JP2009010696A - インターホンシステム - Google Patents

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Abstract

【課題】IP電話から伝送されてくるデータ信号の種類を居室親機にて判別し、IP電話との間で通話が成立中の玄関子機からの音出力、玄関子機及びIP電話間の通話路形成を行う。
【解決手段】汎用ネットワーク4を経由してIP電話5から伝送されてくるデータ信号を受信した居室親機3は、特定の周波数のパワースペクトラムを演算部307にて演算し、所定の閾値を超えた周波数スペクトラムをパワースペクトラム検知部308にて検知し、周波数スペクトラムの本数に応じて、データ信号の種類がDTMF信号、無音信号又は音声信号であることを信号判定部309にて判別する。また、無音信号出力部310を制御して玄関子機1の子機スピーカ104からの出力を無音にする。さらに、玄関子機からIP電話に音声信号を送信する一方向の通話ラインと、玄関子機及びIP電話間で音声信号を送受信する双方向の通話ラインとのうち何れか1の当該通話ラインを形成する。
【選択図】図1

Description

本発明はインターホンシステムに係り、特に、汎用ネットワークにより接続される居室親機を経由して玄関子機との間で通話を成立させるための音声信号を送受信するIP電話を備えたインターホンシステムに関する。
従来から、通話時に受信した音声信号中のDTMF(Dual Tone Multi Frequency)音をデコードとして、その押しボタン番号を表示する機能を有する電話装置が開示されている(例えば、特許文献1を参照。)。
この電話装置として、デジタル信号により無線通信を行う携帯電話装置によれば、自機の押しボタンダイヤルの操作時にDTMF音を鳴動させながらも、当該DTMF音の検出が一定時間停止するため、誤って自機で操作した押しボタンダイヤルの番号を表示してしまうことを確実に防止することができる。
特開平8―102798号公報(段落番号[0017]乃至[0025]等、第1図、第2図)
しかしながら、背景技術に記載した特許文献1の電話装置によれば、マイクロホン及びスピーカの使用により成立される通話音声中において、アンテナで電波が受信されると、この電波を信号処理したDTMF音がスピーカから鳴動されるため、快適な通話の維持が困難となる虞があった。
本発明は、この難点を解消するためになされたもので、汎用ネットワークを経由してIP電話から伝送されてくるデータ信号の種類を居室親機にて判別し、判別されたデータ信号に対応して、IP電話との間で通話が成立中の玄関子機からの音出力の制御、玄関子機及びIP電話間の通話路形成の制御をそれぞれ行うことができるインターホンシステムを提供することを目的としている。
前述の目的を達成するため、本発明の第1の態様であるインターホンシステムは、住戸外に設置され来訪者が住戸内に在室中の居住者を呼び出して通話を成立させるための音声信号を入出力する子機マイク及び子機スピーカを備えた玄関子機と、住戸内に設置され玄関子機からの呼び出しに応答した居住者が来訪者との間で通話を成立させるための音声信号を入出力する親機マイク及び親機スピーカを備えた居室親機と、汎用ネットワークにより接続される居室親機を経由して玄関子機との間で通話を成立させるための音声信号を送受信するIP電話とを設けたものである。居室親機には、汎用ネットワークを経由してIP電話から伝送されてくるデータ信号の特定の周波数のパワースペクトラムを演算するための演算部と、演算部の演算結果をもとに所定の閾値を超えた周波数スペクトラムを検知するためのパワースペクトラム検知部と、パワースペクトラム検知部にて検知された周波数スペクトラムの本数に応じて、データ信号の種類がDTMF信号、無音信号又は音声信号であることを判定するための信号判定部とを備えている。
また、本発明の第2の態様であるインターホンシステムは、本発明の第1の態様において、居室親機の演算部は、GOERTZELアルゴリズム演算部にて構成されるものである。
