だけトナー消費量が多くなる。
TF=TT+TIM+TG …(1)
TF’=TB+TT+TIM+TG
=TB+TF …(2)
次に、CPU300は、予測されたトナー消費量に基づき濃度補正後のトナー消費量を算出する(ステップS120)。ここでは、地紋印刷により増加するトナー消費量、すなわち地紋パターンのトナー消費量TB分のトナー消費量を、テキスト、イメージ、グラフィックの各属性に配分して、オブジェクトの各属性について配分された分だけトナー消費量が低減するように、濃度補正後のトナー消費量を決定する。
例えば、テキストについて、次式(3)に従ってテキストの補正係数αを決定してから、次式(4)に従って濃度補正後のトナー消費量TT1を算出する。式(3)および式(4)の演算により、下限値C以上の範囲で、通常の印刷時の合計消費量TFに対するトナー消費量の増加分TBの比率「TB/TF」でテキスト濃度を低下させたときのトナー消費量TT1が求まる。ただし、下限値Cは、テキストについて可読性を維持するために許容される下限値に対応する値であり、例えば、「0.9〜0.95」の範囲内の定数である。もっとも、下限値Cの値としては、文書中におけるテキスト部分の重要度などに応じて、ユーザがプリンタドライバから値を設定できるようにしてもよい。
α=1−TB/TF
=(TF−TB)/TF ((TF−TB)/TF≧Cの場合)
=C ((TF−TB)/TF<Cの場合) …(3)
TT1=α×TT …(4)
イメージについては、次式(5)に従って濃度補正後のトナー消費量TIM1を算出する。このときのイメージの補正係数βは式(6)により求められる。式(5)は、地紋パターンによりトナー消費量「TB」、濃度補正後のテキストによりトナー消費量「TT1」分が消費されるときに、残りのトナー消費量「TF−TB−TT1」をグラフィックおよびイメージに配分することを意味している。
TIM1=[(TF−TB−TT1)/(TIM+TG)]×TIM …(5)
β=TIM1/TIM
=(TF−TB−TT1)/(TIM+TG) …(6)
同様に、グラフィックについては、次式(7)に従って濃度補正後のトナー消費量TG1を算出する。このときのイメージの補正係数γは式(8)により求められる。
TG1=[(TF−TB−TT1)/(TIM+TG)]×TG …(7)
γ=TG1/TG
=(TF−TB−TT1)/(TIM+TG) …(8)
以上のように、テキスト、イメージ、グラフィックの各属性について、合計して地紋パターンのトナー消費量TB分のトナー消費量を低減させることにより、図5に示すように濃度補正後の合計トナー消費量TF”(=TB+TT1+TIM1+TG1)が、通常印刷時のトナー消費量TFと等しくなる。すなわち、決定された補正係数α,β,γに従って各オブジェクトを濃度補正すれば、地紋印刷により増加するトナー消費量が相殺され、地紋印刷に要するトナー消費量が通常印刷時のトナー消費量と同量になると予想される。
次に、CPU300は、印刷ジョブに記述されたオブジェクトのうち、描画対象とするオブジェクトに注目して(ステップS130)、描画対象のオブジェクトの属性がテキストであるか否かを判断する(ステップS140)。
描画対象のオブジェクトの属性がテキストであれば(ステップS140:Yes)、CPU300は、テキスト全体のトナー消費量がTT1になるように描画対象のテキストの濃度を補正して、濃度補正されたテキストを描画する(ステップS150)。具体的には、テキストを表す各画素のRGB値に対して色変換部304に色変換を行わせ、CMYKの画素値に色変換させる。そして、地紋パターンに対応する色の画素値(本実施例では、K値)を「α」倍することにより濃度補正を行い、濃度補正された画素値のテキストを描画処理部303に描画させる。この描画により、濃度補正されたテキストが展開バッファに展開されると、ステップS190に進む。
