JP4859790B2 - Gps受信機 - Google Patents

Gps受信機 Download PDF

Info

Publication number
JP4859790B2
JP4859790B2 JP2007217889A JP2007217889A JP4859790B2 JP 4859790 B2 JP4859790 B2 JP 4859790B2 JP 2007217889 A JP2007217889 A JP 2007217889A JP 2007217889 A JP2007217889 A JP 2007217889A JP 4859790 B2 JP4859790 B2 JP 4859790B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
correlation
channel
cross
tracking
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2007217889A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2009052927A (ja
Inventor
卓 山根
幹男 中村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Japan Radio Co Ltd
Original Assignee
Japan Radio Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Japan Radio Co Ltd filed Critical Japan Radio Co Ltd
Priority to JP2007217889A priority Critical patent/JP4859790B2/ja
Publication of JP2009052927A publication Critical patent/JP2009052927A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4859790B2 publication Critical patent/JP4859790B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Description

本発明は、強信号の衛星信号と弱信号の衛星信号とが合成された信号を受信するGPS(Global Positioning System)受信機に関し、特に弱信号受信チャネルで誤トラッキングすることを防止するGPS受信機に関する。
GPS衛星(以下、衛星、ということもある)は、衛星毎に異なる拡散コードで情報をスペクトラム拡散し、共通のキャリア周波数で変調して衛星信号として送信する。GPS受信機(以下、受信機、ということもある)では、各衛星から送信された衛星信号が合成されたものを受信する。GPS受信機が受信を開始する場合、地球の裏側に位置する衛星の衛星信号は受信できないため、受信可能な可視衛星をサーチして、その結果見つかった衛星からの信号の受信を安定して継続できるよう、トラッキングを行う。
サーチは、現在打ち上げられているGPS衛星からの受信信号の中から受信可能な衛星信号を探す処理である。衛星毎の拡散コードは既知であるが、衛星信号を受信する為には周波数と拡散コード位相を決定する必要がある。
キャリア周波数は既知である(例:GPS L1では1575.42MHz)が、衛星と受信機の移動によるドップラー効果の影響があるから、正確に受信する為の周波数は衛星毎に異なる。また、衛星毎の拡散コード系列は既知であるが、受信信号に逆拡散を実行する為には、拡散コード位相を決定する必要がある。
このことから、サーチ処理では、各衛星に対して拡散コード位相を総当りで振って、それぞれの相関値を計算する。その結果得られたピーク相関値があらかじめ規定した閾値を超えた場合、その衛星の衛星信号は受信可能であると判断し、そのピーク相関値が得られる周波数と拡散コード位相を決定する。なお、サーチの結果、その衛星信号が受信可能であると判断し、周波数と拡散コード位相が決定することを、アクイジションと呼ぶ。
サーチ処理で受信可能と判断した衛星信号について、受信を継続する為にトラッキング処理を行う。衛星と受信機の位置関係は時々刻々変化するから、トラッキング処理では、周期的に受信周波数やコード位相等の制御を行い、安定した受信を継続する。
従来から一般に用いられているGPS受信機の概略構成を図6に示す。アンテナ1で、複数の衛星からの衛星信号を受信する。周波数変換部2は、キャリア周波数で変調された衛星信号を中間周波数(IF)に周波数変換する。A/D変換部3は、周波数変換された衛星信号をアナログ信号からディジタル信号に変換して、受信信号とする。
信号処理部4は、制御部20からの制御内容に従い、受信信号の信号処理を行う。一般にハードウェアで実装される事が多く、主に、サーチ部と複数のトラッキングチャネルとにより構成される。
サーチ部10は、制御部20から指定された衛星番号についてサーチ処理を行い、その衛星が受信可能か否か、及びピーク相関値が得られる周波数と拡散コード位相を決定し、結果を制御部20に通知する。
トラッキングチャネル11〜1Nは、制御部20から指定される衛星番号、周波数、拡散コード位相に従い、受信信号の相関処理を行う。相関処理の結果得られる相関値を、制御部20に通知する。
