JP2009023916A - 2,5−フランジカルボン酸の製造方法 - Google Patents

2,5−フランジカルボン酸の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】高価な触媒や溶媒を必要とせず、温和な反応条件下で、安価かつ効率的に2,5−フランジカルボン酸を製造することのできる方法を提供する。
【解決手段】本発明にかかる2,5−フランジカルボン酸の製造方法は、水溶液中、アルカリ性環境下における2−カルボキシ−5−ホルミルフラン(以下、CFFと略す)に対するカニッツァーロ反応により2,5−フランジカルボン酸(以下、FDCAと略す)を製造する方法であって、
前記カニッツァーロ反応が実施される水溶液中に、触媒及び酸化剤を添加し、前記反応で副生する5−ヒドロキシメチル−2−フランカルボン酸(以下、HMFAと略す)を酸化してCFFに戻し、前記カニッツァーロ反応に供することを特徴とする。
【選択図】なし

Description

本発明は、2,5−フランジカルボン酸の製造方法に関するものである。
5−ヒドロキシメチルフルフラール(以下、5−HMFと略す)は、フルクトースやグルコースなどの六炭糖を脱水して得ることができ、界面活性剤、プラスチック及び樹脂類等の中間体として利用することのできる有用な化合物である。5−HMFは種々の酸化剤や触媒により酸化され、2,5−ジホルミルフラン(以下、DFFと略す)や、2−カルボキシ−5−ホルミルフラン(以下、CFFと略す)、2,5−フランジカルボン酸(以下、FDCAと略す)が製造されている。例えば、触媒を用いた方法として、特許文献1では、白金担持カーボン触媒を用いて5−HMFを空気酸化することにより、CFF及びFDCAを合成している。特許文献2では、Co/Mn/Zr/Br触媒と共に、高温高圧下で5−HMFを空気酸化することにより、DFFえ、CFF、及びFDCAを製造している。特許文献3では、5−HMFをジメチルスルホキシド(以下、DMSOと略す)溶液中において、塩化第一銅及び2,2,6,6−テトラメチルピペリジノオキシ(以下、TEMPOと略す)とともに空気酸化することにより、DFFを製造している。
また、酸化剤を用いる方法では、非特許文献1において、5−HMFを100℃の高温下で16時間から64時間硝酸と共存させる方法や、室温で5−HMF水溶液に対して過マンガン酸カリウムのピリジン溶液を滴下することで5−HMFを酸化する方法により、FDCAを合成している。非特許文献1では、さらにDFFの製造方法についても提供しており、有機溶媒中において過マンガン酸バリウムを80度で添加することにより5−HMFからDFFを製造している。
特開平2−88569号公報 特表2003−528868号公報 特開平3−101672 TONI EL HAJJ,ANTOINE MASROUA,JEAN−CLAUDE MARTIN,GERARD D▲E▼SCOTES, BULLETIN DE LA SOCI▲E▼T▲E▼ CHIMIQUE DE FRANCE.1987,No.5,p.855−860
特許文献1における白金触媒で5−HMFを酸化してFDCAを製造する方法では、高収率でFDCAを得ることができるが、貴金属触媒を多量に用いるために生産単価が高くなることから、工業的生産への適用には問題がある。また、特許文献2における5−HMFを触媒と共に高温高圧下で酸化してFDCAを製造する方法では、加熱、加圧に伴うエネルギーを必要とし、かつ装置が複雑なものとなるため、工業的な生産への適用は困難である。特許文献3における5−HMFをDMSO溶液中において触媒を用いて空気酸化してFDCAを製造する方法では、高沸点の有機溶媒であるDMSOを溶媒として用いているため、環境負荷が大きい等の問題がある。特許文献3はDFFの製造に関して開示しているが、FDCAの製造に関しては何ら開示していない。
また、非特許文献1における硝酸を用いて5−HMFを酸化してFDCAを製造する方法では、FDCAの収率が24%と低く、さらに、高温での反応条件が必要となるため、加熱に必要なエネルギーを余分に必要とする。過マンガン酸カリウムのピリジン溶液を滴下して5−HMFを酸化する方法では、水に比べて環境負荷が大きくかつ高価な有機溶媒を用いることや、FDCAの収率が70%程度であり、非効率的であるといった問題がある。
