JP2009014642A - 回転状態検出装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】回転体の回転検出信号の異常の場合にのみ異常検出信号を出力可能な回転状態検出装置を提供する。
【解決手段】回転体1の回転に伴い互いに位相の異なる2値化検出信号を出力する2つのセンサ21,22と、一方のセンサからの検出信号の立ち上がり及び立ち下がり時に他方のセンサの検出信号を観測して、回転体の回転方向を検出し、その検出結果に基づき、センサの故障を検出し通知する。
【選択図】図1

Description

本発明は、2値信号に変換された位相の異なる2つのセンサの検出信号に基づいて、回転状態を検出する回転状態検出装置に関する。
回転体の回転状態を検出するために、回転体の回転方向に沿って所定の間隔を持って2つのセンサを配置し、これらのセンサが送出する位相差を持った各検出信号を用いて回転体の回転数や回転方向を検出する方法が知られている。例えば、特開平10−332725号公報に示されるようなものがある。図28を用いて、回転体の回転状態を検出する従来の例について説明する。
1は、回転状態を検出される歯車で、例えば、磁性体で構成され、この歯車1の外周部には、回転方向に沿って所定の間隔で山部1a及び谷部1bが形成されている。この歯車1の回転状態を検出するために、磁気抵抗素子で構成された、例えば2組の磁気センサ21,22を歯車1に対向して、歯車1の回転方向に沿って所定の間隔を持って配置する。各磁気センサ21,22は、歯車1の山部1a、谷部1bに応じて、2値の検出信号をそれぞれ出力する。
図28に示すように、歯車1が時計回りに回転した場合を正回転、その逆の場合を逆回転と仮定する。正回転の場合は、図29に示すように、センサ21の検出出力21aは、センサ22の検出出力22aよりも位相が先行する。歯車1の山部1a及び谷部1bの間隔と、センサ21,22の間隔とを調整することにより、2つの検出出力21a,22aの位相差を調整できる。ここでは、位相差が1/4周期となるように調整している。また、歯車1が逆回転した場合は、図30に示すように、センサ22の検出出力22aは、センサ21の検出出力21aよりも位相が先行する。
検出出力21aは、DFF(D型フリップフロップ)31のデータ入力へ、検出出力22aは、DFF31のクロック入力へ接続される。DFF31では、クロック入力(検出出力22a)の立ち上がり時にデータ入力(検出出力21a)を観測し、その極性により歯車1の回転方向を検出する。つまり、図29に示すように歯車1が正回転の場合は、検出出力22aの立ち上がる時刻t80,t81,t82では、検出出力21aは常に“High”である。よって、DFF31は、歯車1は正回転していると判断し、“High”を回転方向検出結果出力22rとして出力する。一方、図30に示すように歯車1が逆回転の場合は、検出出力22aの立ち上がる時刻t83,t84,t85では、検出出力21aは常に“Low”である。よって、DFF31は、歯車1は逆回転していると判断し、“Low”を回転方向検出結果出力22rとして出力する。
しかしながら、2つのセンサ21,22の内、片方のセンサが断線や故障などにより出力が異常になった場合、DFF31は回転方向の検出を誤り、回転方向検出出力22rは異常となる。つまり、図31に示すように、歯車1が例えば正回転しているときに、時刻t87後にセンサ21が故障し、その出力が常に“Low”になったと仮定する。DFF31は、センサ検出出力22aの立ち上がりでセンサ検出出力21aを観測し、その極性により歯車1の回転方向を検出するので、歯車1は正回転をしているにもかかわらず、時刻t88のタイミングで、逆回転を開始したと判断してしまう。
このような誤検出を回避するために、特開平10−122903号公報では、2つのセンサの検出出力が相互に他方を監視し、一方のセンサ信号の異常を検出すると、周波数出力を停止させている。図32は、この公報による回転検出装置の構成を示している。図32において、4つのD型フリップフロップ(DFF)111,113,115,117と、AND回路119,123と、EXOR回路121,125とが設けられ、これらは、異常検出部を構成する。
DFF111及びDFF113は、第1の位置センサMRR101の異常の検出に用いられ、DFF115及びDFF117は、第2の位置センサMRF102の異常の検出に用いられる。第1の位置センサMRR101の出力は、DFF111のD端子、DFF113のD端子、DFF115のCK端子に接続される。第1の位置センサMRR101の出力にはNOT回路107が接続され、NOT回路107の出力はDFF117のCK端子に接続される。
第2の位置センサMRF102の出力は、DFF111のCK端子、DFF115のD端子、DFF117のD端子に接続される。第2の位置センサMRF102の出力にはNOT回路109が接続され、NOT回路109の出力はDFF113のCK端子に接続される。
DFF111,113,115,117の各々のR端子には、リセット信号105が入力される。DFF113のQ出力は、回転方向出力F/Rである。AND回路119は、DFF115のQ出力とDFF111のQの反転出力との論理積をとる。AND回路119は、回転体の正回転時に“High”を出力し、逆回転時に“Low”を出力する。AND回路123は、DFF111のQ出力とDFF115のQの反転出力との論理積をとる。AND回路123は、回転体の逆回転時に“High”を出力し、正回転時に“Low”を出力する。
EXOR回路121は、DFF111のQ出力とDFF113のQ出力との排他的論理和をとる。EXOR回路125は、DFF115のQ出力とDFF117のQ出力との排他的論理和をとる。EXOR回路121は、第1の位置センサMRR101が正常時には“High”を出力し、第1の位置センサMRR101が異常時には“Low”を出力する。EXOR回路125は、第2の位置センサMRF102が正常時には“High”を出力し、第2の位置センサMRF102が異常時には“Low”を出力する。
AND回路127,129、DFF131,133,135,137,139,141は、回転方向判定部を構成する。
AND回路127は、AND回路119の出力とリセット信号105との論理積をとる。AND回路129は、AND回路123の出力とリセット信号105との論理積をとる。DFF131,133,135は、多段に縦続接続され、DFF131のD端子にAND回路119の出力が接続される。DFF131,133,135の各々のR端子は、AND回路127の出力に接続される。DFF131,133,135の各々のCK端子は、MRF102の出力に接続される。DFF137,139,141は、多段に縦続接続され、DFF137のD端子にAND回路123の出力が接続される。DFF137,139,141の各々のR端子は、AND回路129の出力に接続される。DFF137,139,141の各々のCK端子は、第1の位置センサMRR101の出力に接続される。
AND回路143、AND回路145、及びOR回路147は、周波数出力制御部を構成する。
AND回路143は、DFF135のQ出力と、EXOR回路121の出力と、EXOR回路125の出力と、第1の位置センサMRR101との論理積をとる。AND回路143は、回転体の正回転時に第1の位置センサMRR101の周波数出力を出力し、逆回転時に“Low”となる。
