JP2009023804A - 基板搬送装置および基板搬送方法 - Google Patents

基板搬送装置および基板搬送方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2009023804A
JP2009023804A JP2007189793A JP2007189793A JP2009023804A JP 2009023804 A JP2009023804 A JP 2009023804A JP 2007189793 A JP2007189793 A JP 2007189793A JP 2007189793 A JP2007189793 A JP 2007189793A JP 2009023804 A JP2009023804 A JP 2009023804A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
substrate
holding
suction
stroke end
fixing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2007189793A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2009023804A5 (ja
JP5154852B2 (ja
Inventor
Itaru Akaha
至 赤羽
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Olympus Corp filed Critical Olympus Corp
Priority to JP2007189793A priority Critical patent/JP5154852B2/ja
Publication of JP2009023804A publication Critical patent/JP2009023804A/ja
Publication of JP2009023804A5 publication Critical patent/JP2009023804A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5154852B2 publication Critical patent/JP5154852B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Container, Conveyance, Adherence, Positioning, Of Wafer (AREA)

Abstract

【課題】装置を大型化することなく、基板の姿勢を維持して基板の搬送距離を長くすること。
【解決手段】基板搬送装置1は、基板10を浮上させるエア浮上ステージ3と、エア浮上ステージ3により浮上させられた状態の基板10を保持する基板保持機構と、基板保持機構を搬送方向に移動させる基板搬送機構7と、基板保持機構と基板搬送機構7を制御する制御部とを備え、該制御部は、基板搬送機構7の搬送方向のストロークエンド近傍において、基板保持機構による基板10の保持を解除して、基板保持機構をストロークエンドから離れる方向に戻し、戻した位置で再度基板保持機構に基板10を保持させて、再び基板搬送機構7を駆動させる。
【選択図】図1

