JP2009007754A - タイルの浮き修復工法 - Google Patents

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Abstract


【課題】本発明はタイル陶片などの浮きを修復する際に、接着剤が低圧注入で簡単に且つ確実に充填でき、タイル陶片浮きや貼付けモルタル浮きの修復が簡単に行え、マスキング工程や接着剤の除去工程及び受座具をシール材で固定させる固定工程も不要となり、修復作業が効率良く行えるタイルの浮き修復工法を提供することを目的とする。
【解決手段】タイル陶片1の目地2を除去するイ)目地除去工程と、脚部51と貫通穴52を有し且つ弾力性を有した長尺な受座帯体5を、目地2に嵌入させるロ)受座帯体固定工程と、受座帯体5に注入器6と充填確認用部材7を取付け、且つ接着剤を低圧力で注入し充填させ、且つ接着剤の充填具合を充填確認用部材7で確認するハ)接着充填工程と、接着剤固化後に注入器6と充填確認用部材7及び受座帯体5を撤収するニ)撤収工程と、ホ)目地埋め戻し工程とを、順次行うタイルの浮き修復工法と成す。
【選択図】図1

Description

本発明は壁面等のタイル自体や石材自体などに浮きが生じた部分の剥離や剥落を防止するためのタイルの浮き修復工法に関する。
従来、外壁等のタイルの浮きを修復する場合、タイル浮きチェックを行った際、タイル陶片浮き及び貼付けモルタル浮きと、コンクリートとモルタル層の境の浮きとの2種類が生じていた。この時、コンクリートとモルタル層の境の浮きの場合の修復は、浮き状態に合せた注入穴をコンクリートドリルで穿設させ、グリースガンのノズルを深く突っ込み、高圧を加えて浮いた空間にエポキシ樹脂などの接着剤を流し込み、接着し一体化させる工法であった。
一方、タイル陶片浮き及び貼付けモルタル浮きの場合の修復は、前記グリースガンを使用して修復しようとすると、テーパー状のノズルが充分に挿入するための深さが得られないため、注入時にノズルが浮き上がり、接着剤がタイル陶片の裏面に回り込む前に、そのノズルの周囲から溢れ出してタイル陶片の表面やその周囲を汚してしまう結果となる。この場合、後から溶剤を使用して拭き取っても、時間が経つと紫外線によって残存成分が黄色く変色するので、依頼主からクレームが多くなる原因となり、且つ、接着不良を多発させる原因となる恐れがある。又、例え接着剤がノズルからタイル陶片の裏面に回り込んでも、高圧のためタイル陶片が浮き上がる或いはタイル陶片に亀裂を生じてしまう問題も起き易い等の理由から、前記グリースガンを使用して修復することは行われていないのが現状である。
このため、一般にタイル陶片浮き及び貼付けモルタル浮きの場合の修復工法としては、カッターを入れて浮いているタイル陶片を撤去し、新たなタイル陶片を貼付ける方法と、タイル陶片の中央に穴を開け、アンカーピンで1枚ずつ固定する方法とが行われている。又、この時に使用されるアンカーピンとしては、棒状のステンレスピンを用いる場合が多い。
しかしながら、前記浮いているタイル陶片を撤去し、新たなタイル陶片を貼付ける方法は、浮いたタイル陶片を割って除去し、且つ貼付けモルタルも除去させてからタイル貼着面をきれいにし、更に新たなタイル陶片を貼着するため、手間が掛かると共に、新たなタイル陶片を貼着したタイル陶片が、周囲のタイル陶片と色調が異なってしまい、修復した所が目立つものとなっていた。又、前記タイル陶片の中央に穴を開け、アンカーピンで1枚ずつ固定する方法は、タイル陶片に穴を穿設すると共にアンカーピンをタイル陶片の表面よりも凹ませて打込み、凹み部を修復する作業が行われるため、手間が掛かると共に、アンカーピンを打込んだ箇所は近くで見ると直ぐに分かってしまい、外観を均一な色調に仕上げることは難しかった。
