JP2009024573A - 電動送風機及びこれを備えた電気掃除機 - Google Patents

電動送風機及びこれを備えた電気掃除機 Download PDF

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Abstract

【課題】
ファンケーシング圧入時にハウジングが変形し、ファンケーシングを所定の位置に維持することができなく、ファンケーシングが偏芯したり傾たりして取り付けられ、電動送風機効率が低下するという問題があった。
【解決手段】
電動機を収納するハウジングと、遠心ファン及びディフューザを覆うようにハウジングに取り付けられたファンケーシングとを備え、ハウジングに、このハウジングの一端開口縁部が外周に向かって突出する突出部を設けると共に、この突出部から遠心ファン側若しくは反遠心ファン側に向かって形成されたファンケーシングを取り付ける取付部を設け、ファンケーシングの内面には、取付部に接触する接触部分と取付部に接触しない非接触部分とを設けた。
【選択図】図1

Description

本発明は、電動送風機及びそれを備えた電気掃除機に関するものである。
従来の電気掃除機用の電動送風機は、モータハウジングから突出された回転子軸に取り付けた遠心ファンとモータハウジングのハウジング内風路との間にディフューザを配置し、ディフューザ及びファンを覆ってモータハウジングの一端開口縁部が有する外周突部にファンケーシングが取り付けられている。
ファンケーシングが取り付けられているモータハウジングの一端開口縁部は、ハウジング本体の一端開口縁から外側に向けて一体に張り出した環状平面部と、平面部の先端から本体と平行に反ファン側に向けて折り曲げられた短い円筒部と、この円筒部の先端から外側に向けて折り曲げられた外周突部とから形成され、一端開口縁部の外周突部には、所定間隔毎に外周突部の周方向に切欠きが設けられている。
この切欠きとファンケーシングとで、風の一部を外部に逃がす排出口が形成されている。ファンケーシングは切欠きを有するモータハウジングの外周突部に圧入ぎみに嵌合されている。この嵌合部分において、ファンケーシングはモータハウジングの板厚分と嵌合しており、線接触状態となっている(例えば、特許文献1参照)。
また、従来の電動送風機では、電動機を収納するモータハウジングと、モータハウジングの開口端側に固定されるエンドブラケットと、エンドブラケットの一端側に固定されるディフューザと、ディフューザを貫通して延設される回転子の軸に固定されるファンと、ディフューザ及びファンを被うファンケーシングを備え、ディフューザ外周を、段部を介してファン側を小径に、エンドブラケット側を径大に形成すると共に、エンドブラケット外周縁をファンケーシング側に向かって略軸方向に延設し、ファンケーシングは段部を介して開放端側を径大に形成し、ファンケーシングの段部をディフューザの段部及びエンドブラケットの端部に当接させてファンケーシングを位置決めしている(例えば特許文献2参照)。
特許3597041号公報 特開平8−200294号公報
特許文献1のような従来技術によると、モータハウジングの切欠きとファンケーシングとで形成させる排出口から、ディフューザから流出した風の一部を外部に逃がすことができるので、損失を少なくでき送風機効率を向上させることができる。
しかし、ファンケーシングとモータハウジングが嵌合される部位は、ハウジング本体の一端開口縁から外側に向けて一体に張り出した環状平面部の先端から本体と平行に反ファン側に向けて折り曲げられた短い円筒部と、その円筒部の先端から外側に向けて折り曲げられた外周突部とから形成され、一端開口縁部の外周突部には、所定間隔毎に外周突部の周方向に切欠きが設けられている。そのため、ファンケーシングの保持部は、切欠きを設けていない一部の外周突部だけで、しかも線接触の状態でファンケーシングの圧入力を受けることになる。外周突部はモータハウジング板厚で形成されているため、ファンケーシングの圧入時にモータハウジングの外周突部が変形し易く、ファンケーシングが回転子軸に対して偏芯や傾いて取り付けられる恐れがあり、ファンケーシングを所定位置に維持することができないという問題があった。また、遠心ファンの吸入口とファンケーシングの吸入口が偏芯や傾いて取り付けられると、遠心ファンの入口シール性能が悪化し電動送風機効率が低下するという問題があった。