したがって、高価な触媒や溶媒を必要とせず、温和な反応条件下で、安価かつ効率的にFDCAを製造できる方法の構築が望まれていた。
そこで、本発明者らは上記課題を解決するため鋭意検討した結果、水溶液中、アルカリ性環境下において、CFFに対するカニッツァーロ反応と、その反応の副生成物である5−ヒドロキシメチル−2−フランカルボン酸(以下、HMFAと略す)の触媒存在下における酸化反応とを組み合わせることにより、FDCAを安価に効率的に製造できることを見出した。
すなわち、本発明に係るFDCAの製造方法は、
水溶液中、アルカリ性環境下におけるCFFに対するカニッツァーロ反応によりFDCAを製造する方法であって、
前記カニッツァーロ反応が実施される水溶液中に、触媒及び酸化剤を添加し、前記反応で副生するHMFAを酸化してCFFに戻し、前記カニッツァーロ反応に供することを特徴とする。
また、本発明では、5−HMFを原料として反応系内でCFFを生成しながら実施することが可能である。したがって、本発明に係る第2のFDCAの製造方法は、前記CFFが、5−HMFを出発物質として前記水溶液中で生成されることを特徴とする。
本発明によれば、高価な貴金属触媒や溶媒を用いることなく、常温常圧下という温和な条件にて効率よくFDCAを製造することができる。
本発明に係るFDCAの製造方法によれば、カニッツァーロ反応及び触媒存在下における酸化剤による酸化反応を組み合わせて用いることにより、温和な条件下で、CFF又は5−HMF等からFDCAを安価に製造することができる。
本発明は、溶液中、アルカリ性環境下、CFFに対するカニッツァーロ反応と、その反応の副生成物である5−ヒドロキシメチル−2−フランカルボン酸(HMFA)の触媒存在下における酸化剤による酸化反応との組み合わせにより、CFFを原料としてFDCAを製造する方法である。
すなわち、本発明に係るFDCAの製造方法では、
(i)CFFに対するカニッツァーロ反応によりFDCA及びHMFAを生成する反応と、
(ii)前記HMFAを触媒存在下で酸化剤により酸化してCFFを生成する反応
とが同時並行的に進行している。
Figure 2009023916
(上記反応式中、CRはカニッツァーロ反応、ORは酸化反応を示す。)
この結果、本発明に係るFDCAの製造方法では、副生成物であるHMFAを触媒により酸化してCFFへと戻すことにより、HMFAの蓄積を抑え、目的生成物であるFDCAの生成量を増加させることができる。
なお、カニッツァーロ反応とは、アルデヒドがアルカリによって相当するカルボン酸とアルコールになる反応であり、アルデヒドの隣接炭素に水素を有しないときに起こる。特に2分子のアルデヒドによるカルボン酸とアルコールへの不均化反応である。
酸化反応に用いる触媒としては、前記カニッツァーロ反応を阻害しない条件で酸化反応を行うことのできる触媒であればよい。本発明では、好ましい形態として臭化第二銅、2,2’−ビピリジン、TEMPOからなる触媒を使用した例について記載しているが、その他にも、例えば、MnFe1.5Ru0.35Cu0.154触媒、Ru−Co(OH)2−CeO2、CuCl/TEMPO、Pd(OAc)2等を挙げることができる。上記触媒はアルコールからアルデヒドを合成するための触媒である。また、有機溶媒を用いることなく水溶液中で反応をおこなうことができるため、カニッツァーロ反応と組み合わせることでカルボン酸まで合成できる特徴をもつ。したがって、これらの触媒により、副生成物であるHMFAを酸化してCFFに戻すことができる。また、触媒の形態は特に限定されるものでない。さらに、触媒の使用量としては、特に限定されるものではないが、原料となるCFFに対して、0.1当量以上用いることがFDCAの収率の観点から好ましい。
酸化反応に用いる酸化剤としては、特に制限されるものではないが、酸素ガス及び空気などの分子状酸素を含んだ気体を用いることができる。また、他の酸化剤としては、過マンガン酸塩、過酸化水素、亜塩素酸塩、次亜塩素酸塩等を用いることができる。