このため、タイル陶片を傷つけることなく接着剤が注入される接着方法として、特開平9−217496号や本発明者が提案した特願2006−202762或いは特願2006−252208がある。特開平9−217496号の接着方法は、複数のタイル(タイル陶片)間の下地モルタルが露出する部位から、下地モルタルを穿設し、この穿孔により形成された穿孔穴の側面から、穿孔穴に隣接するタイル陶片の裏に接している下地モルタル(貼付けモルタル)を、穿孔穴よりも小さなカッターで切削し、この切削によりタイルと下地モルタルとの間にカッターの半径の範囲で下地モルタルが切削除去されて形成した極めて小さな隙間から、タイル陶片の裏に接着剤を注入する。この時、穿孔穴にアタッチメントを挿入し更に接着剤の注入器を装着し、注入器から注入された接着剤をタイル陶片と下地モルタルとの間に形成された隙間に注入するため、穿孔穴の周囲から隙間通路が図10(a)に示すように確保されて、タイル陶片(1)と下地モルタル(3)との接着が隙間通路を通って行われる。この隙間通路は、タイル陶片(1)裏面全体に形成されるものではなく、穿孔穴の周囲だけに接着剤が回り込むものであった。尚、図10(a)は特開平9−217496号に於ける図4である。
しかしながら、図10(b)の時や図10(c)の時には隙間通路が途絶えてしまうため、タイル陶片(1)の裏面に接着剤が回り込めない場合も多く生じ、確実な接着注入作業を行うことは困難であった。このことは特開平9−217496号の段落番号「0056」に、カートリッジから所望の圧力で接着剤を2次注入する必要性が記載されている。又、仮に1次注入において注入があまり良く行われなかった部分にも接着剤が注入できるようになると、記載されているが、実際には、エアー抜きがないため、ある程度接着剤が穿孔穴の周囲に注入されたとしても注入後、接着剤が戻されてしまうため、タイル陶片(1)の裏面全体に接着剤が充填されることはないのが現状である。又、この特開平9−217496号は、複数のタイル陶片(1)間から下地モルタル(3)が露出する深目地仕上げのタイルに対する接着方法であり、下地モルタル(3)とタイル陶片(1)との間に接着剤を注入して、深目地仕上げのタイル陶片(1)を前記下地モルタル(3)に接着する方法であるため、本発明のような目地埋めされたタイル陶片(1)に対する修復方法と異なり、貼付けモルタル(3)とコンクリート(4)間の浮きを接着剤で修復することは殆ど不可能であり、且つ、そのような記載もない。
一方、特願2006−202762や特願2006−252208の工法は、接着剤がタイル陶片の裏足方向から流れ込み易くして、その裏面全体が接着可能とするために、浮いたタイル陶片の側面の目地、つまり、タイル陶片の裏足方向と直角面側をダイヤモンドカッターにより除去する目地除去工程を行い、その目地部分の周囲にマスキング工程を行う。この時、必要に応じて挿入穴の穿設工程も行うと良い。次に目地に注入用座金をマスキング材の上に接着して固定する座金固定工程を行い、注入用座金から低圧用の注入器によって接着剤を目地に充填させる接着工程が行われ、その後、注入器撤収工程を行った後、目地に詰まった接着剤を直ぐに掻き取ってきれいに拭取る目地清掃工程が行われる。挿入穴を用いる場合には、目地清掃工程の前に、そこに止め金具を押込んでセットする止め金具装着工程も行われる。そして目地充填工程を行い、マスキング材除去工程を行って修復工程は終了するのである。又、この工法で使用する低圧用の注入器の注入用座金(以降、受座具と言う)は、円板状の受座本体と、該受座本体の表面中央に円筒状に突出させて形成すると共に前記注入器を取付けるための注入器取付部とから構成されたものである。