JP2009014451A - 自立型高感度衛星信号受信機 - Google Patents

自立型高感度衛星信号受信機

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Abstract

【課題】衛星信号が非常に弱い環境下において、測位位置計算に必要なエッジ位置及び追尾周波数を自ら決定できる自立型高感度衛星信号受信機を提供すること
【解決手段】1ms間のI相関信号I0とQ相関信号Q0に対してそれぞれ異なるJ個の周波数候補に周波数変換し、それらを複数Kのエッジ位置候補位置に対応するそれぞれの加算区間でのコヒーレント加算J*Kを行い、それらを所定期間にわたってノンコヒーレント加算を行う。そのJ*K個の加算結果からエッジ位置E0及び追尾周波数FSを同時に決定する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、携帯電話機や車などの移動体に設置され、GPSなどの航法衛星からの衛星信号が屋内や高架下など非常に弱い環境の場合でも、測位位置計算に必要なエッジ位置(航法データの切り替わりタイミング)及び追尾周波数を自ら決定できる自立型高感度衛星信号受信機に関する。
地球を周回する航法衛星(人工衛星)までの距離及び当該航法衛星の軌道に関する情報を利用し、地球上の物体の位置、速度等を求めるシステムである米国のGlobal Positioning System(GPS)等のGlobal Navigation Satellite System(GNSS)の衛星信号受信機において、受信する衛星信号の状況としては、種々の状況がある。以下、GPSを例に採って説明する。
1ms間のI,Q相関信号のS/N比が良い状況の場合(状況1)は、通常感度での衛星受信機で対応可能である。通常感度の自立型衛星信号受信機では、まず、PNコード検出及び周波数引き込み、キャリア位相引き込みを行い、次いで、1ms毎のI相関信号の反転でエッジ位置の検出を行うことが出来る(特許文献1)。
1ms間のI,Q相関信号のS/N比は低く雑音に埋もれているが、正しく周波数推定がされた状態での20ms間のコヒーレント結果のS/N比は良い状況の場合(状況2)では、各20ms間でエッジ位置の推定と、航法データの反転の推定が可能である(特許文献2)。
この特許文献2では、(1)各20ms間におけるエッジ位置は、1msずつ加算タイミングをずらした20候補の中から最大パワーとなったものを選択する(特許文献2の図2Cの例でSum1を用いる。)、(2)各20msブロック間の航法データ遷移は、連続する20msブロックの航法データの反転も考慮して、全体で信号パワーが最大となるものを選ぶ、ことにより、20msを超えたコヒーレント加算で信号アクイジションを行っている。
但し、特許文献2の方法では、前述のように、各20ms間で判定しているため、正しく周波数推定された状態での20ms間のコヒーレント結果のS/N比も悪い場合には適用することが出来ない。
また、特許文献2の方法では、信号アクイジションを目的としているため、各20ms間で独立に推定したエッジ位置が多少異なっていても問題とはならない。すなわち、信号アクイジションにおいては、20ms加算した場合、真のエッジ位置であれば1ms加算値*20となるが、例え1msエッジ位置が誤ったとしても1ms加算値*18の十分大きい信号パワーが得られるので、信号アクイジション段階ではエッジ位置は、真のエッジ位置に概略合っていれば問題はない。しかし、本発明では、正確にエッジ位置を求める必要があるので、特許文献2の方式はエッジ検出方式としては、使用できない。
1ms間のI,Q相関信号のS/N比は低く雑音に埋もれており、正しく周波数推定がされた状態での20ms間のコヒーレント結果のS/N比も悪い状況の場合(状況3)には、1ms間のI,Q相関信号のコヒーレント加算と、そのコヒーレント加算の加算結果をノンコヒーレント加算するノンコヒーレント加算とを併用することで、加算時間を長くすることによりS/N比を改善した衛星信号追尾装置が、本発明者により提案されている(特願2006−293440号;以下、先願発明、という)。