AND回路145は、DFF141のQ出力と、EXOR回路121の出力と、EXOR回路125の出力と、第2の位置センサMRF102との論理積をとる。AND回路145は、回転体の逆回転時に第2の位置センサMRF102の周波数出力を出力し、正回転時に“Low”となる。
OR回路147は、AND回路143の出力と、AND回路145の出力との論理和をとり、この論理和出力が周波数出力FOとなる。
以下、回転体の正回転中に第1の位置センサMRR101が故障して、“High”になった場合の動作について、図33を用いて説明する。
第1の位置センサMRR101が故障して、“High”になると、時刻t101のタイミングでDFF111が異常を検出し、DFF131,133,135にリセットをかけ、故障から復帰してから3パルス後の時刻t102から、周波数出力を出力させる。
一方、図34に示すように、第1の位置センサMRR101が故障して、“Low”になった場合は、回転方向出力F/Rも正回転しているにもかかわらず逆回転と検出すると共に、故障から復帰してすぐに、周波数出力を出力する。この場合、図35に示すように、外部回路により周波数出力を観測し、出力の停止を観測するとリセット信号(RST)を入力するようにすれば、図33と同様、故障から復帰してから3パルス後に、周波数出力を開始することができる。
特開平10−332725号公報 特開平10−122903号公報
しかしながら、特許文献2に開示される回転検出装置では、回転体の回転方向が切り替わった場合においても、センサの異常であると判断し、出力を停止させてしまう。近年、エンジン等で用いられる回転状態検出装置では、回転が停止している状態でも、回転体の回転位置を把握することが必要である。エンジンの場合、回転が停止するときに、センサ検出出力の数周期分、振動しながら停止することが知られている。従って、正回転と逆回転を繰り返し、それぞれ正回転で何パルス、逆回転で何パルスしたかを計数することにより回転体が停止したときの回転位置を把握する。よって、従来例のように回転方向が反転したときに、周波数出力を停止させる装置では、回転が停止するときにパルス数を計数することができず、停止しているときの回転体の回転位置を把握することができない。
従来例による回転検出装置において、回転方向が正回転から逆回転に反転した場合の動作について、図36を参照して説明する。
回転体が時刻t103で正回転から逆回転に反転すると、第1の位置センサ信号MRR101及び第2の位置センサ信号MRF102は、図示するように、時刻t103以前では第2の位置センサ信号MRF102の方が、第1の位置センサ信号MRR101に対して位相が進み、時刻t103以降では、第1の位置センサ信号MRR101の方が、位相が進んでいる。
DFF111,113,115,117では、それぞれ、時刻t103以降に極性が反転するので、DFF131,133,135にはリセットがかかり、周波数出力が停止する。その後、DFF137,139,141は、リセットが解除され、3パルス遅延した後、周波数出力が再開される。
以上のように、回転体の回転方向が反転すると、回転検出装置は異常と判断し、周波数出力を停止してしまう。
本発明は、上述したような問題点を解決するためになされたもので、回転体の回転検出信号の異常の場合にのみ異常検出信号を出力可能な回転状態検出装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明は以下のように構成する。
即ち、本発明の第1態様における回転状態検出装置は、回転体に対向して配置され、上記回転体の回転に応じて位相の異なる2つの矩形波状で2値化の検出信号を出力する第1センサ及び第2センサと、第1〜第4の回転方向検出部と、異常検出部とを備えたことを特徴とする。第1回転方向検出部は、上記第1センサからの検出信号の立ち上がり時に上記第2センサの検出信号を観測して上記回転体の回転方向を検出する。第2回転方向検出部は、上記第1センサからの検出信号の立ち下がり時に上記第2センサの検出信号を観測して上記回転体の回転方向を検出する。第3回転方向検出部は、上記第2センサからの検出信号の立ち上がり時に上記第1センサの検出信号を観測して上記回転体の回転方向を検出する。第4回転方向検出部は、上記第2センサからの検出信号の立ち下がり時に上記第1センサの検出信号を観測して上記回転体の回転方向を検出する。異常検出部は、上記第1から第4の回転方向検出部から得られた回転方向検出結果に不一致が生じた場合に上記第1センサ及び上記第2センサの少なくとも一方の異常と判断して異常検出信号を出力する。
本発明の第1態様における回転状態検出装置によれば、第1から第4の回転方向検出部、及び異常検出部を備え、第1から第4の回転方向検出部による検出結果に不一致が生じた場合に第1センサ及び第2センサの少なくとも一方の異常と判断している。よって、回転体の回転方向が切り替わった場合ではセンサ異常とは判断せず、第1センサ及び第2センサの少なくとも一方の検出信号が異常の場合にのみ、異常検出信号を出力することができる。
本発明の実施形態である回転状態検出装置について、図を参照しながら以下に説明する。尚、各図において、同一又は同様の構成部分については同じ符号を付している。
実施の形態1.
本実施形態の回転状態検出装置について、図1から図5を参照して以下に説明する。
図1は、実施形態1における回転状態検出装置701の構成図である。
回転状態検出装置701は、第1センサ21、第2センサ22、回転方向検出部3、及び異常検出部5を備え、回転体1の回転状態を検出する装置である。尚、回転体1は、例えば磁性体の円板にて形成され、その外周面には、回転方向に沿って所定の間隔で凸状の山部1a及び凹状の谷部1bが交互に形成されている。このように回転体1は、一例として歯車形状にてなる。
第1センサ21及び第2センサ22は、回転体1の回転状態を検出するために、例えば磁気抵抗素子で構成されたセンサである。本実施形態では、回転体1の回転状態を検出するセンサは、第1センサ21及び第2センサ22のように、例えば2組のセンサが用いられ、第1センサ21及び第2センサ22は、回転体1の外周面に対向し、かつ回転体1の回転方向に沿って所定の間隔にて配置されている。このような第1センサ21及び第2センサ22は、回転体1の回転に伴い、回転体1の山部1a及び谷部1bに応じて、2値の検出信号21a,22aをそれぞれ出力する。尚、図1に示すように、回転体1が時計回りに回転する場合を正回転とし、その逆に回転する場合を逆回転とする。
回転方向検出部3は、第1センサ21及び第2センサ22が送出する検出信号21a,22aのそれぞれにおける立ち上がり時点及び立ち下がり時点における、回転体1の回転方向を示す回転方向検出結果21r,21f,22r,22fを出力する。
図2は、回転方向検出部3の構成の一例を示しており、回転方向検出部3は、4個のDFF(D型フリップフロップ)回路31,32,33,34で構成される。又、図中、DFF回路32,34のクロック入力部に示される丸印は、反転入力を示し、それぞれクロックの立ち下がり時のデータを保持することを意味し、又、出力のQnは観測したデータ入力の反転を出力することを意味する。
DFF回路31は、第1センサ21が送出する検出信号21aをデータ入力とし、第2センサ22が送出する検出信号22aをクロック入力として、検出信号22aの立ち上がり時の回転方向検出結果22rを出力する。尚、DFF回路31が第3回転方向検出部の一例に相当する。
DFF回路32は、第1センサ21が送出する検出信号21aをデータ入力とし、第2センサ22が送出する検出信号22aの反転をクロック入力として、検出信号22aの立ち下がり時の回転方向検出結果22fを出力する。尚、DFF回路32が第4回転方向検出部の一例に相当する。
