JP2019082615A - 撮像装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】撮像部に入り込む迷光を低減することができる撮像装置を提供する。【解決手段】撮像を行う撮像部と、撮像部の視野内に配置され、交互に配置された光の透過部及び非透過部を有するルーバーフィルムと、を備える撮像装置であって、撮像部及びルーバーフィルムは、撮像部の光軸が当該ルーバーフィルムの主面に交差するように配置される、撮像装置。【選択図】図1

Description

本発明は、撮像装置に関する。
従来、撮像を行う撮像装置として、例えば特許文献1に記載されたものが知られている。特許文献1の撮像装置は、車両の内部からの光を遮るシールド部材を備えている。シールド部材は、運転手が存在する車両の内部空間と撮像部が配置される空間との間に配置されている。
特表2011−513126号公報
上述の撮像装置では、撮像部に入り込む迷光に対する対応を十分に行うことができなかった。従って、撮像部に入り込む迷光を低減することが要請されていた。
本発明の一つの態様は、撮像を行う撮像部と、撮像部の視野内に配置され、交互に配置された光の透過部及び非透過部を有するルーバーフィルムと、を備える撮像装置であって、撮像部及びルーバーフィルムは、撮像部の光軸が当該ルーバーフィルムの主面に交差するように配置される、撮像装置である。
本発明によれば、撮像部に入り込む迷光を低減することができる。
本発明の一実施形態に係る撮像装置の構成を示す概要図である。 ルーバーフィルムの拡大図である。 変形例に係るルーバーフィルムの拡大図である。 実施例及び比較例で用いる撮像装置の構成を示す概要図である。 実施例及び比較例に係る撮像装置の条件を示す表である。 実施例及び比較例に係る撮像装置で撮影した画像である。 実施例及び比較例に係る撮像装置の測定結果を示す表である。
以下、図面を参照しながら、本発明に係る撮像装置の様々な実施形態について詳細に説明する。図面の説明において、同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
図1は、本発明の一実施形態に係る撮像装置の構成を示す概要図である。同図に示すように、撮像装置1は、撮像部2と、ルーバーフィルム4と、を備える。撮像装置1は、車両100のフロントガラス101の内側に搭載される。撮像装置1は、車両100内のルーフ部近傍の運転者の動作の妨げとならない位置に取り付けられてよい。また、撮像部2及びルーバーフィルム4は、一つのケース等に収容されていてもよく、それぞれ別体のケースに収容されていてもよく、ケースに収容されることなく配置されていてもよい。なお、撮像装置1の搭載場所は車両に限定されず、他に防犯カメラ、監視カメラ、その他カメラ全般等に搭載されてもよい。
撮像部2は、撮像を行う機器である。撮像部2は、公知のCCD撮像素子などのカメラによって構成される。なお、撮像部2を構成するカメラはCCD撮像素子型に限られず、撮像可能なものであればどのようなものであってもよい。撮像部2は、フロントガラス101を介して車両前方の走行環境を単眼視(撮影)することができる。撮像部2は、光軸CLを基準として、一定角度の範囲の視野VAを有する。撮像部2は、視野VA内の画像を取得することができる。視野VAは、撮像部2のレンズから放射状に広がる領域である。
ルーバーフィルム4は、交互に配置された光の透過部4A及び非透過部4Bを有するフィルムである。ルーバーフィルム4は、フィルムの法線方向および非透過部4Bに平行に近い方向(例えばフィルムの法線方向±45度)の光を透過し、それ以外の方向の光を遮断する特性を有する。ルーバーフィルム4は、撮像部2の視野VA内に配置される。撮像部2及びルーバーフィルム4は、撮像部2の光軸CLが当該ルーバーフィルム4の主面に交差するように配置される。「交差」とは、光軸CLと主面とが平行になることなく交わりあっている状態を示す。光軸CLと主面との間の角度は特に限定されないが、90°に対して±35°程度の範囲内であってよい。また、撮像部2の光軸CLは、ルーバーフィルム4の主面に対して略直交(90°に近い角度であるが、設置時の誤差などの影響による角度のずれ程度は許容される範囲)となってよい。