Description

本発明は、基板搬送装置および基板搬送方法に関するものである。
従来、基板検査装置にガラス基板を搬送する手段として、例えば、特許文献1および特許文献2に開示されている浮上搬送手段が開示されている。
特許文献1および特許文献2に記載の浮上搬送手段によれば、高圧エア等の流体を基板下面に供給して基板を浮上させ、基板の一部を把持して搬送軸に沿って基板を強制搬送するようになっている。
特開2000−9661号公報 特開2002−181714号公報
しかしながら、特許文献1および特許文献2に記載の浮上搬送手段では、基板の搬送距離が搬送装置のストロークの長さに制限され、基板の搬送距離をストロークの長さ以上にすることができないという不都合がある。また、基板の把持を解除すると、基板がエア浮上により流されてしまい基板を静止させておくことができないという不都合がある。
そのため、基板の姿勢をずらすことなく、搬送装置のストロークの長さ以上に基板を浮上搬送するためには、搬送装置のストロークを長くするか、ストロークを追加しなければならない。これらの場合、搬送装置の案内機構の長さを延長したり、新たな搬送装置を追加したりしなければならず、装置構成が複雑で高価なものになってしまうという問題があった。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、基板を安定した姿勢で搬送することができる装置であって、装置を大型化することなく基板の搬送距離を長くすることができる基板搬送装置および基板搬送方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明は以下の手段を採用する。
本発明は、基板を浮上させる浮上手段と、該浮上手段により浮上させられた状態の前記基板を保持する保持手段と、該保持手段を搬送方向に移動させる駆動手段と、前記保持手段と前記駆動手段を制御する制御手段とを備え、該制御手段は、前記駆動手段の搬送方向のストロークエンド近傍において、前記保持手段による前記基板の保持を解除して、前記保持手段をストロークエンドから離れる方向に戻し、戻した位置で再度前記保持手段に前記基板を保持させて、再び前記駆動手段を駆動させる基板搬送装置を提供する。
本発明によれば、浮上手段の作動により基板が浮上させられ、保持手段の作動により基板が浮上状態で保持される。基板を保持した保持手段は、駆動手段の作動により搬送方向に移動させられる。保持手段が駆動手段の搬送方向のストロークエンド近傍に到達すると、制御手段の作動により、保持手段による基板の保持が解除されて、保持手段はストロークエンドから離れる方向に戻される。
これにより、基板がストロークエンド近傍に残された状態で、保持手段が基板に対して搬送方向に後退させられる。そして、戻した位置で再度保持手段に基板を保持させることにより、基板の搬送方向前方に保持手段により保持されていない部分を形成し、駆動手段による保持手段のストロークに余裕をもたせることができる。
また、この状態で、駆動手段の作動により保持手段を再び搬送方向にストロークエンド近傍まで移動させることで、基板の前端側をストロークエンドから突出させ、後段の工程に容易に引き渡すことが可能となる。その結果、装置を大型化することなく、基板の搬送距離を長くすることが可能となる。
上記発明においては、前記保持手段が、前記搬送方向に複数配列されていることとしてもよい。
このように構成することで、駆動手段のストロークエンドにおいて、基板をストロークエンドに残して保持手段をストロークエンドから離れる方向に戻しても、搬送方向に複数配列された任意の保持手段に再度基板を保持させることができる。
また、上記発明においては、前記制御手段が、前記浮上手段による前記基板の浮上を停止して、前記保持手段による前記基板の保持を解除することとしてもよい。
このように構成することで、保持手段による基板の保持を解除しても、基板が移動してしまうのを防ぐことができる。
また、上記発明においては、前記浮上手段により浮上した状態の基板表面に接触・離間させられる固定手段を備え、前記制御手段が、前記保持手段による前記基板の保持を解除する際に、前記固定手段に前記基板を接触させることとしてもよい。
このように構成することで、保持手段による基板の保持を解除しても、固定手段が基板に接触することによる摩擦力によって基板が静止状態に固定されるので、基板が移動してしまったり、基板の姿勢がずれたりするのを防ぎ、基板の姿勢を保ったまま保持手段の保持位置を変えることができる。
また、上記発明においては、前記固定手段が、前記基板を吸着する吸着手段を備えることとしてもよい。
このように構成することで、固定手段は、吸着手段の作動により基板を吸着しながら基板を静止状態に固定するので、基板の姿勢を精度よく保ったまま保持手段の保持位置を変えることができる。
本発明は、基板を浮上させる浮上工程と、浮上させられた状態の前記基板を保持して搬送方向に移動させる第1の移動工程と、搬送方向のストロークエンド近傍において、前記基板の保持を解除して、保持位置をストロークエンドから離れる方向に変更して再度前記基板を保持する保持位置変更工程と、保持位置を変更した前記基板を再度搬送方向に移動させる第2の移動工程とを備える基板搬送方法を提供する。
本発明によれば、浮上工程において基板を浮上させ、第1の移動工程において基板を浮上状態で保持しながら搬送方向に移動させる。基板を搬送方向のストロークエンド近傍まで搬送すると、保持位置変更工程において、一旦基板の保持を解除して、保持位置をストロークエンドから離れる方向に変更して再度基板を保持する。そして、第2の移動工程において、再度基板を搬送方向に移動させる。