DFF回路33は、第2センサ22が送出する検出信号22aをデータ入力とし、第1センサ21が送出する検出信号21aをクロック入力として、検出信号21aの立ち上がり時の回転方向検出結果21rを出力する。尚、DFF回路33が第1回転方向検出部の一例に相当する。
DFF回路34は、第2センサ22が送出する検出信号22aをデータ入力とし、第1センサ21が送出する検出信号21aの反転をクロック入力として、検出信号21aの立ち下がり時の回転方向検出結果21fを出力する。尚、DFF回路34が第2回転方向検出部の一例に相当する。
異常検出部5は、回転方向検出部3が送出する回転方向検出結果21r,21f,22r,22fに基づいて、異常検出信号5a、並びに、検出信号21aが異常か否か、換言すると第1センサ21が異常か否かを表す異常検出信号21e、及び検出信号22aが異常か否か、換言すると第2センサ22が異常か否かを表す異常検出信号22eを出力する。尚、異常検出信号21e及び異常検出信号22eは、それぞれ、第1センサ21及び第2センサ22の個別異常検出信号に相当する。又、以下に説明するように、異常検出信号5aは、異常検出信号21e及び異常検出信号22eの少なくとも一方が異常を表すときに、異常を表す信号である。
図3は、異常検出部5の構成の一例を示している。異常検出部5は、検出信号21a,22a、及び回転方向検出結果21r,21f,22r,22fを入力とし、検出信号21a、22aのそれぞれ立ち上がり及び立ち下がりエッジでの、回転方向検出結果21r,21f,22r,22fの不一致を観測し、不一致が連続する場合に異常と判断し、異常検出信号5a、並びに、第1センサ21及び第2センサ22の異常検出信号21e,22eを出力する。以下に、異常検出部5の具体的構成について説明する。
EXOR回路501は、回転方向検出結果22r,22fの排他的論理和をとり、検出信号22aの立ち上がり及び立ち下がり時の回転方向検出結果22r,22fの不一致を検出し、不一致の場合は“High”を出力する。
EXOR回路502は、回転方向検出結果21r,21fの排他的論理和をとり、検出信号21aの立ち上がり及び立ち下がり時の回転方向検出結果21r,21fの不一致を検出し、不一致の場合は“High”を出力する。
DFF503は、EXOR回路501の出力をデータ入力とし、第2センサ22の検出信号22aをクロック入力とし、検出信号22aの立ち上がり及び立ち下がり時における回転方向検出結果22r,22fの不一致が継続するか否かを判別する。
DFF504は、EXOR回路501の出力をデータ入力とし、第2センサ22の検出信号22aの反転をクロック入力とし、検出信号22aの立ち上がり及び立ち下がり時における回転方向検出結果22r,22fの不一致が継続するか否かを判別する。
DFF505は、EXOR回路502の出力をデータ入力とし、第1センサ21の検出信号21aをクロック入力とし、検出信号21aの立ち上がり及び立ち下がり時における回転方向検出結果21r,21fの不一致が継続するか否かを判別する。
DFF505は、EXOR回路502の出力をデータ入力とし、第1センサ21の検出信号21aの反転をクロック入力とし、検出信号21aの立ち上がり及び立ち下がり時における回転方向検出結果21r,21fの不一致が継続するか否かを判別する。
AND回路511は、DFF503,504の論理積をとり、両者が共に“High”のときには第2センサ22が異常であるので、異常検出信号22eとして“High”を出力する。
AND回路516は、DFF505,506の論理積をとり、両者が共に“High”のときには第1センサ21が異常であるので、異常検出信号21eとして“High”を出力する。
OR回路519は、異常検出信号21e,22eの論理和をとり、どちらかが“High”になれば“High”を出力する。
尚、上述の、EXOR回路501、EXOR回路502、DFF503〜506、及び、AND回路511、516の構成部分は、第1センサ21及び第2センサ22のどちらが異常であるかを判別する判別部5bとしての機能を果たす。
上述のように構成される、実施の形態1における回転状態検出装置701の動作について、図を参照して以下に説明する。
図4では、回転体1が正回転している状態で、第1センサ21の検出信号21aが異常となり常に“High”となった場合の各部の波形を示す。
検出信号21aが常に“High”となった場合には、第2センサ22の検出信号22aの立ち上がり時における回転方向検出結果22rは常に“High”である。しかし、検出信号22aの立ち下がり時における回転方向検出結果22fは、検出信号21aが異常である時刻t01から時刻t03の間、逆回転を示す“Low”となる。検出信号21aが異常である間、検出信号21aは変化しないため、回転方向検出結果21r,21fは常に“High”のままである。従って、時刻t01から時刻t03の間、回転方向検出結果22r,22fの不一致つまりEXOR回路501は“High”になり、回転方向検出結果21r,21fの不一致つまりEXOR回路502は“Low”のままである。
検出信号21aの異常が継続すると、DFF503,504の出力が共に“High”となり、そのANDを取った異常検出信号22eは、時刻t02から時刻t04の間、“High”を出力する。回転方向検出結果21r,21fの不一致つまりEXOR回路502は“Low”のままであるので、DFF505,506の出力及びAND回路516の出力は常に“Low”となる。従って、異常検出信号5aは、時刻t02からt04の間、“High”を出力する。
次に、図5では、回転体1の回転方向が正回転から逆回転に反転した場合の各部の波形を示す。
回転体1の回転方向が正回転から逆回転に反転すると、検出信号21a,22aは、例えば図に示すような波形になる。4つのDFF回路31,32,33,34では、それぞれ、検出信号21aの立ち上がり時の回転方向検出結果21rは、時刻t08で反転を検出し、検出信号21aの立ち下がり時の回転方向検出結果21fは、時刻t06で反転を検出する。検出信号22aの立ち上がり時の回転方向検出結果22rは、時刻t07で反転を検出し、検出信号22aの立ち下がり時の回転方向検出結果22fは、時刻t05で反転を検出する。
従って、回転方向検出結果21r,21fの不一致の区間つまりEXOR回路502が“High”になる区間は、時刻t06から時刻t08の間であり、回転方向検出結果22r,22fの不一致の区間つまりEXOR回路501が“High”になる区間は時刻t05から時刻t07の間である。これらの区間は、それぞれ検出信号21a,22aの半周期分であるので、この信号を検出信号21a,22aの立ち上がり及び立ち下がりのタイミングでDFF503,504,505,506に保持すると、DFF503とDFF504、DFF505とDFF506それぞれが同時に“High”になることはない。よって異常検出信号21e,22eは、常に“Low”であり、異常検出信号5eも常に“Low”である。
以上のように、本実施の形態1の回転状態検出装置701によれば、回転体1の回転方向が反転したことで異常と判断することはなく、第1センサ21及び第2センサ22の少なくとも一方の検出信号が異常になった場合のみ、異常検出信号を出力することができる。
又、本実施の形態1の回転状態検出装置701によれば、図3に示す異常検出部5の構成から明らかなように、第1センサ21あるいは第2センサ22のどちらのセンサが異常であるのかを判断することができる。
実施の形態2.