水溶液中のCFFの濃度は、特に限定されるものではないが、生産効率の観点から、0.1重量%以上20重量%以下が好ましく、1.0重量%以上10重量%以下がより好ましい。
上記添加するアルカリとしては、例えば、アルカリ金属化合物、アルカリ土類金属化合物、アンモニウムイオン、その他有機塩基等いずれでもよいが、アルカリ金属水酸化物及びアルカリ土類金属水酸化物のいずれか1種又は2種以上を用いることが好ましい。例えば、アルカリ金属水酸化物としては、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム等を挙げることができ、アルカリ土類金属水酸化物としては水酸化バリウム、水酸化カルシウム等を挙げることができる。これらのうち、特に、水酸化ナトリウム及び水酸化カリウムのいずれか1種又はこれらを組み合わせて使用することが好ましい。これらのアルカリは取り扱いの観点から水溶液として用いることが好ましい。
添加するアルカリの量は、CFFのカニッツァーロ反応を行うことができ、かつ、副生成物のHMFAを酸化してCFFの生成を阻害しない条件となるように調整することができ、特に限定されるものではない。例えば、アルカリの量は、上記カニッツァーロ反応及び酸化反応の実施条件の観点から、CFFに対して、1.0当量以上30当量以下であることが好ましく、5.0当量以上25当量以下であることがより好ましく、10当量以上20当量以下であることが特に好ましい。
反応温度としては、CFFのカニッツァーロ反応を行うことができ、かつ、副生成物のHMFAを酸化してCFFを生成することのできる温度条件であれば特に限定されない。これらの反応は、例えば10℃から80℃で行うことができ、必要に応じて加熱することができるが、室温(25℃前後)によることがエネルギー消費量の低減のため好ましい。
また、本発明では、CFF以外にも、出発物質として5−HMF、DFF、2,5−ジヒドロキシメチルフラン(以下、DHMFと略す)又はHMFAを用いることが可能である。これらの化合物からは、触媒存在下における酸化剤による酸化反応とカニッツァーロ反応との組み合わせにより、CFFを生成することができる。上述したように、CFFからは、カニッツァーロ反応と触媒存在下における酸化剤による酸化反応との組み合わせにより、FDCAを製造することができる。したがって、出発物質として5−HMF等を使用し、FDCAを製造することが可能となる。
以下に、5−HMFを出発物質としたFDCAへの生成経路について例に挙げて説明する。
5−HMFをカニッツァーロ反応及び触媒存在下における酸化剤による酸化反応が起きる条件下におくと、5−HMFの酸化(反応経路(1))によりDFFが生成する反応と、5−HMFのカニッツァーロ反応によりHMFA(反応経路(2))及びDHMF(反応経路(3))が生成する反応が起こる。
生成したDFFはさらにカニッツァーロ反応を起こし、CFF(反応経路(4))及び5−HMF(反応経路(5))が生成する。生成したCFFからは、上述したように、カニッツァーロ反応によりFDCA(反応経路(6))とHMFA(反応経路(7))が生成し、この時、触媒存在下における酸化剤によるHMFAの酸化反応(反応経路(8))が起きる条件下にて、FDCAの生成量が増加する。DFFのカニッツァーロ反応により生成された5−HMFは再び酸化(反応経路(1))され、DFFが生成される。
また、5−HMFのカニッツァーロ反応(反応経路(3))により生成されたHMFAからは、酸化によりCFFが生成され、上述のようにCFFからはFDCAが生成される。
また、5−HMFのカニッツァーロ反応により生成されたDHMFからは、酸化(反応経路(9))により再び5−HMFが生成される。5−HMFのカニッツァーロ反応により生成されたHMFAは、反応経路(8)に示すように酸化されてCFFが生成される。
以上の反応をまとめて下記反応式に示す。
Figure 2009023916
(上記反応式中、CRはカニッツァーロ反応、ORは酸化反応を示す。)
以上の反応が、5−HMFをカニッツァーロ反応及び触媒存在下における酸化剤による酸化反応が起きる条件下での主な反応である。したがって、5−HMFを所定の条件下におけば、CFFが生成される方向、つまり、FDCAが生成される方向に反応が進み、FDCAを高収率で製造することができる。
