JP2009011484A - バックル装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】接続コード等の接続部材の取り回しや端部の固定等が容易なバックル装置を得る。
【解決手段】本バックル装置10では、ウエビングプロテクタ20の貫通方向基端側におけるウエビングプロテクタ20の所定部位と、ブーツ40における保持部56の形成部位の下側とはタイラップ60により連結されている。このため、第1バックル装置本体22が引っ張られることでウエビングプロテクタ20と一体の連結ベルト18が引っ張られても、ワイヤハーネス26のうちウエビングプロテクタ20の貫通方向基端部から引き出された部分の撓みが解消されて更にワイヤハーネス26が引っ張られるということが防止又は極めて効果的に抑制される。
【選択図】図1

Description

本発明は、車両のシートベルト装置を構成するバックル装置に関する。
車両のシートベルト装置を構成するバックルには、タングが挿入されたか否かを検出するためのバックルスイッチ等の検出手段が設けられており、例えば、乗員が座席に着座しているか否か(すなわち、乗員の身体にウエビングベルトが装着されたか否か)を検出できるようになっている。
このような検出手段は、接続コードを介して電源に接続されるが、例えば、下記特許文献1に開示された構成では、このような接続コードはバックルと車体とを連結するための帯状布を被覆するための合成樹脂層に保持させている。
実開昭63−34757号の公報
ところで、後部座席の車幅方向両側の着座位置に対応して設けられるバックルは、タングを挿し込む際の操作性等を考慮して、上記のように帯状布を比較的硬質の合成樹脂材で被覆して帯状布及びバックルを座席上で自立させることが多い。これに対して、後部座席の車幅方向中央側の着座位置に対応して設けられるバックルは、車幅方向両側の何れか一方の着座位置のバックルの近傍で並ぶように設けられることから、両側のバックルと同様に自立できる構造にすると、座席上での着座スペースが狭くなる。
このため、中央側の着座位置に対応したバックルは、帯状布を被覆する合成樹脂材が軟質で撓曲が可能となっている。したがって、例えば、タングを挿し込むためにバックルを引っ張ると、この引っ張りに基づく荷重が接続コードに作用し、ひいては、この接続コードのバックルとは反対側の端部に設けられたコネクタ等に作用する。このため、接続コードの取り回しや、接続コードのバックルとは反対側の端部の固定構造等が難しかった。
本発明は、上記事実を考慮して、接続コード等の接続部材の取り回しや端部の固定等が容易なバックル装置を得ることが目的である。
請求項1に記載の本発明に係るバックル装置は、基端側が車体又は座席に直接又は間接的に連結された可撓性を有する第1連結手段と、筒状に形成されて内側を前記第1連結手段が通過する第1被覆部材と、前記座席に設けられて、前記第1被覆部材の基端部の側方で前記第1連結手段の先端側に連結された第1バックル装置本体と、前記第1被覆部材の内側を通過して、一端側が前記第1バックル装置本体に設けられた所定部材に接続されると共に前記第1被覆部材の基端部から抜け出た他端部が前記第1バックル装置本体、前記第1連結手段、及び前記第1被覆部材の何れとも異なる部位に固定され、当該他端部が電源に接続されることで前記所定部材に給電可能な接続部材と、を備え、更に、前記第1被覆部材の基端側で前記連結部材を前記接続部材の他端部の固定部位と連結し、当該連結位置の前記固定部位からの離間を規制した、ことを特徴としている。
請求項1に記載の本発明に係るバックル装置によれば、座席上の第1バックル装置本体は、第1被覆部材に被覆された第1連結手段を介して車体又は座席に連結される。さらに、この第1バックル装置本体には所定部材、一例としては第1バックル装置本体にシートベルト装置のウエビングベルトに設けられたタングが挿し込まれたか否かを検出するバックルスイッチ等が設けられる。
