JP2011097381A - インターホンシステム - Google Patents

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Abstract

【課題】携帯電話で通話しながらでも携帯電話がインターホン親機に接続されたルータとの無線通信範囲内にいれば電気錠の解錠をおこなうことを可能としたインターホンシステムを提供する。
【解決手段】玄関周辺の映像を撮像する子機カメラを有する玄関子機と、玄関子機からの映像を出力する親機モニタを有したインターホン親機と、玄関扉の開閉を行う電気錠と、玄関子機と通信する携帯音響部を有する携帯電話と、インターホン親機と携帯電話間の伝送を確立するルータで構成されたインターホンシステムにおいて、ルータと携帯電話が通信可能な範囲内にある場合において、携帯電話には、玄関子機を起動終了する為の玄関子機起動/終了操作部と、玄関子機からの映像を出力する携帯モニタ、他の携帯電話との動作中に、玄関子機を起動し、玄関周辺の映像を撮像する制御を行う携帯CPUとを備える。
【選択図】図1

Description

本発明はインターホンシステムに係り、得に携帯電話での通話時に当該携帯電話を用いてインターホン親機に接続されている電気錠の解錠と施錠ができるインターホンシステムに関する。
従来から、携帯端末と玄関子機との通話中に電気錠を解錠させることを可能とするインターホンシステムが知られている。
このインターホンシステムによれば、外出先であっても玄関子機と通話状態にあれば電気錠を解錠することができるので、少しの間、留守をして、その間に約束していた来訪者がきた場合であっても、電気錠を解錠し、宅内に招き入れることも可能となる。
特開2004−260735号
しかしながら、従来のインターホンシステムでは、携帯電話同士で通話している場合には、玄関子機からの呼び出しがあっても応答することができず、当然、電気錠の解錠を行うこともできない。
本発明は、上記難点を解決するためになされたものであって、携帯電話で通話しながらでも携帯電話がインターホン親機に接続されたルータとの無線通信範囲内にいれば電気錠の解錠をおこなうことを可能としたインターホンシステムを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、玄関周辺の映像を撮像する子機カメラを有する玄関子機と、玄関子機からの映像を出力する親機モニタを有したインターホン親機と、玄関扉の開閉を行う電気錠と、玄関子機と通信する携帯音響部を有する携帯電話と、インターホン親機と携帯電話との伝送を確立するルータで構成されたインターホンシステムにおいて、ルータと携帯電話が通信可能な範囲内にある場合において、携帯電話には、玄関子機を起動終了する為の玄関子機起動/終了操作部と、玄関子機からの映像を出力する携帯モニタ、他の携帯電話との動作中に、玄関子機を起動し、玄関周辺の映像を撮像する制御を行う携帯CPUと、を備えた事を特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1において、携帯CPUには、玄関子機が起動中に他の携帯電話との通話を終了させるために玄関子機起動/終了操作部を操作したとき、子機音響部からの受話音声を携帯音響部に出力する制御を行う機能を備えたことを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1または2記載において、携帯CPUには、玄関子機が起動中に他の携帯電話との通話を終了させるために玄関子機起動/終了操作部を操作したとき、携帯音響部からの送話音声を子機音響部に出力する制御を行う機能を備えたことを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1乃至3の何れか1項において、携帯電話には、玄関子機が起動中に電気錠の解錠操作を行う電気錠操作部と、携帯CPUには、電気錠操作部によって操作されたとき、電気錠に解錠信号を送信する機能を備えた事を特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項4において、携帯電話には、電気錠の暗証番号認証操作を行う電気錠操作部と、CPUには、電気錠操作部で入力された暗証番号と予め登録された暗証番号が一致したとき、電気錠に解錠信号を送信する制御を行う機能を備えた事を特徴とする。
請求項6に記載の発明は、請求項4において、インターホン親機には、電気錠の解錠時間を指定する操作部と、電気錠操作部で解錠時間を指定した時間を計時するタイマと、タイマが指定した時間を経過した時、電気錠を施錠状態とする機能を備えたCPUを特徴とする。
請求項1の発明によれば、携帯電話で、他の携帯電話との通話中に、玄関子機のカメラを起動させ玄関周辺の映像を当該携帯電話のモニタに出力し確認する事ができる。
請求項2の発明によれば、通話を終了したときに、玄関子機からの受話音声を移動端末に出力する事ができるので音声による確認も可能となる。
請求項3の発明によれば、通話を終了したときに、携帯電話から玄関子機に音声を出力する事ができるので、携帯電話での通話終了後でも来訪者と通話することが可能となる。
請求項4の発明によれば、携帯電話を用いて電気錠の解錠操作を行う事ができるので、来訪者は、玄関子機での呼び出し、通話をおこなう必要がないし、居住者もインターホン親機での操作が不要となる。
請求項5の発明によれば、電気錠解錠するために、暗証番号入力が必要であり、暗証番号を知らない人が勝手に電気錠を解錠することがなくなる。
請求項6の発明によれば、電気錠の解錠時間を指定する事ができるので、来訪者の動作にあわせて、解錠時間の改変をおこなうことができる。
以下、本発明によるインターホンシステムを適用した好ましい形態の実施例について、図1を参照して説明する。
図1には、来訪者が操作し、居住者と通話するための玄関子機1と、居住者が玄関子機1からの呼び出しに応答し、来訪者と通話するインターホン親機2と、インターホン親機2及び携帯電話4との通話路を確立するためのルータ3と、インターホン親機に接続される電気錠5と、本実施例においてはルータ3の通信可能範囲外にある他の携帯電話6とで構成されている。
玄関子機1には、玄関周辺の映像を撮像する子機カメラ101と、インターホン親機2、携帯電話4を呼出すための呼出ボタン102と、インターホン親機2、携帯電話4と通話するための子機音響部103と、インターホン親機2と通信するための子機I/F104を備えている。