また、特許文献2に記載の技術においては、ファンケーシングの段部とディフューザ段部及びエンドブラケットの端部に当接させてファンケーシングの位置決めを行うことができる。
しかし、ディフューザは合成樹脂で成形されているため、外周の寸法精度が得られにくく、さらに製缶品のエンドブラケットとねじで固定されるため、ファンケーシングが圧入されるエンドブラケット外周とディフューザ外周の同軸度が得られにくい。そのため、ファンケーシングを圧入するときにディフューザ又はエンドブラケットを傷つける恐れがあり、ファンケーシングを所定位置に維持することができないという問題があった。
本発明の目的は、上記課題を解決し、モータハウジングとファンケーシングの組立時変形を抑制しながらファンケーシングとモータハウジングの嵌合保持の信頼性を向上させることにある。また、該電動送風機を用いることで、信頼性の高い電気掃除機を提供することにある。
上記目的を達成するために本発明の特徴とするところは、回転子及び固定子を有する電動機と、該電動機を収納するハウジングと、前記回転子に設けられた回転軸と、該回転軸に取り付けられた遠心ファンと、前記遠心ファンから吐出された風を前記ハウジング内の風路に導くディフューザと、前記遠心ファン及び前記ディフューザを覆うように前記ハウジングに取り付けられたファンケーシングとを有し、前記ハウジングは一端開口縁部が外周に向かって突出する突出部を有すると共に、該突出部から前記遠心ファン側若しくは反遠心ファン側に向かって設けられ前記ファンケーシングを取り付ける取付部を有し、前記ファンケーシングの内面には、前記取付部に接触する接触部分と前記取付部に接触しない非接触部分とを設けたことにある。
また、ディフューザは、ファンケーシング側に設けられた環状体と、エンドブラケット側に複数のベーンを有するディフューザベーン体と、複数のベーンが配置された仕切板の他方側に、仕切板と複数のリターンベーンを有するリターンガイドとから構成され、環状体とファンケーシングを当接させたものである。
上記のように、ファンケーシングの内面にハウジングの取付部との接触部分と非接触部分を設けることで、ファンケーシングの圧入部に弾性を持たせることができる。それによって、電動送風機製造時のファンケーシング圧入作業時にハウジングに過大な力が加わることがなくモータハウジングの変形を抑制することができ、確実にファンケーシングをハウジングに圧入することができる。
また、ハウジングは一端開口縁部が外周に向かって突出する突出部を有すると共に、突出部からハウジングの開口側若しくは反開口側に向かって設けられファンケーシングを取り付ける取付部を有しているため、ファンケーシングとの接触する面積が広く、ファンケーシングの径方向の位置決めが確実に行われる。さらにディフューザ翼上面の環状体とファンケーシングを当接させることにより広い面でファンケーシングを受けることができ、ファンケーシングの傾きなどが生じることなく確実に軸方向の位置決めが可能となり、自動組立の作業性が大幅に向上する。さらに、ファンケーシングの位置決めが確実に行われるため、遠心ファンの吸入口とファンケーシングの吸入口が偏芯や傾いて取り付けられることがなくなり、遠心ファンの入口シール性能の悪化を防止することができ電動送風機効率が低下することがなく、信頼性の高い電動送風機を得ることができる。
本発明によれば、ファンケーシングの内面にハウジングとの接触部分と非接触部分を設けることで、ファンケーシングに弾性を持たせることができるので、ファンケーシング圧入時にモータハウジングに過大な力が加わることがなくなり、ハウジングの変形を抑制することができ信頼性を向上させることができる。
また、ハウジングとファンケーシングとの接触面積が広く、ファンケーシングの径方向の位置決めが確実に行われる。さらに、ディフューザ翼上面の環状体とファンケーシングを当接させることにより広い平面でファンケーシングを受けることができ、ファンケーシングの傾きなどが生じることなく確実に軸方向の位置決めが可能となり、ファンケーシングを所定位置に確実に維持することができる。