ステップS140において、描画対象のオブジェクトの属性がテキストでなければ(ステップS140:No)、描画対象のオブジェクトの属性がイメージであるか否かを判断する(ステップS160)。描画対象のオブジェクトの属性がイメージであれば(ステップS160:Yes)、CPU300は、イメージ全体のトナー消費量がTIM1になるように描画対象のイメージの濃度を補正して、濃度補正されたイメージを描画する(ステップS170)。具体的には、イメージを表す各画素のRGB値を色変換部304によりCMYK値に色変換させ、K値を「β」倍することにより濃度補正を行い、濃度補正された画素値のイメージを描画処理部303に描画させる。描画により、濃度補正されたイメージが展開バッファに展開されると、ステップS190に進む。
ステップS160において、描画対象のオブジェクトの属性がグラフィックであれば(ステップS160:No)、CPU300は、グラフィック全体のトナー消費量がTIM1になるように描画対象のグラフィックの濃度を補正して、濃度補正されたグラフィックを描画する(ステップS180)。具体的には、グラフィックを表す各画素のRGB値を色変換部304によりCMYK値に色変換させ、K値を「γ」倍することにより濃度補正を行い、濃度補正された画素値のグラフィックを描画処理部303に描画させる。描画により、濃度補正されたグラフィックが展開バッファに展開されると、ステップS190に進む。
ステップS190に処理が進むと、CPU300は、印刷ジョブに記述された全オブジェクトについて描画が終了したか否かを判断する。全オブジェクトについて描画が終了していなければ(ステップS190:No)、ステップS130に戻って、次に描画するオブジェクトについて処理を行う。こうして、印刷ジョブに記述された各オブジェクトについて次々に処理を繰り返し行うようにして、全オブジェクトについて描画が終了すると(ステップS190:Yes)、全オブジェクトを含む印刷画像PGが展開バッファに展開された状態となって、ステップS200に進む。
一方、ステップS100において、トナー抑制モードに設定されていなければ(ステップS100:No)、CPU300は、印刷ジョブに記述された各オブジェクトに対して、濃度補正を行うことなく通常の描画処理を行う(ステップS210)。通常の描画により全オブジェクトを展開バッファに展開すると、印刷画像PGが展開バッファに展開された状態となって、次に、ステップS200に進む。
ステップS200に処理が進むと、CPU300は、印刷画像PGに地紋パターンJPを合成することにより地紋印刷画像JGを生成する。ここでは、ROM301に記録された地紋パターンJPのデータを読み出し、地紋パターンJPの画像を、展開バッファに展開された印刷画像PGに重ねるように書き込むことにより、画像を合成する。これにより、濃度補正された印刷画像PGと地紋パターンJPを合成した、地紋印刷画像JGが生成される。地紋印刷画像JGが生成されると、地紋印刷における描画処理を終了する。
CPU300は、上述した処理によって生成された地紋印刷画像JGに対して、ハーフトーン処理部305によるハーフトーン処理を行わせ、エンジンI/F307を介してプリントエンジン31に画像信号を出力することにより、図3(d)に示すように、印刷画像PGの各オブジェクトについて濃度補正された地紋印刷画像JGの地紋印刷物が出力される。
なお、ステップS110はCPU300が消費量予測部100として行う処理、ステップS120〜S190はCPU300が濃度補正部110として行う処理、ステップS200はCPU300が地紋生成部120として行う処理に対応する。
以上に述べた第1の実施例によれば、以下の効果を得ることができる。
(1)地紋印刷時に消費されるトナー消費量の予測値TF”が、地通常印刷時に消費されるトナー消費量の予測値TFと等しくなるように、印刷画像PGの濃度を低下させているので、通常の印刷の場合と略等しいトナー消費量により地紋印刷を行うことができる。また、濃度を低下させる補正は印刷画像PGに対して行っており、地紋パターンJP自体については濃度補正を行っていないため、地紋パターンJPによる複写抑止機能が低下することがない。したがって、地紋パターンJPの複写抑止機能を機能低下させることなく、地紋印刷におけるトナー消費量を抑制することが可能となる。
