JP2004502175A - Gps信号を獲得するために組み合わされた並列および順次検出 - Google Patents

Gps信号を獲得するために組み合わされた並列および順次検出 Download PDF

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Abstract

2つの部分から成る信号獲得プロセスは、並列信号検出プロセスと信号検証/誤認警告却下プロセスを含んでいる。大規模並列アーキテクチャの獲得コリレータは、並列信号検出プロセスの間、時間/周波数不確定性の大きい範囲を探索して、各探索ドウエル毎に最大尤度検出対象を識別する。獲得コリレータによって実行される並列信号検出プロセスと同時並行して、最大尤度検出対象の現行リストが、検証/誤認警告却下プロセスで追加の探索ドウエルで検査される。検証/誤認警告却下プロセスは、複数の互いに独立したコリレータ又は追跡チャネルによって実行される。ソフトウエア制御下で、追跡チャネルは、最大尤度検出対象に対して、それが誤認警告として処分されるか所望の信号として検証されるまで、繰り返しドウエルを実行する。

Description

【0001】
(関連出願)
本出願は、2000年6月27日に提出された係属中の仮出願第60/214,462号の利益を主張するものである。
【0002】
(技術分野)
本発明は、一般的には、衛星信号を獲得する装置と方法に関し、詳しくは、並列検出プロセス/順次検出プロセスを組み合わせたGPS信号を獲得する装置と方法に関する。
【0003】
(関連技術)
弱い信号と高い妨害環境下で迅速に獲得するという要求によって、GPS産業界は、商用的用途と軍事的用途の双方において大規模並列アーキテクチャを採用するようになっている。これらの大規模並列アーキテクチャは、数十万のコリレータと数十のFFTタップから成る。このアーキテクチャによって、大きい領域の時間−周波数不確定ドメイン(time−frequency uncertainty domain)を単一ドウエル(dwell)の獲得エンジンで探索できる。しかしながら、並列アーキテクチャの全てのエレメントは等しく取り扱われるため、ドウエル時間を動的に観察された信号および雑音環境の関数として最小化する際における順次検出器(sequential detector)の利点を実現することが不可能であった。
【0004】
一般的なGPS信号獲得プロセッサは、2つのステップから成る。このプロセスの第1のステップでは、数千の時間/周波数セルから成る配列中で検出された最大の信号をしきい値と比較する。このプロセスの第2のステップでは、この検出された最大の信号がしきい値を超えている場合、検証/誤認警告却下アルゴリズム(verification/false alarm rejection algorithm)は、この信号を再度検出して、時間を多重化して、この信号がソフトウエアしきい値を実際に超えていることを検証しようと試みる。
【0005】
第1のステップでは、GPS受信機、具体的には獲得コリレータのアーキテクチャは、所望の干渉性と非干渉性の積分期間にわたる相関出力を形成し、ソフトウエア制御されたしきい値を超えるピーク検出済み信号の時間および周波数座標を報告する。一旦、これらの座標が報告されると、このアーキテクチャは、以前のピーク信号の検出に使用されたものと同じ獲得コリレータを用いて、複数の繰り返されたドウエル中の信号を検出して、信号の存在を確認しようと試みる。
【0006】
この技法の1つの欠点は、選択されたしきい値に対する感度が高いことである。このしきい値が高すぎると、検出を失敗する確率が高く、このしきい値が低すぎると、探索率が誤認警告のために低下することである。このGPS獲得プロセスに対する別の重大な欠点は、報告された信号が何千という信号から検出された最大の信号である必要があるということである。所望の獲得確率が98%を超えると仮定すると、これは、雑音サンプルが信号プラス雑音を超える確率が、2%の検出失敗確率を超えてはならないことを意味する。32,704個のセルを有する511個のコリレータ、64タップFFTアーキテクチャ(a 511 correlator,64−tap FFT architecture)の場合、信号対雑音比(S/N比)が6.95である必要がある。このようなS/N比を達成するということは、妨害免疫/弱信号感度(jam immunity/weak signal sensitivity)を低下させるか、あるいは、信号を必要なS/N比に対して積分しながら時間対第1固定(TTFF(time−to−first−fix))を増加させることを意味する。
【0007】
したがって、当業者は、現在のプロセスとして、しきい値レベルの設定にあまり依存しない信号検出能力を有するGPS信号獲得プロセスに対する必要性を認識している。また、既存の大規模並列アーキテクチャの広帯域探索能力を保持しながらも順次検出器(sequential detector) の利点を多く含む方法の必要性もまた認識されている。