この受座具を固定する際、予め除去した目地の周囲のタイル陶片にマスキング材を貼着すると共に該マスキング材の上にシール材を塗布し、且つ、目地の中央に注入器取付部が来るようにセットして固定させ、エアー抜き穴を確保した後、受座具の外周に更にシール材を塗布して確実に固定させていた[図8(c)参照]。そして、適宜粘度のエポキシ樹脂などの接着剤が入れられた注入器を、注入器取付部に取付け、低圧力で加圧させながら接着剤をタイル陶片裏側に注入し、接着剤がエアー抜き穴から流出された時点を充填状態と判断して、接着剤の注入を終了していた。
しかしながら、特願2006−202762や特願2006−252208の工法は、受座具の外周にシール材を塗布する際に、受座具の外周とエアー抜き穴の距離に余裕がないので、注意してシール材を塗布しないと、シール材がエアー抜き穴に付着して穴を塞ぐ恐れがあった。又、前記接着剤が充填したか否かを判断する場合、エアー抜き穴から接着剤が流出された状態を見る他に方法がないのが現状であり、且つ、注入器取付部からエアー抜き穴までの距離が短いため、タイル陶片の裏足にまで充分に回る前に、接着剤がエアー抜き穴から流出する恐れもあるのが現状であると共に流出した接着剤が床面に落下して床を汚す恐れがあった。この接着剤が充填されたと判断する際に、不確定要素があるため、官公庁の公認工法として指定されていないのが現状である。
特開平9−217496号公報 特願2006−202762号公報 特願2006−252208号公報
本発明は壁面や床面などのタイル陶片浮きや石材などの浮きを修復する際に、接着剤が低圧注入で簡単に且つ確実に充填されて、タイル陶片浮きと貼付けモルタル浮きの修復が簡単に行えると共に、タイル陶片の表面に行うマスキング工程や目地に充填された接着剤の除去工程及び受座具をシール材で固定させる固定工程も不要となり、修復作業が効率良く行えるタイルの浮き修復工法を提供することを目的とする。
本発明は上記現状に鑑み成されたものであり、つまり、浮いたタイル陶片の側面の目地を除去するイ)目地除去工程と、タイル陶片の幅と略同じ間隔が保持された脚部を下面から突出させると共に脚部の間には注入口又は排出口の役目を果す貫通穴を2個穿設し且つ弾力性を有した長尺な受座帯体を、除去した前記目地に嵌入させて取付けるロ)受座帯体固定工程と、一方の貫通穴に注入器の先端を押入れて取付け、他方の貫通穴に充填確認用部材を取付け、前記注入器によって接着剤が低圧力でタイル陶片の裏面に注入されると共に少なくとも受座帯体裏側の目地に充填し、且つ接着剤の充填具合を充填確認用部材で確認するハ)接着充填工程と、接着剤の充填後に注入器と充填確認用部材を撤収すると共にその後から受座帯体を引抜くニ)撤収工程と、目地に目地材を埋め戻すホ)目地埋め戻し工程とを、順次行うタイルの浮き修復工法と成す。尚、本発明で言う「タイル陶片の側面」とは、タイル陶片の裏足方向と直角面側の面を指す。又、本発明で言う「タイル陶片」とは、単に陶磁器製タイルだけを指すのではなく、レンガ,外壁タイル,石板などの総称として用いるものとする。
又、前記イ)目地除去工程とロ)受座帯体固定工程の間に、目地からコンクリートに達する挿入穴が穿設される穴穿設工程と、該挿入穴と目地にアンカーピンを配置してセットする工程を行うと良く、また目地から所定工具を挿入し、タイル陶片の側面から所定工具の先端を貼付けモルタルの底面に差込み、所定工具によってタイル陶片の裏面或いは貼付けモルタルの裏面に剥離隙間を確保する接着剤注入隙間の確保工程が行われるのが好ましい。