JP2009022485A - 椅子型マッサージ機 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】被施療者の背中の当たる背凭れ部20と、被施療者が腰掛ける座部30と、背凭れ部及び座部を揺動させるリクライニング機構40とを具える椅子型マッサージ機において、リクライニング機構40は、1基の駆動源42を具え、該駆動源は、リンク機構50を介して背凭れ部及び座部に連繋され、リンク機構は、駆動源を動作させることで、背凭れ部を起立状態から中間状態を介して傾倒状態まで揺動させるときに、背凭れ部が起立状態から中間状態まで揺動する際には、座部前端が上昇するよう傾倒させ、背凭れ部が中間状態から傾倒状態まで移動する際には、上昇した座部前端を下げるよう傾倒させる。
【選択図】図2
Description
また、複数の駆動源を具えたリクライニング機構の場合、各駆動源のバラツキや、駆動源に加わる負荷の違い等によって、背凭れ部と座部を同期して目標角度まで到達させることが難しく、一方が目標角度まで到達した後に、遅れて他方が目標角度に到達するような不自然な動きとなることがある。
被施療者の背中の当たる背凭れ部と、被施療者が腰掛ける座部と、背凭れ部及び座部を揺動させるリクライニング機構とを具える椅子型マッサージ機において、
リクライニング機構は、1基の駆動源を具え、該駆動源は、リンク機構を介して背凭れ部及び座部に連繋したものである。
リンク機構は、駆動源を動作させることで、背凭れ部を起立状態から中間状態を介して傾倒状態まで揺動させるときに、背凭れ部が起立状態から中間状態まで揺動する際には、座部前端が上昇するよう傾倒させ、背凭れ部が中間状態から傾倒状態まで移動する際には、上昇した座部前端を下げるよう傾倒させる構成を有する。
これにより、被施療者がリラックスした姿勢を維持したまま、背凭れ部及び座部のリクライニングを行なうことができる。
被施療者の背中の当たる背凭れ部と、被施療者が腰掛ける座部と、背凭れ部及び座部を揺動させるリクライニング機構とを具える椅子型マッサージ機において、
リクライニング機構は、1基の駆動源を具え、該駆動源は、背凭れ部又は座部の一方に連繋され、駆動源が連繋された背凭れ部又は座部を揺動可能に支持しており、
背凭れ部と座部は、関節部を有するリンク機構により接続され、該リンク機構中の関節部は、ガイドレールに沿って移動可能である構成を有している。
該ガイドレールは、駆動源を動作させることで、背凭れ部又は座部の揺動に連繋して、リンク機構の前記関節部がガイドレールに沿って移動することで、背凭れ部を起立状態から中間状態を介して傾倒状態まで揺動させるときに、背凭れ部が起立状態から中間状態まで揺動する際には、座部前端が上昇するよう傾倒させ、背凭れ部が中間状態から傾倒状態まで移動する際には、上昇した座部前端を下げるように傾倒させる屈曲形状のガイド面を有する。
これにより、被施療者がリラックスした姿勢を維持したまま、背凭れ部及び座部のリクライニングを行なうことができる。
ベース部に、被施療者の背中の当たる背凭れ部と、被施療者が腰掛ける座部と、背凭れ部及び座部を揺動させるリクライニング機構とを具える椅子型マッサージ機において、
リクライニング機構は、1基の駆動源を具え、該駆動源は、背凭れ部又は座部の一方に連繋され、駆動源が連繋された背凭れ部又は座部を揺動可能に支持しており、
駆動源が連繋された背凭れ部又は座部には、リンク片の一端が枢支されており、該リンク片の他端は、ベース部に枢支されたカム体であって、該カム体の一部が、駆動源の連繋されていない背凭れ部又は座部に当接するカム面を有するカム体に枢支された構成を有している。
前記カム面は、駆動源を動作させることで、リンク片を介して、カム体を回転させることで、背凭れ部を起立状態から中間状態を介して傾倒状態まで揺動させるときに、背凭れ部が起立状態から中間状態まで揺動する際には、座部前端が上昇するよう傾倒させ、背凭れ部が中間状態から傾倒状態まで移動する際には、上昇した座部前端を下げるように傾倒させる形状とした。
これにより、被施療者がリラックスした姿勢を維持したまま、背凭れ部及び座部のリクライニングを行なうことができる。
以下、本発明の椅子型マッサージ機(10)について、図面を参照しながら説明を行なう。
まず、椅子型マッサージ機(10)の全体構成の概略について説明する。図1に示すように、椅子型マッサージ機(10)は、床面に載置されるベース部(12)に、被施療者の腰掛ける座部(30)と、背中の当たる背凭れ部(20)を軸支(90)して構成され、後述するリクライニング機構(40)によって揺動可能となっている。
背凭れ部(20)は、背凭れ部フレーム(22)の外周にクッション(23)等を装着して構成され、内部には、被施療者の肩、背中、腰等をマッサージするマッサージ手段(24)が昇降ユニット(25)によって昇降可能に配備される。
座部(30)は、座部フレーム(32)の外周にクッション(33)等を装着して構成され、必要に応じて、内部にエアバッグ等のマッサージ手段(図示せず)が配備される。座部(30)の先端には、被施療者の脚を載せる脚部(38)を装着することができ、図1では、座部(30)と脚部(38)を一体に形成しているが、後述する図6等に示すように、脚部(38)にふくらはぎや足先を収容し、足用マッサージユニット(図示せず)によって、ふくらはぎ等のマッサージを可能としてもよいし、脚部(38)は座部(30)に対して揺動可能な構成とすることもできる。
背凭れ部(20)を後傾させる際に、座部(30)を傾動させることなく、単に背凭れ部(20)のみを傾動させると、背凭れ部(20)の後傾の際に、被施療者の腹筋や腰に無理な力が掛かり、マッサージ効果を減退させることがある。
このように、一連のリラックスした状態の角度を「リラックス角度」という。
上記椅子型マッサージ機(10)において、アクチュエータを縮めると、背凭れ部(20)は、軸支部(90)を支点として下端が前方に引っ張られ、背凭れ部(20)自体は例えば、図2及び図3に示すように後傾する。
本実施例では、背凭れ部(20)と座部(30)のリラックス角度を維持して傾動し、且つ、図1の起立状態と、図3の後傾状態で座部(30)の高さがほぼ同じになるようにしている。そのため、第1リンク片(53)と第3リンク片(57)が、図1と図3では左右対称となるような動きをする。その動きをさせるために、背凭れ部(20)に連動した第2リンク片(55)のストロークが定められる。駆動源(42)であるアクチュエータのストロークが十分に長い場合は、第2リンク片(55)の第1リンク片(53)との枢支軸(92)の位置を、第1リンク片(53)と第3リンク片(57)の連結軸(94)側へ近づけることができ、極端な場合、軸(92)(94)を共通化することができる。
また、第3リンク片(57)と座部(30)との連結軸(95)の位置を変えることで、座部(30)の前端の最高高さを調節できる(軸(90)へ近づくほど、高くすることが可能となる)。
背凭れ部(20)が図2に示すように、起立状態から中間状態(図1の起立状態と図3の後傾状態との略中間の状態)まで後傾すると、リンク機構(50)は、第1リンク片(53)と第3リンク片(57)が直線状態となり、座部(30)前端の上昇が最大となる。
従って、駆動源(42)をさらに作動させると、図2の中間状態から背凭れ部(20)が後傾し、第2リンク片(55)が前方に押し出され、第1リンク片(53)は、ベース部(12)との枢支点(91)を中心にさらに前方に傾く。これにより、第3リンク片(57)は後傾し、上昇していた座部(30)の前端を下げる方向に引っ張り、図3に示すように、背凭れ部(20)と座部(30)は、フラットな状態まで移行する。
背凭れ部(20)と座部(30)がフラットになった状態で、マッサージ手段により種々のマッサージを施すことで、効果の高いマッサージを行なうことができる。
図6乃至図9は、上記リンク機構(50)を用いたリクライニング機構(40)を有する椅子型マッサージ機(10)について、背凭れ部(20)と座部(30)とのリラックス角度をさらに詳細に説明したものである。なお、説明をわかりやすくするために、駆動源(42)は図示していないが、実施例1と同様に、アクチュエータ等が背凭れ部(20)を傾動させるために配備される。また、クッション等も図示省略している。
上記実施例1及び実施例2では、リクライニング機構(40)にリンク機構(50)を具備することで、背凭れ部(20)と座部(30)のリクライニングを行なったが、本実施例では、第1リンク片(53)に代えて、ガイドレール(60)を具備することで、上記と同様の動作を実現したものである。なお、説明をわかりやすくするために、駆動源(42)は図示していないが、実施例1と同様に、アクチュエータ等が背凭れ部(20)を傾動させるために配備される。また、クッション等も図示省略している。
関節部(70)に配備されたローラ(72)は、樹脂製とすることができる。
ガイド面(62)の屈曲形状を座部(30)と背凭れ部(20)の揺動中心である軸(90)を中心とする凹円弧形状(64)とすることで、背凭れ部(20)と座部(30)のリラックス角度を106°に維持したまま、座部(30)が水平面に対し約30°に傾くまで背凭れ部(20)と座部(30)を傾動させることができる。これは、背凭れ部(20)を好みの角度まで倒して読書する場合に適している。
図15乃至図19は、実施例3とは異なるガイドレール(60)を用いた実施例である。ガイド面(62)の形状が異なる以外は、実施例3と同様である。
図20乃至図24は、さらに異なるガイドレール(60)を用いた実施例である。
このように、ガイド面(62)の形状を変えるだけで、バリエーションに富んだリラックス角度を実現できる。
本実施例は、カム(80)を用いて、リラックス角度を調整可能としたものである。なお、説明をわかりやすくするために、駆動源(42)は図示していないが、実施例1と同様に、アクチュエータ等が背凭れ部(20)を傾動させるために配備される。また、クッション等も図示省略している。
カム(80)は、例えば、図25に示すように、周面が略楕円形状のカム面(82)を有しており、該カム面(82)の長軸の異なる位置に支持ブラケット(84)及び第2リンク片(55)が枢支(97)(98)されている。
この状態から、さらに背凭れ部(20)が後傾し、カム(80)が回転することで、ローラ(87)は、カム面(82)の長軸側頂点を乗り越える。これにより、上昇していた座部(30)の前端は、下向きに移動を開始し、図29に示すように、背凭れ部(20)が最も傾いたときに、背凭れ部(20)と座部(30)は、フラットな状態(図示では160°)に至る。
(20) 背凭れ部
(30) 座部
(40) リクライニング機構
(42) 駆動源
(50) リンク機構
(53) 第1リンク片
(55) 第2リンク片
(57) 第3リンク片
Claims (3)
- 被施療者の背中の当たる背凭れ部と、被施療者が腰掛ける座部と、背凭れ部及び座部を揺動させるリクライニング機構とを具える椅子型マッサージ機において、
リクライニング機構は、1基の駆動源を具え、該駆動源は、リンク機構を介して背凭れ部及び座部に連繋されており、
リンク機構は、駆動源を動作させることで、背凭れ部を起立状態から中間状態を介して傾倒状態まで揺動させるときに、背凭れ部が起立状態から中間状態まで揺動する際には、座部前端が上昇するよう傾倒させ、背凭れ部が中間状態から傾倒状態まで移動する際には、上昇した座部前端を下げるよう傾倒させる構成を有することを特徴とする椅子型マッサージ機。 - 被施療者の背中の当たる背凭れ部と、被施療者が腰掛ける座部と、背凭れ部及び座部を揺動させるリクライニング機構とを具える椅子型マッサージ機において、
リクライニング機構は、1基の駆動源を具え、該駆動源は、背凭れ部又は座部の一方に連繋され、駆動源が連繋された背凭れ部又は座部を揺動可能に支持しており、
背凭れ部と座部は、関節部を有するリンク機構により接続され、該リンク機構中の関節部は、ガイドレールに沿って移動可能である構成を有しており、
該ガイドレールは、駆動源を動作させることで、背凭れ部又は座部の揺動に連繋して、リンク機構の前記関節部がガイドレールに沿って移動することで、背凭れ部を起立状態から中間状態を介して傾倒状態まで揺動させるときに、背凭れ部が起立状態から中間状態まで揺動する際には、座部前端が上昇するよう傾倒させ、背凭れ部が中間状態から傾倒状態まで移動する際には、上昇した座部前端を下げるように傾倒させる屈曲形状のガイド面を有することを特徴とする椅子型マッサージ機。 - ベース部に、被施療者の背中の当たる背凭れ部と、被施療者が腰掛ける座部と、背凭れ部及び座部を揺動させるリクライニング機構とを具える椅子型マッサージ機において、
リクライニング機構は、1基の駆動源を具え、該駆動源は、背凭れ部又は座部の一方に連繋され、駆動源が連繋された背凭れ部又は座部を揺動可能に支持しており、
駆動源が連繋された背凭れ部又は座部には、リンク片の一端が枢支されており、該リンク片の他端は、ベース部に枢支されたカム体であって、該カム体の一部が、駆動源の連繋されていない背凭れ部又は座部に当接するカム面を有するカム体に枢支された構成を有しており、
前記カム面は、駆動源を動作させることで、リンク片を介して、カム体を回転させることで、背凭れ部を起立状態から中間状態を介して傾倒状態まで揺動させるときに、背凭れ部が起立状態から中間状態まで揺動する際には、座部前端が上昇するよう傾倒させ、背凭れ部が中間状態から傾倒状態まで移動する際には、上昇した座部前端を下げるように傾倒させる形状であることを特徴とする椅子型マッサージ機。
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