JP2009008237A - エンジン騒音低減装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】軸に取り付けるハブ2にゴム状弾性体3を介して振動リング4を連結したダンパー1に装着される防音カバー11を有するエンジン騒音低減装置であって、防音カバー11は、円盤状を呈し、その外周部に設けたダンパー1に対する装着部12の内周側に径方向に伸縮する蛇腹構造13を有する。また、蛇腹構造13の内周側にマス部14を有し、蛇腹構造13をバネおよびマス部14を慣性質量体とするダイナミックダンパー16を有する。
【選択図】図1
Description
(1−1)本発明は、自動車用エンジン、エンジン全般などに用いられるエンジン騒音低減装置についての発明である。
(1−2)従来技術では、トーショナルダンパーのハブに溝部を設けて防音カバーの数箇所の係止部で取り付けることで脱着性を高めているが、防音カバーが単純なゴムの板状であるため、防音効果が小さかった。防音カバーとしてはハブへの保持力を持たせるために剛性の高いゴムを使用しており、結果としてダンパーからの取り外しが非常に大変であった。ヘラなどを使って取り外しているのが現状で、無理やり外そうとするため、ゴムを傷付けてしまう問題もあった。
(1−3)上記したように従来は脱着性向上のために円周上に係止部を設定しているが、まだ脱着性が不十分である。そのため、防音カバーの係止部以外の剛性を下げるために、弾性体を蛇腹状に設定し、脱着時の剛性のみを下げる。また、弾性体を蛇腹状にすることで吸音率を向上させる。また、蛇腹の中心部は円柱状のゴム構造として、蛇腹部をばね、円柱状のゴム構造をマスとする動的吸振機を構成する。放射音で問題となる周波数は比較的高周波となるため、ゴム構造をマスとする動的吸振機でも防音効果を確保することができる。更に、マスにおける蛇腹部の付け根をエンジン側に設けることにより、マス部を掴み易くすることができる。
(1−4)上記構成によれば、脱着性が大幅に向上し、蛇腹構造により吸音率が上がり、動的吸振機の機能も確保することができる。また、マスにおける蛇腹部の付け根をエンジン側に設けることによりマス部を掴み易くすることができ、取り外しが容易になる。
(2−1)本発明は、自動車、農機・工機・小型船舶などに用いられる遮音カバーについての発明である。
(2−2)従来技術においては、遮音カバーの外周に設けた突起をハブの全周に設けた溝に嵌め込み装着しているが、ゴム剛性が高いうえ、手で引っ掛ける部分がないために、手で取り外すことが困難である。また、遮音カバー自体が単純なゴム板状であるために、防音(吸音)効果が小さい。また、剛性のある遮音カバーをハブ内周の掛かり止めで嵌め込み固定するため、ハブステーとの空間(エアボリューム)が大きくなり、放射音の発生が大きい。
(2−3)上記従来技術の問題点を解決するために、本発明では以下の構成を採る。すなわち、遮音カバーの掛かり止め部以外の剛性を下げるため、ゴム弾性部を蛇腹構造とする。ゴム部を蛇腹構造としたことで、このゴム弾性を利用し、エンジン側に向けて押え付けることができ、その結果、ハブ内周からステー部、更にセンターボルトまで(ハブフロント全面)をゴム面と密着させることができる構造となっている。
(2−4)上記構成によれば、蛇腹構造により、遮音カバー自体の剛性を抑えることができ、取り付け・取り外しが容易にできる。また、蛇腹構造により、手で引っ掛ける部分ができ、脱着性が向上する(ボルトの辺り)。また、蛇腹構造により、吸音効果もある。また、蛇腹構造により、遮音カバーのゴム面とハブフロント面を密着させることができ、放射音増幅の原因となるエアボリュームを少なくすることが可能である(放射音自体の低減)。また付帯効果として、取り付け・取り外しが容易なことで、再利用が可能であり、作業性の他、コストメリットも高い。また、遮音カバーをハブの内周面に這わせているので、遮音カバーは遠心力でハブの内周面にへばりつき、外れにくい。したがってゴムの剛性が低くても適用可能である。
(3−1)本発明は、自動車分野、農業機械・工業機械などに用いられるエンジン騒音低減装置についての発明である。