次に、本発明の実施の形態2における回転状態検出装置について、図6から図8を参照して説明する。
図6は、図1に示す異常検出部5の別の構成例を示している。図6に示す異常検出部5cは、図1に示す異常検出部5に論理回路を追加した構成を有し、該異常検出部5cは、異常検出タイミングを早める構成を有する。尚、図6において、EXOR回路501、EXOR回路502、DFF503〜506、及び、AND回路511、516の構成部分は、図3に示す構成に同じである。
符号507〜510、及び符号512〜515は、AND回路を示し、異常が発生した場合の論理積をとり、実施の形態1に示す異常検出タイミングより半周期早いタイミングを生成している。尚、図中、AND回路507〜510、及びAND回路512〜515における入力部の丸印は、それぞれ、信号を反転して入力することを意味する。
符号517,518,520,521は、OR回路を示し、それぞれの場合の論理和をとって、実施の形態1に示す異常検出タイミングより半周期早い異常検出信号5a、及び異常検出信号21e,22eを生成している。
このように構成される異常検出部5cの動作について、図7、図8を参照して以下に説明する。
図7は、回転体1が正回転しているときに、第1センサ21が故障して検出信号21aが常に“High”を出力するようになった場合の各部信号のタイミングを示している。
図7に示すように、回転体1が正回転しているときには、検出信号21aは、検出信号22aよりも位相が進み、回転方向検出結果21r,21f,22r,22fはすべて“High”となる。この状態で、第1センサ21が故障して検出信号21aが常に“High”となると、時刻t09のタイミングで検出信号22aの立ち下がり時の回転方向検出結果22fが“Low”となり、検出信号22aの立ち上がり時の回転方向検出結果22rと不一致となる。
EXOR回路501は、この不一致を検出し、時刻t09で“High”を出力する。従って、DFF503,504の出力は、それぞれ時刻t10,t11のタイミングで“High”となり、AND回路508は、時刻t10から時刻t11の間、“High”を出力する。以上より、OR回路517は、これらの論理和をとり、時刻t10から時刻t12の間、“High”を出力する。よって、異常検出信号5a、及び異常検出信号22eは、図4に示す実施の形態1での検出タイミングである時刻t02(図7では時刻t11)よりも半周期早い時刻t10のタイミングで異常を検出できる。
次に、回転体1の回転方向が正回転から逆回転に反転した場合の動作について、図8を参照して説明する。
図5に示す実施の形態1における場合と同様、回転体1の回転方向が正回転から逆回転に反転すると、検出信号21a,22aは、例えば図に示すような波形になる。4つのDFF回路31,32,33,34は、それぞれ、時刻t16,t14,t17,t15で反転を検出する。従って、回転方向検出結果21r,21fの不一致の区間つまりEXOR回路502が“High”になる区間は、時刻t15から時刻t17の間であり、回転方向検出結果22r,22fの不一致の区間つまりEXOR回路501が“High”になる区間は、時刻t14から時刻t16の間である。これらの区間は、それぞれ検出信号21a,22aの半周期分である。
よって、この信号を、検出信号21a,22aの立ち上がり及び立ち下がりのタイミングでDFF503,504,505,506に保持すると、DFF503とDFF504、DFF505とDFF506のそれぞれが同時に“High”になることはない。よって、AND回路511,516は常に“Low”であり、さらにAND回路507〜510、及びAND回路512〜515も常に“Low”であるので、異常検出信号21e,22eは常に“Low”であり、異常検出信号5eも常に“Low”である。
以上のように、本実施の形態2における回転状態検出装置によっても、回転体1の回転方向が反転したことで異常と判断することはなく、第1センサ21及び第2センサ22の少なくとも一方の検出信号が異常になった場合のみ、異常を表す異常検出信号を出力することができる。
実施の形態3.
次に、本発明の実施の形態3における回転状態検出装置について、図9から図15を参照して説明する。
図9は、実施の形態3における回転状態検出装置703の構成図を示す。該回転状態検出装置703は、上述した図1に示す回転状態検出装置701に、第1回転数出力制御部に相当する回転数出力制御部6aを加えた構成を有する。
回転数出力制御部6aは、異常検出信号5aに応じて、正常の場合には、第2センサ22による検出信号22aの出力を回転数計数用信号として出力し、異常が発生した場合にはその出力を停止する制御部である。
図10は、回転数出力制御部6aの構成の一例で、AND回路により構成されている。異常検出部5の出力5aが“Low”のとき、つまり正常なときには、AND回路601は、センサ検出信号22aをそのまま出力し、異常検出部5が異常を検出し、異常検出信号5aが“High”になったときは、出力を“Low”に固定する。
図11は回転体1が正回転しているときに、第1センサ21が故障し検出信号21aが常に“High”を出力するようになった場合の出力信号のタイミングを示している。検出信号21aが異常になると、異常検出部5は異常を検出して、時刻t18から時刻t19の間、“High”を出力する。回転数出力制御部6aは、時刻t18から時刻t19の間は、検出信号22aの出力を停止し、“Low”を出力する。つまり、破線で示す2つのパルスをマスクする。
また、図6に示す実施の形態2による異常検出部5cを使用すれば、図12に示すように、異常検出信号5aは時刻t20から時刻t21の間、異常を検出する。よって、回転数出力制御部6aは、時刻t20から時刻t21の間、センサ検出信号22aの出力を停止し、“Low”を出力する。つまり、破線で示す3つのパルスをマスクする。
また、回転数出力制御部6aとして、図13に示すようなAND回路602を使用し、図3に示す実施の形態1による異常検出部5を使用すれば、図14に示すように、異常を検出している時刻t22から時刻t23の間は、“High”の固定出力となる。さらに、図6に示す実施の形態2による異常検出部5cを使用すれば、図15に示すように、異常を検出している時刻t24から時刻t25の間は、“High”の固定出力となる。
このように実施形態3の回転状態検出装置703によれば、センサが故障した場合でも回転数出力を継続することができる。又、異常検出結果に従い、回転数出力制御部6aの出力レベルを切り替えることにより、1本の信号線で回転数情報と異常検出情報を伝達することができる。
又、センサが故障して異常な出力となった場合に、誤った信号を通知することを防止することができる。
尚、ここでは上述のように、正常の場合には検出信号22aの出力を回転数計数用信号として出力するが、第2センサ22による検出信号22aを使用する代わりに、第1センサ21による検出信号21aを使用して構成することもできる。この場合、正常の場合には、回転数出力制御部6aは、第1センサ21による検出信号21aの出力を回転数計数用信号として出力し、異常が発生した場合にはその出力を停止する。
実施の形態4.