コヒーレント加算は、I(搬送波正位相)相関信号とQ(搬送波90°移相)相関信号を各々そのまま加算する加算方法であり、大きなS/N比の改善が行える方法である。GPSでは、20ms毎にしかI,Q相関信号の反転は起こらないので、20msまではコヒーレント加算が行われる。I,Q相関信号の反転が起こらない範囲では、FFTによる周波数解析も可能なので、コヒーレント加算区間内ではFFTによる周波数解析が行われる場合もある。
一方、ノンコヒーレント加算は、I,Q相関信号またはこれらをコヒーレント加算した信号パワーP(=I2+Q2)を加算していく方法である。この方法のS/N比改善度はコヒーレント加算に劣るが、I,Q相関信号の反転の影響を受けないため、衛星からの航法データの反転パターンが未知の場合でもS/N比の改善が行える利点がある。
ただ、先願発明では、衛星信号が屋内や高架下など非常に弱い環境の場合でも安定した周波数追尾を行うことを目的としており、エッジ検出をも正確に行うことには、そのままでは適用できない。
また、状況3の場合でも、エッジ検出が可能な方法として、ネットワークからのアシスト情報を利用するネットワーク型衛星信号受信機が知られている(特許文献3)。このネットワーク型の高感度衛星信号受信機では、本部サーバ側で衛星信号を受信し、GPS航法データを算出し、それを端末側に送っている。この場合には、送られてきた航法データの反転パターンを利用し、端末側で受信した航法データの符号を変更することで、航法データによるI信号、Q信号の符号反転がない状態にできる。その結果、航法データ繰り返し周期(GPSでは20ms)以上のコヒーレント加算を行うことができ、エッジ位置検出の高感度化が実現されている。しかしながら、本発明ではネットワークからの航法データの情報は一切得られない、自立型高感度衛星信号受信機であるので、この特許文献3の方式も用いることはできない。
特開平10−245768号公報 US2007/0008217A1 特開2000−193735号公報
本発明は、以上の点に鑑みてなされたものであり、GPSなどの航法衛星からの衛星信号が屋内や高架下など非常に弱い環境下において、測位位置計算に必要なエッジ位置(航法データの切り替わりタイミング)及び追尾周波数を自ら決定できる自立型高感度衛星信号受信機を提供することを目的とする。
請求項1に記載の衛星信号受信機は、周波数制御信号を受けてキャリア周波数信号を発生するキャリア局部発振器2を含み、衛星信号を変換し入力される特定衛星信号に関する受信信号とPNコードとのコード相関及び前記キャリア周波数信号とのキャリア相関が採られ、1ms間のI相関信号I0とQ相関信号Q0とを同時に1ms毎に出力する1ms相関チャンネル回路1と、
前記I相関信号I0とQ相関信号Q0に対して、それぞれ異なる周波数候補に関してそれぞれ周波数変換された周波数変換I相関信号I01〜I0Jと周波数変換Q相関信号Q01〜Q0Jを演算し出力する、複数J個の周波数変換器51〜5Jと、
前記複数J個の周波数変換器51〜5Jからの各周波数変換I相関信号I01〜I0Jと周波数変換Q相関信号Q01〜Q0Jを、複数Kのエッジ位置候補位置に対応するそれぞれの加算区間でのコヒーレント加算を行い、それぞれIコヒーレント加算値とQコヒーレント加算値とを出力する、複数J*K個のコヒーレント加算器711〜7JKと、
前記複数J*K個のコヒーレント加算器711〜7JKからのIコヒーレント加算値とQコヒーレント加算値を受けて、各コヒーレント加算器711〜7JK毎の信号パワーを求め、少なくとも1つの所定期間M回(もしくはL回)に関し、その期間中のノンコヒーレント加算を行う、複数J*K個のノンコヒーレント加算器811〜8JK(もしくは911〜9JK)と、
前記複数J*K個のノンコヒーレント加算器の加算結果からエッジ位置E0及び追尾周波数FSを同時に決定するエッジ検出回路制御器10と、
を備えたことを特徴とする。