1つのトラッキングチャネルは1つの衛星からの衛星信号に対する相関処理を行う。GPS受信機で測位を行う為には最低4衛星からの衛星信号の受信結果が必要なので、一般に、4ch以上のトラッキングチャネルが実装される。
制御部20は、一般にソフトウェアで実行される。信号処理部4でのハードウェア処理を制御し、そのハードウェア処理結果を取得し、それに基づき次のようなサーチ部の制御及びトラッキングチャネルの制御を行う。このように、制御部20と信号処理部4でのハードウェアは処理のループが組まれている。
サーチ部10へ制御部20から衛星番号を指定してサーチを実行させ、その結果の情報を取得する。そして、サーチの結果得られた情報、すなわち受信可能な衛星番号、周波数、拡散コード位相をトラッキングチャネル11〜1Nに順次設定し、処理を指示する。各トラッキングチャネルから取得した相関値に基づき、最適な受信周波数等を算出し、周期的に当該トラッキングチャネルに再設定する。
サーチ部10の具体的な構成例を図7に示す。図7において、入力される受信信号がミキサ101でキャリアNCO102からの周波数とのミキシングにより位相回転され、コード相関器103に供給される。コード相関器103では、ミキサ101からの信号とコードGEN(コード発生器)105からの拡散コードとの相関が取られる。コードGEN105からの拡散コードのコード位相は、コードNCO104からの制御によりスキャンされる。
位相回転されてコード相関が採られた信号は、積分器106で所定時間毎に積分され、更に電力化部107でI信号とQ信号とから電力を求めて(I2+Q2)、バッファ及びソート部108へ供給する。バッファ及びソート部108では、コード位相毎の相関電力をソートし、最大相関電力とそのコード位相を探して、制御部20へ供給する。制御部20からは、キャリアNCO102へ周波数を設定し、また、コードGENへコード番号を設定する。
サーチ部10では、制御部20から指定されたコード番号について、コード相関器103でコードの相関演算を行う。コード位相をずらしながら相関演算を行い、全コード位相に対する相関電力をそれぞれ算出する。全コードに対する相関電力が得られたら相関電力でソートを行い、最大相関電力が得られるコード位相とその相関電力を決定し、制御部20へ出力する。この処理をコード位相スキャンと呼ぶ。
サーチ処理では、周波数も決定する。この為に制御部20では、既に受信している衛星信号から取得したアルマナック(概略の衛星軌道情報)を元に、サーチ対象衛星のドップラー(doppler)周波数を予測する。その予測周波数周辺のいくつかの周波数でコード位相のスキャンを行い、最大相関値が得られる周波数を決定する。この処理を周波数スキャンと呼ぶ。
すなわち周波数スキャンとコード位相スキャンにより、最大相関値が得られる周波数とコード位相が決定する。
トラッキングチャネル#nの具体的な構成例を図8に示す。GPS受信機内には図6に示すように複数のトラッキングチャネルが含まれるが、図8はその1つのみを示すものであり、他の複数個のトラッキングチャネルも同様の構成である。
図8において、入力される受信信号がミキサ1n1で、キャリアNCO1n2からの周波数(制御部20から設定された)とのミキシングにより位相回転され、コード相関器1n3に供給される。コード相関器1n3では、ミキサ1n1からの信号とコードGEN(コード発生器)1n5からの拡散コードとの相関が取られる。コードGEN1n5からの拡散コードのコード位相は、コードNCO1n4からのコード位相(制御部20から設定された)により制御されている。
位相回転されてコード相関が取られた信号は、積分器1n6で所定時間毎に相関値のI成分、Q成分毎に積分され、制御部20へ供給する。制御部20からは、キャリアNCO1n2へ周波数を設定し、また、コードGENへコード番号を設定する。
制御部20は、ある衛星に対するサーチ処理の結果得られた周波数、コード番号及びコード位相を、トラッキングチャネル#nに設定する。トラッキングチャネル#nは指定された周波数、コード番号及びコード位相で相関演算を行い、相関結果のI成分、Q成分を制御部20へ出力し、制御部20では安定した受信を継続するように、最適な周波数とコード位相を随時算出し、トラッキングチャネル#nへ設定する。
相関演算は、受信信号にキャリア周波数とドップラー周波数をかけてベースバンドに変換した信号に対して、拡散コードで畳み込み演算を行う事であり、その演算結果を相関値と呼ぶ。受信対象の衛星信号に対応した周波数、拡散コード系列、拡散コード位相で相関演算を行う事が自己相関である。自己相関値は、周波数スキャン及びコード位相スキャンによって、そのピークが得られる。
一方、受信対象の衛星信号に対して、別の拡散コード系列で相関演算を行う事を相互相関と呼ぶ。相互相関による相関値は、(1)入力信号のドップラー周波数と、相関演算で使用するドップラー周波数の差分、(2)入力信号のコード系列、コード位相と、相関演算で使用するコード系列、コード位相、によって変化する。
GPSでC/Aコードの場合、相互相関の最大相関値は、自己相関値と比較して、−21.6dB程度となる。すなわち、ある衛星SV#1の信号を受信するトラッキングチャネルにおいて自己相関値が−120dBmだった場合、他の衛星信号を受信するトラッキングチャネルでは、衛星SV#1の信号の相互相関値が最大−141dBmの大きさで現れる。
そして、4つ以上の衛星からのGPS信号の受信結果に基づいて、受信機の位置(緯度、経度、高度)を測定する(測位処理)。