この場合に、保持位置変更工程において、ストロークエンドまで搬送した基板の保持位置をストロークエンドから離れる方向に変更することとしたので、第2の移動工程において、基板の前端側をストロークエンドから突出させ、後段の工程に容易に基板を引き渡すことが可能となる。その結果、搬送方向のストロークを大型化することなく、基板の搬送距離を長くすることができる。
本発明によれば、基板を安定した姿勢で搬送することができ、装置を大型化することなく基板の搬送距離を長くすることができるという効果を奏する。
以下、本発明の一実施形態に係る基板搬送装置1について、図面を参照して説明する。
本実施形態に係る基板搬送装置1は、図1〜図6に示すように、基板10を浮上させるエア浮上ステージ(浮上手段)3と、浮上させられた基板10を保持する基板保持機構(保持手段)5と、該基板保持機構5を基板10の搬送方向に移動させる基板搬送機構(駆動手段)7と、浮上状態の基板10を静止状態に固定する基板固定機構(固定手段)9(図7〜図9参照)と、エア浮上ステージ3、基板保持機構5、基板搬送機構7および基板固定機構9を制御する図示しない制御部(制御手段)とを備えている。
エア浮上ステージ3は、基板10の搬送方向を長手方向とする平板状に形成され、図示しないベース部上に固定されている。エア浮上ステージ3の上端面には、複数のエア噴出し孔11が全面にわたって所定の間隔で設けられている。エア浮上ステージ3は、浮上エア系統13に接続され、浮上用電磁弁15の作動により、各エア噴出し孔11から上向きに、すなわち、搬送される基板10に対して下方から圧縮エアを吐出して、基板10を浮上させるようになっている。
基板保持機構5は、エア浮上ステージ3の幅方向(図1において上下方向)の一端に隣接して配置され、浮上させられた基板10の幅方向の端部を下方から吸着保持するようになっている。具体的には、基板保持機構5は、浮上させられた基板10を保持する基板吸着機構17と、該基板吸着機構17を上下に昇降させる上下機構19とを備えている。
基板吸着機構17は、搬送される基板10に吸着させる基板吸着部21A,21B,21Cを備えている。基板吸着部21A,21B,21Cは、搬送される基板10に吸着して、基板10を浮上状態で保持するものである。基板吸着部21A,21B,21Cは、細長く形成された板状部材に設置され、基板10を広範囲にわたって保持できるように、搬送方向に所定の間隔を空けて配列されている。
また、基板吸着部21A,21B,21Cは、それぞれ基板10の搬送方向に等間隔に配列された5つの吸着パッド部23を備えている。各吸着パッド部23は、ほぼ円柱形状に形成され、弾性部材からなる上向きに突出した吸着部を有している。各吸着部は、上端面が浅い窪み状に形成され、この窪みのほぼ中央に吸着孔(図示略)が設けられている。
基板吸着部21A,21B,21Cは、図5および図6に示すように、それぞれ吸着用電磁弁25a,25b,25cを介して吸着用エア吸引系統27に接続されている。基板吸着部21A,21B,21Cは、吸着用電磁弁25a,25b,25cのON作動により、各吸着部の吸着孔から吸引するようになっている。すなわち、基板吸着部21A,21B,21Cは、搬送されてきた基板10の下端面に各吸着パッド部23の吸着部を接触させて、吸着部の窪み内が負圧になることにより基板10を吸着する。
上下機構19は、基板吸着機構17を下方から支持して上下に昇降させるものである。上下機構19は、基板吸着部21A,21B,21Cのそれぞれの下方に位置するように3つ配列されている。各上下機構19は、それぞれが同期して上下方向に伸縮可能に設けられている。
基板搬送機構7は、基板10の搬送方向に沿って配置される直線レール状の駆動軸29と、該駆動軸29の長手方向に沿って直線駆動させられるスライダ31とを備えている。前記3つの上下機構19は、スライダ31上に載置されている。
駆動軸29は、エア浮上ステージ3の長手方向の全長にわたって、基板搬入側から基板搬出側にかけてエア浮上ステージ3に隣接して設置されている。すなわち、駆動軸29に取り付けられたスライダ31は、エア浮上ステージ3の基板搬入側から基板搬出側まで往復移動可能となっている。
基板固定機構9は、浮上した状態の基板10を静止状態に固定するものである。基板固定機構9は、図8および図9に示すように円柱形状に形成され、エア浮上ステージ3に設けられた貫通孔35内に収容されて、エア浮上ステージ3の上端面から後述する固定パッド部33を上下方向に出没させられるように設けられている。
また、基板固定機構9は、図7に示すように、エア浮上ステージ3のストロークエンド近傍において、搬送される基板10の四隅の近傍に対応する位置に4箇所配置されている。また、基板固定機構9は、先端部に上端面がほぼ平面の固定パッド部33を備えている。固定パッド部33は、例えば、耐摩耗性を有する樹脂から形成されている。
制御部は、上述したエア浮上ステージ3、基板保持機構5、基板搬送機構7および基板固定機構9に接続され、それぞれの作動を制御するようになっている。具体的には、制御部は、エア浮上ステージ3の浮上用電磁弁15を制御して、エア噴出し孔11からの圧縮エアの吐出・停止を切り替えるようになっている。また、制御部は、基板保持機構5の吸着用電磁弁25a,25b,25cを制御して、基板吸着部21A,21B,21Cによる基板10の吸着・解放を切り替えるようになっている。
また、制御部は、基板保持機構5の上下機構19を上昇または下降させるようになっている。また、制御部は、基板搬送機構7のスライダ31を前進移動または後退移動させるようになっている。また、制御部は、基板固定機構9を上昇または下降させるようになっている。
さらに、制御部は、基板搬送機構7により搬送された基板10がスライダ31のストロークエンド近傍に到達したときには、以下のように基板保持機構5、基板搬送機構7および基板固定機構9を制御するようになっている。