請求項2に記載の衛星信号受信機は、請求項1に記載の衛星信号受信機において、前記1ms相関チャンネル回路1と前記複数J個の周波数変換器51〜5Jとの間に、エッジ位置検出用の加算区間を設定する加算開始時期選択器3を設けるとともに、その加算区間の設定を前記エッジ検出回路制御器10からの加算区間を指示する加算開始時期指示に基づいて行うことを特徴とする。
請求項3に記載の衛星信号受信機は、請求項1または2に記載の衛星信号受信機において、前記エッジ検出回路制御器10でのエッジ位置E0の決定に際して、1つの周波数候補k(kは、1〜Kのいずれか)に関するコヒーレント結果のうち、第2番目に大きいコヒーレント結果に対する最大のノンコヒーレント結果の比が所定閾値以上の場合に、エッジ位置判定を行うことを特徴とする。
また、本発明は、複数J*K個のノンコヒーレント加算器として、それぞれコヒーレント回数M回の第1のコヒーレント加算器811〜8JKと、コヒーレント回数L回(L>M)の第2のコヒーレント加算器911〜9JKとを設けることがよい。これにより、1ms間のI,Q相関信号のS/N比の程度(良い或いは悪い)に応じて、エッジ位置の検出時間を短くする。
また、本発明が対象とするS/N比が悪い場合にはエッジ検出の誤り率が高いためにエッジ位置が連続する確率が低いから、本発明は、エッジ候補1〜Kのうち、出現回数が一番多い候補と、出現回数が2番目に多い候補との出現回数の差が、所定閾値を超えた場合をエッジ検出完了(エッジ検出終了)とすることがよい。
本発明の衛星信号受信機によれば、GPSなどの航法衛星からの衛星信号が屋内や高架下など非常に弱い環境下において、高感度用に良く使われるネットワークからのアシスト情報を一切使わないで、測位位置計算に必要なエッジ位置(航法データの切り替わりタイミング)及び追尾周波数を、自立して決定できる。
以下、図面を参照して、GPSを例として本発明の自立型高感度衛星信号受信機の実施例について説明する。
本発明では、測位位置計算に必要なエッジ位置(航法データの切り替わりタイミング)及び追尾周波数を決定するが、それに先立つ前段処理としての信号アクイジション処理にて、PNコードの検出、PNコード位相引き込み、及び数10Hz以内への周波数引き込みは、行われている。この信号アクイジション処理は、専用の信号アクイジション回路を設けて行っても良く、また、本発明の図1のエッジ検出用加算回路41〜4Jを利用して行うことも可能であるが、本発明の課題とは直接には関係しないので詳しい説明は省略する。
本発明の実施例に係る衛星信号受信機の全体構成図を示す図1において、衛星からアンテナ101に到来した衛星信号は、ダウンコンバータ102で中間周波数に変換され、A/D変換回路103にてディジタル処理のためにディジタル信号に変換され、受信信号としてキャリアNCO2を含む1ms相関チャンネル回路1に入力される。
1ms相関チャンネル回路1は、前段のアクイジション処理で得られたキャリア周波数制御信号を受けてキャリア周波数信号を発生するキャリア局部発振器2を含み、衛星信号を変換し入力される特定衛星信号に関する受信信号とPNコードとのコード相関及び前記キャリア周波数信号とのキャリア相関が採られ、1ms間のI相関信号I0とQ相関信号Q0とを同時に1ms毎に出力する。この1ms相関チャンネル回路1は、従来のGPS受信装置で使用されているものと同様のものでよい。
加算開始時期選択器3は、1ms相関チャンネル回路1からの1ms間のI相関信号I0とQ相関信号Q0を、そのまま次段のエッジ検出用加算回路41〜4Jに供給するか、或いは、加算開始スタート時点のみ、ある時間分のデータI0,Q0を捨てて、つまり、エッジ検出用加算回路41〜4Jに送らずに、その時間後のデータI0,Q0をエッジ検出用加算回路41〜4Jに供給することを、エッジ検出回路制御器10からの加算開始時期指示に応じて、選択するものである。エッジ検出の開始時点では、1ms間のI相関信号I0とQ相関信号Q0を、そのまま次段のエッジ検出用加算回路41〜4Jに供給する。その後の処理の状況に応じて、加算開始時期指示が与えられることになる。