また、ファンケーシングの位置決めが確実に行われるため、自動組立ラインでの作業性が大幅に向上し、製作に要する時間を短縮できる。
さらに位置決めが確実に行われるため、入口シール部の安定性が増し電動送風機性能を維持することができ、歩留まりが改善される。
以下本発明による実施例について図面を参照し説明する。
図6及び図7により、本発明の一実施例に係る電気掃除機について説明する。図6に本実施例の電動掃除機の外観斜視図を示す。
201は塵埃を集塵する集塵室及び集塵するのに必要な吸込気流を発生させる電動送風機308(図7)を収納する掃除機本体、202は一端が掃除機本体201に接続されるホース、203は一端がホース202の他端に接続される手元操作部、204は一端が手元操作部203の他端に接続される延長管、205は延長管204の他端に接続される吸口体である。206は手元操作部2033に設けられた電動送風機308の入切を行うスイッチ部である。
以上の構成において、手元操作部203のスイッチ部206を操作すると、掃除機本体201に収納された電動送風機308が運転し、吸込気流を発生させる。そして、吸口体205から塵埃を吸込み、延長管204,手元操作部203,ホース202を通して掃除機本体201の集塵室に集塵する。
次に、図6に示す電気掃除機における掃除機本体201の縦断側面図を用いて、掃除機本体201について説明する。
掃除機本体201は、下ケース301,上ケース302及び集塵蓋303により外郭が構成される。集塵蓋303には吸込口304が形成され、その内側には、前記吸込口304に接合される集塵袋305を収容する集塵室306が形成されている。集塵室306の後方には、電動送風機室307が後続し、電動送風機308が収納されている。この電動送風機308の吸気側は、補助フィルタ309を介して集塵室306と連通している。電動送風機308の排気側は、排気室及び排気フィルタを介して排気口310から外部へ開放される。なお、この集塵室306はサイクロン集塵としても良い。
次に、図1から図3を参照して電動送風機308について説明する。図1は本発明の一実施例に係る電動送風機の半縦断面図で、図2は本発明の一実施例に係る電動送風機の平面図、図3は本発明の一実施例に係る電動送風機の要部を拡大した模式図を示す。この電動送風機308は、送風機1と電動機2に大別される。
送風機1は、遠心ファン12と、該遠心ファン12を収納するファンケーシング13及び、ディフューザ11と該ディフューザ11の裏面にリターンガイド14を持つ静止流路部とを含み構成される。
電動機2は、一端が開口された筒状のハウジング3及びハウジング3の開口部側に配置されたエンドブラケット9から成る電動機ケースと、前記電動機ケース内に収納される回転軸4を有するモータロータ5及びステータコイル6が巻装されたモータステータ7から構成される。ハウジング3とエンドブラケット9には軸受8が保持され、回転軸4を支持している。
送風機1は、回転軸4の端部にナット10によって固定された複数の羽根12aを有する遠心ファン12と、遠心ファン12の外周側に配置された、複数のディフューザベーンを有するディフューザ11と、このディフューザベーンの上方(ファンケーシング)側に設けられた環状体15と、ディフューザ11の下方(エンドブラケット9)側に設けられた仕切板16と、この仕切板16の下方(エンドブラケット9)側に形成された複数枚のリターンガイドベーンを有するリターンガイド14により構成され、遠心ファン12と、ディフューザ11と、リターンガイド14とを内包し、中央に空気吸込口13aを有し、電動機ケースに接続されるファンケーシング13とから構成されている。
ハウジング3のファンケーシング13と嵌合する一端開口縁部は外周に向かって突出する突出部3aを有し、突出部3aから遠心ファン12側(図1の上側)に向かって折り曲げられ、略円筒形状の取付部3bを形成している。ファンケーシング13はハウジング3の取付部3bに圧入嵌合されている。
図3の左側はハウジング3の取付部3bとファンケーシング13が接触し、右側は非接触の状態を示している。
