JP4951588B2 - 電動送風機及びこれを備えた電気掃除機 - Google Patents

電動送風機及びこれを備えた電気掃除機 Download PDF

Info

Publication number
JP4951588B2
JP4951588B2 JP2008157334A JP2008157334A JP4951588B2 JP 4951588 B2 JP4951588 B2 JP 4951588B2 JP 2008157334 A JP2008157334 A JP 2008157334A JP 2008157334 A JP2008157334 A JP 2008157334A JP 4951588 B2 JP4951588 B2 JP 4951588B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
diffuser
opening
housing
brush
return guide
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2008157334A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2009299634A (ja
Inventor
誠二 坂上
文夫 常楽
和之 杉村
房徳 大平
拓也 川邊
武史 本多
秀行 原田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Appliances Inc
Original Assignee
Hitachi Appliances Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Appliances Inc filed Critical Hitachi Appliances Inc
Priority to JP2008157334A priority Critical patent/JP4951588B2/ja
Priority to TW98117981A priority patent/TWI401366B/zh
Priority to CN 200910142434 priority patent/CN101608630B/zh
Publication of JP2009299634A publication Critical patent/JP2009299634A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4951588B2 publication Critical patent/JP4951588B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)

Description

本発明は、電動送風機及びそれを備えた電気掃除機に関するものである。
従来の電気掃除機用の電動送風機としては、一端が開口されたハウジングの開口側に、軸受を収納するブラケットが取り付けられ、ブラケットから突出された回転子軸に取り付けた遠心ファンとブラケットとの間にディフューザを配置し、ディフューザ及びファンを覆ってブラケットの外周部にファンケーシングが取り付けられている。
ハウジングには整流子モータのモータステータが固定され、反ファン側のハウジング側面には排気口が設けられている。また、ファンケーシングが取り付けられているブラケットに複数の開口が設けられ、遠心ファンからの気流の一部をその開口を介して排出し、ハウジングの外表面沿って案内するように切り起こし部が設けられている。これにより、ハウジング内を流れる気流と外側を流れる気流により、整流子モータの冷却が行われるようになっている(例えば、特許文献1参照)。
また、従来の電動送風機では、一端が開口されたハウジングの開口側に、軸受を収納するブラケットが取り付けられ、ブラケットには複数の開口を備え、その開口の総面積を反ファン側の排気口総面積の70〜80%とし、開口の外周側の縁部とリターンガイドの外周端部とほぼ一致させ、遠心ファンからの気流を、開口と排気口の双方から排出させている(例えば特許文献2参照)。