エッジ検出用加算回路41〜4Jは、周波数候補J個に応じてJ個設けられ、それぞれ1ms間のI相関信号I0とQ相関信号Q0が供給され、加算結果を出力する。それぞれのエッジ検出用加算回路4j(但し、j=1〜Jのいずれか)は、周波数候補jへの周波数変換器5j、及びK個のエッジ候補用加算回路6jk(但し、k=1〜Kのいずれか、Kは例えば20で良い)を備えている。
周波数変換器5jでは、1ms間のI相関信号I0とQ相関信号Q0に関し、先願発明と同様の周波数回転手法により、周波数候補jの周波数に相当する、周波数変換I相関信号I0j、周波数変換Q相関信号Q0jを求めて出力する。
この周波数変換装置5jにおける周波数変換は、先願発明と同様に、I相関信号I0及びQ相関信号Q0に、乗部(cosωNT−jsinωNT)を乗じて、その実数部を周波数変換I相関信号とし、その虚数部を周波数変換Q相関信号とする。この回転角ωNTは、各候補周波数に合わせてそれぞれ数値制御発振器からディジタルワードで与えられ、そのcosωNT,sinωNTの値はROMのテーブルを利用することができる。
この周波数変換装置5jにおける周波数変換の処理は、対象とするI,Q相関信号I0,Q0が1ms毎と非常に遅い周期で行えば良く、また、各候補周波数について1つの変換回路で順次時分割的に処理すれば良いので、極めて小さい回路で実行できるし、消費電流も極めて少なくできる。このことは、局部発振器(キャリアNCO)を利用して複数の候補周波数に関して周波数変換を行う場合と比較すると、その優位さは明らかである。
ここで、前段の信号アクイジション処理により得られる周波数制御信号F0は±30Hzの誤差を有する状態とし、本発明でエッジ検出回路制御器10で得るべき周波数FSを、図示しない追尾回路にて周波数引き込みが行える10Hz以内までにすれば良いものとすると、各周波数変換器5j(j=1〜J)から得られる周波数候補は、F0+30[Hz]、F0+20[Hz]、F0+10[Hz]、F0[Hz]、F0−10[Hz]、F0−20[Hz]、F0−30[Hz]、の7つになる。この場合、J=7である。
エッジ候補用加算回路6jkは、各周波数変換I相関信号I0jと周波数変換Q相関信号Q0jを、該当するエッジ位置候補位置(周波数候補jのエッジ候補k)に対応するそれぞれの加算区間でのコヒーレント加算を行い、それぞれIコヒーレント加算値とQコヒーレント加算値とを出力するNmsコヒーレント加算器7jkと、このコヒーレント加算器7jkからのIコヒーレント加算値とQコヒーレント加算値を受けて、各コヒーレント加算器jk毎の信号パワーを求め、所定期間M回の期間中のノンコヒーレント加算を行うM回ノンコヒーレント加算器8jkと、同じく各コヒーレント加算器jk毎の信号パワーを求め、所定期間L回(但し、L>M)の期間中のノンコヒーレント加算を行うL回ノンコヒーレント加算器9jkとを設ける。M回(第1の)コヒーレント加算器8jkとL回(第2の)コヒーレント加算器9jkとを設けることは、これにより1ms間のI,Q相関信号のS/N比の程度(良い或いは悪い)に応じて、エッジ位置の検出時間を短くするためである。
エッジ検出回路制御器10では、J*K個の全てのエッジ候補用加算回路6jkからの加算結果を元に、エッジ位置E0,周波数FSを決定し出力する。このエッジ位置E0は、疑似距離計算や20msの起点の確認に用いられる。また、周波数FSは、キャリア周波数追尾に用いられる。また、エッジ検出回路制御器10では、エッジ位置E0,周波数FSの決定に先立って、必要な場合には加算開始時期指示を加算開始時期選択器3へ供給する。以下、それらの決定方法などについて説明する。
まず、エッジ検出用加算回路4jにおけるエッジ候補kのコヒーレント、ノンコヒーレント結果について見る。図5は、加算区間境界部分での雑音寄与の違いを説明するための図である。GPSの場合に、エッジスタート位置としては図5に1msずつ加算区間を変えた、スタート位置00〜19までの合計20通りの候補がある。
ここで、例として、
(1)真のエッジ位置は、スタート位置6