また、5−HMFがカニッツァーロ反応を起こすと、CFFの生成方向には進まないDHMFが生成されてしまう。したがって、予め5−HMFの酸化反応を進めてDFFやCFFを生成しておき、その後、反応途中で、アルカリを添加してカニッツァーロ反応を起こさせることにより、FDCAを効率的に製造することが好ましい。予め5−HMFの酸化反応を進める際には、酸性又はアルカリ性条件下のどちらでも行うことができるが、とくに、カニッツァーロ反応よりも酸化反応が優先的に起こる程度のアルカリ性条件下で行うことが好ましい。また、5−HMFが全て酸化された後、アルカリを添加してカニッツァーロ反応を起こすことが好ましい。
以下に、本発明に係る5−HMFを出発物質としたFDCAの製造方法について、詳細に説明する。以下の説明では、臭化第二銅、2,2’−ビピリジン、TEMPOの順に触媒を添加しているが、本発明はこれに限ることなく、他にも上述した触媒を使用することができる。また、触媒の添加方法、順序はどのような方法、順序であっても良い。さらに、アルカリは水溶液として添加しているが、本発明はこれに限ることなく、溶液で添加しても固体で添加してもよい。触媒、アルカリ、原料の添加方法、順序についても同様に、以下に記載の方法、順序に限ることなく、どのような順序、方法であっても良い。
まず、反応容器に触媒として臭化第二銅、2,2’−ビピリジン、TEMPOを加え、水を加えて5分間攪拌し触媒を懸濁させる。
このとき、臭化第二銅、2,2’−ビピリジン、TEMPOの割合はどのような割合であってもよいが、臭化第二銅に対する2,2’−ビピリジンのモル比が、0.5以上3以下であることが好ましく、1以上2以下であることが特に好ましい。臭化第二銅に対して2,2’−ビピリジンが配位するため、臭化第二銅に対する2,2’−ビピリジンのモル比を1以上とすることにより、2,2’−ビピリジンを配位に充分な量とすることができるためである。
次に、触媒が懸濁された溶液にアルカリを加え、溶液をアルカリ性にする。このとき、アルカリは水溶液として加えることが好ましい。
また、添加するアルカリの量は5−HMFに対して、カニッツァーロ反応及び触媒存在下における酸化反応の実施条件の観点から、1.0当量以上30当量以下であることが好ましく、2.0当量以上25当量以下であることがより好ましく、5.0当量以上20当量以下であることが特に好ましい。アルカリの量が少なすぎると、系が酸化に必要な程度のアルカリ性環境にならず、5−HMFの酸化が充分に進行しない場合がある。よって、1.0当量以上でおこなうことが望ましい。アルカリ量が多すぎるとカニッツァーロ反応が支配的となり、CFFの生成量が減少する。
その後、5−HMFを加え、カニッツァーロ反応及び酸化反応を行い、CFFを経由してFDCAを生成する。酸化反応に用いる酸化剤としては、特に制限されるものではないが、酸素及び空気などの酸素を含んだ気体であることが好ましく、この場合はバブリングによって酸化反応を進めることができる。
このとき、水溶液中の5−HMF濃度は、特に制限されるものではないが、効率化の観点から、0.1重量%以上10重量%以下が好ましく、1.0重量%以上5.0重量%以下がより好ましい。
また、本発明では、5−HMFからFDCAを製造する方法において、アルカリを反応途中で追加する方法についても提供している。例えば、反応の初期段階では、5−HMFのカニッツァーロ反応が起きない又は起こりにくいような条件下で酸化反応を進めておく。そして、ある程度の又は全ての5−HMFをDFFに酸化し、CFF及びFDCAの生成方向に反応を進ませた後、アルカリを添加することで、FDCAの収率を向上させることができる。このとき、予め反応に用いる溶液に加えるアルカリの量に対する追加するアルカリの量の比が2以上であることが好ましい。
以下に、本発明を実施例と参考例によりさらに詳細に説明する。ただし、実施例、参考例は本発明を限定するものではない。すなわち、本発明は下記の実施例と参考例で用いた実験条件に限定されるものではない。
まず、参考例として酸化反応のための触媒を添加せず、カニッツァーロ反応のみでCFFからFDCAを生成した例を示す。
(参考例1)