更に、タイル陶片浮きや貼付けモルタル浮きが、2枚以上のタイル陶片に亘る場合の接着剤注入隙間の確保工程が、除去した目地の少なくとも上下端の目地に予めサンダーなどで分離溝を入れ、除去した目地から所定工具を挿入してタイル陶片或いは貼付けモルタルに剥離隙間を確保するものとしても良い。又、深目地仕上げのタイル陶片浮きやその貼付けモルタル浮きの接着剤注入隙間の確保工程が、タイル陶片の外周3辺の目地に受座帯体を、目地に嵌入させて取付け、他の1辺側の目地から所定工具を挿入し、タイル陶片下部の側面から貼付けモルタルの底面に所定工具の先端を差込んでタイル陶片或いは貼付けモルタルに剥離隙間を確保するものとしても良い。
請求項1のように浮いたタイル陶片(1)の側面の目地(2)を除去するイ)目地除去工程と、タイル陶片(1)の幅と略同じ間隔が保持された脚部(51)を下面から突出させると共に脚部(51)の間には注入口又は排出口の役目を果す貫通穴(52)を2個穿設し且つ弾力性を有した長尺な受座帯体(5)を、除去した目地(2)に嵌入させて取付けるロ)受座帯体固定工程と、一方の貫通穴(52)に、適宜粘度の接着剤が充填された注入器(6)の先端を押入れて取付け、他方の貫通穴(52)に充填確認用部材(7)を取付け、注入器(6)によって接着剤が低圧力でタイル陶片(1)の裏面に注入されると共に少なくとも受座帯体(5)裏側の目地(2)に充填し、且つ接着剤の充填具合を充填確認用部材(7)で確認するハ)接着充填工程と、接着剤の充填後、注入器(6)と充填確認用部材(7)を撤収し、その後、受座帯体(5)を引抜くニ)撤収工程と、目地(2)に目地材(8)を埋め戻すホ)目地埋め戻し工程とを、順次行うタイルの浮き修復工法と成すことにより、エアー抜きの確保が充填確認用部材(7)で確実に行えると共に接着剤の充填状態を接着剤の流出具合が充填確認用部材(7)で目視できると共に接着剤が低圧注入で簡単に且つ確実に充填されるため、タイル陶片(1)浮きの修復が簡単に行えると共に、受座帯体(5)の取付け作業が目地(2)へ押圧して入れるだけで確実に取付けられるものとなるため、従来行われていたタイル陶片(1)の表面に行うマスキング工程や目地(2)に充填された接着剤の除去工程及びシール材で固定させる固定工程も不要となり、修復作業が高能率に行えるものとなる。
請求項2のように目地(2)からコンクリート(4)に達するまで挿入穴を穿設させる穴穿設工程と、該挿入穴と前記目地(2)にアンカーピンを配置してセットする工程とを、イ)目地除去工程とロ)受座帯体固定工程の間に行うことにより、アンカーピンによって、タイル陶片(1)の接着強度がより向上するため、地震などの揺れに対して充分に耐え得るものとなり、充分な落下防止効果が得られるものとなる。
請求項3に示すように目地(2)から所定工具(9)を挿入し、タイル陶片(1)の側面から所定工具(9)の先端を貼付けモルタル(3)の底面に差込み、所定工具(9)によってタイル陶片(1)の裏面或いは貼付けモルタル(3)の裏面に剥離隙間を確保する接着剤注入隙間の確保工程が、イ)目地除去工程とロ)受座帯体固定工程の間に行われることにより、所定工具(9)によってタイル陶片(1)或いは貼付けモルタル(3)を持上げると、タイル陶片(1)か貼付けモルタル(3)に浮きを生じている方が肌分けされて剥離隙間を確保できる結果となるため、片手で注入器(6)を軽く押すだけで接着剤が剥離隙間に滲み込むように充填され、タイル陶片(1)浮きの修復と共に貼付けモルタル(3)浮きの修復も同時に行えるものとなり、且つ、接着充填工程も容易に確実に行えるものとなる。しかも注入器(6)は、市販されている使い捨て用注射器本体(針が付けられていないもの)が利用できるものとなる。