また、従来の電動送風機では、一端が開口されたハウジングの開口側に、軸受を収納するブラケットが取り付けられ、ブラケットに開口を設け、その開口から排出される気流を整流子モータのブラシホルダーに当てるようにしている(例えば特許文献3参照)。
特開平3−105099号公報 特開平10−26099号公報 特開2005−201157号公報
特許文献のような従来技術によると、ディフューザから出た気流の一部を、整流子モータが収納されているハウジング内部を通さずに排出することが出来るので、損失を少なくでき送風機効率を向上させることができる。
整流子モータが収納されているハウジング内を流れ反遠心ファン側の排気口から流出する気流は、整流子モータの特に温度が高くなる整流子と当接するブラシを冷却する作用が強いが、特許文献1,2ではブラシ冷却への配慮がなされていない。それは、ブラケットに複数の開口を設けているため、モータ内部の冷却に使われる風量が低下し、ブラシがある流路上にも開口を設けているため、ブラシの冷却が不十分となりモータの寿命が短くなる恐れがあった。
また、特許文献3に記載の技術においては、開口からの気流をブラシホルダーに当て、ブラシを間接的に冷却するようにしているが、ブラシホルダーとブラシの間には空気層があるために、ブラシ自体の冷却が不十分であった。
さらに、開口を設けることで、遠心ファンから発生する騒音をケーシングから直接外部に放出させることになるため、電動送風機やそれを搭載した電気掃除機の騒音を増大するという問題があった。
本発明の目的は、以上のような従来の課題を解決しようとするものであって、電動機の長寿命化を図り、送風機効率を向上させることにある。
また、本発明の目的は、遠心ファンから発生する騒音を低減しながら、電動機の寿命と送風機効率を向上させることにある。
さらに、本発明の目的は、該電動送風機を用いることで、吸込仕事率を向上させた電気掃除機を提供することにある。
上記目的を達成するために本発明の特徴とするところは、回転子及び固定子を有する電動機と、前記回転子と摺動する少なくとも一対のブラシ部と、一端が開口し内部に前記電動機と前記ブラシ部を収納するハウジングと、前記回転子に設けられた回転軸と、該回転軸に取り付けられた遠心ファンと、前記遠心ファンから吐出された風を前記ハウジング内の流路に導くディフューザと、前記遠心ファン及び前記ディフューザを覆うように前記ハウジングに取り付けられた中央部に吸込口を有するファンケーシングとを有し、前記ハウジングの開口側には、外周側に向かって突出する突出部が形成され、該突出部に風を排出する開口部を形成し、前記固定子外周と前記ハウジング内径で4つの流路が形成され、前記一対のブラシ部のそれぞれは前記4つの流路のうち2つの流路に位置し、前記ディフューザの下方にリターンガイドを設け、該リターンガイドは複数の湾曲状のリターンガイドベーンから構成され、隣り合う前記リターンガイドベーンの間に風路が形成され、前突出部のうち、前記ブラシ部が位置する前記流路に向かう前記風路が位置する部分には前記開口部を設けず、前記ブラシ部が位置しない前記流路に向かう前記風路が位置する部分には前記開口部を設け、該リターンガイドベーンが位置する前記開口部の少なくとも1箇所の位置に、開口していない部分を設けたことにある。
また、上記目的を達成するために本発明の特徴とするところは、回転子及び固定子を有する電動機と、前記回転子と摺動する少なくとも一対のブラシ部と、一端が開口し内部に前記電動機と前記ブラシ部を収納するハウジングと、前記回転子に設けられた回転軸と、該回転軸に取り付けられた遠心ファンと、前記遠心ファンから吐出された風を前記ハウジング内の流路に導くディフューザと、前記遠心ファン及び前記ディフューザを覆うように前記ハウジングに取り付けられた中央部に吸込口を有するファンケーシングとを有し、前記ハウジングの開口側には、外周側に向かって突出する突出部が形成され、該突出部に風を排出する開口部を形成し、前記固定子外周と前記ハウジング内径で4つの流路