CFF0.2gを濃度が1.0重量%となるように水酸化ナトリウム0.57g及び水を加え、CFF水溶液を調製する。このとき、CFFに対して水酸化ナトリウムは10当量分となる。調製したCFF水溶液を常温常圧下で攪拌し、反応をおこなった。46時間反応後、高速液体クロマトグラフィー(以下、HPLCと略す)によりえ、FDCA及び副生成物(HMFA)の生成率ならびにCFFの残存率を算出したところ、FDCAの生成率は18.6%、HMFAの生成率は14.8%、CFFの残存率は62.6%であった。
(参考例2)
水酸化ナトリウムの添加量をCFFに対して20当量とし、他の条件は参考例1と同様の条件にて反応をおこなった。結果として、FDCAの生成率は38.1%、HMFAの生成率は34.2%、CFFの残存率は31.0%であった。
参考例1及び2の結果を表1にまとめた。
Figure 2009023916
次に、CFFに対し、カニッツァーロ反応及び酸化反応とを組み合わせたFDCAの製造についての実施例を示す。
(実施例1)
臭化第二銅、2,2’−ビピリジン、TEMPOのモル比を1/1/1の割合とし、それぞれ0.25g、0.17g、0.17gずつ量り取り(CFFに対してそれぞれ約0.3当量)、5分間触媒を懸濁させた後、10M水酸化ナトリウム水溶液を0.07ml添加し、溶液をアルカリ性にした。このとき、水酸化ナトリウムはCFFに対して0.2当量となる。この水溶液に対し、CFFを0.5g添加し、CFF濃度が1.0重量%となるよう水を加えて調製した。この溶液をバブリングすることにより酸化反応をおこなった。反応温度は25℃でおこなった。
14時間のバブリング後、HPLCにより生成物の同定及び定量をおこなったところ、FDCAの生成率は12.3%であり、CFFの残存率は86.5%であった。
(実施例2)
臭化第二銅、2,2’−ビピリジン、TEMPOを0.41g、0.28g、0.28gずつ量り取り(CFFに対してそれぞれ約0.5当量)、10M水酸化ナトリウム水溶液を3.5ml(CFFに対し10当量)とし、他の条件(反応時間を除く)は実施例1と同条件にして反応を行った。10時間のバブリング後、FDCAの生成率は71.7%、CFFの残存率は6.7%であった。
(実施例3)
臭化第二銅、2,2’−ビピリジン、TEMPOを0.57g、0.40g、0.40gずつ量り取り(CFFに対してそれぞれ約0.7当量)、10M水酸化ナトリウム水溶液を3.5ml(CFFに対し10当量)とし、他の条件(反応時間を除く)は実施例1と同条件にして反応を行った。10時間のバブリング後、FDCAの生成率は88.3%、CFFの残存率は0.8%であった。
実施例1乃至3の結果を表2にまとめた。
Figure 2009023916
次に5−HMFからのCFF製造についての実施例を示す。
(参考例3)
臭化第二銅、2,2’−ビピリジン、TEMPOのモル比を1/1/1の割合で、それぞれ0.10g、0.07g、0.07gずつ量り取り(5−HMFに対してそれぞれ約0.1当量)、5分間触媒を懸濁させた後、10M水酸化ナトリウム水溶液を1.5ml添加して溶液をアルカリ性にした。このとき、水酸化ナトリウムは5−HMFに対して2.0当量となる。この水溶液に対し、5−HMFを0.5g添加し、5−HMFの濃度が1.0重量%となるよう水を加えて調製した。この溶液を反応温度25℃でエアーバブリングすることにより酸化をおこなった。
25時間後、HPLCにより生成物の同定及び定量をおこなったところ、CFFの生成率は53.1%であり、5−HMFの残存率は4.1%であった。また、このとき副生成物としてDFFが28.5%生成していた。
(参考例4)
臭化第二銅、2,2’−ビピリジン、TEMPOを0.27g、0.19g、0.19gずつ量り取り(5−HMFに対してそれぞれ約0.3当量)、10M水酸化ナトリウム水溶液を1.5mlえ(5−HMFに対して2.0当量)とし、他の条件(反応時間を除く)は参考例3と同条件にして5−HMFの酸化をおこなった。
13時間後のCFFの生成率は78.3%であり、5−HMFの残存はなく、副生成物であるDFFの生成率は2.1%であった。
(参考例5)