ところで、GPS受信機を携帯電話に組み込む場合等、屋内利用を想定したGPS受信機では高感度化を図る必要がある。これは、建物の壁を通過することにより大きく減衰した弱信号を受信し、測位を可能とするためである。屋内では多くの衛星からの信号が壁に遮られて弱信号となることが予想されるが、一方、伝搬経路が窓等の開口部である場合は、屋外受信と同等レベルの強信号として受信される可能性がある。すなわちGPS受信機を屋内利用する場合、強信号と弱信号のレベル差が、屋外利用の場合と比較して非常に大きくなる事が考えられる。このような環境で弱信号の受信を行う場合、以下のような理由により誤トラッキングの恐れがある。
2つの衛星を受信する環境を仮定し、一方を強信号、もう一方を弱信号とする。すなわち、受信信号=強信号+弱信号である。強信号衛星のサーチは、その信号レベルが高いので、従来の方法で問題なく行われる。
弱信号衛星のサーチについて考えると、受信信号を弱信号衛星の拡散コードで逆拡散するので、その結果は以下の2つの和である。
・強信号を弱信号コードで逆拡散した、強信号相互相関
・弱信号を弱信号コードで逆拡散した、弱信号自己相関
強信号と弱信号のレベル差があまり大きくない場合と大きい場合に分けて、弱信号のサーチ結果がどのようになるかを以下に示す。
強信号と弱信号のレベル差があまり大きくない場合は、図9のコード位相−相関レベルの特性図に示すように、強信号相互相関のレベルよりも、弱信号自己相関ピークレベルの方が強くなる。この為、弱信号サーチの結果、弱信号自己相関のピークレベルを捕まえて、弱信号の正常なトラッキングが可能である。なお、強信号相互相関のレベルは、異なるコード位相にて、複数発生する(図9の例では、3つを例示している)。
強信号と弱信号のレベル差が大きい場合は、図10のコード位相−相関レベルの特性図に示すように、弱信号の自己相関ピークレベル(図10の(A))よりも強信号相互相関ピークレベル(図10の(B))の方が強くなる可能性がある。
この強信号と弱信号のレベル差が大きい場合は、強信号相互相関ピークのコード位相(図10の(B))でアクイジションし、トラッキングを開始してしまう。この状態が誤トラッキングである。
誤トラッキングを起こしたチャネルの相関結果は、弱信号の自己相関演算結果とは明らかに異なる為、その情報を測位に使用すると位置飛びの原因となってしまう。
そこで、弱信号チャネル(以下、ch、と略称することがある)の出力相関値から、強信号相互相関値を減算することにより、弱信号自己相関値を残すようにする方法が提案されている(特許文献1,2)。
US7,064,707B2 US6,282,231B1
しかし、この特許文献1,2の方法によって弱信号チャネルの出力相関値から強信号相互相関値を減算して弱信号自己相関値を得るためには、電力化する前のIQ相関値の状態で減算を行わなければならない。IQ相関値の状態で正しく減算を行うためには、位相情報も含めた強信号相互相関値を求める必要があるが、このためにはデータ復調を行う必要があるので、回路規模と処理時間が増加する。
本発明は、以上の点に鑑みてなされたものであり、強信号の衛星信号と弱信号の衛星信号とが合成された信号を受信する環境下において、強信号相互相関値電力を測定し、弱信号chの出力相関値から強信号相互相関値を減算することなく、2つの相関電力の比較処理によって、誤トラッキング発生の有無を判定し、その影響を排除できるGPS受信機を提供することを目的とする。
請求項1に記載のGPS受信機は、受信信号が入力されそれぞれ異なる衛星信号に対応したトラッキング周波数及び拡散コードの種別・位相でトラッキングすべき複数のトラッキングチャネルと、
前記複数のトラッキングチャネルのうちの1つの強信号チャネルの拡散コードの種別・位相を持つ第1信号が入力され、その第1信号と、前記複数のトラッキングチャネルのうちの弱信号チャネルの可能性がある1つの被判定チャネルのドップラー周波数から前記1つの強信号チャネルの強信号ドップラー周波数を減算した周波数及び前記1つの被判定チャネルの拡散コードの種別・位相とで、相互相関を行い、第2信号である相互相関チャネル相関電力を出力する、1つの相互相関チャネルを備え、
前記1つの被判定チャネルの強信号相互相関電力を次式により求め、
強信号相互相関電力=
k1×1つの強信号チャネルの自己相関電力×相互相関チャネル相関電力
但し、k1;第1調整係数
前記1つの被判定チャネルの出力相関レベルと、前記強信号相互相関電力とを比較して、前記1つの被判定チャネルがトラッキングを正常に行っているか、あるいは、誤トラッキングしているかを、判定することを特徴とする。
請求項2に記載のGPS受信機は、請求項1に記載のGPS受信機において、前記1つの被判定チャネルの出力相関レベルと前記強信号相互相関電力との比較及び判定を、
被判定チャネルの出力相関レベル×k2>前記強信号相互相関電力の場合に(但し、k2は第2の調整係数)、正常にトラッキングしていると判定し、
被判定チャネルの出力相関レベル×k2≦前記強信号相互相関電力の場合に、誤トラッキングしていると判定することを特徴とする。
請求項3に記載のGPS受信機は、請求項1に記載のGPS受信機において、前記相互相関チャネルへの第1信号は、前記複数のトラッキングチャネルのうちの1つのチャネルの拡散コードの種別・位相が、制御信号により選択して入力されることを特徴とする。
本発明のGPS受信機によれば、強信号の衛星信号と弱信号の衛星信号とが合成された信号を受信する環境下において、単純な比較演算処理により効率的な誤トラッキングの判定と除去を行うことが出来る。また、これに伴い、測位位置の位置飛びの発生を抑えることが出来る。また、強信号相互相関電力の測定では、位相情報を再現する必要が無いので、回路規模と処理時間の増加を抑えることが出来る。