(3−2)従来技術では、ハブおよび弾性体の遮音カバーにそれぞれ対称的突起形状を設け、トーショナルダンパーを組み付け後に、手動にて取り付けまたは取り外しをしている。その取り付けおよび取り外し作業は想定以上に困難でスムーズにできないのが問題点として挙げられる。ダンパーをエンジンに組み付け後に遮音カバーを取り付ける必要があり、ダンパーをエンジンから外すためにはその都度、遮音カバーを外さねばならない。また、スケルトン孔があるタイプ(ハブ軽量化のために孔を開けている)は、エンジンからの放射音を通しやすく騒音問題となる。
(3−3)上記従来技術の問題点を解消するために、本発明では、ハブの内周部に弾性体を許容(設置)できるスペース(断面約L字型、ストッパー付き)を設け、その形状に沿った弾性体を圧入するだけ、取り外し不要な、シンプルな構造を特徴とするエンジン騒音低減装置を提案する。弾性体の厚みは実寸で約1.5〜3mmとし、断面L字の平面部と筒状部のなす角度は装着前の自由状態で約100〜120度(鈍角)とする(取り付けにより略90度となる)。弾性体の材質は一般的にゴムとし、遮音効果があれば樹脂も可とする。
(3−4)上記構成によれば、弾性体の取り外しが不要のため、従来技術に対してトーショナルダンパーのエンジンからの取り外し工程を簡素化することができる。また、弾性体における断面L字の直角を取り付け前に鈍角100〜120度に設定することで、弾性体に予圧縮を与えることになり、よって保持力を向上させることができる。また、特にエンジンからの放射音の遮音に有効である。
(4−1)本発明は、自動車用エンジン、エンジン全般等に用いられるトーショナルダンパー用防音キャップについての発明である。
(4−2)自動車エンジンに取り付けられているトーショナルダンパーは、クランクシャフトの振動が伝達されて、騒音を発する場合がある。これを低減するためにトーショナルダンパーの表側に防音キャップを取り付けることがある。従来技術では、防音キャップの取り付けのために、それ自体あるいは振動リングやハブにその組み合わせ係止構造(形状)を設ける必要があり、構造の複雑化、スペースの確保、重量や加工の増加の問題が生じている。また、エンジン作動での回転遠心力で防音キャップがトーショナルダンパーと相対滑りし、そして脱落に至らないように設けられた回り止めの構造のために、組み付け作業に方向性を意識しなければならない。
(4−3)そこで本発明では、トーショナルダンパーの表側ゴム部を若干長くして飛び出た形態とし、そこに防音キャップを組み合わせ係止する構造とする。また、トーショナルダンパーのゴム部と防音キャップの係止部は周方向に一様とする。ゴム部の端部には予め係止部を成形しておいても良く(保持力が上がる)、または予め係止部が無くてもゴム部を嵌合した後にゴムがはみ出した部分が係止部として形成される。
(4−4)上記構成によれば、防音キャップとトーショナルダンパーの組み合わせ係止構造として、(イ)増肉は振動リングやハブの金属部よりゴム部のほうが軽量で済む、(ロ)振動リングやハブに係止構造やそのための加工を必要としない、(ハ)防音キャップがゴムあるいは発泡ウレタン製であれば、その係止相手がゴムであり、滑り脱落しにくい、(ニ)組み付け作業に方向性を意識する必要がない、などの効果を奏することができる。
(5−1)本発明は、自動車エンジンの騒音低減、その他の回転体防振製品などに用いられるトーショナルダンパーについての発明である。
(5−2)従来、自動車用エンジン前面放射音対策として防音カバーが広く用いられている。エンジン前面の放射音は低回転域と高回転域で発生要因が異なり、前者はダンパーマスの軸方向振幅に起因し、後者はクランク先端およびハブの軸方向振幅に起因しており、ハブ部品の形状をスケルトン化し、さらに、防音カバーをハブへ付加することで対策している。高回転域の放射音対策はハブ形状をスケルトン化することで対策するが、低回転域の放射音対策は防音カバーに依存しており、ハブ部品の前面内周側および防音カバー外周部に凹凸を設け組み付けている。上記従来構造で放射音対策は可能であるが、ダンパープーリーは市場投入後に車両整備等でダンパーの着脱が発生するため、防音カバーも同様に着脱の容易性および再組み付け後保持力確保が要求される。通常、防音カバーは金属部品を使用せず、弾性体にて成形されダンパープーリーに組み付けられる。防音カバーを金属部品へ繰り返し着脱することで弾性体の凹凸部の破損および劣化が懸念され、組み付け性を優先すると組み付け後の保持力が懸念される。また、ダンパープーリーのハブ形状毎に防音カバーの仕様が異なり汎用性がない(従来は保持力を確保するために防音カバーをボルト締結する仕様も存在した)。