請求項4に示すようにタイル陶片(1)浮きや貼付けモルタル(3)浮きが2枚以上のタイル陶片(1)に亘る場合の接着剤注入隙間の確保工程が、除去した目地(2)の少なくとも上下端の目地(2)に予めサンダーで分離溝を入れ、除去した目地(2)から所定工具(9)を挿入してタイル陶片(1)或いは貼付けモルタル(3)に剥離隙間が確保されることにより、2枚以上のタイル陶片(1)の浮きであっても、一度に接着剤注入工程が確実に行えるものとなる。
請求項5のように深目地仕上げのタイル陶片(1)浮きやその貼付けモルタル(3)浮きの接着剤注入隙間の確保工程が、タイル陶片(1)の外周3辺の目地(2)に受座帯体(5)を、目地(2)に嵌入させて取付け、他の1辺側の目地(2)から所定工具(9)を挿入し、タイル陶片(1)下部の側面から貼付けモルタル(3)の底面に所定工具(9)の先端を差込んでタイル陶片(1)或いは貼付けモルタル(3)に剥離隙間を確保することにより、深目地仕上げのタイル陶片(1)浮きの修復が容易に行えると共にその接着剤注入工程も確実に行えるものとなる。
図1は本発明の実施形態を示す図であり、この図番について説明する。(1)は外壁などのタイル陶片であり、該タイル陶片(1)の裏面には図1(a)に示すような裏足が複数本設けられている。(2)はタイル陶片(1)の周囲に設けた目地であり、(3)はタイル陶片(1)をコンクリート(4)に固定するための貼付けモルタルである。尚、前記コンクリート(4)には必要に応じて図1(f)に示すような挿入穴を穿設させておくと良い。
(5)は目地(2)に嵌入して取付けると共に弾力性を有した長尺な受座帯体であり、該受座帯体(5)には、タイル陶片(1)の幅と略同じ間隔が保持されると共に受座帯体(5)の下面から複数突出させ、且つその長手方向の長さを目地幅と略同じ寸法とした複数の脚部(51)と、該脚部(51)から所定間隔離すと共にその内側に2個穿設した注入口又は排出口の役目を果す貫通穴(52)とがある。また前記受座帯体(5)は透明或いは半透明で柔軟性を有し且つエポキシ樹脂系接着剤に対して非接着性を有した合成樹脂など、例えばシリコン樹脂系やポリプロピレン系或いはシリコンゴム系などで成形するのが好ましい。その受座帯体(5)の断面形状として、図5に示すように断面形状の下辺と上辺の幅を同じにすると共にその上辺の幅を目地幅よりも2mmプラスさせると良いが、前記受座帯体(5)の硬度によって決定される。また高さとしてはタイル陶片(1)の厚さよりも2mmプラスする寸法で仕上げ、前記受座帯体(5)の全長としては、300mm前後が取扱いの点で好ましいが、タイル陶片(1)の大きさや目地幅などによって異なる。更に前記貫通穴(52)は弾力性によって密閉状態にしておくのが好ましく、この時、貫通穴(52)の上部に凹部を設けておくと、その存在を確認する際の目安となる。一方、前記受座帯体(5)を図6に示すように、断面形状の下辺の幅を目地幅と略同じにすると共に上辺の幅を目地幅よりも1mmプラスし、且つ高さをタイル陶片(1)の厚さよりも2mmプラスする寸法で仕上げても良く、前記受座帯体(5)の下部両側には挿入し易くするためのテーパー部を設け、且つ受座帯体(5)の上面両側に立上げ部(53)を突出させて一体成形し、更に前記各貫通穴(52)の上部には凹部が設けられると共に1つ間隔毎の貫通穴(52)に突出部を設けておくと良い。この受座帯体(5)の断面形状のサイズはタイル陶片(1)の大きさや目地幅などに合せて複数種類設けておくのが好ましい。