(2)印刷画像PGに含まれるテキストについては、補正係数αに下限値Cを設けることにより、濃度補正による濃度低下を制限しているので、地紋印刷物においてテキストの濃度が低下し過ぎて、テキストが読み取り困難になってしまうことを防ぐことができる。また、グラフィックおよびイメージに比べると、テキストは印刷物における重要な情報を表していることが多いため、テキストについて濃度低下を制限することにより、情報伝達媒体としての地紋印刷物の価値が低下することを効果的に防ぐことが可能となる。
(3)印刷画像に含まれる各オブジェクトが濃度低下されるので、地紋パターンと各オブジェクトとが重なり合う領域における濃度増加量が小さくなる。したがって、印刷画像のオブジェクトがある領域において、地紋パターンの濃度からさらに濃度が増加することによる複写抑止機能の機能低下が抑制される。
(4)トナー抑制モードに設定しておけば、地紋パターンJPによる複写抑止機能を低下させることなく、印刷に用いられるトナー量を節約することができる。このため、ユーザの選択により、トナーカートリッジ311の寿命を延ばすようなプリンタ3の使用方法が可能となり、ユーザにとっての利便性に優れる。
(第2の実施例)
次に、第2の実施例について説明する。第2の実施例では、地紋印刷画像JGを生成する処理を、ホストコンピュータのドライバによって行う。なお、以下では、第1の実施例と同様の構成については第1の実施例と同じ符号を付与し、詳細な説明を省略するものとする。
図6は、第2の実施例に係る印刷システムの構成を示した図である。図6に示すように、印刷システム4は、ホストコンピュータ(画像処理装置)5と、プリンタ(印刷部)6とを備えている。
ホストコンピュータ5は、CPU500と、ROM501と、RAM502と、ハードディスク(以下、「HD」という)503と、出力インターフェイス(以下、「出力I/F」という)504と、を有する。出力I/F504はプリンタ6と接続されており、ホストコンピュータ5はプリンタ6とデータ通信可能である。
ホストコンピュータ5のHD503には、プリンタドライバのドライバプログラムおよび地紋パターンJPのデータが記録されている。CPU500が、プリンタドライバのドライバプログラムをHD503から読み出して実行することにより、消費量予測部100、濃度補正部110、および地紋生成部120を有するプリンタドライバ200が機能する。
なお、ドライバプログラムは記録媒体に記録された形態でホストコンピュータ5に供給される。記録媒体の例としては、フレキシブルディスクやCD−ROM、DVD−ROMなどの光ディスク、光磁気ディスク、メモリカード、携帯型ハードディスクなど、コンピュータ読み取り可能な種々の記録媒体が挙げられる。もっとも、ホストコンピュータ5が、電気通信回線を介してサーバからドライバプログラムをダウンロードして、HD503にプログラムを記録していてもよい。
プリンタドライバ200は、アプリケーション(図示なし)から受け取った印刷対象とする印刷画像に対して、消費量予測部100によりトナー消費量を予測して、予測結果に基づき濃度補正部110により濃度補正を行う。そして、濃度補正部110により印刷画像PGに濃度補正を行い、地紋生成部120によりHD503に記録された地紋パターンJPのデータを読み出し、濃度補正後の印刷画像PGに地紋パターンJPを合成する。プリンタドライバ200は、合成された地紋印刷画像を表す印刷ジョブを出力I/F504を介してプリンタ6に出力することにより、トナー消費量を抑制した地紋印刷を行わせる。
以上に説明した第2の実施例によれば、第1の実施例と同様の効果を得ることができる。
以上、第1の実施例および第2の実施例について説明したが、本画像処理装置はこれに限られることなく、以下の変形例とすることもできる。