【0008】
(発明の概要)
簡潔にそして一般的に言えば、本発明は、並列/順次組み合わせ検出器(combined parallel/sequential detector)として特徴付けられたアルゴリズムを採用したGPS信号を獲得するための装置とプロセスを提供する。このプロセスの第1のステップは、GPS受信機の大規模並列アーキテクチャを用いて最大尤度の検出対象をスクリーニングする。このスクリーニングステップの後に、本質的には順次検出器であるところのもの、すなわち、多くのステップのうちのいずれか1つの後、潜在的検出対象を、それが各ステップでしきい値をパスしないかぎり却下する検証/誤認警告却下アルゴリズム(verification/false alarm rejection algorithm)、が続く。
【0009】
従来の獲得アルゴリズムは、高妨害又は弱信号環境下でGPS信号を獲得するために必要とされる大規模並列アーキテクチャで用いられる場合には準最適(sub−optimal)であることが示されている。本発明は、並列獲得の最良の特徴と順次検出器アルゴリズムを組み合わせた改良された獲得アルゴリズムを提供する。このアルゴリズムの詳細な実施の形態が、2つの例示的なGPS受信機アーキテクチャとして記述されている。第1のアーキテクチャは、511個の獲得コリレータ(511 acquisition correlators)と、検証用の6個の独立したコリレータを有する64タップのFFTとを備えている。第2のアーキテクチャは、検証用の12個の独立したコリレータとして構成し得る240個の獲得コリレータを備えている。数学的な分析により、比較的従来の設計を越えたこのアルゴリズムの利点を定量化する。これらの分析は、獲得を成功させるために必要な信号対雑音比が大幅に減少することを示す。
【0010】
第1の形態では、本発明は、a)最大の相関ピークを有するセルの集合を検出するために時間/周波数不確定範囲(time/frequency uncertainty range)内の複数のセルに対して獲得ドウエル(acquisition dwell)を実行するステップと、b)各セルのピークをしきい値と比較し、しきい値と少なくとも同程度の大きさのピークを有するこれらのセルを保持することによって、ステップaで検出されたセルの集合に対して初期検証ドウエル(initial verification dwell)を実行するステップと、を含む信号獲得方法に関する。この方法はさらに、c)最大の相関ピークを有するセルの他の集合を検出するために、時間/周波数不確定範囲内の他の複数のセルに対して獲得ドウエルを実行する、ステップと、d)各セルのピークをしきい値と比較し、少なくともしきい値と同程度の大きさのピークを有するセルを保持することによって、ステップbにおいて保持されたセルに対して続く検証ドウエルを実行し、ステップcにおいて検出されたセルの集合に対して初期検証ドウエルを実行するステップと、を含む。
【0011】
他の形態では、本発明は、複数の獲得コリレータと複数の独立したコリレータとを含む信号獲得装置に関する。これらの獲得コリレータは、初期獲得ドウエルと続く獲得ドウエルを時間/周波数不確定範囲内の複数のセルに対して実行するように構成されている。最大の相関ピークを有するセルの集合が、各獲得ドウエルの間に検出される。これらの独立したコリレータの各々は、獲得コリレータから検出済みのセルを受信して、この検出済みセルのピークをしきい値と比較し、それがしきい値と少なくとも同程度の大きさである場合にだけその検出済みセルを保持することによって、初期検証ドウエルをこの検出済みのセルに対して実行するように構成されている。これらの独立したコリレータはさらに、保持されたセルに対して少なくとも1つの後続の検証ドウエルを実行するように構成されている。
【0012】
さらに他の形態では、本発明は、GPS衛星で送信された信号を用いて物体のロケーションを追跡するシステムに関する。このシステムは、GPS信号を受信するために物体に結合したアンテナと、上記のパラグラフで記述したものと類似の信号獲得デバイスと、を備えている。この信号獲得デバイスは、アンテナと通信するように動作して、アンテナで受信されたGPS信号を獲得して処理する。
【0013】
さらに他の形態では、本発明は、時間/周波数不確定範囲内の複数のセルに対して複数の獲得ドウエルを実行するステップを含む信号獲得方法に関する。各獲得ドウエルは、最大の相関ピークを有する「x」個のセルを検出する。この方法はまた、獲得ドウエル中に検出されたセルを比較するステップと、最大の相関ピークを有する「x」個のセルを保持するステップと、各セルのピークをしきい値と比較してこのしきい値を超えるピークを有するセルだけを保持することによって、この「x」個のセルに対して検証ドウエルを実行するステップと、を含んでいる。