また、複数のトラッキングチャネルに対して相互相関チャネルを1つだけ実装することで、全トラッキングチャネルの判定を行うことが出来るから、ハードウエアの増加は少なくすることができる。
また、一般に高感度化を図る場合に、サーチで検出する信号レベルがより低くなる結果、相互相関による誤トラッキングが発生し易くなるが、本発明のGPS受信機によれば誤トラッキングを的確に検出できるので、有効に利用できる。
以下、図面を参照して、本発明のGPS受信機の実施例について説明する。
図1は、本発明のGPS受信機の一般化したハードウエア構成を示す図である。このGPS受信機は、受信信号が入力されそれぞれ異なる衛星信号に対応したトラッキング周波数及び拡散コードの種別・位相でトラッキングすべき複数のトラッキングチャネル11〜1Nと、それら複数のトラッキングチャネル11〜1Nのうちの1つの強信号チャネルの拡散コードの種別・位相を持つ第1信号が入力され、その第1信号と、複数のトラッキングチャネルのうちの弱信号チャネルの可能性がある1つの被判定チャネル(以下、単に弱信号チャネル、ということもある)のドップラー周波数から1つの強信号チャネルの強信号ドップラー周波数を減算した周波数及び1つの被判定チャネルの拡散コードの種別・位相とで、相互相関を行い、第2信号である相互相関チャネル相関電力を出力する、1つの相互相関チャネル30とを備える。また、相互相関チャネルへの第1信号を、複数のトラッキングチャネルのうちの1つのチャネルの拡散コードの種別・位相から選択するためのセレクタ40が設けられ、制御部20からの制御信号により拡散コードの種別・位相の1つが選択して相互相関チャネル30へ入力される。
一般には複数のトラッキングチャネルが存在するから、どのチャネルで受信している衛星信号が強信号として相互相関の影響を与えているかは不明であっても、どのトラッキングチャネルも強信号として扱えるよう、全トラッキングチャネルから拡散コードを出力できるようにしている。
その1つの被判定チャネルの強信号相互相関電力を、強信号相互相関電力=k1(k1;第1調整係数)×1つの強信号チャネルの自己相関電力×相互相関チャネル相関電力、により求め、
1つの被判定チャネルの出力相関レベルと、強信号相互相関電力とを比較して、1つの被判定チャネルがトラッキングを正常に行っているか、あるいは、誤トラッキングしているかを、判定する。
なお、図1において、図示していないが、図6で説明したものと同様に、サーチ部10、制御部20、アンテナ1、周波数変換部2、A/D変換部3等は、設けられることになる。
以下、本発明の動作原理について説明する。従来の説明と同様に、2つの衛星からの信号を受信し、一方が強信号、もう一方が弱信号である環境を想定する。ここで、強信号チャネルは、サーチにおいて検出された電力が十分に大きいチャネルや、トラッキングチャネルの判定処理において検出された電力が十分に大きいチャネルを、充てることでよい。また、弱信号チャネルは、衛星信号が弱いチャネルを指すが、トラッキング判定の段階では強信号チャネルと判定されていない未判定チャネルを想定することでよい。
弱信号をトラッキングするチャネルを弱信号ch、強信号をトラッキングするチャネルを強信号chとする。受信機への入力信号は、強信号と弱信号の和である。弱信号chでは弱信号に対応した周波数とコードで相関演算を行う為、図2に示されるように、弱信号chの出力相関値は以下のようになる。なお、図2では、1つのトラッキングch#nの構成とそれへの入力側の構成を示している。
弱信号ch出力相関値 = 弱信号自己相関+強信号相互相関
弱信号chが弱信号に正常にトラッキングをしている場合に、弱信号ch出力相関値は、弱信号自己相関が強信号相互相関よりも強い。一方、弱信号chが強信号に誤トラッキングをしている場合に、弱信号chが出力する相関値は、弱信号自己相関よりも強信号相互相関が強い。この為、弱信号チャネルが、弱信号に正常にトラッキングしているか、あるいは、強信号に誤トラッキングしているかの判定処理を以下のように行う。
まず、弱信号ch出力に含まれる強信号相互相関のレベルを実測する。次に、弱信号ch出力相関レベルと、強信号相互相関レベルの実測結果を比較し、以下のように判定する。
弱信号ch出力相関レベル×k2 > 強信号相互相関レベル の場合には、弱信号トラッキングOKと判断し、トラッキングを継続する
弱信号ch出力相関レベル×k2 ≦ 強信号相互相関レベル の場合には、誤トラッキングと判断し、トラッキングを中断する。
k2は、誤トラッキング判定の基準を調整する係数である。k2を小さくすると、誤トラッキングと判定する確率が上がる。逆に、k2を大きくすると、誤トラッキングと判定する確率が下がることになる。
本発明のGPS受信機では、減算処理を行わず、2つの値の比較処理だけで、誤トラッキングを判定し、位置飛びの原因を排除するが、そのためには「強信号相互相関レベル」を実測することが必要である。
図3は、強信号相互相関レベルを得るための構成を示す図である。図3では、強信号相互相関レベルを実測する為に、ハードウェアのトラッキングチャネルでは強信号相互相関の実測を専門に行う、相互相関チャネル30を追加する。
強信号ch11は、通常のトラッキングチャネルのうちの1つであり、強信号を受信している。強信号チャネルは通常複数あるが、ここでは説明のために1つだけが示されている。強信号ch11は、図8で説明したトラッキングチャネルと同様な構成(111〜117)を有しており、電力化部117から「強信号自己相関電力+弱信号相互相関電力」の信号3を出力している。但し、強信号自己相関電力≫弱信号相互相関電力の関係にあるので、実際上の扱いとしては、電力化部117からの出力は「強信号自己相関電力」として良い。