次に、本発明の実施の形態4における回転状態検出装置について、図16から図20を参照して説明する。
図16は、本実施の形態4の回転状態検出装置704の構成図である。該回転状態検出装置704は、上述した図1に示す回転状態検出装置701に、第2回転数出力制御部に相当する回転数出力制御部6bを加えた構成を有する。
回転数出力制御部6bは、第2センサ22の異常検出信号22eに応じて、正常の場合には、第2センサ22からの検出信号22aの出力を回転数計数用信号として出力し、センサ22aの出力に異常が発生した場合には、検出信号22aの出力を、第1センサ21の検出信号21aの出力に切り替えて出力する回転数出力制御部である。
図17は、回転数出力制御部6bの構成の一例を示している。回転数出力制御部6bは、セレクタ回路603により構成されている。セレクタ回路603には、第1センサ21による検出信号21aと、第2センサ22による検出信号22aが供給され、さらに、検出信号21a、22aを選択する信号として第2センサ22の異常検出信号22eが供給される。
このような回転数出力制御部6bは、第2センサ22の異常検出信号22eが“Low”のとき、つまり第2センサ22が正常なときには、第2センサ22の検出信号22aをそのまま、回転数計数用信号として出力する。一方、異常検出部5が第2センサ22の異常を検出し、第2センサ22の異常検出信号22eが“High”になったときには、回転数出力制御部6bは、第2センサ22の検出信号22aを、第1センサ21の検出信号21aに切り替えて、回転数計数用信号として出力する。
尚、この例では、第2センサ22の異常検出信号22eを基準に、第1センサ21の検出信号21aと、第2センサ22の検出信号22aとを切り替えたが、第1センサ21の異常検出信号21eを基準に、第1センサ21の検出信号21aと、第2センサ22の検出信号22aとを切り替えるように構成することもできる。
図18は、回転体1が正回転しているときに、第2センサ22が故障して常に“High”を出力するようになった場合の出力信号のタイミングを示している。異常検出部5は、時刻t26から時刻t27の間、第2センサ22の検出信号22aの異常を検出し、“High”を出力する。回転数出力制御部6bでは、第2センサ22が正常の場合、つまり第2センサ22の異常検出信号22eが“Low”の間、セレクタ回路603は、B端子の第2センサ22による検出信号22aを選択し、第2センサ22が異常の場合、つまり第2センサ22の異常検出信号22eが“High”の間には、A端子の第1センサ21による検出信号21aを選択し出力する。
以上のように、実施の形態4による回転状態検出装置704によれば、一方のセンサが異常を起こしても、正常なセンサの出力に切り替えることができ、回転数検出信号6xを途切れることなく出力することができる。
図19は、図16に示す回転数出力制御部6bの別の構成例を示す。図19に示す回転数出力制御部6b−1は、出力レベル変更部の機能を果たす一例に相当し、第2センサ22が異常の場合には、出力を第1センサ21の検出信号21aに切り替えると共に、回転数出力制御部6b−1の出力の“Low”レベルを正常の場合とは異なるレベルにて出力する。このように回転数出力制御部6b−1は、回転数検出信号6xを途切れさせることなく、さらに第2センサ22による検出信号22aが異常であることを通知できるようにしたものである。
回転数出力制御部6b−1の構成について説明する。符号604は、第2センサ22の異常検出信号22eの反転と、第2センサ22による検出信号22aの反転とを入力とし、第2センサ22が正常でかつ検出信号22aが“Low”のときに、トランジスタ回路606をオンにする信号を出力するAND回路である。符号605は、第2センサ22の異常検出信号22eと、第1センサ21による検出信号21aの反転とを入力とし、第2センサ22が異常で、かつ検出信号21aが“Low”のときに、トランジスタ回路607をオンにする信号を出力するAND回路である。トランジスタ回路606は、AND回路604の出力が“High”のときにオンする。トランジスタ回路607は、AND回路605の出力が“High”のときにオンする。
回転数出力制御部6b−1の動作について図20を参照して以下に説明する。
正常時には、第2センサ22の異常検出信号22eが“Low”であるので、AND回路604は、第2センサ22による検出信号22aが“Low”の間、“High”を出力し、AND回路605は常に“Low”である。トランジスタ回路606は、AND回路604により、第2センサによる検出信号22aが“Low”の間、オンとなり、トランジスタ回路607は常にオフとなる。よって、点Aは、第2センサ22による検出信号22aが“Low”の間、GNDと同一レベルとなる。従って、正常時の回転数検出信号6xの“Low”レベルV0は、
V0=(R1/(R0+R1))×Vcc
となる。ここで、R0、R1は、図19に示す抵抗R0,R1の抵抗値である。
また、異常検出部5が第2センサ22の異常を検出すると、第2センサ22の異常検出信号22eが“High”となる。よって、AND回路604は、常に“Low”を出力し、AND回路605は、第1センサ21による検出信号21aが“Low”の間、“High”を出力する。トランジスタ回路606は、常にオフとなり、トランジスタ回路607は、AND回路605により、第1センサ21による検出信号21aが“Low”の間、オンされるので、点Aは、検出信号21aが“Low”の間、抵抗R2を介してGNDと接続される。従って、第2センサ22の検出信号22aが異常のときの回転数検出信号6xの“Low”レベルV1は、
V1=((R1+R2)/(R0+R1+R2))×Vcc
となる。ここで、R0、R1、R2は、図19に示す抵抗R0、R1、R2の抵抗値である。
正常時における、第2センサ22による検出信号22aが“High”の間、あるいは、第2センサ22の異常時における第1センサ21の検出信号21aが“High”の間には、トランジスタ回路606,607ともオフとなるので、回転数検出信号6xのレベルは、Vccと同一となる。
ここで例えば、Vcc=5V,R0=10キロオーム,R1=1キロオーム,R2=6キロオームとすると、それぞれの出力電圧は、V0=0.5V,V1=2V程度となる。従って、回転数検出信号6xの信号を受信する後段の信号処理回路において、例えば、Vth0=2.5V程度とすることにより、回転体1の回転数を計測することができると共に、Vth1=1.5V程度とすることにより、センサの異常状態も観測することができる。
このように回転数出力制御部6b−1によれば、センサが故障しても、回転数出力を継続するとともに、センサが故障していることを通知することができる。
尚、上述の例では、第2センサ22が異常の場合で異常検出信号22eを例に採り説明したが、これに代えて、第1センサ21が異常の場合で異常検出信号21eを用いて構成しても良い。この場合、AND回路604には、第1センサ21の異常検出信号21eの反転と、第1センサ21の検出信号21aとを入力し、AND回路605には、第1センサ21の異常検出信号21eと、第2センサ22の検出信号22aの反転とを入力する。
実施の形態5.