この所定部材に一端側が接続された接続部材は第1被覆部材の内側を通過する。第1被覆部材の基端部(第1バックル装置本体とは反対側の端部)から抜け出た接続部材は、その他端部(第1バックル装置本体とは反対側の端部)が第1バックル装置本体、第1連結手段、及び第1被覆部材の何れとも異なる部位に固定され、この接続部材の一端が電源に接続されることで上記の所定部材への給電が可能となり、ひいては所定部材が作動可能となる。
ここで、本発明に係るバックル装置では、第1連結手段における第1被覆部材の基端側の部分と、接続部材の他端部の固定される部位とが連結され、第1連結手段における第1被覆部材の基端側の部分と接続部材の他端部が固定される部位との離間が規制される。これにより、第1バックル装置本体にタングを挿し込む際等に第1バックル装置本体を介して第1連結手段が引っ張られても、このような引っ張りに基づく荷重が接続部材の他端部に作用することを抑制又は防止できる。
請求項2に記載の本発明に係るバックル装置は、請求項1に記載の本発明において、前記第1バックル装置本体の側方に設けられた第2バックル装置本体と、基端側が車体又は座席に直接又は間接的に連結されると共に先端側が前記第2バックル装置本体に連結された第2連結手段と、前記第2連結手段を被覆し、前記座席上で前記第2連結手段を立たせた状態で保持すると共に前記接続部材の他端部が固定された第2被覆部材と、を備えることを特徴としている。
請求項2に記載の本発明に係るバックル装置によれば、座席上の第1バックル装置本体の側方には第2バックル装置本体が設けられる。この第2バックル装置本体は第2連結手段を介して車体又は座席に連結される。この第2連結手段は第2被覆部材に被覆されると共に、この第2被覆部材の剛性により座席上で立った状態で保持される。
さらに、この第2被覆部材には接続部材の他端が固定される。ここで、接続部材の他端が固定された第2被覆部材と、第1連結手段における第1被覆部材の基端側の部分とが連結され、第2被覆部材と第1連結手段における第1被覆部材の基端側の部分との離間が規制される。これにより、第1バックル装置本体にタングを挿し込む際等に第1バックル装置本体を介して第1連結手段が引っ張られても、このような引っ張りに基づく荷重が接続部材の他端部に作用することを抑制又は防止できる。
このように、本発明に係るバックル装置では、第1バックル装置本体を引っ張ることに伴う不具合の発生を抑制又は防止できるので、第1連結部材及び第1バックル装置本体を座席上で立たせた状態で保持しなくてもよく、第1連結部材や第1被覆部材を撓曲可能な構造とすることができる。これにより、第1バックル装置本体及び第2バックル装置本体を設けることによって座席の着座スペースが狭くなることを防止又は抑制できる。
請求項3に記載の本発明に係るバックル装置は、請求項1又は請求項2に記載の本発明において、一端が前記第1被覆部材の基端側で前記第1連結手段に固定され、前記接続部材が固定される部位の近傍に固定された規制部材を備えることを特徴としている。
請求項3に記載の本発明に係るバックル装置では、第1被覆部材の基端側で規制部材の一端が第1連結手段に固定され、接続部材が固定される部位の近傍に規制部材の他端が固定されることで第1連結手段における第1被覆部材の基端側の部分と接続部材の他端部が固定される部位との離間が規制される。
このため、本発明に係るバックル装置では、従来のバックル装置に対して大きな設計変更を要することなく規制部材を設けるだけで第1バックル装置本体を介して第1連結手段が引っ張られても、このような引っ張りに基づく荷重が接続部材の他端部に作用することを抑制又は防止できる。
以上説明したように、請求項1に記載の本発明に係るバックル装置では、第1バックル装置本体にタングを挿し込む際等に第1バックル装置本体を介して連結部材を引っ張っても、このような引っ張りに基づく荷重が接続部材の他端部に作用することを抑制又は防止できるため、接続部材の他端の固定構造や接続部材の取り回しを容易にできる。
請求項2に記載の本発明に係るバックル装置では、第1バックル装置本体及び第2バックル装置本体の双方を座席上に設けることよって座席の着座スペースが狭くなることを防止又は抑制できる。
請求項3に記載の本発明に係るバックル装置では、従来のバックル装置に対して大きな設計変更を要することなく第1連結手段を引っ張った際の引っ張りに基づく荷重が接続部材の他端部に作用することを抑制又は防止できる。