が形成され、前記一対のブラシ部のそれぞれは前記4つの流路のうち2つの流路に位置し、前記一対のブラシ部のそれぞれは前記4つの流路のうち2つの流路に位置し、前記ディフューザは複数のディフューザベーンを有し、該ディフューザベーンの上方側に環状体が設けられ、前記ディフューザの下方側に仕切板が設けられ、前記仕切り板の下方側に複数の湾曲状のリターンガイドベーンを有するリターンガイドが設けられ、前記ディフューザベーンの後縁側には貫通孔が設けられ、隣り合う前記リターンガイドベーンの間に風路が形成され、前突出部のうち、前記ブラシ部が位置する前記流路に向かう前記風路が位置する部分には前記開口部を設けず、前記ブラシ部が位置しない前記流路に向かう前記風路が位置する部分には前記開口部を設け、該リターンガイドベーンが位置する前記開口部の少なくとも1箇所の位置に、開口していない部分を設けたことにある。
本発明によれば、ブラシを効率よく冷却することができ、電動機の長寿命化が図られ、信頼性を向上させることができる。
また、本発明によれば、遠心ファンから発生する騒音を低減しながら、電動機の寿命と送風機効率を向上させることができる。
以下本発明による実施例について図面を参照し説明する。
図1及び図2により、本発明の一実施例に係る電気掃除機について説明する。
図1に本発明の一実施例に係る電動掃除機の外観斜視図を示す。201は塵埃を集塵する集塵室及び集塵するのに必要な吸込気流を発生させる電動送風機308(図2)を収納する掃除機本体、202は一端が掃除機本体201に接続されるホース、203は一端がホース202の他端に接続される手元操作部、204は一端が手元操作部203の他端に接続される延長管、205は延長管204の他端に接続される吸口体である。206は手元操作部203に設けられた電動送風機308の入切を行うスイッチ操作部である。
以上の構成において、手元操作部203のスイッチ操作部206を操作すると、掃除機本体201に収納された電動送風機308が運転し、吸込気流を発生させる。そして、吸口体205から塵埃を吸込み、延長管204,手元操作部203,ホース202を通して掃除機本体201の集塵室に集塵する。
次に、図2に示す電気掃除機における掃除機本体201の縦断側面図を用いて、掃除機本体201について説明する。
掃除機本体201は、下ケース301,上ケース302及び集塵蓋303により外郭が構成される。集塵蓋303には吸込口304が形成され、その内側には、前記吸込口304に接合される集塵袋305を収容する集塵室306が形成されている。集塵室306の後方には、電動送風機室307が後続し、電動送風機308が収納されている。この電動送風機308の吸気側は、補助フィルタ309を介して集塵室306と連通している。電動送風機308の排気側は、排気室及び排気フィルタを介して排気口310から外部へ開放される。なお、この集塵室306はサイクロン集塵としても良い。
次に、図3から図7を参照して電動送風機308について説明する。図3は本発明の電動送風機の実施例である半縦断面図で、図4はブラケット4を一部切り欠いた電動機の平面図を示し、図5は図3のA−A断面を示し、図6はディフューザ14の平面図を、図7はディフューザ14,リターンガイド15など送風機1の静止流路部の模式図である。この電動送風機308は、送風機1と電動機2に大別される。
電動機2は、一端が開口された筒状のハウジング3及びハウジング3の開口部側に配置されたブラケット4から成る電動機ケースと、前記電動機ケース内に収納される回転軸5を有するモータロータ6(回転子)及びステータコイル7が巻装されたモータステータ8(固定子)から構成される。モータロータ6への電気の供給は、ブラシ部10とそれに接触するコンミテータ11により伝えられている。