(6)は貫通穴(52)に先端を押入れて取付ける低圧用の注入器であり、該注入器(6)としては、市販されている使い捨て用の注射器本体(針を外した状態のもの)を使用すれば良い。また前記注入器(6)を使用する際には、適宜粘度の接着剤を充填させておく。又、挿入し易くするために硬質なノズルを注入器(6)の先端に取付けておくと良い。(7)は貫通穴(52)に一端を押入れて取付けると共に接着剤の充填具合を確認するための充填確認用部材である。この充填確認用部材(7)としては、本発明者が特願2007−106733で提案した充填確認用部材を用いると良い。(8)は一般の目地材であり、(9)は目地(2)から挿入して、タイル陶片(1)浮き或いは貼付けモルタル(3)浮きの箇所に剥離隙間が確保されるための剥がし用の金属製の所定工具であり(図7参照)、これは本発明者が特願2007−129236で提案したものを用いれば良い。
本発明の修復工程を図1に基づいて説明する。予め、タイル陶片(1)を図示しない小ハンマーなどで叩いて浮きチェックを行い、タイル陶片(1)浮き及び貼付けモルタル(3)浮きと、コンクリート(4)とモルタル層との境の浮きを区別して、図2に示すようなマーキングを付けておく。先ず始めに、浮いたタイル陶片(1)の側面の目地(2)、つまり、タイル陶片(1)の裏足方向と直角面側を、本発明者が提案した特願2006−202762で記載した要領でダイヤモンドカッター等により、図2の目地(2)の図中斜線部分を除去し、イ)目地除去工程を終了すると共にその端部側に挿入穴を必要に応じて振動ドリルなどでコンクリート(4)に達するまで穿設させておく。次に、除去した目地(2)から所定工具(9)を図2に示す想像線のように挿入し、ハンマーなどを用いて所定工具(9)の差込部が貼付けモルタル(3)の底面に差込まれ、図中の矢印のように回転させることにより、貼付けモルタル(3)或いはタイル陶片(1)が持上げられ、肌分けされて若干浮いた剥離隙間が確保される接着剤注入隙間の確保工程を行うと良い。この時の所定工具(9)の使用方法は、本発明者が提案した特願2007−129236で記載した要領で行えば良い。
尚、この時、図2に示すように浮いたタイル陶片(1)が上下方向で、2枚以上に亘って連続する場合には、図2中央に示す斜線部分の目地(2)の目地材を除去しておくと共にその上下端の目地(2)にサンダーなどで分離溝を入れておくと、必要な箇所のみに剥離隙間が確保できるものとなる。又、図4に示すような深目地仕上げのタイル陶片(1)浮きやその貼付けモルタル(3)浮きの接着剤注入隙間の確保工程を行う場合には、予め図5に示す受座帯体(5)を用意しておき、タイル陶片(1)の外周3辺の目地(2)に、前記受座帯体(5)を逆さにして嵌入させる。つまり、浮いたタイル陶片(1)の上下辺に、その長さ分に目地(2)の幅をプラスした長さで切断した2本と、且つ前記タイル陶片(1)の上下長さに切断した1本とを、それぞれ嵌入させて取付けてから、他の1辺側の目地(2)から所定工具(9)を挿入し、前記タイル陶片(1)下部の側面から貼付けモルタル(3)の底面に所定工具(9)の先端を差込んでタイル陶片(1)或いは貼付けモルタル(3)に剥離隙間を確保するようにするのが好ましい。
次に除去した目地(2)に受座帯体(5)を嵌入させて取付けるロ)受座帯体固定工程を行う。この時には、先ず図1(a)に示すようにタイル陶片(1)の浮きが1枚の場合について説明する。先ず受座帯体(5)の端部を、除去した目地(2)の下部に合せて押込み、脚部(51)の底面がコンクリート(4)に接したら、徐々に上方へ向って押圧しながら嵌入することにより、受座帯体(5)が目地(2)に取付けられて図1(b)のようになる。上方の目地(2)に空間が生じた状態となっている。尚、図3の左側に示すように受座帯体(5)の両端に空間が生じるように嵌入して取付けても良い。