次に、本発明の実施の形態5の回転状態検出装置について、図21から図23を参照して説明する。
図21は、実施の形態5の回転状態検出装置705の構成図である。該回転状態検出装置705は、図16に示す実施の形態4における回転状態検出装置704の構成に対して、さらに第1センサ21の異常検出信号21eについても回転数出力制御部に入力するようにした構成を有する。実施の形態5の回転状態検出装置705に備わる回転数出力制御部に符号6cを付す。その他の構成は、回転状態検出装置704の構成と同一である。尚、回転数出力制御部6cは、第3回転数出力制御部の機能を果たす一例に相当する。
図22は、図21に示す回転数出力制御部6cの構成の一例を示す。尚、回転数出力制御部6cにおいて、点線で囲った部分は、出力レベル変更部の機能を果たす一例に相当し、符号6c−1を付す。回転数出力制御部6cは、図19に示す実施の形態4の回転数出力制御部6bに対して、第2センサ22の検出信号22aが異常の場合に加え、第1センサ21の検出信号21aが異常の場合にも、回転数出力制御部6cの出力の“Low”レベルを正常の場合と異なるレベルで出力する。よって、回転状態検出装置705によれば、回転数検出信号6xを途切れさせることなく、さらに第1センサ21及び第2センサ22の検出信号21a,22aのいずれが異常であることを通知できるようにしたものである。
回転数出力制御部6cにおける出力レベル変更部6c−1の構成について説明する。
符号608は、第1センサ21の異常検出信号21eの反転と、第2センサ22の異常検出信号22eの反転と、第2センサ22の検出信号22aの反転とを入力とし、正常かつ検出信号22aが“Low”のときに、トランジスタ回路606をオンにする信号を出力するAND回路である。符号605は、第2センサ22の異常検出信号22eと、第1センサ21による検出信号21aの反転とを入力とし、第2センサ22が異常で、かつ検出信号21aが“Low”のときに、トランジスタ回路607をオンにする信号を出力するAND回路である。符号609は、第1センサ21の異常検出信号21eと、第2センサ22による検出信号22aの反転とを入力とし、第1センサ21が異常で、かつ検出信号22aが“Low”のときに、トランジスタ回路610をオンにする信号を出力するAND回路である。トランジスタ回路606は、AND回路608の出力が“High”のときにオンする。トランジスタ回路607は、AND回路605の出力が“High”のときにオンする。トランジスタ回路610は、AND回路609の出力が“High”のときにオンする。
回転数出力制御部6cの動作について図23を参照して以下に説明する。
正常時には、第1センサ21の異常検出信号21eが“Low”であり、かつ第2センサ22の異常検出信号22eが“Low”であるので、AND回路608は、第2センサ22の検出信号22aが“Low”の間、“High”を出力し、AND回路605,609は、常に“Low”である。トランジスタ回路606は、AND回路608により、検出信号22aが“Low”の間、オンされ、トランジスタ回路607,610は、常にオフとなる。よって、点Aは、第2センサ22による検出信号22aが“Low”の間、GNDと同一レベルとなる。従って、正常時における回転数検出信号6xの“Low”レベルV0は、
V0=(R1/(R0+R1))×Vcc
となる。ここで、R0、R1は、図22に示す抵抗R0、R1の抵抗値である。
また、異常検出部5が第2センサ22の異常を検出すると、第1センサ21の異常検出信号21eは“Low”、第2センサ22の異常検出信号22eは“High”となるので、AND回路608,609は、常に“Low”を出力し、AND回路605は、第1センサ21による検出信号21aが“Low”の間、“High”を出力する。また、トランジスタ回路606,610は、常にオフとなり、トランジスタ回路607は、AND回路605により、検出信号21aが“Low”の間、オンされるので、点Aは、検出信号21aが“Low”の間、抵抗R2を介してGNDと接続される。従って、第2センサ22による検出信号22aが異常のときの回転数検出信号6xの“Low”レベルV1は、
V1=((R1+R2)/(R0+R1+R2))×Vcc
となる。ここで、R0、R1、R2は、図22に示す抵抗R0、R1、R2の抵抗値である。
さらに、異常検出部5が第1センサ21の異常を検出すると、第1センサ21の異常検出信号21eが“High”、第2センサ22の異常検出信号22eが“Low”となる。よって、AND回路608,605は、常に“Low”を出力し、AND回路609は、第2センサ22による検出信号22aが“Low”の間、“High”を出力する。また、トランジスタ回路606,607は、常にオフとなり、トランジスタ回路610は、AND回路609により、検出信号22aが“Low”の間、オンされる。よって点Aは、検出信号22aが“Low”の間、抵抗R3を介してGNDと接続される。従って、第1センサ21による検出信号21aが異常のときの回転数検出信号6xの“Low”レベルV2は、
V2=((R1+R3)/(R0+R1+R3))×Vcc
となる。ここで、R0、R1、R3は、図22に示す抵抗R0、R1、R3の抵抗値である。
ここで例えば、Vcc=5V,R0=10キロオーム,R1=1キロオーム,R2=6キロオーム,R3=14キロオームとすると、それぞれの出力電圧は、V0=0.5V,V1=2V,V2=3V程度となる。従って、回転数検出信号6xの信号を受信する後段の信号処理回路において、例えば、Vth0=3.5V程度とすることにより、回転体1の回転数を計測することができると共に、Vth1=1.5V,Vth2=2.5V程度とすることにより、第1及び第2の両方のセンサの異常状態も観測することができる。
このように、実施の形態5の回転状態検出装置705によれば、センサが故障しても、回転数出力を継続することができ、さらに、どちらのセンサが故障しているかを通知することができる。
実施の形態4及び実施の形態5では、回転数検出出力6xの“Low”のレベルをV0、V1、V2のように切り替えていたが、回転数出力制御部のAND回路、トランジスタ回路の構成を変更して、回転数検出出力6xの“High”のレベルを何段階かに切り替えても良い。さらに、回転数検出出力6xの“Low”のレベル及び“High”のレベルの両方のレベルを切り替えるようにしても良い。
実施の形態6.