【0014】
さらに他の形態では、本発明は、複数のコリレータと、プロセッサで実行されるソフトウエアリストと、複数の独立したコリレータと、を含む信号獲得デバイスに関する。この複数の獲得コリレータは、時間/周波数不確定範囲内の複数のセルに対して獲得ドウエルを実行して、最大の相関ピークを有する「x」個のセルを検出するように構成されている。ソフトウエアリストは、獲得ドウエル中に検出されたセルを比較して、最大の相関ピークを有する「x」個のセルを保持するように構成されている。複数の独立したコリレータの各々は、ソフトウエアリストから検出済みセルを受信して、この検出済みセルのピークをしきい値と比較して、少なくともこのしきい値と同程度の大きさのピークを有する検出済みセルだけを保持することによって、検出済みセルに対して初期検出ドウエルを実行するように構成されている。これらの独立したコリレータは、さらに、これら保持されたセルに対して後続の検証ドウエルを実行するようになっている。
【0015】
さらに他の形態では、本発明は、GPS衛星によって送信された信号を用いて物体のロケーションを追跡するシステムに関する。本システムは、GPS信号を受信するために物体に結合したアンテナと、上記のパラグラフで記述されたものと類似の信号獲得デバイスと、を備えている。この信号獲得デバイスは、アンテナと通信するように動作して、アンテナで受信したGPS信号を獲得して処理する。
【0016】
本発明の利益には、ソフトウエア制御されたしきい値が存在しない状態における信号検出の性能が含まれる。その結果、しきい値の設定エラーに対する感度がなくなる。本発明はまた、追跡チャネル、すなわち、独立したコリレータを操作することによってGPS受信機のアーキテクチャの使用を最大化して、信号検出コリレータ内で並列に信号の検証/誤認の警告を実行する。本発明のこの方法はまた、従来のプロセスよりも多くの潜在的検出対象を見ている。これによって検出の確率が向上する。
【0017】
本発明の上記の及び他の形態は、以下の詳細な説明及び本発明の形態を例示的に図示する添付図面から明らかであろう。
【0018】
(実施の形態の詳細な説明)
図面全体にわたって類似の又は対応する部分を同じ参照番号で示しており、図面、特に図1をここで参照すると、本発明の一実施形態に従って構成された獲得エンジンによって実行される獲得方法8のブロック図が示されている。獲得エンジンは、自動車や航空機などの移動物体のロケーションを追跡して監視する商業用途又は軍事用途で用いられるGPS受信機の部分である。このような追跡システムの詳細は、当業者には良く知られており、したがってここでは説明しない。
【0019】
図1を参照すると、獲得エンジンによって実行される獲得方法8は、2つのステップ、すなわち、並列信号検出10と信号検証/誤認警告拒否12とに分割されている。これらの2つのステップは、ソフトウエアの実施形態とハードウエアの実施形態の双方において区別されている。
【0020】
並列信号検出プロセス10は、獲得コリレータ14の大規模並列アーキテクチャを用いて、時間/周波数不確定性のある大きい隣接した領域を迅速に探索する。獲得コリレータ14は、各探索ドウエルに対して最大尤度検出対象(most likely detections)16を識別する。コヒーレント積分と非コヒーレント積分の双方のドウエル時間が、所望の感度及び/又は障害抵抗(jamming resistance)を達成するように選択される。しかしながら、このステップは、順次検出プロセスの第1のステップに過ぎないので、信号を明瞭に識別するために、この並列プロセスのドウエル時間を延長する必要がない。その代わり、最大尤度検出対象の短いリストに真の信号が含まれていることを必要とするだけである。
【0021】
獲得コリレータ14によって実行される並列信号検出プロセス10と同時並行に、最大尤度検出対象16の現行リストを、検証/誤認警告却下プロセス12において追加の探索ドウエルで検査する。検証/誤認警告却下プロセス12は、複数の独立したコリレータ18によって、すなわち、追跡チャネルで実行される。ソフトウエア制御下で、追跡チャネル18は、最大尤度検出対象16に対して、これらが誤認警告として処分されるか又は所望の信号として検証されるまで、繰り返しドウエルを実行する。
【0022】
このように獲得プロセス8を分離することによって、獲得コリレータ14によって実行される大きな時間/周波数不確定性の探索は、並列信号検出プロセス10を介して尤度ある検出対象を識別することに限られる。これらの候補の場合にだけ、信号検証/誤認却下プロセス12が実行される。この組み合わせが、獲得エンジンの特徴をその特定の長所(strengths)にしたがって利用するが、大規模並列獲得コリレータ14を用いて、大きな時間/周波数不確定性を迅速に走査し、また、順次検出器の追跡チャネル18が、誤認警告に基づいて信号を正確に識別する。