すなわち、制御部は、スライダ31が基板受渡し位置に達したときには、スライダ31を停止させた後、基板固定機構9を作動させて基板10が移動しないように固定パッド部33を上昇して基板10を支持する。次に、吸着用電磁弁25a,25b,25cをOFF作動させて各吸着パッド部23の吸引動作を停止させ、基板10を解放した状態で基板保持機構5の上下機構19を下降させて基板10の保持を一旦解除するようになっている。
そして、制御部は、基板搬送機構7によりスライダ31を所望の距離、例えば、基板吸着部21A,21B,21Cの1ピッチ分後退させた後に、吸着用電磁弁25a,25b,25cをON作動させて基板吸着部21A,21B,21Cを吸着状態に切換え、基板保持機構5の上下機構19を上昇させて基板10を保持し、基板固定機構9を下降させて基板10の固定を解除し、基板搬送機構7によりスライダ31をストロークエンド近傍まで移動させるようになっている。
この場合、基板10は、スライダ31が後退した距離だけ、隣接した次工程の他の検査装置または製造装置内部に送り出される。基板保持機構5は、基板10の先端部分が他の検査装置の基板保持機構により保持されたことを確認すると、基板10の保持を解除すると同時に上下機構19により下降されるようになっている。基板10から切り離された基板保持機構5は、スライダ31により基板が搬入されてくる初期位置まで戻されて、エア浮上ステージ3の上流側で次に搬送されてくる基板を待機するようになっている。
このように構成された本実施形態に係る基板搬送装置1の作用について説明する。
本実施形態に係る基板搬送装置1により基板10を搬送するには、まず、エア浮上ステージ3の基板搬入側にスライダ31を移動させて、基板保持機構5を初期位置に待機させる。
次に、基板10が搬入されてくると、浮上用電磁弁15をONにして、エア浮上ステージ3の各エア噴出し孔11から上向きに圧縮エアを吐出させる。そして、図示しない基板搬送ロボットにより基板10をアライメント領域に搬入して所定のアライメントを行った後、基板保持機構5を作動して上下機構19を上昇させ、吸着用電磁弁25a,25b,25cをON状態にして基板吸着部21A,21B,21Cにより基板10の下面を吸着保持する。なお、基板固定機構9は、貫通孔35内に収容状態としておく。
これにより、搬送される基板10は、エア浮上ステージ3の基板搬入側に、その幅方向の一端を基板保持機構5により保持された状態で、各エア噴出し孔11から吐出される圧縮エアを受けて、エア浮上ステージ3の上端面より僅かに上方に浮上させられる。
続いて、制御部は、スライダ31に前進信号を出力する。スライダ31は、図10に示すように、制御部からの前進信号を受けて基板搬出側に移動させられる。これにより、基板吸着部21A,21B,21Cに浮上状態で保持されている基板10は、エア浮上ステージ3上を搬送される。基板吸着部21A,21B,21Cは、基板10の搬送方向のほぼ全長にわたって所定の間隔を空けて基板10を保持しているので、基板10が移動してしまったり、基板10の姿勢がずれたりすることなく、基板10を安定して搬送することができる。
制御部は、スライダ31をストロークエンド近傍まで移動させると、すなわち、基板10をストロークエンド近傍まで搬送すると、スライダ31に駆動停止信号を出力する。スライダ31は、制御部からの駆動停止信号を受けて駆動軸29のストロークエンド近傍で停止する。このとき、基板固定機構9の固定パッド部33は、エア浮上ステージ3の上端面より下降した位置となるように貫通孔35内に収容されているので、基板10の搬送を妨げることはない。
続いて、制御部は、基板固定機構9に上昇信号を出力する。基板固定機構9は、制御部からの上昇信号を受けて上昇し、固定パッド部33を基板10に接触させる。基板10は、基板10と固定パッド部33との間に発生する摩擦力により、静止状態に固定される。これにより、基板保持機構5による基板10の保持がなくなっても、基板10が移動してしまったり、基板10の姿勢がずれたりすることを防ぐことができる。
基板10が基板固定機構9により固定されると、制御部は、吸着用電磁弁25a,25b,25cをOFFに切り替えるとともに、上下機構19に下降信号を出力する。基板吸着部21A,21B,21Cは、各吸着パッド部23の各吸着孔による吸着状態を解除する。また、基板吸着部21A,21B,21Cは、図11に示すように、上下機構19が下降することにより、基板10から離れる方向に移動させられる。
基板吸着部21A,21B,21Cによる基板10の保持が解除されると、制御部は、所定の距離を後退させる後退信号をスライダ31に出力する。スライダ31は、制御部からの後退信号を受けて、例えば、図12に示すように、基板10に対して、最後尾の基板吸着部21Aが基板10から外れる位置まで後退移動して停止する。
スライダ31の後退移動が停止すると、制御部は、上下機構19に上昇信号を出力する。上下機構19は、図13に示すように、制御部からの上昇信号を受けて上昇させられる。このとき、基板吸着部21A,21B,21Cが同期して上昇するが、基板10が駆動軸29のストロークエンド近傍に残された状態でスライダ31が後退移動させられているので、図13に示す例では、基板吸着部21B,21Cだけが基板10に接触する。
制御部は、図6に示すように、吸着用電磁弁25aをOFF状態に維持し、吸着用電磁弁25b,25cをONに切替えて、基板10を基板吸着部21B,21Cの吸着パッド部23の各吸着孔に吸着する。これにより、ストロークエンド近傍に浮上状態で残された基板10は、搬送方向後方を基板吸着部21B,21Cにより保持される。したがって、基板10の搬送方向前方に基板保持機構5により保持されていない部分を形成し、スライダ31による基板保持機構5のストロークに余裕をもたせることができる。