(2)周波数候補jの周波数の周波数が追尾すべき真の周波数に一致し、図5の各1ms区間での加算値の絶対値は全て「1」
(3)図5の各1ms区間での加算値は、00〜05の区間で「−1」、06〜25の区間で「+1」
の場合を想定し、図5の前半部分でのコヒーレント結果について説明する。
この場合、例えば、スタート位置00のエッジ候補の20ms間のコヒーレント結果は、00〜05が「−1」、06〜19が「+1」だから、−6+14=+8になる。一方、真のエッジ位置である、スタート位置06のエッジ候補の20ms間のコヒーレント結果は、06〜25が全て「+1」だから、+20になる。
これを全スタート位置(エッジ候補番号)に関して求めると、エッジ反転とコヒーレント結果との対応を示す図2のエッジ反転がある場合の図2(a)のように真のエッジ位置で最大のコヒーレント結果(第1ピーク)になるので、最大のコヒーレント値が得られたエッジ候補を真エッジ位置とすればよいことになる。
しかし、航法データは反転しない場合もある。上記例において、00〜05の区間も「+1」であった場合には、スタート位置00のエッジ候補の20ms間のコヒーレント結果も+20となる。つまり、航法データの反転が含まれない場合には、図2(b)のようにコヒーレント結果はどのエッジ位置でもほとんど変わらない結果となり、エッジ値の判定は出来ない。
そこで、本発明では、特許文献2とは異なり、エッジ位置E0の決定に際して、1つの周波数候補k(kは、1〜Kのいずれか)に関するコヒーレント結果のうち、図2に示した第2番目に大きいコヒーレント結果である第2ピークに対する最大のノンコヒーレント結果である第1ピークの比(第1ピーク値/第2ピーク値)が所定閾値以上の場合に、エッジ位置判定を行うことにより、正確にエッジ検出が行えるようにしている。
なお、以上の説明では、説明を分かりやすくするために1回のコヒーレント結果で説明したが、実際にはS/N比が低い場合でもエッジ検出を行うために、コヒーレント結果が反映された、複数回のノンコヒーレント結果によって、以上のエッジ位置E0の判定を行う。
また、周波数変換器5jからの周波数の違いによるノンコヒーレント結果の差は、図3に示すように、ノンコヒーレント時間と共に顕著になるので、その差(或いは比)が閾値以上になった時点で、真の周波数を決定する。前段の信号アクイジション処理によって、周波数制御信号F0は数10Hzまで引き込まれているので、例えば周波数候補は10Hz間隔とすれば良い。
真の周波数の決定に際しては、各周波数候補1〜J内に複数のエッジ位置候補があるが、全てのエッジ候補用加算回路611〜6JKの中から単純にノンコヒーレント結果を比較して最大のノンコヒーレント結果が得られた候補から、エッジ位置決定時期と独立に真の周波数を決定しても良いし、また、各周波数候補1〜J内でエッジ候補がほぼ確定した後に、そのエッジ候補に関してのノンコヒーレント結果から真の周波数を決定しても良い。
このように本発明では、限られた数種類の周波数候補だけに限定でき、効率的であるので、省エネルギー化も図ることができる。なお、特許文献2のようにFFTによる場合には、コヒーレント加算区間しか使用することができないし、本発明のように狭い周波数範囲を調べれば良い場合でも、最終段に至るまでの間は全周波数候補範囲の計算をしなければならず、非効率的である。
さて、以上に説明したような方法でエッジ位置E0及び追尾周波数FSを決めることが出来るが、エッジ検出で1ms間違うと測位位置は300km以上と大きく間違ってしまうため、最終のエッジ検出誤り率Aは十分小さい値とする必要がある。本発明が対象とする「状況3」;1ms間のI,Q相関信号のS/N比は低く雑音に埋もれており、正しく周波数推定がされた状態での20ms間のコヒーレント結果のS/N比も悪い状況の場合では、検出したエッジ位置にある確率で検出誤りが発生することは避けられない。そこで、そのエッジ検出において、最終のエッジ位置検出誤り率Aをユーザーの要求に応えるように、十分に小さい値とする必要がある。
