JPH0712589A - 磁気式エンコーダの異常検出装置 - Google Patents

磁気式エンコーダの異常検出装置

Info

Publication number
JPH0712589A
JPH0712589A JP14922293A JP14922293A JPH0712589A JP H0712589 A JPH0712589 A JP H0712589A JP 14922293 A JP14922293 A JP 14922293A JP 14922293 A JP14922293 A JP 14922293A JP H0712589 A JPH0712589 A JP H0712589A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
output
circuit
effect element
line driver
magnetoresistive effect
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP14922293A
Other languages
English (en)
Inventor
Hisatomi Fujiki
寿富 藤木
Makoto Shikazono
真 鹿苑
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP14922293A priority Critical patent/JPH0712589A/ja
Publication of JPH0712589A publication Critical patent/JPH0712589A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Transmission And Conversion Of Sensor Element Output (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 磁気抵抗効果素子の異常状態を検出するとと
もに、異常時に外部システムを即座に停止することがで
きる磁気式エンコーダの異常検出装置を得ることを目的
とする。 【構成】 磁気抵抗効果素子2からのそれぞれの出力信
号の出力電圧範囲を検出するウインド・コンパレータ回
路6と、ウインド・コンパレータ回路6からの出力信号
の論理和をとるOR回路7と、OR回路7からの出力で
ラインドライバ回路4の出力を制御するラインドライバ
出力制御回路8とを備え、磁気抵抗効果素子2が異常状
態となり、磁気抵抗効果素子2の中点電位が出力電圧範
囲を超えるとウインド・コンパレータ回路6からは異常
状態の信号が出力される。この信号出力は出力信号の論
理和をとるOR回路7を介してラインドライバ制御回路
8に入力されてラインドライバ回路4の出力を即座に停
止させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、エンコーダに関し、特
に磁気式インクリメンタル形エンコーダを用いて回転軸
の回転方向、回転回数及び回転位置をアブソリュート形
式で算出し得る磁気式エンコーダの異常検出装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】サーボモータ等の回転速度や回転角を検
出する磁気式ロータリエンコーダは、外周面に必要とす
る分解能のピッチでN,S極を着磁した磁気ドラムと、
この磁気ドラムの外周面に近接して配置されその外部漏
洩磁束を検出する磁気抵抗効果素子を備え、電気的に9
0度の位相差を有する2つの信号を出力するようにした
構成が一般的である。このような磁気式エンコーダの異
常検出装置は、電源の電圧低下を検出しそれを外部に送
出する程度の異常検出装置しか具備されていなかった。
【0003】以下、従来の磁気式エンコーダの構成につ
いて図4により説明する。磁気抵抗効果素子2には電池
5から電源が供給され、磁気ドラム1の磁界の変化に対
応した信号を出力する。この信号は波形整形回路3で矩
形波に整形されてラインドライバ回路4に入力され、こ
こから外部システムへ出力される。そして、異常検出装
置は、磁気抵抗効果素子2の電源であるVBの電圧低下
を監視する電圧低下検出回路9で形成されている。電圧
低下検出回路9は磁気抵抗効果素子2が正常出力し波形
整形回路3が正常に動作する限界の電圧以下のときに作
動し、ラインドライバ回路4を介して異常信号を外部シ
ステムへ出力する。外部システムはこの異常信号を検知
してシステムを異常停止させる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の構成
の磁気式エンコーダの異常検出装置では、磁気抵抗効果
素子2の電源であるVBの電圧低下を監視するのみであ
り、磁気抵抗効果素子2自体の断線や破損等の異常状態
を検出することができなかった。また、異常状態が検出
されても、ラインドライバ回路4から異常状態のインク
リメンタル信号が外部へ出力されて外部システムが異常
信号を検知するまでの間異常動作が継続されるという不
具合があった。従って、このような構成のものでは磁気
抵抗効果素子2の異常状態の検出ができず、また、異常
時に外部システムを速やかに停止させることができない
という問題があった。
【0005】本発明は上記問題を解決するもので、磁気
抵抗効果素子の異常状態を検出することができるととも
に異常時に外部システムを即座に停止させることができ
る磁気式エンコーダの異常検出装置を提供することを目
的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、磁気ドラムと、前記磁気ドラムの外部漏洩
磁束を検出してインクリメンタル信号を出力する磁気抵
抗効果素子と、前記磁気抵抗効果素子からの出力信号の