この場合に、基板吸着部21A,21B,21Cは、基板10を広範囲に渡って保持できるように搬送方向に所定の間隔を空けて配列されているので、基板10の全長以内の距離でスライダ31を後退移動させても、基板吸着部21A,21B,21Cのいずれかにより再度基板を保持することが可能となる。
また、基板保持機構5による基板10の保持が解除されている間、基板10に基板固定機構9が接触して基板10が静止状態に固定されるので、基板10が移動してしまったり、基板10の姿勢がずれたりすることなく、基板10の姿勢を保ったまま基板保持機構5の保持位置を変えることができる。
続いて、基板10が再度基板保持機構5によって保持されると、制御部は、基板固定機構9に下降信号を出力する。基板固定機構9は、制御部からの下降信号を受けて下降し、固定パッド部33がエア浮上ステージ3の上端面より下降した位置となるように貫通孔35内に収容される。
その後、制御部は、スライダ31に前進信号を出力する。スライダ31は、図14に示すように、制御部からの前進信号を受けて前進移動する。制御部は、スライダ31を再度ストロークエンド近傍まで移動させると、スライダ31に駆動停止信号を出力する。スライダ31は、制御部からの駆動停止信号を受けて、ストロークエンド近傍で停止する。
この場合に、基板10は基板吸着部21B,21Cにより搬送方向後方を保持されているので、スライダ31がストロークエンド近傍まで移動することで、基板10の前端側をストロークエンドから突出させることができる。
そして、ストロークエンドから突出された基板10の前端部が、後段の基板搬送装置の基板保持機構により保持された状態で、制御部が、吸着用電磁弁25b,25cをOFFに切り替えるとともに、上下機構19に下降信号を出力する。これにより、基板吸着部21B,21Cは、各吸着パッド部23の各吸着孔による吸着状態を解除する。また、基板吸着部21B,21Cは、図15に示すように、上下機構19が下降することにより、基板10から離れる方向に移動させられる。これにより、基板10は、エア浮上ステージ3の基板搬出側から後段の工程に搬出される。
以上説明したように、本実施形態に係る基板搬送装置1によれば、基板10の前端側をストロークエンドから突出させることができ、後段の工程に基板10を容易に引き渡すことが可能となる。その結果、装置を大型化することなく、基板10の搬送距離を長くすることが可能となる。
なお、本実施形態は、以下のように変形することができる。
例えば、本実施形態においては、基板固定機構9を基板10に接触させて、摩擦力により基板10を静止状態に固定することとしたが、これに代えて、図16に示すように、基板固定機構37の固定パッド部39のほぼ中央を浅い窪み状に形成した吸着パッド41を設け、基板保持機構5と同様に、制御部の作動により、基板10を吸着パッド41に吸着して固定することとしてもよい。
具体的には、各基板固定機構37は、それぞれ固定用電磁弁43を介して固定用エア吸引系統45に接続されている。基板10を固定するときは、制御部は、固定用電磁弁43をONに切替える。これにより、基板固定機構37は、基板10を固定パッド部39に吸着する。一方、基板10の固定を解除するときは、制御部は、固定用電磁弁43をOFFに切替える。これにより、基板固定機構37は、固定パッド部39による吸着状態を解除する。
このようにすることで、基板固定機構37は、基板10を固定パッド部39に吸着しながら静止状態に固定するので、基板10の姿勢を精度よく保ったまま基板保持機構5の保持位置を変えることができる。
以上、本発明の一実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。
例えば、本実施形態においては、5つの吸着パッド部23を備える基板吸着部21A,21B,21Cにより基板10を保持することとしたが、吸着パッド部23および基板吸着部の数や配置はこれに限定されるものでない。
また、例えば、本実施形態においては、基板保持機構5をエア浮上ステージ3の幅方向の一端に設けることとしたが、これに代えて、基板保持機構5をエア浮上ステージ3の幅方向の他端にも設けて、基板10の幅方向の両端部を保持することとしてもよい。
また、基板保持機構5をエア浮上ステージ3の幅中央に設け、搬送方向における基板10の中央を保持して搬送するセンター搬送方式を採用することとしてもよい。
本発明の一実施形態に係る基板搬送装置を上から見た上面図である。 図1の基板搬送装置を横から見た側面図であって、基板保持機構が上昇した状態を示した図である。 図1の基板搬送装置を横から見た側面図であって、基板保持機構が下降した状態を示した図である。 図1の基板搬送装置のエア浮上ステージを上から見た概略図である。 図1の基板搬送装置の基板吸着部のエア配管図を示す該略図である。 図1の基板搬送装置の基板吸着部のエア配管図を示す該略図である。 図1の基板搬送装置を上から見た概略図である。 図7の基板搬送装置を横から見た側面図であって、基板固定機構が下降した状態を示した図である。 図7の基板搬送装置を横から見た側面図であって、基板固定機構が上昇した状態を示した図である。 図1の基板搬送装置の基板保持機構が前進した状態を示した図である。 図10の基板搬送装置の基板保持機構が下降した状態を示した図である。 図11の基板搬送装置の基板搬送部が後退した状態を示した図である。 図12の基板搬送装置の基板保持機構が上昇した状態を示した図である。 図13の基板搬送装置の基板搬送部が前進した状態を示した図である。 図14の基板搬送装置の基板保持機構が下降した状態を示した図である。 本発明の一実施形態の変形例に係る基板搬送装置のエア配管図を示す該略図である。
符号の説明
1 基板搬送装置
3 エア浮上ステージ(浮上手段)
5 基板保持機構(保持手段)
7 基板搬送機構(駆動手段)
10 基板