1回のノンコヒーレント結果のエッジ位置検出誤り率Bのみでは、最終のエッジ検出誤り率Aを満足できない。S/N比が良い場合には、数回以上同じエッジ位置が連続して検出された場合に、エッジ位置検出完了とすることができる。しかしながら、本発明が対象とするS/N比が悪い場合には、エッジ位置検出誤り率が高いために、同じエッジ位置が連続して検出される確率は低いため、数回以上同じエッジ位置が連続して検出されることが通常期待できない。したがって、本発明では、状況3におけるエッジ位置検出において、検出回数(出現回数)が一番多いエッジ位置候補と2番目に多いエッジ位置候補の検出回数(出現回数)の差が所定の閾値を超えた場合をエッジ位置検出完了(エッジ位置検出終了)とするのが良い。
本発明では、図1に示したように、各コヒーレント加算器jk毎の信号パワーを求め、所定期間M回の期間中のノンコヒーレント加算を行うM回ノンコヒーレント加算器8jkと、同じく各コヒーレント加算器jk毎の信号パワーを求め、所定期間L回(但し、L>M)の期間中のノンコヒーレント加算を行うL回ノンコヒーレント加算器9jkとを併用している。M回(第1の)コヒーレント加算器8jkとL回(第2の)コヒーレント加算器9jkとを設けることは、これにより1ms間のI,Q相関信号のS/N比の程度(良い、或いは、悪い)に応じて、エッジ位置の検出時間を短くするためである。
1ms間のI,Q相関信号のS/N比が良い場合は、ノンコヒーレント時間が短くても、エッジ誤り率は十分小さいので、図4に示すようにノンコヒーレント時間が短い場合の方がエッジ検出時間は短い。一方、信号S/N比が悪い場合は、ノンコヒーレント時間が短いとエッジ誤り率が大きく、多くの回数分チェックしなければならないので、図4に示すようにノンコヒーレント時間が長い場合の方がエッジ検出時間は短い。つまり、この両方式を同時に行い、早く終了した方を採用すれば、最短のエッジ位置検出時間を実現できる。
ところで、エッジ位置検出誤り率(エッジ誤り率)は、エッジ誤り率を説明するための図6の真のエッジ位置が加算区間境界付近でない場合を示す図6(a)に示すように、真のエッジ位置から、加算区間が±1ms異なる場合が、他のそれ以上異なる加算区間より十分に高い。なお、エッジ誤り率は、「真位置でない、誤った」エッジ位置となる確率であるから、真のエッジ位置におけるエッジ誤り率は定義できない。図6において、エッジ誤り率に代えて、エッジ検出の発生率で表現すると、真のエッジ位置以外でのエッジ検出の発生率はエッジ誤り率と同様に表現でき、真のエッジ位置のエッジ検出の発生率は、真のエッジ位置以外のエッジ検出の発生率より、より高い発生率で表される。
また、エッジ誤り率は、真のエッジ位置が加算区間境界付近である場合には、図6(b)に示すように、加算区間が+1ms或いは−1ms異なる場合に更に高くなる。
この理由を、真のエッジ位置が0msの場合について、図5を利用して説明する。加算区間が+1msずれる場合は、図5において黒く塗りつぶした加算先頭と最後の1msしか、加算区間の違いはない。つまり、殆どの区間が同一である。一方、加算区間が−1msであるスタート位置=19の場合と比較すると、図5において斜線を施した19ms*2の部分が、別の時間の加算区間となる。信号レベルが低い状態では、20ms間コヒーレント加算のみでは信号成分は雑音以下であるので、加算結果には加算区間が異なることによる雑音部分の差がそのまま反映されやすいので、エッジ誤り率は更に高くなってしまう。
そこで、本発明では、エッジ検出回路制御器10で、エッジ位置E0,周波数FSの決定に先立って、ノンコヒーレント結果から得られたエッジ決定候補を観測し、エッジ決定候補が加算区間境界付近であった場合には、加算開始時期選択器に与える加算時期を所定区間(例えば、10ms)ずらすことが必要になる。この加算時期を所定区間ずらすために、加算開始時期指示を加算開始時期選択器3へ供給する。これにより、常に図6(a)のような状態でエッジ検出を行うことが可能になる。なお、加算時期の初期値は、エッジ検出用加算回路41〜4Jを使用し始めた時期とする。