また、本発明の第3の態様であるインターホンシステムは、本発明の第1の態様において、居室親機の信号判定部は、パワースペクトラム検知部にて検知された周波数スペクトラムの本数をn(ここに、nは0及び正の整数。)とすると、n=2となる場合にはデータ信号がDTMF信号、n<2となる場合にはデータ信号が無音信号、n>2となる場合にはデータ信号が音声信号とそれぞれ判定するものである。
また、本発明の第4の態様であるインターホンシステムは、本発明の第1乃至第3の各態様のうち何れか1の態様において、居室親機には、信号判定部にてDTMF信号又は無音信号が判定されたとき、玄関子機の子機スピーカから無音信号を出力させるための無音信号出力部を備えている。
また、本発明の第5の態様であるインターホンシステムは、本発明の第1乃至第4の各態様のうち何れか1の態様において、居室親機には、信号判定部の判定結果をもとに、玄関子機からIP電話に音声信号を送信する一方向の通話ラインと、玄関子機及びIP電話の間で音声信号を送受信する双方向の通話ラインとのうち何れか1の当該通話ラインを形成するためのCPUを備えている。
本発明のインターホンシステムによれば、玄関子機の子機マイク及び子機スピーカと、居室親機、汎用ネットワークを経由してIP電話との間で音声信号が送受信される通話の成立中において、汎用ネットワークを経由してIP電話から伝送されてくるデータ信号を受信した居室親機は、データ信号の特定の周波数のパワースペクトラムを演算部にて演算し、演算部の演算結果をもとに所定の閾値を超えた周波数スペクトラムをパワースペクトラム検知部にて検知し、パワースペクトラム検知部にて検知された周波数スペクトラムの本数に応じて、データ信号の種類がDTMF信号、無音信号又は音声信号であることを信号判定部にて判別することができる。
また、本発明のインターホンシステムによれば、居室親機のCPUは、信号判定部にてDTMF信号又は無音信号が判別されたとき、無音信号出力部を制御して子機スピーカからの出力を無音にすることができる。これにより、例えば、IP電話での電気錠の解錠操作によって発生するDTMF音が子機スピーカから出力されることはなく、玄関子機の利用者である来訪者に不快感を与えずに電気錠を解錠することができる。
さらに、本発明のインターホンシステムによれば、居室親機のCPUは、信号判定部の判定結果をもとに、玄関子機からIP電話に音声信号を送信する一方向の通話ラインと、玄関子機及びIP電話間で音声信号を送受信する双方向の通話ラインとのうち何れか1の当該通話ラインを形成することができる。
以下、本発明のインターホンシステムを適用した最良の実施の形態例について、図面を参照して説明する。
図1は、本発明の実施例によるインターホンシステムの具体的な構成を示すブロック図である。このインターホンシステムには、住戸外に設置され来訪者が住戸内に在室中の居住者を呼び出して通話を成立させるための玄関子機1と、当該住戸の玄関戸を施錠又は解錠するための電気錠2と、住戸内に設置され、伝送路L1を経由して接続される玄関子機1からの呼び出しに応答した居住者が来訪者との間で通話を成立させるとともに、伝送路L2を経由して接続される電気錠2を施錠又は解錠するための居室親機3と、電話回線、ISDN、ADSL、光ケーブル等の各種の通信手段から構成される汎用ネットワーク4と、汎用ネットワーク4により接続される居室親機3を経由して玄関子機1との間で通話を成立させるためのIP電話5とが設けられており、このIP電話5には、電気錠2を施錠又は解錠するための機能が備えられている。
玄関子機1には、子機操作部100、カメラ101、子機映像処理部102、子機マイク103、子機スピーカ104、子機通話部105及び子機I/F(インターフェース)106が備えられている。
この玄関子機1において、子機操作部100は、来訪者が居住者を呼び出すために操作するものであり、例えば、呼出ボタンが好適とされる。
カメラ101は、呼出操作を行った来訪者の映像や住戸外の周囲近傍の映像(監視映像)を撮像するためのものであり、例えば、CCD、CMOS等の各種の撮像媒体が好適とされる。また、子機映像処理部102は、カメラ101にて撮像された映像である電気信号の映像信号を信号処理する、例えば、FM変調、増幅を行うためのものである。