Claims (6)

  1. 基板を浮上させる浮上手段と、
    該浮上手段により浮上させられた状態の前記基板を保持する保持手段と、
    該保持手段を搬送方向に移動させる駆動手段と、
    前記保持手段と前記駆動手段を制御する制御手段とを備え、
    該制御手段は、前記駆動手段の搬送方向のストロークエンド近傍において、前記保持手段による前記基板の保持を解除して、前記保持手段をストロークエンドから離れる方向に戻し、戻した位置で再度前記保持手段に前記基板を保持させて、再び前記駆動手段を駆動させる基板搬送装置。
  2. 前記保持手段が、前記搬送方向に複数配列されている請求項1に記載の基板搬送装置。
  3. 前記制御手段が、前記浮上手段による前記基板の浮上を停止して、前記保持手段による前記基板の保持を解除する請求項1または請求項2に記載の基板搬送装置。
  4. 前記浮上手段により浮上した状態の基板表面に接触・離間させられる固定手段を備え、
    前記制御手段が、前記保持手段による前記基板の保持を解除する際に、前記固定手段に前記基板を接触させる請求項1から請求項3のいずれかに記載の基板搬送装置。
  5. 前記固定手段が、前記基板を吸着する吸着手段を備える請求項4に記載の基板搬送装置。
  6. 基板を浮上させる浮上工程と、
    浮上させられた状態の前記基板を保持して搬送方向に移動させる第1の移動工程と、
    搬送方向のストロークエンド近傍において、前記基板の保持を解除して、保持位置をストロークエンドから離れる方向に変更して再度前記基板を保持する保持位置変更工程と、
    保持位置を変更した前記基板を再度搬送方向に移動させる第2の移動工程と
    を備える基板搬送方法。
JP2007189793A 2007-07-20 2007-07-20 基板搬送装置および基板搬送方法 Expired - Fee Related JP5154852B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007189793A JP5154852B2 (ja) 2007-07-20 2007-07-20 基板搬送装置および基板搬送方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007189793A JP5154852B2 (ja) 2007-07-20 2007-07-20 基板搬送装置および基板搬送方法