臭化第二銅、2,2’−ビピリジン、TEMPOを0.45g、0.31g、0.31gずつ量り取り(5−HMFに対してそれぞれ約0.5当量)、10M水酸化ナトリウム水溶液を0.8ml(5−HMFに対して1.0当量)とし、他の条件(反応時間を除く)は参考例3と同条件にして5−HMFの酸化をおこなった。
10時間後のCFFの生成率は87.5%であり、5−HMFの残存はなく、副生成物であるDFFの生成率は3.4%であった。
参考例3乃至5の結果を表3にまとめた。
Figure 2009023916
次に、反応途中でアルカリを追加することを特徴としたFDCAの製造についての実施例を示す。
(実施例4)
臭化第二銅、2,2’−ビピリジン、TEMPOのモル比を1/1/1の割合で、それぞれ0.45g、0.32g、0.32gずつ量り取り(5−HMFに対してそれぞれ約0.5当量)、5分間触媒を懸濁させた後、10M水酸化ナトリウム水溶液を4.0ml添加して溶液をアルカリ性にした。このとき、水酸化ナトリウムは5−HMFに対して5.0当量となる。この水溶液に対し、5−HMFを0.5g添加し、5−HMFの濃度が1.0重量%となるよう水を加えて調製した。この溶液をエアーバブリングすることにより酸化をおこなった。
20時間後、HPLCにより生成物の同定及び定量をおこなったところ、FDCAの生成率は49.8%であり、5−HMFの残存はなかった。また、このとき、副生成物としてCFFが13.4%、HMFAが3.1%生成していた。
(実施例5)
10M水酸化ナトリウム水溶液を0.8ml(水酸化ナトリウムは5−HMFに対して1.0当量となる)とし、他の条件は実施例4と同じようにして反応を開始した。
3時間後、5−HMFが全て消費されたことをHPLCより確認し、この溶液に10M水酸化ナトリウム水溶液0.8ml(水酸化ナトリウムは使用した5−HMFに対して1.0当量)を滴下することにより追加し、さらにエアーバブリングをおこなった。
18時間後、HPLCにより生成物の同定及び定量をおこなったところ、FDCAの生成率は56.8%、CFFの生成率は8.2%、HMFAの生成率は14.3%であった。なお、5−HMFの残存はなかった。
(実施例6)
実施例5において追加して添加する10M水酸化ナトリウム水溶液の量を3.2mL(水酸化ナトリウムは使用した5−HMFに対して4.0当量)一度に添加することとし、他の条件(10M水酸化ナトリウム水溶液の追加後の反応時間は除く)は実施例5と同条件にして反応を行った。
20時間後、HPLCにより生成物の同定及び定量をおこなったところ、FDCAの生成率は69.5%、CFFの生成率は1.5%、HMFAの生成率は17.0%であった。なお、5−HMFの残存はなかった。
(実施例7)
実施例6において追加して添加する10M水酸化ナトリウム3.2mlを毎時0.8mlの速度で4時間かけて少量ずつ添加しながらバブリングすることとし、他の条件(10M水酸化ナトリウム水溶液の追加後の反応時間は除く)は実施例6と同条件にして反応をおこなった。
9時間後、FDCAの生成率は80.9%、CFFの生成率は0.6%、HMFAの生成率は7.2%であった。なお、5−HMFの残存はなかった。
(実施例8)
5−HMF濃度を5.0重量%に調製し、他の条件(10M水酸化ナトリウム水溶液の追加後の反応時間は除く)は実施例6と同条件にして反応をおこなった。
11時間後、FDCAの生成率は67.2%、CFFの生成率は0.7%、HMFAの生成率は27.1%であった。なお、5−HMFの残存はなかった。
実施例4乃至8の結果を表4にまとめた。
Figure 2009023916
なお、実施例4及至7では5−HMFの濃度は1.0重量%であり、実施例8では5.0重量%である。また、実施例6及び8においては、バブリング開始から3時間後に水酸化ナトリウム水溶液を一度に添加し、実施例7はバブリング開始から3時間後に水酸化ナトリウムを毎時0.8mlで4時間かけて少量ずつ添加した。
(参考例6)
臭化第二銅、2,2’−ビピリジン、TEMPOのモル比を1/1/1の割合で、それぞれ0.45g、0.31g、0.31gずつ量り取り(5−HMFに対してそれぞれ約0.5当量)、5分間触媒を懸濁させた。その後、10M水酸化ナトリウム水溶液を添加せずに、5−HMFを0.5g添加し、5−HMF濃度が1.0重量パーセントとなるよう水を加えて水溶液を調製した。この溶液を反応温度25℃でエアーバブリングすることにより酸化をおこなった。