(5−3)そこで本発明では、防音カバーをダンパーマスへ樹脂部品を使用し締結することで、弾性体の取り付け部に与える負荷を低減し、確実な保持力を確保する。締結する樹脂部品はダンパーマスへ着脱可能な範囲での圧入構造とする。ダンパーマスへ取り付けることでダンパーマスの軸方向振幅を効果的に低減し、放射音対策に有効である。樹脂締結部品は数回の再利用は可能であるうえ、樹脂部品の射出成形技術は進歩しており安価に部品を調達できる。また、従来はダンパープーリーのハブ形状毎に防音カバーの形状を製作したが、ダンパーマスへ組み付ける構造では他機種へ流用することが容易であり、製品単価を安価にできる。
(5−4)エンジンの放射音対策に用いられるダンパープーリー用防音カバーにおいて、(イ)防音カバーをダンパーマスへ組み付ける構造とすることで放射音発生に起因するダンパーマス前面の振幅を低減し、放射音対策に有効である、(ロ)防音カバーとダンパープーリーを樹脂部品にて締結することで組み付けが容易となり、いっていの保持力を確実に確保できる、(ハ)非接着による結合(組み立て)により、廃棄時およびゴム弾性部材交換時の作業が容易となる、(ニ)ダンパーマスへ組み付ける構造とすることで多機種への流用が容易とになり部品コスト低減が可能となる、と云う以上の構成要素からトーショナルダンパーとする。
(5−5)上記構成によれば、従来の対策技術と比較して弾性体(防音カバー)をダンパーマスに設けた溝へ締結部品(樹脂等)を使用し組み立てることで弾性体への負荷が軽減され、製作(組み付け)が容易となる。また、締結部品を使用することで着脱性向上および一定の保持力の確保が可能となる。また、放射音発生要因であるダンパーマス軸方向振幅に対し、ダンパーマス前面の振幅低減に効果的である。また、製品廃棄時においても容易に弾性部材、金属部材、樹脂部材を分離し廃棄することができる。さらに、同一防音カバーを多機種へ流用可能となり部品共有化によるコスト低減が可能となる。
(5−6)エンジンの軸方向の振動に伴うダンパーの軸方向振動について、振動リングはダンパーゴムを介している分、ハブの軸方向振動よりも振幅は大きくなり、放射音の要因としては大きいと考えられるので、振動リングごと防音カバーで覆う必要性がある。但し、振動リングの外周部に防音カバーを係合すると、遠心力によってカバーが外れる虞がある。
(6−1)本発明は、自動車および産業機械用エンジンなどに用いられるエンジン騒音低減装置についての発明である。
(6−2)従来のトーショナルダンパーは、クランク軸に締結されるハブと、補機ベルトを駆動するためのV溝を設けた振動リングと、ハブと振動リングの間に圧入された弾性部材とにより構成されている。しかしながら近年、トーショナルダンパーの軽量化要求(自動車の燃費向上)があり、ハブの軽量化が必要となってきている。ハブを軽量化する手法として、肉厚の低減およびハブ材質の鋳物から板金への変更等が挙げられる。肉厚の低減およびハブ材質の変更はハブの軸方向剛性を低くし、エンジン振動によるハブの共振によるエンジン騒音が大きくなる傾向にある。またハブの板金化はハブの振動減衰力を小さくするため、益々騒音に対しては不利となる。上記問題点を解決する手法として、振動リングに防音カバーを取り付けることが考えられるが、以下の問題点がある。すなわち振動リングの外周に防音カバーが配置される場合には、遠心力により防音カバーが外れやすい。また、廻り止めがないため、防音カバーが振動リングに対して回転してしまい、摩耗が発生しやすい。また、防音カバーの形状が大きくなり、コスト高となる。
(6−3)そこで本発明では、振動リングの軸方向長さをハブよりもエンジンフロント側に長い構造とする。振動リングとハブの段差部に防音カバー用の軸方向外れ止め溝を設ける。振動リングの端面に等配の溝を設ける。防音カバーを振動リング内周側に配置する。防音カバーに振動リングの等配溝に合わせて突起を設ける。振動リングの等配溝と防音カバーの突起を合わせて組み付ける。