図2に示すように、ルーバーフィルム4は、透明性の高いポリマー樹脂等によって構成された透過部4A内に、ルーバーと称される微小な非透過部4Bを組み込んだものである。非透過部4Bは、透過部4A内に、面方向における一の方向(図2では上下方向であり、以降は「配列方向」と称する場合がある)に一定のピッチで設けられる。図2に示す形態では、非透過部4Bは、透過部4Aの厚み方向の全域にわたって形成される。また、複数の非透過部4Bは、配列方向と直交する方向に沿って、互いに平行に延びる。
このようなルーバーフィルム4は、車両の外部から入射する光のうち、非透過部4Bによって斜め方向の光を遮断する。すなわち、ルーバーフィルム4の主面4aに対して垂直、または小さい傾斜角度で入射した光(図中、D1で示す方向に進行する光)は、透過部4A内を透過して、主面4bから出射される。一方、主面4aに対して所定角度以上の角度を持って斜め方向に入射した光(図中、D2で示す方向に進行する光)は、非透過部4Bに遮られる。なお、主面4aのうち、非透過部4Bの位置から入射しようとする光は、当該主面4aの位置で遮られる。これにより、ルーバーフィルム4は、透過部4Aを透過する光の進行方向を所定の射出角度範囲に制御し、均一な輝度分布を与える機能を有している。
このルーバーフィルム4において透過部4Aは、透明性の高いポリマー樹脂によって構成されてよい。ポリマー樹脂としては、熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂、紫外線等のエネルギー線硬化性樹脂等の各種の樹脂を使用することができ、その例としては、セルロースアセテートブチレート、トリアセチルセルロース等のセルロース樹脂、ポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフィン樹脂、ポリエチレンテレフタレート等のポリエステル樹脂、ポリスチレン、ポリウレタン、塩化ビニル、アクリル樹脂、ポリカーボネート樹脂、シリコーン樹脂等が挙げられる。
一方、非透過部4Bとしては、光を吸収もしくは反射することのできる遮光性物質から形成する。このような遮光性物質としては、例えば、(1)黒色、灰色等の暗色顔料や暗色染料、(2) アルミニウム、銀等の金属、(3) 暗色の金属酸化物、(4) 上記のポリマー樹脂に暗色顔料や暗色染料を含有させたもの等を用いることができる。
このルーバーフィルム4において、透過部4Aの幅、すなわち非透過部4Bと非透過部4Bとの間のポリマー樹脂部の幅は、このルーバーフィルム4全体の光線透過率が低下しないように、非透過部4Bの幅よりも大きいことが好ましい。この透過部4Aの幅は20〜500μmとしてよく、40〜200μmとしてよい。非透過部4Bの幅は、0.5〜100μmとしてよく、1〜50μmとしてよい。また、非透過部4Bの角度は通常0〜45°の範囲としてよい。なお、この非透過部4Bの角度とは、ルーバーフィルム4の主面4aに対する角度をいい、この主面4aと直交する状態(図2に示す状態)を0度とする。
このようなルーバーフィルム4は、例えば以下のようにして製造することができる。まず透過部4Aとして用いるポリマーフィルムの一方の主面に、遮光性物質を含む層を積層し、ポリマーフィルム/遮光性物質からなる積層体を形成する。このような積層体を複数用意して、これらをさらに積層し、ポリマーフィルムと遮光性物質が交互に配列され、互いに固定されたルーバーフィルム前駆体を形成する。次いでこの前駆体の主面と直交する方向、すなわち積層方向もしくは厚み方向に沿って、所定の厚さになるようにスライスする。これにより、ルーバーフィルム4を完成させる。また、このルーバーフィルム4としては、「スリーエム ジャパン(株)製の3M(商標)ライトコントロールフィルム」等の市販品を用いることもできる。