波形を整形する波形整形回路と、前記波形整形回路から
の出力信号を外部へ出力するラインドライバ回路とを備
えた磁気式エンコーダにおいて、前記磁気抵抗効果素子
からのそれぞれの出力信号の出力電圧範囲を検出するウ
インド・コンパレータ回路と、前記ウインド・コンパレ
ータ回路からのそれぞれの出力信号の論理和をとるOR
回路と、前記OR回路からの出力で前記ラインドライバ
出力を制御するラインドライバ出力制御回路とを備えた
構成としたものである。
【0007】
【作用】上記構成において、磁気抵抗効果素子自体が断
線や破損等で異常状態となり、磁気抵抗効果素子の中点
電位が出力電圧範囲を超えるとウインド・コンパレータ
回路からは異常状態の信号が出力される。この出力信号
は出力信号の論理和をとるOR回路を介して、ラインド
ライバ出力制御回路に入力されてラインドライバ回路の
出力を即座に停止させる。
【0008】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図1から図
3を参照しながら説明する。
【0009】なお、従来例に示したものと同一部品には
同じ符号を付して説明を省略する。図1に示すように、
磁気抵抗効果素子2とラインドライバ回路4との間に
は、磁気抵抗効果素子2からのそれぞれの出力信号の出
力電圧範囲を検出するウインド・コンパレータ回路6
と、ウインド・コンパレータ回路6からのそれぞれの出
力信号の論理和をとるOR回路7と、OR回路7からの
出力でラインドライバ回路4の出力を制御するラインド
ライバ出力制御回路8とが接続された異常検出回路が接
続されている。
【0010】上記構成において、磁気抵抗効果素子2が
断線や破損等の異常状態となると、磁気抵抗効果素子2
からの出力信号の出力電圧範囲を検出するウインド・コ
ンパレータ回路6からの出力信号は異常状態の出力信号
となり、この出力信号の論理和をとるOR回路6を介し
てラインドライバ出力制御回路8に入力され、ラインド
ライバ回路4の出力を即座に停止させる。
【0011】このときの磁気抵抗効果素子2の出力は、
図2に示したように、出力電圧範囲VL〜VHの範囲外
(斜線部の異常出力電圧)の出力信号となる。これは、
正常な場合の磁気抵抗効果素子2の出力信号の電圧は磁
気抵抗効果素子2に加えられた電源電圧VBのほぼ1/
2(中点電位)であるのに対し、異常な場合はこの中点
電位が上下に大きく移動することによるもので、本実施
例においてはこの原理を利用して、磁気抵抗効果素子2
のそれぞれの出力をウインド・コンパレータ回路6で監
視するようにしている。
【0012】また、ウインド・コンパレータ回路6は、
図3に示したように、VL基準電圧発生回路10と、V
H基準電圧発生回路11と、2つのコンパレータ12,
12と、2つのダイオード13,13と、抵抗14とで
構成され、VINの電圧が電圧範囲VL〜VHを超える
とVOUTの出力が異常出力の論理となるようにしてい
る。
【0013】なお、電圧範囲VL〜VHの電圧設定は、
予め実験を行ない磁気抵抗効果素子2の特性や電源電圧
の設定値により決定することができる。
【0014】なお、特開昭60−154110号公報に
は、インクリメンタル型ロータリエンコーダの故障およ
び信号線の断線等異常を検出することができるロータリ
エンコーダの異常検出方法の構成が示されているが、こ
の構成のものは2相の方形波出力信号の立ち上りをトリ
ガとしているので、エンコーダが動作状態にあるときで
ないと異常検出できないものであった。
【0015】これに対して本実施例の構成のものは、磁
気抵抗効果素子2のアナログ出力の値を直接検出してい
るので、エンコーダが非動作状態にあるときでも異常検
出することができる。
【0016】また、特開昭63−271113号公報に
は、入力電圧が予め決められた範囲外にあることが検出
されると、エンコーダが誤動作する可能性のあることを
示すパルス信号を原点パルス信号の出力線に出力するエ
ンコーダの構成が示されている。この構成のものは、電
圧範囲でエンコーダの異常を検出するようにしている
が、検出する電圧はエンコーダに入力される電圧であ
り、各種機械装置間での互換性を高めようとするもので
あった。
【0017】これに対して本実施例の構成のものは、磁
気抵抗効果素子2の中点電位を検出することにより磁気
抵抗効果素子2の異常状態を検出しようとするものであ
る。
【0018】このように本発明の実施例の磁気式エンコ
ーダの異常検出装置によれば、磁気抵抗効果素子2の異
常状態を検出することができるとともに、ラインドライ
バ回路4の出力を即座に停止させることができ、磁気式
エンコーダを用いた外部システムの安全性を向上するこ
とができるという効果がある。
【0019】
【発明の効果】以上の実施例の説明から明らかなよう
に、本発明によれば、磁気抵抗効果素子が異常状態とな
り、磁気抵抗効果素子の中点電位が出力電圧範囲を超え
るとウインド・コンパレータ回路から異常状態の信号が
出力され、この出力信号は出力信号の論理和をとるOR
回路を介してラインドライバ出力制御回路に入力されて
ラインドライバ回路の出力を即座に停止させるので、磁
気抵抗効果素子の異常状態を検出することができるとと
もにラインドライバ回路の出力を即座に停止させること
ができ、磁気式エンコーダを用いた外部システムの安全
性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の磁気式エンコーダの異常検
出装置のブロック回路図
【図2】同正常時と異常時の磁気抵抗効果素子の出力電
圧の特性図
【図3】同ウインド・コンパレータ回路のブロック回路
【図4】従来例の磁気式エンコーダの異常検出装置のブ
ロック回路図
【符号の説明】
1 磁気ドラム 2 磁気抵抗効果素子 3 波形整形回路 4 ラインドライバ回路 6 ウインド・コンパレータ回路 7 OR回路 8 ラインドライバ出力制御回路