(6−4)上記構成によれば、防音カバーを振動リングの内周側に設置することにより、効率的にハブをカバーすることができ、防音効果が大きくなる。また、遠心力による荷重を振動リングが受けるため、防音カバーが外れにくくなる。また、振動リングに設けた溝と防音カバーに設けた突起により廻り止めが構成されることから、防音カバーの摩耗を低減することができる。また、防音カバーの体積を減らすことができ、コストの低減が図れる。更にまた、防音カバーがダンパーゴム部を覆うことから、ダンパーゴム部への外的な影響を防ぐことができる(例えば振動リングとゴムの間あるいはハブとゴムの間へダスト等の異物が侵入するのを防止することができる)。
図1は、本発明の第一実施例に係るエンジン騒音低減装置を示しており、当該騒音低減装置は、クランクシャフト(軸、図示せず)に取り付けるハブ2にゴム状弾性体3を介して振動リング4を連結したトーショナルダンパー1に装着される防音カバー11を有している。トーショナルダンパー1は、ハブ2、ゴム状弾性体3および振動リング4よりなり、このトーショナルダンパー1に防音カバー11が組み付けられている。ハブ2は、クランクシャフトにセンターボルト(図示せず)を用いて取り付けるボス部2a、径方向立ち上がりのステー部2bおよび円筒状のリム部2cを一体に有している。振動リング4は、各種の補機へ回転トルクを伝達する無端ベルトを巻架するためのプーリー溝4aをその外周部に有している。
尚、上記第一実施例(図1)では、蛇腹構造13の内周端部に対してマス部14の外側端面14aがあまり軸方向一方(図では左方、エンジンフロント側)に突出していないことから、防音カバー11を取り外す際にマス部14の外周面を手指で掴みにくいが、図2に示すように蛇腹構造13の内周端部に対してマス部14の外側端面14aを軸方向一方に突出させることにより、防音カバー11を取り外す際にマス部14の外周面を手指で掴み易くすることができる。この場合、蛇腹構造13の内周端部はマス部14の肉厚(軸方向幅)においてそのエンジン寄り(図では右方)の部位に連結されることになる。
図3は、本発明の第三実施例に係るエンジン騒音低減装置を示しており、当該騒音低減装置は、クランクシャフト(軸)71に取り付けるハブ2にゴム状弾性体3を介して振動リング4を連結したトーショナルダンパー1に装着される防音カバー11を有している。トーショナルダンパー1は、ハブ2、ゴム状弾性体3および振動リング4よりなり、このトーショナルダンパー1に防音カバー11が組み付けられている。ハブ2は、クランクシャフト71にセンターボルト72を用いて取り付けるボス部2a、径方向立ち上がりのステー部2bおよび円筒状のリム部2cを一体に有している。振動リング4は、各種の補機へ回転トルクを伝達する無端ベルトを巻架するためのプーリー溝4aを外周部に有している。
図4は、本発明の第四実施例に係るエンジン騒音低減装置を示しており、当該騒音低減装置は、クランクシャフト(軸)71に取り付けるハブ2にゴム状弾性体3を介して振動リング4を連結したトーショナルダンパー1に装着される防音カバー11を有している。トーショナルダンパー1は、ハブ2、ゴム状弾性体3および振動リング4よりなり、このトーショナルダンパー1に防音カバー11が組み付けられている。ハブ2は、クランクシャフト71にセンターボルト72を用いて取り付けるボス部2a、径方向立ち上がりのステー部2bおよび円筒状のリム部2cを一体に有し、ステー部2bに、軸方向の抜き穴としてスケルトン穴2dが円周上複数設けられている。
図5は、本発明の第五実施例に係るエンジン騒音低減装置を示しており、当該騒音低減装置は、クランクシャフト(軸、図示せず)に取り付けるハブ2にゴム状弾性体3を介して振動リング4を連結したトーショナルダンパー1に装着される防音カバー11を有している。トーショナルダンパー1は、ハブ2、ゴム状弾性体3および振動リング4よりなり、このトーショナルダンパー1に防音カバー11が組み付けられている。ハブ2は、クランクシャフトにセンターボルト(図示せず)を用いて取り付けるボス部2a、径方向立ち上がりのステー部2bおよび円筒状のリム部2cを一体に有している。振動リング4は、各種の補機へ回転トルクを伝達する無端ベルトを巻架するためのプーリー溝4aをその外周部に有している。