インターホン親機2には、子機カメラ101からの映像信号を出力する親機モニタ202と、玄関子機1、携帯電話4から呼び出されたときにおこなう応答操作や、後述する電気錠5の解錠時間を設定する操作、その他インターホン親機の種々の操作をおこなうための操作部203と、玄関子機1、携帯電話4と通話するための親機音響部204と、電気錠5の解錠時間を計時するタイマ206と、インターホン親機2の各部を制御する親機CPU205と、玄関子機1と通信するための親機I/F201で構成されている。
携帯電話4には、子機カメラ101からの映像信号を出力する携帯モニタ402と、他の通信機器と通話するための携帯I/F401と、玄関子機1、インターホン親機2、他の携帯電話6と通話するための携帯音響部403と、玄関子機1、インターホン親機2から呼出されたときに応答、終了するための玄関子機起動/終了操作部404と、インターホン親機2に接続された電気錠5を解錠するための電気錠操作部406と、携帯電話4の各部を制御する携帯CPU405とで構成されている。
まずは、玄関子機1と携帯電話4間の通話動作を説明する。
携帯電話4がルータ3から近距離であるとき、つまり、無線通信が可能状態であるとき、玄関子機起動/終了操作部404を操作することができる。例えば、携帯電話4の携帯モニタ402に玄関子機起動/終了操作部404を表示させ、タッチパネルによる操作をすることも可能である。この状態で、玄関子機1の呼出ボタン102を操作すると、呼出信号が子機I/F104を介してインターホン親機2に送信され、インターホン親機2では、親機I/F201を介して親機CPU205にて受信される。親機CPU205は、親機音響部204を制御して呼出音を報音する。また、これと共に呼出信号は親機I/F201からルータ3へ送信され、携帯I/F401を介して携帯CPU405に呼出信号が送信される。携帯電話4では、携帯I/F401を介して携帯CPU405にて受信され、携帯音響部403から呼出音が報音される。このとき、携帯CPU405は、ルータ3の無線通信可能な範囲にあるため玄関子機起動/終了操作部404を能動とすることができ、居住者は、当該玄関子機起動/終了操作部404で応答操作すると、応答信号が、呼出信号と逆の経路をたどってインターホン親機2及び玄関子機1に送信することができる。これにより、玄関子機1と携帯電話4間が通話状態となり、子機カメラ101で撮像した映像信号は、子機I/F104、親機I/F、ルータ3、携帯I/F401を介して携帯モニタ402に出力されると共に、玄関子機1の子機音響部103と携帯電話の携帯音響部403とで通話をおこなうことができる。
尚、玄関子機1からの呼出ボタン102を操作したときの動作説明を行ったが、待受け状態で、携帯電話4の玄関子機起動/終了操作部404を操作した時であっても、同様に玄関子機1と携帯電話4間で通話することができる。
次に、携帯電話4がルータ3の無線通信可能な範囲内にあり、他の携帯電話6がルータ3の無線通信可能な範囲外にある場合において説明する。
携帯電話4の所有者宅近くにいる来訪者が他の携帯電話6を操作して携帯電話4を呼び出し通話している状態(携帯電話網を使用)において、携帯CPU405は、携帯電話4がルータ3の無線通信可能な範囲内にあるかを確認する。本実施例では当該範囲内にあるため、玄関子機起動/終了操作部404を能動とし、居住者が玄関子機起動/終了操作部404を操作すると、子機起動信号が呼出信号と逆の経路を経由して応答信号が玄関子機1及びインターホン親機2に送信される。これにより、玄関子機1が能動状態となり、玄関子機1の子機カメラ101を駆動する。当該子機カメラ101からの映像信号は、上述の映像信号と同様の経路で携帯電話4に送信され、携帯モニタ402にて出画される。なお、玄関子機1からの音声信号は携帯電話4へ送信されるが、他の携帯電話6と通話をおこなっているため携帯音響部403に出力されることはない。
その後、携帯モニタ402を確認した居住者は、玄関先に来訪者がいることを確認できたら、電気錠操作部406にて暗証番号を入力する。電気錠操作部406で入力された暗証番号が付加された電気錠解錠信号は、応答信号と同様の経路をたどってインターホン親機の親機CPU205に送信される。親機CPU205では、送信されてきた電気錠解錠信号に付加された暗証番号と予め設定されインターホン親機2に記憶されている暗証番号(不図示)を比較し、一致した場合には、親機CPU205は、電気錠5に解錠信号を送信し、電気錠5を解錠することができる。暗証番号が一致しなかった場合には、そのまま、電気錠5の施錠状態を保ち続ける。
また、電気錠操作部406にて電気錠5の解錠時間を指定する事ができる。電気錠操作部406で解錠時間を入力した後で解錠操作を行うと解錠時間設定信号及び電気錠解錠信号が、電気錠解錠信号と同様な経路でインターホン親機2に送信され親機CPU205にて受信される。これにより、親機CPU205は、タイマ206に電気錠解錠時間を設定し計時を開始させて電気錠解錠信号により解錠した後の施錠時間のカウントを開始する制御をおこなう。
これにより、電気錠解錠後、自分で指定した解錠時間をタイマ206で計時し、完了後、電気錠5を施錠することができる。
なお、上記実施例は戸建のインターホンシステムに適用した例を説明したが、これに限られず、集合住宅インターホンシステムであっても適用可能である。
即ち、図2のシステム構成図に示すように、集合住宅のエントランスに設置される集合玄関機10、各居室に設置されるインターホン親機20、各インターホン親機20に接続されるルータ30、携帯電話40、エントランス等のオートドアに用いられる電気錠50、本実施例においてはルータ30との通信可能範囲外にある他の携帯電話60、集合玄関機10、インターホン親機20、オートドアの電気錠50を制御する制御機70から構成される。
このように構成することにより、上記第1の実施例と同様、ルータ30の無線通信可能な範囲内にある携帯電話40とルータ30の無線通信可能な範囲外にある他の携帯電話60との通話中に、携帯電話40の集合玄関機起動/終了操作部(第1の実施例における玄関子機起動/終了操作部に相当)を操作し、集合玄関機10のカメラを起動し、制御機70、インターホン親機20、ルータ30を介して携帯電話40の携帯モニタに出画し、電気錠操作部を操作することで、電気錠50を解錠することが可能となる。
これにより、集合玄関機の操作がわからない来訪者に対しても、居住者の携帯電話に電話をかけることにより電気錠が解錠されるので便利である。
本発明の第1の実施例における電気錠システムのブロック図である。 本発明の第2の実施例における電気錠システムのシステム構成図である。
1・・・ 玄関子機
101・・・ 子機カメラ
2・・・ インターホン親機
3・・・ ルータ
4・・・ 携帯電話
402・・・ 携帯モニタ
403・・・ 携帯音響部
404・・・ 玄関子機起動/終了操作部
405・・・ 携帯CPU
6・・・ 他の携帯電話