次に、本発明の実施の形態6の回転状態検出装置について、図24から図27を参照して以下に説明する。
実施の形態6における回転状態検出装置706は、図21に示す、第1センサ21、第2センサ22、回転方向検出部3、及び異常検出部5を備え、さらに、図21に示す回転数出力制御部6cに代えて回転数出力制御部6dを備える。回転数出力制御部6dには、第1センサ21による検出信号21a、第2センサ22による検出信号22a、第1センサ21の異常検出信号21e、及び第2センサ22の異常検出信号22eが供給される。
回転数出力制御部6dは、図21に示す回転数出力制御部6cの別の構成例であり、正常時と、センサ検出信号21aが異常のときと、センサ検出信号22aが異常のときとで、それぞれ異なる数のパルスを重畳するようにしたものである。
このような回転数出力制御部6dは、図24に示すように、大きく分けて、図17に示すような第2回転数出力制御部に相当するセレクタ部603と、パルス発生部611と、パルス重畳部6d−1とを備える。
上記セレクタ部603には、異常検出部5から、第1センサ21及び第2センサ22のそれぞれの異常検出信号21e、22eのいずれか一方が、選択信号として供給される。尚、本実施の形態6では、図24に示すように、選択信号として第2センサ22の異常検出信号22eが供給される場合の構成を採る。さらに、セレクタ部603には、第1センサ21及び第2センサ22からそれぞれの検出信号21a,22aが供給され、異常検出信号が供給されたときには、正常である第1センサ21又は第2センサ22における検出信号21a,22aに基づいて回転体1の回転数を示す回転数検出信号を出力する。
上記パルス発生部611は、回転体1の回転数よりも早い周波数を持ったパルスを生成する。
上記パルス重畳部6d−1は、異常検出部5から第1センサ21及び第2センサ22のそれぞれの異常検出信号21e、22eが供給され、パルス発生部611にて生成したパルスを上記回転数検出信号に重畳して出力する。
回転数出力制御部6dの構成についてより具体的に説明する。
セレクタ部603は、上述のように、検出信号21a,22aを入力とし、検出信号22aが異常の場合、つまり第2センサ22の異常検出信号22eが“High”のとき、第1センサ21による検出信号21aを出力し、それ以外の正常時あるいは検出信号21aが異常の場合つまり第1センサ21の異常検出信号21eが“High”のときは、第2センサ22の検出信号22aを選択して出力する回路である。
パルス発生部611は、図25に示すように、回転体1の回転数によらず十分長い固定の周期で所定の位相差を持った3つのパルス611a,611b,611cを出力する。これらのパルスのパルス幅は、回転数検出信号6xの最も短いパルス幅よりも十分に短いものとする。
符号612は、第1センサ21の異常検出信号21e、及び第2センサ22の異常検出信号22eを入力とし、第1センサ21及び第2センサ22のいずれかが異常の場合に“High”を出力するOR回路である。
符号613は、OR回路612の出力と、パルス発生部611から出力されるパルス611bとを入力とし、OR回路612の出力が“High”の場合つまり第1センサ21及び第2センサ22のいずれかが異常の場合に、パルス611bを出力するAND回路である。
符号614は、第2センサ22の異常検出信号22eと、パルス発生部611から出力されるパルス611cとを入力とし、第2センサ22の異常検出信号22eが“High”の場合つまり第2センサ22が異常の場合に、パルス611cを出力するAND回路である。
符号615は、パルス発生部611から出力されるパルス611aと、AND回路613の出力と、AND回路614の出力とのいずれかが“High”の場合に“High”を出力するOR回路である。
符号616は、セレクタ回路603の出力と、OR回路615の出力とを入力とし、セレクタ回路603の出力に対して、異常検出結果を重畳し、回転数検出信号6xを出力するEXOR回路である。
尚、上述の、OR回路612、AND回路613,614、OR回路615、及びEXOR回路616にて、上記パルス重畳部6d−1を構成する。
このように構成される回転数出力制御部6dの動作について、図25から図27を参照して以下に説明する。
図25は、正常時の各部信号のタイミング図である。正常時には、第1センサ21の異常検出信号21e、第2センサ22の異常検出信号22eは、共に“Low”であるので、AND回路613,614は、常に“Low”を出力する。従って、OR回路615は、パルス611aの1パルス分のみを出力し、回転数検出信号6xは、第2センサ22による検出信号22aに対して、所定の間隔で、1パルス反転される。
図26は、第1センサ21が異常の場合の各部信号のタイミング図である。第1センサ21が異常の場合、第1センサ21の異常検出信号21eが“High”となるので、OR回路612の出力が“High”となり、AND回路613からパルス611bが出力される。従って、OR回路615からは、パルス611a,611bの2パルスが連続して出力され、回転数検出信号6xは、第2センサ22による検出信号22aに対して、所定の間隔で、2パルス分反転される。
図27は、第2センサ22が異常の場合の各部信号のタイミング図である。第2センサ22が異常の場合、第2センサ22の異常検出信号22eが“High”となるので、OR回路612の出力が“High”となり、AND回路613からパルス611bが出力される。さらにAND回路614からもパルス611cが出力される。従って、OR回路615からは、パルス611a,611b,611cの3パルスが連続して出力され、回転数検出信号6xは、第1センサ21による検出信号21aに対して、所定の間隔で、3パルス分反転される。
以上のように、実施の形態6における回転状態検出装置706によれば、正常な場合には1パルスのみ、第1センサ21が異常の場合には2パルス、第2センサ22が異常の場合には3パルス分の信号が第1センサ21及び第2センサ22のいずれか一方の検出信号に対して反転される。よって、反転されるパルス数を観測することにより、正常であるのか、第1センサ21が異常なのか、第2センサ22が異常なのかを判別することができる。又、実施の形態6における回転状態検出装置706によれば、異常検出結果に従い、回転数出力制御部6cの出力に重畳するパルスの数を切り替えることにより、1本の信号線で回転数情報と異常検出情報とを伝達することができる効果がある。
尚、上述した各実施形態における構成を適宜組み合わせることで、回転状態検出装置を構成しても良い。
本発明の実施の形態1における回転状態検出装置の構成図である。 図1に示す回転方向検出部の構成の一例を示す図である。 図1に示す異常検出部の構成の一例を示す図である。 図1に示す回転状態検出装置の動作を説明するためのタイミングチャートであり、回転体が正回転をしているときに第1センサが異常となった場合の各部信号のタイミングチャートである。 図1に示す回転状態検出装置の動作を説明するためのタイミングチャートであり、回転体が正回転から逆回転に反転した場合の各部信号のタイミングチャートである。 本発明の実施の形態2における回転状態検出装置に備わる異常検出部の構成例を示す図である。 図6に示す回転状態検出装置の動作を説明するためのタイミングチャートであり、回転体が正回転をしているときに第1センサが異常となった場合の各部信号のタイミングチャートである。 図6に示す回転状態検出装置の動作を説明するためのタイミングチャートであり、回転体が正回転から逆回転に反転した場合の各部信号のタイミングチャートである。 本発明の実施の形態3における回転状態検出装置の構成図である。 図9に示す回転数出力制御部の構成の一例を示す図である。 図9に示す回転状態検出装置において、図1に示す異常検出部を用いた場合の動作を説明するためのタイミングチャートであり、回転体が正回転をしているときに第1センサが異常となった場合の各部信号のタイミングチャートである。 図9に示す回転状態検出装置において、図6に示す異常検出部を用いた場合の動作を説明するためのタイミングチャートであり、回転体が正回転をしているときに第1センサが異常となった場合の各部信号のタイミングチャートである。 図9に示す回転数出力制御部の構成の別の構成例を示す図である。 