図2,図3に示すように、ハウジング3の取付部3bと嵌合するファンケーシング13の内面(内周面)には、ハウジングの取付部3bに接触する接触部13bと、ハウジングの取付部3bに接触しない非接触部13cとを交互に設けられている。ファンケーシング13の非接触部13cはハウジング取付部3bの端面よりも空気吸込口13a側から内径が大きくなっている。ハウジング3の取付部3bは、突出部3aから遠心ファン12側(図1の上側)に向かって折り曲げられているので、ハウジング3の取付部3bとファンケーシング13の内周面との接触部13bにおいて、両者は面接触状態となっている。
ファンケーシング13の開放縁部の外周は圧入工程での作業性の向上、掃除機本体への電動送風機の組立作業での作業者の安全性確保を目的として、外周側の端面にカール部13dを形成している。ファンケーシング圧入作業後にファンケーシング13のカール部13dの周方向数箇所に外側からポンチなどの打ち込みにより凹部を設け(図示せず)、軸方向にファンケーシング13が抜けないようにしている。
電動機2を駆動して遠心ファン12を回転させるとファンケーシング13の吸込口13aからファンケーシング13内へ空気が流入する。このとき、気流ガイド13eは、遠心ファン12に流入する空気流を整流する。気流ガイド13eには、シール部材13fが具備され遠心ファン12の吸入口12aと概略接触しており、漏れを防ぐ構造を有している。遠心ファン12から吐出された空気流はディフューザベーン11で静圧回復し、リターンガイド14に流入する。リターンガイド14を通過した後に、ハウジング3へ導入される。このとき、ハウジング3内へ導入された空気流は、ハウジング3内に形成された空気流路を通り、モータロータ5,ステータコイル6,ブラシ17を冷却してハウジングの排気口3cから外部へ排出される。
図8に従来技術のファンケーシングとハウジングの嵌合部の要部を拡大した模式図を示す。ファンケーシング100が取り付けられているハウジング101の一端開口縁部102は、ハウジング101本体の一端開口縁102から外側に向けて一体に張り出した環状平面部103と、平面部の先端から本体と平行に反ファン側に向けて折り曲げられた短い円筒部104と、この円筒部104の先端から外側に向けて折り曲げられた外周突部105とから形成され、一端開口縁102の外周突部105には、所定間隔毎に外周突部105の周方向に切欠き106が設けられている。この切欠き106とファンケーシング100とで、風の一部を外部に逃がす排出口107が形成されている。ファンケーシング100は切欠き106を有するハウジング101の外周突部105に圧入ぎみに嵌合されている。
この従来技術では、ハウジング101の切欠き106とファンケーシング100とで形成される排出口107から、ディフューザ108から流出した風の一部を外部に逃がすことができるので、損失を少なくでき送風機効率を向上させることができる。
しかし、ファンケーシング100の保持部は、切欠き106を設けていない一部の外周突部105だけでファンケーシング100の圧入力を受けることになる。外周突部105はハウジング101の板厚で片持ちの状態で形成されため、ファンケーシング100の圧入時にハウジング101の外周突部105が変形し易く、ファンケーシング100が回転子軸に対して偏芯や傾いて取り付けられ、ファンケーシング100を所定位置に維持することができない恐れがある。また、図示していないが、遠心ファンの吸入口とファンケーシングの吸入口が偏芯や傾いて取り付けられると、遠心ファンの入口シール性能が悪化し電動送風機効率が低下する恐れがある。さらには、ファンケーシング100はハウジング101の板厚分と嵌合している線接触状態となるので、ファンケーシング100の周方向外側からポンチなどの打ち込みによるファンケーシング100の抜け止めの加工がうまく作用せず、抜け止めの加工がし難いといった欠点があった。
上記のように、本実施例では、ファンケーシング13の内面にハウジング3の取付部3bと接触する接触部13bと、接触しない非接触部13cとを設ける形状にすることで、ファンケーシング13の圧入部に弾性を持たせることができる。このような構成にすることによって、電動送風機製造時のファンケーシング13圧入作業時にハウジング3に過大な力が加わることがなくハウジング3の変形を抑制することができる。よって、確実にファンケーシング13をハウジング3に圧入保持することができる。