(変形例1)上記第1の実施例ではプリンタが、第2の実施例ではホストコンピュータのプリンタドライバが、補正係数を算出する処理、濃度補正処理、および濃度補正された印刷画像PGに地紋パターンJPを合成する処理とを行う例について説明したが、プリンタおよびプリンタドライバが協働して上述の処理を行うようにしてもよい。例えば、ホストコンピュータのプリンタドライバが、補正係数を算出する処理を行い、補正係数と共に印刷画像を表す印刷ジョブをプリンタに出力するようにしてもよい。この場合、印刷ジョブを受け取ったプリンタが、印刷画像に対して濃度補正を施し、濃度補正された印刷画像と地紋パターンとを合成する。また、プリンタドライバが補正係数を算出する処理および濃度補正処理を行い、プリンタが合成処理を行うようにしてもよい。
(変形例2)上記第1の実施例および第2の実施例では、消費量予測部100、濃度補正部110、および地紋生成部120の機能をソフトウェアにより実現する例について説明したが、ハードウェアにより上記の機能を実現してもよい。また、上記第1の実施例では、描画処理、色変換処理、およびハーフトーン処理をハードウェアで行う例について説明したが、ソフトウェアで行うようにしてもよい。
(変形例3)上記第1の実施例および第2の実施例では、地紋パターンが黒であり、黒のトナーの消費量により補正係数α,β,γを求めるようにしたが、地紋パターンがシアンまたはマゼンタであれば、地紋パターンの色についてのトナー消費量から補正係数α,β,γを求めるようにすればよい。また、地紋パターンの色について求めた補正係数α,β,γをCMYKの各画素値に適用するようにしてもよい。さらに、地紋印刷と通常の印刷とでCMYK各色のトナー消費量の総量が等しくなるように、補正係数α,β,γを求めてもよい。
(変形例4)上記第1の実施例および第2の実施例では、地紋印刷物におけるテキストの濃度低下を抑制するようにしたが、イメージやグラフィックの補正係数に下限値を設定するようにして、イメージやグラフィックの濃度低下に制限を設けてもよい。また、ユーザが、印刷画像の内容に応じて、制限を加えるオブジェクトの属性を選択できるようにしてもよい。
(変形例5)上記第1の実施例および第2の実施例では、地紋パターンがROMまたはHDに予め記録されていることとしたが、潜像パターンと、背景パターンを予め記録するようにして、警告文字の形状に潜像パターンを切り出し、背景パターンと合成するようにして、地紋パターンを生成してもよい。
(変形例6)上記第1の実施例では、電子写真方式のプリンタを例にして説明したが、インクジェット方式や熱転写方式など、他の印刷方式のプリンタであってもよい。また、複写機や、デジタル複合機や、ファクシミリ装置であってもよい。
第1の実施例に係る印刷システムの構成を示した図。 地紋パターンによる複写抑止機能を説明するための図であり、(a)は地紋パターンの印刷物、(b)は地紋パターンの複写物の一例を示した図。 地紋印刷画像を生成する処理を説明するための図であり、(a)は印刷画像、(b)は濃度補正された印刷画像、(c)は地紋パターン、(d)は地紋印刷画像の一例を示した図。 地紋印刷の処理の流れを示すフローチャート。 トナーの消費量変化を説明するための図。 第2の実施例に係る印刷システムの構成を示した図。
符号の説明
1…印刷システム、2…ホストコンピュータ、3…画像処理装置としてのプリンタ、5…画像処理装置としてのホストコンピュータ、6…印刷部としてのプリンタ、20…プリンタドライバ、30…コントローラ、31…印刷部としてのプリントエンジン、100…消費量予測手段としての消費量予測部、110…濃度補正手段としての濃度補正部、120…地紋印刷画像生成手段としての地紋生成部、300…CPU、301…記憶部としてのROM、302…RAM、303…描画処理部、304…色変換部、305…地紋印刷データ生成手段としてのハーフトーン処理部、306…入力インターフェイス、307…エンジンインターフェイス、311…