電動機2のモータステータ8は正面視が略八角形状で、4つの長辺8aと4つの短辺8bが交互に配設され、4つ短辺8bがハウジング3に固定されている。モータステータ8の内側には、対向して一対のステータコイル7が巻装されている。モータステータ8の4つの長辺8aの外周とハウジング3の内径で4つの扇状の流路20a,20bを形成している。ステータコイル7が無い側の流路20bの下流側にブラシ部10が配設されている。ブラシ部10はブラシホルダー10aによってハウジング3に螺子で固定されている。ブラシが配設されている流路20bの上流側には、ブラケット4が螺子で固定され、ブラケット4には軸受9が保持され、回転軸5を支持している。
送風機1は、遠心ファン12と、該遠心ファン12を収納するファンケーシング13及び、ディフューザ14と該ディフューザ14の裏面にリターンガイド15を持つ静止流路部とを含み構成される。
送風機1は、回転軸5の端部にナット16によって固定された複数の羽根を有する遠心ファン12と、遠心ファン12の外周側に配置された、複数のディフューザベーン14aを有するディフューザ14と、このディフューザベーン14aの上方(ファンケーシング13)側に設けられた環状体17と、ディフューザ14の下方(ブラケット4)側に設けられた仕切板18と、この仕切板18の下方(ブラケット4)側に形成された複数枚のリターンガイドベーン15aを有するリターンガイド15により構成され、遠心ファン12と、ディフューザ14と、リターンガイド15とを内包し、中央に空気吸込口13aを有し、ハウジング3に接続されるファンケーシング13とから構成されている。ファンケーシング13には、シール部材19は配設されており、遠心ファン12と概略接触しており、漏れを防ぐ構造を有している。本実施例では、複数のディフューザベーン14aを有するディフューザ14と、仕切板18と、複数枚のリターンガイドベーン15aを有するリターンガイド15とで固定案内羽根を形成し、遠心ファン12から吐出された風をハウジング3内の風路に導くようにしている。また、必要に応じて環状体17を設けて固定案内羽根を形成してもよい。
図6に示すように、ディフューザ14のディフューザベーン14aの後縁は、ファンケーシングの近傍に位置し、ディフューザベーン14aの外周端からそのディフューザベーン14aの外周側の面に沿って内方に切れ込んだ略三角形状の凹部の流路である三角窓14b(切欠き部)が形成されている。
ハウジング3のファンケーシング13と嵌合する一端開口縁部は外周に向かって曲げられ突出する突出部3aを有し、この突出部3aの外周側端部はハウジング3の開口側に向かって折り曲げられ、略円筒形状の取付部3bを形成している。ファンケーシング13はハウジング3の取付部3bに圧入嵌合され、ハウジング3に固定されている。
ハウジング3の突出部3aには電動機2の内部を通過せず風を排出する開口部21を形成している。この開口部21は、図4及び図5に示すように回転軸5の軸方向に向かって開口すると共に、ブラシ部10が位置する流路20bの上流側の突出部3a上には開口部21が設けられていない。
上記のように構成された電動送風機308で電動機2を駆動すると、ファンケーシング13の吸込口13aから流入した空気は、遠心ファン12で昇圧および増速される。遠心ファン12から吐出された空気流は、ディフューザベーン14aの翼間で減速されることによって運動エネルギーが圧力エネルギーに変換され圧力が上昇する。ディフューザ14から吐出された空気流は、図6,図7の矢印で示すように三角窓14bで略90゜転向する。その後、2つの空気流に分流し、その一部はハウジング3の開口部21から排出されハウジング3の外部へ排気される。また分流した他方は、さらに略90゜転向して、リターンガイド15に流入する。リターンガイド15を通過した流れは、ハウジング3内に流入し、ハウジング3内のモータロータ6,ステータコイル7,モータステータ8,ブラシ部10,コンミテータ11を冷却してハウジング3の排気口3cから外部へ排出される。
図4,図5に示すように、ブラシ部10が位置する流路20bの上流側のハウジング3の突出部3aには開口部21を設けていないため、ディフューザ14から流出した空気流は、扇状の4つの流路20a,20bのうちブラシ部10がある流路20b内には多くの風が流れる。また、ブラシ部10の無い流路20aには開口部21があるために、ハウジング3の外部に排気される風量が多く、流路20aには少なく流れる。