なお、ルーバーフィルム4の構成(及び製造方法)は、図2に示すものに限定されない。例えば、図3に示すルーバーフィルム4を採用してもよい。図3に示すルーバーフィルム4は、互いに平行に配列された複数の溝14aを有する光透過性のベース部材14を準備し、当該溝14aに光吸収性の材料又は光反射性の材料を充填することで、構成される。この場合、非透過部4Bは、透過部4Aの厚み方向における中途位置まで延びている。
図1に戻り、ルーバーフィルム4の主面4a,4bのうち、撮像部2と反対側に配置される主面4aには、偏光層6及び反射防止層7が設けられる。なお、偏光層6及び反射防止層7は、少なくとも一方が設けられていればよく、あるいはいずれも省略されてもよい。偏光層6は、特定方向に偏波した光のみを透過させ、その他の光を遮断する機能を有する。偏光層6は、吸収型、反射型、円偏光型のあらゆる種類の偏光フィルムによって構成されてよい。偏光層6の材質として、ポリビニル系樹脂、セルロース系樹脂、アクリル系樹脂、ポリエステル系樹脂、エポキシ系樹脂、ポリウレタン系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリオレフィン系樹脂、シリコーン系樹脂、ポリカーボネート樹脂等が採用されてよい。偏光層6の厚みは、10〜400μmに設定されてよい。反射防止層7は、ルーバーフィルム4の主面4aでの光の反射を防止する機能を有する。反射防止層7の材質としてポリビニル系樹脂、セルロース系樹脂、アクリル系樹脂、ポリエステル系樹脂、エポキシ系樹脂、ポリウレタン系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリオレフィン系樹脂、シリコーン系樹脂、ポリカーボネート樹脂等が採用されてよい。反射防止層7の厚みは、10〜300μmに設定されてよい。
ルーバーフィルム4が撮像部2に対する位置に配置された状態では、ルーバーフィルム4の非透過部4Bは水平方向に沿って延びてよい。なお、非透過部4Bは、水平方向と完全に平行となるように延びていなくともよく、配置時の誤差の範囲で水平方向から傾斜していてもよい。なお、複数の非透過部4Bは、面内方向において、配列方向(図1においてD3で示す方向)と直交する方向へ平行に延びている(図2参照)。従って、非透過部4Bが水平方向に沿って延びるように配置した場合、配列方向D3は、上下方向に沿って延びる。また、非透過部4Bが延びる方向は特に限定されず、水平方向に対して傾斜するようにルーバーフィルム4を配置してもよく、上下方向に延びるようにルーバーフィルム4を配置してもよい。
透過部4A及び非透過部4Bの配列方向D3及びルーバーフィルム4の光の透過方向(図1においてD4で示す方向)と直交する方向(図1における紙面前後方向であり、非透過部4Bが延びる方向)から見たときに、ルーバーフィルム4は、光軸CLから外周側へ離れる部分ほど撮像部2側の位置に配置されるように湾曲した状態で配置される。すなわち、ルーバーフィルム4の中央部は撮像部2の反対側へ配置され、ルーバーフィルム4の上側の端部4c及び下側の端部4dが撮像部2側へ配置される。ルーバーフィルム4は、撮像部2の反対側へ凸となる湾曲形状を有している。なお、ルーバーフィルム4は、配列方向D3及び透過方向D4と直交する方向において、図1で示す湾曲形状を維持したまま延びていてよい。
ルーバーフィルム4をどの程度湾曲させるかは特に限定されないが、例えば、次のように湾曲させてよい。なお、以降の説明では、配列方向D3及び透過方向D4に直交する方向から見たときの状態を基準として接線等を設定している。光軸CLと反射防止層7の外面(ルーバーフィルム4の主面4aでもよい)との交点に対して接線TL1を設定する。この時、光軸CLと接線TL1は、90°に交差してよく、90°に対して±35°程度の範囲で傾斜してもよい。撮像部2の視野VAの上側の境界線BL1と反射防止層7の外面(ルーバーフィルム4の主面4aでもよい)との交点に対して接線TL2を設定する。この時、境界線BL1と接線TL2は、90°に交差してよく、90°に対して±35°程度の範囲で傾斜してもよい。