15時間後、HPLCにより生成物の同定および定量をおこなったところ、FDCAの生成率は0%、CFFの生成率は12.8%、HMFAの生成率は1.5%、DFFの生成率は31.5%であった。また、5−HMFの残存率は43.4%であった。

Claims (16)

  1. 水溶液中、アルカリ性環境下における2−カルボキシ−5−ホルミルフラン(以下、CFFと略す)に対するカニッツァーロ反応により2,5−フランジカルボン酸(以下、FDCAと略す)を製造する方法であって、前記カニッツァーロ反応が実施される水溶液中に、触媒及び酸化剤を添加し、前記反応で副生する5−ヒドロキシメチル−2−フランカルボン酸(以下、HMFAと略す)を酸化してCFFに戻し、前記カニッツァーロ反応に供することを特徴とするFDCAの製造方法。
  2. 前記CFFが、5−ヒドロキシメチルフルフラール(以下、5−HMFと略す)を出発物質として前記溶液中で生成されることを特徴とする請求項1に記載のFDCAの製造方法。
  3. 前記5−HMFから前記CFFを生成する過程において、2,5−ジホルミルフラン(以下、DFFと略す)及びHMFAを経由することを特徴とする請求項2に記載のFDCAの製造方法。
  4. 前記5−HMFから前記CFFを生成する主な生成経路が、
    前記5−HMFを触媒存在下で酸化剤により酸化してDFFを生成する経路と、
    該DFFに対するカニッツァーロ反応によってCFF及び5−HMFを生成する経路とからなることを特徴とする請求項3に記載のFDCAの製造方法。
  5. 前記DFFに対するカニッツァーロ反応により生成される前記5−HMFを、触媒存在下で酸化剤により酸化して再びDFFを生成することを特徴とする請求項4に記載のFDCAの製造方法。
  6. 前記5−HMFから前記CFFを生成する主な生成経路が、
    前記5−HMFに対するカニッツァーロ反応によってHMFA及び2,5−ジヒドロキシメチルフラン(以下、DHMFと略す)を生成する経路と、
    該HMFAを触媒存在下で酸化剤により酸化してCFFを生成する経路とからなることを特徴とする請求項3に記載のFDCAの製造方法。
  7. 前記5−HMFに対するカニッツァーロ反応により生成されるDHMFを、触媒存在下で酸化剤により酸化して再び5−HMFを生成することを特徴とする請求項6に記載のFDCAの製造方法。
  8. 前記5−HMFから前記CFFを生成する主な生成経路が、
    請求項4乃至7のいずれかの請求項に記載のCFFを生成する経路の組み合わせからなることを特徴とするFDCAの製造方法。
  9. 前記触媒が、臭化第二銅、2,2’−ビピリジン、2,2,6,6−テトラメチルピペリジノオキシからなることを特徴とする請求項1乃至8のいずれかの請求項に記載のFDCAの製造方法。
  10. 前記酸化剤が、酸素又は酸素を含む空気であることを特徴とする請求項1乃至9のいずれかの請求項に記載のFDCAの製造方法。
  11. 前記アルカリ性環境は、前記CFFに対して1.0当量以上30当量以下のアルカリを添加されてなることを特徴とする請求項1に記載のFDCAの製造方法。
  12. 前記アルカリ性環境は、前記5−HMFに対して1.0当量以上30当量以下のアルカリを添加されてなることを特徴とする請求項2乃至10のいずれかの請求項に記載のFDCAの製造方法。
  13. 前記アルカリを、反応途中で追加することを特徴とする請求項12に記載のFDCAの製造方法。
  14. 前記アルカリを、前記5−HMFが全て消費された時点で追加することを特徴とする請求項12に記載のFDCAの製造方法。
  15. 予め反応に用いる溶液に加えるアルカリの量に対する追加するアルカリの量の比が2以上であることを特徴とする請求項13又は14に記載のFDCAの製造方法。
  16. 前記アルカリが、水酸化ナトリウム又は水酸化カリウムであることを特徴とする請求項11乃至15のいずれかの請求項に記載のFDCAの製造方法。
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