キャリアNCO112からは、IF周波数+その強信号ドップラー周波数がミキサ111に供給され、コードNCO114とコードGEN115からは、その強信号に位相同期が取れている強信号コード位相がコード相関器113に供給されている。なお、電力化部117での電力化処理(I2+Q2の計算)は、ハードウェアとソフトウェアのどちらで実行しても構わない。他の電力化部も同様。
弱信号チャネル12は、通常のトラッキングチャネルのうちの1つであり、弱信号を受信している。弱信号ch12は、やはり図8で説明したトラッキングチャネルと同様な構成(121〜127)を有しており、電力化部127から「弱信号自己相関電力+強信号相互相関電力」の信号を出力している。キャリアNCO122からは、IF周波数+その弱信号ドップラー周波数がミキサ121に供給され、コードNCO124とコードGEN125からは、その弱信号コードがコード相関器123に供給されている。その弱信号コード位相が、その弱信号に正常にトラッキングされているときは位相同期が取れている。
相互相関チャネル30は、強信号相互相関の実測を専門に行うもので、図8で説明したトラッキングチャネルと同様な構成(301〜307)を有しているが、その入力される信号として、強信号チャネル11のコードGEN115からの強信号コード位相の信号1が供給されている。また、キャリアNCO302からは、その弱信号ドップラー周波数から強信号ドップラー周波数を差し引いた周波数がミキサ301に供給され、コードNCO304とコードGEN305からは、その弱信号コードがコード相関器303に供給されている。そして、電力化部307から「相互相関ch相関電力」である信号2が出力される。なお、この相互相関ch相関電力は、未だ信号強度は考慮されていない。
強信号ch11は受信レベルが強いので、予定されている強信号に正しくトラッキングできていると仮定する。すなわち、強信号ch11において、受信信号の強信号コードと、コード発生器115が生成するコード(信号1)は、位相同期している。
強信号chコード発生器115から出力されるコード(信号1)の位相は、強信号ch11と弱信号ch12へ共通に入力される入力データに含まれる強信号コードの位相と等しい。但し、信号1の振幅は信号強度を反映していない、信号1にはドップラー周波数が含まれていない、点で差分がある。
信号1を、相互相関ch30への入力データとし、相互相関ch30では入力データに対して、弱信号ch12で行っているのと同様の相関演算を行う。
弱信号ch12における強信号の位相回転を再現する為、相互相関ch30のキャリアNCO302には「弱信号ドップラー周波数−強信号ドップラー周波数」を設定する。
相互相関ch30の出力である相互相関ch相関電力(信号2)は、入力される強信号(信号1)を弱信号コードで相関演算を行った結果なので、強信号相互相関に係わるものではある。但し、相互相関ch30の出力(信号2)には、強信号の信号強度が全く考慮されていないので、信号強度を含めた最終的な強信号相互相関レベルはソフトウェアで計算する。
相互相関ch相関電力(信号2)には強信号の信号強度が考慮されていない。その為ソフトウェアは、強信号ch11からの強信号自己相関電力(信号3)を利用して信号強度を求め、強信号相互相関電力実測値を決定する。信号強度を考慮した強信号相互相関電力の実測値は以下のように求まる。
強信号相互相関電力実測値=強信号自己相関電力×相互相関ch相関電力×k1
但し、k1は第1調整係数であり、k1=サンプリング周波数Fs×コヒーレント加算時間N、で表される。
この強信号相互相関電力実測値の算出方法を参考のために数式で導出する。強信号と弱信号の2衛星を受信している環境を前提として、以下の記号を定義する。
衛星1:弱信号
A1:弱信号の振幅
code1:弱信号の拡散コード系列
τ1:弱信号のコード遅延時間
ω1:弱信号のキャリア周波数(ドップラー込み)
衛星2:強信号
A2:強信号の振幅
code2:強信号の拡散コード系列
τ2:強信号のコード遅延時間
ω2:強信号のキャリア周波数(ドップラー込み)
弱信号ch相関値(Iw、Qw)は、以下の式で表される。但し弱信号chへの入力は強信号+弱信号とし、ガウスノイズは無視する。またキャリア位相も無視する。以下はI側のみ記述しているが、Q側も同様である。
上式の第一項(式1)は弱信号自己相関のI、第二項(式2)は強信号相互相関のIである。式2を変形すると、以下のようになる。但し、cos(ω12)tの項は周波数が十分高いので無視している。
次に、相互相関ch相関値(Ic、Qc)を考える。相互相関chへの入力は強信号コードである。キャリアNCOには(弱信号ドップラー−強信号ドップラー)を設定し、コードNCOには弱信号コード位相を設定する。その為、相互相関ch相関値は以下の式5で表される。
これより、式4の積分の項は相互相関ch相関値そのものである事が分かる。また、Q側も同様に求まり、相関電力(I2+Q2)で考えると、以下の式6のようになる。
これより、振幅成分A2/2が定まれば、強信号相互相関電力が求まる。
なお、この式の導出では、キャリア位相を無視している事に注意が必要である。すなわち一般的には、弱信号chに含まれる強信号相互相関と、相互相関chで算出する強信号相互相関のI,Qベクトルは、位相は異なっている。しかし、以下に述べる振幅成分を考慮することにより、相関電力は正しく算出できるので、キャリア位相は無視してよい。