電動機2の寿命は、コンミテータ11と当接するブラシ部10の温度と相関があり、ブラシ部10を冷却することにより、電動機2の寿命を延ばすことができる。本実施例により、ブラシ部10を効率良く冷却することができるので、ブラシ部10の長寿命化、すなわち電動機2の長寿命化が図られる。また、ブラシ部10への冷却に関与が小さい流路20aでは冷却風量が少ないため、流路20a内の流速が遅く損失を低減でき、送風機効率を向上させることができる。
すなわち、電動送風機308の効率を向上することができ、電動機2の長寿命化が図られ、信頼性が高い電動送風機308を得ることができる。
したがって、掃除機本体201にこの電動送風機308を搭載することで、電気掃除機の信頼性が高く、吸込仕事率を向上させることができる。
以上のように本実施例では、電動機2のモータステータ8とハウジング3で形成される扇状の4つの流路20a,20bのうち、ブラシ部10が配設されている流路の上流側のハウジング3には電動機を通過せず風を排出する開口部を形成していないので、ディフューザ14から出た気流は、扇状の4つの流路20a,20bのうちブラシ部10がある流路内には多く流れ、ブラシ部10の無い流路では少なく流れる。これによって、ブラシ部10を効率よく冷却することができ、電動機2の長寿命化が図られ、信頼性を向上させることができる。また、ブラシ部10への冷却に関与が小さい流路では風量が少ないため、流路内の流速が遅くなり損失を低減でき、送風機効率を向上させることができる。
次に、本発明の他の実施例を図8を用い説明する。図8は図3のA−A断面である。上記実施例と同一部品については同一の符号を用い、その説明は省略する。
上記実施例では、ハウジング3の突出部3aには電動機2の内部を通過せず風を排出する開口部21が、ブラシ部10の位置する流路20bの上流側の突出部3a上には設けられていないが、図8に示すように、ブラシ部10が位置する流路20bの上流側の突出部3a上において、ブラシ部10が位置する部分の風の流れの前側を塞ぎ、ブラシ部10の位置の後ろ側から開口部21を形成したものである。
ディフューザ14から出た空気流の流れは旋回しているため、ブラシ部10が位置する部分の風の流れの前側を塞ぎ、ブラシ部10の位置から後側に開口部21が配置されていても、ブラシ部10の冷却効果を維持することができ、冷却に関与の小さい流路の冷却風をハウジング3の外に排気することができ、送風機効率をさらに向上させることができる。よって、電動送風機308の電動機2の長寿命化が図られ、効率をさらに向上することができる。
リターンガイド15は複数枚のリターンガイドベーン15aから構成され、隣り合うリターンガイドベーン15aの間に風路が形成されている。この風路を流れる風は、ハウジング5の外周側から内周側に向かって流れる。そして、風は4つの扇状の流路20a,20bへ向かうが、流路20aへ向かう風の一部は流路20aへ向かう途中に形成された開口部21からハウジング3の外部に排出される。流路20bへ向かう風は、そのほとんどが流路20a,20bへ導かれる。本実施例では、隣り合うリターンガイドベーン15aの間に形成される複数の風路のうち、ブラシ部10を冷却する流路20bに向かう風路が位置する突出部3aには、開口部21を形成しないようにしている。このような構成により、送風機の効率を向上させつつ、ブラシの冷却を行うことができる。
実施例1及び2では、開口部21はハウジング3の周方向の略1/4以上に亘って形成されている。ハウジング3の強度を高める手段について図9を用いて説明する。図9は図3のA−A断面である。上記実施例と同一部品については同一の符号を用い、その説明は省略する。ディフューザ14の下方に位置するリターンガイドベーン15aは開口部21を跨ぐように設けられているので、開口部21の一部分はリターンガイドベーン15aによって塞がれる。