Claims (6)

  1. 玄関周辺の映像を撮像する子機カメラ(101)を有する玄関子機(1)と、前記玄関子機からの映像を出力する親機モニタ(202)を有したインターホン親機(2)と、玄関扉の開閉を行う電気錠(5)と、前記玄関子機と通信する携帯音響部(403)を有する携帯電話(4)と、前記インターホン親機と前記携帯電話との伝送を確立するルータ(3)で構成されたインターホンシステムにおいて、
    前記ルータと前記携帯電話が通信可能な範囲内にある場合において、
    前記携帯電話には、前記玄関子機を起動終了する為の玄関子機起動/終了操作部(404)と、前記玄関子機からの映像を出力する携帯モニタ(402)、他の携帯電話(6)との動作中に、前記玄関子機を起動し、玄関周辺の映像を撮像する制御を行う携帯CPU(405)と、を備えた事を特徴とする、インターホンシステム。
  2. 前記携帯CPUには、前記玄関子機が起動中に前記他の携帯電話との通話を終了させるために前記玄関子機起動/終了操作部を操作したとき、子機音響部(103)からの受話音声を前記携帯音響部に出力する制御を行う機能を備えたことを特徴とする請求項1記載のインターホンシステム。
  3. 前記携帯CPUには、前記玄関子機が起動中に前記他の携帯電話との通話を終了させるために前記玄関子機起動/終了操作部を操作したとき、前記携帯音響部からの送話音声を子機音響部(103)に出力する制御を行う機能を備えたことを特徴とする請求項1または2記載のインターホンシステム。
  4. 前記携帯電話には、前記玄関子機が起動中に前記電気錠の解錠操作を行う電気錠操作部(406)と、前記携帯CPUには、前記電気錠操作部によって操作されたとき、前記電気錠に解錠信号を送信する機能を備えた事を特徴とする請求項1乃至3の何れか1項記載のインターホンシステム。
  5. 前記携帯電話には、前記電気錠の暗証番号認証操作を行う前記電気錠操作部と、前記CPUには、前記電気錠操作部で入力された暗証番号と予め登録された暗証番号が一致したとき、前記電気錠に解錠信号を送信する制御を行う機能を備えた事を特徴とする請求項4記載のインターホンシステム。
  6. 前記インターホン親機には、前記電気錠の解錠時間を指定する前記操作部と、前記電気錠操作部で解錠時間を指定した時間を計時するタイマ(206)と、前記タイマが指定した時間を経過した時、前記電気錠を施錠状態とする機能を備えた前記CPUを特徴とする請求項4記載のインターホンシステム。
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