【0023】
この実施の形態の重要でなく補助的な利益は、検出プロセス10の間において、注意深く選択されたしきい値に対する要件を除去できることである。事実、獲得コリレータ14によって実行された並列信号検出プロセス10は、最大尤度検出対象16の固定長リスト(fixed−length list)をしきい値を用いることなく発生する。ソフトウエア制御された追跡チャネル18によって実行される信号検証/誤認警告却下プロセス12の間、しきい値を用いてもよい。しかしながら、信号検証/誤認警告却下プロセス12で用いられるアルゴリズムは、本来、強力(strong)であり、したがって、しきい値の選択は、しきい値の値の変動に対する最小の感度で実行され得る。
【0024】
上記のように、獲得プロセス8は、並列信号検出プロセス10と検証/誤認警告却下プロセス12に分離されている。これらの2つのプロセスを、以下に別々に説明する。また、例示のGPS受信機アーキテクチャで用いられるアルゴリズムの分析を以下に記載する。
【0025】
(獲得プロセス)
以下の説明は、時間/周波数不確定ドメインで32,704個のセルを同時に探索することができ、511個のコリレータおよび64タップのFFTを有するGPS受信機アーキテクチャ(ここでは「511アーキテクチャ」と呼ぶ)に関して行われる。しかしながら、本発明は、この例示的なGPS受信機アーキテクチャには限られない。
【0026】
図1を引き続き参照すると、本発明の信号検出プロセス10の固有の特徴は、ソフトウエアに報告された最大尤度検出対象16(すなわちソフトウエア制御された追跡チャネル18)に、信号処理ハードウエア(すなわち獲得コリレータ14)によって関連付けされている。従来のアーキテクチャは、干渉積分期間及び非干渉積分期間にわたって相関出力を形成し、ソフトウエア制御されたしきい値を超えるピーク検出を報告する。本発明によれば、GPS受信機は、GPS信号を含む多くの検出対象16を報告するように構成される。
【0027】
好適な実施形態では、獲得コリレータ14は、最大で6個の検出対象16の時間/周波数座標を戻すように構成されていて、これによって、潜在的検出対象をハードウエアからソフトウエアにもたらす。この技法の第1の利点は、全くしきい値を使用せず、したがって、不正確に計算されたしきい値に対する感度がないことである。検出の確率に関しては、真の信号が最も強度の高い6つの信号のリストに含まれることが必要とされるだけである。この技法は、適切に識別すべき誤認警告がなければならず、したがって、強力な(strong)誤認警告却下アルゴリズムが必要とされることを意味する。
【0028】
引き続き図1を参照すると、GPS受信機アーキテクチャは、6つの追跡チャネル18をも含む。これらの追跡チャネル18は、獲得コリレータ14とは別に制御され、信号検証/誤認警告却下12で使用され、これと並行して信号検出10が続く。
【0029】
所望のアーキテクチャを実現するために、6個の最大信号16、(すなわち潜在的検出対象)の時間/周波数座標が、初期獲得ドウエル20の完了時にGPS受信機から読み取られる。初期獲得ドウエル20からの潜在的検出対象16の時間/周波数座標のこの6つの集合は、6つの追跡チャネル18に送られる。次に、GPS受信機は、次の最大尤度検出対象16の集合に対して獲得コリレータ14を用いて時間/周波数不確定範囲内の次の32,704個のセルを探索することによって、次の獲得ドウエル22で信号検出プロセス10を即座に再開するように指令される。これによって、並行して実行される信号検証/誤認警告却下プロセス12によって混乱されることなく、獲得プロセス8が継続されることが保証される。
【0030】
各追跡チャネル18は、独立したコリレータとして用いられる。6つのコリレータパワー出力16(出力1から6)は各々が、初期検証プロセス24の間に、ソフトウエア制御されたしきい値と比較され、このしきい値を満足しなかったものは誤認警告として除かれ、一方、このしきい値を満足したものは、追跡チャネル18内に保持される。図1を参照すると、例示の初期検証プロセス24は、しきい値の要件を満足した出力を生じず、したがって、次の獲得ドウエル22からの6つの最大尤度検出対象16が6つの追跡チャネル18に送られる。
【0031】