式6の振幅成分A2/2は、強信号ch出力より算出する。強信号ch相関値(Is、Qs)は、以下の式で表される(I側のみ記述しているが、Q側も同様である)。
ここで、弱信号と強信号コードの相互相関は、強信号自己相関と比較して十分低いので無視する。すなわち、
但し、cos(2ω2t)の項は周波数が十分高い為、無視している。Q側も同様に求まるため、相関電力(I2+Q2)で表すと式7は以下のようになる。
この式8の右辺の積分は、強信号コード同士の自己相関である。データのサンプリング周波数をFs、各chのコヒーレント加算時間をNとすると、以下のように表される。
式9を式8に代入してまとめると、以下の式10のようになる。
この式10を式6に代入すると、式11が得られる。すなわち、強信号chと相互相関chの相関値を用いて、強信号相互相関電力を算出する事ができる。
なお、Iwを求める式1において、トラッキングするコード位相をcode1(t+τ1)、周波数をcos(ω1t)としているが、これを一般形とするために、code1(t+τ3)、周波数をcos(ω3t)と置き直しても良い。この場合でも、同様の演算結果が得られる。
次に、本発明のGPS受信機における相互相関対策のフローを、図4、図5のフローチャートを参照して、説明する。
図4は、例えば電源投入後、最初に受信を開始する際、即ちトラッキングを一切実行していない状態で行う強信号衛星のサーチ処理のフローチャートである。ステップS101でスタートすると、ステップS102においてサーチ対象を最初の衛星に設定する。ステップS103で受信しようとする衛星信号についてサーチ部10でサーチ処理を行う。そのサーチ処理において得られた最大相関電力を強い閾値と比較する。この強い閾値は相互相関による誤トラッキングが発生しない十分強い値である。比較の結果、最大相関電力が強い閾値よりも大きくない場合には、ステップS108へ進んで、サーチ対象を次の衛星に設定する。
比較の結果、最大相関電力が強い閾値よりも大きい場合には、ステップS105でその衛星を1つのトラッキングチャネルに強信号チャネル(例えば、11)として割り当て、トラッキングを開始する。ステップS106で全衛星のサーチ処理が完了したか否かを判定し、未サーチの衛星がある場合にはステップS108へ進んで、サーチ対象を次の衛星に設定する。このようなサーチ処理を繰り返し行って、全衛星のサーチが完了すると、強信号衛星のサーチが完了となる(ステップS107)。
図5は、相互相関対策において、強信号衛星サーチが完了した後に、他の衛星信号についてサーチ処理及び相互相関の実測・判定処理を行うフローチャートである。強信号衛星のサーチ完了(S201)を受けて、ステップS202で未だトラッキングしていない衛星をサーチ対象に設定する。ステップS203においてサーチ対象となった衛星信号についてサーチ部10でサーチ処理を行う。そのサーチ処理において得られた最大相関電力を弱い閾値と比較する。この弱い閾値は値が小さいため、相互相関による誤トラッキングが発生する可能性がある。比較の結果、最大相関電力が弱い閾値よりも大きくない場合には、ステップS210へ進んで、サーチ対象をトラッキングしていない次の衛星に設定する。
比較の結果、最大相関電力が弱い閾値よりも大きい場合には、その衛星信号について未使用のトラッキングチャネル(例えば、12)として割り当てて、トラッキングを開始する(S205)。この衛星信号については、強信号であるか、弱信号であるかを問わず、弱信号の衛星信号であることとして処理を進めることでよい。
そのトラッキングチャネル12では、図3において説明したような方法にて、ステップS206で相互相関の実測、判定を行う。
ステップS207では、ステップS206での相互相関の実測、判定に基づいて、「弱信号ch出力相関レベル×k2 > 強信号相互相関レベル」の場合には、弱信号トラッキングOKと判断し、ステップS208へ進んで、トラッキングを継続し、相関結果を測位演算に使用開始する。また、「弱信号ch出力相関レベル×k2 ≦ 強信号相互相関レベル」の場合には、誤トラッキングと判断し、ステップS209へ進んで、その衛星信号に対するトラッキングを中断する。ステップS208,S209の後は、ステップS210へ進んで、サーチ対象をトラッキングしていない次の衛星に設定する。ステップS202でサーチ対象に設定された全ての衛星に対してサーチが行われた時点で、図5の処理が完了する。
このような一連のステップを、複数の衛星信号に対して行うことにより、正常にトラッキングされたチャネルで得た信号のみを用いて、測位計算を実行する。
本発明のGPS受信機の一般化したハードウエア構成を示す図 相互相関対策の概要を示す図 強信号相互相関レベルを得るための構成を示す図 相互相関対策における、強信号衛星のサーチ処理のフローチャート 相互相関対策における、相互相関の実測・判定処理を行うフローチャート 従来から一般に用いられているGPS受信機の概略構成を示す図 サーチ部の具体的な構成例を示す図 トラッキングチャネルの具体的な構成例を示す図 強信号と弱信号のレベル差が小さい場合のコード位相−相関レベルの特性図 強信号と弱信号のレベル差が大きい場合のコード位相−相関レベルの特性図
符号の説明
1:アンテナ、2:周波数変換部、3:A/D変換部、4:信号処理部、10:サーチ部
11〜1N:トラッキングch、101〜1n1:ミキサ
102〜1n2:キャリアNCO、103〜1n3:コード相関器
104〜1n4:コードNCO、105〜1n5:コード発生器
106〜1n6:積分器、107〜1n7:電力化部、108:バッファ及びソート部
20:制御部