撮像部2の視野VAの上側の境界線BL2と反射防止層7の外面(ルーバーフィルム4の主面4aでもよい)との交点に対して接線TL3を設定する。この時、境界線BL2と接線TL3は、90°に交差してよく、90°に対して±35°程度の範囲で傾斜してもよい。あるいは、光軸CL及び境界線BL1,BL2の交点として基準点CPを設定した場合、基準点CPに対してルーバーフィルム4の主面4aが一定の曲率半径にて湾曲してよい。また、主面4aの基準点CPに対する曲率半径は完全に一定でなくともよく、光軸CLでの曲率半径とBL1,BL2での曲率半径との差が、25%程度の範囲内に収まっていればよい。
次に、本実施形態に係る撮像装置1の作用・効果について説明する。
本実施形態に係る撮像装置1は、撮像を行う撮像部2と、撮像部2の視野VA内に配置され、交互に配置された光の透過部4A及び非透過部4Bを有するルーバーフィルム4と、を備える撮像装置1であって、撮像部2及びルーバーフィルム4は、撮像部2の光軸CLが当該ルーバーフィルム4の主面4a,4bに交差するように配置される。
このような撮像装置1は、交互に配置された光の透過部4A及び非透過部4Bを有するルーバーフィルム4を備える。このルーバーフィルム4は、主面4aに対して小さい傾斜角度で入り込む光を透過部4Aで透過させる一方、迷光などの大きな傾斜角度で入り込む光を非透過部で遮断することができる。撮像部2及びルーバーフィルム4は、撮像部2の光軸CLが当該ルーバーフィルム4の主面4a,4bに対するように配置される。従って、ルーバーフィルム4は、撮像部2に向かう迷光を遮断することができる。以上により、撮像部に入り込む迷光を低減することができる。
撮像装置1において、透過部4A及び非透過部4Bの配列方向D3及びルーバーフィルム4の光の透過方向D4と直交する方向から見たときに、ルーバーフィルム4は、光軸CLから外周側へ離れる部分ほど撮像部2側の位置に配置されるように湾曲した状態で配置される。撮像部の視野VAにおける外周側の領域へ入り込む光(例えば、図1において、方向D5に進行する光)は、光軸CLに対して傾斜している。上述のように、ルーバーフィルム4を湾曲した状態で配置することで、ルーバーフィルム4のうち、光軸CLから離れた位置では、透過部4Aは、光軸CLに対して傾斜した光(例えば、方向D5に進行する光)を透過させることができる。また、透過させる光に対して、大きく傾斜する光を非透過部4Bで遮断することができる。このように、ルーバーフィルム4は、光軸CLからの距離に応じて、適切に光りを透過・遮断することができる。
撮像装置1において、ルーバーフィルムの主面のうち、撮像部と反対側に配置される主面には、偏光層及び反射防止層の少なくとも一方が設けられる。このように、ルーバーフィルム4に偏光層6を設けることで、撮像部2のグレアー(ぎらつき)を抑制することができる。また、ルーバーフィルム4に反射防止層7を設けることで、ルーバーフィルム4にて反射が生じることを抑制できる。
撮像装置1において、ルーバーフィルム4の非透過部4Bは水平方向に沿って延びる。これにより、外光、ダッシュボードの反射など、上下方向からの迷光を低減する効果を得ることができる。
撮像装置1は、車両に搭載される。これにより、車両の外部から撮像部2に入り込む迷光を効果的に低減することができる。
[実施例]
次に、本発明の実施例について説明する。ただし、本発明は、以下の実施例に限定されるものではない。
実施例1に係る撮像装置として、図4に示すような撮像装置を準備した。また、各実施例の条件を図5に示す。実施例1に係る撮像装置では、撮像部2のレンズ部に直接ルーバーフィルム4を配置した。撮像部2として、2次元色彩輝度計(CA−2000、コニカミノルタ(株)社製)を採用した。ルーバーフィルム4として、「スリーエム ジャパン(株)製の3M(商標)ライトコントロールフィルム」を用いた。このルーバーフィルム4は、透過部4Aの幅が76μm、非透過部4Bの幅は6μmにてルーバーフィルム前駆体を形成し、それを厚み250μmにスライスした後、厚み20μmの紫外線硬化型接着剤にて表裏両面に100μm厚みのポリカーボネートフィルムをラミネートし作成したものである。また、迷光を意図的に増やすために、撮像部2の視野VAの下側の境界部付近に白い紙で構成されたボード20を配置した。なお、撮像部2のカメラの状態を図5に示す状態とした。なお、「1/64」とは、シャッタースピードが1/64であるということを意味する。「ND1.5%」とは、ニュートラルデンシティフィルタの透過率が1.5%であることを意味する。以上のような撮像装置を実施例1とした。