次に、GPS受信機は、次の検証プロセス28が次の検出対象16(出力7から12)の集合に対して実行されている一方で、第2の後続獲得ドウエル26で信号検出プロセス10を即座に再開するように指令される。図1に示す例示の後続検証プロセス28では、6つの出力16のうちの1つ(出力「11」)がしきい値を満足しており、それが追跡チャネル18に保持される。出力「11」は保持されているので、第2の後続獲得ドウエル26から5つの最大尤度検出対象16だけが、追跡チャネル18に送られる。GPS受信機は再度、後続の検証プロセス32が出力「11」と5つの新しい検出対象16に対して実行されている一方で、第3の後続獲得ドウエル30で信号検出プロセス10を即座に再開するように指令される。図1の例示的なプロセスでは、直前に保持された出力「11」は再度しきい値を満足し、よって、追跡チャネル18に保持され、その一方で、5つの新たな検出対象(出力13から17)の各々が捨てられている。再び、出力「11」が保持されているので、第3の後続獲得ドウエル30からの5つの最大尤度検出対象16(出力18から22)だけが、追跡チャネル18に送られる。最後の信号検証プロセス34において、直前に保持された出力「11」もう一度ソフトウエア制御されたしきい値の要件を満足すると、信号検出として宣言される。検出器のパワー出力、例えば、出力「11」がソフトウエアしきい値を2、3回続けて超えたことを主張することによって、このプロセスの信頼性が増す。
【0032】
この誤認警告/信号検証アルゴリズムから2つの欠点が即座に明らかになる。第1の欠点は、ソフトウエアで計算されたしきい値に対する依存に戻ってしまうことである。これは真実であるが、それに続く分析によって、このしきい値の混乱に対する感度が非常に小さいことが実証される。概念的には、これは、32,703の潜在的な誤認警告の存在のもとで信号を検出しようとするオリジナルの検出プロセスではなく、5つの誤認警告の存在のもとで信号を検出するだけでよいからである。
【0033】
第2の欠点は、検出を宣言する前に複数の検出対象に対する要件である。信号検証/誤認警告却下ドウエル24、28、32及び34が獲得ドウエル20、22、26及び30の長さと同じであると仮定して、信号が追跡チャネル18でしきい値を超えると、それが2回目又は3回目で検出されることを要求することによって、5つだけ残っている追跡チャネルを、後続の信号検証/誤認警告却下プロセスのために用いることができる。これは真実であるが、しきい値は、検出の確率を大幅に犠牲にすることなくこの発生を無視できるほどに小さく制限するのに充分高く設定することが可能である。上記の値は次の確率分析で定量化される。
【0034】
(アルゴリズムの分析)
アルゴリズム全体の成功確率には、信号が検出された確率、信号検証プロセスが成功した確率及び誤認警告が無かった確率が含まれる。これは次のように表すことができる、
success=Pdct*PVCR*QFA   (式1)
ここで、Pはイベントが成功する確率を示し、Qはイベントが成功しないときの本質的に定義された補完的な確率を表し、P+Q≡1である。
【0035】
次のの計算を実行するに際して、全ての確率は本来ガウス的であると仮定する。これらのプロセスのいくつかは他の分布によってより正確に定義されるが、この単純化による変動は小さいものと感じられる。
【0036】
(検出の確率分析)
分析は、第1の衛星に対する所望の獲得確率は98%であるという仮定から始まる。これは、95%というナビゲーション解(navigation solution)に対して衛星にとって十分な所望の獲得確率に適している。明らかに、以下に示される技法は、他の確率に対して有効であり、代替的な所望の確率に対する分析を繰り返すことは簡単な事である。
【0037】
GPSチップのアーキテクチャが与えられると、測定されたパワー(厳密に雑音に依る)が信号(その雑音と共に)を含むセル中で測定されたパワーより大きいところのセルロケーションが、6つ未満である確率を決定する必要がある。全体的に98%の要求が与えられると、これによって、雑音がどの単一のセルにおいても信号プラス雑音を超えない確率が決定される。
【0038】
この後者の確率が与えられた場合、この確率を満足する又は超えることを要求されるS/N比を計算することは簡単である。そして、その計算結果は、98%という単一衛星検出確率を保証するために必要とされるS/N比である。
【0039】
(信号が上位6つに入る確率)
信号が上位6つに入る確率は、次式のように、信号プラス雑音を超える雑音を有するセルが正確に0ある確率に、それが正確に1つある確率を足し、それが正確に2つある確率を足し、それが正確に3つある確率を足し、それが正確に4つある確率を足し、それが正確に5つある確率を足したものである。
【数1】
Figure 2004502175
【0040】
正確にi個の検出対象が存在する確率は、次の2項確率関数で与えられる。
【数2】
Figure 2004502175
【0041】
ここで、N=32703、q=1−pであり、pは雑音が信号プラス雑音を超える単一セルの確率であり、さらに、
【数3】
Figure 2004502175
である。
【0042】
これらの式を組み合わせると、次式になる。
【0043】
【数4】
Figure 2004502175
det対pを示す曲線を図2に示す。これは、Pdet=0.98という所望の値に対して、必要とされるpの値は0.0000639(63.9ppm)である。