図7は、本発明の第六実施例に係るエンジン騒音低減装置を示しており、当該騒音低減装置は、クランクシャフト(軸、図示せず)に取り付けるハブ2にゴム状弾性体3を介して振動リング4を連結したトーショナルダンパー1に装着される防音カバー11を有している。トーショナルダンパー1は、ハブ2、ゴム状弾性体3および振動リング4よりなり、このトーショナルダンパー1に防音カバー11が組み付けられている。ハブ2は、クランクシャフトにセンターボルト(図示せず)を用いて取り付けるボス部2a、径方向立ち上がりのステー部2bおよび円筒状のリム部2cを一体に有している。振動リング4は、各種の補機へ回転トルクを伝達する無端ベルトを巻架するためのプーリー溝4aをその外周部に有している。
図9は、本発明の第七実施例に係るエンジン騒音低減装置を示しており、当該騒音低減装置は、クランクシャフト(軸、図示せず)に取り付けるハブ2にゴム状弾性体3を介して振動リング4を連結したトーショナルダンパー1に装着される防音カバー11を有している。トーショナルダンパー1は、ハブ2、ゴム状弾性体3および振動リング4よりなり、このトーショナルダンパー1に防音カバー11が組み付けられている。ハブ2は、クランクシャフトにセンターボルト(図示せず)を用いて取り付けるボス部2a、径方向立ち上がりのステー部2bおよび円筒状のリム部2cを一体に有している。振動リング4は、各種の補機へ回転トルクを伝達する無端ベルトを巻架するためのプーリー溝4aをその外周部に有している。
2 ハブ
2a ボス部
2b ステー部
2c リム部
2d スケルトン穴
3 ゴム状弾性体
4 振動リング
4a プーリー溝
4b 穴部
4c 一端部
5,6,9,10 溝状係合部
7,15,23,24 突起状係合部
8 係止部
11 防音カバー
12 装着部
13 蛇腹構造
14 マス部
14a 外側端面
16 ダイナミックダンパー
17 ボルト覆い部
18 平面部
19 筒状部
20 凹部
21 固定部品
21a 基板部
21b 取手部
21c 差し込み部
22 貫通穴
71 クランクシャフト(軸)
72 センターボルト
Claims (7)
- 軸に取り付けるハブにゴム状弾性体を介して振動リングを連結したダンパーに装着される防音カバーを有するエンジン騒音低減装置であって、
前記防音カバーは、円盤状を呈し、その外周部に設けた前記ダンパーに対する装着部の内周側に径方向に伸縮する蛇腹構造を有することを特徴とするエンジン騒音低減装置。 - 請求項1記載のエンジン騒音低減装置において、
防音カバーは、蛇腹構造の内周側にマス部を有し、前記蛇腹構造をバネおよび前記マス部を慣性質量体とするダイナミックダンパーを有することを特徴とすることを特徴とするエンジン騒音低減装置。 - 請求項1記載のエンジン騒音低減装置において、
防音カバーは、その装着部よりも蛇腹構造のほうがハブのステー部側に突出する形状を有し、装着時、前記蛇腹構造は前記ステー部に当接する構造を有することを特徴とするエンジン騒音低減装置。 - 軸に取り付けるハブにゴム状弾性体を介して振動リングを連結したダンパーに装着される防音カバーを有するエンジン騒音低減装置であって、
前記防音カバーは、環状を呈しかつ断面略L字形を呈し、前記ハブのステー部に設けたスケルトン穴を閉塞すべく前記ステー部の端面部およびリム部の内周部に装着される構造を有することを特徴とするエンジン騒音低減装置。 - 軸に取り付けるハブにゴム状弾性体を介して振動リングを連結したダンパーに装着される防音カバーを有するエンジン騒音低減装置であって、
前記防音カバーは、円盤状を呈し、前記ゴム状弾性体の一端部に装着される構造を有することを特徴とするエンジン騒音低減装置。 - 軸に取り付けるハブにゴム状弾性体を介して振動リングを連結したダンパーに装着される防音カバーを有するエンジン騒音低減装置であって、
前記防音カバーは、円盤状を呈し、前記振動リングの一端部に装着される構造を有し、
更に前記防音カバーは、ピン状の差し込み部を備えた固定部品を用いて前記振動リングの一端部に装着される構造を有することを特徴とするエンジン騒音低減装置。 - 軸に取り付けるハブにゴム状弾性体を介して振動リングを連結したダンパーに装着される防音カバーを有するエンジン騒音低減装置であって、
前記防音カバーは、円盤状を呈し、前記振動リングの一端部に装着される構造を有し、
更に前記防音カバーは、前記ハブおよびゴム状弾性体よりも軸方向一方に突出する形状の振動リングの一端部に装着される構造を有することを特徴とするエンジン騒音低減装置。
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