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2009023804A true JP2009023804A (ja) 2009-02-05
JP2009023804A5 JP2009023804A5 (ja) 2010-08-05
JP5154852B2 JP5154852B2 (ja) 2013-02-27

Family

ID=40395983

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007189793A Expired - Fee Related JP5154852B2 (ja) 2007-07-20 2007-07-20 基板搬送装置および基板搬送方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5154852B2 (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011086875A (ja) * 2009-10-19 2011-04-28 Tokyo Ohka Kogyo Co Ltd 塗布装置
CN102723303A (zh) * 2012-06-13 2012-10-10 南京工业大学 Xy两坐标气浮定位平台
KR101384092B1 (ko) * 2011-12-30 2014-04-14 엘아이지에이디피 주식회사 기판 이송장치 및 이것을 포함하는 기판 검사장비
JP2014123769A (ja) * 2014-03-06 2014-07-03 Tokyo Ohka Kogyo Co Ltd 紫外線照射装置および紫外線照射方法
CN107316834A (zh) * 2017-07-31 2017-11-03 武汉华星光电半导体显示技术有限公司 基板传送装置
KR20180021466A (ko) * 2016-08-22 2018-03-05 세메스 주식회사 기판 이송 장치 및 기판 이송 방법
CN108106996A (zh) * 2017-12-25 2018-06-01 通彩智能科技集团有限公司 一种玻璃检测盛放平台
WO2022210100A1 (ja) * 2021-03-31 2022-10-06 パナソニックIpマネジメント株式会社 ストリング製造装置