【0044】
(単一セル確率の検出)
残るステップは、上記のように決定された高雑音における単一セル確率を補助するために必要とされるS/N比を決定することである。これは次式で与えられる。
Prob{S+X1<X2}   (式7)
ここで、X1とX2は、単位分散ゼロ平均正規分布(unit−variance, zero−mean, normal distribution)において独立したサンプルである。
【0045】
これは次式のように書き換えられる。
Prob{S<X}   (式8)
ここで、X≡X−Xであり、分散が2であるゼロ平均正規分布のサンプルである。このように単純化することによって、5.42という信号対雑音比が、0.0000639という所望の単一セル確率を達成するのに必要とされる。
【0046】
(検証アルゴリズム)
S/N比が5.42以上でなければならないという検出プロセスによって課せられた要件で、厳密な検証アルゴリズムを設計することは簡単である。上記のように、用いられるべきこのアルゴリズムは、ソフトウエア制御されたしきい値を用いて連続した複数の検出を要する。信号プラス雑音がしきい値を超える確率は、次式の単純な累積ガウス確率(straight cumulative Gaussian probability)である。
Prob{X>T/N−S/N} (式9)
ここで、Xはゼロ平均の単位分散ランダム変数(zero mean, unit variance random variable)であり、T/Nはしきい値対雑音比であり、S/Nは信号対雑音比である。
【0047】
誤認警告の確率は次式のように同様に単純である。
Prob{X>T/N} (式10)
T/N比に2.7という値を用いると、真の信号を正確に検証する確率は99.65%となり、誤認警告を誤って検証する確率はほんの0.35%に過ぎない。より低いしきい値を用いて2つの連続した検証ドウエルを必要とすることは、さらに強固(robust)な検証アルゴリズムをもたらす。例えば、2つの連続した検証を必要とする2.0というT/N比を用いると、真の信号が99.93%正確に確認され、誤認警告を誤って検証する確率はほんの0.052%に過ぎない。必要とされる順次検証の数を増すと、急速に減少へ転ずるポイントに達するにもかかわらず、さらに強固なアルゴリズムをもたらすことができる。
【0048】
0.052%という低い誤認警告の確率を要求することは不要な限定にみえるが、各ドウエル中で、却下すべき誤認警告が6つあり、また、大きい時間/周波数不確定奈範囲を探索する場合、ドウエルの数は非常に大きい値となるということを思い出すべきである。例えば、全体の時間不確定が±10ミリ秒であり、周波数不確定が±1ppmであるとすると、全体の時間/周波数不確定(干渉積分時間を20ミリ秒と仮定する)を補うには約1900の探索ドウエルが必要であり、したがって、約11,400の成功した誤認警告却下が必要となる。実際には、全体の誤認警告率を1%未満に抑えるには、個別の誤認警告率は次式で与えられる。
fa 1400>99%     (式11)
fa<0.88ppm     (式12)
この誤認警告率では、T/N比の設定値が3.1より大きい必要が有り、これでは、検出確率が犠牲となる(約1%劣化する)。したがって、選択された方策として、2.35というT/N比の値を用いて連続して3つの検証を実行することを要求する。この結果、検証確率は99.9%となり、誤認警告確率は<1%となる(S/Nは>5.42、また、誤認警告確率を±10ミリ秒/±1ppmの時間/周波数不確定範囲の全体にわたって測定するものと仮定する)。
【0049】
(成功の全体的確率)
互いに別の確率を組み合わせることによって、成功の全体的確率は次式で与えられる。
success=Pdet*Pver*QFA     (式13)
success=0.98*0.999*0.99   (式14)
success=0.969             (式15)
これらの確率は、±10ミリ秒/±1ppmという時間/周波数不確定範囲を探索している間において、5.42というS/N比環境下で第1の衛星を獲得することに成功した場合のものである。
【0050】
このアルゴリズムの利点は、それを従来の受信機の獲得アルゴリズムと比較すると最もよくわかる。このような受信機では、同じ32,704の時間/周波数セルのアレイ内での最大の検出対象がしきい値と比較される。それがしきい値を超えた場合、信号検証/誤認警告却下アルゴリズムは、信号の存在を確認するために複数のドウエル中で信号を検出しようと試みるために用いられるのと同じ獲得コリレータを用いる。
【0051】