本実施例では、リターンガイドベーン15aの位置する開口部21の1箇所に回転中心に向けリターンガイドベーン15aの幅と同等幅の開口していない部分(補強部22)を設けたものである。開口部21のリターンガイドベーン15aによって塞がれているところに、開口していない部分を設けているため、冷却性能には影響せずに、ハウジング3の強度を強めることができ、さらに信頼性の高い電動送風機308を得ることができる。
次に、本発明の他の実施例を図10を用い説明する。図10は本実施例に係る電動送風機の半縦断面図で、図11はディフューザ14の斜視図(環状体17は図示せず)である。上記実施例と同一部品については同一の符号を用い、その説明は省略する。
ディフューザ14は、ディフューザベーン14a全ての後縁側に貫通孔23を設けたものである。ディフューザベーン14aに貫通孔23を設けることで、境界層が発達するディフューザベーン14aの凸面側24の領域と、境界層が薄く主流が近接して流れるディフューザベーン14aの凹面側25の領域とが互いに接続することになる。凸面側24の圧力は凹面側25よりも高いので、凸面側24から凹面側25に向かって漏れ流れが生じ、凸面側24の境界層を吸い出して、凹面側25の主流側に向けて噴出する。その結果、それまで凹面側25に偏って流れていた主流が流路中央部分に流れることになる。また、ディフューザベーン14aの凸面側24の方が三角窓14bが広く開いているので、ディフューザ14から出た流れは三角窓14bへ流れやすくなりスムーズな曲がり流れを実現し、ハウジング3の開口部21から排気されやすくなる。そのため、ディフューザベーン14aに貫通孔23の無いものよりも送風機効率を改善させることができる。
また、ハウジング3に開口部21を設けることで、遠心ファン12から発生する騒音をファンケーシング13から直接外部に放出させることになるため、電動送風機308やそれを搭載した電気掃除機の騒音は増大する。しかし、ディフューザベーン14aに設けた貫通孔23により、ディフューザベーン14a間を通過する音波を貫通孔23を通じてディフューザベーン14aの両側で干渉させて弱めることができるので電動送風機自体の騒音が低減される。そのため、ハウジング3に開口部21があっても騒音低減が図られ、騒音低減と効率改善を両立することができる。
したがって、この電動送風機308を搭載することによって、電気掃除機の低騒音化を図ることができる。
以上のように、本発明にかかる電動送風機とそれを備えた電気掃除機は、電動送風機の信頼性の向上及び効率の向上が図られる。よって、電気掃除機の信頼性向上と吸込仕事率の向上が図られる。また、電動送風機を用いる家庭用電化機器,産業機器等の用途にも幅広く適用できる。
本発明の一実施例に係る電気掃除機の外観斜視図である。 本発明の一実施例に係る掃除機本体の縦断面図である。 本発明の一実施例に係る電動送風機の半縦断面図である。 図3のブラケットの一部切り欠いた電動機の平面図である。 図3のA−A断面である。 ディフューザの平面図である。 送風機の静止流路部の模式図である。 本発明の一実施例に係る電動送風機の電動機の平面図である。 本発明の一実施例に係る電動送風機の電動機の平面図である。 本発明の一実施例に係る電動送風機の半縦断面図である。 ディフューザの斜視図である。
符号の説明
1 送風機
2 電動機
3 ハウジング
3a 突出部
3b 取付部
3c 排気口
4 ブラケット
5 回転軸
6 モータロータ
7 ステータコイル
8 モータステータ
8a モータステータ外周の長辺
8b モータステータ外周の短辺
9 軸受
10 ブラシ部
10a ブラシホルダー
11 コンミテータ
12 遠心ファン
13 ファンケーシング
13a,304 吸込口
14 ディフューザ
14a ディフューザベーン
15 リターンガイド
15a リターンガイドベーン
16 ナット
17 環状体
18 仕切板
19 シール部材
20a,20b 流路
21 開口部
22 補強部
23 貫通孔
201 掃除機本体
202 ホース
203 手元操作部
204 延長管
205 吸口体
206 スイッチ操作部
301 下ケース
302 上ケース
303 集塵蓋
305 集塵袋
306 集塵室
307 電動送風機室
308 電動送風機
309 補助フィルタ
310 排気口