実施例2として、ルーバーフィルム4を「スリーエムジャパン(株)製の3M(商標)ライトコントロールフィルム」とした撮像装置を準備した。このルーバーフィルム4は、透過部4Aの幅が76μm、非透過部4Bの幅は6μmにてルーバーフィルム前駆体を形成し、それを厚み180μmにスライスした後、厚み20μmの紫外線硬化型接着剤にて表裏両面に100μm厚みのポリカーボネートフィルムをラミネートし作成した。このルーバーフィルム4は、実施例1のものより厚みが薄く、視野角が広かった。実施例2のその他の条件は実施例1と同様とした。実施例3として、ボード20を省略したものを準備した。実施例3のその他の条件は実施例1と同様とした。実施例4として、ボード20を省略したものを準備した。実施例4のその他の条件は実施例2と同様とした。比較例1,2として、ルーバーフィルム4を省略した撮像装置を準備した。比較例1,2のその他の条件は実施例1,2とそれぞれ同様とした。
実施例1〜4、及び比較例1,2の撮像装置を用いて、図6に示す景色を撮像した。当該景色の中には、横断歩道が映り込んでいる。横断歩道は、交互に配列された、白色の白線と灰色のアスファルトのラインとを有している。従って、図6中の横断歩道を通過する基準線SLの輝度分布をグラフ化したとき、当該輝度分布のグラフは上限のピークと下限のピークが繰り返されたパターンを描く。実施例1〜4、及び比較例1,2の撮像装置で得られた画像から上述の様な輝度分布のグラフを取得し、当該グラフの上限のピーク及び下限のピークのパターンを横断歩道の同じ位置から5つ取り出し、範囲における上限のピーク(白線)及び下限のピーク(アスファルトのライン)との間のコントラストを計算した。計算結果を図7に示す。
実施例1と実施例3の結果を比較すると、迷光の量に関わらずコントラストは同一の値となっていた。実施例2と実施例4の結果を比較すると、迷光の量に関わらずコントラストは略同一の値となっていた。一方、比較例1と比較例2を比較すると、迷光が多い比較例1の方がコントラストが低下していた。当該結果より、撮像部の前にルーバーフィルムを配置することで、撮像部に入り込む迷光を低減できたことが理解される。
1…撮像装置、2…撮像部、4…ルーバーフィルム、4A…透過部、4B…非透過部、6…偏光層、7…反射防止層、100…車両。

Claims (5)

  1. 撮像を行う撮像部と、
    前記撮像部の視野内に配置され、交互に配置された光の透過部及び非透過部を有するルーバーフィルムと、を備える撮像装置であって、
    前記撮像部及び前記ルーバーフィルムは、前記撮像部の光軸が当該ルーバーフィルムの主面に交差するように配置される、撮像装置。
  2. 前記透過部及び前記非透過部の配列方向及び前記ルーバーフィルムの光の透過方向と直交する方向から見たときに、前記ルーバーフィルムは、前記光軸から外周側へ離れる部分ほど前記撮像部側の位置に配置されるように湾曲した状態で配置される、請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記ルーバーフィルムの主面のうち、前記撮像部と反対側に配置される主面には、偏光層及び反射防止層の少なくとも一方が設けられる、請求項1又は2に記載の撮像装置。
  4. 前記ルーバーフィルムの前記非透過部は水平方向に沿って延びる、請求項1〜3の何れか一項に記載の撮像装置。
  5. 車両に搭載される、請求項1〜4の何れか一項に記載の撮像装置。
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