Claims (3)

  1. 受信信号が入力されそれぞれ異なる衛星信号に対応したトラッキング周波数及び拡散コードの種別・位相でトラッキングすべき複数のトラッキングチャネルと、
    前記複数のトラッキングチャネルのうちの1つの強信号チャネルの拡散コードの種別・位相を持つ第1信号が入力され、その第1信号と、前記複数のトラッキングチャネルのうちの弱信号チャネルの可能性がある1つの被判定チャネルのドップラー周波数から前記1つの強信号チャネルの強信号ドップラー周波数を減算した周波数及び前記1つの被判定チャネルの拡散コードの種別・位相とで、相互相関を行い、第2信号である相互相関チャネル相関電力を出力する、1つの相互相関チャネルを備え、
    前記1つの被判定チャネルの強信号相互相関電力を次式により求め、
    強信号相互相関電力=
    k1×1つの強信号チャネルの自己相関電力×相互相関チャネル相関電力
    但し、k1;第1調整係数
    前記1つの被判定チャネルの出力相関レベルと、前記強信号相互相関電力とを比較して、前記1つの被判定チャネルがトラッキングを正常に行っているか、あるいは、誤トラッキングしているかを、判定することを特徴とする、GPS受信機。
  2. 前記1つの被判定チャネルの出力相関レベルと前記強信号相互相関電力との比較及び判定を、
    被判定チャネルの出力相関レベル×k2>前記強信号相互相関電力の場合に(但し、k2は第2の調整係数)、正常にトラッキングしていると判定し、
    被判定チャネルの出力相関レベル×k2≦前記強信号相互相関電力の場合に、誤トラッキングしていると判定することを特徴とする、請求項1に記載のGPS受信機。
  3. 前記相互相関チャネルへの第1信号は、前記複数のトラッキングチャネルのうちの1つのチャネルの拡散コードの種別・位相が、制御信号により選択して入力されることを特徴とする、請求項1に記載のGPS受信機。
JP2007217889A 2007-08-24 2007-08-24 Gps受信機 Active JP4859790B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007217889A JP4859790B2 (ja) 2007-08-24 2007-08-24 Gps受信機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007217889A JP4859790B2 (ja) 2007-08-24 2007-08-24 Gps受信機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009052927A JP2009052927A (ja) 2009-03-12
JP4859790B2 true JP4859790B2 (ja) 2012-01-25