Claims (3)

  1. 回転子及び固定子を有する電動機と、前記回転子と摺動する少なくとも一対のブラシ部と、一端が開口し内部に前記電動機と前記ブラシ部を収納するハウジングと、前記回転子に設けられた回転軸と、該回転軸に取り付けられた遠心ファンと、前記遠心ファンから吐出された風を前記ハウジング内の流路に導くディフューザと、前記遠心ファン及び前記ディフューザを覆うように前記ハウジングに取り付けられた中央部に吸込口を有するファンケーシングとを有し、
    前記ハウジングの開口側には、外周側に向かって突出する突出部が形成され、該突出部に風を排出する開口部を形成し、
    前記固定子外周と前記ハウジング内径で4つの流路が形成され、
    前記一対のブラシ部のそれぞれは前記4つの流路のうち2つの流路に位置し、
    前記ディフューザの下方にリターンガイドを設け、
    該リターンガイドは複数の湾曲状のリターンガイドベーンから構成され、
    隣り合う前記リターンガイドベーンの間に風路が形成され、
    突出部のうち、前記ブラシ部が位置する前記流に向かう前記風路が位置する部分には前記開口部を設けず、前記ブラシ部が位置しない前記流路に向かう前記風路が位置する部分には前記開口部を設け、
    該リターンガイドベーンが位置する前記開口部の少なくとも1箇所の位置に、開口していない部分を設けたことを特徴とする電動送風機。
  2. 回転子及び固定子を有する電動機と、前記回転子と摺動する少なくとも一対のブラシ部と、一端が開口し内部に前記電動機と前記ブラシ部を収納するハウジングと、前記回転子に設けられた回転軸と、該回転軸に取り付けられた遠心ファンと、前記遠心ファンから吐出された風を前記ハウジング内の流路に導くディフューザと、前記遠心ファン及び前記ディフューザを覆うように前記ハウジングに取り付けられた中央部に吸込口を有するファンケーシングとを有し、
    前記ハウジングの開口側には、外周側に向かって突出する突出部が形成され、該突出部に風を排出する開口部を形成し、
    前記固定子外周と前記ハウジング内径で4つの流路が形成され、
    前記一対のブラシ部のそれぞれは前記4つの流路のうち2つの流路に位置し、
    前記ディフューザは複数のディフューザベーンを有し、該ディフューザベーンの上方側に環状体が設けられ、前記ディフューザの下方側に仕切板が設けられ、前記仕切り板の下方側に複数の湾曲状のリターンガイドベーンを有するリターンガイドを有するリターンガイドが設けられ、
    前記ディフューザベーンの後縁側には貫通孔が設けられ、
    隣り合う前記リターンガイドベーンの間に風路が形成され、
    突出部のうち、前記ブラシ部が位置する前記流路に向かう前記風路が位置する部分には前記開口部を設けず、前記ブラシ部が位置しない前記流路に向かう前記風路が位置する部分には前記開口部を設け、
    該リターンガイドベーンが位置する前記開口部の少なくとも1箇所の位置に、開口していない部分を設けたことを特徴とする電動送風機。
  3. 請求項1または2に記載された電動送風機を収納する電動送風機室と集塵室とを収納する掃除機本体と、一端が該掃除機本体に接続されるホースと、一端が該ホースの他端に接続される手元操作部と、一端が該手元操作部の他端に接続される延長管と、該延長管の他端に接続される吸口体とを備えたことを特徴とする電気掃除機。
JP2008157334A 2008-06-17 2008-06-17 電動送風機及びこれを備えた電気掃除機 Expired - Fee Related JP4951588B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008157334A JP4951588B2 (ja) 2008-06-17 2008-06-17 電動送風機及びこれを備えた電気掃除機
TW98117981A TWI401366B (zh) 2008-06-17 2009-06-01 Electric blower and electric vacuum cleaner with the electric blower
CN 200910142434 CN101608630B (zh) 2008-06-17 2009-06-16 电动鼓风机及具备该电动鼓风机的电动吸尘器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008157334A JP4951588B2 (ja) 2008-06-17 2008-06-17 電動送風機及びこれを備えた電気掃除機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009299634A JP2009299634A (ja) 2009-12-24
JP4951588B2 true JP4951588B2 (ja) 2012-06-13