このようなスキームの最大の欠点は、それが、信号が最大の検出対象であることを必要とすることである。数学的には、これは、雑音サンプルが信号プラス雑音を超える確率が2%という許容された検出失敗確率を超えてはならないことを意味する。同じ32,704セルの場合、これは、S/N比が6.95であることを必要とする(これに比較して、上記のアルゴリズムの場合は5.42である)。このようなS/N比を達成することは、障害免疫/弱信号感度(jam immunity/weak signal sensitivity)が低い、即ち、必要とされるS/N比に信号が積分される間でのTTFFの増加を意味する。
【0052】
これによって、より制限されたアーキテクチャに用いられ過去において成功したことが証明されているアルゴリズムと比較して大規模並列アーキテクチャに用いられる検出アルゴリズムの質的な相違が指摘される。以前の検出アルゴリズムは信号検出のために設定したしきい値ことに関連しており、信号をマスキングする誤認警告にはあまり関連していないが、並列に探索される時間/周波数セルが大量に存在することによって、誤認警告の重要性が増す。
【0053】
ここに記述するアルゴリズムは、この問題点を2つの方策で対処する。第1に、ただ1つの潜在的検出対象しか報告しないハードウエアの代わりに、それは、複数の検出対象を報告する。これによって、扱いにくい潜在的検出対象の中から真の信号の存在を検証することに対する問題の複雑さ検出対象が非常に軽減される。第2の重要な特徴は、主獲得コリレータと並行して検証/誤認警告却下を実行するために追跡チャネル(tracking channel)を用いることである。アルゴリズムのこの第2の半分に重要性が移行された場合、これを並列に実行し、それによって大規模並列アーキテクチャの迅速な獲得能力を維持することは必須である。
【0054】
図3を参照し、本発明の代替の実施形態では、獲得プロセスが、240個のコリレータと16のFFTタップを有するGPS受信機に適用されている。このGPS受信機は、ここでは「240アーキテクチャ」と呼ぶ。511アーキテクチャと同様に、240アーキテクチャは、各探索ドウエルに続く最大の相関ピークを戻す。240アーキテクチャの第2の特徴は、それが、分離した追跡チャネルを含まないことである。その代わりに、240獲得コリレータ40は12個の20タップ追跡チャネル42として再構成され得る。通常は、これらは12個の衛星を追跡するために用いられる。しかしながら、上記の方策に従って、これらの追跡チャネル42は、信号検証/誤認警告却下のための12個の互いに独立した獲得チャネルとして用いられる。
【0055】
第1の探索44に続いて、この12個の最大相関ピークのハードウエアリストが、最大尤度検出対象のソフトウエアリスト46に含められる。240個のチップが1/2チップという間隔で置かれており、C/Aコードの1023個の全体を探索するために、そのチップで、9つの探索48を必要とする。第2から第9番目の探索44から44の場合、新たに決定された最大の相関ピークが、予め存在するリストと併合され、上位の12個のピークだけが保持される。その結果、完全なC/Aコードにより9つのドウエル内を探索した後に、リストは2046のコード位置にわたる12の最大相関ピークを保持することになる。
【0056】
次に、遅滞なく、獲得コリレータは、各々が12のリストから最大尤度検出対象の内の1つを割り当てられた12個の独立した獲得チャネル42として再構成される。一般的に獲得ドウエルのドウエル長の2倍で実施される検証ドウエル50が、次に実行される。検証ドウエル50の出力が、ソフトウエアリスト46に代替する。
【0057】
次に、ハードウエアが240タップの獲得コリレータ40として再構成され、獲得プロセスが継続される。誤認警告に対応する検証ドウエル50からの信号は、当然、後続の獲得ドウエルからのより強力な検出対象によって代わられる。真の信号に対応する検証ドウエル50からの信号は、依然としてリスト中にある。このソフトウエアは、真の信号としての最終的確認の前に検出対象が2回(ただし、これはソフトウエア制御された定数である)検証されることを要求する。
【0058】
この実施の形態は、511アーキテクチャの実施例に関して上記された利点のほとんどを保持している。大規模並列アーキテクチャは、多数の時間/周波数セルをスクリーニングして、最大尤度検出対象の小さいリストを提供するために用いられる。次に、順次検出プロセスをこの小さいリストに対して用いて、検証/誤認却下アルゴリズムを実行する。この実施例の1つの相違は、並列検出器と順次検出器が連続的に動作することであり、これは、22%というTTFFの増加を表すものである。しかしながら、これは、この実施例に対する低減したS/N比の要求に伴う時間の減少分のずれよりも大きい。
【0059】
獲得確率を計算する数学は、511アーキテクチャで用いられるアルゴリズムに類似している。240アーキテクチャの場合、信号が240のコード位置の12個の最大尤度検出対象に含まれるためには、S/N比は少なくとも4.42でなければならない。240の別々のタップと8ポイントFFTを有する他のGPS受信機アーキテクチャでは、S/N比は、同じ98%という検出確率を保証するためには、少なくとも5.22である必要がある。従来の検出アルゴリズムは、これらのアーキテクチャに対してS/N比の値がそれぞれ5.32と6.02である必要があった。