その後、下方の貫通穴(52)に、適宜粘度の接着剤が充填された注入器(6)の先端を押入れて取付け、上方の貫通穴(52)に充填確認用部材(7)の一端を押入れて取付け、更に注入器(6)によって接着剤を、図1(c)に示す白抜き矢印のようにタイル陶片(1)の裏面に注入すると、受座帯体(5)裏側の目地(2)に充填させ、且つ接着剤が充填確認用部材(7)の一端を通過して外部へ排出すると共にその流出接着剤を所定量溜めることができるため、その溜り具合を目で確認すれば、接着剤の充填具合は充填確認用部材(7)で確認可能となり、接着剤が所定量溜まれば、ハ)接着充填工程は完了する[図8(a)参照]。
この時、図2に示すように浮いたタイル陶片(1)が上下方向で、2枚以上に亘って連続する場合は、上記と同様にして受座帯体(5)の端部を、除去した目地(2)の下部に合せて押込み、脚部(51)の底面がコンクリート(4)に接したら、徐々に上方へ向かった押圧して圧入すれば、受座帯体(5)は嵌入して取付けられるロ)受座帯体固定工程を終了する。そして上記同様に下方の貫通穴(52)に注入器(6)を取付け、上方の貫通穴(52)に充填確認用部材(7)を取付け、更に下方の注入器(6)から順に接着剤を、図8(b)に示す白抜き矢印のようにタイル陶片(1)の裏面に注入し、充填確認用部材(7)に流出接着剤の所定量の溜り具合を目で確認して、タイル陶片(1)の1枚ずつのハ)接着充填工程は順に終了するようにすると良い。尚、図1(f)に示すようにアンカーピンをコンクリート(4)側の挿入穴に挿入させて、ロ)受座帯体固定工程及びハ)接着充填工程を行っても良い。
接着剤が充填後直ちに、受座帯体(5)から注入器(6)と充填確認用部材(7)を抜いて撤収し、その接着剤が固化後、目地(2)から受座帯体(5)を引抜いて撤収すれば、ニ)撤収工程が終了するのである[図1(d)参照]。その後、目地(2)に目地材(8)を埋め戻すことにより、ホ)目地埋め戻し工程が終了する[図1(e)参照]。以上の工程を順次行うことにより、タイルの浮き修復工法は完了するのである。
このようにして本発明工法が用いられてタイル陶片(1)浮き箇所の修復作業を行った結果、タイル陶片(1)の接着状態は良好であった。しかもコンクリート(4)と貼付けモルタル(3)の浮きに対しても略完全に修復することが確認された。又、前記接着剤注入隙間の確保工程を行って修復工法を上記の要領で行った場合の接着剤の浸透状況を確認したところ、図9(a)のようにコーナータイル陶片(1)浮き或いはその貼付けモルタル(3)浮きに対して、図中の矢印箇所の目地(2)から所定工具(9)が使用されて剥離隙間を右側に確保した後、接着剤を図中の矢印から注入すると、コーナータイル陶片(1)及び貼付けモルタル(3)浮きが修復されることが確認された。更に図9(b)のようにタイル陶片(1)浮きやその貼付けモルタル(3)浮きが、横方向に連続した2枚のタイル陶片(1)に亘る場合、上記要領で1枚のタイル陶片(1)の側面から所定工具(9)で肌分けして剥離隙間を確保した後、接着剤を図中の矢印の目地(2)から注入すると、下方のタイル陶片(1)と隣のタイル陶片(1)の浮きが修復されることが確認された。この確認方法としては、タイル陶片(1)を小ハンマーなどで叩いて浮きチェックを行う方法で確認すると共に、修復したタイル陶片(1)を剥がして接着剤の回り込み具合を目視で確認する方法である。尚、前記タイル陶片(1)浮きが1枚の場合の修復後、約1000箇所前後を上記確認方法で接着状態のチェックした結果、全て良好であった。又、本発明の所定工具(9)によってタイル陶片(1)或いは貼付けモルタル(3)に剥離隙間を確保する際、タイル陶片(1)の割れや欠けの発生は生じなかった。