Family

ID=41482505

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008157334A Expired - Fee Related JP4951588B2 (ja) 2008-06-17 2008-06-17 電動送風機及びこれを備えた電気掃除機

Country Status (3)

Country Link
JP (1) JP4951588B2 (ja)
CN (1) CN101608630B (ja)
TW (1) TWI401366B (ja)

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4729599B2 (ja) * 2008-06-17 2011-07-20 日立アプライアンス株式会社 電動送風機及びこれを備えた電気掃除機
JP2015040539A (ja) * 2013-08-23 2015-03-02 日立アプライアンス株式会社 電動送風機及びこれを備えた電気掃除機
JP6396083B2 (ja) * 2014-06-09 2018-09-26 日立アプライアンス株式会社 電動送風機および電気掃除機
JP6375516B2 (ja) * 2014-08-20 2018-08-22 パナソニックIpマネジメント株式会社 電動送風機とそれを用いた電気掃除機
JP6382122B2 (ja) * 2015-01-28 2018-08-29 日立アプライアンス株式会社 電動送風機及びそれを搭載した電気掃除機
JP6652643B2 (ja) * 2016-07-13 2020-02-26 三菱電機株式会社 電動送風機及び電気機器
CN112901532A (zh) * 2021-01-28 2021-06-04 苏州永捷电机有限公司 一种吸尘器风机

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5925958A (ja) * 1982-08-04 1984-02-10 Nippon Steel Corp 一方向性珪素鋼板およびその製造方法
JPH0552200A (ja) * 1991-08-23 1993-03-02 Hitachi Ltd 電動送風機
TW381150B (en) * 1996-03-29 2000-02-01 Sanyo Electric Co Electric fan
JPH1026099A (ja) * 1996-07-09 1998-01-27 Mitsubishi Electric Corp 電動送風機
ES2391759T3 (es) * 1998-05-13 2012-11-29 Panasonic Corporation Ventilador impulsor eléctrico y aspiradora que incluye dicho ventilador impulsor
JP4475953B2 (ja) * 2001-12-21 2010-06-09 パナソニック株式会社 電動送風機
JP2005137064A (ja) * 2003-10-28 2005-05-26 Toshiba Tec Corp 電動送風機及び電気掃除機
JP2005201157A (ja) * 2004-01-16 2005-07-28 Sanyo Electric Co Ltd 電動送風機

Also Published As

Publication number Publication date
CN101608630B (zh) 2013-05-08
CN101608630A (zh) 2009-12-23
TWI401366B (zh) 2013-07-11
JP2009299634A (ja) 2009-12-24
TW201016979A (en) 2010-05-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4951588B2 (ja) 電動送風機及びこれを備えた電気掃除機
WO2006049115A1 (ja) 電動送風機
JP3981813B2 (ja) バイパス吐出しモータアセンブリ、モータアセンブリ用マフラ及びモータアセンブリ用冷却ファンハウジング
JP4512619B2 (ja) 電動送風機及びこれを備えた電気掃除機
JP2013032749A (ja) 電動送風機及びそれを搭載した電気掃除機
JP2007192034A (ja) 電動送風機及びそれを用いた電気掃除機
JP6375516B2 (ja) 電動送風機とそれを用いた電気掃除機
JP6381983B2 (ja) 電気掃除機用電動送風機及びこれを備えた電気掃除機
JP2007146746A (ja) 電動送風機及びそれを用いた電気掃除機
JP4703272B2 (ja) 電動送風機及び電気掃除機
JP2006250016A (ja) 電動送風機及びそれを用いた電気掃除機
JP4942795B2 (ja) 電気掃除機
JP2018066306A (ja) 電動送風機及びそれを搭載した電気掃除機
JP4625722B2 (ja) 電動送風機及びこれを備えた電気掃除機
KR100808205B1 (ko) 진공청소기용 모터 어셈블리
JP2005207235A (ja) 電動送風機及びそれを用いた電気掃除機
JP2009024572A (ja) 電動送風機及びそれを備えた電気掃除機
JP2005220853A (ja) 電動送風機
JP2006299808A (ja) 電動送風機及びそれを用いた電気掃除機
KR100437037B1 (ko) 청소기용 원심송풍기
JP2007270633A (ja) 電動送風機及び電気掃除機
JP2004169592A (ja) 電動送風機及びそれを用いた電気掃除機
JP5931455B2 (ja) 電気掃除機
JP2009215918A (ja) 電動送風機および電気掃除機
JP2005113765A (ja) 電動送風機及びそれを用いた電気掃除機

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100315

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100315

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100820

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100831

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20101101

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110829

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120214

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120312

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150316

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4951588

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees