JP2009015195A - 反射スクリーン - Google Patents

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Abstract

【課題】プロジェクタを反射スクリーンの斜め方向に配置した場合であっても、斜め方向からの光を反射スクリーンの前方の観察側により多く反射させ、投影画像のコントラストを向上させることができる反射スクリーンを提供する。
【解決手段】スクリーン基板1の垂直方向および水平方向に、複数の凹部2が形成され、凹部2の投影光Lpが照射される部分に沿って、投影光Lpを反射する反射膜3が形成され、観察面1aの垂直方向に隣接する凹部2,2が、観察面1aの水平方向にずれた状態で配置されていることを特徴とする。
【選択図】図2

Description

この発明は、反射スクリーンに関するものである。
従来から、投影画像を反射させて観察可能にする反射スクリーンが知られている。このような反射スクリーンとして、スクリーン基板の前面側に同一形状の多数の凸状の単位形状部が2次元的に規則的に配置され、凸状の単位形状部の投影光入射方向に向かう一部の表面部分にのみに反射面が形成されている反射スクリーンが開示されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2006−215162号公報
しかしながら、上記従来の反射スクリーンは、単位形状部が反射スクリーンの垂直方向に一直線に隣接して設けられているため、例えば、プロジェクタをスクリーンの前方の斜め下方側に配置し、プロジェクタからスクリーンに向けて斜め上方に投影画像を照射した場合、投影画像のコントラストが低下するという課題がある。
上記のように、プロジェクタからスクリーンに向けて斜め方向に投影画像を照射した場合、プロジェクタからの投影光が、プロジェクタに近い単位形状部よって遮られ、プロジェクタに遠い単位形状部に十分な光が到達しない。このため、プロジェクタからの投影光が反射スクリーン前方の観察者側に十分に反射されず、投影画像のコントラストが低下してしまう。
そこで、この発明は、プロジェクタを反射スクリーンの斜め方向に配置した場合であっても、斜め方向からの光を反射スクリーンの前方の観察側により多く反射させ、投影画像のコントラストを向上させることができる反射スクリーンを提供するものである。
上記の課題を解決するために、本発明の反射スクリーンは、スクリーン基板の観察面の法線に対して垂直方向にずれた位置に配置されたプロジェクタから、前記観察面に向けて斜めに射出された投影光を、観察側に反射する反射スクリーンであって、前記スクリーン基板の垂直方向および水平方向に、複数の凸部または複数の凹部が形成され、前記凹部または前記凸部の前記投影光が照射される部分に沿って、前記投影光を反射する反射膜が形成され、前記スクリーン基板の垂直方向に隣接する前記凹部または前記凸部が、前記スクリーン基板の水平方向にずれた状態で配置されていることを特徴とする。
このように構成することで、反射膜は観察側から見て凹状または凸状に形成される。反射膜が凸状に形成されている場合、プロジェクタから射出された投影光のうち、観察面の垂直方向に近い方向の投影光は、水平方向に隣接した凸状の反射膜の間を通過し、垂直方向に隣接した凸状の反射膜に入射する。これにより、垂直方向に隣接する凸状の反射膜のうち、プロジェクタに遠いものへの投影光が、プロジェクタに近いものによって遮蔽されることが防止される。また、垂直方向に隣接する凹部または凸部を水平方向にずらして配置することで、凹部または凸部の密度を高くすることができ、反射膜の総面積が増加する。
したがって、プロジェクタを反射スクリーンの前方の斜め方向に配置した場合であっても、斜め方向からの光を反射スクリーンの観察側により多く反射させ、投影画像のコントラストを向上させることができる。
また、本発明の反射スクリーンは、スクリーン基板の少なくとも前記観察面側の、少なくとも前記反射膜の非形成領域が、光を吸収可能に形成され、前記凹部は、前記スクリーン基板の前記観察面に形成された凹部であり、前記反射膜は、前記凹部の内壁面に沿って形成されていることを特徴とする。
このように構成することで、反射膜は観察側から見て凹状に形成される。そして、凹状の反射膜によって投影光をスクリーン基板の観察側に反射させると共に、反射膜の非形成領域で外光を吸収し、投影画像のコントラストを向上させることができる。また、反射膜が凹状に形成されているので、反射スクリーンの外縁部に照射された投影光を反射スクリーンの法線方向により近い方向に反射させ、投影画像のコントラストを向上させることができる。
また、本発明の反射スクリーンは、前記スクリーン基板の少なくとも前記観察面側の、少なくとも前記反射膜の非形成領域が、光を吸収可能に設けられ、前記凸部は、前記スクリーン基板の前記観察面に形成された凸部であり、前記反射膜は、前記凸部の表面に沿って形成されていることを特徴とする。
このように構成することで、反射膜は観察側から見て凸状に形成される。そして、凸状の反射膜によって投影光をスクリーン基板の観察側に反射させると共に、反射膜の非形成領域で外光を吸収し、投影画像のコントラストを向上させることができる。また、凸部の反射膜の非形成領域で外光を吸収することができるので、投影画像のコントラストを向上させることができる。
また、本発明の反射スクリーンは、前記スクリーン基板の前記観察面側に保護層が設けられていることを特徴とする。
このように構成することで、反射膜の損傷や劣化を防止することができる。
また、本発明の反射スクリーンは、前記スクリーン基板は光透過性を有する材料によって形成され、前記凹部は、前記スクリーン基板の前記観察面の反対側の面に形成された凹部であり、前記反射膜は、前記凹部の内壁面に沿って形成されていることを特徴とする。
このように構成することで、観察側から見て反射膜は凸状に形成される。投影光は、スクリーン基板を透過し、凸状の反射膜で反射して観察側に反射される。また、スクリーン基板自体を反射スクリーンの観察面側に対して反射膜の保護層として機能させることができる。
また、本発明の反射スクリーンは、前記スクリーン基板は光透過性を有する材料によって形成され、前記凸部は、前記スクリーン基板の前記観察面の反対側の面に形成された凸部であり、前記反射膜は、前記凸部の表面に沿って形成されていることを特徴とする。
このように構成することで、観察側から見て反射膜は凹状に形成される。投影光は、スクリーン基板を透過し、凹状の反射膜で反射して観察側に反射される。これにより、反射スクリーン外縁部に照射された投影光をより法線方向に近い方向に反射させ、反射スクリーンの投影画像のコントラストを向上させることができる。
また、光透過性を有するスクリーン基板を反射膜の保護層として機能させることができる。
また、本発明の反射スクリーンは、前記スクリーン基板の前記観察面の反対側の面に光吸収層が形成されていることを特徴とする。
このように構成することで、スクリーン基板を透過し、反射膜の非形成領域に到達した外光を吸収し、投影画像のコントラストを向上させることができる。
また、本発明の反射スクリーンは、前記凹部または前記凸部の形状が半球状であることを特徴とする。
このように構成することで、反射膜を凹面鏡また凸面鏡として、投影光を反射スクリーンの観察側に効率よく反射させ、投影画像のコントラストを向上させることができる。
また、本発明の反射スクリーンは、前記スクリーン基板の前記観察面側に反射防止層が設けられていることを特徴とする。
このように構成することで、投影光および外光が反射膜以外で反射することを防止して、投影画像のコントラストを向上させることができる。
また、本発明の反射スクリーンは、前記スクリーン基板が、可撓性を有する材料によって形成されていることを特徴とする。
このように構成することで、可撓性を有する反射スクリーンを形成することができ、反射スクリーンの巻き取り収納が可能となる。
また、本発明の反射スクリーンは、前記反射膜の膜厚が、10nm以上かつ5μm以下であることを特徴とする。
このように構成することで、反射膜のひび割れ等を防止して、反射膜の品質を向上させ、投影画像のコントラストを向上させることができる。
また、本発明の反射スクリーンは、前記スクリーン基板の前記観察面の水平方向に隣接する前記凹部または前記凸部の中心間の間隔が、200μm以下かつ20μm以上であることを特徴とする。
このように構成することで、従来よりも面積の小さい反射膜を高密度で配置し、きめの細かい投影画像を得ことできる。
<第一実施形態>
以下、本発明の第一実施形態について図面を参照して説明する。なお、以下の各図面では、各層や各部材を図面上で認識可能な程度の大きさとするため、各層や各部材ごとに縮尺を適宜変更している。また、以下の説明においては、XYZ直交座標系を設定し、このXYZ直交座標系を参照しつつ各部材の位置関係について説明する。鉛直面内における所定方向をX軸方向、鉛直面内においてX軸方向と直交する方向をY軸方向、X軸方向及びY軸方向のそれぞれに直交する方向をZ軸方向とする。
図1に示すように、反射スクリーン100は、反射スクリーン100の観察面100aの中心点Cを通る法線NLに対して垂直方向(Y軸方向)にずれた位置に配置されたプロジェクタPから、観察面100aに向けて斜めに射出された投影光Lpを、反射スクリーン100の観察側(Z軸正方向側)に反射するものである。反射スクリーン100は、法線NLがZ軸と平行になるように配置されている。
プロジェクタPは投影光Lpを反射スクリーン100の観察面100aに向けて反射するミラーMを備えている。ここで、投影光LpがミラーMを備えていないプロジェクタPから射出されたと仮定した場合のプロジェクタPの位置を仮想光源位置PVとする。仮想光源位置PVもプロジェクタPと同様に、反射スクリーン100の観察面100aの法線NLに対して垂直方向にずれた位置となる。
プロジェクタPは、仮想光源位置PVと観察面100aとの距離Dを約900mmとし、仮想光源位置PVから反射スクリーン100の中心点Cに向かう投影光Lpと法線NLのなす角度θを約36°としたときに、反射スクリーン100に垂直方向の寸法Hが約996mm、水平方向(図のX軸方向)の寸法Wが1771mmの画像を投影可能に構成されている。すなわち、反射スクリーン100は80インチの投影画像を表示可能な大きさとなっている。
図2および図3に示すように、スクリーン基板1の観察面1aの垂直方向(Y軸方向)および水平方向(X軸方向)に複数の半球状の凹部2が形成されている。スクリーン基板1は、例えば、樹脂等の可撓性を有する材料によって形成されている。また、スクリーン基板1は、例えば、染色等によって全体が黒色に着色され、可視光を吸収可能に形成されている。また、凹部2の直径D1は約200μm以下かつ20μm以上に形成され、スクリーン基板の水平方向に隣接する凹部2,2の中心C2,C2間の間隔D2も約200μm以下かつ20μm以上となっている。なお、凹部2の直径D1および中心C2,C2間の間隔D2は、望ましくは約100μm以下かつ50μm以上の範囲で形成する。
また、図2に示すように、スクリーン基板1の垂直方向に隣接する凹部2,2は、スクリーン基板1の水平方向にずれた状態で配置され、複数の凹部2が全体としてハニカム状に配列されている。
図3に示すように、凹部2の内壁面2aの、プロジェクタPからの投影光Lpが照射される部分に沿って、投影光Lpを反射する反射膜3が形成されている。すなわち、凹部2の内壁面2aの仮想光源位置PVからの投影光Lpが照射される部分にのみ、反射膜3が形成され、凹部2の内壁面2aのその他の部分には反射膜3が形成されず、スクリーン基板1が露出した状態となっている。
凹部2の内壁面2aに形成された反射膜3は、観察側から見て凹状に形成されている。反射膜3の面積は、スクリーン基板1の観察面1aの垂直方向上方(Y軸正方向)側に近づくにつれて徐々に小さくなるように形成されている。反射膜3は、例えば、アルミニウム等の反射性を有する材料によって、膜厚が10nm以上かつ5μm以下となるように形成されている。
スクリーン基板1の観察面1a上には、反射膜3およびスクリーン基板1の観察面1aを覆う保護層4が形成されている。保護層4は、例えば樹脂等の、可撓性を有する透明な材料によって形成されている。保護層4の上層側でスクリーン基板1の観察面1a側の最表面には、反射防止層5が形成されている。反射防止層5は、保護層4と同様の材料によって形成され、保護層4の表面4aでの投影光Lpや外光等の反射を防止するように、保護層4との間で屈折率が調整されている。この反射防止層5の表面が反射スクリーン100の観察面100aとなっている。
次に、この実施の形態の作用について説明する。
図1に示すように、プロジェクタPはミラーMに向けて投影光Lpを射出する。ミラーMに向けて射出された投影光Lpは、ミラーMによって反射され、仮想光源位置PVから射出されたと仮定した投影光Lpと同様に、スクリーン基板1の観察面1aに対して斜めに入射する。このとき、反射スクリーン100の中心点Cに入射する投影光Lpと、反射スクリーン100の観察面100aとのなす角度θは、約36°となっている。
反射スクリーン100の観察面100aに到達した投影光Lpは、図4に示すように、反射防止層5に入射する。反射防止層5に入射した投影光Lpは、反射防止層5を透過して保護層4に入射する。このとき、反射防止層5は保護層4との間で屈折率が調整されているので、反射防止層5を透過した投影光Lpが保護層4の表面4aで反射することが防止される。
保護層4に入射した投影光Lpは、保護層4を透過して凹部2の内壁面2aに形成された反射膜3に到達する。反射膜3に到達した投影光Lpは、反射膜3によって反射スクリーン100の観察側に反射される。
ここで、図2に示すように、スクリーン基板1の観察面1aの垂直方向に隣接する凹部2,2は、スクリーン基板1の水平方向にずれた状態で配置されている。これにより、スクリーン基板1の垂直方向に隣接する凹部2,2が、垂直方向に一直線に配置されている場合よりも密に配置される。そして、垂直方向に隣接する凹部2,2に形成された反射膜3,3の間隔D3を小さくし、反射膜3の面積の総和を増加させることができる。
また、図3に示すように、反射膜3は半球状の凹部2の内壁面2aの投影光Lpが照射される部分に沿って形成されている。これにより、反射膜3の形状は反射スクリーン100の観察面100a側からみて凹面状に形成されるので、反射膜3が凸状に形成されている場合と比較して、図4に示すように、投影光Lpをより観察面100aの法線NL方向に近い方向に反射させることができる。
ところで、反射スクリーン100の観察面100aには、投影光Lp以外に、図4に示すように、スクリーン基板1の垂直方向の上方(Y軸正方向側)から外光Loが入射する。観察面100aに入射した外光Loは、反射防止層5に入射して、反射防止層5を透過し、保護層4の表面4aに到達する。
ここで、反射スクリーン100には、反射防止層5が形成されているので、観察面100aの上方から観察面100aに入射した外光Loが、保護層4の表面4aで観察側に反射することが防止される。
保護層4の表面4aに到達した外光Loは、保護層4を透過して凹部2に入射する。凹部2に入射した外光Loは、凹部2の図示下方側の反射膜3の非形成領域に到達する。
ここで、スクリーン基板1は、上述のように可視光を吸収可能に形成されているので、凹部2の内壁面2aの反射膜3の非形成領域に到達した外光Loは、スクリーン基板1によって吸収される。また、スクリーン基板1の凹部2の非形成領域に到達した外光Loも、同様にスクリーン基板1によって吸収される。さらに、反射膜3は凹部2の上方側の投影光Lpが入射する部分のみに形成されているので、外光Loは反射膜3に入射しない。したがって、反射スクリーン100の観察面100aに入射した外光Loが、観察側に反射されることが防止できる。
このように、反射防止層5は、プロジェクタPから反射スクリーン100の観察面100aに入射する投影光Lpに対しては、投影光Lpを反射膜3により確実に到達させ、投影光Lpの反射率を向上させる効果がある。一方、観察面100aに入射する外光Loに対しては、外光Loを保護層4によって観察側に反射させず、スクリーン基板1に吸収させる効果がある。したがって、上述のように反射防止層5を形成することで、反射スクリーン100のコントラストを向上させることができる。
また、スクリーン基板1の垂直方向に隣接する凹部2,2をスクリーン基板1の水平方向にずれた状態で配置したことで、凹部2の配置密度高め、反射膜3の面積の総和を増加させ、投影光Lpの観察側への反射率を向上させることができる。
したがって、本実施形態の反射スクリーン100によれば、外光Loが観察側へ反射することを防止すると共に、プロジェクタPを反射スクリーン100の斜め方向に配置した場合であっても、斜め方向からの投影光Lpを反射スクリーン100の前方の観察側により多く反射させ、投影画像のコントラストを向上させることができる。
加えて、反射膜3を覆うように保護層4が形成されているので、反射膜3の損傷や劣化を防止することができる。
また、反射膜3の膜厚が従来よりも薄く形成されているので、反射膜3のひび割れ等を防止して、反射膜3の品質を向上させ、投影画像のコントラストを向上させることができる。
また、凹部2の直径D1および中心C2,C2間の間隔D2を、約200μm以下かつ20μm以上の範囲とし、従来よりも小さくしたことで、従来よりも面積の小さい反射膜3を高密度で配置し、投影画像が粗くなることを防止し、きめの細かい画像を得ることができる。また、凹部2の直径D1および中心C2,C2間の間隔D2を、望ましくは約100μm以下かつ50μm以上の範囲とすることで、干渉縞の発生を防止し、微細かつ鮮明な投影画像を得ることができる。
さらに、スクリーン基板1が可撓性を有する材料によって形成されているので、可撓性を有する反射スクリーン100を形成することができ、反射スクリーン100の巻き取りを可能とし、反射スクリーン100をコンパクトに収納することができる。
<第二実施形態>
次に、本発明の第二実施形態について、図1および図2を援用し、図5を用いて説明する。本実施形態では上述の第一実施形態で説明した反射スクリーン100と、スクリーン基板11に凹部2ではなく凸部21がされている点で異なっている。その他の点は第一実施形態と同様であるので、同一の部分には同一の符号を付して説明は省略する。
図5に示す反射スクリーン200は、プロジェクタPに対して、図1に示す第一実施形態の反射スクリーン100と同様に配置されている。反射スクリーン200のスクリーン基板11は、第一実施形態のスクリーン基板1と同様に、可視光を吸収可能に形成されている。
スクリーン基板11の観察面11aには、図5に示すように、複数の半球状の凸部21が形成されている。凸部21は、図2に示す凹部2と同様に、スクリーン基板11の垂直方向(Y軸方向)および水平方向(X軸方向)に複数形成されている。また、凹部2と同様に、凸部21の直径D1は約200μm以下かつ20μm以上に形成され、観察面11aの水平方向に隣接する凸部21の中心C2,C2間の間隔も約200μm以下かつ20μm以上となっている。なお、凸部21の直径D1および中心C2,C2間の間隔D2は、望ましくは100μm以下かつ50μm以上の範囲で形成する。
また、スクリーン基板11の垂直方向に隣接する凸部21,21は、図2に示す凹部2と同様に、スクリーン基板11の水平方向にずれた状態で配置され、複数の凸部21が全体としてハニカム状に配列されている。
図5に示すように、凸部21の表面21aの、プロジェクタPからの投影光Lpが照射される部分に沿って、第一実施形態の反射膜3と同様の反射膜31が形成されている。反射膜31は凸部21の表面21aの、投影光Lpが照射される部分のみに形成され、凸部21の表面21aのその他の部分には反射膜31が形成されず、スクリーン基板11の一部である凸部21の表面21aが露出した状態となっている。また、凸部21の表面21aに形成された反射膜31は、観察側(Z軸正方向側)から見て凸状に形成されている。
スクリーン基板11の観察面11a側には、反射膜31およびスクリーン基板11の観察面11aを覆うように、第一実施形態と同様の保護層4が形成されている。また、保護層4の上層側で、スクリーン基板11の観察面11a側の最表面には、第一実施形態と同様に、反射防止層5が形成されている。
次に、この実施の形態の作用について説明する。
図1に示すようにプロジェクタPからミラーMに向けて投影光Lpが射出され、図5に示す仮想光源位置PVから射出されたと仮定した投影光Lpと同様に、反射スクリーン200の観察面200aに対して斜めに入射する。このとき、反射スクリーン200の中心点Cに入射する投影光Lpと、反射スクリーン200の観察面200aとのなす角度θは、第一実施形態と同様に、約36°となっている。
観察面200aに到達した投影光Lpは、図5に示すように、反射防止層5に入射する。反射防止層5に入射した投影光Lpは、反射防止層5を透過して保護層4に入射する。このとき、第一実施形態と同様に、反射防止層5によって投影光Lpが保護層4の表面4aで反射することが防止される。
保護層4に入射した投影光Lpは、保護層4を透過して凸部21に形成された反射膜31に到達する。反射膜31に到達した投影光Lpは、凸状の反射膜31によって反射スクリーン200の観察側に反射される。
ここで、図2に示す凹部2と同様に、スクリーン基板11の観察面11aの垂直方向に隣接する凸部21,21は、観察面11aの水平方向にずれた状態で配置されている。これにより、プロジェクタPから射出された投影光Lpのうち、観察面11aの垂直方向に近い方向の投影光Lpは、水平方向に隣接した凸部21,21の間を通過し、垂直方向に隣接した凸部21に入射する。これにより、垂直方向に隣接する凸部21,21のうち、プロジェクタP(仮想光源位置PV)に遠いものへの投影光Lpが、プロジェクタP(仮想光源位置PV)に近いものによって遮蔽されることが防止される。
また、図5に示すように、反射膜31は半球状の凸部21の表面21aの、投影光Lpが照射される部分に沿って形成されている。これにより、反射膜31の形状は、反射スクリーン200の観察面200a側からみて凸面状に形成されるので、反射膜31が凹面状に形成されている場合と比較して、投影光Lpをより広い角度に反射させて投影画像の視野角を拡大することができる。
一方、反射スクリーン200の観察面200aに入射し、反射防止層5を透過して保護層4の表面4aに到達する外光Loは、第一実施形態と同様に、反射防止層5によって、保護層4の表面4aで観察側に反射することが防止される。
保護層4を透過して凸部21の表面21aに到達した外光は、凸部21の表面21aの図示上方側の反射膜31の非形成領域に入射する。
ここで、スクリーン基板11は、第一実施形態と同様に可視光を吸収可能に形成されているので、凸部21の表面21aの反射膜31の非形成領域に到達した外光Loは、スクリーン基板11によって吸収される。また、スクリーン基板11の凸部21の非形成領域に到達した外光も、同様にスクリーン基板11によって吸収される。さらに、反射膜31は凸部21の投影光Lpが照射される部分にのみ形成されている。これにより、凸部21に入射した外光Loが、反射膜31によって反射されることが防止できる。したがって、反射スクリーン200の観察面200aに入射した外光Loが、観察側に反射されることが防止できる。
このように、反射防止層5は、第一実施形態と同様に、投影光Lpを反射膜31に確実に到達させ、外光Loを保護層4によって観察側に反射させず、スクリーン基板11に確実に吸収させる効果がある。したがって、反射防止層5を形成することで、反射スクリーン200のコントラストを向上させることができる。
また、スクリーン基板11の垂直方向に隣接する凸部21をスクリーン基板11の水平方向にずれた状態で配置したことで、垂直方向に隣接する凸部21,21のうち、プロジェクタP(仮想光源位置PV)に遠いものへの投影光Lpが、プロジェクタP(仮想光源位置PV)に近いものによって遮蔽されることが防止される。これにより、投影光Lpをより確実に反射膜31に到達させることができ、投影光Lpの観察側への反射率を向上させることができる。
したがって、本実施形態の反射スクリーン200によれば、第一実施形態の反射スクリーン100と同様の効果が得られるだけでなく、凸状の反射膜31に到達する垂直方向の投影光Lpを増加させて投影光の反射率を向上させるとともに、投影光Lpを拡散させてより広い視野角を得ることができる。
<第三実施形態>
次に、本発明の第三実施形態について、図1および図2を援用し、図6を用いて説明する。本実施形態では上述の第一実施形態で説明した反射スクリーン100と、スクリーン基板12が光透過性を有する材料によって形成され、スクリーン基板12の観察面12a側とは反対側の面12bに凹部22が形成されている点で異なっている。その他の点は第一実施形態と同様であるので、同一の部分には同一の符号を付して説明は省略する。
図6に示す反射スクリーン300は、プロジェクタPに対して、図1に示す第一実施形態の反射スクリーン100と同様に配置されている
図6に示すように、反射スクリーン300のスクリーン基板12は、例えば、樹脂等の光透過性および可撓性を備えた材料によって形成されている。スクリーン基板12の観察面12aとは反対側の面12bには、半球状の凹部22が複数形成されている。凹部22は、図2に示す凹部2と同様に、スクリーン基板12の垂直方向(Y軸方向)および水平方向(X軸方向)に複数形成されている。図2に示すように、凹部22の直径D1および水平方向に隣接する凹部22の中心C2,C2間の間隔D2は第一実施形態の凹部2と同様に形成されている。
また、スクリーン基板12の垂直方向に隣接する凹部22は、図2に示す凹部2と同様に、スクリーン基板12の水平方向にずれた状態で配置され、複数の凹部22が全体としてハニカム状に配列されている。
凹部22の内壁面22aの、プロジェクタPからの投影光Lpが照射される部分に沿って、投影光Lpを反射する反射膜32が形成されている。すなわち、図6に示すように、凹部22の内壁面22aの投影光Lpが照射される部分のみに反射膜32が形成され、凹部22の内壁面22aのその他の部分には反射膜32が形成されず、凹部22の内壁面22aが露出した状態となっている。凹部22の内壁面22aに形成された反射膜32は、観察側(Z軸正方向側)から見て凸状に形成されている。また、反射膜32は、第一実施計態の反射膜3と同様の材質および膜厚で形成されている。
スクリーン基板12の観察面12a側には、スクリーン基板12の観察面12aでの光の反射を防止するように屈折率が調整された反射防止層51が形成されている。
一方、スクリーン基板12の観察面12aとは反対側の面12bには、光を吸収する材料によって光吸収層6が形成されている。光吸収層6は、例えば、染色等によって黒色に着色された樹脂や、黒色の顔料を含有する樹脂等を用いて形成する。光吸収層6は、凹部22の内側を含むスクリーン基板12の観察面12aとは反対側の面12bに、反射膜32を覆うように形成されている。
次に、この実施の形態の作用について説明する。
図1に示すようにプロジェクタPからミラーMに向けて投影光Lpが射出され、図6に示す仮想光源位置PVから射出されたと仮定した投影光Lpと同様に、反射スクリーン300の観察面300aに対して斜めに入射する。このとき、反射スクリーン300の中心点Cに入射する投影光Lpと、反射スクリーン300の観察面300aとのなす角度θは、第一実施形態の反射スクリーン100と同様に、約36°となっている。
観察面300aに到達した投影光Lpは、図6に示すように、反射防止層51に入射する。反射防止層51に入射した投影光Lpは、反射防止層51を透過してスクリーン基板12に入射する。このとき、反射防止層51によって投影光Lpがスクリーン基板12の観察面12aで反射することが防止される。
スクリーン基板12に入射した投影光Lpは、スクリーン基板12を透過して凹部22に形成された反射膜32に到達する。反射膜32に到達した投影光Lpは、観察側から見て凸状に形成された反射膜32によって反射スクリーン300の観察側に反射される。
ここで、図2に示す凹部2と同様に、観察面12aの垂直方向に隣接する凹部22は、スクリーン基板12の水平方向にずれた状態で配置されている。また、凹部22は、上述のように、スクリーン基板12の観察面12aとは反対側の面12bの凹部22の内壁面22aに反射膜32および光吸収層6が形成されている。このため、反射膜32は、反射スクリーン300の観察面300a側から見て凸状に形成され、上述の第二実施形態で説明した凸部21および反射膜31と略同様の構成となっている。
すなわち、凹部22の反射膜32の非形成領域に入射した外光Loを、凹部22に充填された光吸収層6によって吸収し、外光Loが反射スクリーン300の観察側に反射することを防止することができる。また、反射スクリーン300の水平方向に隣接する凹部22,22(観察面300a側から見て凸部)の間に投影光Lpを通過させて、垂直方向に隣接する凹部22の反射膜32に入射させることができる。
したがって、本実施形態によれば、上述の第二実施形態と同様の効果を得ることができる。加えて、スクリーン基板12自体が第二実施形態における保護層4と同様に機能するので、保護層4を形成する必要がなく、反射スクリーン300の製造工程を簡略化し、生産性を向上させることができる。
<第四実施形態>
次に、本発明の第四実施形態について、図1および図2を援用し、図7を用いて説明する。本実施形態では上述の第一実施形態で説明した反射スクリーン100と、スクリーン基板13が光透過性を有する材料によって形成され、スクリーン基板13の観察面13aとは反対側の面13bに凸部23が形成されている点で異なっている。その他の点は第一実施形態と同様であるので、同一の部分には同一の符号を付して説明は省略する。
図7に示す反射スクリーン400は、プロジェクタPに対して、図1に示す第一実施形態の反射スクリーン100と同様に配置されている
図7に示すように、反射スクリーン400のスクリーン基板13は、例えば、樹脂等の光透過性および可撓性を備えた材料によって形成されている。スクリーン基板13の反射観察面13aとは反対側の面13bには、半球状の凸部23が複数形成されている。凸部23は、図2に示す凹部2と同様に、反射スクリーン400の垂直方向(Y軸方向)および水平方向(X軸方向)に複数形成されている。図2に示すように、凸部23の直径D1および水平方向に隣接する凸部23の中心C2,C2間の間隔D2は第一実施形態の凹部2と同様に形成されている。
また、スクリーン基板13の垂直方向に隣接する凸部23は、図2に示す凹部2と同様に、スクリーン基板13の水平方向にずれた状態で配置され、複数の凸部23が全体としてハニカム状に配列されている。
凸部23の表面23aの、プロジェクタPからの投影光Lpが照射される部分に沿って、投影光Lpを反射する反射膜33が形成されている。すなわち、図7に示すように、凸部23の表面23aの投影光Lpが照射される部分のみに反射膜33が形成され、凸部23の表面23aのその他の部分には反射膜33が形成されず、凸部23の表面23aが露出した状態となっている。凸部23の表面23aに形成された反射膜33は、観察側(Z軸正方向側)から見て凹状に形成されている。また、反射膜33は、第一実施計態の反射膜3と同様の材質および膜厚に形成されている。
スクリーン基板13の観察面13aには、第三実施形態と同様の反射防止層51が形成されている。一方、スクリーン基板13の観察面13aとは反対側の面13bには、第三実施形態と同様の光吸収層6が凸部23および反射膜33を覆うように形成されている。
次に、この実施の形態の作用について説明する。
図1に示すようにプロジェクタPからミラーMに向けて投影光Lpが射出され、図7に示す仮想光源位置PVから射出された投影光Lpと同様に、反射スクリーン400の観察面400aに対して斜めに入射する。このとき、反射スクリーン400の中心点Cに入射する投影光Lpと、反射スクリーン400の観察面400aとのなす角度は、第一実施形態と同様に、約36°となっている。
観察面400aに到達した投影光Lpは、図7に示すように、反射防止層51に入射する。反射防止層51に入射した投影光Lpは、反射防止層51を透過してスクリーン基板13に入射する。このとき、反射防止層51によって投影光Lpがスクリーン基板13の観察面13aで反射することが防止される。
スクリーン基板13に入射した投影光Lpは、スクリーン基板13を透過して凸部23の表面23aに形成された反射膜33に到達する。反射膜33に到達した投影光Lpは、反射スクリーン400の観察側から見て凹状に形成された反射膜33によって反射スクリーン400の観察側に反射される。
ここで、図2に示す凹部2と同様に、スクリーン基板13の垂直方向に隣接する凸部23,23は、スクリーン基板13の水平方向にずれた状態で配置されている。また、凸部23は、上述のように、スクリーン基板13の観察面13aとは反対側の面13bに形成され、表面23aに反射膜33および光吸収層6が形成されている。このため、反射膜33は、反射スクリーン400の観察面400a側から見て凸状に形成され、上述の第一実施形態で説明した凹部2と略同様の構成となっている。
すなわち、凸部23の反射膜33の非形成領域に入射した外光を、凸部23の表面23aを覆う光吸収層6によって吸収し、外光Loが反射スクリーン400の観察側に反射することを防止することができる。また、スクリーン基板13の垂直方向に隣接する凸部23,23をスクリーン基板13の水平方向にずれた状態で配置したことで、第一実施形態と同様に、反射膜33の面積の総和を増加させ、投影光Lpの観察側への反射率を向上させることができる。
したがって、本実施形態の反射スクリーン400によれば、第一実施形態の反射スクリーン100と同様の効果が得られるだけでなく、第三実施形態と同様に、保護層4を形成する必要がないので、反射スクリーン400の製造工程を簡略化し、生産性を向上させることができる。
尚、この発明は上述した実施の形態に限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。例えば、凹部または凸部の形状は上述した実施形態で説明したような半球状ではなく、楔形、半楕円球状、円錐状、扇型、またはこれらの組み合わせであってもよい。
また、凹部または凸部は、垂直方向に隣接するものが水平方向にずれた状態で配置されるものであれば、図8(a)および図8(b)に示すように、平面形状の一部が直線によって形成された凹部または凸部を扁平千鳥状に配置したものであってもよい。
また、スクリーン基板の全体を染色によって着色せず、観察面側の一部だけを着色したり、観察面のみを黒色に塗装し光吸収用の膜を設けたりしてもよい。
本発明の第一実施形態に係る反射スクリーンとプロジェクタの位置関係を示す断面図である。 本発明の第一実施形態に係る反射スクリーンの正面図である。 本発明の第一実施形態に係る反射スクリーンの垂直方向の断面図である。 本発明の第一実施形態に係る反射スクリーンの垂直方向の断面図である。 本発明の第二実施形態に係る反射スクリーンの垂直方向の断面図である。 本発明の第三実施形態に係る反射スクリーンの垂直方向の断面図である。 本発明の第四実施形態に係る反射スクリーンの垂直方向の断面図である。 (a)は本発明の実施形態に係るスクリーン基板の変形例の観察面の部分拡大図であり、(b)は(a)のA−A’線に沿う断面図である。
符号の説明
1,11,12,13 スクリーン基板、1a,11a,12a,13a 観察面、2,22 凹部、2a,22a 内壁面、21,23 凸部、21a,23a 表面、3,31,32,33 反射膜、4 保護層、5,51 反射防止層、6 光吸収層、12b,13b 反対側の面、100,200,300,400 反射スクリーン、C2 中心、D2 間隔、Lp 投影光、NL 法線、P プロジェクタ

Claims (12)

  1. スクリーン基板の観察面の法線に対して垂直方向にずれた位置に配置されたプロジェクタから、前記観察面に向けて斜めに射出された投影光を、観察側に反射する反射スクリーンであって、
    前記スクリーン基板の垂直方向および水平方向に、複数の凹部または複数の凸部が形成され、
    前記凹部または前記凸部の前記投影光が照射される部分に沿って、前記投影光を反射する反射膜が形成され、
    前記スクリーン基板の垂直方向に隣接する前記凹部または前記凸部が、前記スクリーン基板の水平方向にずれた状態で配置されていることを特徴とする反射スクリーン。
  2. 前記スクリーン基板の少なくとも前記観察面側の、少なくとも前記反射膜の非形成領域が、光を吸収可能に形成され、
    前記凹部は、前記スクリーン基板の前記観察面に形成された凹部であり、
    前記反射膜は、前記凹部の内壁面に沿って形成されていることを特徴とする請求項1記載の反射スクリーン。
  3. 前記スクリーン基板の少なくとも前記観察面側の、少なくとも前記反射膜の非形成領域が、光を吸収可能に設けられ、
    前記凸部は、前記スクリーン基板の前記観察面に形成された凸部であり、
    前記反射膜は、前記凸部の表面に沿って形成されていることを特徴とする請求項1記載の反射スクリーン。
  4. 前記スクリーン基板の前記観察面側に保護層が設けられていることを特徴とする請求項2または請求項3に記載の反射スクリーン。
  5. 前記スクリーン基板は光透過性を有する材料によって形成され、
    前記凹部は、前記スクリーン基板の前記観察面の反対側の面に形成された凹部であり、
    前記反射膜は、前記凹部の内壁面に沿って形成されていることを特徴とする請求項1記載の反射スクリーン。
  6. 前記スクリーン基板は光透過性を有する材料によって形成され、
    前記凸部は、前記スクリーン基板の前記観察面の反対側の面に形成された凸部であり、
    前記反射膜は、前記凸部の表面に沿って形成されていることを特徴とする請求項1記載の反射スクリーン。
  7. 前記スクリーン基板の前記観察面の反対側の面に光吸収層が形成されていることを特徴とする請求項5または請求項6に記載の反射スクリーン。
  8. 前記凹部または前記凸部の形状が半球状であることを特徴とする請求項1ないし請求項7のいずれか一項に記載の反射スクリーン。
  9. 前記スクリーン基板の前記観察面側に反射防止層が設けられていることを特徴とする請求項1ないし請求項8のいずれか一項に記載の反射スクリーン。
  10. 前記スクリーン基板が、可撓性を有する材料によって形成されていることを特徴とする請求項1ないし請求項9のいずれか一項に記載の反射スクリーン。
  11. 前記反射膜の膜厚が、10nm以上かつ5μm以下であることを特徴とする請求項1ないし請求項10のいずれか一項に記載の反射スクリーン。
  12. 前記スクリーン基板の前記観察面の水平方向に隣接する前記凹部または前記凸部の中心間の間隔が、200μm以下かつ20μm以上であることを特徴とする請求項1ないし請求項11のいずれか一項に記載の反射スクリーン。
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