Family

ID=40504146

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007217889A Active JP4859790B2 (ja) 2007-08-24 2007-08-24 Gps受信機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4859790B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5095499B2 (ja) * 2008-05-22 2012-12-12 日本無線株式会社 Gps受信機
JP5368213B2 (ja) * 2009-08-20 2013-12-18 日本無線株式会社 Gnss受信機
JP2011153891A (ja) * 2010-01-27 2011-08-11 Japan Radio Co Ltd 衛星信号受信機
CN106597492B (zh) * 2017-02-06 2023-09-05 桂林电子科技大学 卫星导航接收机及其抗远近效应的方法和室内定位方法

Family Cites Families (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3694395B2 (ja) * 1997-10-09 2005-09-14 松下電器産業株式会社 Gps受信機及び受信方法
JPH11118903A (ja) * 1997-10-16 1999-04-30 Matsushita Electric Ind Co Ltd 位置検出装置
US6282231B1 (en) * 1999-12-14 2001-08-28 Sirf Technology, Inc. Strong signal cancellation to enhance processing of weak spread spectrum signal
JP3926236B2 (ja) * 2002-08-07 2007-06-06 沖電気工業株式会社 符号選定装置及び方法
CA2506700C (en) * 2002-10-04 2013-05-21 Sigtec Navigation Pty Ltd Satellite-based positioning system improvement
US6873910B2 (en) * 2002-10-22 2005-03-29 Qualcomm Incorporated Procedure for searching for position determination signals using a plurality of search modes
EP1680686A1 (en) * 2003-09-02 2006-07-19 Sirf Technology, Inc. Signal processing system for satellite positioning signals
US7522100B2 (en) * 2005-07-01 2009-04-21 Sirf Technology Holdings, Inc. Method and device for acquiring weak global navigation satellite system (GNSS) signals
JP4890176B2 (ja) * 2006-09-25 2012-03-07 日本無線株式会社 衛星信号判定装置
EP1916535B1 (en) * 2006-10-26 2015-11-18 Qualcomm Incorporated GNSS receiver with cross-correlation rejection
JP4888110B2 (ja) * 2006-12-26 2012-02-29 セイコーエプソン株式会社 相関演算制御回路及び相関演算制御方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2009052927A (ja) 2009-03-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
RU2326398C2 (ru) Процедура поиска сигналов для системы определения местоположения
US8520717B2 (en) GNSS receiver with cross-correlation rejection
US7180446B2 (en) Continuous integration based satellite navigational signal acquisition
US7479924B2 (en) False reacquisition mitigation in high sensitivity navigational satellite signal receivers
US7778311B2 (en) Bit synchronization for weak navigational satellite signals
US20090153397A1 (en) Gnss satellite signal interference handling method and correlator implementing the same
JP2002529745A (ja) 無線航法システムの衛星信号の受信機におけるディジタル相関器
EP1321774B1 (en) A method for performing reacquisition in a positioning receiver, and corresponding electronic device
US6643320B1 (en) Receiver for DS-CDMA signals
JP2010286354A (ja) ドップラ周波数推定装置、測位信号捕捉追尾装置、測位装置、およびドップラ周波数測定方法
JP2003098244A (ja) 偽信号相互相関検出方法、送信源選択制限方法及び衛星選択制限方法
US7903026B2 (en) Positioning apparatus and positioning apparatus control method
CN102016622A (zh) 用于处理卫星定位系统信号的方法和装置
JP4859790B2 (ja) Gps受信機
JP2007520100A (ja) 微分相関を用いたgps受信機
Jardak et al. Indoor positioning based on GPS-repeaters: performance enhancement using an open code loop architecture
JP5368213B2 (ja) Gnss受信機
KR20110060734A (ko) 적응형 항법위성신호 획득 장치 및 방법
JP2006258436A (ja) 衛星航法装置
JP5095499B2 (ja) Gps受信機
JP5765902B2 (ja) 衛星信号のコード追尾装置
JP2008209287A (ja) 衛星航法受信機
JP2006132949A (ja) 測位装置、測位方法および測位プログラム
KR100930219B1 (ko) 위성 항법 시스템 수신기
JP5005446B2 (ja) 自立型高感度衛星信号受信機

Legal Events

Date Code Title Description
RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20090119

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20090130

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100823

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20111012

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20111101

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20111101

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4859790

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141111

Year of fee payment: 3