<本実施の形態の構成>
図1には本発明の一実施の形態に係るバックル装置10の正面図が示されており、図2には本バックル装置10の側面図が示されている。
本バックル装置10は、車両の左右方向両側にそれぞれ乗員の着座が可能で且つ左右方向中央側にも乗員の着座が可能なシート、一例としては、車両のリヤシート(図示省略)に対応して設けられている。図1及び図2に示されるように、バックル装置10はシートの左右方向中央側での着座位置に対応した第1バックル12を備えている。第1バックル12は第1アンカプレート14を備えている。第1アンカプレート14は、例えば、鉄等の金属平板により形成されており、シートにおける左右方向何れか一方での乗員の着座位置と中央側の着座位置との間でシートを構成するシートクッション(図示省略)の裏面側に設けられている。第1アンカプレート14の基端側にはアンカボルト16が貫通している。
第1アンカプレート14を貫通したアンカボルト16の先端側はシートクッションの裏面側で車体(図示省略)に締結固定されている。これに対して第1アンカプレート14の先端側には第1アンカプレート14の厚さ方向に貫通したスリット孔が形成されており、このスリット孔には第1連結手段としての連結ベルト18が通過している。連結ベルト18は可撓性を有する帯状部材で、例えば、車両のシートベルト装置で乗員の身体に装着されるウエビングベルトと同様の材質により形成されている。連結ベルト18は第1アンカプレート14に形成された上記のスリット孔を通過した部分で折り返されている。
また、第1バックル12は第1被覆部材としてのウエビングプロテクタ20を備えている。ウエビングプロテクタ20は弾性を有するものの連結ベルト18よりも剛性が高いゴムや合成樹脂材によって両端が開口した筒形状に形成されており、座席上に設けられる。この筒状のウエビングプロテクタ20の開口形状は長手方向寸法が連結ベルト18の幅寸法よりも僅かに大きく、幅方向(長手方向に対して直交する向き)の寸法が連結ベルト18の厚さの2倍よりも大きな矩形状とされている。
ウエビングプロテクタ20の貫通方向基端側からは第1アンカプレート14のスリット孔を通過して折り返され、更に、シートクッションの厚さ方向に貫通するようにシートクッションに形成されたスリット部を通過した連結ベルト18の長手方向先端側と基端側とがその厚さ方向に重なった状態で入り込んでいる。ウエビングプロテクタ20の貫通方向基端部から入り込んだウエビングプロテクタ20の内側に入り込んだ連結ベルト18は、ウエビングプロテクタ20の内部を通過してウエビングプロテクタ20の貫通方向先端から抜け出ている。
さらに、ウエビングプロテクタ20を通過した連結ベルト18はウエビングプロテクタ20に縫い合わされており、これにより、連結ベルト18とウエビングプロテクタ20とが一体とされている。
一方、ウエビングプロテクタ20の先端側の側方には第1バックル装置本体22が設けられている。図2に示されるように、第1バックル装置本体22にはタング挿入部24が形成されている。タング挿入部24は第1バックル装置本体22のウエビングプロテクタ20とは反対側の端部にてスリット状(細幅の長方形状)に開口しており、このタング挿入部24から図示しないタングプレートを第1バックル装置本体22の内側に挿入できるようになっている。
このタングプレートは、シートの左右方向中央側でシートに着座した乗員の身体に掛け回される図示しないウエビングベルトに設けられている。ウエビングベルトが乗員の身体に掛け回された状態でタングプレートがタング挿入部24から第1バックル装置本体22に挿入され、第1バックル装置本体22の内部に設けられたラッチ(図示省略)がタングプレートに係合して、第1バックル装置本体22からのタングプレートの抜き取りが規制されることで、乗員の身体に対するウエビングベルトの装着状態となり、ウエビングベルトによって乗員の身体が拘束される。
また、第1バックル装置本体22の内部には図示しないバックルスイッチが設けられている。バックルスイッチは、検出手段の一態様であり、また、特許請求の範囲で言うところの所定部材の一態様とされており、タング挿入部24から挿入されたタングプレートにより押圧されることで第1バックル装置本体22内をスライドするスライダや、上記のラッチ等の挙動を検出し、第1バックル装置本体22にタングプレートが挿入されたか否かを検出する。このバックルスイッチには、接続部材としてのワイヤハーネス26の一端が電気的に接続されている。
ワイヤハーネス26の他端側は、第1バックル装置本体22のウエビングプロテクタ20側の端部から第1バックル装置本体22の外側に引き出され、更に、図2に示されるように、ウエビングプロテクタ20の内側を通過してウエビングプロテクタ20の第1バックル装置本体22とは反対側の端部からウエビングプロテクタ20の外側に引き出されている。
一方、本バックル装置10はシートの左右方向左側(又は右側)での着座位置に対応した第2バックル32を備えている。第2バックル32は第2アンカプレート34を備えている。第2アンカプレート34は、例えば、鉄等の金属平板により形成されており、基端側が上記の第1アンカプレート14の基端側に対して厚さ方向に互いに重ね合わされた状態で第1アンカプレート14と共に車体(図示省略)に締結固定されている。
これに対して第2アンカプレート34の先端側には第2アンカプレート34の厚さ方向に貫通したスリット孔が形成されており、このスリット孔には第2連結手段としての連結ベルト38が通過している。連結ベルト38は連結ベルト18と同様に可撓性を有する帯状部材で、第2アンカプレート34に形成された上記のスリット孔を通過した部分で折り返されている。また、第2バックル32は第2被覆部材としてのブーツ40を備えている。
ブーツ40は弾性を有するもののウエビングプロテクタ20よりも剛性が高いゴムや合成樹脂材によって両端が開口した筒形状に形成されており、貫通方向基端側に対して先端側がシート上方を向けられた状態で座席上に立てられている。この筒状のブーツ40の開口形状は長手方向寸法が連結ベルト38の幅寸法よりも僅かに大きく、幅方向(長手方向に対して直交する向き)の寸法が連結ベルト38の厚さの2倍よりも大きな矩形状とされている。
ブーツ40の貫通方向基端側からは第2アンカプレート34のスリット孔を通過して折り返されて、更に、連結ベルト18が通過したシートクッションのスリット部を通過した連結ベルト38の長手方向先端側と基端側とがその厚さ方向に重なった状態で入り込んでいる。ブーツ40の貫通方向基端部から入り込んだブーツ40の内側に入り込んだ連結ベルト38はブーツ40に縫い合わされており、これにより、連結ベルト38とブーツ40とが一体とされている。
一方、ブーツ40の先端側の開口には、基本的に第1バックル装置本体22と同様の構成の第2バックル装置本体42が嵌め込まれている。シート上方を向く第2バックル装置本体42の端部にはスリット状のタング挿入部(図示省略)が形成されており、このタング挿入部から図示しないタングプレートを第2バックル装置本体42の内側に挿入できるようになっている。この第2バックル装置本体42のタング挿入部に挿入されるタングプレートは、シートの左右方向左側(又は右側)でシートに着座した乗員の身体に掛け回される図示しないウエビングベルトに設けられている。
また、この第2バックル装置本体42の内側にもバックルスイッチが設けられており、第2バックル装置本体42に設けられたバックルスイッチには、ワイヤハーネス46の一端が電気的に接続されている。ワイヤハーネス46の他端側は、第2バックル装置本体42のブーツ40側の端部から第2バックル装置本体42の外側に引き出され、更に、図2に示されるように、ブーツ40の内側を通過してブーツ40の第2バックル装置本体42とは反対側の端部からブーツ40の外側に引き出されている。このワイヤハーネス46の他端部にはコネクタ52が結合されている。
コネクタ52はブーツ40の第1バックル装置本体22側の側面に形成された保持部54に装着されており、保持部54を介してブーツ40に保持(固定)されている。このコネクタ52には図示しない他のワイヤハーネスの一端が電気的に接続されており、この他のワイヤハーネスを介して車両に搭載されたバッテリー(電源)やECU等の制御装置に電気的に接続され、更には、車両のインスツルメントパネルに設けられた警告ランプに電気的に接続されている。
一方、保持部54の下側(ブーツ40の基端側)では、保持部54に隣接して保持部56がブーツ40に形成されている。この保持部56にはコネクタ58が装着されており、保持部54を介してブーツ40にコネクタ58が保持(固定)されている。コネクタ58はウエビングプロテクタ20の貫通方向基端部とブーツ40における保持部56の形成位置との直線距離よりも長くウエビングプロテクタ20の貫通方向基端部から引き出されて、更に、撓んだ状態でワイヤハーネス26の他端部に結合されている。
また、コネクタ58には図示しない他のワイヤハーネスの一端が電気的に接続されており、この他のワイヤハーネスを介して車両に搭載されたバッテリー(電源)やECU等の制御装置に電気的に接続され、更には、車両のインスツルメントパネルに設けられた警告ランプに電気的に接続されている。
さらに、図1に示されるように、保持部56の下側(ブーツ40の基端側)には規制部材としてのタイラップ60が設けられている。このタイラップ60は、一端から他端までの長さが、ウエビングプロテクタ20の貫通方向基端部と保持部56との間でのワイヤハーネス26の長さよりも短く、その一端はウエビングプロテクタ20の長手方向中央部よりも基端側でウエビングプロテクタ20に固定されている。これに対して、タイラップ60の他端は、保持部56の下側における保持部56の近傍でブーツ40に固定されている。
<本実施の形態の作用、効果>
次に、本実施の形態の作用並びに効果について説明する。
本バックル装置10が適用されたシートの左右方向中央側の着座位置に着座した乗員が、ウエビングベルトを装着するに際してタングプレートを第1バックル装置本体22に挿入するために第1バックル装置本体22を引っ張ると、第1バックル装置本体22に連結された連結ベルト18が引っ張られると共に、第1バックル装置本体22の内側のバックルスイッチに一端が接続されたワイヤハーネス26が引っ張られる。
ここで、本バックル装置10では、ウエビングプロテクタ20においてタイラップ60の一端が固定された部分とブーツ40においてタイラップ60の他端が固定された部分とはタイラップ60により連結されており、タイラップ60の長さ以上にウエビングプロテクタ20においてタイラップ60の一端が固定された部分とブーツ40においてタイラップ60の他端が固定された部分とが離間することはない。このため、上記のように、第1バックル装置本体22が引っ張られることでウエビングプロテクタ20と一体の連結ベルト18が引っ張られても、タイラップ60の一端が固定された部位がタイラップ60の長さ以上にタイラップ60の他端が固定された部位から離間することはない。
これにより、第1バックル装置本体22が引っ張られることでウエビングプロテクタ20と一体の連結ベルト18が引っ張られても、ウエビングプロテクタ20の長手方向基端部と保持部56との間隔がタイラップ60の長さにより決まる一定の距離以上離間することはない。したがって、第1バックル装置本体22が引っ張られても、ワイヤハーネス26のうちウエビングプロテクタ20の貫通方向基端部から引き出された部分の撓みが解消されて更にワイヤハーネス26が引っ張られるということが防止又は極めて効果的に抑制される。
これにより、第1バックル装置本体22を引っ張った際の引っ張りに基づく荷重がコネクタ58に作用することを防止又は極めて効果的に抑制できるので、コネクタ58を保持するための保持部56の機械的強度を比較的小さくすることなど構造を簡素化できたり、また、不要に長くワイヤハーネス26をウエビングプロテクタ20から引き出したりしなくてもよい(すなわち、コネクタ58の構造やワイヤハーネス26の取り回しが容易になる)。
また、このように、第1バックル装置本体22を引っ張ることにより生じるコネクタ58における不具合の発生を防止又は効果的に抑制できるので、第1バックル12を第2バックル32のようにシート上で立たせた状態で保持する構成としなくてもよく、これにより、シートの着座スペースを広く確保できる。
さらに、請求項1及び請求項2に記載の本発明の観点からすれば、例えば、ウエビングプロテクタ20とブーツ40とを一体成形することでウエビングプロテクタ20の基端側がブーツ40における保持部56の形成位置から離間することを効果的に防止又は抑制でき、勿論このような構成としても構わない。
しかしながら、本実施の形態では、タイラップ60でウエビングプロテクタ20とブーツ40とを連結する構成としたので、タイラップ60を設けた点以外は基本的に従来の後部座席用のバックル装置と同じ構成である。このため、極めて簡単な設計変更で本発明を適用して上述した優れた効果を得ることができる。
なお、本実施の形態では、連結ベルト18とウエビングプロテクタ20とを縫い合わせて一体とした構成であるが、例えば、単にウエビングプロテクタ20の内側を連結ベルト18が通過するだけの構成とした場合には、タイラップ60の一端を連結ベルト18に固定する構成とすればよい。また、本実施の形態では、連結ベルト38とブーツ40とを縫い合わせて一体とした構成であるが、例えば、単にブーツ40の内側に連結ベルト38を通すだけの構成とした場合には、タイラップ60の他端を連結ベルト38に固定する構成とすればよい。
また、本実施の形態では、ワイヤハーネス26の他端(すなわち、コネクタ58)をブーツ40に固定した構成であったが、ブーツ40以外、例えば、車体やシートの骨格部分等の他の部位にワイヤハーネス26の他端を固定する構成とした場合には、ワイヤハーネス26の他端の固定部位とウエビングプロテクタ20の貫通方向基端側とをタイラップ60で連結する構成とすることでも同様の効果を得ることができる。
さらに、本実施の形態に係るバックル装置10は、第1バックル12と第2バックル32とを備える構成であった。しかしながら、請求項1に記載の本発明の観点からすれば、例えば、車体やシートの骨格部分等の他の部位にワイヤハーネス26の他端を固定する構成として、第2バックル32を備えずに、第1バックル12でバックル装置10を構成してもよい。
本発明の一実施の形態に係るバックル装置の構成の概略を示す正面図である。 本発明の一実施の形態に係るバックル装置の構成の概略を示す側面図である。
符号の説明
10 バックル装置
18 連結ベルト(第1連結手段)
20 ウエビングプロテクタ(第1被覆部材)
22 第1バックル装置本体
26 ワイヤハーネス(接続部材)
38 連結ベルト(第2連結手段)
40 ブーツ(第2被覆部材)
42 第2バックル装置本体
60 タイラップ(規制部材)

Claims (3)

  1. 基端側が車体又は座席に直接又は間接的に連結された可撓性を有する第1連結手段と、
    筒状に形成されて内側を前記第1連結手段が通過する第1被覆部材と、
    前記座席に設けられて、前記第1被覆部材の基端部の側方で前記第1連結手段の先端側に連結された第1バックル装置本体と、
    前記第1被覆部材の内側を通過して、一端側が前記第1バックル装置本体に設けられた所定部材に接続されると共に前記第1被覆部材の基端部から抜け出た他端部が前記第1バックル装置本体、前記第1連結手段、及び前記第1被覆部材の何れとも異なる部位に固定され、当該他端部が電源に接続されることで前記所定部材に給電可能な接続部材と、
    を備え、更に、前記第1被覆部材の基端側で前記連結部材を前記接続部材の他端部の固定部位と連結し、当該連結位置の前記固定部位からの離間を規制した、
    ことを特徴とするバックル装置。
  2. 前記第1バックル装置本体の側方に設けられた第2バックル装置本体と、
    基端側が車体又は座席に直接又は間接的に連結されると共に先端側が前記第2バックル装置本体に連結された第2連結手段と、
    前記第2連結手段を被覆し、前記座席上で前記第2連結手段を立たせた状態で保持すると共に前記接続部材の他端部が固定された第2被覆部材と、
    を備えることを特徴とする請求項1に記載のバックル装置。
  3. 一端が前記第1被覆部材の基端側で前記第1連結手段に固定され、前記接続部材が固定される部位の近傍に固定された規制部材を備えることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のバックル装置。
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