子機マイク103及び子機スピーカ104は、居室親機3の利用者である居住者又はIP電話5の利用者との間において、来訪者が通話を成立させるための音声(送話音声、受話音声)を入出力するものである。また、子機通話部105は、子機マイク103及び子機スピーカ104にて入出力される音声(送話音声、受話音声)である電気信号の音声信号を信号処理する、例えば、4線/2線変換又は2線/4線変換、増幅を行うとともに、子機スピーカ104に送出される無音信号を信号処理する、例えば、2線/4線変換を行うためのものである。
子機I/F106は、子機操作部100から伝送路L1への信号伝送ライン、子機映像処理部102から伝送路L1への信号伝送ライン、子機通話部105及び伝送路L1の間の信号伝送ライン(通話ライン)をそれぞれ形成するためのものである。
また、居室親機3には、親機モニタ300、親機映像処理部301、親機マイク302、親機スピーカ303、親機通話部304、コーデック部305、親機操作部306、演算部307、パワースペクトラム検知部308、信号判定部309、無音信号出力部310、CPU311、子機側親機I/F312、電気錠側親機I/F313及びネットワーク側親機I/F314が備えられている。
この居室親機3において、親機モニタ300は、CPU311により制御され、来訪者による玄関子機1からの呼び出しがあることを示す呼出表示、玄関子機1のカメラ101にて撮像された映像を出画する映像出画をそれぞれ行うものであり、例えば、LCD、PDP、SED、有機ELディスプレイ等の各種の出画表示媒体が好適とされる。また、親機映像処理部301は、CPU311により制御され、伝送路L1を経由して玄関子機1から伝送されてくる映像信号を信号処理する、例えば、FM復調、増幅を行い、玄関子機1のカメラ101にて撮像された映像を親機モニタ300に出画させるためのものである。
親機マイク302及び親機スピーカ303は、居住者が来訪者との間で通話を成立させるための音声(送話音声、受話音声)を入出力するものであり、親機スピーカ303は、前述の通話機能のみならず、来訪者による玄関子機1からの呼び出しがあることを示す呼出報知を行うことができる。また、親機通話部304は、CPU311により制御され、親機マイク302及び親機スピーカ303にて入出力される音声(送話音声、受話音声)である電気信号の音声信号を信号処理する、例えば、4線/2線変換又は2線/4線変換、増幅を行うとともに、後述するコーデック部305に送出される玄関子機1からの音声信号を信号処理する、例えば、2線/4線変換、増幅を行い、さらには、後述するコーデック部305を経由してD/A(デジタル/アナログ)変換されたIP電話5からの音声信号又は後述する無音信号出力部310にて生成されコーデック部305を経由して伝送されてくる無音信号を信号処理する、例えば、4線/2線変換、増幅を行うためのものである。さらに、コーデック部305は、CPU311により制御され、親機通話部304を経由して伝送されてくる玄関子機1からの音声信号をA/D(アナログ/デジタル)変換してネットワーク側親機I/F314に送出するとともに、ネットワーク側親機I/F314を経由して伝送されてくるIP電話5からの音声信号又は後述する無音信号出力部310にて生成された無音信号をD/A変換して親機通話部304に送出するもためのものである。
親機操作部306は、CPU311により操作検出され、来訪者による玄関子機1からの呼び出しがあることを確認した居住者が応答し、親機マイク302及び親機スピーカ303の使用による通話を成立させるための応答操作、又は成立中の通話を終了するための終話操作等を行うものであり、例えば、通話ボタン等が好適とされる。この親機操作部306としては、居室親機3の前面に設けられる押圧ボタンや親機モニタ300の前面に設けられるタッチパネルが好適とされる。
演算部307は、CPU311により制御され、汎用ネットワーク4を経由してIP電話5から伝送されてくるデータ信号の特定の周波数のパワースペクトラムを演算するためのものであり、例えば、GOERTZELアルゴリズム演算部が好適とされる。また、パワースペクトラム演算部308は、CPU311により制御され、演算部307の演算結果をもとに所定の閾値を超えた周波数スペクトラムを検知するためのものである。また、信号判定部309は、CPU311により制御され、パワースペクトラム検知部308にて検知された周波数スペクトラムの本数に応じて、データ信号の種類がDTMF信号、無音信号又は音声信号であることを判別するためのものであり、この判別結果は、CPU311に送出される。さらに、無音信号出力部310は、CPU311により制御され、信号判定部309にてDTMF信号又は無音信号が判定されたとき、玄関子機1の子機スピーカ104から無音信号を出力させるためのものであり、この無音信号は、コーデック部305に送出される。
CPU311は、居室親機3の構成各部/回路を制御するとともに、電気錠2を施錠又は解錠するための制御機能が備えられている。具体的な制御としては、信号判定部309の判定結果をもとに親機通話部304及びコーデック部305をそれぞれ制御し、玄関子機1から汎用ネットワーク4を経由してIP電話5に音声信号を送信する一方向の通話ラインと、汎用ネットワーク4を経由して玄関子機1及びIP電話5の間で音声信号を送受信する双方向の通話ラインとのうち何れか1の当該通話ラインを形成することができる。
子機側親機I/F312は、伝送路L1から親機映像処理部301への信号伝送ライン、伝送路L1から親機通話部304への一方向の通話ラインと伝送路L1及び親機通話部304の間の双方向の通話ラインとのうち何れか1の通話ライン、CPU311及び伝送路L1の間の信号伝送ラインをそれぞれ形成するためのものである。また、電気錠側親機I/F313は、CPU311及び伝送路L2の間の信号伝送ラインを形成するためのものである。さらに、ネットワーク側親機I/F314は、コーデック部305から汎用ネットワーク4への一方向の通話ラインとコーデック部305及び汎用ネットワーク4間の双方向の通話ラインとのうち何れか1の当該通話ライン、汎用ネットワーク4から演算部307への信号伝送ライン、CPU311及び汎用ネットワーク4の間の信号伝送ラインをそれぞれ形成するためのものである。
さらに、IP電話5には、電話モニタ500、電話マイク501、電話スピーカ502及び電話操作部503が備えられている。
このIP電話5において、電話モニタ500は、来訪者による玄関子機1からの呼び出しがあることを示す呼出表示、玄関子機1のカメラ101にて撮像された映像を出画する映像出画をそれぞれ行うものであり、例えば、LCD、PDP、SED、有機ELディスプレイ等の各種の出画表示媒体が好適とされる。
電話マイク501及び電話スピーカ502は、IP電話5の利用者が来訪者との間で通話を成立させるための音声(送話音声、受話音声)を入出力するものであり、電話スピーカ502は、前述の通話機能のみならず、来訪者による玄関子機1からの呼び出しがあることを示す呼出報知を行うことができる。
電話操作部503は、来訪者による玄関子機1からの呼び出しがあることを確認したイP電話5の利用者が応答し、電話マイク501及び電話スピーカ502の使用による通話を成立させるための応答操作、又は成立中の通話を終了するための終話操作や、電気錠2を施錠又は解錠するための電気錠操作等を行うものであり、例えば、通話ボタン、テンキーボタン等が好適とされる。この電話操作部503としては、IP電話5の操作面に設けられる押圧ボタンや電話モニタ500の前面に設けられるタッチパネルが好適とされる。
このように構成された本発明の実施例によるインターホンシステムにおいて、以下、具体的な動作について、図1、図2及び図3(a)、(b)、(c)、(d)、(e)をそれぞれ参照して説明する。なお、図2は、汎用ネットワーク4を経由してIP電話5から居室親機3に伝送されてくるデータ信号と、このデータの種類に対応させた玄関子機1(の子機スピーカ104)からの出力レベルとの関係の一例を示す説明図である。また、図3(a)、(b)、(c)、(d)、(e)はそれぞれ、汎用ネットワーク4を経由してIP電話5から居室親機3に伝送されてくるデータ信号の種類毎の信号処理を示す説明図である。
図1において、居室親機3が設置された住戸内に在室中の居住者を呼び出すために、住戸外に居る来訪者が玄関子機1の子機操作部100を使用して所定の呼出操作を行うと、この子機操作部100にて生成された呼出信号が、子機I/F106、伝送路L1、居室親機3の子機側親機I/F312を経由してCPU311に伝送されるとともに、カメラ101及び子機映像処理部102がそれぞれ能動となる。また、カメラ101は、呼出操作を行った来訪者の映像の撮像を開始する。この映像は、電気信号の映像信号に信号処理され、子機映像処理部102にて例えば、FM変調、増幅された後、子機I/F106、伝送路L1、居室親機3の子機側親機I/F312を経由して親機映像処理部301に伝送される。
居室親機3のCPU311は、伝送路L1を経由して玄関子機1から伝送されてきた呼出信号を受信すると、来訪者による玄関子機1からの呼び出しがある旨の呼出音や音声メッセージ等を親機スピーカ303から出力させるとともに、親機モニタ300及び親機映像処理部301がそれぞれ能動となるように制御することができる。この制御により、親機モニタ300には、親機映像処理部301にて例えば、FM復調、増幅された映像信号、すなわち、玄関子機1のカメラ101にて撮像された来訪者の映像が出画されることになる。また、CPU311は、前述の呼出報知及び映像出画の各動作と同時に、伝送路L1を経由して玄関子機1から伝送されてきた呼出信号と映像信号とをそれぞれ、ネットワーク側親機I/F314、汎用ネットワーク4を経由してIP電話5に転送することができる。
IP電話5は、汎用ネットワーク4を経由して居室親機3から転送されてきた呼出信号を受信すると、来訪者による玄関子機1からの呼び出しがある旨の呼出音や音声メッセージ等を電話スピーカ502から出力させるとともに、同様に受信された映像信号をもとに、玄関子機1のカメラ101にて撮像された来訪者の映像を電話モニタ500に出画することができる。
なお、居室親機3の親機モニタ300及びIP電話5の電話モニタ500にはそれぞれ、玄関子機1のカメラ101にて撮像された来訪者の映像の出画のみならず、来訪者による玄関子機1からの呼び出しがある旨の呼出メッセージや絵データ等を表示させることもできる。
この後、来訪者による玄関子機1からの呼び出しがあることを確認できた居住者及びIP電話5の利用者のうち、最先に応答した人物、例えば、居住者が居室親機3の親機操作部306を使用して所定の応答操作を行うと、この操作を検出したCPU311は、親機通話部304及び玄関子機1の子機通話部105がそれぞれ能動となるように制御することができる。この制御により、来訪者が使用する玄関子機1の子機マイク103及び子機スピーカ104と、子機通話部105、子機I/F106、伝送路L1、居室親機3の子機側親機I/F312、親機通話部304を経由して居住者が使用する親機マイク302及び親機スピーカ303との間の双方向の通話ラインが形成され、形成された通話ラインを経由して音声信号を送受信させることで通話が成立し、特に、居住者にとっては、親機モニタ300に出画されている来訪者の映像を確認しながらの通話が可能となる。
一方、最先に応答した人物であるIP電話5の利用者が電話操作部503を使用して所定の応答操作を行うと、応答信号が生成される。この応答信号は、IP電話5から汎用ネットワーク4、居室親機3のネットワーク側親機I/F314を経由してCPU311に伝送される。
居室親機3のCPU311は、汎用ネットワーク4を経由してIP電話5から伝送されてきた応答信号を受信すると、親機通話部304、コーデック部305及び玄関子機1の子機通話部105がそれぞれ能動となるように制御することができる。この制御により、来訪者が使用する玄関子機1の子機マイク103及び子機スピーカ104と、子機通話部105、子機I/F106、伝送路L1、居室親機3の子機側親機I/F312、親機通話部304、コーデック305、ネットワーク側親機I/F314、汎用ネットワーク4を経由してIP電話5の利用者が使用する電話マイク501及び電話スピーカ502との間の双方向の通話ラインが形成される。また、CPU311は、同様に応答信号を受信すると、演算部307、パワースペクトラム検知部308及び信号判定部309がそれぞれ能動となるように制御することができる。
次に、玄関子機1及びIP電話5の間の双方向の通話ラインが前述のよう形成されている場合において、IP電話5からのデータ信号が汎用ネットワーク4を経由して居室親機3のネットワーク側親機I/F314に伝送されてくると、このデータ信号を受信した演算部307は、データ信号を所定の時間毎、例えば、図2に示す20ms毎、時間T1、T2、T3、T4、T5のように時系列で区切り、特定の周波数、例えば、図3(a)、(b)、(c)、(d)、(e)にそれぞれ示す例えば、697Hz〜1633Hzの間のパワースペクトラムを演算することができる。
また、居室親機3のパワースペクトラム検知部308は、演算部307の演算結果をもとに、図3(a)、(b)、(c)、(d)、(e)にそれぞれ示す所定の閾値を超えた周波数スペクトラムを検知することができる。
また、居室親機3の信号判定部309は、パワースペクトラム検知部308の検知結果をもとに、所定の閾値を超えた周波数スペクトラムの本数n(ここに、nは0及び正の整数。)を確認する。ここでは、時間T1における周波数スペクトラムの本数nが図3(a)に示すように「4本」、同様に、時間T2におけるパワースペクトラムの本数nが図3(b)に示すように「6本」、時間T3におけるパワースペクトラムの本数nが図3(c)に示すように「8本」、時間T4におけるパワースペクトラムの本数nが図3(d)に示すように「2本」、時間T5におけるパワースペクトラムの本数nが図3(e)に示すように「0本」であることをそれぞれ確認することができる。
さらに、居室親機3の信号判定部309は、時間T1、T2、T3、T4、T5の各時間における周波数スペクトラムの本数nをもとに、この本数nがn>2、n=2、n<2となる3つの異なる態様に対応させて、時間T1、T2、T3の各時間におけるデータ信号が音声信号、同様に、時間T4におけるデータ信号がDTMF信号、例えば、電気錠2を解錠させるためのDTMF信号、時間T5におけるデータ信号が無音信号であることをそれぞれ判別し、その旨の信号判別情報をCPU311に送出することができる。
次に、居室親機3のCPU311は、汎用ネットワーク4を経由してIP電話5から伝送されてきたデータ信号が音声信号であるとの信号判別情報を受信すると、図2に示す時間T1、T2、T3の各時間内、親機通話部304、コーデック部305及び玄関子機1の子機通話部105をそれぞれ制御し、汎用ネットワーク4を経由して玄関子機1及びIP電話5の間で音声信号を送受信する双方向の通話ラインを形成することができる。この制御により、形成された通話ラインを経由して音声信号を送受信させることで通話が成立し、特に、IP電話5の利用者にとっては、電話モニタ500に出画されている来訪者の映像を確認しながらの通話が可能となる。
また、居室親機3のCPU311は、汎用ネットワーク4を経由してIP電話5から伝送されてきたデータ信号がDTMF信号であるとの信号判別情報を受信すると、図2に示す時間T4内、電気錠2を解錠させるための解錠制御信号を生成し、電気錠側親機I/F313、伝送路L2を経由して電気錠2に送出するとともに、同様な時間T4内、無音信号出力部310が能動となるように制御することができる。ここで、解錠制御信号を受信した電気錠2は、時間T4内において解錠状態となる。また、無音信号出力部310は、無音信号を生成し、コーデック部305、親機通話部304、子機側親機I/F312、伝送路L1、玄関子機1の子機I/F106、子機通話部105を経由して子機スピーカ104に送出することにより、この時間T4内において子機スピーカ104からは、IP電話5の利用者による音声(受話音声)のみが出力され、DTMF音が無音状態となるため、来訪者に不快感を与えることなく電気錠2の解錠が可能となる。
また、居室親機3のCPU311は、汎用ネットワーク4を経由してIP電話5から伝送されてきたデータ信号が無音信号であるとの信号判別情報を受信すると、図2に示す時間T5内、無音信号出力部310が能動となるように制御することができる。ここで、無音信号出力部310は、無音信号を生成し、コーデック部305、親機通話部304、子機側親機I/F312、伝送路L1、玄関子機の子機I/F106、子機通話部105を経由して子機スピーカ104に送出することにより、この時間T5内において子機スピーカ104からの出力は、無音状態となる。
さらに、居室親機3のCPU311は、汎用ネットワーク4を経由してIP電話5から伝送されてきたデータ信号がDTMF信号又は無音信号であるとの信号判別情報を受信すると、前述までの制御のように子機スピーカ104からの出力を無音状態とするばかりでなく、親機通話部304、コーデック部305及び玄関子機1の子機通話部105をそれぞれ制御し、玄関子機1から居室親機3、汎用ネットワーク4を経由してIP電話5に音声信号を送信する一方向の通話ラインを形成することもできる。
なお、汎用ネットワーク4を経由してIP電話5からのデータ信号が居室親機3のネットワーク側親機I/F314に伝送されてきたとき、このデータ信号を受信した演算部307が所定の時間毎、特定の周波数の間のパワースペクトラムを演算するにあたっては、通常、図2に示す時間T1及びT2の間、時間T2及びT3の間、時間T3及びT4の間、時間T4及びT5の間で若干のタイムラグが発生し、リアルタイムの処理が困難とされるため、このタイムラグに応じて、玄関子機1の子機スピーカ104からの出力は遅延を伴って行われる。
前述までの説明から明らかなように、本発明の実施例によるインターホンシステムにおいては、玄関子機1の子機マイク103及び子機スピーカ104と、居室親機3、汎用ネットワーク4を経由してIP電話5との間で音声信号が送受信される通話の成立中において、汎用ネットワーク4を経由してIP電話5から伝送されてくるデータ信号を受信した居室親機3は、データ信号の特定の周波数のパワースペクトラムを演算部307にて演算し、演算部307の演算結果をもとに所定の閾値を超えた周波数スペクトラムをパワースペクトラム検知部308にて検知し、パワースペクトラム検知部308にて検知された周波数スペクトラムの本数に応じて、データ信号の種類がDTMF信号、無音信号又は音声信号であることを信号判定部309にて判別することができる。また、居室親機3のCPU311は、信号判定部309にてDTMF信号又は無音信号が判別されたとき、無音信号出力部310を制御して子機スピーカ104からの出力を無音にすることができる。これにより、例えば、IP電話5での電気錠2の解錠操作によって発生するDTMF音が子機スピーカ104から出力されることはなく、玄関子機1の利用者である来訪者に不快感を与えずに電気錠2を解錠することができる。さらに、居室親機3のCPU311は、信号判定部309の判定結果をもとに、玄関子機1からIP電話5に音声信号を送信する一方向の通話ラインと、玄関子機1及びIP電話5の間で音声信号を送受信する双方向の通話ラインとのうち何れか1の当該通話ラインを形成することができる。
また、本発明の実施例によるインターホンシステムにおいては、居室親機3の演算部307、パワースペクトラム検知部308及び信号判定部309をそれぞれ、個別の構成部(ハードウェア)として居室親機3に備える態様について説明したが、この態様に限定されるものではない。例えば、演算部307、パワースペクトラム検知部308及び信号判定部309がそれぞれ有する機能をソフトウェアとしてCPU311に備えることもできる。この態様によれば、演算部307、パワースペクトラム検知部308及び信号判定部309を構成部(ハードウェア)として居室親機3に備える必要がないため、居室親機3の構成を簡素化することができる。
また、本発明の実施例によるインターホンシステムにおいては、電気錠2を施錠又は解錠させるための機能を、居室親機3のCPU311に備えた態様について説明したが、この態様に限定されるものではない。例えば、電気錠2を施錠又は解錠させるための機器として、居室親機3のCPU311の制御により駆動される電気錠コントローラ(図示せず。)を伝送路L2の線路上に設けることもできる。
さらに、本発明の実施例によるインターホンシステムにおいては、汎用ネットワーク4を経由してIP電話5から居室親機3に伝送されてくるDTMF信号として、電気錠2を解錠させるための解錠信号を適用したが、この態様に限定されるものではない。例えば、玄関子機1のカメラ101にパン機能やチルト機能が備えられている場合には、IP電話5から居室親機3に伝送されてくるDTMF信号を、パン制御信号及び/又はチルト制御信号として用いることができる。
最後に、本発明のインターホンシステムにおいては、特定の実施の形態をもって説明してきたが、この形態に限定されるものでなく、本発明の効果を奏する限り、これまで知られた如何なる構成のインターホンシステム、例えば、映像の撮像/処理機能(101、102)が不備とされる当該玄関子機及び映像の出画/処理機能(300、301)が不備とされる当該居室親機を有するインターホンシステムであっても採用できるということはいうまでもないことである。
図1は、本発明の実施例によるインターホンシステムの具体的な構成を示すブロック図である。 図2は、本発明の実施例によるインターホンシステムにおいて、汎用ネットワークを経由してIP電話から居室親機に伝送されてくるデータ信号と、このデータの種類に対応させた玄関子機(の子機スピーカ)からの出力レベルとの関係の一例を示す説明図である。 図3(a)、(b)、(c)、(d)、(e)はそれぞれ、本発明の実施例によるインターホンシステムにおいて、汎用ネットワークを経由してIP電話から居室親機に伝送されてくるデータ信号の種類毎の信号処理を示す説明図である。
符号の説明
1……玄関子機
103……子機マイク
104……子機スピーカ
3……居室親機
302……親機マイク
303……親機スピーカ
307……演算部
308……パワースペクトラム検知部
309……信号判定部
310……無音信号出力部
311……CPU
4……汎用ネットワーク
5……IP電話

Claims (5)

  1. 住戸外に設置され来訪者が住戸内に在室中の居住者を呼び出して通話を成立させるための音声信号を入出力する子機マイク(103)及び子機スピーカ(104)を備えた玄関子機(1)と、前記住戸内に設置され前記玄関子機からの呼び出しに応答した前記居住者が前記来訪者との間で通話を成立させるための前記音声信号を入出力する親機マイク(302)及び親機スピーカ(303)を備えた居室親機(3)と、汎用ネットワーク(4)により接続される前記居室親機を経由して前記玄関子機との間で通話を成立させるための前記音声信号を送受信するIP電話(5)とを設け、
    前記居室親機には、前記汎用ネットワークを経由して前記IP電話から伝送されてくるデータ信号の特定の周波数のパワースペクトラムを演算するための演算部(307)と、前記演算部の演算結果をもとに所定の閾値を超えた周波数スペクトラムを検知するためのパワースペクトラム検知部(308)と、前記パワースペクトラム検知部にて検知された周波数スペクトラムの本数に応じて、前記データ信号の種類がDTMF信号、無音信号又は前記音声信号であることを判定するための信号判定部(309)とを備えたことを特徴とするインターホンシステム。
  2. 前記居室親機の演算部は、GOERTZELアルゴリズム演算部にて構成されることを特徴とする請求項1記載のインターホンシステム。
  3. 前記居室親機の信号判定部は、前記パワースペクトラム検知部にて検知された周波数スペクトラムの本数をn(ここに、nは0及び正の整数。)とすると、n=2となる場合には前記データ信号が前記DTMF信号、n<2となる場合には前記データ信号が前記無音信号、n>2となる場合には前記データ信号が前記音声信号とそれぞれ判定することを特徴とする請求項1記載のインターホンシステム。
  4. 前記居室親機には、前記信号判定部にて前記DTMF信号又は前記無音信号が判定されたとき、前記玄関子機の子機スピーカから無音信号を出力させるための無音信号出力部(310)を備えたことを特徴とする請求項1乃至請求項3のうち何れか1項記載のインターホンシステム。
  5. 前記居室親機には、前記信号判定部の判定結果をもとに、前記玄関子機から前記IP電話に前記音声信号を送信する一方向の通話ラインと、前記玄関子機及び前記IP電話の間で前記音声信号を送受信する双方向の通話ラインとのうち何れか1の当該通話ラインを形成するためのCPU(311)を備えたことを特徴とする請求項1乃至請求項4のうち何れか1項記載のインターホンシステム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011004245A (ja) * 2009-06-19 2011-01-06 Nec Infrontia Corp ドアホンシステム、電話交換装置、外線転送方法、プログラム及び記録媒体
CN114582374A (zh) * 2022-04-29 2022-06-03 北京百瑞互联技术有限公司 一种双音多频检测方法、系统、介质及设备

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