また、ハウジング3は一端開口縁部が外周に向かって突出する突出部3aを有すると共に、突出部3aからハウジング3の開口側に向かって折り曲げられ円筒形状のファンケーシング13を取り付ける取付部3bを形成しているため、ファンケーシング13との接触する面積が広く、ファンケーシング13の径方向の位置決めが確実に行われる。
さらに、ディフューザ11の上面にある環状体15とファンケーシング13を当接させることにより広い平面でファンケーシング13を受けることができ、ファンケーシング13の傾きなどが生じることなく確実に軸方向の位置決めが可能となり、自動組立ての作業性が大幅に向上することができる。
また、ファンケーシング13と環状体15が当接しているため、ディフューザ11の出口から入口側へのリークを防止することができ、電動送風機効率を向上することができる。また、ハウジング3の取付部3bは、突出部3aから遠心ファン12側に向かって折り曲げられ、ハウジング3の取付部3bとファンケーシング13の内周面との接触部13bが面接触状態となっているので、ファンケーシング13を圧入後、ファンケーシング13の外周からポンチなどによって周方向数箇所を固定するといったファンケーシングの抜け止め加工を容易に行うことができ、ファンケーシングの軸方向への抜けを防止することができる。
さらに、ファンケーシング13の位置決めが確実に行われるため、遠心ファン12の吸入口12aとファンケーシング13の吸込口13aの位置関係が偏芯や傾いて取り付けられることがなくなり、遠心ファン12の入口シール性能の悪化を防止することができる。
すなわち、電動送風機効率の低下を防ぐことができ、信頼性が高い電動送風機308を得ることができる。
したがって、この電動送風機308を搭載した電気掃除機の信頼性も向上させることができる。
本実施例では、ハウジングの取付部3bは、遠心ファン12側に向かって折り曲げ円筒形状を形成しているが、図4に示すように、ハウジングの取付部3bを反遠心ファン12側(図4の下側)に向かって折り曲げ円筒形状を形成しても、本実施例と同様な効果が得られる。
本実施例では、ハウジング3との非接触部13cは6箇所であるが、これに捉われることがなく、図5に示すように、非接触部13cを多数(図では18個)設けてもその効果は変わらない。ファンケーシング13の圧入部の周方向に接触部13bと非接触部13cを設け、ファンケーシング圧入部に弾性を持たせることができれば良い。
また、本実施例ではハウジング3の取付部3bを、ハウジング3の突出部3aを折り曲げて形成したが、ハウジング3の突出部3aに別の部材を取り付けて構成するようにしてもよい。
以上のように、本発明にかかる電動送風機とそれを備えた電気掃除機は、電動送風機の信頼性の向上及び効率の向上が図られる。よって、電気掃除機の信頼性向上と吸込仕事率の向上が図られる。また、電動送風機を用いる家庭用電化機器,産業機器等の用途にも幅広く適用できる。
本発明による電動送風機の一実施例の半縦断面図である。 本発明による電動送風機の一実施例の平面図である。 本発明による電動送風機の一実施例の要部を拡大した模式図である。 本発明による電動送風機の一実施例の要部を拡大した模式図である。 本発明による電動送風機の一実施例の平面図である。 本発明による一実施例の電気掃除機の外観斜視図である。 図6の電気掃除機における掃除機本体の縦断面図である。 従来の電動送風機の嵌合部を拡大した模式図である。
符号の説明
3 ハウジング
3a 突出部
3b 取付部
12 遠心ファン
13 ファンケーシング
13a 吸込口
13b 接触部
13c 非接触部

Claims (4)

  1. 回転子及び固定子を有する電動機と、該電動機を収納するハウジングと、前記回転子に設けられた回転軸と、該回転軸に取り付けられた遠心ファンと、前記遠心ファンから吐出された風を前記ハウジング内の風路に導くディフューザと、前記遠心ファン及び前記ディフューザを覆うように前記ハウジングに取り付けられたファンケーシングとを有し、