図9に示す回転状態検出装置において、図1に示す異常検出部を用い、図13に示す回転数出力制御部を用いた場合の動作を説明するためのタイミングチャートであり、回転体が正回転をしているときに第1センサが異常となった場合の各部信号のタイミングチャートである。 図9に示す回転状態検出装置において、図6に示す異常検出部を用い、図13に示す回転数出力制御部を用いた場合の動作を説明するためのタイミングチャートであり、回転体が正回転をしているときに第1センサが異常となった場合の各部信号のタイミングチャートである。 本発明の実施の形態4における回転状態検出装置の構成図である。 図16に示す回転数出力制御部の構成の一例を示す図である。 図16に示す回転状態検出装置の動作を説明するためのタイミングチャートであり、回転体が正回転をしているときに第2センサが異常となった場合の各部信号のタイミングチャートである。 図16に示す回転数出力制御部の別の構成例を示す図である。 図16に示す回転数出力制御部を備えた回転状態検出装置の動作を示すタイミングチャートであり、回転体が正回転をしているときに第2センサが異常となった場合の各部信号のタイミングチャートである。 本発明の実施の形態5における回転状態検出装置の構成図である。 図21に示す回転数出力制御部の構成の一例を示す図である。 図21に示す回転状態検出装置の動作を示すタイミングチャートであって、回転体が正回転をしているときに第1センサ21あるいは第2センサが異常となった場合の各部信号のタイミングチャートである。 本発明の実施の形態6における回転状態検出装置に備わる回転数出力制御部の内部構成の一例を示す図である。 図24に示す回転状態検出装置の動作を説明するためのタイミングチャートであり、回転体が正常に正回転をしているときの各部信号のタイミングチャートである。 図24に示す回転状態検出装置の動作を説明するためのタイミングチャートであり、回転体が正回転をしているときに第1センサが異常となった場合の各部信号のタイミングチャートである。 図24に示す回転状態検出装置の動作を説明するためのタイミングチャートであり、回転体が正回転をしているときに第2センサが異常となった場合の各部信号のタイミングチャートである。 従来の回転状態検出装置の構成の一例を示す図である。 図28に示す従来の回転状態検出装置の動作を示すタイミングチャートであり、回転体が正回転をしている場合の各部信号のタイミングチャートである。 図28に示す従来の回転状態検出装置の動作を示すタイミングチャートであり、回転体が逆回転をしている場合の各部信号のタイミングチャートである。 図28に示す従来の回転状態検出装置の動作を示すタイミングチャートであり、回転体が正回転をしているときにセンサが異常となった場合の各部信号のタイミングチャートである。 従来の回転状態検出装置の別の構成例を示す図である。 図32に示す従来の回転状態検出装置の動作を示すタイミングチャートであり、回転体が正回転をしているときにセンサが故障し常に“High”となった場合の各部信号のタイミングチャートである。 図32に示す従来の回転状態検出装置の動作を示すタイミングチャートであり、回転体が正回転をしているときにセンサが故障し常に“Low”となった場合の各部信号のタイミングチャートである。 図32に示す従来の回転状態検出装置の動作を示すタイミングチャートであり、回転体が正回転をしているときにセンサが故障し常に“Low”となった場合に故障検出時にリセットをかけた場合の各部信号のタイミングチャートである。 図32に示す従来の回転状態検出装置の動作を示すタイミングチャートであり、回転体が正回転から逆回転に回転方向が反転した場合の各部信号のタイミングチャートである。
符号の説明
1 回転体、3 回転方向検出部、5 異常検出部、5a 異常検出信号、
5b 判別部、6a,6b,6b−1、6c、6d 回転数出力制御部、
6d−1 パルス重畳部、
21 第1センサ、22 第2センサ、21a、22a 検出信号、
21e,22e 異常検出信号、
21r、21f、22r、22f 回転方向検出結果、
31,32,33,34 DFF回路、
603 セレクタ回路、611 パルス発生回路、
701〜706 回転状態検出装置。

Claims (9)

  1. 回転体に対向して配置され、上記回転体の回転に応じて位相の異なる2つの矩形波状で2値化の検出信号を出力する第1センサ及び第2センサと、
    上記第1センサからの検出信号の立ち上がり時に上記第2センサの検出信号を観測して上記回転体の回転方向を検出する第1回転方向検出部と、
    上記第1センサからの検出信号の立ち下がり時に上記第2センサの検出信号を観測して上記回転体の回転方向を検出する第2回転方向検出部と、
    上記第2センサからの検出信号の立ち上がり時に上記第1センサの検出信号を観測して上記回転体の回転方向を検出する第3回転方向検出部と、
    上記第2センサからの検出信号の立ち下がり時に上記第1センサの検出信号を観測して上記回転体の回転方向を検出する第4回転方向検出部と、
    上記第1から第4の回転方向検出部から得られた回転方向検出結果に不一致が生じた場合に上記第1センサ及び上記第2センサの少なくとも一方の異常と判断して異常検出信号を出力する異常検出部と、
    を備えたことを特徴とする回転状態検出装置。
  2. 上記異常検出部は、上記第1センサ及び上記第2センサのどちらが異常であるかを判別する判別部を有する、請求項1記載の回転状態検出装置。
  3. 上記第1センサ又は上記第2センサの上記検出信号が供給され、上記異常検出部から上記異常検出信号が供給されず正常な場合には、上記検出信号に基づいて上記回転体の回転数を示す回転数検出信号を出力する第1回転数出力制御部をさらに備える、請求項1記載の回転状態検出装置。
  4. 上記第1回転数出力制御部は、上記異常検出信号が供給された場合には上記回転数検出信号の出力を停止する、請求項3記載の回転状態検出装置。
  5. 上記異常検出部から上記第1センサ及び上記第2センサの個々の異常を示すそれぞれの個別異常検出信号のいずれか一方が供給され、上記第1センサ及び上記第2センサからそれぞれ上記検出信号が供給され、上記個別異常検出信号が供給されたときには正常である上記第1センサ又は上記第2センサにおける上記検出信号に基づいて上記回転体の回転数を示す回転数検出信号を出力する第2回転数出力制御部をさらに備える、請求項1記載の回転状態検出装置。
  6. 上記第2回転数出力制御部は、上記個別異常検出信号が供給されたとき、上記回転数検出信号の出力レベルを変更する出力レベル変更部を有する、請求項5記載の回転状態検出装置。
  7. 上記異常検出部から上記第1センサ及び上記第2センサの個々の異常を示すそれぞれの個別異常検出信号が供給され、上記第1センサ及び上記第2センサからそれぞれ上記検出信号が供給され、上記個別異常検出信号が供給されたときには正常である上記第1センサ又は上記第2センサにおける上記検出信号に基づいて上記回転体の回転数を示す回転数検出信号を出力する第3回転数出力制御部をさらに備え、
    上記第3回転数出力制御部は、上記個別異常検出信号が供給されたとき、上記回転数検出信号の出力レベルを変更して上記第1センサ及び上記第2センサのどちらが異常であるかを通知する出力レベル変更部を有する、請求項1記載の回転状態検出装置。
  8. 上記異常検出部から上記第1センサ及び上記第2センサの個々の異常を示すそれぞれの個別異常検出信号のいずれか一方が供給され、上記第1センサ及び上記第2センサからそれぞれ上記検出信号が供給され、上記個別異常検出信号が供給されたときには正常である上記第1センサ又は上記第2センサにおける上記検出信号に基づいて上記回転体の回転数を示す回転数検出信号を出力する第2回転数出力制御部と、
    上記回転体の回転数よりも早い周波数を持ったパルスを生成するパルス発生部と、
    上記異常検出部から上記第1センサ及び上記第2センサの個々の異常を示すそれぞれの個別異常検出信号が供給され、上記パルス発生部にて生成したパルスを上記回転数検出信号に重畳して出力するパルス重畳部と、をさらに備える、請求項1記載の回転状態検出装置。
  9. 上記パルス重畳部は、正常な場合と、上記第1センサが異常の場合と、上記第2センサが異常の場合とで、上記回転数検出信号に重畳するパルス数を切り替える、請求項8記載の回転状態検出装置。
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