本発明の実施形態を示す説明図である。 本発明の実施形態の一部を示す正面図である。 本実施形態で使用する受座帯体が取付けられた状態を示す正面図である。 深目地仕上げのタイル陶片に受座帯体が取付けられた状態を示す説明図である。 本実施形態で使用する受座帯体を示す斜視図である。 本実施形態で使用する別の受座帯体を示す斜視図である。 本実施形態で使用する所定工具の1例を示す斜視図である。 本実施形態の受座帯体と従来の受座具の各取付け状態を示す説明である。 コーナータイルや2枚に亘る浮きの修復状態を示す説明図である。 従来の実施形態の要部を示す説明図である。
符号の説明
1 タイル陶片
2 目地
3 貼付けモルタル
4 コンクリート
5 受座帯体
51 脚部
52 貫通穴
6 注入器
7 充填確認用部材
8 目地材
9 所定工具

Claims (5)

  1. イ)浮いたタイル陶片(1)の側面の目地(2)を除去する目地除去工程。
    ロ)前記タイル陶片(1)の幅と略同じ間隔が保持された脚部(51)を下面から突出させると共に前記脚部(51)の間には注入口又は排出口の役目を果す貫通穴(52)を2個穿設し且つ弾力性を有した長尺な受座帯体(5)を、除去した前記目地(2)に嵌入させて取付ける受座帯体固定工程。
    ハ)一方の前記貫通穴(52)に、適宜粘度の接着剤が充填された注入器(6)の先端を押入れて取付け、他方の前記貫通穴(52)に充填確認用部材(7)を取付け、前記注入器(6)によって接着剤が低圧力で前記タイル陶片(1)の裏面に注入されると共に少なくとも前記受座帯体(5)裏側の目地(2)に充填し、且つ接着剤の充填具合を前記充填確認用部材(7)で確認する接着充填工程。
    ニ)接着剤の充填後、前記注入器(6)と前記充填確認用部材(7)を撤収し、その後、前記受座帯体(5)を引抜く撤収工程。
    ホ)前記目地(2)に目地材(8)を埋め戻す目地埋め戻し工程。
    以上の工程を少なくとも順次行うことを特徴とするタイルの浮き修復工法。
  2. 前記目地(2)からコンクリート(4)に達するまで挿入穴を穿設させる穴穿設工程と、該挿入穴と前記目地(2)にアンカーピンを配置してセットする工程が、イ)目地除去工程とロ)受座帯体固定工程の間に行われた請求項1記載のタイルの浮き修復工法。
  3. 前記目地(2)から所定工具(9)を挿入し、前記タイル陶片(1)の側面から前記所定工具(9)の先端を貼付けモルタル(3)の底面に差込み、前記所定工具(9)によって前記タイル陶片(1)の裏面或いは前記貼付けモルタル(3)の裏面に剥離隙間を確保する接着剤注入隙間の確保工程が、イ)目地除去工程とロ)受座帯体固定工程の間に行われた請求項1記載のタイルの浮き修復工法。
  4. 前記タイル陶片(1)浮きや貼付けモルタル(3)浮きが2枚以上の前記タイル陶片(1)に亘る場合の接着剤注入隙間の確保工程が、除去した目地(2)の少なくとも上下端の目地(2)に予めサンダーで分離溝を入れ、前記除去した目地(2)から前記所定工具(9)を挿入して前記タイル陶片(1)或いは前記貼付けモルタル(3)に剥離隙間が確保される請求項3記載のタイルの浮き修復工法。
  5. 深目地仕上げのタイル陶片(1)浮きやその貼付けモルタル(3)浮きの接着剤注入隙間の確保工程が、前記タイル陶片(1)の外周3辺の目地(2)に前記受座帯体(5)を、前記目地(2)に嵌入させて取付け、他の1辺側の目地(2)から所定工具(9)を挿入し、前記タイル陶片(1)下部の側面から前記貼付けモルタル(3)の底面に前記所定工具(9)の先端を差込んで前記タイル陶片(1)或いは前記貼付けモルタル(3)に剥離隙間を確保するものである請求項3記載のタイルの浮き修復工法。
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