【0060】
本発明の特定の形態を示し説明したが、本発明の精神及び範囲から逸脱することなく様々な変形が可能であることが上記の記載から明らかである。したがって、本発明は、特許請求の範囲によって制限される以外は、なんら制限されることを意図しない。
【図面の簡単な説明】
【図1】
本発明の一実施形態にしたがって実行される獲得方法のブロック図である。
【図2】
(32,000のうち)6つ未満の雑音ヒットが信号より大きい確率を、単一セル確率の関数として示すグラフである。
【図3】
本発明の他の実施形態に従って実行される獲得方法のブロック図である。

Claims (10)

  1. 初期獲得ドウエルおよび一連の後続の獲得ドウエルを時間/周波数不確定範囲内の複数のセルに対して実行するように構成され、各獲得ドウエルが最大の相関ピークを有するセルの集合を検出する複数のコリレータと、
    互いに独立した複数のコリレータであり、各々が、検出されたセルを前記獲得コリレータから受信し、前記検出されたセルのピークをしきい値と比較し、それが少なくとも前記しきい値と同程度である場合にのみ、前記検出されたセルを保持することによって、初期検証ドウエルを実行し、少なくとも1つの後続の検証ドウエルを前記保持されたセルに対して実行するコリレータとを備える信号獲得装置。
  2. 前記獲得コリレータと前記独立したコリレータが、獲得ドウエルと検証ドウエルを並列に実行するように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の信号獲得装置。
  3. 前記獲得コリレータと前記独立したコリレータが、獲得ドウエルと検証ドウエルを連続して実行するように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の信号獲得装置。
  4. 前記初期獲得ドウエル中に検出されたセルの集合が、最大の相関ピークを有する6つのセルを含むことを特徴とする請求項1に記載の信号獲得装置。
  5. 後続の獲得ドウエル中に検出されたセルの集合が最大の相関ピークを有する6−N個のセルを含み、Nが前記独立したコリレータによって保持されたセルの数であることを特徴とする請求項4に記載の信号獲得装置。
  6. 前記しきい値が、Nが1以下となるように設定されていることを特徴とする請求項5に記載の信号獲得装置。
  7. a)時間/周波数不確定範囲内の複数のセルに対して獲得ドウエルを実行して、最大の相関ピークを有するセルの集合を検出するステップと、
    b)各セルのピークをしきい値と比較して、少なくとも前記しきい値と同程度のピークを有するセルを保持することによって、ステップaで検出されたセルの集合に初期検証ドウエルを実行するステップと、
    c)前記時間/周波数不確定範囲内の他の複数のセルに対して獲得ドウエルを実行して、前記最大の相関ピークを有する他のセルの集合を検出するステップと、
    d)各セルのピークをしきい値と比較して少なくともしきい値と同程度のピークを有するセルを保持することによって、ステップbで保持されたセルに対して後続の検証ドウエル実行し、ステップcで検出されたセルの集合に対して初期検証ドウエルを実行するステップとを含む信号獲得方法。
  8. 獲得ドウエルと検証ドウエルが並列に実行されることを特徴とする請求項7に記載の方法。
  9. 獲得ドウエルと検証ドウエルが連続して実行されることを特徴とする請求項7に記載の方法。
  10. GPS衛星によって送信された信号を用いて物体の位置を追跡するシステムであって、
    前記物体と結合しGPS信号を受信するアンテナおよび、
    前記アンテナと通信状態で動作する信号獲得装置であり、
    該信号獲得装置が、初期獲得ドウエル及び一連の後続の獲得ドウエルを時間/周波数不確定範囲内の複数のセルに対して実行するように構成されており、各獲得ドウエルが最大の相関ピークを有するセルの集合を検出するところの複数の獲得コリレータと、
    複数の独立したコリレータであり、各々が、検出されたセルを前記獲得コリレータから受信し、前記検出されたセルのピークをしきい値と比較し、少なくとも前記しきい値と同程度である場合にのみ前記検出されたセルを保持することにより、前記検出されたセルに対して初期検証ドウエルを実行し、少なくとも1つの後続の検証ドウエルを前記保持されたセルに対して実行するように構成されたコリレータとを含むところの信号獲得装置、
    を備えるシステム。
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