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】回転体により回転され、外周面に円周方向
    に沿って等間隔でN,S極が着磁された磁気ドラムと、
    前記磁気ドラムの外部漏洩磁束を検出してインクリメン
    タル信号を出力する磁気抵抗効果素子と、前記磁気抵抗
    効果素子からの出力信号の波形を整形する波形整形回路
    と、前記波形整形回路からの出力信号を外部へ出力する
    ラインドライバ回路とを備えた磁気式エンコーダにおい
    て、前記磁気抵抗効果素子からのそれぞれの出力信号の
    出力電圧範囲を検出するウインド・コンパレータ回路
    と、前記ウインド・コンパレータ回路からのそれぞれの
    出力信号の論理和をとるOR回路と、前記OR回路から
    の出力で前記ラインドライバ回路の出力を制御するライ
    ンドライバ出力制御回路とを備えたことを特徴とする磁
    気式エンコーダの異常検出装置。
  2. 【請求項2】磁気式エンコーダの信号処理回路がCMO
    Sデバイスで形成された請求項1記載の磁気式エンコー
    ダの異常検出装置。
  3. 【請求項3】磁気式エンコーダの電源が電池であること
    を特徴とする請求項1記載の磁気式エンコーダの異常検
    出装置。
JP14922293A 1993-06-21 1993-06-21 磁気式エンコーダの異常検出装置 Pending JPH0712589A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14922293A JPH0712589A (ja) 1993-06-21 1993-06-21 磁気式エンコーダの異常検出装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14922293A JPH0712589A (ja) 1993-06-21 1993-06-21 磁気式エンコーダの異常検出装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0712589A true JPH0712589A (ja) 1995-01-17

Family

ID=15470533

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP14922293A Pending JPH0712589A (ja) 1993-06-21 1993-06-21 磁気式エンコーダの異常検出装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0712589A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008101932A (ja) * 2006-10-17 2008-05-01 Tokai Rika Co Ltd 磁気式位置検出装置
JP2009002840A (ja) * 2007-06-22 2009-01-08 Denso Corp 検出信号処理回路
JP2009014642A (ja) * 2007-07-09 2009-01-22 Mitsubishi Electric Corp 回転状態検出装置
JP2010276418A (ja) * 2009-05-27 2010-12-09 Nidec Sankyo Corp 断線検出装置
WO2013121802A1 (ja) * 2012-02-16 2013-08-22 日本電産サンキョー株式会社 磁気センサ装置
JP2020012829A (ja) * 2018-07-19 2020-01-23 ティディケイ−ミクロナス ゲー・エム・ベー・ハー ホールセンサ

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008101932A (ja) * 2006-10-17 2008-05-01 Tokai Rika Co Ltd 磁気式位置検出装置
JP2009002840A (ja) * 2007-06-22 2009-01-08 Denso Corp 検出信号処理回路
JP2009014642A (ja) * 2007-07-09 2009-01-22 Mitsubishi Electric Corp 回転状態検出装置
JP2010276418A (ja) * 2009-05-27 2010-12-09 Nidec Sankyo Corp 断線検出装置
WO2013121802A1 (ja) * 2012-02-16 2013-08-22 日本電産サンキョー株式会社 磁気センサ装置
JP2013167573A (ja) * 2012-02-16 2013-08-29 Nidec Sankyo Corp 磁気センサ装置
JP2020012829A (ja) * 2018-07-19 2020-01-23 ティディケイ−ミクロナス ゲー・エム・ベー・ハー ホールセンサ

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6580239B1 (en) Protecting device of electromobile
JP5036520B2 (ja) 磁気式アブソリュートエンコーダ
US20160231142A1 (en) Motor rotational angle detection device and electric power steering device using motor rotational angle detection device
AU714745B2 (en) Position encoder with fault indicator
JPS62160959A (ja) パワ−ステアリング制御装置
JP2011183923A (ja) 電動パワーステアリング制御装置及び電動パワーステアリングシステム
JP2004239670A (ja) 回転角度検出装置
US20190073256A1 (en) Electronic control device and operation control method therefor
JP3967642B2 (ja) 車両用操舵制御システム
JPH0712589A (ja) 磁気式エンコーダの異常検出装置
US20050093503A1 (en) Indicating instrument
JP3370845B2 (ja) アブソリュートエンコーダ
JP2010220294A (ja) モータ制御装置、およびモータ装置
JP6006069B2 (ja) エンコーダおよびエンコーダの異常検出方法
JP4899952B2 (ja) 磁気式絶対値エンコーダ装置
JPH0787603A (ja) 電気自動車の保護装置
JP3684940B2 (ja) 異常検出システム
JP3697610B2 (ja) エンコーダ
JP2021148447A (ja) 位置検出装置
JP2002350184A (ja) Acサーボ用エンコーダの故障検出方法
JP4862760B2 (ja) 検出信号処理回路
JP4019315B2 (ja) 車両用操舵制御システム
JPH0425495B2 (ja)
JP2004184326A (ja) 回転角度検出装置
JPS60154110A (ja) ロ−タリエンコ−ダの異常検出方法