なお、加算区間境界の±5ms区間とそれ以外に分けて、エッジ決定候補数が加算区間境界の±5ms区間の方に多い時に、上記10msずらす調整を行っても良い。また、上記10ms調整前のエッジ決定候補情報を10msずらした位置の情報として記憶し、10ms調整後にもその情報を有効利用しても良い。
この加算開始時期は、5ms区間で区別できれば十分であるため、誤り率はエッジ位置決定より少ない回数で行える。例えば、加算開始時期を決定する回数閾値が2回、エッジ位置決定ができる回数閾値が4回であったとすると、加算開始時期調整前の2回分も有効利用すれば、調整後は後2回分の待ち時間で済むことになる。
以上の説明では、加算開始時期選択器3、エッジ検出用加算回路41〜4Jをハードにて構成する場合を例として説明したが、これらをソフトウェアで実現しても良い。
また、ネットワークからのアシスト情報を使わない構成で説明したが、利用可能な情報、例えば、追尾周波数、概略エッジ位置、航法データ等の情報があれば、それらを利用しても良い。
本発明の実施例に係る衛星信号受信機の全体構成図 エッジ反転とコヒーレント結果との対応を示す図 周波数差とノンコヒーレント結果との対応を示す図 ノンコヒーレント時間とエッジ検出時間との関係を示す図 加算区間境界部分での雑音寄与の違いを説明するための図 エッジ誤り率を説明するための図
符号の説明
101 アンテナ、102 ダウンコンバータ、103 A/D変換器
1 1ms相関チャンネル回路、2 キャリアNCO、3 加算開始時期選択器、
41〜4J エッジ検出用加算回路、51〜5J 周波数変換器、
611〜6JK Nmsコヒーレント加算器、
811〜8JK M回ノンコヒーレント加算器、
911〜9JK L回ノンコヒーレント加算器、10 エッジ検出回路制御器

Claims (3)

  1. 周波数制御信号を受けてキャリア周波数信号を発生するキャリア局部発振器を含み、衛星信号を変換し入力される特定衛星信号に関する受信信号とPNコードとのコード相関及び前記キャリア周波数信号とのキャリア相関が採られ、1ms間のI相関信号とQ相関信号とを同時に1ms毎に出力する1ms相関チャンネル回路と、
    前記I相関信号とQ相関信号に対して、それぞれ異なる周波数候補に関してそれぞれ周波数変換された周波数変換I相関信号と周波数変換Q相関信号を演算し出力する、複数J個の周波数変換器と、
    前記複数J個の周波数変換器からの各周波数変換I相関信号と周波数変換Q相関信号を、複数Kのエッジ位置候補位置に対応するそれぞれの加算区間でのコヒーレント加算を行い、それぞれIコヒーレント加算値とQコヒーレント加算値とを出力する、複数J*K個のコヒーレント加算器と、
    前記複数J*K個のコヒーレント加算器からのIコヒーレント加算値とQコヒーレント加算値を受けて、各コヒーレント加算器毎の信号パワーを求め、少なくとも1つの所定期間に関し、その期間中のノンコヒーレント加算を行う、複数J*K個のノンコヒーレント加算器と、
    前記複数J*K個のノンコヒーレント加算器の加算結果からエッジ位置及び追尾周波数を同時に決定するエッジ検出回路制御器と、
    を備えたことを特徴とする衛星信号受信機。
  2. 前記1ms相関チャンネル回路と前記複数J個の周波数変換器との間に、エッジ位置検出用の加算区間を設定する加算開始時期選択器を設けるとともに、その加算区間の設定を前記エッジ検出回路制御器からの加算区間を指示する加算開始時期指示に基づいて行うことを特徴とする請求項1に記載の衛星信号受信機。
  3. 前記エッジ検出回路制御器でのエッジ位置の決定に際して、1つの周波数候補k(kは、1〜Kのいずれか)に関するコヒーレント結果のうち、第2番目に大きいコヒーレント結果に対する最大のノンコヒーレント結果の比が所定閾値以上の場合に、エッジ位置判定を行うことを特徴とする請求項1または2に記載の衛星信号受信機。
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