    前記ハウジングは一端開口縁部が外周に向かって突出する突出部を有すると共に、該突出部から前記遠心ファン側若しくは反遠心ファン側に向かって設けられ前記ファンケーシングを取り付ける取付部を有し、
    前記ファンケーシングの内面には、前記取付部に接触する接触部分と前記取付部に接触しない非接触部分とを設けたことを特徴とする電動送風機。
  2. 回転子及び固定子を有する電動機と、該電動機を収納するハウジングと、前記回転子に設けられた回転軸と、該回転軸に取り付けられた遠心ファンと、前記遠心ファンから吐出された風を前記ハウジング内の風路に導くディフューザと、前記遠心ファン及び前記ディフューザを覆うように前記ハウジングに取り付けられたファンケーシングとを有し、
    前記ディフューザは、前記ファンケーシング側に設けられた環状体と、エンドブラケット側に複数のベーンを有するディフューザベーン体と、前記複数のベーンが配置された仕切板の他方側に、該仕切板と複数のリターンベーンを有するリターンガイドとから構成され、
    前記ハウジングは一端開口縁部が外周に向かって突出する突出部を有すると共に、該突出部から前記遠心ファン側若しくは反遠心ファン側に向かって設けられ前記ファンケーシングを取り付ける取付部を有し、
    前記ファンケーシングの内面には、前記取付部に接触する接触部分と前記取付部に接触しない非接触部分とを設け、前記環状体と前記ファンケーシングを当接させたことを特徴とする電動送風機。
  3. 集塵室及び電動送風機を収納する掃除機本体と、一端が該掃除機本体に接続されるホースと、一端が該ホースの他端に接続される手元操作部と、一端が該手元操作部の他端に接続される延長管と、該延長管の他端に接続される吸口体とを備えた電気掃除機において、
    前記電動送風機は、
    回転子及び固定子を有する電動機と、該電動機を収納するハウジングと、前記回転子に設けられた回転軸と、該回転軸に取り付けられた遠心ファンと、前記遠心ファンから吐出された風を前記ハウジング内の風路に導くディフューザと、前記遠心ファン及び前記ディフューザを覆うように前記ハウジングに取り付けられたファンケーシングとを有し、
    前記ハウジングは一端開口縁部が外周に向かって突出する突出部を有すると共に、該突出部から前記遠心ファン側若しくは反遠心ファン側に向かって設けられ前記ファンケーシングを取り付ける取付部を有し、
    前記ファンケーシングの内面には、前記取付部に接触する接触部分と前記取付部に接触しない非接触部分とを設けたことを特徴とする電気掃除機。
  4. 集塵室及び電動送風機を収納する掃除機本体と、一端が該掃除機本体に接続されるホースと、一端が該ホースの他端に接続される手元操作部と、一端が該手元操作部の他端に接続される延長管と、該延長管の他端に接続される吸口体とを備えた電気掃除機において、
    前記電動送風機は、
    回転子及び固定子を有する電動機と、該電動機を収納するハウジングと、前記回転子に設けられた回転軸と、該回転軸に取り付けられた遠心ファンと、前記遠心ファンから吐出された風を前記ハウジング内の風路に導くディフューザと、前記遠心ファン及び前記ディフューザを覆うように前記ハウジングに取り付けられたファンケーシングとを有し、
    前記ディフューザは、前記ファンケーシング側に設けられた環状体と、エンドブラケット側に複数のベーンを有するディフューザベーン体と、前記複数のベーンが配置された仕切板の他方側に、該仕切板と複数のリターンベーンを有するリターンガイドとから構成され、
    前記ハウジングは一端開口縁部が外周に向かって突出する突出部を有すると共に、該突出部から前記遠心ファン側若しくは反遠心ファン側に向かって設けられ前記ファンケーシングを取り付ける取付部を有し、
    前記ファンケーシングの内面には、前記取付部に接触する接触部分と前記取付部に接触しない非接触部分とを設け、前記環状体と前記ファンケーシングを当接させたことを特徴とする電気掃除機。
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