トナーカートリッジ、312…画像形成機構、503…記憶部としてのハードディスク、PG…印刷画像、JP…地紋画像としての地紋パターン、JG…地紋印刷画像、TF…通常の印刷に要するトナー消費量の予測値、TF’…地紋印刷(濃度補正なし)に要するトナー消費量の予測値、TF”…地紋印刷(濃度補正あり)に要するトナー消費量の予測値、TB…地紋パターンの印刷に要するトナー消費量の予測値、TT…テキスト部分の印刷に要するトナー消費量の予測値、TIM…イメージ部分の印刷に要するトナー消費量の予測値、TG…グラフィック部分の印刷に要するトナー消費量の予測値。

Claims (9)

  1. 印刷の対象とする印刷画像と、地紋画像とに基づいて、印刷時に印刷消耗品の消耗を伴う印刷部が地紋印刷を行うための地紋印刷画像を生成する画像処理装置であって、
    前記印刷画像の濃度を低下させる濃度補正を行う濃度補正手段と、
    前記補正された印刷画像に前記地紋画像を合成し、前記地紋印刷画像を生成する地紋印刷画像生成手段と、を備えることを特徴とする画像処理装置。
  2. 請求項1に記載の画像処理装置において、
    前記地紋画像の印刷に要する前記印刷消耗品の消費量を予測する消費量予測手段、をさらに備え、
    前記濃度補正手段は、前記予測された消費量に応じて、前記印刷画像の濃度を低下させることを特徴とする画像処理装置。
  3. 請求項2に記載の画像処理装置において、
    前記消費量予測手段は、前記印刷画像の印刷に要する前記印刷消耗品の消費量をさらに予測し、
    前記濃度補正手段は、前記印刷画像の印刷に要する消費量が、前記地紋画像の印刷に要する消費量分低減するように、前記印刷画像の濃度を低下させることを特徴とする画像処理装置。
  4. 請求項1ないし3のいずれか一項に記載の画像処理装置において、
    前記印刷画像はオブジェクトを含み、
    前記濃度補正手段は、前記オブジェクトの属性に応じて、濃度補正による濃度低下の度合を変化させることを特徴とする画像処理装置。
  5. 請求項1ないし4のいずれか一項に記載の画像処理装置において、
    前記印刷画像はテキストのオブジェクトを含み、
    前記濃度補正手段は、前記印刷画像のうち前記テキストのオブジェクトについては、濃度補正による濃度低下を制限することを特徴とする画像処理装置。
  6. 請求項1ないし5のいずれか一項に記載の画像処理装置において、
    前記画像処理装置は、前記印刷消耗品の消耗を抑制するための抑制モードを設定可能であり、
    前記濃度補正手段は、前記抑制モードに設定されている場合に、濃度補正を行うことを特徴とする画像処理装置。
  7. 請求項1ないし6のいずれか一項に記載の画像処理装置において、
    前記地紋印刷画像に基づいて印刷を行う印刷部をさらに備えることを特徴とする画像処理装置。
  8. 印刷の対象とする印刷画像と、地紋画像とに基づいて、印刷時に印刷消耗品の消耗を伴う印刷部が地紋印刷を行うための地紋印刷画像を生成する画像処理方法であって、
    前記印刷画像の濃度を低下させる濃度補正を行うステップと、
    前記補正された印刷画像に前記地紋画像を合成して、前記地紋印刷画像を生成するステップと、を備えることを特徴とする画像処理方法。
  9. 印刷の対象とする印刷画像と、地紋画像とに基づいて、印刷時に印刷消耗品の消耗を伴う印刷部が地紋印刷を行うための地紋印刷画像を生成する画像処理プログラムであって、
    コンピュータを、
    前記印刷画像の濃度を低下させる濃度補正を行う濃度補正手段、
    前記地紋画像を表すデータを予め記憶する記憶部から前記地紋画像を表すデータを読み出し、前記補正された印刷画像に前記地紋画像を合成して、前記地紋印刷画像を生成する地紋印刷画像生成手段、として機能させることを特徴とする画像処理プログラム。
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