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000009661A (ja) * 1998-06-26 2000-01-14 Ntn Corp フラットパネル検査装置

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000009661A (ja) * 1998-06-26 2000-01-14 Ntn Corp フラットパネル検査装置

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011086875A (ja) * 2009-10-19 2011-04-28 Tokyo Ohka Kogyo Co Ltd 塗布装置
KR101384092B1 (ko) * 2011-12-30 2014-04-14 엘아이지에이디피 주식회사 기판 이송장치 및 이것을 포함하는 기판 검사장비
CN102723303A (zh) * 2012-06-13 2012-10-10 南京工业大学 Xy两坐标气浮定位平台
JP2014123769A (ja) * 2014-03-06 2014-07-03 Tokyo Ohka Kogyo Co Ltd 紫外線照射装置および紫外線照射方法
KR20180021466A (ko) * 2016-08-22 2018-03-05 세메스 주식회사 기판 이송 장치 및 기판 이송 방법
KR102510962B1 (ko) * 2016-08-22 2023-03-16 세메스 주식회사 기판 이송 장치 및 기판 이송 방법
CN107316834A (zh) * 2017-07-31 2017-11-03 武汉华星光电半导体显示技术有限公司 基板传送装置
CN108106996A (zh) * 2017-12-25 2018-06-01 通彩智能科技集团有限公司 一种玻璃检测盛放平台
CN108106996B (zh) * 2017-12-25 2024-05-28 通彩智能科技集团有限公司 一种玻璃检测盛放平台
WO2022210100A1 (ja) * 2021-03-31 2022-10-06 パナソニックIpマネジメント株式会社 ストリング製造装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP5154852B2 (ja) 2013-02-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5154852B2 (ja) 基板搬送装置および基板搬送方法
JP4643185B2 (ja) 移載装置
JP2005244155A (ja) 浮上式基板搬送処理装置
JP5028919B2 (ja) 基板搬送装置及び基板搬送方法
JP2006269498A (ja) 基板保持装置及び基板の保持方法
JPWO2007037005A1 (ja) ワーク収納装置
JP2015133391A (ja) 移載方法、保持装置及び移載システム
JP2007112626A (ja) 基板搬送装置及び基板検査装置並びに基板搬送方法
JP2009023804A5 (ja)
JP5720186B2 (ja) ワーク移載装置
WO2003037576A1 (fr) Appareil et procede de transfert de substrat
WO2017163887A1 (ja) 基板浮上搬送装置
JP2008162783A (ja) 吸着保持装置および吸着保持方法
JP2010143733A (ja) 基板ハンドリングシステム及び基板ハンドリング方法
JP2010264551A (ja) 板状部材の搬送装置及び搬送方法
JP2005230941A (ja) ガラス基板の搬送用ロボット
JP5720201B2 (ja) ワーク移載装置
JP2008074576A (ja) 基板搬送システム
JP2008311466A (ja) 基板保持装置および基板処理装置
KR102140869B1 (ko) Pcb기판 이송장치
JP2011246213A (ja) 基板搬送装置
JP2008186993A (ja) プリント基板支持装置
JP2015199162A (ja) 非接触搬送装置
JP2009246070A (ja) 位置決め装置及び外形規制治具並びに位置決め方法
JP2014225594A (ja) 電子部品実装装置および電子部品実装方法

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100618

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100618

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120523

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120529

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120730

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20121204

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20121206

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20151214

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20151214

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees